「経済をうまく回していくためには、日本との協力が必要」。「でも、日本に対しては絶対に感謝しない」。そんな疲れる国が、ここにきて再び猛烈に擦り寄ってきたようです。過去に、日本が助けてあげたにも関わらず、「支援が遅い」だの、「金額少ない」だのと逆恨みされたという歴史もあります。本稿では、そんな両国関係について読むべきポイントを振り返っておきたいと思います。
目次
日韓通貨スワップの思い出
日韓通貨スワップの経緯を振り返る
個人的に、「日韓通貨スワップ」という単語には、さまざまな思い出があります。
これはもともと、1997年のアジア通貨危機の教訓を踏まえ、日本が主導する形で2000年5月にタイ・チェンマイの「ASEAN+3」会合で成立した「チェンマイ・イニシアティブ」(CMI)と呼ばれる国際金融協力の枠組みに従って締結された協定です。
この点、財務省のウェブサイトに現在も掲載されている「CMI/CMIMの経緯」の説明によると、当初のCMIは8ヵ国(日米韓3ヵ国にASEANの5ヵ国)が参加していて、2003年末までに成立した「通貨スワップ・ネットワーク」を構成していた契約のひとつこそが、日韓通貨スワップです。
これについて、当時の資料などを集めて作成したのが、次の図表です(※ただし、日本銀行や財務省が過去の資料を削除しているほか、アーカイブのURLも各所に散乱しているため、不正確である可能性はあります)。
図表 日韓通貨スワップの経緯
時点 | 上限額 | 内訳 |
---|---|---|
2001/07/04:CMIに基づきドル建ての日韓通貨スワップ開始 | 20億ドル | 20億ドルの全額がドル建て |
2005/05/27:円建て通貨スワップ開始 | 50億ドル | (円)30億+(ドル)20億 |
2006/02/24:CMIスワップの増額 | 130億ドル | (円)30億+(ドル)100億 |
2008/12/12:リーマン・ショック後のスワップ増額 | 300億ドル | (円)200億+(ドル)100億 |
2010/04/30:リーマン増額措置終了 | 130億ドル | (円)30億+(ドル)100億 |
2011/10/19:「野田佳彦スワップ」開始 | 700億ドル | (円)300億+(ドル)400億 |
2012/10/31:「野田佳彦スワップ」終了 | 130億ドル | (円)30億+(ドル)100億 |
2013/07/03:円建て通貨スワップ終了 | 100億ドル | 円建てスワップが失効したので、ドル建てのみが残る |
2015/02/16:CMIスワップが失効 | 0億ドル | ドル建てスワップについても失効 |
(【出所】日銀、財務省、国立国会図書館アーカイブ等を参考に著者作成。なお、日銀、財務省が一部過去データを抹消しており、国立国会図書館アーカイブも不完全であるため、誤っている可能性もある)
これで見ていただくと明らかなとおり、日本が韓国に対して提供していた通貨スワップは、米ドルで引出が可能な「CMIスワップ」と、日本円で引出が可能な「日銀スワップ」の2種類がありました。
ただ、いずれの種類のスワップでであっても、当時の韓国にとっては非常にありがたいスワップでした。その理由は、韓国経済は必要とする外貨の多くを短期の米ドル借入でまかなっていたのに加え、日本円だったらいつでも米ドルと両替可能だったからです。
これらのうちの「CMIスワップ」については、2001年7月の契約締結当初は上限額が20億ドルでしたが、その後、2006年2月には100億ドルへと増額され、最盛期の2011年10月19日には、当時の野田佳彦首相のイニシアティブにより400億ドル(!)へと拡大されます。
また、日銀スワップについては2005年5月27日に金額上限30億ドル(に相当する日本円)で開始されたのですが、2008年12月には麻生太郎総理のイニシアティブで200億ドルに増額されたものの、いったんはリーマン・ショックによる金融市場混乱が収束したことで、30億ドルに戻りました。
しかし、2011年10月19日には、野田元首相のイニシアティブにより300億ドル(!)という破格な規模に拡大され、上述のCMIスワップとあわせて、じつに700億ドル(!)というものすごい金額の保証を韓国に付与したのです。
ちなみに、2008年の増額は、リーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発する金融危機への対応措置であり、2011年の増額は、欧州債務危機の余波で韓国が外貨不足に陥るとの懸念が出ていたときのものです。
通貨スワップの最大の目的
さて、くどいようですが、日本が外国と通貨スワップを締結する最大の目的は、日本との貿易や投資の関係が深い国・地域の経済に貢献することであり、為替市場を含めた金融市場そのものの安定という大きな意義があります。
これに加えてこれらの国々との経済協力を通じ、日本の成長戦略の重要な柱であるアジアの成長を取り込んでいくという狙いがありますし、相手国経済が確実に成長していくことが、日本の国益に直結していたはずなのです。
では、韓国に対する日韓通貨スワップの提供が、日本に対してどのような効果をもたらしたのか。
わかりやすいのは、韓国の反応です。
2008年10月から2009年3月にかけて、韓国の通貨・ウォンが暴落した際にも、結局は日本などの通貨スワップ増額措置で乗り切ったはずなのですが、こうした麻生政権下の増額措置に対する韓国側の反応が興味深いです。
「韓国が厳しい時、日本が最も遅く外貨融通」
「韓国が最も厳しい時に外貨を融通してくれたのは、米中日の中で日本が最後だ」。尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官は6日、日本有力経済紙である日本経済新聞とのインタビューでこのように指摘し、「世界第2位の経済大国なのに、日本は出し惜しみをしている気がする」と語った<<…続きを読む>>
―――2009年07月07日08時07分付 中央日報日本語版より
要するに、日本が貴重な虎の子である外貨を韓国に融通すると決めたことに対し、韓国は日本に対し、感謝どころか「出し惜しみしている」、「日本の支援が遅かった」、などと逆恨みしているのです。
なんだかおかしな話ですね。
恩を仇で返す国
また、2011年10月の「野田佳彦スワップ」に関しては、当時の欧州債務危機の混乱にもかかわらず、韓国ウォンは暴落しないで済んだ格好です。では、この「700億ドル野田スワップ」が締結されて以降、韓国は日本に対し、ヒトコトでも感謝を述べたのでしょうか?
全然違います。というのも、韓国側は、次のような不法行為を日本に仕掛けて来たからです(※文中敬称略)。
- 12月14日…ソウルにある日本大使館前の公道上に、いわゆる「慰安婦像」が設置される(※以降、日本政府が撤去を求めるも韓国政府はこの要請を一切無視している)
- 12月18日…京都で行われた日韓首脳会談で李明博が野田佳彦に対し、いきなり慰安婦問題を蒸し返す
- 8月10日…李明博がわが国固有の領土である島根県竹島に不法上陸する
- 8月14日…李明博が天皇陛下(現・上皇陛下)を侮辱する発言を行う
- 8月下旬…野田佳彦が李明博に送付した親書を、韓国政府が郵便で送り返す
スワップを締結してあげても感謝してもらえないというのは、本当に悲しい話ですし、ソウル日本大使館前の慰安婦像の設置、大統領個人による天皇陛下への侮辱、親書の郵便での返送など、外交的欠礼は甚だしいものがあります。
いずれにせよ、日韓通貨スワップについて議論する際、過去の実例で見ている限りでは、韓国は助けても絶対に感謝してくれない国だ、という点については、少なくとも、きちんと抑えておく必要がありそうです。
日本の態度が変わった?
釜山の慰安婦像設置で無期限延期
ただし、日本が韓国に対する通貨スワップの提供をやめたあとも、韓国側では「韓日通貨スワップ」(日韓通貨スワップの韓国側の呼称)への強力な待望論が見られていたのも事実でしょう。
その後、2016年8月27日の『日韓財相対話』では、朴槿恵(ぼく・きんけい)政権当時の柳一鎬(りゅう・いちこう)副首相兼企画財政部長官が安倍政権下の副総理兼財相である麻生総理に対し、日韓通貨スワップの再開協議を要請しました。
また、麻生総理がこの日韓通貨スワップの再開協議に応じると述べたことで、いったんは両国間でスワップの再開協議が始まったのですが、韓国側からは「あらたな韓日スワップの規模は500億ドルになる」などの勝手な観測報道が相次ぎました。
しかしながら、この協議も、日韓ハイレベル経済協議とともに、2017年1月には中断してしまいます。2016年12月、釜山にある日本総領事館前に慰安婦像が設置されたことに対し、日本政府が激怒したからです。
ちなみに当ウェブサイトとしては、仮にもその時点で慰安婦像が設置されていなければ、日本政府は日韓通貨スワップの提供に応じてしまっていた可能性は十分にあると考えています(このあたり、真相は藪の中なのですが…)。
この点、『日韓スワップ、あえて「日本のメリット」を考えてみる』でも報告しましたが、通貨スワップが日本に対してメリットを生じる条件については、思いつくまま列挙しても、次のようなものがあります。
- アジア諸国の金融を安定させることで、アジア諸国の経済成長を支援し、ゆくゆくは日本にとっても多大な恩恵をもたらすこと
- アジア諸国に対して通貨の安全弁を提供することで、日本に対し感謝の念を持ってもらうことなどを通じ、親日国がアジア全体に広がること
- 日本円の国際化がさらに進展すること
逆にいえば、これらのメリットが生じない(あるいはメリットを上回るデメリットが生じる)のならば、そんな通貨スワップは締結「すべきではない」のであり、日韓通貨スワップは「締結してはならないスワップ」の典型的な事例でしょう。
余談ですが、その意味では、慰安婦像とは、じつは日本が日韓通貨スワップというかたちで貴重な虎の子を韓国に提供することを防いだ「守り神」のようなものではないかと思っている次第です。
韓国「半導体産業で日本との協力が必要」
さて、なぜ唐突にこんな話を思い出したのかといえば、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に昨日、こんな記事を発見したからです。
韓国、米中「先端技術冷戦」長期化に対応して日本などと協力を…国策研究機関
韓国は米国と中国の「先端技術冷戦時代」に対応して基礎技術を確保し、日本、欧州、カナダとの協力を拡大する必要があるという韓国国策研究機関の分析が出てきた。<<…続きを読む>>
―――2020.09.21 10:17付 中央日報日本語版より
これは、当ウェブサイトでは「おなじみ」の団体でもある韓国産業研究院に関する話題です。
中央日報は同院が20日に公表した報告書の中で、米中の先端技術を巡る冷戦が長期化すると見込まれるなか、「韓国は米国と中国の『先端技術冷戦時代』に対応して基礎技術を確保し、日本、欧州、カナダとの協力を拡大する必要がある」、などと述べたのだそうです。
まったく、なにをぬかしていらっしゃるのか理解できませんね。
韓国はそれを必要としているのかもしれませんが、少なくとも日本がそれを必要としているとも思えないからです。
というよりも、『日韓通貨スワップこそ、日本の半導体産業を潰した犯人』でも報告したとおり、半導体産業と日韓通貨スワップには、少なからぬ因縁があります。韓国が日韓通貨スワップを裏付けに為替介入を常態化したことなどが、日本の半導体産業にとどめを刺した可能性が高いからです。
本件についても、勝手に米中二股外交を繰り広げる韓国が、米国からの制裁の可能性に直面し、日本に対しても都合よく「わが国の米中二股外交に付き合え」とする要求の一貫であるようにも見えてなりません。
「用日派」のすり寄り
ところで、以前の『読者投稿から読む、韓国の産業を待つ「真っ暗な未来」』でも説明しましたが、韓国は自国内で技術者を育てているわけではありません。結局のところ、日本などの第三国から最新技術を「カネを払って」(あるいは「カネを払わずに」)引っ張ってきているに過ぎないのです。
こうしたなか、武漢コロナ禍で韓国人の日本への入国が困難となっている状況が続いていますが、昨日はこんな記事も出てきました。
韓経:「ビジネス関係者の自由な往来を」…韓国全経連会長が菅首相に書簡
―――2020.09.21 08:06付 中央日報日本語版より
これは、韓国の「全国経済人連合会(全経連)」の許昌秀(きょ・しょうしゅう)会長が18日、菅義偉総理大臣に対し、「韓国と日本の前向きな関係を期待する」などとしつつ、「両国ビジネス関係者の自由な往来が再開されるべきだ」との考え方も伝えたのだそうです。
自分たちの方が日韓請求権協定違反の最高裁判決を放置しておきながら、「過去の歴史をめぐる見解の違いで韓日関係が円滑でない」とは、盗人猛々しいにもほどがあります。
ただ、この記事だけでなく、さらにこんな報道もありました。
ノービザ入国中断から半年…日本、韓国企業関係者の入国規制解除へ
―――2020.09.21 07:08付 中央日報日本語版より
中央日報は「韓日関係に精通した外交消息筋」の話として、「早ければ今月中に日本政府が韓国企業関係者に対する入国規制緩和を発表する」、「企業関係者の入国規制を緩和するための日本政府との交渉が詰めの調整中だと承知している」、などと伝えた、とするものです。
これについては正直、「正しい」とも「間違っている」とも何とも言えませんが、情報の不自然さは否めません。
具体的には、「10月中に企業の駐在員と出張目的の短期滞在のための新規ビザの発行が可能になる見込み」だとしつつ、「現在、入国許可に向けた両国間の細部調整作業のみが残されている」と伝えているのですが、やや唐突感もあるからです。
当ウェブサイトでは先月の『日本がシンガポールと「ビジネストラック」創設で合意』でお伝えしたとおり、日本はすでにシンガポールとのあいだで次の2つのトラックを設定することで合意しています(※この措置は今月18日に施行されたそうです)。
「レジデンストラック」の設定
「ワークパス」を保持する経営幹部・専門人材を対象に、入国後14日間の自宅などへの待機を義務付けるものの、両国間の往来について特別な枠を設定する
「ビジネストラック」(相互グリーンレーン)の設定
期滞在のビジネス関係者を念頭に、必要な公衆衛生上の措置を取ること、定められた日程に従うことなどを条件として、入国してからの14日間の「待機措置」を免除する措置
ただ、中央日報の記事では、今回の入国制限の緩和は、企業関係者の長・短期滞在を許可するというものであり、このシンガポールの事例よりもさらに踏み込んだ措置です。果たしてそのような措置を、武漢コロナ禍が完全に収束したわけでない韓国に対して適用することがあり得るのでしょうか。
この点、この記事を「飛ばし記事」などと決めつけるつもりはありませんが、韓国外交部関係者の「今後、留学生など入国可能対象者を次第に拡大していくだろう」とする発言を見ると、やはり韓国経済が日本に依存していることは間違いないと考えて良いのでしょう。
警戒が必要
韓国というのは不思議な国です。あれだけ日本を嫌っておきながら、また、あれだけ「ノージャパン」を展開しておきながら、いざ、武漢コロナ禍で日韓往来が断絶したら、大きな声でそれを批判するわけです。正直見ているだけでも疲れます。
ただ、それと同時に、とくに本稿の最後の話題である「入国ビザ」の話については、あながち誤報だとも言い切れないだけに、警戒自体は必要でしょう。中央日報の記事を信頼するならば、早ければ今月から来月にかけて、動きがある、ということだからです。
いずれにせよ、入国制限措置については引き続き当ウェブサイトとしても高い関心を払っておく必要があると考えている次第です。
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おはようございます。
半導体に限らず製品を作る為の製造装置は殆どが輸入品でしょうからメンテや修理の時間短縮が狙いなのでしょうか。現地にサービス拠点があっても補修パーツが無ければ
アウトですから。製造ラインが止まるのは効くでしょうね。
ドイツは入国後5日間隔離でPCR検査をし、陰性なら隔離終了ってのをやってるみたいですね。ダラダラ14日間隔離してるよりリーズナブルだと思います。
半導体製造装置の7月までの輸入実績が昨対比で8割増しになってると言うニュースもあります。
・自国産のフッ酸を実用投入して汚染が解消できなかったのか?
・メンテナンス要員が居ないから(共食い整備して)稼働実数が足りなくなったのか?
・本格的な輸出制限を想定しての実数確保なのか?
・部材を輸入して現地組み立てしたものが国産化の実態なのか?
・・。
カズさま
妄想ですが、日本人が設置の為なら韓国に行けたんでしょうね。メンテでは入国出来ないから、機械を買ったなんて事は、無いですよね。
だんな 様
もう・そう(なってる?)なのかもですが、
人的確保は第三国経由で手配しちゃいそうですね。
ベトナム、日本・韓国行き定期便運航再開を提案、週4往復ずつ
https://www.viet-jo.com/news/economy/200901150715.html
> 交通運輸省傘下ベトナム民間航空局(CAAV)はこのほど、日本および韓国とベトナムを結ぶ定期便の運航を9月15日から再開することを同省に提案した。
だんな 様へ
一時、サムスンがチャ-タ-機で日本人技術者を中国に運んでメンテした、と言う事があったと思います。
受け入れ側が特例で許可すれば、規制中でも入国は可能ですよね(上の場合はサムと中国で握ってる?)。
no-japanでも欲しいものは隠れて買うような輩ですから、表向きは「日本人なんか入れない!」と言っておきながら、こっそり来て頂くなどはあり得る事でしょう。
韓国技術者(そんな者が居るとして)が日本に入るのに、そんな特例はあったかどうか知りませんが。
韓国ハイテク産業の実体その一角について知っていることを話します。ソウル中心街からメトロで数駅の距離に板橋という町があります。先端企業が集約された新興都市です。そこにある Cadence 社のオフィスに休日連れて行ってもらいました。町もオフィスもきれいなところでした。電子回路技術者の彼は US Cadence 社から韓国メジャー顧客に対して現地サポートを提供する目的で短期滞在してました。三星電子や LG の回路を作ってました。三星に日本企業が委託した電子回路もあったそうです。会社名は言えません。日本人の回路がいけてなかったので俺が手直しした。消費電力が下がった。どんなもんだいといってました。
彼から聞く韓国企業の職場風土はブラックそのもの、韓国人上司はろくでした。挙句彼は電子メールでやりとり US サンホゼの本社とだけをすることにし、職場で上司とは口を利かず会話しない戦略を採った。腕も頭もいい彼は外国人人材であることを逆手に取って I'm not a Korean といつも言い逃れていたのだそうです。
はにわファクトリー 様
彼の 使うI’m not a Koreanは、一目見て明確なだけに賢い活用ですね。
見た目が紛らわしい彼らの使う(悪意のある) I’m not a Koreanとは大違いです。
それっていつ頃の事ですか?
カズ様
輸入実績対前年比8割増の記事、これを見たときは「へえ」くらいの感じで読み飛ばしてましたが、考えてみるとすごいはなしですね。既存の機械ほとんどそっくり入れ替えたようなものでしょうから。
>自国産のフッ酸を実用投入して汚染が解消できなかったのか?
これが一番ありそうというか、面白そうな説明ですね。
伊江太 さま
変なところで期待を裏切らないのが彼らのような気がします。(やってはいけないと言われたら、やらずにはいられないのです。)
カズさま
>半導体製造装置の7月までの輸入実績が昨対比で8割増しになってる・・・
半導体製造装置は特殊な製品で半導体製造ライン以外では使用しません。装置価格も大きい(凡そ1台当たり1億円以上、日本メーカではないですがEUV露光装置では1台100~150億円もするそうです)です。従って、そのラインの新・増設が有る時期と無い時期との装置出荷金額を比較すれば、8割どころか数倍~10倍の差になっても異常ではないです。
ですから、今年の7月までに半導体製造装置の輸入実績が大幅に増加していたということは、単に、韓国内のどこかで半導体ラインの新・増設があり、そのライン用クリーンルームが昨年末頃完成し、今年の7月までに内部に設置される装置の搬入が行われた、ということではないでしょうか?
で、これから、その新設装置の調整・試運転が始まる訳ですが、そこに日本メーカから派遣される大勢のエンジニアが必要になります。また、逆に韓国側からも新設装置の運転・保守に関する研修などの目的で日本メーカに自社要員を派遣する必要が生じます。韓国が今、日本に対し自国技術者の日本入国を容易にして欲しいと言う訳はその辺りにあると思います。
はぐれ鳥様
(関係のないところから)
7月の経常黒字74.5億ドル 9カ月ぶり高水準=韓国
https://www.wowkorea.jp/news/korea/2020/0904/10269552.html
少しまえの記事なのですが、韓国は輸出の大幅減をさらに上回る輸入他の減少により、高水準の国際黒字を達成したとのことです。
きっと「生産活動を停滞させての在庫販売」で利益を上げてるような状況なのだと思います。
そんな状況での設備投資が新規だったら”慧眼”。メンテの範囲を超えたリカバリーだったら”地獄”のような気がするのですが、実際のところどうなのでしょうね?
*****
9月の国際便チケット販売を覗いてみたのですが、ベトナム便が日本・韓国ともに就航してるみたいですね。
【ベトナム】日越の定期便、「片道」続く ベトナム入国は日系2社が特別便
9/15(火) 11:31配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0543134b08e311f9aea4a63510d62f684499b4f2
定期便の運航は、ベトナム発に限られるようなのですが、復路は特別便が出されるとのこと。
*韓国による人的確保はそのあたりからなのかもですね。
カズ様
レス有難うございます。
最近私は、この業界をウォッチしてないので、詳しい事はわかりません。ただ、韓国全体の景気は下降気味とはいえ、半導体に限って言えばサムスンなどはコロナ不況下でも業績は悪くなっていないようです。さらに半導体は、製造プロセスの陳腐化のスピードが速く、最先端技術に追従するためには4~5年で設備を更新していく必要があります。ですから、具体的な情報は無いのですが、現在、サムスンかハイニックスが韓国内の製造ラインを更新か新・増設中であり、そのための装置輸入実績が今年になって計上されているのではないでしょうか?(あやふやな、話で申し訳ありません)
はぐれ鳥 様
どうやら、はぐれ鳥様の仰られたように新規ラインの増設に伴う輸入増のようですね。
私も勉強足らずでした。
*サムスンのサムスンたる所以なのだと思いました。
はぐれ鳥 様
失礼を致します。
貴殿が記載された通りで、恐らくSKハイニクスのEUV関連ライン(この10月に完成予定)やサムスン電子のP-EUVライン(今年完成予定)向けの半導体生産設備が納入された可能性が高いです。
(出所 https://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=4371 )
なお、日本政府観光局の発表では、今年上半期(1-7月)の日本人出国数は、2月までは約130万人/月,3月が約27万人,4月約4千人,5月約55百人,6月105百人,7月約2万人の出国があるそうです。
ただし、いずれの国へ渡ったのかは定かではありません。この中に半導体設備のエンジニアが含まれている可能性が高いとみています。
ところで、半導体ではありませんがパネル設備で韓国へ1ヶ月ほど滞在した経験があり、その時のことを思い出しました。
日本を出国して韓国へ入国する前日、営業からこんな指示がありました。
「日本を出国する際に、日本の週刊誌を1人2冊、忘れずに購入して持参してください。入国審査場を通過したら、両手に雑誌を1つずつ持ってください。声を掛けられます。あとは指示に従ってください。」
一応、在日韓国大使館でB-1/B-2ビザを得ての入国でしたが…あまり大きな声では言えませんが、小生達は税関審査は通りませんでした。
荷物をピックアップした後、声を掛けてきた数名(仮にみつぼし雷矛の部長クラスとしておきます)と別の通路から車へ誘導され、そのまま工場へ。
荷物には工事で使用する部品や工具等も入っており、輸入申告は出来ていないので、密輸入になっているかもしれません。(日本における輸出(ハンドキャリー)手続きはきちんと行っています。)
当時(1993年頃です)は「随分ルーズな空港だなぁ」程度の認識しかありませんでしたが、今にして思えばその国における大企業だと色々と手を尽くして、違法な事がなされるんだなぁと思いだした次第です。
あ、彼の国には法律より企業や民衆の情緒が優先されるのがデフォルトでしたね、失礼しました。
フィリピンのマニラでも税関はいい加減だったことも覚えています。
失礼致しました。
あにまる豚さま
情報ありがとうございます。
やっぱり、そうだったんですね。
で、サムスンは、韓国内では独立王国のような存在らしいですから、何でもありでしょう。
また昔の話ですが、東南アジアは韓国以上だったように聞かされていました。
パスポートにお札(キャッシュ)を挟んで税関に差し出せば何でも通してくれるみたいな「伝説」もあったくらいです。
また、教えてください。
はぐれ鳥 様
パスポートに万札は、小生がフィリピンへ工事で向かった際に、経験しました。
工事に使う部品を咎められ、レター(英文)を見せたのですが全く受け付けず、税関で10分も押し問答した結果、「1万円でいいよ」との提案に乗ってしまいました。
個人的には会社に負担してもらいましたので何ら被害は無いのですが、悪しき前例を積み重ねてしまいました。
失礼致しました。
「経済をうまく回していくためには、日本との協力が必要」。「でも、日本に対しては絶対に感謝しない」。
→
「日本は、憎くて仕方がないけど、韓国が日本超えるまでは、利用しなければならない」。
「その後は、日本を植民地にして、奴隷にすれば良い」
が、韓国人の考え方だと思って居れば良いと思います。
「日本、欧州、カナダとの協力を拡大する必要がある」
については、例によって具体的にどうやって協力を拡大するかが、述べられておらず、ただの妄想ですね。
入国規制の緩和に関しては、真偽が分からないのでコメントしませんでしたが、新宿会計士さんも「飛ばし」だと考えてるようですね。
まあ、日韓の話で信用できるのは、日本政府関係が、直接発信した情報だけですからね。
だんな様
待ちわびた安倍政治の終焉。その高揚感から、しばらくはこんな類いの記事がわいて出てくるんでしょうが、菅後継内閣のぶれない姿勢に直面すれば、あえなく期待はしぼむはず。その後はどうなるんでしょうね。
やっぱり相も変わらず夢想混じりの願望記事が中央日報あたりに間歇的に掲載される状態が続くのか、冷酷無比な日本人ガ~になるのか、はたまた、ここまで関係を悪化させたムン政権を役立たずと罵るようになるのか?
どうなるにしても、ウリが間違っていたとは絶対に思わないということだけは確かでしょうが。
だんな 様
日本に対する朝鮮人の認識はそんなところでしょうね。
今日はこんな記事が出ています。
"【時論】米中新冷戦の隙間の中で「生き残る知恵」は外交力だ=韓国" (中央日報日本語版2020.09.22 10:09) より一部引用。
「民族共助で外部圧力を超えるには力が大きく不足する」
力が大きく不足するという認識だけはあるようです。
一方で、これまで通りのコウモリ外交を続ける気もムンムンのようです。
朝鮮人の生き残りのために利用されないよう、日本は距離をおくべきですね。
イーシャさま
綺麗に被ったニダ(笑)
韓国は、困れば困るほど、絡んで来るんでしょうね。
そして最後は「日本が悪いニダ」と言うんでしょう。
イーシャー様
何言ってるのん、この人達?🐧
理解不能だから、
気が向いたら、日本語かペンギン語に翻訳して下さい。🐧
中央日報はしばしば願望を事実であるかのように垂れ流すので、他のソースで確認されない限り無視しても問題ありません。
ただ、まあ、サムスンあたりが密かに熱望しているであろうことは窺えますね。
更新ありがとうございます。
韓国は、海外からのヒト、モノ、カネが入ってこない状態が続くと壊れていきますから…問題を解決できない限り、日本から動く必要は全くありません。
(制裁はあるとしても)
だんな様の発言にあるように、日本の政府あるいは政府関係者からの直接の情報でない限り、あてにできません。
韓国とは「事実上の管理貿易体制」にするしかないね。公社みたいなのを設立して、戦略物資や為替を一手に取り扱う、とかね。で、「レジストが欲しい? はいはい、結構ですよ。あんさんとこはマネジメントコストがかかるんで、明日から価格5.5倍なんだけど、いいよね? カネ貸して? ようおます。じゃあ、日本になんか不動産あるでしょ、それ担保にだして。金利? 日本が憎いんやってな。2.9%でどや? 月やで」
おとら様
2.9%、、、月ヤデェには笑っちゃいました。
座布団2枚デス。
萬田銀次郎の出番です。トイチでどや?
更新ありがとうございます。
「ビジネス関係者の自由な往来を」。
「半導体産業で日本との協力が必要」。
韓国側の呆けた言い草です。
また「日本、欧州、カナダとの協力を拡大する必要がある」って、欧州やカナダは付け足しだろ。そんな候補、奇特な国がありますかね〜(笑)。「日本と」とハッキリ言いなさい!(爆笑)
日韓の入国制限措置については引き続き現状キープで宜しいと思います。短期化や省略化しても、日本にとってメリットは少ないと思います。彼らの願望記事でしょう。困った時は恥も外聞も無く、ド厚かましく擦り寄って来る愚民ですから。
そういえば韓国の半導体製造装置関連の日本からの輸入が、昨年比で80%近く増になっているという記事を見ました。日本無しではマトモなモノが作れないのです。
文大統領は「NO JAPAN」と声高々に言ってますが、韓国企業としては、食って行く為には日本製が頼り。核心部品を作る努力など一番嫌う民族ですから(嘲笑)。
日本製鉄等、品質の高い製鋼品がコロナ禍もあってダブついている為、低価格で韓国に輸出されている。ポスコ等を苦しめています。
製品の質レベルでは日本に敵いません。所詮模倣ですから。模倣は本家を越えれません。その上、価格が下がった。一方鉄鉱石は値上がりしている。「ポスコは危ない」とも韓国では言われてるそうです(実際は危機的までは行かないでしょうが)。
日韓スワップ、懐かしい言葉ですね。少なくとも安倍ー菅ー(菅、安倍、河野、荻生田、世耕、小野寺氏ら次期以後の首相ら)が続く間は、まったく日本側からヒトコトの話題にもならんでしょう。
ま、未来永劫、韓国とはお付き合いを絞りに絞る方向で行くでしょう。
ところで、日本海の呼称にいいがかりをつけている韓国なんだが、国際水路機構がめんどうくさくなっちゃって、「じゃあ数字でいきますか」って方向らしいよ。アメリカ兄貴やカナダあたりも「その線でいいや」って感じ。これが本当なら、日本の当局は何やってんのよ。
こんな案はあり得ないと思いますが、仮にこれが現実となれば、担当大臣の赤羽国交相(公明党)と茂木外相(外国人参政権賛成)の責任。両名とも即刻首でしょう。
役人に丸投げで、役人の視点では50:50にしたつもりでも0:100のフレームの中では50の損失と云う事になったのかも。
仮に数字で表記しようという話があっても、現実には数字だけでやり取りすることはあり得ないので”Sea of Japan"及び”Tsushima Strait"を国際文献表示としては使うべきだと最後まで主張すべき。合意しないことも重要。嘘つき朝鮮人と何時まで交渉しようとしているのか。
おとた様
韓国は、1992年から延々と「東海併記」を主張してましすからねぇ。約30年、、、そりゃ国際水路機構もめんどうくさくなりますよ。実際、韓国の無茶な主張には、各国かなりうんざりしている様子です。
しかし、韓国が主張する併記(「東海」表記がめっちゃ大きい)よりもだいぶマシかなとも思いました。
仮に日本政府は、これを落とし所にするとしても韓国人のOink🐷ぶりを十全に主張して頂いて、しっかり元はとって頂きたいですね。
対馬海峡に「東海」って表示されてファビョってる姿が見える。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(なにしろ、韓国と違って自分は間違う存在であると自覚しているので)
韓国保守派としては、本当は米韓関係改善を図りたいのですが、文大統領の任期中は難しいので、近場で簡単(?)な日韓関係から改善することを考えているのではないでしょうか。(米韓関係さえ改善すれば、日韓関係など、どうとでもなると考えているのかもしれません)
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
韓国保守派は、次期米大統領選が終われば、米韓関係は改善すると考えているのではないでしょうか。つまり、「バイデン元副大統領が当選すれば、韓国に甘くなる」、「トランプ大統領が再選すれば、もはや再選を考えなくてもよいので、韓国に甘くなる」ということです。まあ、(それに期待している他の国と同じように)そうなる可能性もゼロではありません。
駄文にて失礼しました。