本稿は、ちょっとしたメモです。「合流新党」(?)の新幹事長に、立憲民主党の福山哲郎幹事長が横滑りするようですね。先週の代表選・新党名選で新しい政党に生まれ変わった(?)はずなのに、党名も一緒、代表も一緒、幹事長も一緒。看板の掛け変えですらない立憲民主党とは、本当に面白い政党です(※褒め言葉ではありません)。
先週の立憲民主党と、今週の立憲民主党は、違う政党です。たぶん。
というのも、『「国民不在の代表選」とは立憲民主党にこそ当てはまる』でも取り上げたとおり、先週10日に行われた新代表選で、野党合流新党の党首は枝野幸男・現立憲民主党代表、新党名は「立憲民主党」と決定されたからです。
いちおう、所属する予定の国会議員による選挙で「新しい代表者」と「新しい政党名」が決まり、本日・14日にそれが発足するらしい、ということなので、今週の立憲民主党は先週の立憲民主党とは違う政党なのだと思うのです。
ただ、おもに国民民主党から「人罪」を押し付けられたことにともない、所属議員の数が増えたのを除けば、何がどう違うのか、正直、よくわかりません。とくに、共同通信などいくつかのメディアが本日午前中に配信した記事を読むと、なおさらです。
合流新党幹事長に福山氏、政調会長に泉氏
―――2020/9/14 10:45付 共同通信より
これによると、「合流新党」の代表に就任する予定の枝野幸男氏が、その「合流新党」の幹事長に福山哲郎・現立憲民主党幹事長をあてる方向で最終調整中だ、などとしているからです(それにしても、すでに政党名が決まっているのに「合流新党」と呼称するのもおかしな話ですね)。
いちおう、政調会長には代表選に出馬した国民民主党の泉健太政調会長をあてるのだそうですが、基本的には現・立憲民主党の骨格(政党名、代表、幹事長)がそのまま維持されるわけであり、ますます「違い」がわかりません。
その立憲民主党は、各種世論調査で見る限り、支持率は低迷しています。
たとえば、テレビ朝日の『報道ステーション』の調査ですら、2017年11月に19.0%だった同党に対する政党支持率は、その後は低迷を続け、いまや7.7%にまで落ち込んでいます。さらには、朝日新聞の世論調査ですら、政党支持率は3%です(ちなみに自民党に対する政党支持率は40%)。
野党に比較的優しい報道姿勢を続けているはずの一部メディアの調査ですら、支持率が異常に低迷しているというのは、マスメディアがいくら野党に優しい報道を続けていたとしても、もはや国民の立憲民主党に対する嫌悪感は隠しきれないところにまで来ているのでしょうね。
「もりかけ」「桜」にかまけているあいだに、国民の立憲民主党離れが進んだようです。
あ、「立憲民主党の国民離れ」、と言った方が正確でしょうかね?

View Comments (18)
これで総選挙になれば、議席を減らして逆成長までは、決まりだと思います。
議席数でも維新に野党第一党を、明け渡す事になるかも知れません。
誰のせいにするんですかね。国民のせいかな。自民党のせいかな。
ちりも積もれば…やっぱり塵は塵。
ゴミが集まったら強烈な異臭を放つだけ。
日本の国益には1ミリも不要である。
政策らしい政策を持たない政党を支持するということは、すなわち「私は政策について何の関心もありません」ということと同義です。従って、現在の立憲民主党支持者とは、政策について何の関心もない人たちであり、つまり政治に何の関心もない人たちだということになります。ある意味、無党派層よりもタチが悪い、そもそも思考を放棄した人たちであるのかもしれません。
もっとも、実際の投票行動はまた別物でしょう。ただ単に「自民党ではないから」というだけの理由で投票する人が一定の割合で存在することは否定できません。とは言え、そんな彼らに「自民党の何がダメなのか?」と問うても、おそらく「なんとなく」とか、「新聞やテレビが非難しているから」以上の回答は返ってこないでしょうが。
前身である民主党時代に2重国籍の疑いが高人間が党首になりましたね。
世の中何が起こるかわからない、野党といえど日本の首相になる可能性がゼロではない。
当然、首相候補である党首の身辺はクリアーにする説明責任があるはずだが疑惑が深まる説明ばかりだった。
どこの馬の骨ともわからない人間を党首とした党ですから成長なんかするはずはありません。
立憲民主党が立憲民主党に変わって…
代表が枝野幸男から枝野幸男に変わって…
幹事長が福山哲郎から福山哲郎に変わって…
国対委員長が安住淳から安住淳からに変わって…
これで、「これで国民の皆様、新しい新党ができました。ぜひ、期待してください!」
と通用すると考えているのなら、病院に行った方がいい。
立憲民主党は、・・・・
①いつも出てくる顔も名前も同じ、何の変化もない。
②選挙に負けても主要人事は何も変わらず、今後の代表選挙も何も変わらず。
→ 日本国民の審判など、まったく無視
➂若手の意見がまったく反映されないし、若手が、上に上がる事ができない組織。
要するに自己修正ができない組織。
④日本の国旗を掲揚しないし、何処の国の政党かわからない。
ただ、単に日本国民の税金を使って、「反日活動」をしたいだけの「反日組織集団」
「立憲民主党の新体制固まる」とあります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/21f5eadc74639cfaccebbb0adde724f3979f4514
あとは、(この前もコメントしましたが)壁紙「まっとうな政治」の登場と かつての「政権ごっこ学芸会」、ネクスト総理・ネクスト財務大臣・ネクスト厚生労働大臣とかの復活ですかね。
失笑を買う中、「我々はブレなく前進する!」「すじを通した政治が重要である!」とかの街頭演説風の答弁を今より増やしてほしい。 枝野さん期待してますよ(悪い意味で、、、)
数日前にTVで偶然にリアルな立憲民主党支持者を拝見しました。50代、介護職とのことでしたが、枝野氏に心酔しているらしく「立憲民主党を導いて欲しい」と仰せでした。私、純粋な好奇心で思いましたの。「何を、どう?」と。
彼の耳には国会などで立憲民主党議員がどんなご活躍をしたのか、見てない、聞いていないということかしら?それとも、彼の脳内では、ハチャメチャな立憲民主党議員と枝野代表はすっぱり分離されている?
アンチ自民党=立憲民主党支持というのであれば、「だからと言って、何故、立憲民主党」という怒りは覚えても、理解はできます。
組合などの利益のために支持するのでもない、純粋な支持者の発見かもしれません(笑)。
日本国民の多くがもう騙される事は
ないだろうと信じている
立憲民主党はもう少し頭がよければ
旧立憲民主党人材を隠して消費税減税、
日米同盟重視でいけば、騙される人も
いるだろうにと思う
内容的に何も変わらないのだから、党名、代表など幹部人事がそのままなのは、皮肉ではなく本心から大変よろしいことと評価します。
今までは、分裂・野合をするたびに中身が特に変わらないのに看板をかけかえたるという無駄なことをしていたわけですから、何も変わらないなら何も変えないというのは称賛に値します。
「まるで成長しない立憲民主党」などといいますと、まるで立憲民主党が成長することがあるかのような誤解をまねきかねない。まるで成長を期待しているかのような表現で、常識を疑われていまいます。旧民主党時代から見ても今まで、成長などしたことはないですし、今後も成長する可能性を感じさせないわけですから、「予定調和の立憲民主党」くらいの表現が適切でしょう。
ケロお さま
目の前で「退化」を見せてくれる好例だと思っております。
先日も書きましたが、淀みに浮かんだゴミが、ぐるぐる回っているだけなように見えます。
位置は変わっても、顔ぶれは変わらない・・・