予想どおりというべきでしょうか。「政策よりも国益よりも、議員としての生活が一番」の人たちが新たな選挙互助会を立ち上げるようです。ただし、ひとつだけ救いがあるとしたら、合流する人数が、いまのところ150人を割り込んだという点でしょう。当ウェブサイトとしては国民民主党の玉木雄一郎氏を手放しでほめるつもりはありませんが、憲法や消費税などの政策議論から逃げない姿勢というものについては、それなりに評価して良いと考えている次第です。
目次
見事なブーメラン
自民党総裁選は「国民不在の密室政治」?
- 「単なる数合わせだ」。
- 「国民不在の密室での代表選びだ」。
これらは、マスメディアや野党が自民党の総裁選を批判するときの決まり文句のようなものです。
すでに辞任する意向を明らかにしている安倍総理の後継者を選ぶための自民党総裁選は明日・8日に告示され、14日に投開票が行われて新総裁が選出されるそうであり、おそらく16日の臨時国会で新政権が成立するのでしょう。
しかし、今回の自民党総裁選では、安倍総理辞任に伴う政治空白を最小に留める配慮から、自民党の会則に従い、党員・党友の投票については省略することとされていて、基本的には国会議員(394票)と47都道府県連代表に3票ずつ割り当てられる地方票(141票)の計535票で決まります。
これについては、例の「セクシー大臣」こと小泉進次郎環境相らが党員投票を求める署名を集めて二階俊博幹事長に提出したそうですが、党員投票を実施すればそれだけ政治空白が長引くということを、この人間が理解していないとも思えません。
小泉進次郎氏ら若手有志、党員投票を求める 署名提出へ
―――2020年8月31日 12時09分付 朝日新聞デジタル日本語版より
総裁選「密室政治」やめて…党員投票求める署名に議員の3分の1超
―――2020年9月1日 06時00分付 東京新聞より
おそらく、この「総裁選『密室政治』やめて」などと言いがかりをつけるのも、「セクシー大臣」がお好きな政治パフォーマンスのたぐいでしょう。
そもそも今回の総裁選、選出プロセスも自民党の党則に従ったものであり、非常に透明です。そして、その自民党が直近6回の大型国政選挙で国民から政権与党として信任されていることを踏まえると、「国民不在の密室投票」とは、単なる言いがかりでしょう。
だいいち、自民党の党員・党友が参加していないことを批判するメディアは、なぜか2000年以来、20年以上にわたって権力を握り続けている日本共産党の志位和夫委員長のことを、まったく批判しようとしません。これは不思議と言わざるを得ないでしょう。
そういえば野党の合流新党も「国民不在の密室政治」ですね
いや、百歩譲って「日本共産党は公安監視団体だし、どうせ政権与党になることは絶対にないのだから、あえて日本共産党のことは批判しない」とでも主張するつもりかもしれませんが(笑)、もしそうだとしても、まだ不可解な点があります。
それは、今月10日に新党名が決まるとともに、新代表が選出される予定の立憲民主党(と国民民主党が合流する政党)のことです。
9月2日付の朝日新聞『新党代表選、総裁選で影薄く 結党大会は「仏滅」に変更』によれば、両党の代表選は7日告示、10日投開票を予定しており、その投開票の際に合流新党の党名も同時に決まる、などとしています。
ただ、これについてもう少し調べてみると、どうも今回の立憲民主党の代表選、投票できるのは国会議員だけのようなのです。ここでは、先週金曜日に掲載された、産経ニュースの次の記事を紹介しておきましょう。
【政論】合流新党、「国民」の声なき代表選 国会議員のみ投票
党首を選ぶ選挙は国会議員のみで行い、党員やサポーターには投票権を与えない。当選17回の「剛腕」議員が自身の支持する本命候補以外に出馬の動きがあると選挙戦は好ましくないと公言する。自民党のことではない、立憲民主党と国民民主党が合流して設立する「合流新党」のことだ。<<…続きを読む>>
―――2020.9.4 22:02付 産経ニュースより
産経ニュースによると、今回の代表選には地方議員や党員は参加できず、あくまでも国会議員の投票のみで行われるのだそうです。
もしも自民党の総裁選を「国民不在の密室政治」と呼ぶならば、この合流新党の代表選も同様に「国民不在の密室政治」と呼ばなければ辻褄が合わない気がするのですが、このあたり、「ATM」と呼ばれるメディアの皆さんのご見解をぜひ拝聴したいところです。
理屈が建たない「合流新党の地方票排除」
ではなぜ、合流新党の代表選は国会議員のみで行われるのでしょうか。
公式には代表選の「有権者」の確定に時間がかかるというのが理由なのだそうですが、産経ニュースは「両党の合流協議は昨年末に始まった」として、「党員の声を反映する仕組みを考える時間は十分あった」はずだと指摘しています。まったくそのとおりでしょう。
このあたり、安倍総理の辞任が急遽決まったことに伴う(しかも党則に沿った)自民党総裁選と、以前から合流が決まっていて、地方票についても準備する時間が十分にあったはずの立憲民主党の代表選を、同列に論じるのは不適切でしょう。
これに加えて8月7日には、国民民主党の玉木雄一郎代表が記者会見で、代表選規定には「地方の声、党員の声も反映できるように求めていくのは当然だ」などと指摘したにも関わらず、結局、立憲民主党の枝野幸男代表は玉木氏の求めた党首会談も拒否したのだそうです。
この産経ニュースの記事どおりなら、地方票が完全に排除されている時点で、少なくとも各都道府県連代表に3票ずつを与えている自民党総裁選よりもさらに「密室度」(?)は高いと言えます。いずれにせよ、立憲民主党やその関係者に、今回の自民党の総裁選を批判する資格などないでしょう。
だいいち、2017年の結党以来、立憲民主党はただの一度も代表選を行っていませんし、一部メディアによれば、最近まで代表を選出するためのプロセスが決まっていなかったという指摘すらあるようです。
産経ニュースは
「枝野氏は出馬会見で『合流新党は決して政治家だけの政党であってはならない』と述べ、『国民の声』を国会に届けると主張したが、ブラックジョークに聞こえる」
と皮肉るのですが、まったく同意せざるを得ません。
合流新党のお寒い実情
あれ?人数が足りなくないですか?
さて、その合流新党には、国民民主党側から全員が参加するわけではなさそうです。
いちおう、事実関係をまとめておくと、立憲民主党、国民民主党、社民党などが参加する「統一会派」は、衆参で合計179議員です(A)。
野党統一会派の勢力・179議員の内訳(A)
また、立憲民主党と国民民主党に所属しているのは、衆議院議員96人、参議院議員55人です(B)。
両党の勢力図(7月22日時点)(B)
- 立憲民主党…89議員(うち衆56、参33)
- 国民民主党…62議員(うち衆40、参22)
- 両民主合計…151議員(うち衆96、参55)
では、合流新党の人数(C)は、いったい何人になるのでしょうか。
単純計算で、立憲民主党と国民民主党の両党が合併すれば少なくとも151人、これに「野党統一会派」に参加している議員の全員が参加すれば179人という勢力となるはずです。
- (B)≦(C)≦(A)
- (B)=151
- (A)=179
- ∴151≦(C)≦179
ところが、現実に立憲民主党が公表した「新党入党宣誓書提出者」は、149人(うち衆106、参43)です。
新党入党誓約書提出者(C)
- 立憲民主党…88議員
- 国民民主党…40議員
- それら以外…21議員
- 合計議員数…149議員(うち衆106、参43)
…。
あれ?
単純計算で(C)が(B)に2人足りませんよ?
国民民主党からは22人が合流新党に不参加
あくまでも個人的な記憶ベースですが、この合流新党を巡っては、たしか、「所属国会議員の規模は150人を超える」だの、「自民党に代わって政権与党としての受け皿を目指す」だの、勇ましい掛け声が聞こえていたはずです。
しかし、現実の(C)を眺めてみて気付いたのは、国民民主党から、7月22日時点の所属議員のうちの約3分の1に相当する22人が不参加を表明したという事実の重みです。不参加者には、玉木代表のほか、前原誠司元外相、山尾志桜里氏なども含まれています。
「国民民主党の勢力が3分の1に激減した」と見るのか、それとも「『人罪』を立憲民主党に押し付けた」と見るのか、人によって評価はさまざまでしょう。それに、残っている議員が、政治家として必ずしも優れているとは言い難いという現状もあります。
しかし、当ウェブサイトとしては、玉木氏らが立憲民主党に「合流しなかった理由」については、評価したいと考えています。
そもそも論として、立憲民主党は当初から、「政策は後回し、とにかくさっさと合流を」とでもいわんばかりの態度を取っていましたが、これはいかがなものかと思います。なぜなら、政策こそ、政党にとっての最も重要な「商品」だからです。
報道によると玉木氏は、合流にあたっては消費税や憲法という非常に重要な政策をすり合わせることが必要だ、などと述べていたそうであり、この点については当ウェブサイトとしては同意せざるを得ません。
極端な話、合流新党が「日本国憲法は一言一句絶対に変えてはならない」、「消費税は1%たりとも引き下げてはならない」とする政策で一致したのであれば、それはそれで、国民に対して自信を持って訴えていけばよい話です。
問題は、その最低限の議論すらせず、立憲民主党が憲法、消費税などに対するスタンスを明らかにしていない点であり、その点において、正直、立憲民主党(やその合流政党)が政権与党となり得るとは思えないのです。
したがって、そんな問題だらけの政党に3分の2近くの議員が参加してしまった国民民主党という組織の情けなさもさることながら、3分の1が新党には合流しなかったという点には、かすかな希望を見出したいところではあります。
不参加者には労組系議員も!
しかも、非常に興味深いことに、今回合流しないと決めた議員のなかには、労組系の出身者が含まれています。
民間労組系議員9人、合流新党に不参加
立憲民主党と国民民主党などの合流を巡り、民間系の産業別労働組合(産別)の支援を受ける組織内議員9人は1日、合流新党に参加しないと決めた。<<…続きを読む>>
―――2020/9/1 20:08付 日本経済新聞電子版より
9月1日付の日経電子版の記事によると、参加を見送った議員のなかには、UAゼンセン、電力総連など国民民主党を支援する6つの産業別労組(産別)が組織内議員の合流を見送ると決定しており、その結果、産別の支援を受ける組織内議員9人がすでに合流新党への参加を見送っています。
不参加の理由のひとつは、合流新党の綱領案に「原発ゼロ」の文言が入っていることであり、このために「原発産業に関わる電力総連を中心に反発の声が出た」のにくわえ、立憲民主党が日本共産党との選挙協力に積極的なことも、こうした慎重姿勢に拍車をかけたのだそうです。
もっとも、立憲民主党といえば、今年5月には「検察庁法改正反対」で「自爆」した実績もあります(『検察庁法改正案で大騒ぎした挙句に自爆した立憲民主党』参照)。というのも、連合などが実現を目指した公務員の定年延長が、立憲民主党のせいで結果的に廃案となってしまったからです。
連合がいまだに立憲民主党を支持しているというのも、なにやらよくわかりません。ビジネスマンのセンスだと、自分たちの利益に沿った行動をしない政党はさっさと切り捨てるというのが鉄則だと思うのですが、やはり会長自身を含めた連合の幹部は、しょせんは仕事ができない人たちの集団なのでしょう。
野党利権にしがみつくか、それとも…?
さて、今週から来週にかけて、国内の政治イベントは盛りだくさんです。
最大野党の代表と党名を決定する選挙が10日(木)に実施され、次いで14日(月)には自民党総裁選が実施され、16日(水)には臨時国会が召集されるためです。また、新党に合流しなかった玉木雄一郎氏ら国民民主党側も、おそらく何らかの動きを見せるでしょう。
こうしたなか、正直なことを申し上げれば、立憲民主党に、「自民党を倒して政権与党となる」だけの準備ができているようには見えません。というのも、立憲民主党もしょせんは社会党・民主党・民進党の系譜を引き継ぐ政党であり、実務担当能力がほぼ皆無に等しいからです。
そういえば、朝日新聞系のウェブ評論サイト『AERA.dot』に7月、こんな記事が掲載されました。
古賀茂明「立憲と国民の合流がもたつく理由」
立憲民主党と国民民主党の合流話がもたついている。<<…続きを読む>>
―――2020.7.28 07:00付 AERA.dotより
このリンク先の記事では、立憲民主党・国民民主党の両党が合流したあかつきには、「政権を取ったら『仕事ができる』民間人を財務、経済産業、経済財政担当などの閣僚に任命することを宣言する」、などと提案していますが、これはとんでもない話です。
言外に、この記事を執筆したご本人自身が、現在の立憲民主党や国民民主党に「仕事ができる政治家がいない」、すなわち「政権担当能力がない」ということを認めてしまっているからです。
旧民主党系に甘い朝日新聞系のウェブサイト『アエラドット』ですら、こんな記事を掲載するくらいですから、立憲民主党の無能さは推して知るべしでしょう。そしておそらく、今回、立憲民主党側になだれ込んだ議員らは、「自分自身の国会議員としての生活」を守るのに汲々としているのではないでしょうか。
議員本人に年間3000万円を超える報酬が支払われるほか、公費で3人の秘書を雇えますし、政党交付金も支給されます。また、「野党合同ヒアリング」と称したパワハラ大会に霞が関から官僚を呼びつけて王様気分を味わうこともできます。
まさに、一度でも議員をやってしまったら、辞められないのでしょう。当然、政策について勉強しているわけでもないので、憲法、消費税などの本質的な議論からは逃げ回るしかありませんし、週刊誌片手に政府・与党関係者のスキャンダルを追及することが国会での仕事だと勘違いしているのでしょう。
もう1度、申し上げます。
もし政策についてまったく勉強せず、国会でスキャンダル追及に汲々しているような連中が議員を務めているのだとしたら、彼らを選挙で落選させ、「タダの人」にする権利・義務は、私たち日本国民にあります。
これを踏まえて当ウェブサイトからは、いつものお願いをしておきたいと思います。
- おかしな報道をする新聞は、解約しましょう。
- おかしな報道をするテレビは、見ないようにしましょう。
- 選挙では必ず投票しましょう
それだけです。
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自由民主党、社会民主党、立憲民主党、国民民主党……
日本には民主党が多過ぎる。
わざわざ党名に入れなきゃ入れなきゃいけないくらい「民主主義」は遠い目標なのかもしれません
サイト主様の認識が更新されないようなので、もう一度指摘しておきます。
一応、石破茂氏は「そんなことは言っていない」という立場です。
石破茂氏は、東亜日報が伝えるところの「(韓国で)納得を得るまで(日本は)謝罪するしかない」という発言を否定しています。
https://www.sankei.com/politics/news/170524/plt1705240032-n1.html
> 「『謝罪』という言葉は一切使っていない。『お互いが納得するまで努力を続けるべきだ』と話した」
「努力」と「謝罪」では大した違いはないかもしれませ。韓国と対話しようと考えている時点で利用される気満々ですから、「努力」だろうが「謝罪」だろうが、総理大臣候補としては端から論外です。
産経新聞の記事を信頼するならば、韓国メディアがいつものように取材対象者の言葉を都合良くねじ曲げ、既成事実化していく手口に、石破茂氏が利用された格好です。そして、
> 抗議はしない意向という。
ということで、既成事実化されてしまい、新宿会計士様もこれを信じるところとなりました。でも、これが東亜日報のでっち上げである可能性が高いことには留意した方が良いと思います。デマを真に受けて広めると、思わぬところで足をすくわれますので。
>> 抗議はしない意向という。
>
>ということで、既成事実化されてしまい、新宿会計士様もこれを信じるところとなりました。でも、これが東亜日報のでっち上げである可能性が高いことには留意した方が良いと思います。
K国としては、抗議をしない=肯定した、ってことなので、ちゃんと抗議すべきでしょうね。こんなところでの無視は悪影響かと。
労組系議員が不参加ですか。
なかなか興味深い。
特定の企業に勤めたからといって、特定の政党を支持するいわれはありません。
支援する必要もありません。
以前にも書きましたが、組合費に上乗せして政党寄付金とかいうもの(正式名称は忘れた)が天引きされるシステムがありますが、納得できないならばやめましょう。
参考までに、私の経験談です。
天皇制・自衛隊を否定し、暴力革命も辞さない凶悪組織「日本共産党」を取り上げて頂きまして有難うございます。
下記写真(真ん中のもの)で現在無所属の方も新党に合流するらしいですね。 マヌケとしか言いようがありません。
https://www.shii.gr.jp/pol/2016/2016_09/O2016_0920_1.html
枝野さんも「同じことをやって欲しいな」と思い探しましたら似たようなのがありました(笑)
http://www.yaeyama-nippo.co.jp/archives/6433
あれ? 玉木さんが、、、。 この辺のブレ具合はチャームポイントですか?
新宿会計士様
共産党の写真の下に「サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。」とあります。
削除をお願い致します。 御迷惑をお掛けしまして申し訳ありません。
福岡在住者 様
リンクにつき確認いたしました。この引用の方法であれば特段の問題はありません。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
新宿会計士様
有難うございます。
以後 気を付けます。 相手が共産党なので少し慌てました(笑)
良くまとまった野党批判だと思います。
唯一抜けているのは、立民は政党助成金欲しさに、国民を吸収しようとしていた事だと思います。
国民から合流しない議員は、支持母体がしっかりして選挙に自信が、有る人達でしょう。
立民に流れるのは、小池バブルで当選した議員で、主義主張より、国会議員を維持すれば良い人達か、多いのではと想像します(印象操作ですね)。
自民党は、選挙区の票読みを始めていると思います。
選挙という国民の声で、合流前の立民の議席を下回ると、面白いですね(妄想です)。
えだのんが作った党だから、代表は永久にえだのんだ。
誰にもやらせないぞ。
そしてまた、分裂すると。
小泉進次郎クンは相変わらずのようです。(笑)
父親の悪いところだけを引き継いでしまったようで、肝心の中身はスカスカの無思想且つ無教養な小物のようです。結局これ迄の実績としてあげられるのは、レジ袋の有償化と国際会議でできもしない大見得を切ったことぐらいでしょうか。主婦層に受ける人物とやらには、得てしてこういう輩が多いような気がするのは私の偏見かもしれませんね。
私は数年前定年退職し、今は読書や自治会役員や趣味のサークルその他の活動をするほか、これといってやることもない生活を送っています。そんあ私ですから退職直後の頃は、TVを付けっぱなしにして観るともなく眺めていました。しかし昼間TVが垂れ流している情報番組(?)の類はは恐ろしく退屈で、馬鹿馬鹿しい程に腹立たしい内容にあきれかえってしまいました。特にコメンテーターの面々のひどさは特筆すべきレベルといえます。きちんと勉強している様子は全く窺えず、その場の思いつきで自分の歪んだ信条に従った妄言ばかりです。ですから、後になって謝罪や訂正に追い込まれる羽目に陥ることもしばしばあるようです。故に昼間はそうした番組からできるだけ身を遠ざけ、専ら料理や園芸番組、あるいは昔の映画などを観るようにしています。
しかしこういうのを見て一日を過ごしている老人や主婦の人たちには、とても為になる番組なのでしょうね。私の住む愛知県では現在大村知事のリコール運動が熱いわけですが、それに反対する市民集会なるものが昨日行われたようです。
https://www.nikkansports.com/general/news/202009060000691.html
記事によると、愛知トリエンナーレに出展した美術家大浦信行なる人物は「不自由展は知事引きずり降ろしの口実で問題のすり替え」などと云っているようですが、それこそ論点のすり替えであります。
私たち愛知県民は「”公費”で天皇の肖像を燃やしたり、捏造された慰安婦像を出展することを赦さない」と云っているだけで、それ故自治体の首長としての大村知事の責任を問うているだけあり、彼らが自分のお金でやるのであれば、そういう芸術だカナダかよく分からない物をどこに並べようとも文句を云うつもりはありません。勝手にやってろというだけのことです。
こういう自称芸術家や市民運動家と呼ばれる人たちは、中国や北朝鮮の言動にに対しては決して逆らうような発言はしません。香港でどんなに理不尽が迫害が市民に対して行われていても、台湾や東南アジア諸国を恫喝する言動を中国が行おうとも、なんの文句は云わないのです。これは何とも不思議なことですね。(棒読み)
そしてこれは新宿会計士様もご指摘された通り、立憲や共産社民その他の政党に属する政治家達の態度に近しい姿勢といえましょう。
自国の政治家を韓国人が批判するとき、よく使われるフレーズとして「自ロ他不」なる言葉があります。ご存じの方も多いと思いますが、自分やればロマン、他人がやれば不倫という意味ですね。私はこれを韓国人特有の属性の一つだと考えていましたが、よくよく考えてみるに、我が国の野党勢力諸氏にもぴったり当てはまるものだったということに、改めて嘆息する思いです。
修正です。
芸術だカナダか ×
芸術だかなんだか ○
以上です。
大村知事のリコール運動には期待しております。仮にリコールが不成立でも、次回知事選挙では落選させてください。
大村秀章氏は、アレでもかつては5期当選の衆議院議員で、ナントカ副大臣などを務めた自民党の重鎮なのですね。騒ぎになってから経歴を調べて驚きました。
国会議員から愛知県知事に鞍替えするにあたっては、愛知県連と揉め、自民党から除名処分を受けました。それが二期目では自民党から推薦を受けるまでに関係が回復。何があったのでしょう。
愛知県連におかれましては、次期知事選挙までに、しかるべき人材を用意し、公認候補として擁立していただきますようお願いします。
小泉進次郎氏は、もしかしたら人事の達人(と私が勝手に思っている)菅官房長官から「位打ち」にされたのでは、と思います。進次郎氏を将来の首相候補として期待する声が長らく存在します。「そろそろ芽を摘んでおくか。万が一、お役をこなせる器に化ければそれもよし」というところではないかと。
私は、進次郎氏が無能だとしても、自民党には彼を飼い続けるメリットがあると思っています。その理由は彼がイケメンだからです。国政選挙の都度、彼を客寄せパンダとして利用し、イケメンに弱い情報弱者層から票を集めることは重要です。
蓮舫氏が、あの能力で東京都選挙区で二期(偶数回)連続トップ当選を続けていることからも分かるように、人は見かけです。
阿野煮鱒 様
返信ありがとうございます。
大村知事のリコール運動には期待しております。仮にリコールが不成立でも、次回知事選挙では落選させてください >
本日、大村秀彰愛知県知事の会食請求書に署名致しました。ネットでの署名は先月行っておいたのですが、正式には紙での署名がいるのですね。後ほど郵送する予定です。(笑)
しかるべき人材を用意し、公認候補として擁立していただきますようお願いします >
実は私には意中の人物がいます。元通産官僚で現在中部大学特任教授の細川昌彦氏です。今年から明星大学の客員教授も兼任されているようですから中々お忙しい身の上かもしれませんし、氏は2009年の名古屋市長選の落選に懲りておられるかもしれません。しかしこのまま大学の中に埋もれさせるには惜しい人物だと思っています。
愛知県知事という大きな相手を前にして、私のリコールの1票など正に蟷螂の斧に過ぎませんが、今自分にやれることを一つずつやっていくこと、これが大切なことなのだと自分に言い聞かせている今日この頃です。
愛知県東部在住様
細川昌彦さんは良いですね。
例の「韓国への輸出管理の適正化」問題では 御自身の担当だったということもあり 分かりやすく これから発生するであろう影響とかも解説されていました。
私としては参議院議員でもよいのではと思っています。
福岡在住者 様
返信ありがとうございます。
ご賛同頂きありがとうございました。
参議院銀ですか・・・。氏は単なる陣笠議員では勿体ないようにも思えます。ここは一つ我ら愛知県民のため一肌脱いで頂きたいところであると願っております。(笑)
ただこの人、喉がそれほど強くないようで、例のフッ化水素輸出管理騒動の時、各TV局から引っ張りだことなり一生懸命話し過ぎたのか、途中から声が掠れるようになっておられました。あんなデリケートな喉で、ハードな選挙戦を戦射抜けるのか、出馬が決まっているわけでもない今から、余計な心配をしている次第です。(笑)
阿野煮鱒さま
前回の知事選は、対立候補が共産党推薦で選択の余地が、有りませんでした。
一番良いのは、河村市長が出ることだと思います。
更新ありがとうございます。
今の今まで野党の党首選挙の日程について知りませんでした。7日告示、10日投開票を予定ですか。あまり話題にならないし、聞いても「フ〜ン、、」。
で、合流党員数は、『149』!、、、?二つ足しただけでも151のはず。え?諸派入れて179のはずでしょ?残りの30人様は、玉木氏や山尾氏柱に、また別の党を立ち上げですか?(爆笑)。懲りない面々!
まさか無いとは思うが、石破派には来ないでくれ。
現代の民主選挙は万民平等に一人一票ですが、その原理は「人、一人一人の『感情』は平等」だとのこと。私も最近まで誤解してましたが、一人一人の知性・知能が平等というタテマエではないそうです。ですから選挙において、我々選挙民に問われるのは、候補者を感情的にどう思うかということです。平たく言えば、今の選挙制度は「好き・嫌い」で候補者を選ぶという訳です。「この候補者は嫌いだけど仕事ができそうだから投票しよう」などと理性で判断する必要はないということです。よって万民一人一票の民主選挙とは、原理的に衆愚政治そのものとの認識が必要です。
そしてこのような原理に基づく選挙の結果が、一定割合で会計士さん言う処の「議員としての生活が一番」とする議員を生み出すのは仕方ないでしょう。そのような候補者ほど、外面が優しく見え好感度が高い可能性があるからです。そんな人気は高いが無能な政治家は、例えば自動車エンジンが出す廃熱のようなものです。自動車エンジンは燃料の持っている化学エネルギーを、原理的に効率100%で機械エネルギーに変換することはできません(理論限界はガソリンエンジンで60%弱程度?)。ですから、理想的エンジンでもガソリンエンジンである限り、残り40%は廃熱として捨てざるを得ません。ですから、このような人たちも、民主制度が作動するときに必然的に生じる廃熱として諦めるしかないでしょう。(笑)
はぐれ鳥 さま
なんでも好きか嫌いかが、一番重要な行動決定要因になるんじゃないでしょうか。
後は、面白いかどうかとかも。
だからこそ、民主党政権なったのかも知れませんよ。
新党入党誓約書提出者(C)
立憲民主党…88議員
国民民主党…40議員
それら以外…21議員
--------------------------
合計議員数…149議員(うち衆106、参43)
もし、自民党総裁選挙に敗れた石破氏が、自民党を離党し
この新党に加われば ・・・・
新党『朝鮮半党』の結成が実現できますね!!
日本に対して、『反日』『売国』の政治家が、一堂に
結集することでしょう。。。
匿名希望の平民さま
新党『朝鮮半党』に座布団二枚です。
だんな様へ
座布団、ありがとうございます。
匿名希望の平民様 私分からないことがありますの。
なぜ、自民党を一旦離党した石破氏が、自民党に戻れたのか?自民党って出入り自由な党でしたっけ?それとも例によって2F氏が窓口なのかしら?
心配性のおばさん様へ
石破氏の過去は、政界デビュー時から呂布もびっくりの「裏切り劇場」を
繰り広げてきた裏切りの歴史の人物です。この人はありとあらゆる
自民党の首脳、総裁に後ろから石を投げ、鉄砲で打ち、引きずり降ろしてきました。
【石破氏の裏切り劇場】
①父の死後、父の友人田中角栄の恩を仇で返し、裏切って中曽根派から立候補
②1993年自民党が下野した際に「閣僚になれない自民党に興味なし」と離党
③この人は救ってくれた人を簡単に裏切る。自民党に復党させてくれた
伊吹さんにまで、恩を仇で返す。
④第一次安倍政権の時は安倍降ろしに加担し、麻生内閣の時に
閣僚であったにも関らず麻生降ろしに加担した。
⑤その後も、後ろから味方を撃ちまくり、呂布もびっく
りの
「裏切り劇場」を続ける。
石破氏は、人望もなく、信念も見えない。自民が野党落ちした際には
簡単に離党し、復党してもマスコミにたびたび登場し
安倍政権で悪口を言うばかりで、自分の人気稼ぎばかり。
経済政策に無知で、たびたびトンチンカンな回答をするなど、
こいつは、本当に無知で、まったく勉強をしていないなと思わせる。
また、時流を読む能力に劣り、保身の為に仲間を裏切り
得意なことは、簡単な話をさも難しそうに話すことだけ。
誰でも、知っている常識的な話を難しそうに話すのがうまく自分を
誇張することが得意。
伊吹氏がころっと騙されてしまい、自民党内部を説得し党に復党させたが
今は、とても後悔していることでしょう。
第一次安倍政権の時は安倍降ろしに加担し麻生内閣の時に閣僚であったにも関らず麻生降ろしに加担した
匿名希望の平民様
石破氏は、善意に解釈すると、人や政策やシステムのアラがよく見える人なのだと思います。ただ、その欠点の改善策を立案する能力と、実行するための人望に欠けるため、その批判能力のみが独り歩きする形になるのではないでしょうか。
政治家でなく批評家ないしコメンテーターになっていれば、石破氏も国民も幸せだったかもしれません。
どこから見ても、無能力集団です。彼らに票を投じている選挙民が政治に関心を持ってらっしゃるとは思えません。理由としては、アンチ自民であるだけではないでしょうか。
問題は、アンチ自民であることではありません。アンチ自民である結果として、このような人々に票を投じることです。アンチ自民であり、他に選択肢がないのであれば、白票を投じればいい。それが、自分の票に責任を持ったことになります。