先ほどの『トランプ「10月サプライズ」は北朝鮮攻撃?』に続き、本稿もまたショートメモです。日韓関係が8月に重大な危機を迎える、という趣旨の記事が本日、『Yahoo!ニュース』に掲載されていました(配信したのは『AMEBA TIMES』)。瀬戸際外交というものは、最初に仕掛けられると驚きますが、慣れてきたら次第に無視されればどうしようもなくなります。そういえばそろそろ日韓GSOMIA破棄の季節ですね。8月に破棄すると宣言して11月にひっこめるというのが一種の風物詩にでもなるのでしょうか?
該当する記事のリンクは、以下です。
日韓関係は8月に重大な危機を迎える!? ネット世論が文在寅大統領を猛批判も対日政策は変わらず?
元徴用工問題と、それに対する報復措置としてのWTOへの提訴問題、さらにGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の継続問題と、出口の見えない状況が長期化している日韓関係。しかしこの8月、いよいよ岐路を迎えるのだという。<<…続きを読む>>
―――2020/8/2(日) 9:07付 Yahoo!ニュースより【AMEBA TIMES配信】
AMEBA TIMESによると、8月4日が「史上最悪」の状況へのターニングポイントとなるほか、23日には「日韓GSOMIA」(※)の失効通告期限も到来。これを浅羽祐樹・同志社大学教授は「日韓関係が見たこともない局面に変わる、その最初の手続きが8月4日に始まる」と述べたのだとか。
(※正式名称は『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』のこと)
「史上最悪」とは、なんだか大仰な表現ですね。
ただ、今朝の『8月4日が到来しても、恐らく「現金化」は実現しない』でも報告しましたが、当ウェブサイトの見立てだと、8月4日にさほどこだわる必要はないと思います。なぜなら、公示送達の期日が到来したとしても、どうせ韓国側に非上場株式売却手続なんて、できっこないからです。
また、日韓GSOMIA破棄問題については、昨年、日本の輸出管理厳格化措置に「逆ギレ」した韓国政府が急遽持ち出したものですが、米国からの強い脅しなどを受けて、結局は事実上の白紙撤回に追い込まれてしまいました(下記記事等参照)。
韓国の「GSOMIA瀬戸際外交」は日本の勝利だが…
本稿では韓国政府が日韓GSOMIA破棄を撤回したという話題について、改めてじっくりと考えてみたいと思います。総合的な判定でいえば、日本の勝利、韓国の敗北ですし、それだけでなく、文在寅氏は習近平、金正恩らの独裁者を敵に回してしまった格好ともなりました。文在寅氏がこうした窮地を脱するために、今後、今まで「隠れ蓑」にしていた「反日」の皮を脱ぎ、「反米」としての本質を出すのかどうか、そして韓国社会がますます混乱するかどうかには注目したいと思います。<<…続きを読む>>
―――2019/11/23 05:00付 当ウェブサイトより
それをもういちど持ち出すというのでしょうか。
さすがに昨年、日本政府相手にまったく通用しなかった戦略をもういちど仕掛けるほど、韓国政府も愚かではないと信じたいところですね(あるいは、毎年8月になると「日韓GSOMIAを破棄する」と持ち出し、11月にそれを白紙撤回するというのが風物詩のようになるのかもしれませんが…)。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ただし、韓国と北朝鮮と中国が「瀬戸際外交」を好んでいることは事実ですが、それがいつ、いかなる場合であっても有効である、という保証はありません。
とくに、わが国は昨年の韓国による「GSOMIA破棄」詐欺で、瀬戸際外交への、ひとつの効果的な対処法を学びました。それは、
「無視する」
です。
瀬戸際外交は、「相手が慌てて自分に対して譲歩してくる」ことを狙ったものであり、それだけに、無視されれば打つ手がなくなって困ってしまい、最終的には自分が仕掛けた瀬戸際外交を白紙撤回せざるを得なくなるのです。
そして、こうした瀬戸際外交を繰り返すことは、最終的に、それを実施している国自身の国際的な立場を危うくし、自滅への道へといざなうのでしょう。
おそらく現在の日本政府としては、韓国が繰り返す瀬戸際外交に対しては「戦略的無視」を決め込んでいるのだと思いますが、たしかにそれをすることで、韓国が独り芝居を続け、そのうちに「韓国は国際法をないがしろにする国だ」といった評価が日本国内で定着するという効果はあります。
当ウェブサイトとして、この日本政府の現在のスタンスを100%全面的に支持するというものではありませんし、日本国民の1人としては、もっとガツンと制裁して欲しいという気持ちがないわけではありませんが、それでもメインシナリオとしては日韓の膠着状況が続くと考えておいた方がよさそうです。
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更新ありがとうございます。
「GSOMIA破棄するぞ~」のシーズン到来ですね(失笑)。確か8月末頃が期限。日本としては、無視、関知しないに限ります。同志社大学の浅羽教授によると、「韓国側が関係改善に向けて動く可能性は低い」。そうか。じゃサヨナラだけど、何故そんなに強気?
「韓国から見て日本の重要度はどんどん落ちている。韓国が経済成長を続ける中、日本は横ばいのままだ。コロナ対策や電子政府といった分野では日本を追い抜いたという自負心もある」(浅羽教授)。
ウーン、、日本人の方に言われるとツライなあ。確かに少しはその点は認めるが、良かったのは一瞬でまた急降下中→空中分解か地上激突!ですね。、やっぱり関わりたくないの一択だ。
GSOMIAについては、2019年8月に破棄を通告した後「破棄通告の効力停止」をしただけであって、決して破棄通告の撤回をしたわけではない。
なので2020年8月時点では、そもそも破棄(あるいは継続)するべきGSOMIA自体が存在していないのでは?
三歩歩くと忘れる韓国人脳では、騒げさえすればどうでも良い事では?
国際法上は破棄通告の時間切れ無効、GSOMIA自動延長だったと思います。
日米の実態はとっくに破棄。ただ米軍が細かいことを気にしたくて良いというだけ。
本当はそれを指摘してあげるべきなんです。「あれっいつでもやめられるんじゃなかったっけ?」
本当は一時停止とか身勝手なものは成立してなく、次の年の終了の話があるだけなんです。
8月下旬の話に言及するのはちょっと韓国に気を遣いすぎですね。本当は存在しない一時停止の話を掘り起こしてあげるべきです。
この反応を見ると「GSOMIA破棄ネタは、飽きられている」んでしょう。
「何時でも、破棄できるニダ」。
♪八月〜は期限〜で現金化できるぞ〜
現金化できるできるぞ〜
破棄もできるぞ〜
九月〜は九月〜で現金化できるぞ〜
現金化できるできるぞ〜
破棄もできるぞ〜
(この調子で一年分できそうですが、面倒になってきました。
誰か先に上手いものを作ってそうですし)
韓国のような国とGSOMIAを結んでも実質的には機能しないと思います。
取り決め内容が守られる可能性が低いと思いますが、現実にはどのように運用されているのでしょうか。
昨年の経緯をおさらいしておきましょう。
・8月22日 韓国政府が、GSOMIA協定終了を停止すると発表
ポンペオ国務長官は「われわれは韓国の決定に失望した」とコメント
その後、デビッド・スティルウェル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)
シュライバー次官補(インド・太平洋安全保障担当)
エスパー国防長官など、錚々たる面々が韓国を説得(という名の脅迫)を続ける
・11月22日 韓国政府が、GSOMIAについて協定終了を停止すると発表
8月4日には何も起きなくても、8月20日を過ぎると、何かの動きがあるかもしれません。
昨年の「破棄するぞ」劇場は激怒したアメリカが力ずくで韓国を事実上の通告撤回に追い込みましたが、さてもし今年も再演となったら、果たしてアメリカは止めてくれるでしょうかね。
もしかしたら今年はせいぜい遺憾の意を表すくらいで、去年のようになんとしてでも押しとどめるようなことはしてこないのではないかと思っているのですけれども。
龍さま
去年は破棄通達と、やっぱ無しの両方とも予想を外しました。
韓国人は学習しませんから、今年破棄通達しない理由は、無いと思います。
後は、去年の通達で、何時でも破棄できる事になってると、言い張るくらいかな。
アメリカも、構っているほど、暇じゃ無い時期ですね。
季語として歳時記に載るかもしれません。
GSOMIA それにつけても 金の欲しさよ
字余りです笑
歳時記に載せるべきですね
自転車の修理ばかりしている様
G様
八月ニカ?🐧
十一月ニカ?🐧
ハゲ親父様
GSOMIAが破壊の文脈で使われる際は8月、破棄撤回の文脈で使われる際は11月です。
聞かぬなら 壊してしまえ GSOMIA (8月)
騒げども 騒げども GSOMIA 楽にならず そっと引っ込める(11月)
自転車の修理ばかりしている様 いいセンスなさってる(笑)。
>GSOMIA それにつけても 金の欲しさよ
ただ、韓国がいつまで続くか。がありますので、関連のワードは季語にはちょっと(笑)。でも、2019年の流行語にノミネートされてもよろしかったのにね。外交上の配慮かしら?
カネ欲しい 破棄の季節や GSOMIA
詠み人知らず
「GSOMIA」
飛んで火にいる
夏の虫
こんな感じニカ?🐧
GSOMIAの破棄を駄々捏ねて米韓関係を悪化するところまで日本政府が読んでいたならば軍曹殿の見解が正解かもしれないですね(笑)
結果論かもしれないですが、正に去年の韓国は
飛んで火に入る夏の虫
でした(笑)
飛んで火に入る夏の虫を見てエ作員が狂歌を一句
ひのもとの
カネが欲しくて
破棄SOMIA
きっと夏の虫たちにも火はお金の様にキラキラしているのでしょう(笑)。
↑の句で出るSOMIAは
そんな所に
居ったら
虫の
命は
アカンで
の頭文字を取った略称とお考えください(笑)。
うまい!
トンスルで火にいる夏の虫 も
日の本 と 火の元 掛けた狂歌も
どちらも座布団乱舞です。
まだついこの前、
「GSOMIA破棄 文在寅の乱」で
一人チキンレースの果てに
ヘタレ敗走したばかりだというのに、
またですか(笑)
まあ、前宣伝の派手なプロレス興行のように
何度も繰り返しショーが楽しめるのは
文ちゃんは稀代のエンターテイナーなんだと
感心します。
8/4にゴングが鳴るとの期待が高まってますが
8/2綜合ニュースによると
「日本製鉄が11日までに即時抗告しなければ、
株式の差し押さえは確定し、・・・」
だそうで、4日の開演というのは、
なんのことはないただの開場のようです。
試合前のブラフが盛んな文ちゃん韓国ですが、
新宿会計士様のお説のように、はたして
リングに上がってくるのだかどうだか?