昨日はデイリー新潮に、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏が最新論考を掲載されています。今回のテーマは非常に大きく、「米中対立で朝鮮半島が『コップの中の嵐』に過ぎなくなる」というものです。非常に長文ですが、読みやすく、かつ緻密であり、納得の論考です。ちなみに鈴置氏は本日、愛知淑徳大学の真田幸光教授とともにBSフジ『プライムニュース』に出演されるそうですが、楽しみですね。
目次
待望の鈴置論考
鈴置氏の最新論考は「米中対立と朝鮮半島」
正直、自分自身の文章力のなさには、ときどきうんざりします。後から読み返して、「もう少し書き方に工夫すれば良いのに」、と自分で呆れてしまうことが頻繁にあるからです。「言いたいことを簡潔にまとめる」というのは当然のこととして、その簡潔な言葉で相手に自分の考えが伝わらなければなりません。
優れた文章を読むと、とくにそれを痛感します。
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さて、当ウェブサイトで普段から公言しているとおり、著者自身は優れた韓国観察者である鈴置高史氏の論考の大ファンであり、とくに『デイリー新潮』に掲載される鈴置論考については欠かさず読んでいるのですが、昨日は嬉しいことに、その最新稿が掲載されていました。
米中全面対決で朝鮮半島は「コップの中の嵐」に転落 日本の立場は
米中が全面対決する。南北朝鮮の争いは、もはや「コップの中の嵐」に過ぎない――と韓国観察者の鈴置高史氏は断ずる。<<…続きを読む>>
―――2020年7月7日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
「コップの中の嵐」!
なんだか今回もじつに興味深い表現が多々含まれていそうですね。
リード部分も含めて約7500字、ウェブページで4ページにわたるという結構な長文ですが、論旨明快で説得力に満ちた、読む人の知的好奇心を刺激する良文であることは間違いありません。当ウェブサイトとしては全文の転載をしませんので、ご興味がある方は是非、直接読んでいただきたいと思います。
本稿では鈴置氏の議論から気になった部分をピックアップしつつ、適宜補足しながら記事の流れを追いかけてみたいと思います。
鈴置氏の大失言!?「韓国は下駄の雪」
当ウェブサイトで先日、韓国の文在寅(ぶん・ざいいん)政権が、北の「新たな独裁者」(?)である金与正(きん・よしょう)の支配下に入りつつあるのではないか、と報告しました(『金与正の瀬戸際外交による最大の成果は「韓国の掌握」』等参照)。
これについて鈴置論考では、まずは人事面から、国家情報院の院長に朴智元(ぼく・ちげん)前国会議員が指名された点の異常さを指摘します。
「鈴置:韓国が北朝鮮に卑屈なほどすり寄っています。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7月3日、情報機関である国家情報院(国情院)の院長に朴智元(パク・チウォン)前国会議員を指名しました。」
この朴智元前国会議員なる人物は、北朝鮮に5億ドルを送金したとして有罪判決を受けたことでも知られています。このほかにも政権幹部・要職に北朝鮮特使を意識したとみられる人事が行われるなど、露骨な北朝鮮シフトは明らかです。
それなのに北朝鮮は、こうした韓国の「北朝鮮シフト」に対し、国営メディアが報じた北朝鮮の外務次官による談話で「韓国はでしゃばるな」と牽制した格好であり、鈴置氏はこれを次のように表現するのです。
「鈴置:『我々は米国とのパイプを持っている。韓国は出しゃばるな』と揶揄したのです。ただ、文在寅政権はめげないでしょう。自分たちの存在意義は北朝鮮との関係改善にあると考えている。『下駄の雪』のように、どんなに踏まれてもついていくしかないのです。」(※下線は引用者による加工)
…。
鈴置先生!それはさすがに言いすぎですし、無礼です。下駄の雪に対して(笑)
というのは冗談ですが、今回の論考でも、たとえば北朝鮮メディアについて
「日本語におかしなところがありますが、談話の一部をそのまま引用します。このところ、北朝鮮媒体の日本語力は落ちる一方です。」
といった具合に読んでいて思わずクスリと笑ってしまう部分も多く、読み応えは抜群ですね。
恩知らずの本領発揮
さて、本稿も読みどころはたくさんあるのですが、そのひとつが、「受難のマッカーサー像」という節です。
マッカーサーといえば朝鮮戦争で仁川(じんせん)上陸作戦を成功させた、韓国にとってはまさに救国の英雄であるはずですが、最近、韓国国内の左派がタイミングを見計らっては韓国国民の反米感情を揺り起こし、米韓同盟の廃棄を訴えているのだとして、こんな話が紹介されています。
「7月1日、左派は仁川(インチョン)のマッカーサー将軍の銅像の前で『米軍は出て行け』と主張する集会を開きました。左派が銅像前で集会を開くのは反米感情を煽る時です。親米保守にとって、マッカーサーは仁川上陸作戦を敢行し、韓国を共産化から救ってくれた恩人。しかし左派にとっては南北の統一を阻害した張本人なのです。この銅像は時々、火あぶりにされたりします。」
…。
そんなに米国が嫌いなら、マッカーサー像を倒して、その後に金日成(きん・にっせい)像でも建てれば良いのに、と思ってしまいますね。
また、こういう恩知らずな行動を取る左派に対し、一般の韓国国民は目くじらを立てないのでしょうか。いや、目くじらを立てないからこそ、文在寅氏が大統領になったのであり、今年4月の国会議員総選挙で与党が3分の2近い議席を得たのかもしれませんが…。
そのうえで鈴置氏は、左派の『ハンギョレ新聞』(日本語版)に6月29日付で『韓米同盟を見直す時期だ』という記事が掲載されたという事実を紹介し、まさにいま、左派が「反米」のあおり時だと考え、米韓同盟の破棄を盛大に訴えかけていると説くのです。
正直、読んでいて呆れる部分ばかりですね。
自由・民主主義国としての恩恵を最大限に享受してあそこまで経済発展したくせに、その最大の「恩人」である米国に、国を挙げて後ろ足で砂をかけるような行動を取るような行動を取っているようなものです。
これで「G7」に入ろうという神経も理解に苦しみます(もっとも、鈴置氏はトランプ氏が韓国にG7入りを呼びかけたのは、後述するシステム半導体を中国企業に供給するなという牽制、あるいは懐柔策、と見ています)。
韓国を通して見る中国
国家安全法と米中対立
さて、ここで鈴置論考は視点が切り替わります。当ウェブサイトでもこれまで精力的に取り上げて来た論点のひとつである、香港の国家安全法です。ただし、鈴置氏らしく、「韓国」というフィルターを通してこの一連の騒動を概観することで、まったく違った姿が見えて来るのが興味深い点です。
つまり、同盟国を総動員し、中国包囲網を築き上げようとするドナルド・J・トランプ政権に対し、いつもの「コウモリ外交」で狡猾に逃げ回る韓国、という図式ですね。
「当面の焦点は経済的な中国包囲網、EPN(Economic Prosperity Network=経済繁栄網)です。米国は韓国に参加を呼びかけていますが、韓国政府は『詳しい説明を受けていない』などと逃げ回っています。」
まさに、コウモリ的な立ち位置で双方から「良いところ取り」を狙うという意味で、李氏朝鮮時代からまったく変わらない属国根性、といったところでしょうか。
ここで鈴置氏が出してくるのは、6月11日にEPNを担当する米国のキース・クラック国務次官が韓国からは東亜日報を選び、ほかにインド、ブラジルなど各国の報道機関とのあいだで実施した電話会談で、次のように述べた、という話題です。
- (韓国が、中国の報復措置を受ける場合)米国は韓国を助けるために何でもする準備ができている。
- 全世界が中国の脅威と報復に対抗するために立ち上がらなければならない。
- 中国と米国のうち一方を選択しろということではない。選択は誰にでも開かれているが、結局どちらを信頼するかの問題。
鈴置氏はこれについて、「逃げ回る韓国政府に対し、東亜日報を使って米国が『どちらを信頼するのか』と選択を迫った」ものだと評しているのですが、その際気になるのは、クラック次官がサムスン電子についてわざわざ言及したという事実です。
これは、5Gで中国に通信覇権を握らせないために、華為との商取引を米国が寄生している流れと関連付けると、「クラック次官が華為にシステム半導体を供給しないように要求するために、わざわざサムスン電子に言及した」という評価につながります。
当然、中国も韓国への圧力を強めており、とくに全国人民政治協商会議の賈慶林(か・けいりん)常務委員長は韓国メディアが6月に開催したウェブシンポジウムで、
「韓国の最大の戦略は中・米の間で中立を守ることであり、韓国が米国の中国封鎖に参加してはならない、というのが中国の立場。中国の核心利益を損なってはならない」
などとドスが効いた脅しをかけたのだとか。
「国産化」はフェイクニュース
ただ、正直、ここまでの展開であれば、これまでの鈴置論考を丹念に読み込んでいれば、何となく想像が付く部分でもあります。米中が対立の度合いを強めるなかで、韓国のようにどっちつかずの態度を続けていれば、米中双方を怒らせるのは当たり前のことだからです。
しかし、今回の鈴置論考の着眼点で興味深いのは、韓国政府が中国側に寝返ったときの準備を進めているとする指摘です。
とくに、半導体は韓国にとっては核心的産業ですが、肝心の中間素材の国産化はできておらず、もしも韓国が中国に寝返った際には、日米は核心素材の対韓輸出をストップしてしまう、ということが考えられます。
だからこそ最近、韓国メディアからやたらと「日米メーカーがフォトレジストの韓国生産に踏み切る」などと報じているのですが、鈴置氏はこれらの報道を巡り、「フェイクニュース」の可能性が高いとして、次のように指摘します。
「いずれも上場会社なので、本当に韓国生産を決めたのならその情報を開示するはずです。これから考えると、韓国政府は企業に圧力をかけつつ『韓国生産』のフェーク・ニュースを流して外堀を埋め、既成事実を作り上げる作戦と思われます。」
相変わらずの「ウソツキ国家」ですね。
コップの中の嵐
もっとも、非常に困ったことに、韓国や北朝鮮は、米中対立局面が深化し、両国が相手を打倒すことに集中するようになれば、打つ手がなくなります。
「鈴置:南北朝鮮はどうしようもなくなります。米中が朝鮮半島に関心を持つから、南北が立ち回る余地も生まれる。でも、その関心が薄れるのです。」
これが、鈴置氏のいう、「米中全面対決局面における南北朝鮮の争いは『コップの中の嵐』」、という意味でしょう。非常に含蓄に富んだ表現です。
もしも米国が中国を下せば、中国は直ちに北朝鮮への援助を止め、北朝鮮の非核化はいとも簡単に達成できる。
もしも中国が米国を下せば、日米同盟も弱体化し、必然的に米韓同盟は自然に崩壊する。
どちらに転んでも、朝鮮半島は米中覇権争いの従属変数に過ぎなくなる、というのが、今回の鈴置説の要諦なのでしょう。
読後感
さて、今回の鈴置論考、末尾には「米中対立が深化すると、じつは日本の方が現在の韓国よりもつらい立場に立たされる」という点が指摘されているのですが、この部分については論旨も含め、直接ご確認いただきたいと思います。
この点、私たち日本として「朝鮮半島問題にどう向き合えば良いのか」という論点は、私たちの国・日本が今後、世界のなかでどういう振る舞っていくかという論点と同じであり、結局、私たち日本という国の生き様とも直結する論点なのだと思います。
というよりも、朝鮮半島問題と香港問題は、日本が海洋同盟国家として、中国共産党が支配する中国を含めた大陸国家群とどう付き合っていくかという問題と同義なのかもしれません。
ただし、このあたりを論じはじめると、少し大きすぎる話になりそうですので、当ウェブサイトとしてはもう少しの間、折に触れ、ミクロの視点から朝鮮半島問題や香港問題について議論していくことにしたいと考えている次第です。
View Comments (28)
マッカーサーはフィリピンで苛烈な植民地奴隷支配を行った人の息子だから像を建てるなんてとんでもないですよ_
>(韓国が、中国の報復措置を受ける場合)米国は韓国を助けるために何でもする準備ができている。
大韓帝国のとき裏切ったから信じないニダ!
>米中が朝鮮半島に関心を持つから、南北が立ち回る余地も生まれる。でも、その関心が薄れるのです。
50年前の南北共同声明を思い出しますね。
元記事読んだけど、キムチ汁で腹の中がタポタポになってそう。北に腹パン食らって全部吐き出す羽目に。
台風接近を思わせるような激しい風雨で、暗いうちに目覚めてしまいました。
鈴置さんと意見が合ったかも。
読者雑談専用記事通常版 2020/06/20(土) へのコメント より。
> 踏みつけられるときが きっと幸せ
ここもかな ?
> 傷ついてもめげない
> 北を目指す 勇姿 見せるよ
韓国はよく蝙蝠国家と言われていますが、日本も似たようなことをしているなと感じることがあります。
戦後の日本の立ち位置からすれば中国が力をつけていくに従い何かにつけ敗戦国として精神的に押さえつけられています。個人的にはもう時効だと思っていますが。
鈴置論考では
>米中の覇権争いが激化するに連れ、制裁対象が広がるでしょうから日本の会社も日本も、いずれ板挟みになるのは間違いありません。下手すれば、韓国よりも日本の方がつらい状況に陥ります。
韓国は属国に戻るだけだけど
>一方、日本人は米国との同盟を失うわけにはいかない。中国の風下に立つつもりはないからです。結局、日本にとって米中板挟みが常態化するのです。
鈴置論考はここで終わっていますが、昨夜のプライムニュースで桜井よしこさんが日米安保が支障をきたしたら中国に飲み込まれるか、そうならないように武装するかどちらかだとおっしゃっていました。
憲法改正が急務であると思いました。安倍さんには最後の命を懸けた大仕事を期待したいです。
日露戦争時の有名なジョルジュ・ビゴーの風刺絵《魚釣り遊び》の釣り糸の先、その魚を「どっちも釣りたくない」と橋の上で争っている感じなんでしょうか。
韓国の左派が米韓同盟消滅を叫んで国民を扇動して,世論がそれに賛同しても,米国側の事情で米韓同盟消滅とはならないと思います。以前述べた通りですが,米中関係悪化で,韓国内の米軍基地の重要性が増してしまいました。今後,陸軍(対北朝鮮)の削減はあるかもしれませんが,空軍,特にミサイルシステムは非常に戦略上重要になるはずです。それで,アメリカは多少韓国に譲歩しても,韓国を同盟内に留めようとすると思います。これは,バイデン氏に替わっても同じでしょう。
北朝鮮も中国とロシアの支援で何とか命脈を保っていますが,中露がヘソを曲げるような行為もしばしば実行してしまい,政権の安定性は非常に悪いと思います。保衛部と北朝鮮人民軍の動きがカギになるでしょう。政権が同様したときは,中国が真っ先に進駐すると予想しています。アメリカはどう出るでしょうか。
愛読者さま
米国側の事情で米韓同盟消滅とはならないと思います。
>私も以前から、「韓国内の米軍撤退は無い」と思ってます(削減はあるでしょう)。
韓国は、これを機会として、北朝鮮への支援を進めると思います。
その結果なんらかの制裁が、韓国に加わった場合は、「アメリカが悪いニダ」となり、反米が進むことになります。
半島統一が目標である文政権としては、どちらに転んでも損はありません。
>一方、日本人は米国との同盟を失うわけにはいかない。
>中国の風下に立つつもりはないからです。
>結局、日本にとって米中板挟みが常態化するのです。
単なる矜持の問題だけじゃなくて、日本が中国の風下に立つとなると、
中国陣営の対米の最前線(しかも緩衝地帯無し)になってしまう。
それだけは何としてでも避けたい。
鈴置論考読みました。
いつもより長い文で、分かりやすいと思います。
過去から韓国が、日米側に居て、中国との緩衝地帯だという考えが、有ると思います。
実態は、中国側に居るのだが、日米に寄生して、利益を得ているのが韓国だという考え方に、そろそろ変わるべきだと思います。
中国との最前線は、既に日本であり、韓国はその実態を隠しながら、日本国内で扇動活動を行ってる状況だと思います。
韓国は敵か味方か?、無条件に味方だと思う人は、実態の変化に対応できていないと思います。
だんな さん。
>韓国は敵か味方か?、無条件に味方だと思う人は、実態の変化に対応できていないと思います。
「真に恐れるべきは有能な敵ではなく 無能な味方である」と言う言葉(ナポレオンのものだという説もありますが、正確には分かりません)がありますが、長らく自由主義陣営に寄生している韓国は、日本にとっても既に無能な味方どころか、有害な異物と化しています。そう思います。
だんなさま
味方なら侵略(竹島)しません w
文在寅大統領は北朝鮮のエージェントであり、そのエージェントっぷりを際立たせないために北朝鮮はわざと文在寅大統領を名指して貶め、韓国政府を罵っている、と言ってる人も居ます。エージェントというのは別に文在寅大統領が明確に北朝鮮の機関に属した出自の人間である、という意味では必ずしもなく、かつての日本でのGRUのゾルゲと尾崎秀実のような関係を北朝鮮と持っている可能性がある、という意味です。
真偽はいずれにせよ文在寅大統領は結果的にそのように人事も動かしていますね。
私たちの国・日本が今後、世界のなかでどういう振る舞っていくかという論点と同じであり、結局、私たち日本という国の生き様とも直結する論点なのだと思います。
同感です。時に間違いも犯すアメリカの言うなりではなく、日本も独自の外交を持つべき時が来たんだと思います。
そのためには日本も米軍に依存しない独立した軍事力を整備するべきだし、憲法を言い訳にした「出来ない」ことを強調するネガティブ解釈を止め、「これは禁止されてない」というアクティブ解釈をするような機運を政治に作るべきだと思います。
ミサイルを撃ち落とすのに、迎撃ミサイルの後段が落下してくるかも知れなくて危ないから配備を止める、などという、やってくるミサイルを度外視した本末転倒な議論も批判されるような土壌が必要だと思います。
更新ありがとうございます。
両大国は相手を打ち倒すことに集中します。当然、彼らにとって半島問題の優先順位は急落します。世界の覇権争いに勝てば、自動的に朝鮮半島でも有利な立場を確保できます。
日本も他人の事は言えません。米国の傘の下で経済的発展を遂げたんですから。しかし、それを仇で返そう、米国に反旗を翻す日本人ではありません。アカの日共は別ですがネ。正に南朝鮮は『恩知らずの本領発揮』です。
でも南北は所詮、従属変数です。日韓もやや似てますが、鈴置氏のいう、「米中全面対決局面における南北朝鮮の争いは『コップの中の嵐』」であるのは事実。
直接やり合う対決に、敵は増やしたく無いが、どっちつかずでいいとこ取りするコウモリやカラスは、同時に一気になぎ倒されるかも知れませんし、南北とも無視されたら何の立場もありません。コップは何時、割っても替えは効くんです。
しかしマッカーサー像も気の毒な事ですね。よりによって仁川とは(嘲笑)。左傾人が罵声浴びせて、キズ付けたりしてるんでしょう。米国は修復と賠償に、文に100億ドルを要求してはいかがですか(笑)?
更新ありがとうございます。
> そんなに米国が嫌いなら、マッカーサー像を倒して、その後に金日成(きん・にっせい)像でも建てれば良いのに、と思ってしまいますね。
これは「恨」の感情をコントロールしやすいからではないでしょうかね?
残しておけば扇動ができ、倒してしまうと保守派からの「恨」を受けるという弊害があるので、左派としては残しておくほうが何かと便利だろうと思えます。