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数字ありきの訪日観光客目標、コロナで実績ガタガタに

先月の『訪日外国人、ウィルス騒動の影響はまだ出ていないが…』で懸念したとおり、2020年2月における訪日外国人数は前年同月と比べて6割以上減少するという状況になりました。ただ、これでもまだ想定よりも「マシ」であり、本格的に観光産業に壊滅的な打撃が生じるのは、むしろビザ免除措置などが停止された2020年3月以降であると考えられます。これについてどのように考えれば良いのでしょうか。

インバウンド観光目標の問題点

すでに今から約2年半前、2017年8月の時点で、当ウェブサイトでは『日本政府は「訪日客4000万人目標」を撤回せよ!』のなかで、「特定国民に対する観光ビザ免除プログラムの厳格化」と「2020年4000万人目標の撤回」の2点を提言しています。

  • ①特定国出身者による観光以外の目的の入国が横行するリスク
  • ②半島有事などで事実上の難民が流入するリスク
  • ③外国人観光需要が特定国に過度に依存するリスク

この点、年初の『訪日外国人は過去最大だが、観光目標は立て直すべき』でも報告したとおり、このうち③については、すでに弊害が出ています。なぜなら、2019年を通じて日本に入国した外国人は、30%が中国人、20%近くが韓国人、と、特定国出身者で占められているという状況にあるからです。

当ウェブサイトではこれまで一貫して、

中国は2017年にTHAAD報復と称して韓国への旅行を絞ったという実績もあるため、特定国、とくに中国に観光産業が依存し過ぎることはきわめて大きなリスクである

と主張し続けて来ました。

これに関連して先月、『訪日外国人、ウィルス騒動の影響はまだ出ていないが…』では、「コロナ騒動で中国からの入国者数が激減する見込みである」という点に加え、「日本は中国に近い」という連想から、世界で日本に対する風評被害が広がる可能性もあると申し上げたところです。

コロナの影響が出る前の状況

この点、先月までの時点で明らかになっていた、2020年1月における入国者数と前年同月比については、まだコロナショックの影響はほとんど出ておらず、「ノージャパン運動」がさかんな韓国を除けば、むしろほとんどの国からの入国者数が前年同月比プラスでした(図表1)。

図表1 2020年1月における入国者数と前年同月比(※速報値)
2020年1月 前年同月比
総数 266.1万人 ▲2.8万人(▲1.06%)
中国 92.5万人 +17.0万人(+18.42%)
台湾 46.1万人 +7.4万人(+15.98%)
香港 21.9万人 +6.5万人(+29.68%)
韓国 31.7万人 ▲46.3万人(▲146.02%)
米国 11.7万人 +1.4万人(+12.03%)
タイ 11.3万人 +2.0万人(+17.65%)
豪州 8.5万人 +0.4万人(+4.97%)

(【出所】JNTO『月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)』より著者作成。ただし、これは速報値であり、かつ、欧州などについてはまだ数字が出ていません。)

今年2月については、中韓がほぼ壊滅状態

では、これが実際、今年2月には、どうなってしまったのでしょうか。

気になっていた2020年2月における国籍別入国者数については、日本政府観光局(JNTO)が19日に、公表しました。さっそくですが、コロナショックの影響が出始め、入国者総数に加え、ほとんどの国からの入国者数が激減していることが確認できます(図表2)。

図表2 2020年1月における入国者数と前年同月比(※速報値)
2020年2月 前年同月比
総数 108.5万人 ▲151.9万人(▲140.01%)
中国 8.7万人 ▲63.6万人(▲729.84%)
台湾 22.0万人 ▲17.9万人(▲81.41%)
香港 11.6万人 ▲6.4万人(▲55.12%)
韓国 14.4万人 ▲57.2万人(▲397.43%)
米国 7.3万人 ▲1.9万人(▲26.25%)
タイ 9.8万人 ▲1.0万人(▲10.05%)
豪州 4.9万人 +0.1万人(+1.74%)

(【出所】JNTO『月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)』より著者作成)

とくに、入国者数が前年同月比で152万人も落ち込んだ理由は、コロナの中心地である中国(マイナス64万人)に加え、「ノージャパン運動」が活発な韓国(マイナス57万人)からの落ち込みが主導した格好であり、訪日「人数」だけで見れば、コロナとノージャパンのダブルパンチを喰らった格好です。

各国の入国者数の状況

参考までに、いくつかの国・地域について、2015年2月以降の各国からの月次入国者数と前年同月比についてグラフ化したものについても確認しておきましょう(図表3)。

図表3-1 入国者総数の推移

図表3-2 中国からの入国者数の推移

図表3-3 台湾からの入国者数の推移

図表3-4 韓国からの入国者数の推移

図表3-5 香港からの入国者数の推移

図表3-6 米国からの入国者数の推移

(【出所】いずれもJNTO『月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)』より著者作成)

実際にグラフ化してみると、中国と韓国からの入国者数の落ち込みがとくに大きいことが確認できます。

このうち韓国の場合は、日本の対韓輸出管理適正化措置を契機としたノージャパン運動が顕在化した2019年8月以降、日本への入国者数が前年同月比で常にマイナスとなっているのですが、2020年2月の前年同月比は2015年以降では過去最大のマイナス幅です。

また、中国の場合は2020年1月まで入国者数が増え続けていたものの、2月においては入国者数が前年同月比730%も減少し、64万人減の9万人弱にとどまりました。この中韓両国からの入国者数の激減が、結果的に入国者総数自体を大きく押し下げた格好です。

そして、日本政府が3月9日以降、中国、韓国、香港、マカオの各国の国民・居住者に対する入国ビザを当面無効化する措置を講じたため、訪日客数が多い4ヵ国・地域のうち、台湾を除く3ヵ国・地域からの入国者数が壊滅的な減少となることが現時点で確定しています。

インバウンド観光産業が受ける打撃は、むしろこれからが本番でしょう。

言わんこっちゃない

あくまでも個人的な感想を申し上げますが、それでも中国人入国者数自体は予想よりも多かったと思います。なぜなら、先月、「中国からの入国者数は1日1000人以下に留まっている」といった報道もあったため、単純計算で最悪の場合、2月を通じた入国者が3万人弱にとどまる可能性すらあったからです。

もっとも、訪日中国人が9万人弱だろうが、3万人弱だろうが、正直、これまでの怒涛のような「中国人入国ラッシュ」と比べれば、誤差の範囲内に過ぎません。

こうしたなか、もともとわが国のインバウンド観光産業は中国、台湾、韓国、香港の4ヵ国・地域に過度に依存している、という事情があります。

以前の『訪日外国人は過去最大だが、観光目標は立て直すべき』などでも報告したとおり、親日国である台湾や香港はともかくとして、インバウンド需要を中韓両国に過度に依存するのはきわめて危険です。

なぜなら、中国と韓国は反日国であるばかりでなく、観光などを含めて経済を政治利用する国だからです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

繰り返しになりますが、当ウェブサイトではかなり以前から、「数字ありき」の観光客目標については、撤回した方が良いと申し上げて来ました。その理由は冒頭にも掲載したとおりなのですが、それだけではありません。

そもそもインバウンド観光需要を振興する本来の目的は、

  • 外国人観光客におカネを落としてもらうこと
  • 全世界に日本のファンを増やすこと

といった点にありますが、これと数値目標は必ずしもリンクしないからです。

いずれにせよ、これについてはぜひとも紹介しておきたい論点がいくつかありますので、詳細についてはできれば今月中、あるいは来月初旬までに、どこかで議論したいと思います。

新宿会計士:

View Comments (45)

  • コロナウイルスの影響で積木がバラバラに崩れた状態ですので、どう積み直すかじっくり考えましょう。
    (各国とも同様であるが、イタリアは特にダメージが大きい)

    • 目指す方向としては、他の方の発言にもありますけど訪問国数、滞在日数、客単価、満足度、リピート率に重点を置いた持続的なものになります。
      (この方向になると観光客の質は向上、数もそこそこに抑えられますのでトラブルも少なくなる)

      今は食いつなぎながら、次なる手について考え、準備を整える時。

      • ボーンズ 様

        その通りですね。
        各国、フラッグキャリアは何とかして存続させるでしょうが、LCC は壊滅するでしょう。
        結果として客層も変わりますから、方向転換を図るにはよい機会かと。

  • 図表2のタイトル、間違っていませんか?
    1月と書いてありますが、きっと2月のデータですよね。

    また、前年比でマイナス100%を超える減少の意味がわかりません。
    前年100人、今年20人であれば、マイナス80%と思います。

    私の勘違いであればごめんなさい。
    いつも楽しく拝見している一ファンの初コメントでした。

    • >図表2のタイトル、間違っていませんか?
      >1月と書いてありますが、きっと2月のデータですよね。

      こういうときは図表内の数字が正しいと見て2月でしょう。

      >また、前年比でマイナス100%を超える減少の意味がわかりません。

      (前年同月-本年同月)/(前年同月)とすべきところを(前年同月-本年同月)/(本年同月)としてしまった数字ですね。

  • 観光業界や航空業界は,アメリカと同様に,しばらく政府が財政出動して援助して支えないとダメだと思います。ホテルが沢山廃業したりすると,オリンピッックも開催困難になります。コロナの見通しについては,下記の記事が私の予想と最も一致しています。ちょっとだけ高校程度の数学が登場しますが,頑張って読んでみて下さい。
    https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59778
    まず,中国,韓国からの訪日制限の解除時期の検討から始めないといけません。嫌韓感情は排除して考えましょう,経済のためです。

    • 愛読者様

      ありがとうございます。

      厚労省発の新規患者発生数推移から、頂上から下り始めたと推定している根拠は、
      紹介していただいた疫学理論です。

      収束時期(収まったかなと思う時期、厳密ではない)は、インフルエンザなどの例
      からは5月の連休くらいだと予想していますが、武漢風邪の季節性など、いろいろ
      要因があるので、目安に過ぎないと考えています。

      記事中の「スーパースプレッダー」については、少し、疑いを残しています。
      1980年代に流行したAIDSのような性病においては重要と思いますが・・・。、

      呼吸器感染症でこだわるのが妥当かどうか、
      あちこちで歩いて感染を広める人がいることは確かだとは思います。

  • だからといって、中国韓国に対する観光促進をとりやめる、という選択はあり得ない。稼げるうちに稼いでおく、というのがサービス業の鉄則だからね。それよりも、コロナウイルス騒ぎでやることがない今、国民に英会話を徹底させてはどうだろうね。日本は、先進国の中で、英語が通じにくい特異な国でね、これは大きなマイナスだよ。

    • 越後屋お虎さま

      >だからといって、中国韓国に対する観光促進をとりやめる、という選択はあり得ない。稼げるうちに稼いでおく、というのがサービス業の鉄則だからね。

      はたしてそうでしょうか?商売の鉄則は他にもありますよね。リスクは分散させる。危険な綱渡りをし続けない。
      稼げるうちに稼いでおくという鉄則は、果たして鉄則と言うほどの強い価値があったのか。今こそ冷静に考え直すべきです。

      >日本は、先進国の中で、英語が通じにくい特異な国でね、これは大きなマイナスだよ。

      私が知る限り、英語以外の外国語に堪能な方は比較的少ないと思いますし、ほとんどの方が多少の英語を話せますし聞き取れます。言語は、基礎さえ出来ていれば、場数を踏めばすぐに上達します。そういう意味では英語圏のお客様のほうが楽ですよね。そもそも先進国のうちアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダは英語が通じて当たり前ですよね。日本が英語が通じない特異な国なのではなく、アジア圏にあり欧米の植民地になったことのない先進国という意味で特異なだけですよ。

      中韓などの特定のアジア諸国に観光を依存するのはリスクが高いだけで、メリットが少ないというのは事実でしょう。彼らは「安い海外旅行」や「買い物旅行」を求めているのです。長期滞在で客単価の高い遠方の富裕国にリターゲットするべきです。

      • ケロおさまに同意します。
        私は、中国や韓国の人々にとって、日本は安・金・短の旅行先として打ってつけだったのだと思います。だからこの両国の観光客が突出して多かったのではないでしょうか?LCCの航路がたくさんあり、遠い外国に行けない人でも日本旅行には来られたのだと思います。この新型コロナ騒動でLCCが淘汰されたり、世界的な不況で経済的に困難になったりすれば、当分中国や韓国からの観光客数が回復することはないのではないかと考えます。その点からも観光のターゲットを変え幅広く観光客を集める戦略に転換する必要があると思います。

    • 越後屋お虎さま様、ケロお様

      「英会話」

      「英会話」から入った人はほとんど挫折している印象です。

      仕事で否応なしにやらなければならなくなった人は、
      やれているようです。

      従って、英語圏の単価の高いお客様に来ていただいて、
      否応なく、話さざるを得ない環境に追い込む。

      そうなるとよいと思います。

    • >だからといって、中国韓国に対する観光促進をとりやめる、という選択はあり得ない。

      論外ですね。

      共産チャイナと韓国とは明確に我が国に対して政治的だけでなく軍事的にも敵対する姿勢をとっている国々です(韓国が軍事的に我が国に敵対する姿勢をとっている証拠は韓国空海軍が導入している高額な装備の殆どが対日戦以外の対北朝鮮や対中には必要のないものであるという事実に見てとれる)。

      そういう政治的にも軍事的にも我が国と敵対している国々に経済的に依存している現状それ自体が極めて異常であって、日本が今後も独立国であることを保ちたいのであれば、この狂気とも言うべき軍事的敵国のチャイナ・韓国両国への経済的依存という異常な状況は速やかに改められねばならない。

      チャイナや韓国からの客に頼らずともやっていけるようにするには国内観光を振興させることです。それには日本自身が経済成長を行い国民の所得を増やして観光旅行に行けるだけの経済的余裕を国民の多くに与えれば良いだけです。

      国民が豊かになる方策を考えず経済を締め付けて国内経済を縮小させデフレを続けて日本国民以外の外国からの人々にとっては割安でお得な国となり、敵国であるチャイナや韓国から大量の旅行者を迎えて連中が落とす金額の多寡に一喜一憂するというのは異常極まりない。

  • 観光業のあり方については、人・物が再び動き出してから、各国の経済状況を見て判断が必要でしょうね。
    韓国はほぼ間違いなく経済崩壊し、場合によっては国ごと滅びますから、ないことを前提にすべきでしょう。
    最近の京都のオーバーツーリズムに辟易としていたので、適正規模の観光に戻って欲しいものです。

    • イーシャさま

      >韓国はほぼ間違いなく経済崩壊し、場合によっては国ごと滅びますから、ないことを前提にすべきでしょう。

      国家存続したとしても、経済力は著しく低下するので、やはり無いものとして扱うべきでないことに同意です。
      中国にしても、世界2位の経済大国であり続けたとしても実際の消費能力はかなり低下するのは間違いないので、期待するべきではないということで、中韓外しは必要でしょう。今後も中韓期待を続ける観光地は「いまだに中韓メインの時代に取り残された、時代遅れの観光地」という扱いをうけて衰退すればいいのではないでしょうか。

      >最近の京都のオーバーツーリズムに辟易としていたので、適正規模の観光に戻って欲しいものです。

      近年中国韓国が多すぎて、京都の良さを感じられないという意味で、日本人が個人で旅行する対象にはなりにくかったところですが、今回の危機的状況をうまく利用して失地回復につなげてほしいです。
      どのように転ぶにしろ、反日国に収入を頼る産業は、極めて危険性が高いことは事実です。もちろん欧米主体の観光地があったとしてもコロナショックで客は激減しているでしょうが、一日本人の感覚として、おびただしい数の中国人韓国人がひしめく観光地には何の魅力も感じません。欧米や他の地域の外国人も同様でしょう。中韓だよりが観光地としてのブランド価値失墜につながっていることをきちんと認識できた観光地だけが生き残れば後は焼け野原になってもやむを得ないと感じております。

    • 韓国が経済崩壊とか妄想願望はともかく
      政府による観光依存政策からの脱却は絶対よな
      そんな政策取る国は自分達が落ち目だと宣言しているようなもの

      しかしこのサイトも韓国崩壊を呪うばかりの下らない嫌韓厨が増えたものよな
      まあ新宿会計士自身がそうした嫌韓厨の一員だから仕方ないけど

    • イーシャ 様
      元々ある姿を見て貰いたいのであれば、無理に受け入れるような策はダメですね。
      落ち着いてじっくり見ていただけるような環境造りが大事。
      おもてなしはその添え物。

  • サイト主様

    いつも興味深い論考、有り難うございます。
    インバウンドの多様化によるリスク分散、常々主様が指摘して来られていました。降って湧いた武漢コロナによってかくも露わにリスクが顕在化するとは、、災難としか言いようがありません。インバウンド業界、特に、宿泊、飲食、イベント、輸送、土産物、、まさに猖獗を極めることになり、しかもまだ始まったばかりです。上のコメントでも紹介されていますが感染方程式、うまく収束してくれると良いと思います。日本は安部総理の陣頭指揮の元、健闘していると思います。ちょうど春休みの時期に近かった機会をとらえて学校の休校を要請、感染多発地域からの入国を強力に制限して、中だけの問題、方程式の複雑化を避けています。クラスターの発生は想定外だったかも知れませんが、すでに学習して方程式に組込まれ、適切な要請が行われているように見えます。
    昔、学生の頃、、心理歴史学で将来を予測するというSF話があって、このシリーズ耽読していました。宇宙に広がった銀河帝国の隆盛には一点の陰りも無く、未来永劫続くと誰もが信じていた中、一人の数学者が心理歴史学(熱力学の分子を人に置き換えたもの)を操って、帝国の崩壊を予想しました。彼のやったことは崩壊を押し留めることでは「なく」、崩壊後の新しい国家の萌芽を援け、崩壊/混乱に陥りにくいより優れた政治形態を目指すというものでした。
    今回も、いつか武漢コロナが収束する頃、焦土から産業が再生勃興することになることを切に希望しますが、この過程で今回の酸鼻な状況の教訓を踏まえて、産業構造の最適化対策が打たれることを安部総理に期待したいと存じます。

    • 何言ってんの?
      国民に自粛期間という時間を貰っておきながら予算の一つも決められない無能な中央政府
      結局何一つ得る事が無いまま、自粛の限界に来た民間が徐々に活動を開始しているのが現状
      新宿会計士が度々提言してる幾つかの(真っ当な)政策だって、そのうちの幾つをこなしているんだか
      頑張っているのはむしろ地方自治体で、安倍は精々その後追いしてるだけだよ

  • 観光・サービス業は社会が不安定になると脆弱性が剥き出しになります。今回の様な疫病や戦争みたいな時に遊びには行けないですしね。
    で、今後は世界情勢がより不安定さを増していくのでは?と個人的に予想してます。
    そのためにも観光業よりも食料自給率を引き上げるために農業や畜産業とか、これも人不足で困っている物流にもう少し人が流れる様になればいいかなと考えたりしてます。
    まあいい方法なんて思いつかないですが。補助金ジャブジャブ投入?

  • 訪日外国人としては、日本のルール・マナーが守れる人たちをターゲットにしてほしいです。LCCで大挙して押し寄せる客には、できるだけご遠慮いただきたい。(お金持ちが上客とは限りませんが・・・)

    それから、せっかく特定国からの訪問客が減少しているので、駅の案内板などの「妙な文字」の必要性も薄れてきたはずです。この際、日本語・英語・スペイン語程度に絞りませんか? →鉄道会社さん

    • 労害様
      賛成です。
      電車などでの音声案内も、日本語と英語だけで充分だと思います。

      • ちかの さま

        コメントありがとうございます。
        ヘイトだと言われるかもしれませんが、例の楔形文字を組み合わせたような(シュメール人に怒られるかな)文字を見ると、どうも不快感がこみ上げてくるので、目にしたくありません。これは脊髄反射みたいなものです。

        台湾人の訪日客が増えるのなら、中国語併記は許容します。

    • この間地方空港(広島空港)を利用しましたが 空港バスでの案内が日本語英語中国語韓国語で延々と流れてうるさくてしょうがなかったです。出発時はしょうがないとしても経由地と到着前にも同様に流れます。あれはナントカしてくれんかな・・。植民地じゃないんだし そもそも団体で来るのだから普通の連絡バスには中韓は乗ってこないだろ?もしいても 海外旅行するのなら英語くらい勉強して来ればいい話だ。それにバスなら行き先はちゃんと書いてあるんだし・・・アナウンスなど必要なの?

  • 安倍首相は、官僚と同じく「修正が効かない病」になっていますね。
    この期に及んだら、とっとと東京オリンピックも少なくとも順延を言い出すべきなのに、このままズルズルと決断を先延ばしにして、IOCから「中止にします」とか一方的に言われてm9(^Д^)プギャーという未来が幻視されますw。

    • りょうちん 様

      こちらから言ったら、ペナルティを全部引っ被るからです。
      IOCが中止を宣言、日本が続行を表明した後に中止となれば、開いた穴はIOCが入っている保険で埋められます。
      (米3大ネットの放送権料など膨大なスポンサー費用が控えている)

      なので、「修正が効かない」のではなく、「修正してはいけない」のです。

    • りょうちん様へ

      りょうちん様も厳しいですね…
      厚労省が提示した『新型コロナウイルス対策の目的(基本的な考え方)』という図表がありまたね…
      あれには、二つの正規分布曲線状の山が並んでいます。
      一つの山は険しく、中共やイタリアのように医療崩壊を招いた状態を示しています。もう一つの山はなだらかで、曲線の最高値が医療体制のキャパシティーを越えない状態を示しています。日本が目指しているのはこれですね。
      二つの曲線とx軸の間の面積は、総感染者数を意味しています。この面積はそれぞれ同じ値か近似値となることが予想できます。
      そして、なだらかな山の右側の足は、タイムラインを示すx軸の右側に寄っていることが示されています。つまり、終息がかなり先を延びてしまうことが予想されます。
      医療崩壊を招かないことと、感染症の素早い終息、この二つの命題は互いに二律背反しています。

      日本や世界各国は医療崩壊を招かないことを目指している以上、奇跡が起きない限り素早い終息と安全なオリンピックの運営はありえないでしょう。
      ですが、自分は柄にもなく奇跡が起こることを望んでいるのですよ…(泣)

      • 名無Uさん様

        「医療崩壊を招かないことと、感染症の素早い終息、この二つの命題は互いに二律背反」

        これが、引っかかっています。

        論理的、かつ、数学的には妥当なのですが、現実にはどうか???

        最近の経済理論、複雑な数学を用いていますが、ちっとも当たりません。

        現実世界には、いろいろ分かりにくいところがあるので、それを無視するか、何かで近似するか。

        現実世界は複雑系なので、数学通りには行かないのです。

        まあ、そんなものか、と話半分に受け取ったほうがいいかもしれません。

        • 成功できなかった新薬開発経験者様へ

          ありがとうございます。
          どんなところにも、希望というものはありますね…

    • 今回の入国制限措置もそうです。中国様が先に日本人の入国時隔離を実施したあとで 「ほっとして」こちらも制限措置を始めたわけです。なさけない・・。

  • 「便所」も「朝鮮人」も言葉として使う内にどんどん「悪い言葉」の様になっていきますが「インバウンド」も目新しい肯定的なイメージを纏って居たのは束の間でした。
    今では【インバウンド】と言うとすっかり「LLCでやって来てコンビニメシを食べてビジホなどマシな方でオールドカマーの同胞が経営する非合法キワキワの粗末な所に泊まり、またLLCで帰国する」と言う日本には何ら益の無い貧乏旅行者や本国の旅行代理店が全部お膳立てして儲けも全部本国資本が抑える様なモノに成り下がりました。これは「便所現象」と呼ぶに相応しい。

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