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豪韓通貨スワップ増額更新、だが米ドル換算したら…?

昨日、豪州準備銀行(RBA)と韓国銀行は、豪韓通貨スワップ協定を3年更新したと発表しました。また、金額については豪ドル側が100豪ドルから120豪ドルに、韓国ウォン側が9兆ウォンから9.6兆ウォンにそれぞれ増額され、一見するとさらにスワップが拡充されたかに見えます。先日のマレーシアとの通貨スワップ協定更新に続き、今回、豪州とのスワップも更新されたことで、韓国側は来月のインドネシアとの通貨スワップ協定更新にも意欲を示しているようですが…。

豪韓通貨スワップ、無事に更新!

先日の『危機伝播 韓国・マレーシアのスワップはむしろ有害?』の「続報」です。

豪州準備銀行(RBA)と韓国銀行は昨日、オーストラリアと韓国の通貨スワップ協定を3年延長したと発表しました。ここでは豪州側のプレスリリースを紹介しておきましょう。

Renewal of Bilateral Local Currency Swap Agreement With Bank of Korea

Today, the Reserve Bank of Australia renewed the bilateral local currency swap agreement with the Bank of Korea. The initial swap agreement between the two central banks was signed in 2014 and has been renewed for three year periods since that time. The new agreement is for a further period of three years and can be renewed again in the future by mutual consent of both sides. The new agreement allows for the exchange of local currencies between the two central banks of up to A$12 billion or KRW 9.6 trillion.
This agreement is designed to promote bilateral trade for the economic development of the two countries, to enhance financial stability and for other, mutually agreed, purposes. The agreement will ensure that trade between the two countries can continue to be settled in local currency even in times of financial stress.
―――2020/02/06付 RBAウェブサイトより

使えるスワップは2つだけ

ここで、現時点において韓国が保有する「通貨」スワップを一覧にしておきましょう(図表)。

図表 韓国が外国と保有するスワップ一覧(韓国当局が「保有する」と自称するものを含む)
相手国と失効日 金額とドル換算額 韓国ウォンとドル換算額
インドネシア(2020/3/5) 115兆ルピア(84.1億ドル) 10.7兆ウォン(90.1億ドル)
中国(2020/10/13?) 3600億元(515.8億ドル) 64兆ウォン(539.1億ドル)
スイス(2021/2/20) 100億フラン(102.6億ドル) 11.2兆ウォン(94.3億ドル)
UAE(2022/4/13) 200億ディルハム(54.4億ドル) 6.1兆ウォン(51.4億ドル)
マレーシア(2023/2/2) 150億リンギット(36.3億ドル) 5兆ウォン(42.1億ドル)
オーストラリア(2023/2/22) 120億豪ドル(80.6億ドル) 9.6兆ウォン(80.9億ドル)
二国間スワップ(BSA)小計 873.9億ドル 106.6兆ウォン(897.9億ドル)
CMIM 384.0億ドル
合計 1,257.9億ドル

(【出所】各種報道等より著者調べ。米ドル換算額については2020年2月3日夜12時時点でWSJのウェブサイトに掲載されていた値を参考に試算。なお、韓国の通貨当局はこれら以外にもカナダとの間で締結した為替スワップ(BLA)を「通貨スワップ(BSA)」と称している模様)

韓国が外国と締結している通貨スワップ(BSA)のうち、豪ドルはスイスフランと並んで国際的な準ハード・カレンシーであり、外為市場、国際送金、世界の外貨準備の組入通貨などの世界において存在感が大きな通貨でもあります。

このため、韓国が通貨危機に陥った際には、韓国は韓国ウォンを担保に入れて豪州準備銀行から豪ドルを、スイス国民銀行からスイスフランを借り入れ、それを外為市場で米ドルに両替して通貨防衛する、といった使い方ができます。

その意味で、今回の豪州とのスワップは、スイスとのスワップと並び、韓国にとっては「干天の慈雨」のごとく有難い協定であることは間違いないでしょう。

米ドル換算したら金額はほぼ同じ

ただ、先ほどのRBAのプレスリリース記事本文中に “bilateral local currency swap agreement” とあります。わざわざ “local” という言葉が入っている理由は、「自国通貨同士を交換する」という意味であり、「米ドルなどの国際通貨と交換する協定ではない」、という意味です。

きわめて当たり前の話ですが、豪ドルと米ドルは違う通貨であり、お互い変動相場制を採用していて、為替相場は日々刻々と動いています。そして、この豪韓通貨スワップ協定は「豪ドルと韓国ウォンの交換」の協定であり、有事の際に韓国が「のどから手が出る」ほど欲しがる米ドルとのスワップではありません。

ちなみに、韓国メディアによると、今回、金額が豪ドル側で100億豪ドルから120億豪ドルへ、韓国ウォン側で9兆ウォンから9.6兆ウォンへ、それぞれ増額してもらったようであり、「よりいっそう安全網が広がった」との認識もあるようです。

ただ、これについては冷静に金額を調べてみると、この3年間で豪ドル安が進んだためでしょうか、協定締結時点における直近の米ドル換算額で見れば、ほとんど増えていないという実情が垣間見えます(図表2)。

図表2 豪韓通貨スワップ協定の米ドル換算額
当初締結日 豪ドルと米ドル換算額 韓国ウォンと米ドル換算額
2014年2月23日 50億豪ドル(44.9億米ドル) 5兆ウォン(46.6億米ドル)
2017年2月8日 100億豪ドル(76.4億米ドル) 9兆ウォン(78.6億米ドル)
2020年2月6日 120億豪ドル(80.8億米ドル) 9.6兆ウォン(80.9億米ドル)

(【出所】RBAウェブサイト等より著者作成。なお、米ドル換算額はその時点のWSJの直近終値を参考に試算)

というよりも、中国の爆買い需要の低迷のためでしょうか、ここ数年、豪ドルは米ドルに対して下落基調にあり、豪ドルベースでスワップの金額を増額してもらったとしても、肝心の米ドルに換算すればほとんど増えていないというのは、なかなか興味深い現象だと思います。

次はインドネシア

さて、韓国が保有する通貨スワップ(「保有する」と自称する中韓通貨スワップも含む)については、次に期日が到来するのはインドネシアとのスワップです。

しかし、豪州やスイスとの通貨スワップと異なり、インドネシアの通貨・ルピアは、マレーシアの通貨・リンギットとともに「ソフト・カレンシー」であり、「韓国が通貨危機に陥った際に相手国から通貨を貸してもらい、米ドルに両替して通貨防衛に使う」、といった使用はできません。

なぜなら、それをやってしまうと、両替する金額の量とタイミングによっては、その瞬間、相手国の為替市場をクラッシュさせてしまい、相手国に通貨危機を伝播するという効果をもたらすからです。

この「ソフト・カレンシー同士のスワップは国際的な金融危機を防ぐうえで役に立たないだけでなく、むしろ有害ですらある」とする議論については、先日の『危機伝播 韓国・マレーシアのスワップはむしろ有害?』で詳説したとおりです。

しかし、インドネシアと韓国との通貨スワップの米ドル換算額は90億ドル前後であり、マレーシアと韓国との通貨スワップ(約40億ドル前後)と比べて金額規模では倍以上であり、「通貨危機を伝播しかねない」という点ではリスクはさらに大きいといえます。

しかも、日本はインドネシアとの間で227.6億ドル規模の通貨スワップ協定を結んでいるため、

  • 韓国が通貨危機になった際、インドネシアがスワップ協定に従って韓国に自国通貨を貸し付ける
  • 韓国がインドネシア・ルピアを外為市場で一気に米ドルに両替する
  • インドネシア・ルピアの価値が暴落し、インドネシアが通貨防衛をする必要に迫られる
  • インドネシアがインドネシア・ルピアを担保に日本から米ドルを借り入れる

という流れで、事実上の「日韓三角通貨スワップ」が成立してしまっている、という懸念もあるのです。

韓国メディアが今後のスワップ交渉に期待寄せる

さて、この豪韓通貨スワップや尼韓通貨スワップを巡っては、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に本日、こんな記事が掲載されています。

韓国、オーストラリアと通貨スワップ延長…今後韓国が通貨スワップ延長協議する国は(2020.02.07 11:06付 中央日報日本語版より)

記事冒頭で、「韓国がオーストラリアとの通貨スワップの規模を20%拡大し、3年延長した」とありますが、これについては先ほどの図表2で種明かししたとおり、米ドルに換算したらほとんど増えていないという事実については、中央日報の記事には指摘されていません。

なお、中央日報は

これを受け、2月現在、韓銀が締結した通貨スワップ契約規模は計1332億ドルに拡大した」

と述べているのですが、当ウェブサイトの計算ではチェンマイ・イニシアティブ・マルチ化協定(CMIM)を計算に入れても1250億ドル少々であり、どこかで計算を間違えていらっしゃるのかもしれませんね。

また、中央日報は

韓国は現在、マレーシア、カナダ、スイス、中国、アラブ首長国連邦、オーストラリア、インドネシアの7カ国と両者間通貨スワップを結んでいる

と述べていますが、このうち、カナダと中国については少しツッコミを入れておく必要があります。

くどいようですが、カナダとの協定は「通貨スワップ」ではなく、「為替スワップ」です。有事の際に通貨防衛などのために相手国から通貨を引っ張るという使い方はできません(『【速報】カナダ・韓国間の為替スワップは通貨スワップではない!』参照)。

また、中国との通貨スワップについては、2017年10月に失効済みであり、これについて韓国側が一方的に「中国当局との間で延長することに口頭で合意した」と韓国側が一方的に述べているに過ぎません(『【速報】聯合ニュース・中韓スワップ延長報道の真偽』等参照)。

いずれにせよ、韓国当局が「外貨準備は4096億ドルで過去最高だ」、「総額1332億ドル規模の通貨スワップを保有している」、などと一生懸命に喧伝しているのは、結局、ヘッジファンド勢などに対し「わが国はこんなにたくさんの外貨を持っている(から売り浴びせるなよ)」というメッセージではないでしょうか。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

もっとも、韓国メディアにありがちなのは、この手の外国とのスワップが成立した際、記事のタイトルや本文などで

日本とのスワップは?

など、日本をチラッと見るというパターンですが、今回の記事に関しては、日韓通貨スワップについての言及はないようです。自称元徴用工問題を筆頭に、あそこまで日本に対して不法行為を仕掛けて来ている国に対して通貨スワップで支援するというのも、私たちの国民感情が許さないと思いますが…。

新宿会計士:

View Comments (17)

  • 「米ドル換算したら」は、少し負け惜しみっぽい気がするのは、私だけ?

  •  SWAPとは関係ありませんが、外貨に関する記事があったので載せてみます。

     http://news.heraldcorp.com/view.php?ud=20200204000612

     居住者外貨預金は、内国人と国内企業、国内に6ヶ月以上居住する外国人、国内進出した外国企業が保有した国内の外貨預金の合計だ。韓国銀行によると、わが国の外貨預金の割合は昨年末基準でドルが86.6%(687億8000万ドル)を占めることが分かった。

     同報告書は、居住者外貨預金の増加がウォン/ドル相場に有意な変化を与えることはできなかったが、外貨預金の増加が為替変動性の増加速度を緩和すると分析した。 報告書は"こうした為替レート変動性の増加速度緩和が外国為替市場の安定化に一部寄与した"と指摘した。
    これについて報告書は、"国内銀行が外貨預金を外貨資金の安定的な調達手段として活用できるよう努力する必要がある"と言及した。 このためには多様な商品開発を通じて個人資金を外貨の形で誘致しなければならないと提言した。

     駄文にて失礼します。

     

    • 韓国在住日本人さま
      いざという時には、使う気満々のような感じですね。
      やはり韓国の外貨準備高には、民間のものが含まれているように、思えますね。

  • 更新ありがとうございます。

    よーく考えると、ヘタしたら日本が韓国を助けるハメになるかもしれませんね。つまり、仰るように【韓国がインドネシア・ルピアを米ドルに両替する→ルピアの価値が暴落、インドネシアが通貨防衛の為、→ルピア担保にして日本から米ドルを借り入れる】。

    面白く無いねー。4,000億ドルの外貨があるなら、スワップスワップと大声出さなくても良いだろう。

    本当に他所様の懐ばかりアテにしている!あ、そういえば貯蓄をしない民族だったよな〜(笑)。

  • 「あそこまで日本に対して不法行為を仕掛けて来ている国に対して通貨スワップで支援するというのも、私たちの国民感情が許さないと思いますが…。」
    中国との関係でも同じことが言えます。今の中国がやってることと国賓招待は・・。
    安倍さんは分かりませんよ。やるかもしれない。

    • 少なくとも、国際的な約束を守ってくれる国としかスワップは締結できませんよ。
      故に、国際法を守れ、と言ってるんです。
      韓国は無理でしょう。
      貸したお金が自称労働者に流れますから。

  • 原文で local currency swap をご確認いただき、ありがとうございます。
    聯合ニュースは相変わらず 相手国通貨や米ドルを受け取る取り決め と報じています。

    韓国が沈み行くとき、三角スワップにならないよう、第三国の通貨が一時的に暴落しても、それが自国で対応できる限り、日本(麻生閣下)は放置するのではないでしょうか ?

  • スワップをもし通貨防衛目的で使うなら、別にオーストラリアドルをアメリカドルに替える必要などありません。手にしたオーストラリアドルを売ってウォンを買い支えれば良いのです。
    スイスフランだろうがマレーシアだろうが同じです。

    そうすると何が起こるか。ウォンは買い支えられますが、売り浴びせられた通貨は暴落します。東南アジアレベルであれは間違いなく通貨危機を誘発します。

    韓国マスコミのいうことを信じちゃいけないです。そもそも通貨スワッフで得た外貨を外為市場で売り払って通貨防衛など絶対にしてはいけないのです。許されるのは、その外貨そのものなり通貨スワップ取極の存在でもって外為市場を牽制する、いわば見せ金にすることまでです。

    韓国だって通貨スワッフで得た資金を介入に使うなんてのが暴挙を実際にやったことはありません。リーマン危機のときはアメリカが
    スワップに応じただけで、スーっと危機が去ったのです。調べればわかるのかもしれませんが、実際にスワップ資金を介入に使った国など皆無なはずです。
    それをやるとスワッフ相手国や米ドルの為替相場を大きく動かすからあり得ないのです。そんなことしそうな輩には例え取極違反になろうともスワップに応じないはずです。どんな契約違反になろうとも送金をしなきゃ相手はお金を受け取れません。

    見せ金としての通貨スワップなら、相手が重要です。
    そういう意味で有効になり得る国は中国くらいだとおもいます。
    ただ、中国とのスワップはここで出てるように実は失効してる説もありますし、私の勝手は説ですが適切な担保を出せる業者にひも付きで出される為替スワップなんじゃないかと。
    為替スワップじゃ見せ金効果はありませんね。

    結果、現在の韓国の「スワップのよろい」はゼロ。私の勝手な推測です。

    • G 様

      >リーマン危機のときはアメリカがスワップに応じただけで、スーっと危機が去ったのです。
      →→→ このことは他の記事でも散見されます。ただし、
      >韓国だって通貨スワッフで得た資金を介入に使うなんてのが暴挙を実際にやったことはありません。
      →→→ これについては、シンシアリーさんのサイトに次の過去記事があります。遠い昔の話ですが当時、小生もこんなことを書籍で読んだ記憶があるような、ないような・・・

      https://sincereleeblog.com/2017/10/11/韓中通貨スワップ、終了/comment-page-3/
       リーマンショックの際にウォンを初め新興国の通貨が値崩れして、韓国だけでなくブラジルなども通貨危機になりかけたことがある。
       そのとき韓国は、「同じ危機にある新興国同士で助け合うべき」という前提でブラジルとスワップを行い、ウォンと引き換えにブラジル通貨レアルを得た。
       ところが韓国は、スワップで得たレアルを市場で売ってドルを作り、自国だけ助かろうとした。そのためレアルが暴落し、ブラジルは乏しい外貨からレアルを買い支える羽目になった。
       これに怒ったブラジルは、同じようにウォンを売り浴びせると韓国を脅し、為替介入のために吐き出した外貨に相当するだけのドルを、韓国から借款した。
       韓国は、レアルを売って得たドルを全てブラジルに渡すことになり、ブラジルと韓国の間で2度とスワップが行われることはなかった。

      「通貨スワップで得た資金を介入に使うなんて暴挙」にまでは至らなかったようですが、これが事実とすれば、双方がこれに要した手間と手数料、精神的ストレスは如何ほどか?
       

  • あっ豪韓(ごうかん)スワップについての下品なツッコミは自粛しました。多分どなたかがやってくださる、、、

    • Gさま
      仕方有りませんね。
      だけど韓国人の専売特許だから、やらない。

  • 新宿会計士さま、
    >「ソフト・カレンシー同士のスワップは国際的な金融危機を防ぐうえで役に立たないだけでなく、むしろ有害ですらある」

    なるほど、ソフト・カレンシーの発行国同士の通貨スワップというのは、企業で言って見れば零細企業同士が互いに互いの保証人になってるようなものでどちらかがこけたら連鎖倒産の危険性が高いというのと同じようなパターンによって、どちらかの通貨に通貨危機が発生したら通貨危機が連鎖するということですか。

    そう考えると、ハード・カレンシーの国Aがソフト・カレンシーの国Bと通貨スワップを締結するということは、Aという大企業が零細企業Bの保証人になってあげている、つまりBの乏しい信用をAの高い信用によって補強してあげている(から企業ならばBは社債発行や銀行融資を実力よりも低利で受けられる、Bが国ならば国債を実力よりも低利で発行しても買い手がつく)、というイメージと理解すれば良いわけですね。

    民主党政権時代の確か7兆円規模の巨額の通貨スワップを韓国に供与していたということは、日本は韓国の保証人になってあげて韓国にその本来の実力よりも遥かに高い信用を与えていた訳ですか。実に愚かしいことをやっていたのですね。

    • 迷王星 様

       コメント文面に書かれているのは「2国間通貨スワップ」のことです。麻生財務大臣がいる限り、日韓の2国間通貨スワップ再締結は考えられませんから、2国間ではないのです。
       新宿会計士様が指摘しているのは、この「2国間通貨スワップ」を悪用する「三角通貨スワップ」によって、結果的に、日本が韓国を間接的に支援することになる危険性です。
       文面のみで判断して申し訳ありませんが、迷王星様、やり直し!です。

      ●韓国が通貨危機になった際、インドネシアがスワップ協定に従って韓国に自国通貨を貸し付ける
      ●韓国がインドネシア・ルピアを外為市場で一気に米ドルに両替する
      ●インドネシア・ルピアの価値が暴落し、インドネシアが通貨防衛をする必要に迫られる
      ●インドネシアがインドネシア・ルピアを担保に日本から米ドルを借り入れる
      という流れで、事実上の「日韓三角通貨スワップ」が成立してしまっている、という懸念もあるのです。

  • 更新ありがとうございます!

    スワップ締結について、日本相手だと「スワップを結んでやった!」ってなってた訳ですが、マレーシアやオーストラリア相手だとどうなんだろうなぁと。

    韓国がスワップ締結を「国際社会への支援提供」的な意味合いで受け止めているのだとしたら、彼らの自己評価の高さをまた実感する次第です。

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