当ウェブサイトとしては、文在寅政権こそが真の親日派(?)だと考えており、逆に、文在寅政権が倒れてしまうのはリスクでもあると思います。こうしたなか、お盆明け直後の昨日、『デイリー新潮』に待望の「鈴置論考」が掲載されました。今回の論考では「南北挟撃される韓国」という視点で、文在寅政権の「化けの皮」が剥がれ始めたという点が指摘されています。この鈴置論考をベースにしつつ、文在寅政権を巡る問題点を考察しておきましょう。
お盆明け、待望の「鈴置論考」
お盆休みが明けた直後の昨日、『デイリー新潮』に韓国観察者・鈴置高史氏の論考が掲載されました。
「四世紀ぶりの孤立」を招いた文在寅、日本と北朝鮮から挟み撃ち(2019年8月20日付 デイリー新潮より)
今回の論考はウェブページで4ページに及ぶ、8000文字近くの「超大作」であり、読みごたえは十分です。
ただ、それと同時に毎度のことながら、議論も整理され、系統立てて執筆されているためでしょうか、読み手にとって負担は重くありません。
あえて要約すれば、ざっくり2つのテーマが含まれています。
1つ目は、文在寅(ぶん・ざいいん)政権が素人集団であること、そして2つ目は北朝鮮に対しても「食い逃げ外交」を繰り広げたことです。
このうち「素人集団」の下りに関していえば、金成柱(きん・せいちゅう)国民年金公団理事長が英フィナンシャルタイムズ(FT)紙のインタビューに対し、「日本の戦犯企業の株式を投資対象から除外することを検討している」と答えた、というエピソードが典型例でしょう。
鈴置氏はこの金成柱氏が「経済の専門家ではなく、盧武鉉(※)・文在寅両氏の選挙運動に参加し、今のポストを得た左派の政治家である」と指摘するのですが、経済や市場のことをなにもわかっていない人物が株式運用に口を出すとは、あきらかに常軌を逸しています。
(※ちなみに文在寅氏の3代前の大統領だった故・盧武鉉(ろ・ぶげん)氏は、文在寅氏の「盟友」としても有名です。)
要するに、文在寅政権においては、一事が万事、こうなのです。
実際、鈴置氏は「すでに韓国の株式市場や為替市場から外国人が離脱する兆しが見られる」とする朝鮮日報の社説を引用しつつ、韓国ウォンが心理的防衛線だった1ドル=1200ウォンをあっさり突破し、1ドル=1210ウォンを挟んで上下する展開となっていることを指摘しています。
韓国からのキャピタルフライトの懸念が否定できないなか、こういう浅薄で軽率な発言をする人物が年金基金を預かっているということ自体、なかなか興味深い点でしょう。
北朝鮮に対しても「食い逃げ」外交
一方、韓国といえば「食い逃げ外交」の国でもあります。
じつは、この「食い逃げ外交」という表現、当ウェブサイトでは今年6月に、『韓国の「食い逃げ外交」、そろそろ年貢の納めどき』という記事のなかで使用したことがあるのですが、この表現自体も鈴置論考にヒントを得て当ウェブサイトが「開発」(?)した用語です。
ちょうどうまい具合に、今回の鈴置論考でも、この「食い逃げ」という表現が出て来ます。具体的には、2018年6月に行われた「史上初のシンガポールでの米朝首脳会談」については、韓国が「米中の仲介外交」によって実現したことにしてもらった恩を「食い逃げ」した、という文脈です。
これはどういうことでしょうか。
鈴置氏によると、そもそもシンガポールでの米朝首脳会談とは、米朝両国の情報機関が水面下で交渉して実現にこぎつけたものであり、韓国はもとから関係なかったのだそうです。
ところが、2018年3月に韓国政府が北朝鮮に代表使節団を送り、その使節団がただちに渡米してホワイトハウス関係者に面会。あたかも韓国政府が「仲介」したことで、米朝首脳会談が実現したかの体裁が作られた、というのです。
念のために、2018年3月上旬の動きを振り返っておきましょう(図表)。
図表 2018年3月上旬の動き
時点 | 出来事 | 当ウェブサイトの参照記事 |
---|---|---|
3月4日 | 韓国大統領府、韓国大統領府の鄭義溶(てい・ぎよう、)国家安保室長や徐薫(じょ・くん)国家情報院長らを、北朝鮮の首都・平壌(へいじょう)に特使として派遣すると唐突に発表 | 『【夕刊】アメリカは文在寅を「泳がせている」のか?』参照 |
3月5日 | 韓国の「特使」、北朝鮮の独裁者・金正恩(きん・しょうおん)との間で、夕食を含めて4時間12分に及び面会 | 『【夕刊】どうして南北特使報道が出てこないのか』参照 |
3月6日 | 韓国大統領府、北朝鮮が「非核化を前提とした米朝首脳会談」と「南北首脳会談」を提案してきたなどと発表 | 『【速報】非核化と南北首脳会談と謎の運転席理論』『【夕刊】対韓不信:ワシントンに流れる微妙な空気』参照 |
3月8日※米国時間 | 鄭義溶国家安保室長がホワイトハウスで「米国が米朝首脳会談を受け入れた」と表明、ホワイトハウスのサンダース報道官もこれを確認 | 『【速報】トランプ氏「金正恩と会談」』参照 |
(【出所】著者作成)
なぜ北朝鮮はこんな芝居を打ったのか?
これについて、鈴置氏はこう指摘します。
「ここに韓国が割り込んで入り、自分が仕切ったフリをしました。もし、初の米朝首脳会談に関係しなければ、『自分たちの運命がかかった会談にも我々は蚊帳の外だ』との国民の不満が爆発しかねなかったからです。北朝鮮もこれを受け入れ、文在寅政権に仕切ったフリをさせてやった。」
なぜ北朝鮮がこれを受け入れたのか。
これについては、2017年の国連安保理決議以降、北朝鮮経済が置かれている非常に厳しい状況に照らせば、容易に答えは出ます。おそらく、「見返りにはドルを貰うとの約束があった」(鈴置氏)からではないでしょうか。
その証拠の1つは「文在寅政権は米国や日本、欧州の反対を押し切って『ドルの送金パイプ』である開城工業団地や金剛山観光開発を再開しようとした」(鈴置氏)ことですが、それだけではありません。
やや憶測めいた情報も含めて判断すれば、韓国は北朝鮮に対し、さまざまな形で戦略物資や現金を提供しているとの疑いは濃厚です(『「山吹色のお菓子」?韓国への二次的制裁を真剣に検討すべき』等参照)。
鈴置氏はこれについて、「韓国が北朝鮮にドルを寄こさない限り、北朝鮮は韓国とは対話しないだろう」と指摘しているのですが、これぞまだにここ数週間の北朝鮮の動きを整合的に説明したものであるといえるでしょう。
文在寅政権の破綻こそが最大のリスク?
鈴置氏は、現在の韓国が北朝鮮、日本の両国との関係を悪化させたことで、いわば、「南北挟撃」状況に陥っていると指摘します。該当する下りは、次のとおりです。
- 「朝鮮半島の国家は本能的に、国の滅亡に直結する『南北挟撃』を避けてきました。日本と敵対していた新羅も、高句麗や唐の力が強くなると、対日関係の改善に力を注ぎました。朴正煕政権の韓国も、北朝鮮に対抗するため日本と国交を正常化して手を握ったのです。」
- 「李氏朝鮮は16世紀末の文禄・慶長の役で日本に攻め込まれ、国が極度に疲弊。それが癒える間もなく今度は清と戦い、滅亡寸前まで行きました。そんな『民族の記憶』があるのに、文在寅政権は「南北挟撃」の状態を創り出してしまった。四世紀ぶりです。」
まさに、文在寅政権の素人ぶりが、いかんなく発揮されていると思います。
こうしたなか、非常に不気味なのが、韓国国内の保守派だけでなく、左派の動きです。とくに、左派政党である「正義党」から「わが政府も、もう少し強いメッセージで北を対話に引き出すべきだ」とする文在寅批判が出て来たのだとか。
鈴置氏は「文在寅政権の存在意義」が「北朝鮮との和解」にあるとしているのですが、裏を返して言えば、北朝鮮との関係が悪化すれば文在寅政権の存在意義が失われ、文在寅政権から支持者が離脱していくことにつながりかねない、ということです。
「政権に近い韓国人は、文在寅大統領の『外交の天才ぶり』を日本人にも誇りました。日本の専門家の中には、これを真に受け『安倍よりもよくやっている』と褒めそやす人もいました。」
「外交の天才」とは、韓国メディアによく登場していた文在寅氏に対する賞賛語のようなものです(※私に言わせれば文在寅氏は「外交の天災」ではないかと思うのですが…笑)。
では、文在寅政権は倒れるのか?
ちなみに当ウェブサイトとしては、以前の『真の親日派とは、文在寅氏その人だ』のなかで、文在寅政権が続くことは、中・長期的に見て、日本にとって必ずしも悪いことではないと申し上げました。
韓国は日本との間での国際条約を事実上反故にするなど、実質的には敵性国家に限りなく近くなっていると思いますが、そんな「実質的敵性国家」が日本の友好国のフリをしていること自体、日本にとっては大きな脅威です。
その意味で、文在寅政権という「わかりやすい政権」が存在していることで、多くの日本国民にも「韓国は友好国ではない」という印象を与え続ければ、却って日本にとっては韓国を「実質的敵性国家」として警戒することにつながります。
だからこそ、逆説的ですが、文在寅政権が続くことは、日本にとって悪いことではないのです。
その一方で、1つの大きなリスクがあるとしたら、「文在寅政権の崩壊」です。
鈴置氏の論考を読めば、現在の韓国の苦境を招いたのは、あきらかに素人集団である文在寅政権であり、保守派だけでなく一部左派からも文在寅政権への不満が強まっていることがわかります。支持基盤が弱まり、再び「ろうそくデモ」で退陣に追い込まれたら、一体どうなるのか。
考えるだけで恐ろしい話です。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ただし、個人的な主観で恐縮ですが、北朝鮮はさすがに文在寅政権の崩壊を望んではいないでしょう。北朝鮮にとっても韓国に変に強硬な保守政権が誕生することは望ましくないからです。
文在寅政権をミサイルで挑発し、激しい言葉で侮辱することはあっても、それはそれこそ「犬を躾ける」ような感覚で行われるものであり、文在寅政権を「倒す」ほどではないと思うのです。
もちろん、こうした見方が楽観的すぎるという指摘もあるかもしれませんが、現時点においては文在寅政権の崩壊を織り込むのは早すぎるように思えてなりません(もっとも、朝鮮半島情勢は刻々と変化するので、油断は禁物ですが…)。
View Comments (35)
早くの更新ありがとうございます。
文政権誕生は、私の高校時代の生徒会を思い出させました。当時はまだ学生運動の名残りがあり教職員も日教組が圧倒していました。口先の弁はたつが突っ込まれとキレてあらぬ言動に走る、仲良しクラブで異質な者は受け入れない、認めない。素人の集まり子供の集まりなのでいたしかたないのですが思考が片寄って成長が遅い、成長しない等のパターンだったと記憶しています。これが私が文大統領を文生徒会長と呼ぶゆえんです。素人集団にできる事はここに来て少ない、あとは暴走のみか?と思っています。
韓国世論の流れが変わらないかは要注意ですね。反日してる間は安心とか日本の立場としては複雑です。
ブンブンに責任の全てをなすりつける流れになってから心配することにいたしましょう。ただろうそくデモくらいでは倒せないでしょう。かの御仁の鈍感力は驚嘆ものです。おそらく「あれは自分を励ます灯火だ」と脳内変換してさらに仕事に励んでくださるでしょう。まだまだブンブンに秘められた真の力は発揮されてはいないのです、多分。
北が何もしなくても韓国が自滅しちゃう可能性は低くないんですよね。
鈴置さんの話は、勉強になります。
唯一文政権の成果として残ったのは、米朝の仲介者で、それに固執している点は、考えても見なかったので、呆れてしまいました。
素人集団が、悪化させた日韓関係を元に戻すのは、圧力や懐柔では無理で、日本政府が要求している内容の実施が、必要です。韓国政府は、受け入れ無いでしょうから、日韓関係が回復する可能性は、ほぼ有りません。
また、一つ思ったのは、南北関係に関して。
現在、南北は上下関係が、北優位で明確になっているため、北朝鮮が韓国に攻め込むような事は、無いらしいです。韓国が日本に対抗しているのは、道徳的に韓国優位と思っていた日韓関係を、日本が受け入れ無いから起きているらしいですよ。
国際世論・情報戦では決して油断できない。
いわゆる『慰安婦』問題の二の舞となる可能性が実はかなりあるのではないかと危惧。
https://www.mag2.com/p/news/410425
更新ありがとうございます。
南北挟撃、但し南は日本と(笑)。これに米国、中国を加えれば、正に四面楚歌。愚民のエネルギーを反日や反米に引っ張り続ける訳ですが、文大統領と高官、進歩派の大物がまったく馬鹿ばかりでお話にならないです。
空中分解もありうるし、どうせ次の保守政権も反日で固まる用日派。なら、もう少し国力を削ぎ落として、ASEAN並みぐらいまで待つのも手です。
そしたら小判じゃなくて、山吹色の贈答品やドルも枯渇する。北朝鮮も貧乏人には冷たくあしらう、このやり方もあります。経済的焦土化になる事、期待してます。
四面楚歌じゃないですよ。
半島周辺では英加豪新のUK連邦に加えて仏も虎視眈々と回遊中。いわば八方塞がり。
誰かに助けを求めようにも話を聞いてくれるのは中露独ぐらいで、いずれ劣らぬ恐ろしい人ばかり。
少し前なら遠方の無関係な小国をカネで説得し、国際会議を紛糾させて助けてもらうこともできたのでしょうが、経済崩壊防衛中のいまはそんな予算はないでしょう。
それらの国々もカネの切れ目が縁の切れ目。韓国のカネが好きだからといって韓国を好きなわけでもない。
不誠実の因果が巡ったのです。
自業自得とはいえ、せっかく G20に呼ばれるぐらいまで発展したのに、本当に残念なことですね。
お題からは少し外れますが素人っぷりのブーメランかな?
>>韓国経済の致命傷「インフラ危機」 プラント、電力、建設の技術不足は深刻 日本に共同事業呼びかけも「門前払い」され…https://news.nifty.com/article/world/worldall/12272-376107/
韓国政府は多額の補助金を出すのだが技術が無い、擦り寄ろうとした日本企業は門前払い何故?其れは韓国が叫ぶ所謂戦犯企業だからです、技術の流失も警戒しているようでジワジワ韓国離れは進み国全体が沈んで居る様に感じます。
やっとここで人気のある鈴置さんが韓国年金の日本株投資の件に触れてくれました。
それで、ここのブログでも取り上げてくれましたので、もう少し突っ込んで述べてみたいと思います。
何しろ私は半年も前から、日銀と日本年金機構(GPIF)は韓国企業への投資を止めるべきだと主張していたのですから、しゃべりたくてフラストレーションがたまっているのです。
だいたい韓国への制裁措置については、ここでは何回も、人、物、金、における対抗措置として触れられてるのに、なぜか日銀とGPIFの韓国企業への投資に関しては全く言及がない。
それはお金による制裁とひとくくりにされているのかもしれません。
しかし私には民間金融機関が韓国から融資を引き上げる制裁と、日銀とGPIFが韓国投資を引き上げるのとは全く別物だと思うのです。
だいたい中央銀行が株式投資をすること事態禁止なのです、それなのに現在は黙認されています。
日銀によるETF購入ができるのは、日本経済の非常時だからという大義名分があるからです。
にもかかわらず、あろうことか、なぜお目こぼしを頂いている株式購入に、反日国の企業を選ばねばならないのか、全く理解に苦しみます。
そしてさらに、なんと、よりによって、韓国側の年金公団が、GPIFや日銀より先に、あろうことか、日本の企業に投資してる1000億円を引き上げるなどという、なんとまあ滑稽な馬鹿げた、思い上がった日本への経済制裁をぶち上げました、まあそれはすぐ萎んだのですが、問題は私は韓国側から知らされることになろうとは、夢にも思っていなかったことです。
情けないとはこの事です。
何を鈴置さんも管理人さんも、笑っているのでしょうか。
全く韓国年金側が指摘しなかったら、このままだったのですよ、まあ知らされても日本側が投資を引き上げるという話は、煙すら出てませんが、でも問題提起は感謝すべきでしょう。
だいたいですね、私は韓国企業のみではなく、韓国へ貢献している親韓企業すべてから日銀とGPIFは投資を引き上げるべきだと思っているのですよ。
日経平均構成率で常に1位2位のファーストリテイリングとソフトバンクは、あからさまにアベノミクスによる異次元金融緩和の恩恵を受けています。
ここで一斉に日銀とGPIFがその投資銘柄から韓国に貢献している銘柄を外すと宣言するだけで、ユニクロもソフトバンクも韓国撤退を匂わせ、韓国経済は1発アウト、のみならず、日本国内の韓国配慮派勢力、在日勢力すら一掃することが可能です。
しかし日本のマスコミは報道しません。
ユニクロもソフトバンクも大スポンサーだし、他の韓国ビジネスに熱心な企業も大スポンサーなので、この件は常にスルーです。
せめてスポンサーと全く関係ないネットだけで騒げば思います。
>日銀とGPIFがその投資銘柄から韓国に貢献している銘柄を外すと宣言する
すでに投資は行われているのですからいきなりそんなことをすれば我が国の株式市場を棄損してしまいます。お気持ちはわかりますがそれでは感情的に動く韓国と同じです。 引き上げるにしても徐々に撤退すべきで宣言などいらぬことです。
純粋に技術的な質問なんですが、日銀・日本年金機構(GPIF)のETFのポートフォーリオに韓国系の株が入っているという資料は存在するのですか?
GPIFの保有株は、年度末とかに公開されています。
以前見た時に、サムソン電子だけで、2,000億円くらいだったかな。調べれば出てくると思います。
GPIF 2018年度の運用状況
https://www.gpif.go.jp/operation/last-years-results.html
の下の方にある「保有全銘柄について(2018年度末)」というExcelファイルに明記されていますね。
リストにはISIN(証券識別コード)が付いていて、KRから始まるものが韓国企業のようです。
それらを抜き出して合計すると、保有株は6000億円ぐらいになります。
鈴置氏の記事にあった金額とほぼ一致します。
なお、企業別の上位は
SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD 1664.8億
SK HYNIX INC 344.1億
SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD-PREF 232.1億
です。
GPIFの方は他の方々が言ってらっしゃるように、韓国系企業はいっぱいあるのですが、今回の報道で総額が6000億円だと、私ははじめて知ったわけです。
2018年度運用資産残高は159兆2154億円の世界一の年金基金にしては、韓国系が少なすぎるので、数字が正しいのかどうか不満ですが、年金サイトを見ても投資銘柄名が全部英語表記だったし数が膨大でチェックできませんでした。
日銀の方なんですが、日銀の保有してるETFは総額が24兆円あるのですが、日経225に連動するETF、TOPIXに連動するETF、JPX400に連動するETF、設備人材ETF、の4種類で、全部日本国内の企業しか入っていませんでした。
ただ、面白いのが、設備人材ETF、なんですが、
これは去年から日銀が新たに追加購入したETFなにです。
これ調べてみると、野村アセットマネジメントから、
1480 企業価値ETF(設備・人材投資ETF枠)
2518 日本株女性活躍ETF(設備・人材投資ETF枠)というのが選出されています。
つまり、このように運用会社にETFを自由に組成させることができるわけですから、韓国リスクのある企業を抜いた日経225連動型ETFを作らせることは可能じゃないかと思うのです。
それに日銀が投資するようにすることも可能だということです。
日銀が、『日本株女性活躍ETF』なんかを買ってるなんて、全然知られてないと思うんです。
私も知らなかった。
つまり、黒田さんと安倍さんの意向で、簡単に隠密にETF購入銘柄を変更できるわけです。
つまり、やろうと思えば簡単にできるんじゃないですかね。
「韓国の外貨準備高が怪しい」原因は、歴代韓国政府が北朝鮮に渡した米ドルや円を
他国への預金として外貨準備高に計上しているからでは?
主様、連投記事、お疲れ様です。
ありがとうございます。
さて、JPpressの、古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授という方が「韓国の日本叩きは一方的、米国メディアも呆れる」という記事を寄稿していらっしゃいます。
寄稿文などは転載不可らしいのですが、どうもアメリカのメディアも “ 日韓、どっちもどっち論 ” から変化しつつある…という事でした。
思わず「今頃かい!」と、ツッコミを入れたくなりましたが、とりあえずはいい変化かと思います。
伊達の桜 様
Yahooに載ってました
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190821-00057373-jbpressz-int
NANASHI様、ありがとうございます。
お手数おかけ致しました。
m(_ _)m
ちょっと見出しに偽りありな感じがしますね...
米国メディアが呆れているほどではない印象を受けました。
単に日本側には報道するような面白い動きが見られず、韓国側からは様々な面白い動きがあるから結果として韓国側の動きばかりが報道されている、と述べられているだけです。
「韓国人がこれほど抗議しているのだから日本がよっぽど悪いのだろう」とか「日本が歩みよるべきだ」といった論調ではないようなのでその点は救いですが、韓国側にも重篤な副作用が生じる可能性もあるものの、放射線汚染を絡めて東京五輪に戦線を拡大し始めておりさらに別の分野にも拡大させていくつもりでしょうから、今後どうなるか予断は許しません。