月刊『Hanada』編集長の花田紀凱氏が先日、『Yahoo!ニュース』に興味深い論考を寄稿しました。これによると、朝日新聞社が従業員に対し、一律で165万円の賃下げに踏み切った、というのです。ただ、その記事ではいかなる条件で賃下げが適用されているのかなどの詳細についての記載がありません。こうしたなか、私自身は朝日新聞社の有価証券報告書が6月末頃に公表されるのを控え、同社の財務諸表分析の準備作業を行っていたのですが、本稿ではその内容の一部について、前倒しで公表することにしました。
目次
お断り:本稿について
本稿は、先月、つまり平成時代末期に書きかけていた原稿をベースにしているものであり、このため、本稿は、当初は次のように書きだす予定でした。
「早いもので、あと数日で平成も終わります。/ただ、本来ならばこの平成時代のうちに清算しておくべきことを、結局、清算しないままで令和を迎えようとしている者がいるのは非常に残念なことです。」
ただ、結局のところ、本稿については書きかけのまま、令和時代を迎えてしまいました。
なぜ本稿の執筆を中断したのかといえば、本稿では朝日新聞社の業績(売上高など)を分析しようとしたのですが、執筆しているうちに、「どうせなら今期(2019年3月期)の有価証券報告書をチェックしてからにしよう」と思うようになり、執筆を後回しにしたのです。
例年、朝日新聞の有価証券報告書が公表されるのは6月末頃ですので、7月初旬にでも公表しようと思っていたのですが、少し事情が変わりました。数日前、読者コメント欄に、「マスコミ関係の匿名」様から非常に興味深い話題をご紹介頂いたからです。
そこで、急遽、予定を変更して、この書きかけ記事の一部を前倒しで公表することにしました。
そのうえで、2019年3月期の有価証券報告書が公表されれば、改めて現在準備中の財務諸表分析を完成させて、公表したいと考えています。
朝日新聞社の人件費カット
花田紀凱氏の興味深い話題
その「非常に興味深い話題」とは、これです。
朝日新聞労働組合委員長が自殺(2019/5/22(水) 11:51付 Yahoo!ニュースより)
執筆者は月刊『Hanada』編集長の花田紀凱氏で、記事の概要を箇条書きにして示すと、次のとおりです。
- 会社側との賃下げ交渉で最終的に一律165万円の賃下げを認める方向になったことに責任を感じていたらしく、朝日新聞労働組合の副委員長が自殺した
- かつては800万部といわれていた朝日新聞の部数も、2018年下期にはついに600万部を割り込んだ
- しかも、押し紙が約30%であるということは公正取引委員会も認めており、朝日新聞の実売部数は420万部ということになる
- 広告も激減しており、もっぱら不動産で食っている状態にあるが、それだって元をただせば国有地を安く払い下げてもらった土地だ
165万円の賃下げ!?
花田氏によると、なんと、朝日新聞社が165万円もの賃下げを行うのだそうです。
このあたり、残念ながら、私自身は「165万円の賃下げ」が事実なのかどうかを確認する術を持っていませんが、事実だとしたら、すごい話です。では、朝日新聞社がそこまでの賃下げを行うことで、従業員は困ったりしないのでしょうか?
その前に、事実関係を確認しておきましょう。
朝日新聞社の有価証券報告書(2018年3月期)によれば、同社の2018年3月期における従業員数は連結ベースで7449人、単体ベースで3,933人ですが(同P2~3、ただし平均臨時従業員数を含まず)、単体ベースの平均年間給与は約1208万円(同P9)だそうです。
朝日新聞社の従業員数と平均年間給与(2018年3月)
- 従業員数(連結ベース):7449人(ほか、平均臨時従業員数:2283人)
- 従業員数(単体ベース):3933人(ほか、平均臨時従業員数:721人)
- 平均年齢(単体ベース):44.7歳
- 平均年間給与(単体ベース):12,082,396円
(【出所】株式会社朝日新聞社・2018年3月期有価証券報告書)
ここでいう「平均年間給与」には、ボーナスや残業代などを含んでいるそうです。
従業員の平均年齢が44.7歳と高いのは少々気になりますが、それにしても、部数が減少しているとされるわりには、1人あたり1200万円を超える給与を維持しているのは大したものです。
やはり、まだまだ経営には余裕があるのでしょうか。
「正社員」の給与水準はもっと高い?
この1200万円を、「高い」と見るか、「安い」と見るかは、微妙なところです。
なぜなら、「公共放送」を騙りながら、1人あたり少なく見積もって1700万円近い超高額の人件費を負担しているNHKという組織もあるからですが(詳しくは『公共放送としての資格なきNHKが「国民の敵」である理由』等をご参照ください)、朝日新聞の場合、NHKよりも人件費は少ないのです。
ただ、朝日新聞の1208万円には、おそらく、「臨時従業員」に対する給与が含まれていて、全体の平均値を押し下げている(つまり、アルバイトを除く従業員に対する給与はもっと高い)、という可能性が高いように思えてなりません。
そう判断する根拠は、私自身が推計した、朝日新聞社の単体財務諸表上の「1人あたり人件費」にあります(図表)。
図表 朝日新聞社の単体財務諸表上の1人あたり人件費
費目 | 数値 | 情報源 |
---|---|---|
①労務費 | 47,858百万円 | 売上原価明細書 |
②給料及び手当 | 12,369百万円 | 販売費及び一般管理費 |
③法定福利費及び厚生費 | 2,444百万円 | 販売費及び一般管理費 |
④退職給付費用 | 1,539百万円 | 販売費及び一般管理費 |
⑤人件費 小計 | 64,210百万円 | ①~④の合計 |
⑥従業員数 | 3,933人 | ハイライト情報 |
⑦平均臨時従業員数 | 721人 | ハイライト情報 |
⑧従業員数小計 | 4,654人 | ⑥+⑦ |
⑨1人あたり人件費 | 13,796,734円 | ⑤÷⑧ |
⑩1人あたり人件費(退職給付費用を除く) | 13,466,051円 | (①+②+③)÷⑧ |
(【出所】朝日新聞社2018年3月期有価証券報告書より著者作成)
この⑨の数値(13,796,734円)は、先ほどの単体ベース平均年間給与(12,082,396円)とは微妙に一致しませんが、法定福利費と厚生費、退職給付費用などを合算してしまっているためでしょう。このことを考慮に入れても両者は一致しないものの、何となく説明は可能です。
ということは、先ほどの1208万円は、アルバイト従業員などの給与も含めて算出されたものと見るべきでしょう。
一般的には給与水準が低いと見られるアルバイト従業員などの給与水準を除外し、常勤の従業員(俗に言う「正社員」)だけに絞れば、朝日新聞社の従業員の給与水準は、もっと高いと見るべきでしょう(もっとも、さすがにNHK職員ほど非常識に超高給、ということはなさそうですが…)。
※なお、私個人的には「正社員」という呼び方が好きではありませんが、その理由を述べ始めると、本論から大きく外れてしまうため、この点については本稿ではあえて触れません。
人件費をどう見るか
過去の「1人あたり人件費」は?
ところで、金融庁が整備する有価証券報告書の閲覧サイト『EDINET』では、過去5期分の有価証券報告書を取得することが可能であり、過去5年分について「平均年間給与」を拾ってみると、次のとおり、じわじわと減り続けていることがわかります。
過去5年分の「平均年間給与」
- 2014年3月期…12,991,232円
- 2015年3月期…12,369,310円
- 2016年3月期…12,442,844円
- 2017年3月期…12,139,686円
- 2018年3月期…12,082,396円
(【出所】朝日新聞社の過去の有価証券報告書『提出会社の状況』)
ただし、違う方法で朝日新聞社の「1人あたり人件費(退職給付費用除く)」を試算してみると、また興味深い事実が浮かび上がります。
過去6年分の「1人あたり人件費(退職給付費用除く)」
- 2013年3月期…16,023,775円
- 2014年3月期…15,123,200円
- 2015年3月期…13,866,280円
- 2016年3月期…13,949,474円
- 2017年3月期…14,624,763円
- 2018年3月期…13,466,051円
(【出所】朝日新聞社の過去の有価証券報告書をもとに、先ほどの図表の⑩と同じ方法で著者が試算)
それは、(朝日新聞社が慰安婦捏造事件を認める直前の)2014年3月期と、その次の2015年3月期を比べると、1人あたり人件費が約1512万円から約1387万円へと、126万円ほど減少している、という事実です。
その後、なぜか2017年3月期には、「1人あたり人件費(退職給付費用除く)」の額は約1462万円に上昇しましたが、2018年3月期にはふたたび約1347万円へと低下し、1300万円台に落ち込んでいるのです。
もちろん、1300万円台といっても、われわれ庶民からすれば「高嶺の花」ですが、この水準が傾向的にじわじわ下がっている、という事実は、なかなか興味深いところです。
「165万円の賃下げ」はいつなのか?
さて、先ほど私は、花田氏のいう「165万円の賃下げ」を巡っては、「その信憑性を確かめる術を持っていない」と申し上げたのですが、ただ、それでもこの報道自体はかなり正確なのではないかと思しき判断材料が、もう1つあります。
それは、花田氏が執筆した記事の冒頭にある、次の下りです。
「朝日新聞広報部より事実関係について抗議があり、再確認の結果、自殺した社員の肩書き、賃下げの金額などを訂正しました。関係各位にお詫びします。」
すなわち、「当初、花田氏が執筆した記事では、『賃下げの額』などに事実関係の誤りがあったものの、『賃下げがあった』という点については事実だ」、ということでしょうか。
ただし、花田氏の記事では、「1人あたり一律165万円の賃下げ」の対象者や、それが行われた時期については、よくわかりません。仮に、それが行われたのがつい最近で、実施に移されるのが今年以降なのだとしたら、有価証券報告書でそれが確認できるのは、さらに来年の6月、ということです。
このため、今年6月末頃に公表されると思われる2019年3月期の株式会社朝日新聞社の有価証券報告書をチェックしても、1人あたり人件費が劇的に切り下がる、ということはないでしょう。
ということは、本格的に人件費が切り下がり始めるのは、もう少し先のことでしょう。
「165万円」で終わるとも思えない
朝日新聞社の人件費はNHKと比べるとまだマシな方ですが、それでも一般社会通念と比べると、給与水準が非常に高いことは間違いありません。
ただし、もともと1人あたり平均の人件費が1300~1400万円だったとしても、それを前提に人生設計をしてしまうと、非常に困ったことになります。というのも、人間、いったん生活水準が上がってしまうと、それを引き下げるのは、なかなか困難だからです。
たとえば、モデルケースとして、「24歳で朝日新聞社に就職し、54歳で子会社に出向する」というライフプランを考えてみましょう。
24歳から54歳までの30年間、この人は平均して年間1500万円貰えるものとして人生設計をしていると、要するにこの30年間で4.5億円稼ぐつもりなのです。もちろん、若い頃は給料が低く、年を取るごとに給与水準は上がって行きます。
そして、その稼ぎを当て込んで、住宅ローンを銀行から借りて一等地に豪奢な自宅を建て、子供をカネのかかる私学に放り込み、高価な自動車などを買っているのかもしれませんが、勤続10年目でこの人の年収が150万円下がれば、残り20年間で合計3000万円が失われる計算です。
それだけだったらまだ良くて、最悪の場合、路頭に迷うことも考えられます。
というのも、経営難に陥った会社は、得てして平均勤続年数が経過した従業員(朝日新聞社の場合は20年、40代半ば)をリストラクチャリングの対象にしてしまうからです。
仮に、給与水準がピークの45歳で退職勧告を受けてしまうと、この人によっぽどの能力でもない限り、他社(同業他社、あるいは他業界)に転職して、同じような超高給を得られるという保証などありません。
つまり、この人物が入社時に思い描いていたライフプランは、意外と脆く崩れ去り、それでも生活水準を下げることができなくて退職金を食いつぶし、最悪の場合、路頭に迷ってしまうことも考えられるのです。
その意味で、朝日新聞社が歯を食いしばってでも、最後まで従業員を守ろうとするか、それとも会社を守るために今後、さらに大規模なリストラクチャリングに踏み切るのかについては、個人的には興味津々でもあります。
予告:朝日新聞社の財務諸表分析
さて、花田氏は先ほどの記事の末尾で、朝日新聞社に対し、舌鋒鋭く次のように批判しています。
「もっぱら、不動産で食っているわけで、朝日不動産と揶揄されるのももっとも。それだって、元はといえば、国有地を安く払い下げてもらった土地だ。つまり経営手腕はいらないし、実際ない。」(※下線部は引用者による加工)
ずいぶんと辛辣ですね。
しかし、朝日新聞社がいまや新聞発行という「本業」ではなく、不動産などの周辺事業からのあがりで食っている、という疑いは、さまざまな識者が指摘するところでもあります。そこで、やはり朝日新聞社の財務諸表分析を行ううえでの重要な視点は、売上高(とくに単体売上高)の推移でしょう。
できれば、これに朝日新聞の部数のデータなどを加えてチェックしてみたいと思っているのですが、ただ、やり始めるとさまざまな点で疑問を抱くため、どうしても時間が掛かってしまっています。
また、財務財務諸表分析上、企業の状況を検証する際に使う指標はいくつかあり、一般的には
- 成長性(売上高の伸び率)
- 収益性(利益率)
などの指標がありますが、朝日新聞社の場合、一見すると、営業利益、経常利益、当期純利益などの「利益」については安定しているようにも見えるのですが、保有する有価証券を売ったり、定款に不動産賃貸業を「本業」と書き込んだりすれば、企業会計上、「利益」はあるていど操作できてしまいます。
そこで、「金融規制の専門家」かつ(いちおうは)「公認会計士」である私自身の独自の視点があるとすれば、やはり、次のような財務的な安全性の指標でしょう。
- 負債・純資産比率(DEレシオ)
- 当座比率(当座資産÷流動負債)
いずれにせよ、冒頭で申し上げたとおり、朝日新聞社の財務諸表分析については、同社が今年の有価証券報告書を公表して以降、じっくりと取り組もうと思っています。
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ダメになっていく組織には独特の腐敗臭が漂います。でも、そうなってからも結構長い間死ななかったりするんですよ。そういう半死に企業をいくつも見てきました。
お気の毒なことですが、そういう組織の中では、生真面目な人から順に心を病み、自らを死に追いやったりします。ずる賢い奴は簡単にはくたばりません。平然と故人の通夜に出て、通り一遍のお悔やみを述べて、にやけた顔で酒を飲んで帰る奴を見て殴りたくなった記憶が蘇ります。
それはそれとして、腐臭漂い始めた朝日新聞がどのような末路を迎えるのかは、正直に申し上げて楽しみであります。従業員の皆様の苦悩を想像すると気の毒ではあるのですが、お早めの転職を願っております。朝日でしか生きていけないように過剰適応してしまった方々への同情は湧きません。簡単に倒産するような会社ではないでしょうから、最後までしがみついても大丈夫です、多分。
新宿会計士様による朝日新聞の財務諸表分析を楽しみにしております。
はじめまして、韓国レーダー照射事件の詳細経過を探るうちに当サイトに辿り着いた者です。昨年12月以来の浅い閲覧歴ではありますが、毎回興味深く拝見させていただいております。
朝日新聞、実家がずっと購読しているので、宅急便届くと野菜の梱包に使われてたりします。父の仕事の都合&地元新聞(同経営元の放送局も)が子供心にも偏向傾向があったため、朝日購読という選択になってたようです。ちなみに現在は相方の仕事の都合で地元密着型記事が重要なため、ローカル紙一択で購読中。
その地元新聞にちまっと「参院東京に元朝日記者」という見出しがありました。本文5行のベタ記事ですので、そのまま引用します。
「立件民主党は23日の常任理事会で、夏の参院選東京選挙区に新人で元朝日新聞記者の山岸一生氏(37)の公認を決めた。立憲の同選挙区での擁立は2人目。」(北國新聞5/24付7面より)
だそうです。
「払い下げの土地でアサヒ不動産は新聞も出しています」とか「アサヒ不動産のチラシの裏」とか言われるよね。
マスコミの給与水準が下がって特権階級意識が無くなる事が大切。庶民にはマスコミ関連株を本当は誰が持っているのか分かりにくい。個人名義にして、後ろで誰かがコントロールしてんじゃないの?。
更新ありがとうございます。
朝っぱらから、なかなか懐具合が悪いとかダメ組織の凋落ぶりを感じる論考で、朝日新聞が気の毒になりました(渇いた笑)。
一言で括るのは難しいですが、【今まで貰いすぎていたジャーナリスト貴族だった。ある意味殿様商売で「売ってやっている」。すべて朝日の記事が正しく、権力の腐敗と戦う集団という思い上がり】ってなところでしょうか。
労働組合副委員長の自殺。一律165万円カットと聞けば、月額10万円の削減です(賞与別途カット)。これは東証1部の企業ではなかなかありません。
これまでにそこまで荒技を使った企業は、大多数倒産か不採算部門の切り捨て等をしてます(勿論復活して高配当を出している企業もありますが)。
それ以前に退職金は基本給25か月分プラス300万円とか、リストラで500人カット、1,000人カット、関連会社への出向とかをやる。
但し朝日新聞社の場合、正社員が何万人も居る訳じゃなく、4,000人程度です。だからヒトを減らしても、目に見えて販管費が改善されるでしょうか。
私の見当ですが、新聞社の支出の部分は、原材料費や工場での印刷費、販売店までの発送費、あとは高すぎる人件費、記者の旅費交通費、通信費、支局の維持費、活動費、水光熱費、家賃ぐらいでしょうか。
やはりこの中で手をつけやすいのは人件費です。
これまでいっぱい貰ってるんだから、単純に言えば「まだまだ多い。貰いすぎ。経営に余裕あり」とも言えますが、もし不動産の切り売りという「タケノコ生活」が既に始まっているなら、極めて危険な兆候です。
今や就活生の「企業人気ランキング・文系」で新聞というメディアは上位にありません。3Kに近く時間外も呼び出しが多いとなれば、良い学生ほど敬遠しますよ。それも自分のキャリアアップに繋がらない業務内容、不規則な勤務体系なら、余計です。
朝日新聞に居て、例えば45歳で退職して第2の生活、職業に就くと言うハナシですが、記者は似たような職業にしか就けません。営業マンや普通のデスクワーク、肉体労働は絶対に無理。
何故か?【言われた通りの業務が出来ず、すぐ疑ってかかる。理屈が先に出る】からです。それが身に付いてしまってる。
だから辞めてもフリーのジャーナリストやアルバイトで糊口をしのぎ、ライターを目指したりするのです。20年も新聞社やジャーナリスト、マスメディアに浸ると、「正業」には就けないと言うのが私の持論です。本人が良いならどうでもいいけど(笑)。
朝日新聞社の有価証券報告書が出れば、また鋭い切り口で会計士さんの論考をお願いします。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
朝日新聞社内に詳しい方がいれば、その方にお尋ねします。
①もし 朝日新聞社が新聞発行ではなく、不動産で利益を得ているとした
ら、社内では不動産に関わっている部門の権力、権威が強くなってくると
思いますが、その傾向はありますか。
②朝日新聞社への新入社員に、今までと違う変化はありますか。(曖昧な
記憶で申し訳ありませんが、かつて週刊誌で、東大卒業の朝日新聞への
新入社員がいなくなったという記事を見た記憶があります。もしそうなら
「東大と言う権威」が「朝日新聞という権威」を見放したことに、なりま
す)
もっとも、これは朝日新聞社に限らない話かもしれません。
③朝日新聞社の能力がある(?)社員が、社外に転職しようとする動きは
ありますか。(もっとも、まだまだ高い朝日新聞の給与のこと、まだまだ
早いのかもしれません)
④朝日新聞社の経営陣から、「朝日新聞」という肩書を生かして、社外に
転職しようとする動きはありますか。(前のコメントの、元朝日新聞記者
の立候補も、これに当たるのかもしれません)
⑤朝日新聞本社と販売店の間で、関係の変化はありますか。
よろしくお願いいたします。
蛇足ですが、(これも曖昧な記憶で申し訳ないのですが)、かなり昔に、テ
レビ番組で、新聞記者ほどつぶしの効かない商売はなく、使える記者は経験
則で全体の30%ほどと言っていたのを、見た覚えがあります。(これは朝
日新聞だけとは限りません)
もしかしたら、(少なくても中高年の)日本のサラリーマンの大部分は、
会社と運命を共にするのしか、ないのかもしれません。
新宿会計士様へ
いつも、面白いブログをありがとうございます
お願いなのですが、
朝日新聞渡辺雅隆社長、及び、役員の年収を
教えて頂けないでしょうか
有価証券報告書を調べなさいと言われれば
それまで、なんですが
素人には敷居が高い
ちなみにトヨタの豊田氏をググれば
基本報酬は9900万円、賞与は2億8000万円
と直ぐに分かりますし
トヨタ自動車の平均年収811万円
も分かります
他の新聞社や、他業種と比較してどうなのか?
基礎データを教えて頂けないでしょうか
人件費削減の前に「食品ロス削減推進法」にならって社内で「押し紙ロス削減推進法」推進すれば大幅なコスト削減になるのにね。
中年のおっさん さんへ
働き方改革だの男女均等だの
宣うなら、
新聞社こそ、年棒制にして
社長や役員を女にするのがスジ
ちゃうんかな
こんなん出ました
新聞記者年収
https://heikinnenshu.jp/other/newsman.html
東京新聞の平均年収は766万円
あの、東京新聞でさえ、この給料
E00718 株式会社朝日新聞社 有価証券報告書-第165期(平成29年4月1 .
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/E01EW/BLMainController.jsp?uji.verb=W0EZA104CXP001002Blogic&uji.bean=ee.bean.parent.EECommonSearchBean&TID=W1E63011&PID=W1E63011&SESSIONKEY=1558834861656&lgKbn=2&pkbn=0&skbn=1&dskb=&askb=&dflg=0&iflg=0&preId=1&mul=%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E&fls=on&cal=1&era=H&yer=&mon=&pfs=4&row=100&idx=0&str=E00718&kbn=1&flg=&syoruiKanriNo=
半期報告書-第166期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/E01EW/download?1558835138478&uji.bean=ee.bean.parent.EECommonSearchBean&uji.verb=W0EZA104CXP001003Action&SESSIONKEY=1558835138086&s=S100ET4G
有価証券報告書-第165期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/E01EW/download?1558835606324&uji.bean=ee.bean.parent.EECommonSearchBean&uji.verb=W0EZA104CXP002002BLogic&SESSIONKEY=1558835606018&s=S100DA6I
やっぱり、分からない
社長や役員の報酬って、開示しなくてもイイのかな?
>有価証券報告書-第165期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
の、30ページに取締役10名、社外取締役1名とあります。
取締役の年間報酬総額 280百万円(うち社外取締役9百万円)と、あるみたいですね。
その内の代表取締役の取り分は判らないんですけど・・。
かずさんへ
ありがとうございます
有価証券報告書-第165期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
P30
④役員報酬の内容取締役の年間報酬総額280百万円(うち社外取締役9百万円)監査役の年間報酬総額73百万円(うち社外監査役22百万円)
さっぱり、分からない
下手な川柳ですが
「新聞は チラシを包む 包装紙」
昨日、今日は、チラシの中身が包装紙より多い。
まだまだ企業は、新聞を有効活用しています。
匿名希望さんへ
キオスクの新聞には、チラシが無いのに
値段が、高いのはオカシイ
チャント、チラシを付けて欲しい
消費者をバカにしていると思います
鞍馬天狗さま
下手な川柳へレスいただき、ありがとうございます。
うーむ、チラシのない新聞を買って帰ると、
カーチャンに叱られる。