本日4本目の記事は、ちょっとした雑感メモです。当ウェブサイトでは、サッカーW杯の話題にはあまり触れていませんが、隣国のメディアの報道を見ていて、「スポーツマンシップ」とはかけ離れた「歪んだ心理」に対する違和感を自分なりにまとめておきたいと思います。
W杯関連記事に想う
いろいろ理解できなくて…
日本を貶めたいのでしょうか、持ち上げたいのでしょうか。韓国メディア『中央日報』を読んでいると、ときどき、わけがわからなくなるような記事が掲載されます。
<W杯>サムライ挑戦精神…韓国は日本を見習うべき(2018年06月25日11時37分付 中央日報日本語版より)
中央日報(日本語版)に掲載された記事によれば、タイトル部分で「韓国は日本を見習うべき」だとしつつ、本文でさっそく、
「日本サッカーの愛称は「サムライブルー」だが、封建時代の武士のように挑戦的なサッカーを見せている。」(※下線部は引用者による加工、以下同)
と称しています。まるで現代の日本が「封建時代」であるかのような言い草です。いちいち日本を貶める言い回しを含んだ記事を、わざわざ日本語で日本人向けに公表する意味が理解できませんが、もっと理解できないのは本文の内容です。
中央日報の記事の中には奇妙な言い回しがたくさんあるのですが、とりわけ、「匿名の韓国サッカー関係者」による次の主張が、支離滅裂です。
「日本のサムライ挑戦精神がうらやましい。韓国が見習わなければいけない」とし「韓国サッカーは闘魂を強調するが、もともと闘魂は叱責を受けた後から生じるものだ」
「闘魂は叱責を受けた後から生じる」という下りに痛烈な違和感を抱くのは、私だけではないでしょう。スポーツにおいて何より重要なのは、スポーツマンシップ、すなわちルールを守って試合を戦い、試合が終わればお互いに健闘をたたえ合い、ノーサイドとする姿勢です。
中央日報の記事からは、どうもスポーツマンシップのかけらも感じ取ることはできません。
ストーカーかな?
私自身はサッカーにまったく興味も関心もなく、当ウェブサイトのなかで、サッカーの試合そのものについて言及することは、おそらくないと思います。ただ、やはり4年に1度のワールドカップということもあり、『中央日報』読者もサッカーに強い関心を抱いているようです。
実際、記事のアクセスランキングを見ても、1位から10位までが記事タイトルに<W杯>と明示されており、韓国のメディア側も、それを読む日本人の読者側も、ワールドカップに強い関心を抱いていることが見て取れます。
次の記事も、韓国メディアが日本に強い関心を寄せている証拠でしょう。
<W杯>韓国、初めて日本より劣る成績か(2018年06月25日16時05分付 中央日報日本語版より)
韓国にとっては、一次リーグで初戦、第2戦ともに敗退したことが大きなショックとなっているようですが、それよりも大きな衝撃は、「総合成績で日本を下回ること」なのだそうです。端的に申し上げて、哀れな国だと思います。
私自身も日本国民の1人ですから、日の丸を背負ったチームが勝ってくれたら素直に嬉しいとは思います。しかし、スポーツとは本来、自分たちがどれだけ健闘できたかがもっとも重要であり、勝ち負けは二の次であるはずです。
ましてや、勝ち負けに加えて「総合成績であの国よりも上位に入ったからハッピー」「あの国よりも下位に入ったから不幸」、といった具合に、他の国と比較して上下を議論するという姿勢は、少なくとも私にはどうも理解できません。
あえて言葉を選ばずに申し上げるならば、ここまで「日本との勝ち負け」を気にする韓国は、正直、気味が悪いとすら思います。
アイデンティティのない国
あまり一般化して申し上げたくはないのですが、やはり、隣国のスポーツ観戦の姿勢などを見ていて痛感するのは、「国としてのアイデンティティの重要さ」です。端的に言えば、日本との関係だけで国の在り方を議論するのではなく、「自分たちはどういう国なのか」をきちんと意識することが大事ではないかと思うのです。
実は、この部分がしっかりとできていないと、「敵」「味方」を正確に認識することもできません。韓国は日本と国交を結んだことによって、「漢江の奇跡」を起こし、著しい経済発展を遂げました。しかし、日本を敵視し続けることによって、次第に日本側でも「韓国疲れ」が出ているように思えます。
『【昼刊】民間団体調査で日韓好感度逆転の衝撃』でも紹介したとおり、今年の民間団体の調査で、日韓両国の国民の間に好感度で逆転が生じました。これも、「歴史問題」でどれだけ謝っても絶対に許してくれない韓国に対する「韓国疲れ」の証拠といえるかもしれません。
いちいち何かにつけて日本に突っかかってくる隣国の報道姿勢に、「日本憎し」のあまり、冷静な思考を失ってしまうこの国の問題点の片鱗を見る思いがするのは私だけではないような気がします。
View Comments (5)
FIFAランキングなんて5,60番台なんかほとんど意味のないところでマウント取ってもしょうがないんですがねえ。
ま、一桁と二桁の国くらい離れれば違いますけど。
韓国の1.5流の選手はJリーグに出稼ぎに行くという時点でどっちのサッカー文化が優れているかなんて明白なんですが。
日本対コロンビア戦で韓国は国内放送3枠で報道して日本が負けて愉悦に浸る瞬間を見ようとしてましたが
逆に勝つ瞬間を放送してしまい面白い事になってたそうです。
そんな国にスポーツマンシップが湧くなど夢のまた夢だと思います。
私は負けると思っていた試合を勝ち、地震で暗い話題にばかり見聞きしていたので
そんな雰囲気を払拭してくれた日本チームには感謝の念が絶えません。ぜひ頑張って頂きたいと思います。
夕刊更新ありがとうございます。
かの国の、審判買収したり、ズルしても勝ちたい姿勢は
心の貧しに同情する気も起こらず、見ていてひたすら不愉快になります。
米国流のFairという精神や、西欧のノーブレスオブリジ
武士道精神は、永遠に理解できない人達でしょうネ。
中央日報に韓国のファウルがスウェーデン戦で23回、メキシコ戦で24回で最多だと誇らしげに書いていました。いまや韓国のラフプレーはなくてはならぬW杯の名物です。
今回は、日本代表に色々と教わりました。
諦めないことや、自分の為すべきことを懸命にすること、チームへの献身、周りへの感謝。
日本人でよかった。
日本人として、日本代表を応援出来て良かった。
まだワールドカップは途中だけれど、もう胸がいっぱいです。