本日私は、米国系の各メディアによるYouTubeのライブ映像を視聴したのですが、その概要について現時点の所感をまとめておきたいと思います。

最新版アップデート

米朝首脳会談視聴記録

シンガポールで現地時間午前９時（日本時間午前10時）から、シンガポールで米朝首脳会談が開かれました。これについてツイッターやYouTubeなどで中継動画があったので、それらのいくつかをチェックしていたのですが、だいたい次のとおりでした。

午前10時すぎ

ドナルド・Ｊ・トランプ米大統領と金正恩がシンガポール・セントーサ島にあるカペラホテルに現れ、星条旗と北朝鮮国旗がずらりと並べられる中で、両者が握手を交わしてホテルの廊下を歩き、１対１の会議の場所となる部屋に入る

午前10時15分～10時45分頃

記者団を排除し、トランプ氏と金正恩が通訳のみを伴ってホテルの一室にこもる

午前10時45分頃

トランプ氏と金正恩が部屋から出て来た際、トランプ氏は “very good” と述べ、記者団の “How about nuclear weapons?” （「核兵器はどうなったのか？」）といった質問を無視して金正恩とともに次の会議場に向かう

午前10時50分頃

１対１の会議が行われたのとは異なる会議室で、米朝ともに配下の者を伴い、今度は長机に座っての会合が始まる。ただし、先ほどの会議と同様、記者団の入室が許されたのは冒頭部分のみであり、その後、記者は退去を求められる。

午前11時40分頃

再び画面が会議室に切り替わり、トランプ氏が冒頭、次のように発言。

Mr. Chairman, (inaudible) of tremendous success together, and we sought (inaudible) big problem and (inaudible) until this point has been unable to be (inaudible) working together we will get (inaudible)（ただし、 “inaudible” とは「聞き取れず」という意味）

午前11時45分以降

各社ともにライブ配信がいったん終了。セントーサ島の島外の映像に切り替わる。

午後12時35分頃

画像は再びカペラホテル前に切り替わる。これから米朝共同記者会見が行われる可能性があるのか？

午後12時45分頃

映像は再びセントーサ島外に切り替わる。

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なお、映像についてアップデートする内容があれば、『【速報】米朝首脳会談、始まる～ライブ・アップデート～』の方に追記していきたいと思います。

米朝首脳会談の結果

このことから、米朝首脳会談では、おそらく、朝鮮半島の非核化等を巡り、「これからさまざまな課題に直面するが、我々はこれらの課題を乗り越えるだろう」、といったところで合意したと考えられます。ということは、私が事前に予想していた次の４つのシナリオのうち、③か④に近いのだと思います。

• ①金正恩が米朝首脳会談に現れず、逃げる
• ②米朝首脳会談自体は行われるが、決裂する
• ③米朝首脳会談の結果、決裂はしないが合意も行われない
• ④米朝首脳会談の結果、何らかの合意が行われる

ただし、今回の中継だけでは、「課題をどのように解決することで合意したのか」、「それらの時期はいつか」、など、具体的な情報については、まだ何もわかりません。とくに最大のポイントは、北朝鮮が核・大量破壊兵器のＣＶＩＤを呑んだのかどうかという点と、日本人拉致問題の完全解決を呑んだのかどうかという点です。これについては続報を待ちたいところです。

ただし、本記事執筆時点において、まだ米系メディアのライブ動画配信は続いていますので、必要に応じて『【速報】米朝首脳会談、始まる～ライブ・アップデート～』の方の記事に追記していくかもしれません。

便利な時代

思えば便利な時代になったものです。というのも、動画サイトのYouTubeに、ワシントンポスト（ＷＰ）やTIME、CBSなどがライブ・チャンネルを設けているからであり、それらを視聴すれば、新聞記者、ジャーナリストらとほぼ同じ目線で、その場所に居るのと同じ効果が得られるからです。

なお、ツイッター（日本版）ではＴＢＳだかどこだかの映像を流していましたが、日本の民放の場合は、途中でアナウンサーやコメンテーターが余計な解説を挟んでくるので、私はさっさとツイッターの動画タブを閉じ、ＷＰの中継サイトに集中していました。

正直、コメンテーターやアナウンサーによる解説は邪魔です。いっそのこと、米系メディアのように、なにも解説を入れないで映像を流しっぱなしにしてもらった方がありがたいです。本日の映像を見ていて、私は心からそう感じました。