言論には言論で、作文には作文で。新聞社に記事を書く自由があるのと同じく、私たち一般国民にもウェブ評論という手段を通じて、新聞社を批判する自由があります。
朝日新聞を批判する自由
朝日新聞「素粒子」による誹謗中傷
朝日新聞といえば慰安婦問題をはじめ、さまざまな捏造報道で知られるメディアです。ただ、最近になって読者が激減しているせいでしょうか、紙面の劣化が激しさを増しているようです。その1つが、最近、ネットでも話題になった「アソウタロウ」作文です。
朝日「素粒子」、アソウタロウ作文で麻生氏批判→「アサヒシンブン作文」がネットにあふれる(2018/5/21 12:41付 J-CASTニュースより)
J-CASTニュースによると、5月19日付の朝日新聞夕刊コラム『素粒子』に掲載された、麻生太郎副総理兼財相を批判するような「アイウエオ作文」に対し、インターネット上で「批判の声が多く上がっている」、しています。同記事からの引用ですが、この「アイウエオ作文」とは、
「ア あっけらかんとした顔で
ソ 反っくり返るように座り
ウ うるせぇなと言いたげに
タ 高飛車な態度を延々続け
ロ ろくでもないこと次々に
ウ うんざりするわ、本当に」
といったものであり、いわば、極めてクオリティが低い、麻生副総理に対する単なる誹謗中傷です。
そんな朝日新聞が昨日、またやらかしたようです。
素粒子(2018年5月29日16時30分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
頭文字を取ると「アベソウリハ コタエナイ」となる、という代物で、前半部分は
「ア 新しい文書が出てるのに
ベ べらべら同じ答弁を続け
ソ 尊大な態度でヤジに応酬
ウ 「うそ」の疑い強まった
リ 理屈をこねくり回しては」
といった代物です。この文章も、以前の麻生副総理に対するものと同様、ひねりも何もない、安倍総理に対する単なる誹謗中傷です。とても「物書きのプロ」が作った文章とは思えず、正視に耐えません。
正直、これらの文章を見ていると、朝日新聞の文章執筆力は「低下している」というレベルではなく、もはや危機的状況にあるのではないかと思わざるを得ません。
言論の自由は最大限尊重しなければならないが…
ただ、私は正直、どんな酷い紙面であっても、基本的には「言論の自由」は最大限、尊重されなければならないと考えています。そして、安倍総理や麻生副総理は公人であり、かつ、権力者です。したがって、権力者を言論の場で批判することは自由でなければなりません。
ただし、この「言論の自由」「権力者を批判する自由」は、誰に対しても認められる必要があります。当然、新聞社、テレビ局などが「言論空間」で意見を表明することは自由ですが、「意見の言いっ放し」は許されません。意見を表明した以上、その意見が批判されることも甘受すべきです。
ましてや朝日新聞は(現在のところは)巨大メディアであり、「社会的な権力者」です。朝日新聞に言論という手段を使った政権批判が許され、かつ、そうした政権批判の影響力が大きい以上、私たち一般国民も、朝日新聞が間違っていると思えば、ウェブ言論などを通じて朝日新聞を批判する自由があります。
朝日新聞社の内部の人間に対して、暴力的、非合法な手段で攻撃を加えることは絶対に許されませんが、法が認める方法(当局の許可を受けた抗議デモ、正当な言論活動による批判活動、正当な手段による不買運動など)については、どしどし実施すべきでしょう。
誰が作った?秀逸な「アイウエオ作文」
ところで、朝日新聞の極めて低レベルで稚拙な「アイウエオ作文」に比べ、インターネット上では、もっと優れた「アイウエオ作文」が作られています。某匿名掲示板を覗いていたら、こんな書き込みがありました。
- 【あ】あと知らぬ 票さえ入れば 民主党
- 【い】言った事 全て当たるよ ブーメラン
- 【う】嘘ついて 盗った政権 放すまじ
- 【え】絵に描いた 餅にもならぬ マニフェスト
- 【か】金を撒き 国民欺き 国を売る
- 【き】気を付けろ うまい話と 民主党
- 【く】「国のため」 日本じゃないよ 隣だよ
- 【け】結論を 決めないことを 決めました
- 【こ】国民を 仙谷 恫喝 SENGOKU 啓発
- 【さ】災害に 備えることを ムダ扱い
- 【し】自民より 国債多く 刷ってるぞ
- 【す】寿司料亭 今日はフレンチ 明日割烹
- 【せ】説明を 求めぬ場所のみ 小沢吠える
- 【そ】相続税 お前ら増税 ぼく脱税
- 【た】対案を 出せよ原案 まだだけど
- 【ち】ちょっと待て 維新の会は 民主かも
- 【て】天皇を 政治利用か 逆賊め
- 【な】謎の鳥 ハトではなくて サギだった
- 【は】鳩山の トラストミーは 信じるな
- 【ひ】被災して 陳情先は 自民党
- 【へ】平成の 開国農家が 首を吊り
- 【ほ】放射能 俺が浴びない ときに出せ
- 【ま】マニフェスト 書いてあること ウソばかり
- 【み】民主党 その正体は 社会党
- 【む】無所属と 言って国民 騙そうぜ
- 【め】目で確認 小さな文字の 民主党
- 【も】もう遅い 一度やらせて 致命傷
- 【や】やっぱりだ 減税日本も 民主だぞ
- 【ゆ】雪降れど 除雪費すでに 仕分け済み
- 【る】ルーピーとは オレのことだと ポッポ言い
- 【れ】蓮舫は コンビニ視察で ご満悦
- 【わ】悪いのは 全部自民か 人のせい
「お」や「つ」、「と」、あるいは「な行」など、ところどころ抜けてはいるものの、非常に秀逸な作文です。これを執筆した方には心から敬意を表したいと思います。
View Comments (5)
< 更新ありがとうございます。
< 私、朝日新聞の『素粒子』に載った『あいうえお作文』とやらが、大嫌いです。幼稚なシリトリみたいな駄文、見るに耐えない表現。オモロイ?どこが?こんなものは新聞からは締め出して欲しいぐらい(インターネット空間や趣味誌は別に構いません)。
< 書き手の品格疑います。それを分かっててやる朝日新聞社は、自ら低級な作り手で、低質な紙面をさらけ出し、もはやマトモな新聞社ではありません。
< ですから、『某匿名掲示板』に載っている秀逸と言われる『あいうえお作文』も好きではありません。一読したら、いや何行か読んだら「なるほど」と思いますが、シツコイ。全部は長くてクドイし、朝日と同じステージに落ちていいのか、と思う。読後感は良くないです。やっぱり政権や野党を揶揄する『あいうえお作文』は、生保会社がやってるサラリーマン川柳と似て「マンネリ」「読後の疲れ」を感じますね。
< 大変失礼な言い方、すみません。
民主党 あいうえお作文 政治オピニオン掲示板
h ttp://opinion.wowow.city/archives/67
こういうのは案外、庶民が優秀なのかも。学歴や勉強ができる人はだめかもね。
古い話だが、二条河原の落書きというのがある。
「此頃都にはやる物 夜討 強盗 謀綸旨・・・」とあるが、これがなかなか面白い。
後醍醐天皇を批判したものだが、秀逸につきる。
ちなみに天皇の「後醍醐」だが、この部分は本来は死後に贈られるもので、生前は天皇は自分がどう呼ばれるかは知らないのが普通なのに、後醍醐天皇は「後醍醐とするように」と命じたらしい。ま、ちょっと普通ではないな。
今の天皇も死後は「平成天皇」がほぼ確実だが、確定事項ではない。それなのにタクシーに乗ったら運ちゃんが「平成天皇」というものだから「それは普通の人に「故山田・・」みたいに死んだ後にいう言葉なんだけど」と教えてあげた。まったく知らなかったらしい。
考えてみるとNHKも今上天皇という言葉を使わない。歴史的には「今上」を使うか、近くにお仕えする人は「おかみ」だと思うのだが、よくわからない。
昨今ネット空間にはさまざまな言論が飛び交っている
ツイッターを利用する政治家も増えた
さまざまな発言が物議を醸す
トランプ大統領もそのひとりである
詰めの段階に入った北との和平交渉であるが
武力攻撃もまだ選択肢にある旨のツイートがあった
歴史的な南北統一に至るまでの
ロードマップは未だ作成途上で不確定要素が多い
あふれる情報の海を航海する地球市民のための
最良の海図となるのが朝日新聞である
品質は言うまでもない、優れた羅針盤なのである
さもありなん、貧して鈍するとはこのことだ、思い知れ朝日
ついにみじめな末期症状を呈するとは誠にもって慶賀である
さん然と言論界に輝いてきたかつての影は今やみじんもない
当然の報いだが、さりとて未だ購読者400万を有すという
追求の手を休めてはならない、手を緩めるな
ぶざまに倒れ二度と起き上がれないまでに叩きのめすがいい
レボリューションよ興れ、目覚めよこころある若者たち
老害どもの論壇壟断を許してはいけないのだ
あいつらに弔辞を読んでやれ、あわれんでやれ
さあ、葬送にふさわしいロウソクを皆で掲げ声を揚げ
火祭りにする、今こそその時が来た さっさとつぶれろあさひ
https://www.youtube.com/watch?v=cqMjPghOKXQ
あいうえお作文として低レベルで児戯以下なのも問題ですが
全文が事実を無視し偏向した朝日自身の感想文に過ぎず、
極めて低レベルで不快なイチャモンにすぎないというのが本当に救いがない。
めがねのおやじ様の感性は至極真っ当と思います、が、
民主批判の方は、しつこさ・クドさこそが本質なのではないでしょうか?
ウソマニフェストや必要なものまで仕分けなど、全て事実で、
人によって異なる感想や無意味な罵倒に拠らないにも関わらず、
「あいうえお5文字」や「みんしゆとう6文字」を頑張って考えるどころか
50音弱がポンポンと挙げられる、という酷さをあげつらってますので。
朝日の作文は頑張ってあれなのですから…