当ウェブサイトでは今朝、『朝日新聞は「トイレットペーパー以下」なのか?』のなかで、朝日新聞に関する話題を取り上げたばかりですが、もう1つ、「財務省文書改竄疑惑」報道についても、簡単にコメントをしておきたいと思います。
新宿会計士、表現ミスを乱発!
どうも1人で記事を執筆していると、表現のミスが多くて困ります。「てにをは」などの助詞の重複や慣用表現の誤用、誤変換などは枚挙にいとまがありません。たとえば、「違和感を感じる」、「馬から落馬する」といった表現にはできるだけ気を付けているつもりなのですが、どうしてもこの手の誤用が残ってしまうのです。
コメント欄で「黄昏せんべい」様から、こんなご指摘を頂きました。
「時々カイケイシさんがおっしゃる「舌鋒鋭く」云々は(お気持ち察しますが)他人が賞賛して指摘することではあっても、自身で吐露する言葉ではないような気がします。気のせいかな(笑)」
確かにそのとおりですね(笑)「舌鋒鋭く」とは、一般に第三者の立場から議論の巧みさを褒める表現であり、それを自分で使っていたら変です。いや、読む人が読んだら「傲慢不遜」とも受け取られかねません。普段、朝日新聞を「傲慢不遜」だと批判している立場としては、もっと謙虚さが必要です。
いずれにせよ、コメント主の皆様には心の底からお願いがあります。私は1人で記事を執筆しているため、この手の誤用についてはどうかお気軽にご指摘くださると幸いです。
いい加減にしろ、「森友問題」!
朝日新聞社が国政を止める
さて、本日の夕刊も、『朝日新聞は「トイレットペーパー以下」なのか?』に続き、朝日新聞の話題です。というのも、例の「文書改竄問題」により、相変わらず国会が空転しているからです。
日本は現在も国難に直面しています。
北朝鮮は相変わらず核武装を宣言していますが、日本とともに北朝鮮と対峙すべき韓国は、いまや文在寅(ぶん・ざいいん)大統領自身が北朝鮮の「手下」となっているのではないかと疑わしい状況にあります。また、中国船舶は相変わらず尖閣諸島周辺海域に出没し続けています。
国内的には憲法改正を国民的議論にしていく必要がありますし、消費税の再増税が2019年10月に迫っていますが、デフレからの完全脱却が実現できていない状況をどうすれば良いのかについても議論が足りているとはいえません。
私たち日本国民の代表者である国会議員には、こうしたさまざまな国難にあたって、是非、議論を深めてほしいところです。ところが、そんな国会が空転しています。その理由は、いうまでもありません。「森友学園文書書換問題」です。これは、先週、朝日新聞が報じたこの記事がきっかけとなったものです。
森友文書、財務省が書き換えか 「特例」など文言消える(2018年3月2日05時20分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
朝日新聞の記事の書き出しは、こうです。
「学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書の内容と、昨年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることがわかった。学園側との交渉についての記載や、「特例」などの文言が複数箇所でなくなったり、変わったりしている。複数の関係者によると、問題発覚後に書き換えられた疑いがあるという。」
ただ、朝日新聞が「森友文書を財務省が書き換えか?」と報じた割には、1週間近く経過するにも関わらず、いまだに決定的な証拠が出て来ていません。その間も国会の空転は続いているため、朝日新聞がこの報道を出した狙いが、国会議論を空転させることにあったのではないかとの疑いを抱かざるを得ません。
朝日新聞vs日本国民
一方、産経ニュースは本日、次のような記事を報じています。
【森友文書】/財務省「写しはPDFと紙の2種類」「近畿財務局にある全て」 「原本」の写し提出(2018.3.8 09:55付 産経ニュースより)
ただ、こうしたひとつひとつの報道を追いかけて行っても、あまり意味はありません。なぜなら、朝日新聞社が仕掛けている一連の「森友学園報道」については、朝日新聞社による安倍政権打倒のための政治運動だと理解すべきだからです。
もちろん、細かく見ると、近畿財務局による森友学園に対する国有地払い下げ手続には疑わしい点がいくつかあるのですが、内閣が吹き飛ぶほどの事件ではありません。とくに、安倍晋三氏が「内閣総理大臣としての地位を利用して法令違反をしたかどうか」という観点からは、ほぼ無実であると断言できます。
ただ、朝日新聞がこの問題を、「加計学園報道」とともに大々的に展開している理由は、もともとは、
「安倍晋三(氏)が友人の経営する学校法人に違法な便宜を図っていた」
という印象操作のためです。しかし、昨年10月の衆議院議員総選挙で自民党が圧勝したことでもわかるとおり、朝日新聞社によるこの「もり・かけ報道」による倒閣運動は失敗に終わったと見て良いでしょう。
いい加減、朝日新聞社は潔く「敗け」を認め、ここらで撤退しないと、朝日新聞自体が社会的信頼を失いかねません(いや、すでに失っているという話もありますが…)。これを巡り、数日前に産経ニュースは、「政権か朝日が倒れる究極の戦い」だと報じています。
【参院予算委】/近畿財務局決裁文書、書き換え事実なら麻生太郎財務相辞任も 高橋洋一氏「政権か朝日が倒れる究極の戦い」(2018.3.5 21:53付 産経ニュースより)
産経ニュースは「(朝日新聞が報じた)書き換え(疑惑)が事実なら麻生太郎副総理兼財務相の辞任もあり得る」とする「自民党関係者」の発言が紹介されていますが、私はこうした見解に同意しません。(今のところは)あくまでも財務局の不祥事に過ぎないと考えられるからです。
そして、産経ニュースはこの「事件」を「政権か朝日が倒れる究極の戦い」だとしていますが、これは、「朝日新聞vs安倍政権」の戦い、という意味でしょうか?もしそういう意味であれば、私はこの点にも同意しません。なぜなら、国民が選んだ安倍政権を、選挙で選ばれたわけでもない朝日新聞社ごときが倒そうとしているということですから、これはむしろ、「朝日新聞vs日本国民」の戦いなのです。
余裕を失う朝日新聞社
実は、この朝日新聞による「改竄報道」については、朝日新聞が最初の記事を報じて以来、当ウェブサイトではそれほど取り上げて来ませんでした。その理由は非常に簡単で、そもそもこの報道自体、朝日新聞による捏造の可能性があるからです。
そして、決定的な証拠が何も出て来ていない以上、朝日新聞社がこのような報道を行った意図については取り上げる価値があるものの、本件「そのもの」について現時点で論評するのは妥当ではありません。これが、当ウェブサイトで本件についてそれほど取り上げてこなかった理由です。
いずれにせよ、朝日新聞社がこのような「報道テロ」まがいの行為を仕掛けてくる理由は、それだけ朝日新聞社が余裕を失っている証拠でもあります。そして、「報道テロ」に対抗できるのは「正確な情報」です。冷静さを失わず、正確な論評に努めることこそが、ウェブ言論の使命なのだと思います。
View Comments (9)
更新ありがとうございます。
日本語というのは、文法や文章作法的にけっして単純とはいえない言語だと思います。私も、半分ぐらいは文章を書くということで飯を食ってきた人間ですが、自分が書いた文章をあとから振り返って赤面するということが多々ありました。
文法的に禁忌として規定されていなくても常識的にはしない表現というものがけっこうあるんですね。そういうのは学校では学ぶことができなくて、結局は経験に負うところが大きい。それゆえ、読者からの指摘というのが非常に役立つものです。
ここでも、何件かの指摘があったようですが、会計士様の文章内容や人格を貶める手段としての揚げ足取りならともかくとして、用語上の誤謬の指摘ですから、私は第三者として見ていても特に不快は感じませんでした。大変僭越な物言いながら、会計士様の受け止め方は非常にまっとうであると思う次第です。
本当に悪意があるなら、私なら誤謬の指摘などしません。誤ったままネットに晒されていたほうが、恥さらしになるだろうと考えるからです。
世間は広い。逆に、このような些細な用語上の瑕疵によって、内容まで「推して知るべし」と判断する人間も決して少なくはないでしょう。それゆえ、誤謬の指摘を封じるような雰囲気を作ってしまうことはけっしてサイトのためにはならないと思います。
ということで、会計士様の判断には、敬意を表したいと思います。
内容のほうにコメントできなくて申し訳ありません。
朝日新聞がらみでは、以下に小川榮太郎さんへのインタビュー記事があります。面白い記事だと思います。
すみません。リンク貼り忘れていました。
https://moc.style/world/interview-critic-ogawaeitaro-01/
https://moc.style/world/interview-critic-ogawaeitaro-02/
https://moc.style/world/interview-critic-ogawaeitaro-03/
< 本日も夕刊の配信ありがとうございます。
< 森友文書問題、まだ朝日新聞はネチネチとやってますね。自分で火をつけてワーワー騒ぐのはマッチポンプのようなもの(昔は自民の古狸議員が社会党辺りに、難癖付ける得意技だったんだが)。もちろん財務省、近畿財務局の曖昧さ、ダークさは感じられますが、チッポケな事です。
< 本日、財務省が参議院予算委員会理事会に文書を提出したものの、内容は同じ。「また野党が1ミリも進んでいない!と猛反発、審議への出席を拒否した」(毎日新聞)とのこと。
< アノ、立憲民主党の辻元氏は「決算文書がフェイクなら首相が責任を取れ」(産経)とのたまう。オマエが言うな!公園の土地はどうした?(笑)朝日新聞らはどうしても国会審議を遅らせ、なんとか安倍首相の支持率を下げたいのが見え見えです。
< ここのサイトでスルーされてたのは気分いいですよ。何も目くじら立てるほどのことか。それよりも対北問題、平成30年度予算案、改憲論議、消費税等、問題は山積しています。もう幼稚な言いがかりはヤメロ。そして朝日新聞社は苦しいやろなー。
早よ潰れてぇ!
< さて、韓国は米国に南北会談の説明の為、特使を派遣しましたが、文が「北朝鮮の手下」(新宿会計士様)なんだから、信用出来る筈がない(ちなみに私は信者秘書或いは代弁者と呼ばれてます笑)。金正恩の発言を懸命にメモを取る姿は、社長がシモジモの部下に指示している姿だ。みっともない恥ずかしくないのか、韓国よ。でも日本にだけは態度大きい。それももうすぐ出来なくなる、意味分かるかな。
< 失礼します。
毎日の更新ありがとうございます。
「朝日新聞vs日本国民」は良いフレーズですね。
ということは朝日新聞は「国民の敵」ということですね。
朝日新聞は捏造報道(南京虐殺・慰安婦・モリカケ)で中国・北朝鮮・韓国内の従北勢力と結託して
日本国民の名誉を著しく貶めるとともに、国益を著しく棄損しているので明らかに「国民の敵」であること間違いありません。
慰安婦捏造では、吉田清治
森友では 籠池氏
加計では ビーチ前川
インチキ証人のトリックスターを使うワンパターンです。
慰安婦 朝鮮人悪徳業者の取り締まりの記事
加計 文部科学省の内部文書の影の部分
関与がなかった証拠を関与があったと切り取りするかえるのもワンパターンです。
新聞というのは誤報がある。だから文書の書き換えがあったかどうかは確定していない。ならば国会議員はそれはそれとして議会をやったらいいのでは。書き換えたかどうか不定なのに仕事をボイコットするなんておかしいだろう。仮に書き換えたとしたらそれはその役人の責任を追及すればよいだけ。隣の国が核爆弾を開発して日本を脅している状況でこんな小さなことで国会を止めるのはおかしい。
最近の朝日新聞批判は当然の結果なのですが、日本国民vs朝日新聞となると行き過ぎた感がします。特に最近の世間の評価って加点方式より減点方式が多くて、一事が万事になり易く白黒つける事が多く感じます。
朝日新聞に対する批判はあれど、全てがダメな訳でも無く、かといって良いとも言えないが現実的な評価ではないでしょうか?マーケティングを変えて来ている事に読者や世間が気付い来始めた現状が最も重要であり、新聞社自体が広告主がいる限り公平公正で中立などあり得ないって事が周知出来た事がここ数年の成果ではないでしょうか?
購読者数国内2位のクオリティーペーパーからタブロイド紙へと評価が下がるのは当然ですが、クオリティーペーパーが少なくなる日本の現実は少し悲しくもあります。人はみたいものだけを見る傾向が少なくないので、エビデンスの質向上を図り意見の多様化の為に、存続して居て貰いたいとは思う次第です。
朝日新聞の文芸関係はいいんじゃないかな。朝日新聞はときどきとてもダメなのがあるけど。報道関係で裏取りをしなかったり、思い込みで書いたりしているのが悪いみたい。ま、戦前の大本営発表でしょう。それ以外は割とよいところもあると思う。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信いただきありがとうございます。
>例の「文書改竄問題」により、相変わらず国会が空転しているからです。
日本は現在も国難に直面しています。
管理人様の言われる通り現状は国難の中ですよね。
小異を捨てて国益の擁護を最優先ですがね。
朝日新聞はきっと理解する日は来ないでしょう。
とはいえ、先日の顔出しNGの人物がおりそれが情報関係者で南北グルで
北朝鮮が重要部品を持ち、残りの核物質を南が持つ形の「核のニュークリアシェアリング」がされて
「北朝鮮が非核化するが朝鮮半島の非核化に失敗する」シナリオは朝日新聞記載の写真を「批判的に見ないと出てこなかった」のですよね。
もう一つは朝鮮半島は裏切りの歴史を繰り返すため南北がゴールポストの移動前提で考えると・・・。
「戦術核のニュークリアシェアリング」があり得るシナリオとして出てくるのです。
多分韓国側にある核物質と爆弾本体は南北管理にする約束としているのではないかと思います。
北朝鮮の"非核化"と"裏切りの歴史"を徹底検証!米朝会談もありえるか?|AbemaPrime3/7放送|平日よる9時~【AbemaTV】
https://www.youtube.com/watch?v=s3Lp2-k0wMc
1分で裏切りの歴史よくわかりました(笑)。
北朝鮮を非核化したら・・・、宇宙の平和利用(小惑星探査)の建前で・・・(笑)、
北朝鮮は大気圏再突入実験を堂々とやりそうですね。
どこかで高麗連邦成立できたら、同時に多弾頭ICBMができるかも(怖)。
だから「国難」なのです。
以上です。長文の駄文失礼しました。
自民党の和田政宗議員が、朝日新聞が指摘した公文書書き換えは、実は「売買契約の決裁文書」とは全く別の「予定価格の決定の決裁文書」と比較して、文言が変わっているから書き換えがあったのではないかと言っている可能性を指摘しています。この2つの文書の違いは、朝日が指摘した相違点そのままなのだそうです。
全く別目的の文書を比較して「文言が違うから書き換えがあった」と指摘しているのだったら、国会を空転させた賠償責任を請求しても良いくらいの朝日のとんでもないミスか捏造です。