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「民進党離党者にとっての」希望の党

本日は初めての試みとして、最初から2本の記事を配信したいと思います。2本目の記事は、国内の選挙に関するものです。

国内政治ネタ

(『最悪のタイミングで最悪の選択をする民族』からの続き)

先ほどの記事でも申し上げましたが、最近、少々「ネタ」が溜まり過ぎており、本日は非常に異例ですが、初の試みとして、最初から2本の記事を掲載したいと思います。

誰にとっての希望なのでしょうか?

思わず驚き、呆れるニュースです。

<新党>名称は「希望の党」 細野氏ら結成、小池塾名を継承(2017/09/23 18:51付 ニコニコニュースより【毎日新聞配信】)

正直、「またか」と思います。

民進党を離党した細野豪志衆議院議員(元環境相)と、小池百合子・東京都知事に「近い」とされる若狭勝衆議院議員(自民党を離党済み)らが、今月26日にも新党「希望の党」を結成するのだそうです。

細野氏といえば、山本モナさんとの不倫で知られています。いっそのこと不倫で民進党を離党した山尾しおり氏も合流して「不倫者にとっての希望の党」を名乗ってみてはいかがでしょうか?

…というのは冗談としても、毎日新聞が配信したニコニコニュースの記事では、細野氏が不倫という不祥事を起こしている事実については完全に無視。党名の狙いについて、次のように好意的に報じています。

新党名に「希望」を入れることで、党のイメージに小池氏の政治理念や実績を強く反映させる。党名を記入する比例代表でも有利になると判断した。ただし、浸透している「ファースト」を使わないことで、短期決戦で全国に浸透させられるかが課題となる。

若狭勝氏が当初掲げていた「日本ファーストの会」という名称は、やはり、ドナルド・トランプ氏の「アメリカ・ファースト」を彷彿とさせるため、使用を見送るようです。

しかし、私に言わせれば、「希望」とは、古巣だった民進党も櫛の歯が抜けるように離党者が相次ぎ、空中分解の危険性に直面していることから、「とにかく議員で居たい」と思う民進党議員らにとっての「希望」なのではないでしょうか?

冷静に見て民進党は泥船

さて、民進党といえば、党内で政策もまとめられず、改憲議論すら端緒についていないほどの集団です。私に言わせれば、「議員で居ること」だけを目的とした集団であり、単なる選挙互助会です。

そんな民進党が崩壊するのは時間の問題でしょう。

そもそも論ですが、2009年8月の総選挙で政権を奪取した(当時の)民主党には、政権担当能力がありませんでした。

鳩山由紀夫政権下では、小沢一郎氏による天皇陛下の政治利用事件(天皇陛下の予定を捻じ曲げて、当時の習近平・中国国家副主席との面会を強引に入れさせた事件)を契機とした中国への擦り寄り、沖縄県普天間飛行場の移設問題を巡る「最低でも県外」とする無責任発言、それによる歴代政権の努力を無に帰すほどの無能ぶりを発揮しました。

次の菅直人政権は、菅直人首相(当時)本人が外国人から献金を受けていた疑惑が発覚。おりしも発生した東日本大震災では、麻生政権下で策定されていた原発危機管理マニュアルを無視して福島第一原発を爆破するなど、「テロリスト」が国のトップを盗れば何が発生するかという恐怖を、国民に対して嫌というほど見せつけました。

さらに、野田佳彦政権は韓国との通貨スワップ協定を700億ドル相当に拡大する決定を行いました。しかし、その直後には李明博(り・めいはく)韓国大統領=当時=が島根県竹島に不法上陸。天皇陛下を侮辱する発言を行うなど、日本は韓国から完全に舐められるという状況に陥りました。さらに、尖閣諸島の国有化の決定を受けて中国が猛反発。中国全土で反日デモが吹き荒れ、日本企業や日本人の権利が侵害される事態が発生しました。

このような実績を見る限り、民主党に対して日本国民が失望・怒りを抱くのは当然のことです。

実際、2012年12月、2014年12月の衆議院議員総選挙では、民主党はいずれも惨敗。とくに小選挙区では、獲得議席数は自民党の10分の1前後に留まっています(図表)。

図表 小選挙区における自民党と民主党の獲得議席数

もっとも、小選挙区での獲得議席数が激減した理由は、多くの死票が発生するという小選挙区制度ならではの事情もあります。しかし、あれだけマス・メディアが全力で擁護していながら、民主党の獲得議席数が低迷するということは、これは明らかに日本国民の意思だと考えるのが適切でしょう。

代表が胡散臭い!

民主党、そしてその後継政党である民進党は、代表からして胡散臭いです。

たとえば、野田佳彦首相(2012年12月に退任)の後継として民主党党首に就任した海江田万里氏は、経営破綻した「安愚楽牧場」の和牛預託商法について、日本新党から衆議院議員に立候補し、当選した1993年頃までに、複数の雑誌などで投資推奨していたことで知られます。

そんな海江田氏は東京1区を選挙区としており、2012年の総選挙では比例復活しましたが、2014年の総選挙でめでたく(?)落選。最大野党の党首が国会議員選挙に落選するという椿事には、私自身も東京1区の有権者として誇りに感じているところです。

一方、海江田氏の次に民主党党首(および民進党党首)に就任したのは岡田克也氏です。岡田氏はジャスコの創業者である岡田卓也氏の子息でもあり、イオン取締役兼代表執行役社長の岡田元也氏の実弟です。

非常に失礼ながら、私は個人的に、岡田氏を見ると、笑顔がなく、いつも陰鬱な表情をしていて人相がよろしくないという印象を持ってしまっていました。2016年の参議院議員通常選挙、東京都知事選挙でいずれも民進党が大敗を喫したことを受け、同氏は同年9月の代表選に出馬せず、任期満了で退任。

その後継者となったのが、すでに二重国籍疑惑が頭をもたげていた村田蓮舫(むらた・れんほう、本名「謝蓮舫」しゃれんほう)氏です。

村田氏の実績といえば、元テレビ・タレントらしく、はきはきした話し方が「チャーム・ポイント」(だとご自身では思っていらっしゃる)で、国会質問でも演技がかった(しかし全く中身のない)質問で安倍総理を困惑させているというイメージしかありません。

ただ、インターネットを中心に、村田蓮舫氏の二重国籍疑惑がくすぶり続けました。

その証拠に、今年5月以降、せっかく「あの」朝日新聞が「加計学園問題」を捏造してくれたにも関わらず、そして内閣支持率が急落したにもかかわらず、民進党の支持率は全く伸びず、東京都議会選挙では民進党は壊滅的な大敗を喫しました。

村田蓮舫氏は7月18日に入り、自身の二重国籍疑惑について説明する記者会見を行い、「証拠資料」とやらを提示しましたが、その10日後の7月28日に、村田氏は突如として代表を辞任すると表明しました。

村田氏が突如として代表を辞めた理由は、おそらく、二重国籍疑惑を説明するために提示した「証拠資料」に、捏造されたものが紛れていたからでしょう。

結果的に民進党は村田代表の後任として前原氏を選出したものの、もはや「後の祭り」。櫛の歯が抜けるがごとく、民進党の離党者が相次いでいます。

離党者相次ぐも、しょせんは害虫の巣の出身者

ただ、民進党の離党者の顔ぶれを見ても、次の通り、私の目から見て疑問のある方ばかりです(※ただし敬称略)。

  • 長島昭久(4月10日離党届提出、4月25日除籍処分)
  • 細野豪志(8月8日離党届提出、8月10日受理)
  • 鈴木義弘(9月13日離党届提出、9月19日除名処分)
  • 笠浩史(9月15日離党届提出、9月19日除名処分)
  • 後藤祐一(9月15日離党届提出、9月19日除名処分)

このうち、長島氏と鈴木氏は、いわゆる「比例復活組」であり、とくに鈴木義弘氏は民進党の前身・民主党ではなく、旧維新の出身者です。次の産経ニュースの報道によれば、日本維新の会の代表を務める松井一郎・大阪府知事は民進党に対し「むしろ議席を維新に返すべきだ」と怪気炎を上げたそうです。

松井氏“激怒”「本当にピンぼけ」 旧維新で当選の離党議員に民進執行部「議席返せ」発言(2017.9.13 20:41付 産経ニュースWESTより)

とくに後藤祐一氏といえば、官僚に対するパワハラ、飲酒暴行事件などの不祥事は枚挙にいとまがありません。

また、自身の不倫疑惑で離党した山尾しおり氏を巡っては、「慰安婦問題」を捏造したことでも知られる事実上の韓国メディア『朝日新聞』の日本語版に、こんな報道が出ていました。

民進離党の山尾氏、地元入り 議員向け説明会は取りやめ(2017年9月22日15時45分付 朝日新聞日本語版より)

この「慰安婦捏造新聞」こと朝日新聞によれば、山尾氏は22日昼過ぎに愛知県の某所に出現したのだそうですが、

事務所の説明によると、この日は別に午後1時から愛知7区内に約10人いる民進党地方議員への説明会も予定していたが、こちらは出席が一人もなく、取りやめになった

としています。

いくら朝日新聞が全力で民進党を擁護しようとしても、これが事実でしょう。

山尾しおりさん、私は貴殿の落選を心の底から期待しております。

マスゴミが隠してもネタが降ってくる!

以上、本日は『最悪のタイミングで最悪の選択をする民族』とあわせて2本の記事を掲載し、少しだけ時事ネタが掃けたのですが、それでもまだネタがいろいろ残ってしまっています。

なにより、マス・メディアが一生懸命、与党に有利な情報や野党に不利な情報を隠しているのですが、いったいいつまで、マス・メディアはこういうことを続けるのでしょうか?

インターネット時代、マス・メディアが情報を隠せば隠すほど、マス・メディアが嫌がる情報は勝手に拡散していくことになるのです。当ウェブサイトも、本当にささやかではありますが、その一翼を担っているのだとすれば、これはこれで、私にとってはやりがいがある話なのです。

新宿会計士:

View Comments (4)

  • 「希望の党」とはまことに皮肉めいた名前でいつ「失望の党」になるか期待を抱かせてくれます。
    さて民進党ですが、お粗末な実態を次々表出している。
    ”民進党は22日、次期衆院選公約の素案をまとめた。安倍晋三首相(自民党総裁)が掲げる憲法9条に自衛隊を明記する改正案に反対する方針を打ち出した。安全保障法制を「憲法違反」と指摘、白紙化するよう訴える。消費税率8%から10%への引き上げに際し、財源の使い道を拡大し、就学前教育の無償化や大学授業料の減免などの財源に充てる。”
    消費税云々に関しては政策であり、私の考えと違いますが福祉財源を示したことに一定の評価をする。しかし自衛隊を憲法に明記しないのではどのように国の安全を守るのか全く意味不明だ。安保国防は政権が代わっても揺るぎがあってはならないのに、自衛隊をどのように扱うか表明しないまま、憲法改正を封じようとする。左派思考の強い勢力の言うままになった前原民進党代表の政治能力の無さを見て取れた。
    また”民進党熊本県連は22日、熊本3区で森本康仁氏の擁立を取り下げる方針を決定。3区の野党候補者は共産の関根静香氏に一本化されることになった。 ”というニュースもある。熊本地震の時、自衛隊の災害救助によりどれだけの多くの人たちが救助されたのか。その時に共産党は自衛隊の悪口を言いふらしていただけではないのか。テレビで自衛隊を殺人集団と決めつけたのは共産党国会議員ではないのか。そんな共産党と手を組むとは熊本の民進党は常軌を逸している。
    新宿会計士様は離党した議員にも手厳しいのですが、私は五十歩百歩とは言え、離党し議員の方がましと考えている。長島氏は離党に際し、執行部との安保国防の違いを明確にした。細野氏はそれほど明確ではないが保守的な思考はしている。山尾氏は全くの論外だが他の二人も解散前に離党を表明しただけ、先見の明はある。9条改正に反対し安保防衛をないがしろにする民進党はあまりにも情けない。そんな民進党を離れる議員をただ保身に走る者と断定できないのです。
    それにしても前原氏は前回の代表の時の偽メールと言い、今回の不倫の山尾氏を幹事長に押したことと言い、まことに人を見る目がない。不運というより、”持ってない男”を体現している。

  • いつも楽しみに拝読しております。
    こうして纏めて頂くと民進党は悪寒がする程におぞましい遍歴ですね。

    さきほど「日本のこころ・中山恭子代表が小池新党参加へ」と報じられました。個人的には同党(日本のこころ)の理念を支持していましたので、小池新党への合流は残念であると感じます。少数政党の限界なのかも知れませんが、歯痒い気持ちです。

    しかしながら、正に瓦解進行中の民進党から逃げ出した半端者に感化されず、正面から国益、国防を論じる勢力の参画は、せめてもの救いのようにも思えます。ぜひ会計士様の見解をご教授頂きたいです。

  • お疲れさまです。
    なるほど希望の党に民進党ですか。はっきり言って大した政策、基本的党是があるわけでなく、「とにかく国会議員でいたい」人が希望の党に行ったんですね。ま、もっと明確に「国会議員になりたいだけだ」と言ってくれた方が、その人の個人票は伸びるかもね。たいがいの人は入れんけど、変わり者、奇特な方が入れるかも。あと公明に共産か。野党に食指が動かないです。清濁合わせた自民党+安倍総理手腕を評価するかどうか、ぐらいしかない。
    選挙演説であまり安倍総理を酷評しても、全部ブーメランだし。しかし、夏前の都議会議員選挙の応援演説で、安倍首相に対する罵倒、罵り、叫び、ヘイトスピーチ、あれは秋葉原でしたか。異常でしたね。あんなに瞬間湯沸かし器みたいに個人を責める、罵るのは、一体どこの誰でしょうか。ああいう馬鹿、阿呆タレが集まるから、東京は嫌いなんだ。でも、アイツらは都民じゃないでしょうね。また何か悪い手を考えているかもしれないです。

  • 新党に自民党からも出て行く人が数人いるそうで内閣府副大臣の福田氏も同調するらしいですね。
    個人的には全然何がしたい党なのか解りませんし、国民から支持を得られない連中の集まりだと思うので絶望の党にならないか少し期待しています。
    まっ自民党の勝ちゲームではありますが沼にハマった野党を息を吹き返さない様に確実にトドメを刺しに行ってゴキブリ議員の政治生命まできちんと絶つ事が今回の政争での勝利条件でしょう。
    さぁ有権者諸君!!ゴキジェットの貯蔵は十分か

    あーあと日本の大手メディアで翻訳版で記事になってるか知りませんが韓国の首相が朝日のインタビューで退位前に天皇陛下に訪韓しろと言い出したそうです。
    http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=104&oid=001&aid=0009566810
    韓国の方のニュース内容ですのでこちらはハングルです。
    こっちが朝日で出した日本語のニュース
    http://www.asahi.com/articles/ASK9Q5S0GK9QUHBI031.html
    半島の害虫退治には火炎放射器が必要そうっす