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外部不経済について考える

たまには時事ネタから離れ、少し専門的な話題も紹介したいと思います。今日のテーマは「外部不経済」です。

外部不経済を考える

外部不経済とは?

私のこのウェブサイトは、「政治経済評論」と名乗っています。

最近、内外でさまざまな話題があったので、どうしても時事ネタを取り上げることが多かったのですが、本日は以前から触れたかった、「外部不経済」に関する話題を紹介したいと思います(というか、実は時事ネタを更新する暇がない、というのが実情ですが…)。

外部不経済という言葉は、耳慣れないという方も多いと思います。これは、他人に被害を与えて誰かが不当な利益を得ることです。私は、社会には法律が必要だと思いますが、あまり法律でがちがちに縛られた社会というのも暮らしにくくて好きではありません。ただ、最近、身近なところでさまざまな外部不経済を目にするのです。

そこで、本日はいくつかの例を挙げて、この「外部不経済」について紹介したいと思います。

ニセモノブランドのスパム・コメント

当ウェブサイトでは基本的に「コメント自由」とさせていただいていますが、実は、読者の皆様の目に入らないところで、1日100件前後のスパム・コメントを処理しています。

こうした中、最近、非常に多いのが、この手の「ニセモノブランド」の宣伝コメントです。

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そこはかとなく怪しい日本語ですが、IPアドレスを調べてみると、圧倒的に多くの場合は発信地が大陸中国か香港であり、これに加えてインドネシアやマレーシアなど、華人社会が存在する国の場合もあります。

こうしたスパム・コメントは発信元を変えながら日々、攻撃を加えてきますが、最近のwordpressのアドオンは有能で、スパム・コメントのパターンを解析したうえで、自動的に排除してくれているのです。

中華クオリティのスーパーコピー!

余談ですが、この手のスパマーは、日本人のことを根本から理解していません。というのも、日本人はニセモノブランドが嫌いだからです。

私は香港が好きで、独身のころはよく香港に出掛けたものです。香港は「持つ者」と「持たざる者」の格差が激しく、貧しい人は徹底的に貧しいという社会でもありますが、私が大きな衝撃を受けたのは、ニセモノブランドを好んで身に着ける人が、日本と比べて圧倒的に多い、という点でもあります。

私は文化人類学者ではありませんので、その理由について偉そうに分析するのは筋違いだと思います。ただ、私の主観では、香港や中国本土では、見栄えを重視するというきらいがあるようです。自分たちが他人からどう見られているのかということを極端に気にするあまり、ニセモノブランドを身に着けるのかもしれません。

上のコメントについても、のっけから、

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とあります。「真のスーパーコピー」って一体何なのでしょうか(苦笑)。

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とありますが、コピーはコピーであり、品質も何もあったものではありません。

ちなみに「会社名称」は「ルイヴィトンコピーN品第1店」とありますが、まとにも取り合うのも呆れます。

チラシの投函という迷惑行為

ただ、スパム・メールやスパム・コメントは、インターネット時代特有の迷惑行為にも見えますが、冷静に考えてみると、似たような行為は昔から存在します。

その典型的な事例が、チラシの投函、歩きタバコ、営業の電話です。

まず、チラシの投函について、です。

私は新宿に暮らしていて、自宅兼職場を置いているマンションも新宿区内にありますが、チラシの量は相変わらず減りません。管理人さんが常駐しているマンションではないという事情もあるのですが、チラシを撒く者は、おもに早朝や夜間にマンションのエントランスに勝手に入って来て、片っ端からポストにチラシを突っ込んで行きます。

私が見たところ、チラシの圧倒的な大部分は不動産の売買に関するものですが、それ以外にも、宅配ピザのチラシ、近所の店の宣伝、インターネット・ケーブルテレビの宣伝、さらには明らかに選挙違反の日本共産党によるビラなどです(※日本共産党の選挙違反という悪質な犯罪については『本当の脅威はマスゴミではなく日本共産党だ』をご参照ください)。

私の居住するマンションの場合、集合ポストの近くにチラシを捨てる専用のゴミ箱が置いてあって、管理人さんが出勤する月曜日の早朝になると、チラシであふれかえっています。「たかがチラシ」と侮ることはできません。チラシの処分には、管理人さんの貴重な労力が使われていて、その対価は、私たち居住者が管理費の中から間接的に支払っているからです。

私は、チラシを投函する行為自体が民法上の一般不法行為を構成すると考えても良いと思っています。具体的には、チラシを投函した広告主に対し、チラシの撤去費用を請求する、という考え方です。ただ、今のところ「投函されたチラシの処分費用という損害を被った」という訴訟が行われたという話は聞きません。やはり、個別のチラシ業者をターゲットに民事訴訟を起こすというのは、それなりに労力を使うことなのです。

歩きタバコには罰則が必要では?

ほかにも、新宿区の場合、最近特に多いのが歩きタバコです。

タバコの煙(副流煙)には有害物質が多く含まれているといわれますが、健康への関心の高まりから、飲食店や公共の場所では分煙をすべきだとする考え方が広まりつつあります。実際、東北・上越新幹線では完全に禁煙となっていますし、東海道新幹線でも喫煙車が廃止され、車内に喫煙スペースが設けられています。(※なお、飛行機内は完全禁煙とされていますが、これは受動喫煙を防ぐためというよりは、火災を防ぐためだそうです。)

ただ、喫煙可能な場所が減って来ているというためでしょうか、最近、新宿区内では、歩きながらタバコを吸う輩を多く見掛けます。圧倒的に多くのパターンは中高年の男ですが、中には若い女が刷っているケースもあります。そして、私の自宅がある場所は、繁華街に近いとはいえ、小学校や幼稚園などの施設もあり、子供たちが遊ぶ公園もあります。これらの場所で堂々とタバコに火をつけて歩いている者を見掛けると、気が気でなりません。

私自身も子供を持つ親ですが、子連れで歩いている時に路上で喫煙している人間を見掛けたら、非常に困ります。大人だと、タバコの煙を見掛けたら、しばらく息を止めるなどの対応を取ることもできますが、赤ちゃんはタバコの煙を避けることができないからです。

あまり知られていませんが、新宿区では路上喫煙は条例で禁止されています。しかし、肝心の罰則(路上喫煙者をその場で銃殺可能にする、など)がないため、歩きタバコをする輩が後を絶たないのが実情です。

私の路上喫煙に対する怒りについては『路上喫煙の害を考える』、『新宿区歩きタバコの現状報告』あたりに詳しく書いたので繰り返しませんが、歩きタバコや吸い殻のポイ捨ては誰かに対する迷惑行為というだけでなく、社会秩序に対する深刻な挑戦です。よって、これらに対しては、何らかの重い罰則(理想を言えば死刑、最低でも罰金刑)を設けることが必要ではないかと思うのです。

営業電話も迷惑…NTTよ、お前のことだ!

こうした中、私は現在、企業会計に関する入門書を執筆中で、その執筆が佳境に入っているのですが、先日、相次いで営業電話が掛かってきました。

もう実名を出しても良いと思いますが、その迷惑電話の主は、NTT東日本の代理店です。また、AUの携帯電話を契約していた時には、KDDIからも迷惑電話がひっきりなしにかかって来ていました。ついでにいえば、Yモバイルの格安スマホを契約し、ヤフーメールのアドレスを取得すれば、そのアドレス宛に、ヤフーから迷惑スパムメールがガンガン入ってきます(※ちなみにスマホのメール受信料は有料です)。

一昔前、迷惑な勧誘電話といえば、投資用不動産の勧誘と相場が決まっていたものですが、最近はNTTを初めとする大手企業が堂々と迷惑電話を掛けて来ているのです。

こうした勧誘電話、迷惑メールは、一昔前なら「興味がなければ断れば良い」とする主張もありました。しかし、現実には、電話を受けたり、メールを削除したりするのに、こちらとしては時間と労力を無駄にすることになるのです。

その意味で、営業電話の社会的コストは、決して無視できないのです。

外部不経済を「内部化」するには?

以上、スパム・コメント、チラシ投函、歩きタバコ、営業電話を例にとって、「迷惑行為」を列挙してみました。

残念ながら、これらの外部不経済に対しては、私たち一般市民レベルで対応することは困難です。結局、これらの外部不経済を亡くするためには、立法措置が必要となることもあるのです。

スパム・コメントについては立派な不法行為ですが、現状では、インターネット・ユーザーが自衛するしか手段がありません。とくに中華系のスパム・コメントには、コメント主のウェブサイトにアクセスしただけで危険な状態になるものもあるらしく、また、チラシの投函については明らかな迷惑行為であるにもかかわらず、止むことはありません。

さらに、歩行喫煙については、火の付いたタバコを持った手をブンブン振り回して歩く行為そのものが傷害未遂ではないかとすら思えるのですが、現状では、明確な罰則がなく、歩きタバコという犯罪者らは野放図にタバコを吸い放題です。

もちろん、こうした立法措置には賛否両論があることも承知しています。たとえば、飲み屋でのタバコについては、現在の社会通念に照らすならば、わざわざ喫煙席の設置を義務付けるのは行き過ぎでしょう。しかし、路上での喫煙については、社会全体で禁煙の風潮が広まる中、タバコを吸うことができる空間が狭まっているため、喫煙者らが路上での喫煙に走っているという側面があることは否めません。

本日の記事には明確な「答え」がなくて恐縮ですが、それでも、当ウェブサイトが「社会派ウェブサイト」を名乗る以上は、定期的に、こうした社会の細かい点についても問題提起していきたいと考えているのです。

新宿会計士:

View Comments (19)

  • 相も変わらずの呆け老人の寝言です
    新宿会計士様自身末文で答えがないと言われてますので、私も妄想です。
    チラシにお困りとのことですが、ほっといてよいかと思う。さほどの実害は少ないようですし、チラシを作り配っても、見返りは少なく、製作費と手間賃を考えれば得るものがないことに業者も気づくはずです。
    歩行喫煙についてはマナー向上を待つしかないです。可愛いいお子さんを持つブログ主さんにとりましては、非常に憂うべき歩行者のマナー不足とお考えなのでしょう。しかしながら年寄りから見れば、日本人の喫煙マナーは随分向上したものです。若いころの私など場所と時間状況など気にもせずいつもぷかぷかたばこをふかせていた。それが30前になって禁煙すると、傍の愛煙家に煙臭いと苦情を言い出した。そんな目で周囲を観察すると、日本人の喫煙マナーは格段に進歩したなと実感する。昔は混雑した車両でも紫煙が充満したり、パチンコ、雀荘、飲み屋に至ってはたばこは不可欠で、たばこを吸えなければ店に行かなかった。それが禁煙車両は増え、店内で分煙コーナーができるまでになったし、喫煙者も場をわきまえだした。エスカレータの片側空けや通勤電車の列待機など、日本では法律で規制しなくても自然に普及した。シンガポールではたばこポイ捨てすると罰金されるが、日本ではそこまでしなくても歩行喫煙はなくなるでしょう。
    スパムについては対策は困難です。チラシについてはコスパから見ていずれ衰退すると見てますが、スパムはコストがかからないうえに、見返りが期待でき、捕まる恐れは少ない。(見返りとは詐欺などで得られる収入)スパムを仕掛けるものにとってはこれほど重宝なものはなく、増えることはあってもなくなることはないでしょう。かといって強制的にやめさせる手段が難しい。ネット情報ですが、蚊に刺されたので「蚊を殺す」と投稿した人がアカウントごと削除された。これなどは機械的に「殺す」などという単語を拾い出し、削除してしまった弊害です。また昔、あるコラムに「馬鹿」と投稿すると排除されたので、「馬と鹿」としたらすんなり通ってしまった。スパム対策も機械的に行うとこのような弊害が生まれるし、ずるがしこいスパム業者は必ず抜け道を見つけ出す。一番なのはスパム業者を捕え罰することなのですが、外国では埒外ですし、外国政府に規制処罰する意思があるとは思えない。私は以前迷惑メールに悩まされたので、根気強く迷惑メール登録をして、排除していたらほぼ消滅できた。この程度のことしか対策がない。

  • ネタで言ってるのだとは思いますが、「路上喫煙の罰則に死刑」は考え直しましょう。
    私は「犯罪者にも人権があるから死刑はやめろ」のような考え方には反対です。ですが、仮にも一人の人間の未来を抹消してしまう刑罰なのですから『それにふさわしい犯罪を』『実際に』行った者のみ執行するべきです。対象となるのは「怨恨や緊急避難が理由でない殺人」か「外患誘致罪」くらいだと考えます。

  • NTTの迷惑電話はNTT本体ではなく、NTTの代理店。いっぱいあるから、中にはひどいのもある模様。そこで104だったか、NTT本体に電話して営業電話をかけるなと言ったら、それから全く来なくなった。

  • スパムをされる人達にだって感情がある。しかける人達は相手のことを自分と同じ人間とも思っていないのではないか?そんな人とビジネスをしようとは思わない。

  • 私の路上喫煙に対する怒りについては『路上喫煙の害を考える』、『新宿区歩きタバコの現状報告』あたりに詳しく書いたので繰り返しませんが、歩きタバコや吸い殻のポイ捨ては誰かに対する迷惑行為というだけでなく、社会秩序に対する深刻な挑戦です。よって、これらに対しては、何らかの重い罰則(理想を言えば死刑、最低でも罰金刑)を設けることが必要ではないかと思うのです。

    理 想 を  言 え ば 死 刑wwwww
    面白すぎるwww

  • いつも楽しみに拝読しております。
    先日、愛媛県松山市の梅津寺駅へ行って参りました。
    以前ヒットした「東京ラブストーリー」というドラマのロケ地で有名な場所です。
    私は30代前半ですので、このドラマをオンタイムでは観ていません。ネットで最終話を閲覧しました。
    織田裕二(主役)と西岡徳馬(部長役)の掛け合いのシーンでは部長席にガラスの灰皿が置かれており、オフィス内でタバコを吸いながらのシーンがありました。90年代前半はこういった状況が当たり前だったんだと感じました。ちなみに私は都内で小学校生活を過ごしましたが、先生のうちの数人は職員室で喫煙していた記憶があります。

  • 毎日お疲れ様です。
    今日はタバコの話だけにします。
    路上で吸う人や車に乗ってて前を走る車で窓を開けてる人、この後どうするんだろうと見ていると、ためらうことなくぽいっと捨てますね、路上は貴方の灰皿じゃない!と言いたいが、あとのトラブルが嫌で黙って苦々しく思うだけです。でも、二度ばかり注意しました。駅前の禁煙ゾーンで。姑息なんですが、相手が自分より年配者、私より体が小さい人、周りに通行人が多いことを確かめ、決行しました(笑)。したてに出て言うと、「どこで吸えるねん」と言いながら立ち去りました。本当は足で踏み潰さず持って帰って欲しいのですが。今、パトロールの方が2人組で何組かが回ってますが、東京とは違いホンの一等地だけです。全く路上喫煙は迷惑です。特に小さい子の顔辺りにタバコの火があるわけで、800度の熱が当たればどうなるか、分かるだろうと思います。新宿会計士様など、可愛いお嬢さまをいずれ公園デビューとか毎日のように屋外にお出かけするでしょうが、ご意見には100%賛成します。さらに、私達も相手が吸ってると、すれ違いざまに火が手や指に当たることがあるし、あの副流煙(字が間違いかも)本当に臭くて身体に悪いのは身をもって分かります。
    私は極力バス、JR、民鉄、地下鉄を利用します。乗る時、直前まで吸ってた人は、15m離れていても、分かります。カラダと服についてるから、空気がかき回されて伝わって来る。さらにダッシュで乗った人など息切れしてハアハア多量の酸素を取り、排気は喫煙臭なのでたまりません。そういう時は、夏場でもマスクを取り出します。嫌味だけど臭くて堪らないんだよ!ていう意思表示。気にし過ぎですが。実は私も吸ったことはあります。でも喉が弱いのと、アタマがクラクラ。合わない、肺に良くないと思い辞めました。
    自宅マンションは敷地内すべて禁煙です。駐車場も、マンション内公園も各戸のベランダも。ベランダは完成時から決定してました。ホタル族もいません。でも、夜な夜な敷地内道路は違反者が出るんですね〜。帰宅中のサラリーマンとか。
    上の方が言われる通り、日本人の喫煙マナーは良くなりました。昔はJRでもボックス席は灰皿があった。会社など机の上に個人の灰皿があった。今では考えられません。でも、たった25年ちょっと前はそんなもんでした。で、最後に路上喫煙者ですが、気持ち的には銃殺でいいと思います。それぐらいしないと、過料1,000円2,000円では懲りずにやりますよ。1回目は10万円、2回目は懲役実刑ぐらいでいい。汚ない輩が街から減ります。また価格も1箱1万円ぐらいにして、低劣なヤミが出るかもしれないですが、若い子が安易に手を出せなくすれば、税収入減ろうが空気はもっと良くなりますね。失礼します。

  • 刑罰はある程度、その悪性度に対して比例するようにした方がよいし、実際にそのようになっている。誘拐殺人以外の殺人の場合、1人殺した場合はまず死刑にならない。複数人の殺人で初めて死刑になる。もし1人殺して死刑が確実だと、殺人を犯した後はもうどっちみち助からないので自暴自棄になり、何人殺してもよいということで多数の被害がでる。そこで1人だと死刑にならないということでそれ以上の犯罪を抑止するようになっている。路上喫煙もかつては許されてきたが、人口も密集してきていて弊害も多く、やがては禁止されるだろう。最初は罰金程度だろうが、重症者がでたりすれば懲役も必要ではないかという論議になる。飲酒運転も昔は寛容であったが、今は厳罰化となっている。
    なお、いくら刑罰を重くしても限界はあるわけで、あまり重いと弊害もある。実刑で刑務所にはいるとまともな仕事につけなくなるわけで、その後の人生を犯罪者として活動されたら多くの被害がでる。実際に刑務所の中で服役囚たちが何を話しているかというと、出所後の犯行の打ち合わせとかがある。もうまともな仕事がないので、泥棒、詐欺、強盗と、経験者が初心者を勧誘する場になったりしている。
    そのため、交通事犯のように犯罪性向の低い者はいわゆる交通刑務所にいれて、犯罪傾向の進んだ者から隔離する政策がとられている。
    もしたばこで厳罰化をするにしても、たばこ犯罪はおそらくそれ以外は犯罪とは無縁であろうから、特別の刑務所を作ったりして、その後の犯罪を防ぐ必要がある。それにはコストがかかる。なお、刑務所に入ったという事実は消えないので、たぼこで懲役になったあと、りっぱな犯罪者になり、窃盗ぐらいならまだ被害が軽微だろうが、これが居直り強盗になって人命が失われるような事態はあまりよいことではない。
    社会全体として、どのように刑罰を定めるかは、これはなかなか難しい問題だと思う。怒りにまかせて厳罰化しても最終的にかえって社会の損害が多くなれば、マイナスになる。
    飲酒運転はそれは悪いことだろうが、誰でも犯す可能性のある犯罪である。それで厳罰化して、10年とかの懲役になれば、家族がいればなんとか普通の生活を送るかもしれないが、家族から見放されれば、どんな悪いこともやるだろう。普通の市民がちょっとした間違いで凶悪犯になりかねない。殺人のように、普通の人がまずやらない犯罪で厳罰化はよいと思うが、誰でもやりうる犯罪の厳罰化は弊害も多いのではと思う。

  • まさか路上喫煙ネタでこれ程反応があるとは、自分は吸わないけど驚きました。
    娯楽が限られてた時代なら容認されたかもしれないけど娯楽で溢れてる現代じゃ害を誇張されるタバコは中々キツイですよね。
    流石に一箱1000円まで行ったら吸う人がほぼ消えそうですけどww

  • 喫煙しない、飲酒しない(しない理由:生理的にあわない、拒否反応が出る)者からみて喫煙者・飲酒者は犯罪者に見えます。どんない可愛い女の子でも綺麗なご婦人でも100mはドン引きします(笑)・・・率直にただの汚い臭いカッコ悪い人にしか見えません(男性なんらもっと形容詞をつけます) 受動喫煙で体調不良になったり病気(家庭内喫煙による子供の受動喫煙)になったりしたらどうすればいいのでしょうか、誰かが責任をとってくれるのでしょうか?喫煙する家族を訴えたらいいのでしょうか?犠牲になるのはほぼその時の弱者ですね。現状ではすぐに罪にとうことはできない(飲酒による犯罪はきびしくなっていますが)ですが、例えばルールを厳格化して広く告知する、たばこの販売価格を今の10倍位にする・・・とか、とか、国庫にはいるお金が増えて喫煙者が減少して確実に医療費が減って、リターンで保険料が安くなる。いいじゃないですか!すぐやってくれないかなと思う今日でした。

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