「韓日は切っても切れない関係」という珍説

本日も２本目の配信です。「あの新聞」に、非常に意味不明なインタビューが掲載されています。

日韓関係を夫婦に例える愚

韓国の政党関係者「韓日は切っても切れない関係」

「韓日は切っても切れない関係にある」―。

これは、韓国の政党「韓国自由党」の印名鎮（いん・めいちん）非常対策委員長が、韓国・ソウルを訪問した民進党の岡田克也前代表と、20日に会談した際に述べた言葉だそうです。これについて、韓国のメディアである中央日報の日本語版が報道しています。

「韓国と日本は切っても切れない関係…疎通が重要」（2017年02月21日06時26分付　中央日報日本語版より）

この印氏について、いくつかのメディアで調べてみたところ、国会議員なのかどうかは不明ですが、「牧師」との報道もあるようです。

それはさておき、中央日報から印氏の発言を抜粋してみると、

• 韓国と日本は切っても切れない関係
• 互いに不満に思っているところは対話を通じて理解しようと努力していくべきだ
• 夫婦がけんかをするように、近い韓国と日本は良い時もあり、ぎくしゃくする時もある
• 一つ二つの問題のために韓日関係が悪化するのは望ましくない

ということです。

日韓関係は「特別な関係」ではない！

ところで、こうした見解は、別に印氏の固有の考え方ではありません。というのも、「韓日両国は特別な関係だ」などとする考え方は、時々、韓国の政治家やメディアなども主張しているからです。「韓日両国は友人だ」、「親戚だ」、といったたとえに加え、酷い場合には「兄弟関係」（韓国が兄、日本が弟、でしょうか？）、果ては「夫婦関係」（どっちが夫でどっちが妻かわかりませんが…）といった主張まで出てくる始末です。

ただ、こうした考え方は、大きな間違いです。日本が朝鮮半島を「大日本帝国」の一部として統治していた時代であればまだしも、現在は「大韓民国」と「朝鮮民主主義人民共和国」は「日本国」とは別に存在しています。また、米国と英国の場合は「英語」という共通の文化的土壌がありますが、少なくとも日本と韓国は言葉も文化も違います。地理的・文化的に遠いか近いかという問題はありますが、少なくとも国同士の関係に「親戚関係」などはありません。

それどころか、日本にとっての韓国は、夫婦関係でも兄弟関係でもないことはもちろん、最近では「友人」ですらありません。「友人」は日本を侮辱する醜悪な銅像を大使館前に設置したりしませんからね。

明日の予告

当ウェブサイトでは先日、「韓国崩壊」というタグを準備し、迷走する韓国を議論する専用のテーマを新設しました。そして、『「韓国崩壊」を冷静に議論する』の中で、韓国の将来としては、「①赤化統一」、「②中華属国化」、「③軍事クーデター」の３つしか残されていないと指摘しました。ただ、先日は「①」「②」の違いについて、きちんとした違いを議論する時間がないままで終わってしまいました。そこで、明日は、このうち「①赤化統一」と「②中華属国化」に焦点を当てて、改めてシナリオに分けたうえで、考察を試みてみたいと思います。どうかご期待ください。