<用語集>天安門軍事パレード

概要

2015年9月3日に中国の首都・北京の天安門広場で中国共産党が実施した「抗日戦勝利70周年」を祝う軍事式典。「中央アジアの独裁者」、「ICCから刑事訴追された大統領」などと並び、韓国の大統領と韓国人の国連事務総長が参加し、冷笑を浴びた事件でもある。

外国からの主要参加者

ロシア連邦より、ウラジミル・プーチン大統領
中央アジアのカザフスタンより、ナザルバエフ大統領
中央アジアのウズベキスタンより、カリモフ大統領
アフリカ・スーダンより、バシル大統領
韓国より、朴槿恵(ぼく・きんけい)大統領
国連より、潘基文(はん・きぶん)事務総長

※なお、肩書はいずれも当時。

どう評価するか?

「西側諸国」から国家元首級で参加したのは韓国の朴槿恵大統領のみ。また、「G8」構成国だったロシアは、2014年2月のロシアによるクリミア半島併合により、G8から追放されたため、事実上「西側諸国」首脳として軍事パレードに参加したのは韓国大統領だけだったという異例さとなる。なお、国連事務総長でもある潘基文氏が、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状も出ているスーダンのバシル大統領と同席したことについても強く批判されるべきであろう。

韓国大統領に対する米国からの冷遇

朴槿恵・韓国大統領は軍事パレードから約1か月後の2015年10月に訪米するも、ホワイトハウスや米国主要メディアから冷淡にあしらわれるという結果に終わった。朴大統領が「冷遇」された理由は、米国の同盟国という立場にありながら、中国が主導するアジアインフラ開発銀行(AIIB)に出資し、天安門の軍事パレードに参加するという行為に対する、米国からの事実上の「糾弾」と見るべきだろう。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告