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バブル後最高値に近づく日経平均

ちょっとしたメモ書きです。日経平均株価指数が史上最高値をためすのか、それとも現在の株価水準はバブルなのか。早ければ数日中に、その答えが見えて来る可能性が出てきました。ちなみに本日も場中で一時、36,896円41銭にまで上昇しているようです。

気が付けば、日経平均が史上最高値まであと少し、という水準に来ました。

昨日の終値だと36,546円95銭でしたので、1989年12月29日に記録した38,915円87銭の水準まで、残り2,368円92銭です。これをグラフ化しておくと、こんな具合です(図表)。

図表 日経平均株価の推移

(【出所】WSJ『ヒストリカル・プライス』ダウンロードページデータをもとに作成)

これについてはどうも23日の場中で、一時、36,896円41銭にまで株価が上昇する展開もあったようで、ここもとの株価上昇ペースはなかなかに早いといえます。

このあたり、Xなどでは、市場アナリストらによる、「現在の株高は中国人のマネーが原因だ」、「円安のためドル建てで見た日本の株価が低く、日本が魅力的だ」、といった分析も投稿されていて、なかには株価の過熱を警戒する意見もあります。

このあたり、当ウェブサイトでは先日の『株式時価総額のドル換算額で東証が「アジア首位」奪還』で取り上げたとおり、東証の株式時価総額は今月中旬で「3年半ぶりにアジア首位」となり、また、時価総額は900兆円を超え過去最大となっていました。

現在の状況がバブルなのか、それとも株価はまだ伸びていくのか。

当ウェブサイトは「相場を見るサイト」ではありませんので、この点については言及を控えたいと思いますが、いずれにせよ「バブル後最高値」、そして「日経平均4万円台」は、日本経済においては象徴的な事象となる可能性がある、という点については指摘しておく価値はあるでしょう。

新宿会計士:

View Comments (6)

  • 株価は勝手に上がることはない。
    100円の株が101円に上がるには101円で売る人と101円で買う人がいなくてはならない。新たな資金が1円分入ってくるということ。
    中国人の買い、円安による割安感、新NISAによる資金流入等々いずれにしても資金が入っているようだ。1月に入って1日の売買代金が4兆円を超える日が多くなっている。
    1月23日のザラ場で36,984円をつけた。
    週刊ダイヤモンドの年末号で2024年の株価を8人の専門家が予想している。8人中4人は2024年の高値を36,000円以下と予想。たった12営業日で半分の人の予想の外れが確定した。
    これでプロなのだ。

    • 井崎脩五郎氏は競馬予想のプロですが、いっつもハズレてます。
      でもいつも楽しそうです。
      ハズレても金が稼げればプロ、なんですよね。

  • 日経平均は行きそうですね。「バブル」の呪縛からの解放という意味はあるかもですね。

    経済や業績は踏まえずの話ですが、急すぎるのでバブル高値近辺到達で利益確定売りが入るかもですね。でもその後はまた抜き返すんじゃないかなー。(適当)
    ドル円は年初から円安進行で150円を目指す動きでしたが、昨年最高値の影響圏に到達したので、そろそろ調整が入るかと思います。昨年最高値を超えることはないんじゃないかなー、と見ています。(適当)

  • 日経平均株価とかいう、経済音痴の新聞社が作った指標は
    特定の銘柄の影響を受けやすいので
    指標としてはイマイチだよね

  • バブル期は世間を知らない田舎学生でした。
    日経平均株価は気にしたことなく、のほほんと過ごしていました。

    この「株価が上がっていくワクワク感」ってのがバブル期の空気感なんでしょうか。

  • 「株価が下がったら日本はおしまい、株価が上がったらただのバブルで格差が開いて
    平民がもっと苦しむから日本はおしまい」と主張されてもあまり説得力は感じないですね。