「日本の安全保障のためには、韓国との連携が必要だ」――。最近だと、こんな主張が、某保守論客などからも出て来るようになりました。一見するともっともらしい主張です。なにせ、韓国は日本に地理的に近く、韓国の安全保障は日本の安全保障にも直結するからです。ただ、ここで少し待っていただきたいと思います。そもそも「韓国と連携すれば、日本の外交上のポジションは改善する」というものなのでしょうか?
目次
韓国との連携が必要だとする3つの主張
山手線の駅名を冠した怪しげな自称会計士が執筆した、『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』なる書籍でも触れられている論点のひとつが、「何が何でも日韓両国が連携しなければならない」と主張する人たちの屁理屈です。
【参考】『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』
(【出所】アマゾンアフィリエイトリンク)
繰り返しになって恐縮ですが、その代表的な3つのロジックを列挙しておくと、こんな具合です。
①一衣帯水論
韓国は同じアジアの国として、地理的にも近く、歴史的にも文化的にも深い関係を持っている。日韓両国は一衣帯水の関係にあり、切っても切れない関係にある。また、過去に日本は韓国を「植民地支配」したという加害者としての歴史もあり、贖罪意識を持つことも必要だ。
②日韓経済関係論
日本企業の多くが韓国に進出する一方、韓国の産業も日本製の製造装置や部品、素材などに強く依存しており、経済的側面から、日韓両国は切っても切り離せないほど、相互に重要な関係にある。
③朝鮮半島生命線説
韓国は地理的に見て日本に非常に近く、この地域が日本の敵対勢力に入れば、日本の安全保障に深刻な脅威をもたらす。だからこそ、日本はあらゆるコストを払ってでも、朝鮮半島を日本の友好国に引きとどめておかなければならない。
②については数字の上から見て正しくない
このうち①については正直、類書でもさんざん論破されている主張であると思われますし、正直、論評にも値しないので、本稿では無視します。
また、②については『数字で見る「韓国は経済的に重要な相手国」の間違い①』なども含め、過去から何度となく指摘してきたとおり、「ヒト、モノ、カネ」の往来という観点から見て、韓国が「日本にとって切手は切り離せないほど、経済的には重要な相手国である」とする見方は、正確ではありません。
意外と知られていない統計的事実は、「日本の金融機関の韓国に対する国際与信の額は、2022年9月末時点において500億ドルに満たず、日本の金融機関の対外与信全体の1%少々に過ぎない」ということです。金融面における日韓間の結びつきは隣国同士とは思えないほど弱い、という言い方をしても良いかもしれません。これでも「日本にとって韓国との関係は大事だから諸懸案で日本が韓国に譲歩すべき」といえるのでしょうか。韓国政府の姑息な努力日本に非を認めさせる努力しかしていない韓国政府「韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権は... 数字で見る「韓国は経済的に重要な相手国」の間違い① - 新宿会計士の政治経済評論 |
もちろん、現在の日本にとって韓国が「重要ではない」と述べるつもりはありませんが、日本にとっての日韓関係は十分にコントロール可能であり、また、たとえば半導体産業などにおいては、「日本が韓国を必要としている」のではなく、むしろ、「韓国が日本を必要としている」というのが正確な姿でしょう。
ちなみに同じことは、金融面についてもいえます。日韓間の金融関係は、隣国同士とは思えないほど希薄だからです(『邦銀の香港向け与信残高が急減中』等参照)。
香港脱出・シンガポール拠点開設の動き、地銀で相次ぐ日銀が20日に発表した国際与信統計によると、日本の金融機関の対香港与信の急減が続いていることが判明しました。かつて邦銀は2020年3月期、香港に771億ドルほどを貸し付けていましたが、これが直近の3月末で一気に600億ドルを割り込み、560億ドルにまで減ったのです。こうしたなか、金融専門誌によると地銀の香港撤収、シンガポール拠点開設などの動きもみられるのだそうですが、こうした報道は現実の統計データと整合するものでもあります。2023/06/20 12:02追記記事にサムネイ... 邦銀の香港向け与信残高が急減中 - 新宿会計士の政治経済評論 |
また、人的交流の典型例が「お互いの国を観光客として訪れている人数」ですが、これも正直、訪韓日本人よりも訪日韓国人の方が数倍上回っているため、現状、韓国人が日本を訪れるほど積極的に日本人が韓国を訪れているという事実はないと断言して良いでしょう。
③については専門家も騙されている?
さて、こうしたなかで残るのが、「③朝鮮半島生命線説」です。(自称)「地政学の専門家」、「安全保障の専門家」の方々の主張は、こんな具合です。
「日本は安全保障のために、朝鮮半島とは関わらざるを得ない」。
「地理的にこんなに近いんだから、韓国が日本の敵対国になることは絶対に避けなければならない」。
「どんなコストを払っても、日本は我慢して、韓国と付き合わなければならない」。
あるいは最近だと、これにいくつかのバリエーションが生じていて「北朝鮮の核抑止のためには、日本は韓国と密接な情報交換が必要だ」、果ては「台湾有事を回避するために、日米韓がしっかり連携し、中国を牽制しなければならない」、といったものがあります。
それらを主張している人たちを、あえて名指しすることは避けます。
ただ、ひたすら残念です。「保守的」な論調の人たちの間ですら、たとえば「尹錫悦(イン・シーユエ)現大統領はマトモだ」、などとする評価が出て来ているほどです。どうしてこういう勘違いをなさってしまうのでしょうか?
そもそも論として、「(A)日本があらゆるコストを払った」からといって、「(B)韓国が日本の友好国になってくれる」というものではありません。韓国では政権が変わったら、日本に対するスタンスはコロコロと変わりますし、酷い場合には、当初は親日的だった政権が末期になると反日に転じてしまった事例すらあります。
尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権がそうならないという保証はありませんし、それどころか、尹錫悦政権は遅くとも4年以内に任期を終え、李在明(り・ざいめい)氏あたりが後任大統領に就任すれば、文在寅(ぶん・ざいいん)政権時代を遥かに超える反日国家となりかねません。
朝鮮半島生命線説の致命的欠陥
また、この「朝鮮半島生命線説」には、致命的な欠陥がもうひとつ含まれています。
万が一、「あらゆるコスト」を払って韓国を友好国にすることに成功したとしましょう。
それで日本の安全保障上のポジションは、向上するのでしょうか?
もっといえば、「日米韓3ヵ国連携」は、中国を牽制し、台湾有事を回避するうえで、有益な枠組みといえるのでしょうか。
ここを突き詰めていくと、この「朝鮮半島生命線説」のボロがどんどんと出てきます。端的にいえば、「日米韓連携」は台湾有事どころか、半島有事を回避するうえでも、まったく役に立ちません。韓国自身が「戦う意思を持たない国」だからです。
こんなことをいうと、「なぜだ?」という反応があるかもしれません。
しかし、かの著名な戦略家であるエドワード・ルトワック氏が10年以上前に上梓した『自滅する中国』のなかで、韓国が(なぜか)自国に絶対に脅威をもたらさない日本を挑発しておきながら、自国に脅威をもたらしている中国や北朝鮮に、ほとんど反撃を加えていないという事実を指摘しています。
【参考】『自滅する中国』
(【出所】アマゾンアフィリエイトリンク)
ルトワック氏が例に挙げるのは、韓国の天安艦撃沈事件(※2010年3月26日発生)や延坪島砲撃事件(※2010年11月23日発生)です。
いずれも北朝鮮による明確な軍事行動であり、国際法に違反するものである行為であるはずですが、このときも韓国は北朝鮮に対し、ほとんど反撃らしい反撃を加えていません。
普段から彼らの激しい反日行動を見せつけられている私たち日本人にとっては意外かもしれませんが、じつは韓国という国は、本当に反撃しなければならない相手に対しては、みごとに沈黙してしまうのです。これについてルトワック氏はこう評します。
「2011年12月14日には『従軍慰安婦』を表現する上品ぶった韓国人少女の像が日本大使館の向かい側で除幕された。<中略>これは韓国に全く脅威をもたらさない国を最も苛立たせるような行為であった。<中略>戦略面で現実逃避に走るのは<中略>、国際政治に携わる実務家たちの力や、同盟国としての影響力を損なうものだ。さらにいえば、これによって実際に脅威をもたらしている国に威嚇されやすくなってしまうのだ」(『自滅する中国』P234)。
このあたり、私たち日本人にとっては、非常に重要な指摘です。
ハンギョレ新聞の記事を読んでみると…?
ただ、もう少し突っ込んで申し上げるならば、韓国がそもそも米国や日本と同じ「自由・民主主義陣営」に属している国である、という前提条件自体を、疑った方が良いのかもしれません。
韓国は自由・民主主義陣営に所属することで、経済発展という恩恵を最大限受けた国ですので、私たち日本人の感覚からすれば、「自由・民主主義体制から恩恵を受けたのだから、恩返しをするのは当然では?」などと思ってしまいますが、こうした日本人の常識は捨てた方が良いのかもしれません。
こうしたなかで、是非とも本稿で紹介しておきたいのが、韓国紙『ハンギョレ新聞』(日本語版)が18日に配信した、こんな記事です。
[寄稿]韓国、価値観同盟に固執していたら孤立する…BRICSで生存外交模索すべき
―――2023/08/18 09:09付 Yahoo!ニュースより【ハンギョレ新聞日本語版配信】
これは、「自由言論実践財団」という団体の「名誉理事長」という方が寄稿した記事です。
記事タイトルでも何となく想像がつきますが、韓国は「価値観同盟」――、すなわち米国、日本、NATO諸国などとの関係を過度に重視すべきではなく、たとえば「BRICS運動」などとも連携を図るべきだ、などとする主張です。
ちなみに記事の中には事実誤認も多々ありますので注意が必要です。たとえばこんな具合です。
「BRICS運動は1955年にはじまった。植民地主義帝国主義の時代は終わりを迎えつつあり、長くは300年以上、短くは40~50年にわたって植民地支配を受けてきた数多くの国と民族が独立を迎え、あるいは民族解放戦争を展開した」。
「BRICS運動」という単語自体も初耳ですが、それが「1955年から始まっていた」というのは、もっと驚きです。
「BRICS」とはもちろん、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5ヵ国の略称ですが、この「BRICS」という用語を2001年に提唱したのは、ゴールドマン・サックスのエコノミストだったジム・オニール氏です(ちなみにオニール氏が生まれたのはそもそも1957年です)。
それが「1955年に始まった」、などと述べている時点で、ずいぶんと酷い事実誤認だと思わざるを得ませんが、ここで重要なのは、韓国メディアにありがちな「事実関係の誤認」をひとつずつ指摘することではありません。
韓国国内では、日米欧の自由・民主主義諸国群ではなく、むしろ「グローバルサウス」(?)や中国、ロシアなどの権威主義国家群との連携を模索する意見が出て来ていて、それが『ハンギョレ新聞』という、韓国国内では大手のメディアに掲載される、という事実でしょう。
韓国がどういう将来を選ぶかは韓国の自由
BRICSは現在、共通通貨を検討しているとされているほか、「拡大BRICS」も議論されているとのことですが、もしかしてこの記事の著者の方も、あわよくば韓国もこの「拡大BRICS」に参加すべきだ、などと思っていらっしゃるのかもしれません。
(どうでも良い話ですが、BRICS共通通貨の非現実性については『BRICS共通通貨はG7に対抗できっこない「空論」』などでも指摘していますので、ご興味があればご一読ください。)
「中国、ロシアなどが『BRICS』を軸にG7に対抗するのではないか」。「脱・米ドルを目指してBRICS共通通貨創設を目指すのではないか」。少なくとも金融評論家という立場からは、先進国的な通貨制度をまともに運用したこともない国がいくつ集まったとしても、国際決済の使用に耐え得る共通通貨を作り出すことはできないと考えます。つまり、BRICS共通通貨はG7に対抗しようにも対抗できっこない「机上の空論」に過ぎないのです。共通点なきG20通貨通貨面で見て共通点がなさすぎる「G20」当ウェブサイトでしばし... BRICS共通通貨はG7に対抗できっこない「空論」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
いずれにせよ、BRICSには現在進行形でウクライナを侵略しているロシア、台湾海峡問題で国際社会を威嚇している中国が含まれていますが、そんな国々との「連携」というのも、なかなかに強烈な提案です。
もっとも、勘違いしないでいただきたいのですが、当ウェブサイトとしては、「韓国は西側諸国に所属することで恩を受けて来たのだから、韓国はその恩を返すべきだ」、などと主張するつもりはありません。
むしろ話は逆で、「民族自決」ではありませんが、韓国がみずからの責任において自国の進路を決めたのであれば、国際社会はそれを尊重してあげるべきです。そのうえで、私たち日本としても、韓国が「その道」を歩むのであれば、その前提において、外交戦略を再構築していくべきなのです。
少なくとも外交・安全保障は、「韓国と仲良くしていれば日本の外交ポジションは良くなる」というほどに単純なものではないことだけは間違いないでしょう。
View Comments (35)
日本が韓国に影響を与えることはできない
周りがどう言おうと韓国は中国と心中する運命
>日米欧の自由・民主主義諸国群ではなく、むしろ「グローバルサウス」(?)や中国、ロシアなどの権威主義国家群との連携を模索する意見が出て来ていて、それが『ハンギョレ新聞』という、韓国国内では大手のメディアに掲載される
これはバランス思考の焼き直しなのだと考えます。
すなわち「拡大蝙蝠外交」を西側とグローバルサウスの間で実行せよと主張している。
立場が悪くなればなるほどにそのように考える。これはもはや宿痾としか。
はにわファクトリー様
列強諸国の勢力圏拡大が熾烈だった時代、2つの強国に挟まれた小国が独立を維持しようと願えば、二股蝙蝠外交に徹する以外に途がなかったのは理解できますが、それすらまともにやれずに日本の属領になってしまったのがかつての朝鮮帝国。そんな外交方針を未だに「国是」とする国なんて、ほかに見当たらないのに、どうして自分たちだけ、それでうまくやれるなんて考えが生まれてくるんでしょうね。
それでも、孤立感から来る薄ら寒さは覚えてしまうのか、「寄らば大樹の陰」とやたら何かの組織の一員にはなりたがるようです。クアッド然り、G8然り、CPTTP然り。だけど、入ってどうするというつもりがないのなら、神社仏閣の御朱印を集めて回るのと、大差ないんじゃないかしら。当然相手にもされない。
先日、東北地方のさる古刹で朱印をお願いしたときのこと。当方持参の朱印帳を隅から隅までチェックした挙げ句に、本来朱印というものは、寺と神社の朱印を同じ朱印帳に混ぜてはいけないものだという。しかしまあ、キャラクターのスタンプみたいなものは無いようだから(当たり前だよ。スタンプラリーじゃあるまいし)、特別にお授けしましょうと、えらく恩着せがましい能書きをたれた上で、大枚壱阡円也を奉納させられた。
さて、プーチン組長、習若頭が居並ぶBRICS組の盃を、首尾良くいただけたとして、一体どれくらいの上納金を要求されることになるのやら(笑)。
>入ってどうするというつもりがないのなら、神社仏閣の御朱印を集めて回るのと、大差ない
実に見事な分析です。旅行自慢、験担ぎぐらいなら可愛げもありましょう。ですが、彼らが渇望しているのは「みなし大国」というありそうもないステータスです。見抜かれ実際足元をみられているが、そう気が付いてないのは本人たちだけという可能性は高い。ポーランド相手にやった武器輸出、武器共同生産を巡るドタバタ、ポーランド側は分かってて焚きつけた結果でないかと。
まー韓国政府も日本の宏池会政権とニギニギできたようですし
新規発行のサムライ債で日本の年金運用資金を掠め取って踏み倒し日韓スワップで穴埋め、日本国民の血税チューチューすきいむ完成ですか…
クタバレ自民党!
…とか思っちゃいますねんな
筆者は、「鶏頭たるも、牛後となるなかれ」と主張したいのでしょうが、
「三歩あるけば恩も忘れ(鶏頭?)る。大国に依存する」のが彼らの生き様。
*「価値観に固執しない(事大・刹那主義)」のが彼らの価値観ですね。
・・・・・
>むしろ話は逆で、「民族自決」ではありませんが、韓国がみずからの責任において自国の進路を決めたのであれば、国際社会はそれを尊重してあげるべきです。
その通りなのかと。
『民族自決』とは含みのある物言い。「人を呪わば穴二つ」と申します。
溜飲は下げたくとも、もう一つの意味には言及しないでおきますね・・。
…「鶏口牛後」ですよね?(;^_^A
クロワッサン様
確認しました。
私が覚えてた「遅れをとるな」的なのは、日本流にアレンジされたもので、本来の鶏口と牛後はそれぞれの動物の「食の入口と出口」を指す言葉だったのですね。
”ベン強”になりました。(ご指摘ありがとうです)
・・・・・
なぁ~るほど! 彼らの振舞いは自由陣営にぶら下がる「金魚のウソチ」・・。
読んでみましたが、相変わらず何が言いたいのかわからない文章で、途中で読むのをやめました。
>BRICS運動は1955年から
頭の悪さ全開ですね、一体その発想のネタはどこから来ているんでしょうね。
BRICSは確かに重要ですがもう古い概念で、BRICSという単語が出たときはロシアも(確か)G8入りしていて中国とともに西側陣営に来てくれると夢想していた時代であり、南アフリカも経済発展のかなめというより海上安全保障上のチョークポイントとしての重要性じゃないでしょうか、韓国のような小国がチョークポイントを考えてどうするんだという気がします。ブラジル?人口の割にあまり経済成長しているように見えないのですが。
BRICS自体が古い発想で、今頃何を言ってるんだ韓国紙、という気がしてなりません。
韓国人は朝鮮日報や東亜日報などといった保守紙と併読される左派紙という見方をされますが、レベルが大変低いことが分かりますね。
なんとなくそれなりに頑張っている新聞に見えましたが、やっぱり韓国、レベルの低さは中央日報とそう変わらないようですね。
韓国紙は読むだけ無駄、という気がします。全文読んでまともに理解しようという気がしません。間違っているところをピックアップしてまたウソをついている、と適当にザッピングするのが韓国紙の正しい読み方だろうと。
まぁでもこの怪文書のおかげで、BRICs運動??はともかく、BRICs首脳会議がとっくに由来をぶっちぎって、中露中心の反米体制会議にされているというのを知れてよかったです。ブラジルは及び腰なようですが。
……え、いや、その上で「BRICsに接近しよう」て本気?
なんか近所のボンクラ息子が「ワイは反社でビッグになるんや!」とか叫んでるのを聞いちゃった気分。
その時、その時代に力のある国に付き従い庇護を受ける。まさに朝鮮を支配下に置いた我が国の最大の悔恨ではないでしょうか。ロシアの南下を阻止する目的があったにしろ朝鮮にかかわれば、破滅の道に足を踏み入れることになる。現代でもスワップをはじめ我が国の国益は棄損され放題と感じます。政治家にはその背景を理解して治世して貰いたいと願ってはおりますが、自らの蓄財には一生懸命でも、国益には無頓着だと感じております。今更ながら福沢諭吉翁の慧眼がいまの治世者にあればなと、おもう次第です。
福澤諭吉の「朝鮮とは一切関わるな」という事が書かれた本は読みました。そこに書かれた内容は、全く今日でもピッタリと当て嵌まる事です。正しく福澤諭吉の慧眼です。このような書があるのに、何故、未だ関わり続けるのか?
朝鮮人は「恩」という概念がないらしい。
朝鮮人は「裏切り」はなんでもないらしい。
朝鮮人と関わると害、この身に降りかかるらしい。
朝鮮とは「関わるな」
そんな主張だったかな。それを破ったばっかりに、子孫代々の厄災を背負うことになってしまった。もう少しで、距離を置けたものを山上徹也のバカ親子のせいで、岸田文雄総理を産んでしまった。
あぁ、、、韓国なんか、たすけるなよ!
>>朝鮮半島生命線説の致命的欠陥
>韓国自身が「戦う意思を持たない国」だからです。
これは、韓国の本質を喝破したもののようです。
このような本があります。
マシュウ・B.リッジウェイ著
「朝鮮戦争」(恒文社.1994年)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4770408110/ref=dbs_a_def_awm_bibl_vppi_i0
マシュウ・B.リッジウェイは、マッカーサー解任後の連合国総司令官になり、朝鮮戦争を引き継いだ将軍。
この本のアキナナバさんという方のアマゾンレビューによれば、
「注目すべきは、大韓民国にとって祖国防衛戦争たる朝鮮戦争において他国の国連軍が前線で踏ん張っているのに、韓国軍は将校も含めて中国軍を見ると我先に前線から逃げだすという驚くべき実態が赤裸々に描かれています。
大韓民国の今後を見通すうえで非常に示唆に富むと思う。」
逆に、北側軍(主に中国の義勇軍団)の将軍は、連合国軍と開戦前に対峙した時に、ざっと見回し、韓国軍が陣取った所を見つけると、先ずそこを攻撃したそうで、韓国軍は、ざっと応戦する格好をつけるが早々に退却するという事が常であったらしい。
連合国軍の司令官は、本当に作戦にならずに困ったらしい。と言って、これは、韓国を支援する戦いだから、韓国軍を外す事も出来ない。
こんな感じであったようで、彼らは、本気で戦う気がなかったようです。
理由は至極単純で、陣営の最も弱いところが真っ先に集中攻撃されるのが戦の常です。西側同盟の鎖の最も弱い環という喩えと同様ですね。
そんな中でほぼ唯一、前線で踏ん張り米軍と肩を並べることが出来たのが、韓国人唯一の(韓国基準ではなく世界標準での)英雄、白善燁大領(=大佐、後に准将)でした。
そんな氏も、戦争終結しばらく後に「政争で」退役を余儀なくされます。
没後も、日本統治下で帝国陸軍の教育を受け満州国陸軍で経験を積んだ、何ら恥じることの無いどころか讃えられるべき経歴を問題視され親日派のレッテルを貼られ、墓までケチをつけられる。ルトワックの言う「全く脅威をもたらさない国を最も苛立たせる」と同様ですね。
そして本件のあっちへフラフラこっちへフラフラのご都合外交。国が消滅した李氏朝鮮末期の外交と同様です。
ブレることなくブレ続け、信用が置けない事を信用できるのは、不変なようです。
毎度のやらかしで大喜利のネタにでもしたくなるような本件ですが、冷静になって日本も含めて考えると、このBRICs接近(中露接近)も、韓国とお別れする大きな理由の一つに出来そうです(ただしブラジル・インド・南アフリカを敵認定するかというと全く別の話)。
農民様
よくぞ、白善燁さんに触れて下さいました。
本当に、この方に対する韓国民の仕打ちを見ると何とも言えない気持ちになります。本当に、彼の民族は恩人に対しては反感を感じるようです。いつまでも、惨めな境遇に居たかったのに助けられたお陰で、自分達は、自分の力で生きていくという面倒なことをしなければならなくなったじゃないか?と。オレ達は、自分で努力しなくて、何でも他人なせいにして他人を責めて生きるのが楽でいいんだよ、って。
失礼します。私見ですが、日本の政治家もマスコミも韓国に籠絡されているようにおもいます。今がインターネットの時代で良かった、、と本気で思っています。しかし、左派の人達や政治家、マスコミの人達は、この地に、自分の妻や子供、親や孫、恋人や大事な人が暮らしているのを考えないのか?と思う。そりゃ韓国人にもいい人はいるんだろうが、オレが知ってる限りすぐ「カーっと」なるんだよなぁ。
韓国に駐在していた人や、韓国企業に勤めていた人から、同じ事を聞きました。韓国人同士、いつも口論てしいて、椅子を投げ合ったり、灰皿を投げ合ったりしていると。
ある飲み屋での出来事。おれは韓国パブにはいかないが、フィリピンパブには20年前には良く行った。そのビルは、一階がフィリピンパブで二階が韓国パブだった。一階の入口で仲間と話をしていた時の事。突如二階から黒い物体が、けたましい音を立てながら、転がりおちてきた。みんな口をアングリで見ると人間じゃないか!しかも女性だ。階段上を見上げたら、これも女性がたっていた。興奮した牛みたいにゼイゼイ言っていた。どうやら客の取り合いをしたらしい。「あたしのおきゃくさん!」突き飛ばした女が叫んでる。立派な警察案件じゃないか!あいてが死亡すれば、殺人罪。ケガすりゃ障害罪だぞ。あれは凄かった。辛いもの食べているから、、と本気でおもった。
障害罪→傷害罪な!
心に障害を持っているから、傷害事件を起こすんでしょう。
根本的な所をついていますね。流石、たろうちゃん、です!
>韓国は西側諸国に所属することで恩を受けて来たのだから、韓国はその恩を返すべきだ
韓国的思考回路だと、「韓国は西側諸国に所属する事で対共、対東側諸国の最前線に立たせられた。西側諸国は韓国の犠牲の上に平和を享受している。西側諸国は韓国にもっと感謝し、お金や技術を支援すべきだ」ってなるのでは?
1955年・・・バンドン会議のこと言ってるのかな?
今時、第三世界の盟主にでもなる(なりたい)つもりなんですかね?