まるで、「日韓ともにお互いの国への旅行が大人気だ」と読めるかのような記事がありました。旅行予約サイト『ブッキング・ドットコム』の韓国語版のニューズサイトに掲載された記事によれば、今年の夏休みシーズンに日本人の旅行客が検索した先の上位10位で、ソウルが海外の都市として唯一、第7位にランクインしたのだそうです。ただ、これで「日韓両国民がお互いに相手国を訪問したがっている」といえるのでしょうか?冷静に記事を冷静に読んでいると、日本人が検索した都市の多くは日本国内でもあるからです。
韓国メディアの記事
韓国メディア『中央日報』(日本語版)によると、オンライン旅行予約サイト「ブッキング・ドットコム」が13日、世界の旅行客の検索データを分析した結果、ソウルが人気急上昇の旅行先第4位にランクインしたのだそうです。
ソウル、世界で人気急上昇の夏の旅行先4位に…日本人旅行客も多く検索
―――2023/06/13 11:05付 Yahoo!ニュースより【中央日報日本語版配信】
中央日報によると「前年と比べ検索量が最も多く増加した旅行先」は、上位1~3位までが東京、京都、大阪で、4番目がソウル、続いてアルバニアのサランダ、マレーシアのクアラルンプール、などとなっていて、とくに「日本人が最も多く検索した上位10位圏」に、海外旅行先としてソウルが唯一7位に入った、などとしています。
はて、本当でしょうか?
というのも、『4月の訪韓日本人は激減:訪日韓国人の3分の1以下に』などでも取り上げたとおり、日韓の旅行人数に関する統計データを見ていると、訪韓日本人は訪日韓国人の3分の1から4分の1という水準にとどまっているからです。
韓国観光公社の2023年4月における訪韓外国人統計が公表されました。これによると、韓国を訪れた外国人は888,776人で、内訳は日本人が128,309人でトップを占めましたが、ただ、訪韓日本人は前月と比べて33%も落ち込みました。その理由はおそらく、日本人の訪韓需要は3月に集中していて、4月はその反動減となったからでしょう。いずれにせよ、その結果、4月における訪韓日本人は訪日韓国人の3.64倍(!)という差がついた格好です。訪韓外国人は100万人にあと一歩韓国の観光統計が公表されたようです。韓国観光公社の『訪韓外国人旅... 4月の訪韓日本人は激減:訪日韓国人の3分の1以下に - 新宿会計士の政治経済評論 |
また、例年のことですが、日本人の韓国訪問者数は多くの場合、3月がピークとなり、ゴールデンウィークが含まれた5月、夏休みが含まれた7~8月ごろでも、さほど増えることはありません(図表)。
図表 日本人訪韓旅客数
(【出所】韓国観光公社データをもとに著者作成)
果たして本当に、『ブッキング・ドットコム』のサイトにそんな情報が掲載されているのか――。
原文は『ブッキング・ドットコム』の韓国語版サイトのみに掲載
これについて、同サイトのグローバル版ウェブサイトや日本語版ウェブサイトにはそのような情報はありません。
ところが、念のために調べてみたら、韓国語版のウェブサイトのトップに、こんな記事が掲載されていました。
「グローバル人気急上昇したソウル」… ブッキングドットコムが2023年夏休暇旅行トレンドを発表【※韓国語】
―――2023/06/13付 ブッキング・ドットコム ニューズサイト・韓国語版より
これによるとたしかに中央日報の報道通り、こんな趣旨の記述があります。
- 2023年7月1日から8月31日までの滞在分に関する韓国人及びグローバルの旅行者検索データを分析したところ、韓国人が最も多く検索した海外旅行先10位圏のうち4ヵ所が日本で前年比2000%以上急増
- 日本人が最も多く検索した旅行先のうち海外都市で唯一ソウルが7位にランクイン、「韓国旅行への関心が最も高まった国」で台湾、香港が頭角を現す
…。
続いて本文によると、世界の旅行者の前年と比べた「検索量が最も多く増加した旅行先」として、中央日報の記述通り、次のようなランキングが示されています。
- 1位…東京(日本)
- 2位…京都(日本)
- 3位…大阪(日本)
- 4位…ソウル(韓国)
- 5位…サランダ(アルバニア)
- 6位…クアラルンプール(マレーシア)
- 7位…バンコク(タイ)
- 8位…シンガポール(シンガポール)
- 9位…ウィーン(オーストリア)
- 10位…プラハ(チェコ)
なんとなくですが、単純に円安で日本旅行の魅力が高まっているなかで、日本の近隣にある韓国の首都・ソウルが「日本に隣接した旅行地」として意識されている可能性はありそうです(※もっとも、『ブッキング・ドットコム』によれば、これはあくまでも「検索量が増加した順番」であって、「検索量の順番」、ではなさそうですが…)。
韓国人の検索トップ10位のうち4つが日本、これに対し日本人は?
ちなみに記事に掲載されている情報によると、「韓国人旅行者が最も多く検索した海外旅行地」は次の通りでした。
- 1位…東京(日本)
- 2位…パリ(フランス)
- 3位…大阪(日本)
- 4位…ダナン(ベトナム)
- 5位…シンガポール(シンガポール)
- 6位…バンコク(タイ)
- 7位…福岡(日本)
- 8位…ロンドン(イギリス)
- 9位…ローマ(イタリア)
- 10位…札幌(日本)
これについて『ブッキング・ドットコム』は次のように指摘しています。
「日本旅行先4ヵ所に対する前年比検索量は2000%以上増加したと分析され、今夏も日本旅行に対する韓国人の好みは続くと予想される」。
そのうえでこんな記述も出てきます。
「韓国での人気に答えるように、今夏韓国を訪れる日本人旅行客も増えると期待される。日本人旅行客が最も多く検索した上位10位圏の旅行先は、東京、大阪、札幌、京都などほとんど日本国内の都市である中、海外旅行地ではソウルが唯一7位に上がって注目を集める」。
まるで、「日韓ともにお互いの国を訪れるのが流行だ」、とでも言いたいかのような記述です。
ですが、日本人の検索先の上位はほとんどが日本国内の都市である、という点で、「今夏、韓国を訪れる日本人旅行客が増える」という結論になるというのも、よくわかりません。
もちろん、昨年と比べれば、訪韓日本人の数は確実に増えるでしょうし、一部では韓国が好きで好きでたまらないという人もいますので、そうした人たちは好き好んで韓国に出かけることでしょう。
しかし、そもそも日本人がコロナ以降、(円安の影響か)海外旅行にあまり行かなくなっているという事情もあり、また、先ほどの図表でも見たとおり、現時点までに日本人の訪韓者数がコロナ前の水準にまったく届いていないという事実を踏まえると、日本人の韓国旅行熱がどの程度戻ってきているのかは疑問です。
なお、夏のバケーション・シーズンに向けて、欧米などを含めた訪日客が増えてくれば、「タナボタ」式に訪韓外国人も増える可能性があります。『トランジット・ツアーで入国者水増し?韓国観光の課題』などでも指摘した、例の「トランジット・ツアー」の影響もあるからです。
韓国の仁川国際空港といえば「トランジット・ツアー」が充実していることでも知られる空港ですが、どうも韓国はこのトランジット・ツアーで入国者数を増やそうとする努力を始めたようです。中央日報によると韓国観光公社は6日、日本、台湾、ベトナムなどで航空会社と共同で「訪韓・乗り換え増大説明会」などの活動を実施するのだとか。このあたり、韓国の観光地としての魅力がどの程度なのか、という論点もさることながら、米国人などの訪韓人数が意外と健闘していることの「からくり」が見え隠れします。日本を訪れる韓国人は急増し... トランジット・ツアーで入国者水増し?韓国観光の課題 - 新宿会計士の政治経済評論 |
いずれにせよ、報道記事を読む際には、現実のデータや背景に対する省察が必要であることは、言うまでもないでしょう。
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だいぶ前ですが、バンコクに行った際、ソウルでトランジットしました。4〜5時間あったので、その時間を使って航空会社のサービスのバスツアーで、ソウルの街をバスで観光しました。ツアーは2時間くらいかなあ。ただバスに乗ってただけですよ。ですが、今思えば、きっちり入国客・観光客としてカウントされていたんでしょうね。不本意ですが。
おそらく、今も同じようにして、数を多く見せているのでしょう。中国の統計もあまりあてになりませんが、韓国も似たようなものかもしれませんね。
一般論としては、互いに関心を持ちあうことは良いことだと思うのです♪
あくまで、一般論だけど・・・・
ある国から日本に訪れる人が増えて、実際に交流があったりしたら、その国への関心が芽生えて行ってみたいと思うようになるかもです♪
>韓国での人気に答えるように、今夏韓国を訪れる日本人旅行客も増えると期待される。
ってのは、そんな相互理解の増加を願ってるのかな?とも思います♪
・・・でも、きっと違うんでしょうね♪
日本人旅行客が増えるのを「期待」するってのが、増えるはずになって、→増えなきゃならない、→増えないのは日本が悪いって拗らせるんだろうと思うのです♪
旅行先は旅行客が決めるもの、旅行客を増やすには旅行したいと思うコンテンツと旅行してよかったと思える経験が必要なんだってことは、忘れちゃうんだろうなって思うのです♪
あたしの心が曇ってるのを感じさせられた記事なのです♪
日本人の韓国への関心がなくなってきた数字ですね。
歴史捏造、タカリ、被害者ビジネス、強姦大国、日本製不買運動・・・こんなところ行きたくないです。
昨日9泊10日の西日本+沖縄クルーズから帰ってきました。
外国船籍(イタリア籍)の船が日本をツアーするとき寄港地に外国を最低ひとつ含まなければならないという規制があり今回は済州島がその寄港地になっていました。
地理的に近い外国という事で釜山、済州島、基隆(台湾)が多いようです。
せっかく済州島に寄港したのだからということで3500人の日本人乗客の大部分が下船して数時間のショッピングをして帰ってきました。こんなのも訪韓日本人にカウントされてるんでしょうね。
クルーズと言うと「富裕層の~」と言われそうですが実態はどこから見ても「庶民」
なぜ庶民がクルーズと聞かれればコスパのよさでしょう。9泊10日全食事つき、飲み物はアルコールを含めて旅行代金に含まれていて一人平均30万円(部屋によって違う)。船内では毎晩ショーをやっていて(マジック、サーカス、歌)カジノ、免税店もあり、高齢者が多いので毎朝屋上でラジオ体操までやっている。
こういうのが口コミで広まっているのか高齢者に人気らしいです。
今度機会があったら体験記を書いてみたい。
その手のクルージングは、訪問される側から見ると、「宿泊」でお金が落ちてこないので、いまいち不評だとか。
確かに、金額だけを見ると高いのですが、パフォーマンスとしては悪くなかったりしますね。
小笠原へのクルージングは行ってみたいなぁ。
確かに宿泊のカネは地元に落ちませんね。
ただしオプショナルツアー用のバス40台、循環バス30台くらいを半日チャーター。
バス会社には臨時収入。
こんなツアーに3500人も参加するとは、驚きました。日本人は、やはり、お金の使い方が下手ですね。
以下は、素人の考えですが。
このクルーズの企画をしたのが、日本の旅行会社なのか、イタリアの船会社なのかは分かりませんが、凄いマーケティング&企画力です。
1クルーズで3,500人、30万円/人、とすれば、1クルーズ、12〜3億円。何より、3,500人も集客出来るのは、日本人を良く研究しています。定年退職後の夫婦に、どのような旅行プランをどれくらいの価格で提供すれば、労せずに集客出来るか?
又、そのような対象の人口ボリュームは、どれくらいあるか?によって、このクルーズプランを何回開催出来るかも、予め想定出来ます。仮に、月2回開催出来れば、年商300億円程か?(その場合、集客人数は10万人弱必要になるので現実的か?)
旅行業界の事は分かりませんが、この企画の大元が、イタリアの会社だとすれば、かなりの利益額を日本人の貯蓄の中から持って行かれる事になるのでは?
以上、現実ではどうなのかはわかりませんが、クルーズは年寄りには受け入れられ易い旅行プランである事は事実でしょう。あちこち動き回らなくてもいいので。
知り合いも、高齢の母親がクルーズに行くが、客は年寄りばかりと言ってましたな。
毎年のようにニュースになっている韓国旅客機のトラブルですが、お客様を搭乗させた後に「ヒヤリ ハット」はあってはならないです。ところが韓国旅客機の場合、よくあるんだなぁ〜。
管制塔の指示を守らない、間違えて(自機の都合の良い方に取る)動かす、こんなのは日常茶飯事です。空は空路が有り、高度も指定が有ります。それを守らず燃料節約の為(節約すれば航空会社から報奨金が出るという如何にも未開国のやり方)、ショートカットをする。韓国空域ならやっても咎められないが、露中北台ならすぐにスクランブル発進した戦闘機によるお土産(対空ミサイル)を頂戴する事になります(台湾は見逃して抗議かな)。
汚ない手でトランジットに遭わないように、特にエアプサン、エアソウル、ジンエアー、大韓航空、アシアナ等、K国系航空機には乗らないのが一番です(^^)v。また他のアジア系航空会社も何処で燃料補給するか、チェックしておいたほうが身のためです(爆笑)。
昔オーストラリア人の同僚が「絶対KALには乗らない」「あれはKiller Air Lineだ」と言っていた。
sqsq様
その通りです(^^)v。命知らずが乗る乗り物。
Killed Air Line、でしよ。
反日なのに何故日本に来る?
韓国旅行なんて、安い以外に何があるのか?
こういう記事は「大韓民国国家ブランド委員会」が金を出して書かせているんでしょうね、
日本人にはさっぱり理解できないのが、「韓国は興味を持たれ好かれている」という妄想と、「(嫌われることしてるのに)好かれていると思いたい」神経ですね。
もっとも韓国人は「嫌われることをしているの言う実感がないと思いますが。
「どうにかこうにかギリギリ嘘をつかず、楽観論を展開した」
そういう印象を受ける記事ですね。日韓友好を望む勢力はこんな
か細い希望にすらすがらないといけないのでしょう。
そもそも、何故、日韓友好を,望むのでしょう?これ、本当に昔から分かりません。本当に何の得も無いのに。
防衛上の必要性があったとして、その範囲で付き合っていればいいものを、友好にまで持って行く必要はないバズです。
数年前に中国へ仕事で行ってソウルにトランジットで寄ったときに空港内でパスポートを落としたことがあります。
青くなって空港職員に相談したところ(英語ですが)けっこう親身になっていろいろ関係者にあたってくれました。
結局他の国の旅行者が拾って届けてくれたため無事に済みましたが、そのときは韓国人に親しみを感じたことを覚えています。
かと言って韓国に旅行したいかと言えばそうではなく、個人のレベルではいい人がいても国の全体としてダメダメになってしまうのはたぶんロシアでも中国でも同じなんでしょうね。
ロスの空港で、エアチケットを落として、青くなって、J A Lのカウンターに行ったら、届いていました。
日本のマスコミ報道による
K-POOスターを目指して日本人が
新小久保に集合と同じ臭いのする記事ですね。
(注:その日本人がいわゆる人達や次世代であるという
アサヒ話法を除けばね)
ま~同種類の人達だけでしょうから、
ホンバモノのボッタクリやSDGS対策された
ご飯(注:ご飯又はオカズの再利用したもの)を
食べるのも一興かと。
遥か昔は外国に行く事がステータスの時代もありました。
現在外国のような不便な所に行って、何か意味が
あるような時代なのでしょうか?
不便さを求めて?