あなたがもし、高齢となり、外国を訪れる団体ツアーに参加して、集合時間を間違えてはぐれてしまった場合、どうしますか?たいていの場合、その団体ツアーを主催している旅行会社にコンタクトを試みるのではないかという気もしますが、なかには「帰りの航空便に間に合うよう、自力で移動する」という選択をするケースもあるようです。これに関する報道を眺めると、その行動の正確さには驚きます。
行方不明の80代ドイツ人男性を無事保護
なかなかに「評価が難しい」話題を発見しました。
観光ツアー参加の80代のドイツ人男性が高山で行方不明
―――2023/05/25 17:01付 Yahoo!ニュースより【メ~テレ配信】
名古屋テレビ(NBN)の25日付の配信記事によれば、岐阜県高山市に観光で来ていた82歳のドイツ人男性が行方不明になったとして、警察が行方を調べている、というのです。この男性はドイツ37人の団体ツアーに1人で参加し、22日から高山市を訪れていたということです。
そして、これに「続報」がありました。中部日本放送(CBC)の報道によれば、岐阜県高山市で行方不明になったこの男性が、なんと東京都内のホテルで発見され、保護されたのだそうです。
岐阜・高山市で行方不明だったドイツ人観光客の82歳男性を無事保護 “ネットニュースで見た”東京のホテル従業員が気付く 集合時間を間違えて“取り残された”と勘違い
―――2023/05/26 02:53付 Yahoo!ニュースより【CBCテレビ配信】
CBCテレビによるとこの男性は23日朝、高山市内を散策した後、集合時間に姿を見せませんでしたが、これは集合時間を間違え「取り残された」と勘違いし、JR高山線と新幹線を乗り継いで帰りの航空便に間に合うよう、東京に来た、ということだそうです。
その正確な行動力とは?
ここで驚くべきは、その正確な行動力ではないでしょうか。
そもそも論として、「本来ならばこの方がやるべきは、旅行会社への問い合わせだったのではないか」、という点は脇に置くとして、シンプルに「外国人がひとりでいきなり高山から東京まで行く」という視点で眺めてみると、とくにこの男性が「ジャパンレールパス」を持っていたのだとしたら、JR高山線と新幹線は適切な選択肢だからです。
乗換案内『ジョルダン』の検索結果によると、高山駅から名古屋まで鉄道で乗り換えなしに1本で行くためのルートは、事実上、「特急ひだ」が最も便利ですが、これについては時間帯にもよるものの、基本的には1時間に1本しかありません。
(ほかにも高速バスを含め、複数のルートはありますが、ジャパンレールパスが使えるのだとしたら、やはりこの特急が現実的でしょう)。
また、いったん名古屋まで到着してしまえば、そこから東京まで行くのは容易です。平日日中であれば「のぞみ」が1時間に12本程度出ているほか、外国人向けのジャパンレールパスが使用可能な「ひかり」「のぞみ」も1時間に数本出ているからです。
最終目的地が成田空港なのか羽田空港なのかはわかりませんが、いずれにせよ、いったん東京に到着してしまえば、都内からだといずれの空港にも簡単に到達できます。
ちなみにこの「ジャパンレールパス」は、「外国から日本を観光目的で訪れる方のみが購入できる特別企画乗車券」とされ、購入できるのは「短期滞在」で入国した外国人(あるいは外国に10年以上居住するなどの条件を満たした日本人)に限定されていて、私たち一般の日本人が購入することはできません。
(※もっとも、この男性は「団体ツアーに参加していた」とのことですので、このジャパンレールパスを所持していたのかどうかはわかりませんが…。)
逆の立場で考えれば…!?
もちろん、なにかとツッコミどころはあるでしょう。
行方不明になったのが23日の朝で、東京のホテルで発見されたのが25日夕方ということですので、その間、この男性はすでに2泊しているのだと思われますが、せっかく東京に来たのなら、東京観光はなさったのでしょうか?
いずれにせよ、「ドイツ語が通じない国で帰りの航空便に間に合うように自力で空港まで移動する」という観点「だけ」に照らせば、自力で情報を調べたうえで、公共の交通手段を適切に選択して東京まで移動したという行動力は、称賛に値するかもしれません。
たとえばあなたがもし、ドイツ語が話せない日本人だったとして、高齢となり、1人でドイツ行きの団体旅行に参加して、ローテンブルクあたりで団体とはぐれてしまったときに、日本に帰国する便が出るであろうフランクフルト国際空港まで公共の交通機関だけを使って移動できるか、という問題はあるからです。
(※ちなみにどうでも良い話題ですが、山手線の名前を冠する怪しげな自称会計士の場合は、もともと団体旅行が苦手で、欧州旅行に行くときにはたいていの場合、往復の航空便だけ手配し、現地ではレンタカーを借りて好きに走り回っているようですが、こうした事例はあまり参考にならないと思う次第です。)
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私は、一人でドイツのローテンブルクからフランクフルト国際空港まで行ける自信がないので、ドイツには行けません。
それにしても、この高齢ドイツ人は、高山から東京まで行くことも想定して、交通手段を調べていたのでしょうか。(どこかのテレビが、「ヒッチハイクで東京まで行った」という番組をつくりそうです)
まったく迷惑な話です。
イマドキは翻訳アプリやら通訳アプリやら便利なん使えそうなガジェットがイロイロ有りそうなし、"頑固なゲルマン爺"(独断と偏見に基づく個人の妄想です)が「●●までに東京へ行く!」と強固な意志を持てばナントカしそう…
ってトコロより、団体さんの方は楽しめたんでせうかね?
なんにせよ事故や犯罪に遭わなくてナニヨリでしたなァ
ヤフーニュースでもこの記事でも分からないのは、結局この人は、団体と合流出来たのか?が分からないこと。無事発見がニュースのコアだから書く必要は無いのかもしれないが、本人の行動動機が団体からはぐれて帰りの飛行機に乗れないのを恐れての事だと書いてあるので、気になります。団体からはぐれて遅れて個人で飛行機に乗って帰るとなれば、70〜80万円は掛かるので、それはやはり困りますね。
あと、この記事とは関係ない事ですが、ツアーコンダクターの電話番号は知らなかったのか?とかの疑問は湧いて来ます。
尚、個人的には、若い頃は行きと帰りの飛行機は決めておき、後は、レンタカー借りたり、バスに乗ったり、現地のはとバス観光に参加してみたり、公衆電話から当日のホテルの予約をとったり、下町の安いレストランで草履みたいなステーキ食べたり、と成る可く現地の人の生の生活を味わいたいと思ったものです。今から考えると、拙い英語力でよくやれたもんだと思います。団体旅行は、結局物見遊山だけで終わるのでスリルがないように思い、参加しようとは考えた事はないです。
リスボンでは、路を歩いていると向こうから来た若い男性が、私は英語を話せるから分からない事があれば教えてあげるよ、と声を掛けて来ました。
こんな感じがいいですね。勿論、この男性の意図が善意だけであればですが。目指す教会が直ぐ目の前だったので、その男性との会話は特に無かったので、その男性の意図が何だったのかは、今でも思い出すと少し気になります。
ご高齢ですからどこかでぶっ倒れているのではと一報聞いたときは心配したのですが大事無くて良かったですね。
電車の乗り継ぎ方はネットで調べることができますが一番の苦労は東京駅からの脱出方法だったりして。
私もツアーに1人で参加して、ローディングブルクに行った事があるので。ぞっとします。
先生の言わるように、自力で空港まで行く発想は、出ないです。
日本なので、東京まで行けたとかなとも思います。
ドイツ人なので、事前に切符買って乗らないと大変な事になると思って、高山駅で買ったのでしょうけど、以前の情報になるのですけど、高山駅にほ有人の窓口もあるので、買えたのでしょう。
ドイツで切符を買わずに、列車に乗ったら、いきなり検札員が現れて、無賃乗車で裁判所送りになり、ドイツ語で一方的に裁判を受けるハメなると、そのツアーの添乗員の方が教えてくれた。日本のように、列車に乗ってから買えばいいは、通用しない。
海外で迷子になったら常識的に、スマホ使ってツアー会社等に連絡しますよね?
ツアー会社も行方不明の客がいたら おじいちゃんのスマホに電話しますよね?
つまり
このおじいちゃん スマホも持ってないんですよ
翻訳アプリ・地図アプリ無し
どうやって東京まで行けた?
確かに、ですね。
さらに、もし、どこかで誰かに訊ねていたら、その訊ねられていた人が、警察なりに連絡するかもしれないですし。
もしかして、007?
記事には詳細が記載されてません
>ツアー会社も行方不明の客がいたら おじいちゃんのスマホに電話しますよね?
時差の関係やツアー会社とツアーコンダクターの関係(①開催国からの社員同行②開催国からの委託同行③現地(日本)在住社員同行④現地在住者委託等)や突発(事故・事件・迷子等)時の説明の有無・ツアー関係者の情報の共有等も関係してきます
>つまり(略)
行方不明になったドイツ人高齢者が日本国内で使用できる携帯端末を持っていない可能性は高いと思いますが「断言」はできません
>翻訳アプリ・地図アプリ無し
どうやって東京まで行けた?
日本なら「station」と「Tokyo」がわかれば駅の表示とアナウンスにより移動は可能かと思います
行方不明の観光客が無事であると分かり、何よりです。
この団体ツアーの会社は、どこにミステイクがあったのかを調べて、きっと再発防止策をたてるのでしょう。
別の項で言及がありました異物混入問題に対する丸亀製麺さんの姿勢(問題の原因を特定して、原因に対する対策をとって、その間に問題箇所の差止め措置をとって、また、再発防止につながていく姿勢)には、敬意を表します。
話は大きく変わってしまうのですが、韓国で多数の犠牲者を招いたセウォル号沈没事故(2014年4月16日)の再発防止策は、どうなっているのでしょうか?
日本語で調べる限りでは、国土交通省「船舶の航行安全確保対策について」
https://www.mlit.go.jp/common/001059429.pdf
という資料が見つかりました。
イタリアでのフェリーの事故では、調査委員会の調査結果で技術的な問題があれば対策をとるといった話が出ています。
韓国のセウォル号の事故では、技術的な問題(過剰な船の改造や貨物の過積載や貨物の一方向への傾きにより復元力消失等)があったらしいのに、それらの問題をどのように無くすかの話が出てきません。
海洋政策研究財団研究員の黄 洗姫さんの「セウォル号」以降の韓国海洋安全体制の整備(2015年1月19日)
https://www.spf.org/oceans/analysis_ja02/b150119.html
という資料でも、技術的な課題への対処方法が見当たりません。乗員の質の問題にも、具体的な話が出ていません。
単に、取り締まりを強化しますと言っているかのごとくに見えてしまいます。
小生は、船舶には詳しくはないのですが、単純に次のような疑問を持ってしまいます。
車検のように、船の安全性の基本要素を定期的にチェックする仕組みは、無かったのか、存在したが運用が杜撰だったのか、今は、存在して適切に運用しているのか?
船舶出航前に、貨物船や乗用・貨物共用の船舶では、積載限度内かをチェックする仕組みは、無かったのか、存在したが運用が杜撰だったのか、今は、存在して適切に運用しているのか、あるいは、積載貨物個別チェックは困難なので喫水線でチェックするとか別の方法を採っているのか?
一定レベルの資格や能力のある者が乗員でなければ、船舶航行ができない制度や、本当に一定レベルの能力を備えた者に資格を与える制度になっているのか?
よもや、韓国政府には、責任者を厳罰に処すること以外の再発防止策を考える能力が無いとは思いたくありません。
しかしながら、国での様々な事故や事件を日本語での報道で眺めると、その懸念を確信に近いほど深めることはあっても、その懸念を解消させることが出来ません。
すみません誤字がありました。
「イタリアのフェリー」ではなく、「イタリアの大型客船」
「国での様々な事故や事件」ではなく、「韓国での様々な事故や事件」
です。
韓国の事には、全く関心も興味もありません。行く気も全く無いので、彼の地の交通機関がどうであろうかと考えるだけ無駄だと思っております。
自分の東南アジアひとり旅の経験によれば、行き先を連呼してれば着くものですよ。
そんなもんですって。
それは、運がいいだけかも。
東南アジアからインド、中東、トルコ、ルートは、世界各国の一人旅バックパッカーの群れがあるそうですね。
行方不明者も多いとか聞きましたが、データが無いので大きな報道にはならないらしいですが。親もいつ帰って来るか分からない、家に帰りたいかも分からない家族を届けないかもしれないし、届けられた方もどうデータ化したらいいのか分からないのかもしれません。
自分が偶々大丈夫だった事を、一般化して伝えるのは、どうなのか?
本人は、武勇伝として語りたいかもしれませんが。
今の日本で海外旅行が武勇伝になるのか。知らなかった。
文章を良く読みましょう。
東南アジア~・・・・、
と。
世の中、やまいぬさんのような優秀な方ばかりではありませんよ。
優秀ではない(英会話がかなり怪しい)から「目的地を連呼する」ような見苦しいことをしていたんですよ。
それはともかく
「海外旅行経験者を叩きたいがため」海外旅行を過剰に危険視する人にはは、「日本を叩きたいがため」原発事故の処理水を過剰に危険視する韓国政府と同じような醜さを感じますね。
どこをどう読んだら、海外旅行者を叩きたいというように読み取れるのですか?
東南アジア〜の地域は、無防備な事はやめた方がいいのでは?という事です。
>>>そんなもんですって
は無いと思いますよ。
日本だって、行方不明になる旅行者がいるのですから。
初めて米国に行った時は、事前に入念に色んな注意事項を教えられました。
米国へ行ってからも現地の人から色んな注意を受けました。
ですから、やまいぬさんは、運が良かったんじゃないかな、と思いました。
別の匿名です。
この「やまいぬ」とかいう奴は頭悪いから相手にしない方がいいと思われる。カエルの混入に関するコメントがアホ過ぎて痺れたからね。
「迷子になったら動くな」と孫にはいつも言っている。
この人も集合場所にじっとしていたらよかったのにね。