もし岸田政権が対韓外交で国民世論を裏切るなら?
岸田文雄首相が今月7日、韓国を訪問するとみられるなかで、それに先立つ今月2日、韓国の国会議員が島根県竹島に上陸しました。外務省の広義にも関わらず、です。これについて例の「口だけの議員」がツイッターで怪気炎を上げていますが、それより重要なことは、岸田首相が自信満々に進めている「日韓関係改善」が、自民党の議席数にとってプラスに働くのか、それともマイナスに働くのか、という要因ではないかと思います。
目次
岸田首相は5月7日以降に訪韓する見込み
いったいぜんたい、岸田文雄首相は自民党の支持層を拡大させたいのでしょうか、それとも縮小させたいのでしょうか。
岸田首相は今月1日、記者団の取材に応じ、「諸般の事情が許せば」、5月7日から韓国を訪問すると述べました。
エジプト及びガーナ訪問等についての会見
―――2023/05/01付 首相官邸HPより
その目的について岸田首相は、今年3月に尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領が訪日した際に「日韓シャトル外交の再開」で合意したことを受けたものだとして、次のように述べています。
「今回、G7サミット前に早期に訪韓することが実現するならば、シャトル外交に弾みをつけ、そして首脳間の深い信頼関係を背景として、今後の日韓関係の加速や激変する国際情勢について、腹を割った意見交換を行う良い機会になると期待しております」
…。
何とも強烈な話です。
「脇の甘い首相」という、2年前の鈴置論考の警告
この「日韓シャトル外交再開」という話題を見ると、やはり思い出すのはこんな記事です。
文在寅が菅首相をストーカーするのはなぜか 「北京五輪説」「米国圧力説」……やはり「監獄回避説」が有力
文在寅(ムン・ジェイン)大統領がこれほど日韓首脳会談に執着するのはなぜか――。根本的な疑問を韓国観察者の鈴置高史氏が読み解く。<<…続きを読む>>
―――2021/07/16付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
これは、日本を代表する韓国観察者である鈴置高史氏が、今から約2年前の2021年7月16日付で執筆した論考です。
当時は文在寅(ぶん・ざいいん)大統領が東京五輪を前に、来日して菅義偉総理大臣と面会する、しない、といった観測報道が飛び交っていたのですが、鈴置氏はこれについて「文在寅氏がなぜ首脳会談に執着するのか」について、韓国の立場に立って論じているのです。
ただ、これが執筆されたのは2年近く前ですが、テーマはまったく変わっていません。
端的に言えば、「日本政府が求めている国際法違反状態の是正を含めた日韓諸懸案の解決を巡り、その『是正』なしで日本が首脳会談に応じるのは難しい」、「だが菅総理が降板し、脇の甘い人が首相になれば、そうした状況も変わるかもしれない」、と指摘するものだからです。
実際、菅総理は降板しましたし、岸田・現首相は得意げに、韓国との関係「改善」を演じています。日韓シャトル外交も、これで復活を遂げるのでしょう。
諸懸案はまったく解決していない!
では、現状において、韓国が「国際法違反状態」を是正したといえるのでしょうか?
答えは「否」、です。
そもそも2018年10月と11月の大法院(※最高裁に相当)の判決は、結果的に日韓請求権協定に反し、日本企業に不当な損害を与えるものであり、れっきとした国際法違反です。
しかも、2019年にはその国際法違反状態の解消を求め、日本政府が韓国政府に対し、外交的協議や国際仲裁手続などを申し入れましたが、これらの努力はすべて無駄に終わってしまいました。日本政府の申し入れを、韓国側が正当な理由なく無視したからです。
こうした状況を踏まえるならば、今年3月に尹錫悦政権が発表した「第三者弁済(?)」っぽい案については、端的にいえば「解決になっていない」と言わざるを得ません。そもそもの2018年の違法判決を放置したままだからです。
また、日韓諸懸案は、自称元徴用工問題だけではありません。
2018年12月に発生した火器管制(FC)レーダー照射事件にしたって、まったく解決していないどころか、韓国はそのレーダー照射の事実すら認めていない状態です。
というよりも、韓国の防衛当局者自身、このFCレーダー照射事件は「なかった」としつつ、2018年当時に苦し紛れに出してきた「日本の低空威嚇飛行」というウソについても「あった」と開き直る道を選んだのです(『レーダー照射事件でウソをつき続けることを選んだ韓国』等参照)。
尹錫悦政権でも「三不の誓い」維持する韓国は信頼に値しない!自称元徴用工問題に限定すれば、韓国は岸田「宏池会」政権をまんまと騙すことに成功したのかもしれません。しかし、日韓諸懸案があまりにも多すぎるためでしょうか、ここに来てボロが出始めました。韓国の李鐘燮(り・しょうしょう)国防部長官は事実上、「三不の誓い」を守ることを宣言してしまったのです。つまり、韓国が中国側から米国側に戻ったというのは見せかけに過ぎません。そして、やはり韓国はFCレーダー照射事件を改めて否定したうえで、「日本が低空威嚇飛... レーダー照射事件でウソをつき続けることを選んだ韓国 - 新宿会計士の政治経済評論 |
こんな国との「関係改善」など、意味がありませんし、安直なシャトル外交に応じる岸田首相は、まさに「脇の甘い首相」そのものです。
しかも、菅総理に加え、故・安倍晋三総理大臣が整えた「官邸が指導力を発揮し得る体制」を、岸田首相はそのまま引き継ぎました。対韓外交における官邸の暴走を、自民党も止められないでいるように見えるのは、なんとももどかしい限りです。
韓国を輸出管理上のいわゆる「(旧)ホワイト国」に戻すという政府の決定も、その「暴走」の一例でしょう。
日本がここまで急いで韓国を「(旧)ホワイト国」に戻そうとしていること自体、明らかに異常です。
経産省は日本政府が2019年7月に対韓輸出管理適正化措置を打ち出す原因となった「不適切な事案」については明らかにしていませんが、『もう3年:輸出管理適正化措置の原因は韓国側が作った』などでも述べたとおり、状況証拠を積み上げると、そもそもの原因を作ったのは韓国の側だからです。
日本政府が韓国に対する輸出管理を適正化する措置を講じてから、もうすぐ3年です。ただ、韓国側がこれを「輸出規制」だと騒ぐわりには、日本の素材・部品・装備の対韓輸出高はまったく減っておらず、むしろ増えている状況にあります。事実関係をちゃんと調べていけば、日本政府の措置は輸出「規制」でも対韓報復でも何でもなく、自称元徴用工問題と無関係であり、そして、この措置を発動する原因を作ったのが韓国側であるという事実を、改めて認識することができるでしょう。鈴置論考の集大成(勝手宣伝)ここ数日、執筆者の許可なく... もう3年:輸出管理適正化措置の原因は韓国側が作った - 新宿会計士の政治経済評論 |
それを、たった8日間の「検証」で「韓国の輸出管理には問題がないことがわかりました」とばかりに対韓輸出管理を緩めること自体、まったく理屈に合致しません。さらにいえば、まるで岸田首相が韓国を訪問するのに先立って、無理やり「手土産」を作ろうとしているのではないか、と批判されても仕方がありません。
韓国の国会議員が島根県竹島に不法上陸
こうしたなか、日本が連休に入る直前の5月2日には、こんな話題もありました。
韓国国会議員の竹島上陸が判明し抗議 外務省
―――2023年5月2日 21:57付 FNNプライムオンラインより
FNNによると、外務省は2日、韓国の国会議員が島根県竹島に上陸したことが判明し、韓国側に抗議したと発表したのだそうです。
上陸したのは野党議員だそうですが、それでも「国会議員」という立場にある者が、自国が不法占拠中の外国領土に堂々と上陸すること自体、韓国が国家として、日本との善隣友好関係を推進する意思を持たないことの証拠そのものでしょう。
岸田首相はそれでも韓国を訪問するのでしょうか。
余談ですが、口だけは達者な「あの議員」のツイートは、なおさら信頼できません。
自民党の佐藤正久・参議院議員は3日、自身のツイッターを更新し、「岸田総理のシャトル外交に冷水」、「100年どころか200年たっても謝罪要求は不変だろう」などとしつつ、「これは主権に関わる事項、岸田総理は首脳会談で直接抗議しないといけない」、「日本国の総理なのだから」とツイートしました。
この点については、一理あります。
もっとも、佐藤氏は自由民主党の国会議員というお立場にいらっしゃいますので、この手のツイートを発信するだけでは不十分です。国会議員として官邸に問い合わせるなり、緊急で外交部会の開催を求めるなり、実際に動いていただく必要があるはずでしょう。
鈴置氏「国民世論は変わった」
もっとも、ここで注目すべきは、日本国民の世論です。
先ほど紹介した2年前の鈴置論考に、こんな記述が出て来るのです。
「注目すべきは日本の世論です。文在寅政権の慰安婦合意の事実上の破棄と、韓国最高裁判所の『自称・徴用工判決』により『韓国は平気で約束を破る国だ』との認識を日本人が確固として持ちました。韓国の政権が変わろうが、日本国内から『首脳会談を開くべきだ』との声は出にくくなっている。この変化が実に大きいのです」。
じつは、この点については、文在寅政権が終焉し、尹錫悦政権が発足したにも関わらず、基本的には変わっていません。一部メディアの世論調査だと日本国民の態度が軟化したかのような結果も出ていましたが、ウェブ上で観察される国民の意見は、韓国に対して厳しいものがあります。
ちなみに「ホワイト国」の件に関連し、当ウェブサイトでは「ささやかな抵抗」として、今年5月末まで、トップページに『パブリック・コメント大募集!入力方法を解説します!』を掲載し続けることとしていますが、読者コメント欄の報告によれば、昨日時点でパブコメの件数は5000件を超えたようです。
本記事は2023年5月31日まで当ウェブサイトトップページに掲載し続けます電子政府の総合窓口(e-gov)トップからパブリック・コメントを入力する方法についてまとめました。手順が大変わかり辛いのですが、本ページを参考にしながら、是非ともパブコメに積極的に応じていただきたいと思います。また、実際に入力したコメントにつきましては、本記事の読者コメント欄にて入力していただいて構いません(※その際、個人情報などについては消してください)。2023/04/29 20:00追記本記事に関するバックグラウンド等について追記しています... パブリック・コメント大募集!入力方法を解説します! - 新宿会計士の政治経済評論 |
これなどは、「朗報」のひとつといえるかもしれません。
岸田首相、早期解散は大丈夫か?
ところで、岸田首相の「失点」は、対韓外交だけではありません。たとえば例の「1兆円増税」で、いわゆる「リフレ派」である保守派からはかなりの反感を買ったのではないかと思います。
また、先月の5つの国会議員補選で、自民党はたしかに4議席を制しましたが、『自民党が4議席制するも、うち3議席で「薄氷の勝利」』でも指摘したとおり、うち3議席は立憲民主党が「小西問題」などで失速したことによる「敵失」という可能性が濃厚です。
自民党は5つの国会議員補選で4議席を獲得しました。見た目は「自民党の圧勝」です。ですが、各選挙区の得票率などを詳細に確認していくと、本当の意味で「自民党の圧勝」と言って良いかは微妙です。というのも、4つのうち3つの選挙区では薄氷の勝利だったからです。また、獲得議席がゼロだった立憲民主党には、やはり「小西問題」の逆風が吹いている一方、日本維新の会や国民民主党が現実的な選択肢として浮上しつつあるのかもしれません。議席だけで見たら自民党の圧勝ふたを開けてみれば、獲得議席のみでいえば、「自民党の圧勝... 自民党が4議席制するも、うち3議席で「薄氷の勝利」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
こうしたなかで、近いうちに解散総選挙といううわさも出てきましたが(『6月「増税解散」も?維新が減税を掲げたらどうなるか』等参照)、もしそうだとしても、これまでの国政選挙の獲得議席数データなどに照らし、自民党が「楽勝」という話にはなり辛いところです。日本維新の会が選挙を経るたびに力を付けて来ているからです。
「6月解散」に関する報道も少しずつ増えてきました。自民党は4月の衆参補選で5選挙区中の4つを制し、最近だと主要メディアの世論調査でも支持率が軒並み不支持率を上回るようになりました。岸田文雄首相がサミット直後に解散総選挙に打って出るほどに自信を深めていたとしても不思議ではありません。もっとも、数字の上から見ると、補選で勝利した4選挙区のうち3選挙区は薄氷を踏むがごとき勝利でしたし、日本維新の会が着実に支持を伸ばしているように見えるのも不気味です。こうしたなか、ウェブ評論サイト『現代ビジネス』は... 6月「増税解散」も?維新が減税を掲げたらどうなるか - 新宿会計士の政治経済評論 |
もちろん、現状では「自民党が過半数を失い下野する」という可能性は高くありません。
しかし、岸田首相が下手に安倍総理や菅総理の路線を否定し、独自色を打ち出そうとすれば、有権者からしっぺ返しを食らう可能性もあります。なにせ、安倍総理再登板のきっかけとなった2012年12月の総選挙、その後安倍総理の下で行われた大型国政選挙で、自民党は6回連続して勝利しているからです。
これなども、有権者が「安倍・菅路線」を評価したからこその勝利という言い方もできます。
しかし、昨年7月に安倍総理が暗殺されて以来、自称元徴用工問題も安倍総理が「潰してきた」とされる財団案で事実上の合意に達したこと、宏池会政権が増税などを画策しているフシがあることなどを踏まえると、やはり有権者からは「安倍・菅路線」の変更と受け止められるでしょう。
あとは有権者の側の問題
もちろん、有権者がそれを「良いこと」と見るのか、「悪いこと」と見るのかについては、極端な話、選挙を経てみなければわかりません。
著者個人的には、仮に6月解散となったとしても、政治的混乱を防ぐ観点からは、いきなり自民党が大敗するようなことが発生してはならないとは考えているものの、こればかりは何とも予測がつきづらいところでもあります。
いずれにせよ、岸田首相が5月7日の訪韓と、それに続く「韓国の(旧)ホワイト国戻し」などを強行する可能性は相応に高いというのが著者自身の見立てであり、そうであるならば、あとはそれをどう判断・評価するかは、私たち有権者の側の話であることは間違いないでしょう。
View Comments (36)
支持率上がってるし、自民党が左派支持も取り込み出してるよね。
結果、右派の意見も左派の意見も満足に通らない…
二大政党制なんて糞だと思っていたけど、1強はこういう事も起こりえるのか…
これもう民主主義の敗北では?
自民党が地方選で薄氷の勝利ばかりだったのに、目ん玉ついてますか?
それとも、革命好きな団塊の世代?
薄氷でも全部勝つのはいつもの事では?なんか変わりましたかね?
>それとも、革命好きな団塊の世代?
団塊世代嫌いなのはわかるけど、あなたのお父さんも団塊の世代だからね、失礼だからやめたほうがいいよ。
流れ読まなきゃ
悲観論が大好きなのは無能だけ
いやいや岸田悲観論を会計士様が出しているんだから…
現状で自民党しか選択肢がないのだから悲観するのは普通では?
まして、悲観論を無能というなら有能なあなたの具体案を聞きたいですね
選挙で意見を通すにはどうすればいいですか?
維新、国民が躍進してると言う事実
立憲、共産、自民党の左翼や増税派が衰退しつつある事実
やはり75歳以上の団塊左翼達がいなくなりつつあると言うのは日本の未来にとってはかなり明るい
彼らはなんだかんだ増税も大好きでしたからね
このままいけば、自民はかなり票を失うでしょうし、失わせましょう!
根拠なき想像なのですが、韓国側の思惑はこんなところじゃないかなと考えています。
・竹島に上陸した後でさえ、日本が韓国訪問したということでマウントとりたい。
・日本から譲歩が得られない場合に精神的勝利を得るための種まき。
・韓国が日米に歩み寄る流れを断ち切らせたい勢力が、日本にとっての嫌がらせをして日本の感情をあおろうとしている。
いきなり自民大敗、下野ということはないでしょうね。
しかし、若者層は自民党から離れ始めてるみたいなので、じわじわと支持離れしていくのではないでしょうか?あとは中高年層次第ですね。
以前、自ら進んで騙されることを
「キシダる」と書きましたが
用例につては自ら実践して示してくれるようです
あるサイトで談話を拝読しましたが
高市さんは非常によく勉強なさってるようです
岸田君も見習って毎晩金子みすゞの詩を
100回音読して朗読の技術を磨くといいと思います
「みんなちがって みんないい」
おっと、あなたは違ってるんじゃなく間違ってるんです
朝日新聞は「KY」を本来の用法と違ったそれを流行らせようとしても事に失敗しましたが。
× も事に
〇 見事に
秋葉国家安全保障局長 ユン大統領に岸田首相メッセージ伝える
2023年5月3日 20時57分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230503/k10014056871000.html
秋葉国家安全保障局長は竹島への不法上陸を問題視してはいないようですね。
つまり、岸田文雄は「竹島は韓国領で良い」と考えているんだろうな、と。
尹錫悦大統領と運命共同代となった岸田文雄は、尹錫悦韓国が対中・対北防波堤として頑張る事を信じ、支援し続ける事を「選択」したのでしょう。
口だけでなんの成果もあげられず外交部会長ですらなくなった髭の隊長ですが、ブログ主様のおっしゃる通りです。「国会議員なのですから、ツイッターでクダを蒔いている暇があれば、さっさと行動なさってください。」
さて、最近は自民よりまともかと思わせるものの、ロシアと中国に毅然とできない者が多いのが欠点と思われる維新元議員の丸山氏が明日の朝8に出演します。ロシアに限らず韓国問題でもおもしろい見解が聞けるかもしれないと個人的には期待しています。
せっかく韓国側がこうやって、政権が変われば日本との約束など反故にするぞ、と警告してくれているのに、それを無視する岸田政権。
通常なら、協力関係を結ぼうとしているときに、このような愚弄をされた場合、一旦白紙に戻しますよ。
やった側は平謝りでやった奴を処分してなんとか話を元に戻そうとしますよ。
近年韓国の特殊性という言葉を納得しかけていたのですが、こうしてみるとやっぱり日本もおかしくて、結局日韓の特殊性でいいんじゃないかと思いますね。
安倍晋三という世界標準の政治家が日本ではおかしかっただけで、安倍を消し去ろうとしている岸田文雄は、日本国と言う特殊な国では、きっと正しい政治家なのでしょう。
私は安倍晋三のもとで、日本がまともな国になったと錯覚させられていただけなのでしょう。
その幻想の国は安倍一人の存在が消えただけで瓦解する砂上の楼閣でした。
>結局日韓の特殊性でいいんじゃないかと思いますね。
はい、韓国だけが特殊なだけでなく、日本も特殊だと思いますよ。
会談した次の日にはもう、侮日三昧をされているのに、へらへら笑って「仲良し外交」で済ませてしまう。
かつて戦前でも例えば中国相手に爆弾仕掛けられてバーン。片足失っているのに、「仲良くしましょう」と友好条約を結ぼうとしたり、お人よしというにはあきれるほどでしたから。
安部ースガラインでせっかく築いた「韓国無視外交」を、岸田さんはあっさり壊してしまった。自分が何をしているのかわかっているか疑問です。岸田さんは一体、何を見ているんでしょうか。
安倍さんを消し去ろうとしている総本山はアメリカ(民主党)なのでしょう、岸田さんはその意を受けて動いているだけなのだと思います。
僕も「やーめた、一旦白紙。」でよいと思いますね。
相手の出方を見てみたい。
お互いに微妙な時期に、お互いに微妙なエリアへ意図的に侵入するからには、それなりの
「嘲笑」「愚弄」「挑発」
ですから、見ないふりではなくて、アレどうするの?についてコメントさせておくべき。
つか相手側の失態なので、日本がPKを辞退する必要はありませんよね。
素直にアイムソーリーするのか?
(いつも素直に言えないけれど)
あるいは開き直って知らんぷりするのか?
(♪開き直るその態度が気に入らないのよお。)
もしも当初予定通り訪韓するならば、政府専用機ではなくて、空自のC2で乗り付けたればエエのですよ。
キャンセルしたからコレしか無かったんだよー、とか。
岸田さんに期待できることはないですね。
最近の韓国議員動きや韓国紙を見ると、「キシダは何をやっても文句を言わない」というムードにあふれていると。侮日行為の毎日です。
「仲良し外交」が好きな日本、ましてや岸田さんに期待できることは何もありません。
少なくとも自分で成したい政策も無く総裁になりたかっただけの岸田が官僚や宏池会の言いなりになるのは途中から目に見えていましたが、さっさと表舞台から消えてくれた方が良いですね。
私は個人で出来る事をしつつ投票先に自民以外を選ぶだけですが。
実に最低な政治屋として岸田くんの事は語り継いでいくつもりですよ。