産経新聞の大橋記者は31日、立憲民主党の泉健太代表の記者会見で、小西洋之参議院議員の「サル・蛮族」発言を報じる記事に対し、小西氏自身からLINEで記事の修正要求を受けたと明らかにしました。これが事実なら、「報道に対する圧力」そのものです。果たして立憲民主党はこの問題で何らかの対応を講じるのでしょうか?
高市氏の総理としての資質は十分!?
最近になって、連日のように立憲民主党の小西洋之参議院議員を巡る話題を目にするようになった気がします。
例の「小西文書」事件の影響もあってか、当ウェブサイトを含め、ネットメディア、ウェブ評論サイトなどでは、小西氏についてずいぶんと議論して来たのではないかと思います。
といっても、『勝負あり:高市氏が小西文書「捏造」を説明してしまう』などでも指摘したとおり、結局この「小西文書」自体、すでに「勝負」はついています。とくに高市早苗氏について記載された4枚のうち1枚は正確性に疑義があり、残り3枚に至っては作成者すら不明だという代物だからです。
これで、「勝負あり」でしょう。高市早苗氏が昨日公表した資料によれば、総務省が「あった」と言い張っている2015年2月13日の「大臣レク」についても、捏造という可能性が非常に濃厚になったのです。高市氏の説明は大変に歯切れがよく、かつ、説得力もあります。高市氏は「小西文書」を逆手に取り、その論駁力の高さを示してしまったのかもしれません。すでに結論がついている『小西文書』本稿では「どうせオールドメディアは取り上げないであろう話題」を、じっくりと取り上げておきたいと思います。昨日の『小西文書は国家公務員法... 勝負あり:高市氏が小西文書「捏造」を説明してしまう - 新宿会計士の政治経済評論 |
このあたり、お叱りを覚悟で敢えて申し上げるなら、この「小西文書」事件はむしろ、「高市早苗」という政治家の怪文書やスキャンダル追及に対する「打たれ強さ」を示したという意味では、日本の憲政史上、意味があったものだったという言い方もできると思います。
余談ですが、もしも「高市総理」が実現するならば、少々のスキャンダル追及でダメになることもなく、むしろ捏造には捏造として毅然と対処する姿勢が見られるかもしれないのだとすれば、これは本当に期待できるのかもしれません。
(※ただし、こうした夢をぶち壊すようで申し訳ないのですが、著者自身は現時点において、自民党内の派閥政治の現状に照らし、「高市総理」が実現する可能性はさほど高くないと見ているのですが、この点については機会があれば随時、別稿にて議論したいと思います。)
怪文書に続き小西氏に焦点があたった「サル・蛮族」発言
もっとも、この「怪文書劇場」におけるもうひとりの「主役」が小西宏之氏であることは間違いありません。結果的に高市氏を「引き立てる」役回りを演じたからです。
そして、「小西文書」騒動が事実上、今年度予算成立とともに終焉するやいなや、今度は小西氏がもう1回、騒動の主役になったようです。『小西洋之氏、衆院憲法審査会巡り「サル・蛮族」と批判』でも取り上げた、「サル・蛮族」発言がそれです。
これについては昨日の『「サル・蛮族」発言で波紋の小西氏、筆頭幹事から更迭』でも取り上げたとおり、結果的に小西氏は謝罪と発言撤回に追い込まれたうえ、立憲民主党側も小西氏を参院憲法審査会の筆頭幹事から更迭する措置を講じました。
立憲民主党の小西洋之・参議院議員が衆院憲法審査会を念頭に「サル」、「蛮族」などと発言した問題を巡って、小西氏と立憲民主党に対する批判が他党にも広まっています。ただ、小西氏自身は発言を撤回したものの、産経、フジなどに対する「法的措置」をチラつかせており、こうした姿勢を朝日新聞も批判したようです。こうしたなか、立憲民主党は小西氏を参院憲法審筆頭幹事から更迭したそうですが、もしかして党として何らかの追加処分があるのでしょうか?それとも処分はこれで「おしまい」なのでしょうか?山口氏の苦言に同意せざる... 「サル・蛮族」発言で波紋の小西氏、筆頭幹事から更迭 - 新宿会計士の政治経済評論 |
正直、発言の重みに比べ、この立憲民主党の措置は軽すぎるのですが、それでもさすがに立憲民主党ですらかばいきれなくなったという意味では、それだけこの「小西発言」が世間の強い批判にさらされているという証拠なのでしょう。
大橋氏の発言受け、泉代表が困惑した表情見せる
こうしたなかで、非常に気になる情報も出てきました。
泉健太・立憲民主党代表の31日の会見で、産経新聞の大橋記者は一種の「爆弾発言」をしたのです。
動画の28:45~で該当するやり取りが出ているのですが、大橋記者は次のような趣旨のことを述べました。
- 小西さんが「サルのやることだ」と発言した記事を産経ニュースに掲載したところ、小西さんからその晩、「オフレコで、しかもその場で撤回した発言をよくも書くなと呆れます」、「書くのであれば発言を追記するように伝えてください」、「修正しないなら法的措置を取ります」との趣旨のLINEが届いた
- 「ここをこう直せ」、というところまで書いてあり、(これは)どう考えても編集権への介入だと思われるが、小西さんからは「根拠を示せ」と要求されるなど(話は)全然かみ合わなかった。この行為を(泉代表は)どのように考えるか?
これに対し泉代表は困った表情を浮かべ、言葉を選びながら、「つねに自制心や客観性を忘れてはならない」、「自分の戦いに集中しすぎるあまり周りが見えなくなってしまってはいけない」などとしたうえで、「申し訳ございません」と述べました。
ただ、これに対し大橋記者は、「(記事を)訂正しないなら法的措置だ」という小西氏の発言を「完全に(報道に対する)圧力だ」と改めて指摘したうえ、こうした小西氏の発言を立憲民主党が党として放置するようであれば、放送法の解釈などを巡り政府を追及するうえでの正当性が失われると主張しました。
まったくそのとおりでしょう。
小西氏は「小西文書」を用いた追及のなかで、当時の安倍晋三政権が放送法の解釈変更を通じ、報道の自由に圧力を加えたのではないか、という点を問題視していたはずですが、(大橋記者の発言が事実なら)小西氏自身が現在進行形で報道の自由に圧力を加えていることになります。
毎日新聞が「オンレコ」報じる
問題は、それだけではありません。小西氏は産経などが報じた自身の「サル・蛮族」発言は「オフレコであり、すぐに撤回したものだ」と主張しているのですが、興味深いことに、その小西氏の認識を否定するような情報もあります。報じたのは毎日新聞です。
立憲・小西氏が発言陳謝 「憲法審、毎週開催ってサルのやること」
―――2023/3/30 20:42付 毎日新聞デジタル日本語版より
毎日新聞によれば、問題の「サル・蛮族」発言があった29日の取材には、毎日新聞を含む複数社が参加。実名報道を前提とする「オンレコ」取材で、ICレコーダーで録音していたのだそうです。そのうえで、毎日新聞は次のように指摘します。
「小西氏は『サル発言』の前後に『オフレコ発言しないほうがいいかもしれないけど』『サルって言ったら差別発言になるのかな?』などと述べたが、撤回や修正はしなかった」。
産経新聞とは報道スタンスが大きく異なることで知られる毎日新聞が報じた以上、そもそも「サル・蛮族」発言が「オフレコのものだった」とする小西氏の認識自体が正しくなかったという可能性が裏付けられた格好だ、という言い方もできるでしょう。
いずれにせよ、立憲民主党が小西氏に対し、党として何らかの懲罰を下すのかどうかは気になるところです。メディアですらかばいきれなくなっているわけですから、正直、統一地方選を前に、この問題は放っておけば放っておくほど延焼し、立憲民主党自身の支持率などにも大きな打撃を与えかねません。
その意味では、むしろ焦点は立憲民主党の対応ではないかと思う次第です。
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本日の朝日新聞の読者投稿で、「高市早苗大臣が、小西文書を捏造よばわりするのはケシカラン」というものがありましたが、もし朝日新聞が(ネットでの)小西文書の事実を報道するようになったら、この投稿は、どうなるのでしょうか。
小西議員は自宅に放火をする様な行為を平気でするあたり人間離れしてますね。
お仲間が「オフレコ発言でも公益や正義に資するならバラしても良い」などとやったのが記憶に新しいですが、そこをスルーしてあげたとしても。小西の認識が見て取れる記事ですね。
まず「オフレコでならこう言った」という事実は厳然とあり、オフレコであれば何を言っても事実が無かったことにできるわけではありません(そういえば小西の上司がこれを与党にたいしてのみ声高に叫んでいましたが、彼女にも喧嘩を売っているのでしょうか?)。ましてや上述のバラしは確か「(同性愛は)見るのも嫌」という取材外の発言だったと思いましたが、聞く人によっては傷つくかもしれませんが、単なる属性に対しての個人の見解・感情の発露であってそれこそどうこうできないもの。また「撤回するから無かったことにしてくれ」などとは聞き及びません。
しかし小西のサル発言は特定の相手に対しての誹謗・攻撃です。「差別かな?」って……差別などではありません。もっと非文明的です。差別の意味を全く理解せずに、使い勝手の良い武器・錦の御旗としてして利用してきた連中だなとつくづく思います。
「お前はサルか!」だけでどこがどう差別なのか。「お前は黄色人種だからサルみたいなもんだ。」と人種属性で括っての評価をしたり、「お前は規則を破ったわけじゃないが、サルみたいなもんだから給料を上げない。」などと一方的な認識で処遇に差を付けたならば差別です。
小西の今回の発言は、決して差別などという高度なものではありません。もっと原始的な「幼稚な罵倒」です。本当にエリート官僚課長補佐憲法学者だったのでしょうか。
(そもそも週定期で議論をする猿というものを私は知らないし居たとしたらかなりの高知能なので、例えや罵倒としても意味不明なのですが。)
立憲に入る時点で
自称「エリート官僚課長補佐憲法学者」の程度がわかります
それも計算づくなら、他の党に移籍するタイミングまで静かにしています。
個人的な感想ですが・・
憲法審のサル発言や怪文書騒ぎなどはまぁ「サル」が騒いでる程度の問題と思ってましたがw
(それでも国会を空転させた罪や損害は軽微ではない)、現役記者に報道内容の修正を求めたり法的処置を恫喝したりするのは大問題だと思いますけどね。
自民の現役議員がコレやったら総叩きで議員辞職必至くらいの大騒動で騒ぎますよ。マスコミがw
しかもご丁寧にLINEで証拠まで残してくれているわけですから。この問題がなぁなぁで済まされるようならマスコミも立憲民主党も主張に一貫性がないとの非難は免れないでしょう(まぁそんな信頼は等に失われているわけではありますがw)
過去の「社民党 vs JR東海」
最近の「Colabo vs 東京都」
そして今回の「立民 vs 朝日毎日」
何故こんなに共食いが発生するのか
食べるものがなくなっちゃったのかな
訂正
×JR東海
○JR東日本
自浄作用という言葉からかなり遠い政党ですから、どう動くのかは見物ではありますね。
「諸君らの愛した小西は敗れた、なぜだ‼️」
「坊やだからさ…」
大橋記者に対するLINEなり発言は、マジ代議士のメディアに対する圧力ですね。こりゃ統一地方選前に火に油、ガソリンでしょうか(笑)。小西氏もろとも立憲民主党は火焰地獄に遭いそうだ。
どんだけ落とすか愉しみ。高市早苗大臣は、反対派や快く思わないグループが居るのは事実ですが、守りも硬い。立憲民主党に負けなかったのもその表れ。泉さん、貴方もこの際、マッチ擦りますか?(^^)v
高市大臣の総理の資質については今回が一つの試練であり、勝利を勝ち取ったと言えるでしょう。現時点で自民党の派閥政治においては総裁になれる可能性はありませんがそれは平時の話であり、台湾有事といった異常事態には旧態然とした政治体制は耐えられなくなると思います。そんな時こそ、異端が活躍できるチャンスなのです。
私も同感です、
高市さんには乱世の梟勇的な雰囲気を感じます、
いずれ日本人が彼女を必要とする時が来ます、きっと、
そして、
賎民思想の塊の小◯氏へ、
あなたの言うところのサルや蛮族が
日頃あなたが使用する
携帯や車、エアコンやウォシュレットを開発生産したのですが、
サルや蛮族以上のあなたは何か人の役に立つことしましたか?。
コニタン、今この時間も、たくさんのツイートを連発してます。黙っていられないみたいです。(笑)
墓穴掘りまくりですが、彼はいつもと同じ行動を取ってるだけなんですよね。マスコミから注目されてる、いつもと違うモードになったことがわかっていない。
殊勝な態度で悪い点を認めて謝罪すりゃいいのに。
理屈で説明し切れれば勝てる。枝のんにも同じところがありました。
この人達には大衆扇動なんてムリですね。
酒の肴にコニタンをフォローしました。w
ワンパターンの似非革命家のアジ演説ですね、
使われる側(労働者)ではなく、
使う側(元官僚)目線である限り、
彼に同調する人は皆無でしょうね。
さて、今まで小西議員やマスゴミの尻馬に乗って高市バッシングをしてきたパヨク、特になんJ民やヤフコメでいきってた連中は今どんな気分でしょうね。
まあ意地でも己の非を認めない連中ですからとっくに「無かった事」にしてるのでしょうけど。