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ゼロ対100の総本山・中国が気球撃墜で米国に逆ギレ

100%自国の側に責任があるような事態が発生しても頑なにその責任を認めず、相手国の側に責任をなすりつける姿勢を、当ウェブサイトでは「ゼロ対100理論」と称しています。このような理論を好む国はロシア、北朝鮮、韓国などがその典型例ですが、やはり「総本山」はレベルが違います。世界中の誰がどう見ても自国が悪いといえるような状況で、相手国に責任を押し付けようとしているからです。

ゼロ対100理論

当ウェブサイトで以前から提示している仮説に、「ゼロ対100理論」というものがあります。これは、完全に自分たちの側に100%の過失がある場合であっても、屁理屈をつけ、あたかも相手にも過失があるかのごとく言い募る手法で、無法国家が好む論法です。

※ゼロ対100理論とは?

自分たちの側に100%の過失がある場合でも、屁理屈を駆使し、過失割合を「50対50」、あるいは「ゼロ対100」だと言い募るなど、まるで相手側にも落ち度があるかのように持っていく態度のこと。『「ゼロ対100」が大手メディアに掲載される時代に!』等参照。

自称元慰安婦問題は、日韓歴史問題のなかでも、韓国にとっては「最も成功した謝罪利権」であることは間違いありません。なにせ、もともと存在しなかった問題を捏造し、それにより日本をひれ伏させ、延々謝罪させることに成功したのですから、気持ち良くてたまらなかったのではないでしょうか。こうしたなか、「ゼロ対100」という、どこかの怪しげな自称会計士が唱えている用語が、新聞に掲載されたようです。単なる偶然でしょうか?それとも…。ゼロ対100理論おもに無法国家が好む「ゼロ対100」理論当ウェブサイトではこれまでしばしば...
「ゼロ対100」が大手メディアに掲載される時代に! - 新宿会計士の政治経済評論

著者自身が確認した限りで、この「ゼロ対100」理論のようなものを非常に好んで用いる国の典型例は韓国ですが、それだけではありません。

北朝鮮が自分たちの不法行為を棚に上げて「歴史問題」などで日本を非難するときや、最近だとウクライナを軍事侵略している犯罪者であるロシアが、戦争の原因があたかも露宇双方にあるかのような屁理屈を展開するときにも、こうした「ゼロ対100」の主張を見かけることがあります。

要するに、無法国家・犯罪国家はたいていの場合、この「ゼロ対100」ないしそれに似た主張により、相手国に対して責任をなすりつけてくる、という共通点を持っているのです。

「ゼロ対100」の総本山はレベルが違う!

ただ、この「ゼロ対100」、やはり「総本山」はレベルが違います。

昨今、日中関係が健全だと思う日本国民は明らかに少数派となっています。

日本国民の対ロシア親近感は史上最悪に=外交世論調査』でも指摘しましたが、内閣府が先週金曜日に公表した『外交に関する世論調査』の最新版(2022年10月実施)では、対露感情もさることながら、対中感情・対中認識が非常に厳しいものとなっていることが明らかになったのです。

ロシアに対する親近感が史上最悪レベルになったようです。内閣府が公表した『外交に関する世論調査』の最新版によれば、ロシアに対し「親しみを感じる」「どちらかといえば親しみを感じる」と答えた合計割合は過去最低の5.1%(0.5%+4.6%)に留まる一方、「親しみを感じない」「どちらかといえば親しみを感じない」と答えた合計割合は94.7%(27.3%+67.4%)と過去最大値を記録しました。また、ロシアに引きずられたためでしょうか、中国に対する親近感も悪化しているようです。外交に関する世論調査の最新データ今年も、大変興味...
日本国民の対ロシア親近感は史上最悪に=外交世論調査 - 新宿会計士の政治経済評論

たとえば、「親近感」という設問項目で見れば、中国に対して「親しみを感じる」(※「どちらかというと」を含む、以下同じ)が17.8%(2.2%+15.6%)に留まる一方、「親しみを感じない」についてはじつに81.8%(35.9%+45.9%)と、8割超の日本国民が中国に親近感を持っていないことが判明しました。

また、日中関係が「良好だと思う」と答えた割合は3.2%(0.1%+3.1%)に留まる一方、「良好だと思わない」は92.3%(29.5%+62.8%)で、じつに9割超の日本国民が中国との関係を「良好ではない」と認識している格好です。

ただ、その原因があるとしたら、やはりウイグル、チベット、香港などにおける人権弾圧を筆頭に、中国の国際法に反した振る舞いが常軌を逸していることに加え、日本に対しては沖縄県石垣市尖閣諸島での違法な領海侵犯が常態化している、といった事情もあるのでしょう。

人民網日本語版「日本は真の国際秩序を守り、中日関係を正常に戻せ」

ところが、これに対する中国自身の分析が、あまりにもトンチンカンなのです。中国共産党の機関紙である人民日報のウェブ版(日本語版)に金曜日付で掲載されたこんな記事が、その典型例でしょう。

日本は真の国際秩序を守り、中日関係を正常な発展軌道に戻すべき

―――2023年02月03日16:21付 人民網日本語版より

全部で2500文字少々の記述ですが、正直、精読する価値はほとんどありません。基本的には記述の多くが「ゼロ対100」理論に基づく捏造、歪曲だからです。

執筆者は中国社会科学院日本研究所に所属する研究員だそうですが、「中国こそが真の国際秩序の擁護者」だの、「中国の釣魚島海域でのパトロールと法執行は主権的権利の正当な行使」だの、正直、お話になりません。

もちろん、故・安倍晋三総理大臣の置き土産である「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)や、このFOIPに基づく日米豪印(クアッド)連携が、中国にとってよっぽど都合が悪いらしい、ということがわかるという意味では有益ですが、逆にいえばそれだけの価値しかありません。

こんなことを中国共産党の機関紙が堂々と主張しているからこそ、日本国民の8割超が中国に親近感を抱かず、9割超が日中関係を「良好ではない」と考えている、といった状況が生じてしまうのではないでしょうか。

その意味で、人民日報もこのインターネット時代というものを完全に勘違いしているフシがあります。

言論は中国共産党が統制している中国本土と異なり、日本のインターネット言論空間では、議論は完全に自由であり、こんな低クオリティの論考を出すこと自体が中国共産党自身にとっての自傷行為のようなものだからです。

米国、領空侵犯した中国の気球を撃墜

ただ、最近だとこうした中国の「ゼロ対100」理論はさらに暴走しているようにも思えます。世界中のどこの誰が見ても「これは中国の方が悪い」と思えるような案件においても、相手に対して逆ギレする、といった事例も発生しているからです。

その典型例が、米中関係でしょう。

F-22 Safely Shoots Down Chinese Spy Balloon Off South Carolina Coast

A U.S. Air Force fighter safely shot down a Chinese high-altitude surveillance balloon today, Secretary of Defense Lloyd J. Austin III said in a written statement.  <<…続きを読む>>
―――2023/02/04付 米国防総省HPより

米国防総省の発表によると、米空軍のF22戦闘機が現地時間の土曜日、中国の高高度観測気球をサウスカロライナ州沖合の海上で撃墜したそうです。撃墜自体はジョー・バイデン大統領が水曜日の時点で命じていましたが、地上への影響が生じるのを防ぐため、海上に出るのを待って撃墜したのだとか。

これに関連し、ロイド・J・オースティン米国防相は、この気球が「米国本土の戦略的拠点を監視するために使用されていた」ものだと指摘。あわせて気球が通過する際、カナダが北米航空宇宙防衛軍を通じ追跡と分析に貢献するなどの協力を提供したとも述べています。

また、国防総省によると、この気球は当初、1月28日時点でアリューシャン列島付近の米領海に侵入したことが確認され、アラスカ、カナダ上空を経由し、アイダホ州の領空で再び米国領空に出現。

バイデン大統領が水曜日の時点で気球の撃墜を許可したあとも、破片が地上の民間人等への被害を発生させることを警戒し、海上に出るのを待ってから撃墜したものだとしています。

また、今回の撃墜はバージニア州ラングレー空軍基地の第1戦闘航空団のF-22ラプター戦闘機が、気球に向けてAIM-9Xサイドワインダーミサイルを1発発射することで遂行され、沖合約6マイル(=約10㎞)、推進約47フィート(=約14m)の地点に落下し、負傷者はいなかったとしています。

今後は撃墜した気球の破片を回収し、米国が中国による情報収集危機の分析作業に取り掛かる予定だそうです。

中国外交部はこれに「逆ギレ」

ところで、これに対して中国外交部(※外務省に相当)は、米国で気球の撃墜命令が下って以降、実際に撃墜される前の金曜日の夜時点で、報道官の記者発表がなされています。

外交部发言人就中国无人飞艇因不可抗力误入美国领空答记者问

―――2023-02-03 21:35付 中国外交部HPより

このなかで中国外交部は、米国の領空に出現した「無人飛行船」が中国のものであることを認めたうえで、「気象などの科学研究に使用される民間のものである」、「偏西風の影響を受け、操縦能力が限界に達し、予定されていた航路から大きく外れてしまった」などと主張しました。

また、現実に撃墜が発生した直後には、こんな報道発表も行っています。

外交部就美方宣称击落中国无人飞艇发表声明

―――2023-02-05 07:47付 中国外交部HPより

これによると今回の米国の領空侵入については「完全に偶発的なもの」で、「飛行船は民生用であり、地上の人々に軍事的な脅威を与えることはない」にもかかわらず、「民間の無人飛行船を攻撃した米国の武力行使」は「明らかな過剰反応で国際慣行に反している」、「中国は強い不満と抗議を表明する」、などとしています。

センスが悪い中国政府

こういう発表を平気でしてしまうあたり、やはり非常にセンスが悪いと言わざるを得ません。

中国領土から米国領土まで航続するほどの気球が偏西風ごときの影響で「操縦能力が限界に達し」、「予定されていた航路から大きく外れた」という言い分も不自然ですし、また、その「予定されていた航路」とやらについても具体的な言及がありません。

また、「国際慣行に反している」のは、この場合、無人の気球を他国の領空に派遣している中国の側でしょう。

しかし、それ以上に興味深いのは、「100%自国が悪い」という事案において、「謝罪表現」がほとんど見られないことでしょう。

いちおう、2月3日付の発表の方には、こんなくだりが含まれています。

中方对飞艇因不可抗力入美国表示」。

「中国の側は飛行船が不可抗力により誤って米国に入国したことに遺憾の意を表明する」、といったところでしょうか。しかし、ここでもあくまでも「不可抗力」による「意図せざる飛行」であると強調しており、ここでもあくまでも自国の責任を認めない姿勢を貫いている、というわけです。

ウソツキと共産主義者は事実を嫌う

ただ、これらの一連の事象から類推できることがもうひとつあるとしたら、それはやはり、「ウソツキと共産主義者は事実を嫌う」、という有力説でしょう。

日本を批判した人民網の記事、米国を批判した中国外交部の声明は、いずれも基本的には机上の空論に過ぎません。「不法行為を行っているのが中国の側である」という厳然たる事実の前には無力だからです。

そのうえ、「不法行為を行っているのが中国の側である」という事実関係のうえに、中国が「頑なに自分の責任を認めず、相手国に責任を転嫁する」という姿勢を続ければ、日本や米国だけでなく、法と秩序を愛する世界のまともな国は、「無法国家は中国の側だ」と気づくことになります。

じつは、すでに欧州では、ロシアが壮大な「ウソつき国家」であるという事実が強く認識されているわけですが、無法国家4ヵ国に囲まれた日本の苦悩を、欧州や米国がようやく共有してくれる時代が到来しつつあるのかもしれません。

当然、日本もこれら無法国家から仕掛けられたさまざまな無法行為の被害者です。

大どころに限定しても、中国からは尖閣諸島周辺海域などの侵犯を日常的に受けていますし、ロシア(旧ソ連)は樺太・千島列島の、韓国は島根県竹島の不法占拠、北朝鮮は日本人拉致と、いずれも深刻な国際犯罪ばかりです。

ただ、これらの無法国家群に対しては、やはり日本ができることは、国際社会(とくに欧米や豪印、台湾やASEANなど)と連携し、事実を訴えかけるとともに、国際法秩序に背く国に対してももっと機動的に経済制裁を発動することができるよう、法制度を整えることではないでしょうか。

その意味では、今回の気球撃墜事件自体も、無法国家と立ち向かう日本にとって無関係ではないことだけは間違いないでしょう。

新宿会計士:

View Comments (32)

  • 小野田紀美SNS:「ウイグルなど本当に深刻な人権侵害は無視して、殴り返してこない相手には強気で内政干渉してくる国連人権理事会がまた何か言っているようですね。
    あと、裁判も経ず現場で犯人を射殺している国が、きちんと裁判を経て死刑にする我が国に上から目線で口出ししてくるのは本当に意味不明。」の後半部を以下補足。
    ---「フランスやドイツが死刑の廃止・停止を求めたほか、「「中国が侵略の歴史を直視し、反省する」」よう主張した。中国のところ大事です。「ゼロ対100」理論の例として試験にでます。

    • 国連人権理事会はフランスやドイツの射殺+死刑件数を
      日本未満にしてから言ってほしいものですね。

  • いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    やはり気球は海上で撃墜でしたか。
    日本から米国を焼夷弾攻撃したふ号作戦でしたが、アメリカは細菌戦闘を考慮してました。

    今回は考慮が正解と思います。
    台湾侵攻時はやはり日本で致死的かつ空気感染する疫病が発生しそうですね。

    皆様お体に気をつけましょう。

    以上です。駄文失礼しました。

    • パーヨクのエ作員さま
      >アメリカは細菌戦闘を考慮してました。
       もし今後、アメリカで(何になるかは分かりませんが)感染症が拡大したら、トランプ前大統領が「中国が 気球でアメリカに細菌兵器をばらまいた可能性がある」と言い出すのではないでしょうか。

      • 引きこもり中年 様
        当方達は駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        武漢ウイルスも流出か自然発生か故意かの立証がトランプ本人の指揮でもダメでした。

        おそらく次も立証はできないと思います。

        しかし日本としては「故意に撒かれる」前提で事前対策が必要と思います。

        マイクロデバイスや自律AIでの動作で細菌やウイルスを拡散させるのは「サイバー攻撃」のマルウェア拡散のノウハウが役立ちます。

        防御も実は同じと思います。

        • 引きこもり中年様

          一文目で間違っていました。

          改めて当方の駄文にコメントを賜り、本当にありがとうございました。

      • さすがに超高空からそのまま大気混流で細菌を撒いても、地表には届かないですね。旧日本軍は、素焼きの筒に入れたものを気球から地上にタイマーで投棄する、だったと思います。

        • JJ朝日様

          当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

          風船爆弾の時代と異なりと書きたいところでしたが風船爆弾も牛痘ウイルスの移動手段として検討されたようです。天皇の裁可が出ませんでしたが。
          最終的には空中投下させたドローンを利用して散布するシナリオが可能かと思いますよ。

          さて気球は本当に偵察用途でしょうか?
          高度18キロメートルの上空を飛行らしいので大部分の積乱雲を含めて雲の上から情報収集するならば偵察衛星にさせる方が「時間をかけず」情報を得られます。

          米中間で戦争する場合、開始決定から数日が必要でかつ存在がバレると中国がキレる用途とすると軍隊相手で無く民間相手で戦争遂行システムを破壊するモノと思うのですが。

          少なくても中国人が海の上でペットボトルを投棄してアメリカがゴミを回収した場合、中国人がキレる事はありません。回収されて調査されると中国にとってマズいもののはずです。

          アメリカは調査結果をおそらく「バカ正直に発表しない」と思います。
          でも本当の用途が何かを推測する事は知的好奇心の対象として十分ですね(笑)。

          以上です。駄文失礼しました。

  • 勝手な予想ですが、中国は、アメリカが気球を撃墜したことで、(共産党内部での権力闘争に影響するので)バイデン大統領が逃げることを前提としたチキンレースを、せざるをえなくなったのではないか。(もちろん、バイデン大統領側も同じです)
    蛇足ですが、朝日新聞が社説で、「対立激化を避けるためにアメリカは中国に配慮すべできだ」と書きそうですね。

      • 中南米にも飛ばしているらしいので、もはや「一発だけ」ではなさそうです。

        他国の事を心配するより、アラスカに到達する前に、日本の近所を通過したカモ知れないので、日本の防空能力が心配。

        • > 日本の防空能力が心配。

          御隣さんも同様の懸念があったのか、朝鮮日報の記事になってますね。曰く、

          「中国の偵察気球が高度1万4000メートルの上空を気流に乗って移動したと仮定した場合、韓国領空の南西の端を通り過ぎた可能性がある。ただ、これはシミュレーションにすぎず、気球の実際の移動ルートとは異なる。」
          「国防部は、米国が撃墜した気球のような偵察気球の探知能力について、『韓国の防空管制レーダーは領空全域の探知が可能だ』としたうえで、『該当時期に軍のレーダーに捉えられた航跡はなかった』と説明した。」

          https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/02/06/2023020680113.html

          検出能力が足りなかった説を、否定する説明ではありませんね。話をはぐらかせているだけ。

          本題から逸れますが、韓国の憲法は朝鮮半島全体に及ぶと主張しているのに、韓国の領空は南側だけという意味が含まれているカモ知れない。

          産経曰く、

          「磯崎氏は『わが国上空で飛行物体が目撃されたことは承知している』とする一方、『政府として公表すべき事象は確認されていない』と説明した。」

          https://www.sankei.com/article/20230206-ZREWFUFTT5LBRARSKNOJJQQHSY/

          日本では、一部のジャーナリストや評論家が若干書いているだけで、大手のマスゴミは、外国の話だけで殆ど終わりにしている様な気が。そういう意味では朝鮮日報の方がマトモな面もあるという事か。

    • バイデン大統領は、7日の一般教書演説で、今回の気球について言及するのでしょうか。

  • 太平洋戦争中、日本が飛ばした風船爆弾はアメリカ本土に到達して民間人を殺傷している。
    中国は今回は気球だったけど次はドローンを飛ばすつもりだったのではないか。

    「予定されていた航路から大きく外れた」よくこんな言い訳考えるね。

  • 中国は言論を統制しているから、SNSだろうがビラだろうが、徹底的に取り締まられる。もっというと仕掛けた人をしらみつぶしに洗い出し、拘束される。だから中国のインターネットなど、共産党の耳障りの良い宣伝・プロパガンダしか載らない。庶民は疑いを持っても家族・友人にもホンネを言えない統制社会です。

    しかし、日本から見ると「日中関係が良好だと思わない」は92.3%で、9割超の日本国民が中国との関係を「良好ではない」と認識し、親しみも同じく感じない。何故か?72年から90年頃迄の「遅れた中華」には何でもホイホイ提供した日本だが、やがて日本を格下扱いし、無茶苦茶な要求、世界への侮日嘘の垂れ流し、そして今は直接、台湾・日本を襲う悪意がミエミエだからです。

    共産主義、社会主義は必ず破綻が来る。平等な競争、自由がない為です。今はその前哨戦、自由主義国で結束して4悪国を干さねばなりません。

  • 冷静なる傍観者を気取る日経が米中対立をたしなめんばかりのスカした記事を即座に出しましたが、例によって横柄なもの書きの匂いがしています。

  • 素直に考えたなら、アンコントロールになったら自爆させて他人に(他国に)迷惑をかけないようにするのが、例えば衛星打ち上げなどでの国際マナーかと思います。

    それもできずに(やらずに?)他人様に処分のお世話になったのだから、本来は処理費用実費+迷惑料を払ってゴメンなさいがスジでしょうね。

    国家として謝りたくないからアンコントロールになったら自爆させる訳なので、無様な不手際なら恥をかけ、というだけのシンプルな話ですわな。

    なんでこんな格好悪いことを。
    理解不能ですが、共産党など役人根性の世界では無謬性が維持できないと死んでしまうのでしょうね。

  • 「民間だったらOK」とか意味不明です。中国で安保を理由に日本の民間人をたくさん拘束しといてよく言いますわ。
    尖閣での武装漁民戦術とかマジに正当とか言うんでしょう。

    米国では過去にも何度か同じことはあったそうですが、今回はマスコミが騒ぎ始めたことで米中喧嘩モードになっちゃったようです。米国伝統の猜疑心に火が付いた、みたいな印象があります。

    権威主義国家は西側先進国が気を遣って一人前扱いをしていたからこそ成り立っていた面もあるんでしょうが、今後はそうはいかない場面も増えそうです。
    でも今の中共の体制だと外交姿勢が変わるとも思えず。中国の国力はピークアウトしたそうですが、いつまで戦狼姿勢でやるんでしょうね。姿勢の転換には長い時間がかかりそうですが、中共がそれまで持つのかなぁ。

    • >権威主義国家は西側先進国が気を遣って一人前扱いをしていたからこそ成り立っていた面も

      優れた要約ですね。
      形勢不利を悟っていきなり金切り声を上げ始めた中国に世界の失笑が集まっている。この先猜疑心と敵愾心がなお一層この世を席捲することになっても、差異の存在をことさら煽り立て嘆いて見せる「分断ガー」勢力こと賢き新聞記者たちが同じ目に遭うのは間違いなさそうです。

  • 撃墜された気球が回収され分析の結果、もし気象観測装置でなく偵察用機材が搭載されていたことが判明したら、更にアメリカ市民の反中感情が高まりそうです。その時中国はゼロ対100理論に基づいて、何と反論するか楽しみです。
    ①民間のものだ--->中国は民間でも政府に協力する義務があり、民・軍は一体と考えられるので、ウソっぱちだ。ワグネルのものかい?
    ②予定航路を外れた--->じゃ、偵察目的の予定航路ってどこよ。
    ③偵察用ではない--->例えば資源探査目的としても相手国に黙って飛ばしてよいことにはならない。
    ④高高度は宇宙と一緒で主権は及ばない--->聞いたことない
    ⑤春節のお祝いだ--->「・・・」

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