社会のネット化が進展して、一番困る人たちは新聞・テレビを中心とするオールドメディア産業関係者であることは間違いありませんが、それだけではありません。官僚・役人や野党議員なども、かなりの割を食うことが予想されます。いったいどういうロジックでしょうか。ここで考えておきたいのが「腐敗トライアングル」という重要な論点です。
目次
腐敗トライアングル
昨日の『騙せなくなる日本:「自称徴用工」年内妥結は困難に?』では、自称元徴用工問題に見せかけて、当ウェブサイトなりのちょっとした「問題意識」を展開しました。それが、「官僚・メディア・野党議員」という「腐敗のトライアングル」という議論です。
自称元徴用工問題、FCレーダー照射問題などの日韓諸懸案を巡り、韓国側は自分たちの不法行為をうやむやにしたうえでの早期一括妥結を目指しているフシがあり、日本の外務省もこれに乗っかろうとしているのではないかとの疑念は払拭できません。ただ、日韓諸懸案を巡り、日本が韓国に対して譲歩することが年々難しくなってきていることも事実でしょう。こうしたなか、自称元徴用工問題では年内一括妥結が困難だとする報道も出てきました。鈴置論考:「騙される日本」先週の『「米国回帰」?韓国の二股に騙される日本=鈴置氏指摘』で... 騙せなくなる日本:「自称徴用工」年内妥結は困難に? - 新宿会計士の政治経済評論 |
「官僚・メディア・野党議員」と聞いてピンと来る人は、相当に鋭いと思います。彼らは日本が大事にする基本的価値である「自由・民主主義」などの原則に反して、不当に大きな権力ないし社会的影響力を握っている(または「握っていた」)からです。
具体的検討
選挙で選ばれたわけでもないのに大きな権限を持つ官僚・役人
最初は、「官僚・役人」から見ていきましょう。
官僚・役人といえば、いちおうは「政治家・国民に仕える存在」であるとされていますが、現代の日本では、この官僚・役人がかなり大きな権限を握ってしまっています。政治家と異なり、選挙で直接選ばれたわけでもないにもかかわらず、です。
予算という国の財布の入口(国税庁)と出口(主計局)を一手に支配し、下手をすると並の国会議員を大きく上回る政治的権力を持っている財務省・財務官僚がその筆頭格でしょう。予算配分を通じ、その議員の当選自体にも影響力を与えることができるからです。
また、財務省ほど酷くはないにせよ、どの省庁も大なり小なり利権を持っています。NHKを含めた電波行政、さらには地方自治体などを支配する総務省、大学許認可権を握り「F欄大学」を乱造している文部科学省あたりもそうでしょう。
そして、これらの官僚・役人が日本国の国益のために働いてくれるならまだ良いのですが、現実には、官僚・役人のなかには、残念ながら自分たちの省益・庁益拡大を優先するあまり、国益をないがしろにしている者も多数いるのが実情です。
たとえば多くの財務官僚は「GDPの最大化」ではなく「税率の最大化」を目的に働いていますし、そのためには「国の借金は大問題だ」、「このままだと財政破綻する」、「消費税の税率は15%に引き上げなければならない」、といったウソを垂れ流すことも厭いません。
誰が悪い?自民党?…いえいえ、メディアの責任でしょう!
ただ、こんなことを指摘すると、「こんな官僚組織にだれがした?」、「結局は自民党政権が悪いんじゃないの?」などと反論を受けることもあります。
この点について、著者としては自民党の責任を100%否定するつもりはありません。本来、官僚機構を日本のために正しく働かせるのは政治の責任であり、歴代自民党政権がその責任を果たしてきたのかといえば、必ずしもそうとは限らないからです。
ただ、やはり官僚機構の独走を許してきた大きな要因は、自民党ではなく、新聞・テレビを中心としたオールドメディアにある、というのが著者自身の持論です。
というのも、オールドメディアはこれまで日本国民に対し、圧倒的に強い情報支配力を持ち、『椿事件から玉川事件へと連綿と続くテレビ業界の問題点』でも詳しく議論したとおり、その圧倒的な情報支配力を悪用して有権者の投票行動を捻じ曲げるようなことをしてきたからです。
とある参議院議員が1993年に発生した「椿事件」を「テレビ局に対する政治介入を許した痛恨事」、などと述べたそうですが、この「玉川事件」は歪んだ事実関係が大々的に報じられたという意味で、椿事件と本質的にはまったく同じです。「椿事件」と比べると、今回の「玉川事件」、正直、大したインパクトがあるとも思えませんが、この問題が連日のように炎上しているという事実は、インターネットとテレビ業界の力関係が完全に逆転しつつあるという状況を示すものでもあるのです。玉川事件と放送法玉川事件のインパクト:テレ朝の処分に... 椿事件から玉川事件へと連綿と続くテレビ業界の問題点 - 新宿会計士の政治経済評論 |
オールドメディアが投票行動を捻じ曲げた事例は、少なくとも過去に2回発生しており、このうち2009年8月の衆院選では自民党を大敗に導くことで民主党政権を実現させ、日本をめちゃくちゃにする片棒を担いだことについては、忘れてはなりません。
日本のメディアは特定思想で誘導しようとする
これに関連し、もうひとつ興味深い視点があるとすれば、『日本のメディアは客観的事実軽視=国際的調査で裏付け』でも触れた、 “The Worlds of Journalism Study” (WJS)というウェブサイトに掲載されていた各国のジャーナリストに対する意識調査です。
最下位に近い「物事をありのままに伝える」「冷静な観察者である」日本のジャーナリストは外国のジャーナリストと比べ、「政治的指導者の監視や精査」、「政治的決断に必要な情報の提供」、「政治的課題の設定」という役割をとくに重視している一方、「物事をありのままに伝える」「冷静な観察者である」という役割は軽視している――。こんな傾向がわかったとして、ネット上ではちょっとした話題になっているようです。といっても、情報源はかなり古い調査ですが、それでもネット上では共感を得ているようです。WJS意識調査が面白い... 日本のメディアは客観的事実軽視=国際的調査で裏付け - 新宿会計士の政治経済評論 |
この調査結果からは、日本のジャーナリスト(というよりも新聞社・テレビ局関係者)は外国のジャーナリストと比べ、「政治的指導者の監視や精査」などの役割を非常に重視している一方、「物事をありのままに伝える」「冷静な観察者である」という役割を極端に軽視していることが明らかです。
つまり、日本のジャーナリストは「客観的事実をありのままに伝える」ことではなく、自分たちが「正しい」と考える政治家らを当選させるよう、有権者に押し付けてきた、という可能性が濃厚なのです。
しかも、日本の新聞社、テレビ局の関係者は、とくに政治、行政、事件などに関する情報を入手する場合、とくに苦労して取材する必要もなく、ましてや勉強する必要すらありません。基本的には記者クラブなどの特権的な制度を利用することで、官僚・役人らから情報を独占的に提供してもらえるからです。
その結果、日本のオールドメディア界隈には、「ジャーナリスト」とは名ばかりの、事実上の活動家のような者たちが跳梁跋扈している状態にあります。
不勉強な野党議員がのさばる理由
想像するに、官僚機構にとっても、自分たちが垂れ流す「紙」を食べてくれる「ヤギ」たちは、情報統制しやすいという意味では大変に都合が良いのでしょう(「ヤギ」の意味については『新聞記者を鳩やヤギに例えた髙橋洋一氏に謝罪を求める』等参照)。
先ほどの『新聞衰退は自業自得 これからはウェブ言論繚乱の時代だ』の続きですが、現代ビジネスというウェブサイトに、嘉悦大学教授の髙橋洋一氏が、まことに興味深い論考を寄稿されています。新聞社に対してチクッと刺すような論考が小気味よいと感じるのは私だけではないと思います。髙橋洋一氏の要点を突いた良文「押し紙」の問題、偏向・捏造報道などの問題などを巡り、私がかねてより新聞の社会的意義については強い疑念を抱いているという点については、以前から当ウェブサイトでも主張しており、この話題は今朝方も『新聞衰退... 新聞記者を鳩やヤギに例えた高橋洋一氏に謝罪を求める - 新宿会計士の政治経済評論 |
それと同時に、官僚機構にとっては「強すぎる自民党」は迷惑です。自分たちが「やりたい放題」できなくなってしまうからです。だからこそ、自分たちが「やりたい放題」するためには、ある程度は野党が議席を得てくれるのが望ましかったのではないでしょうか。
そして、万年野党と揶揄されてきた社会党も、結局はこうした官僚とメディアの利権構造の一角を占めていて、選挙ではほどほどに勝ち、しかし絶対に与党にはならないことで責任を負わないということを徹底してきたのではないでしょうか。
その社会党が崩壊するきっかけは、1993年に発足した「非自民連立政権」である細川護熙内閣で、連立与党の一角に入ってしまったことにあります。実際に政権を担ってしまうと、彼らの実務能力のなさが露呈し、実際に細川政権自体は1年も経たずに崩壊してしまったのです。
また、社会党は1994年に発足した「自社さきがけ連立政権」で、少数政党ながら村山富市委員長(当時)が首相となり、いわゆる「1955年体制」発足以来、初めて首相を輩出しました(※ただし社会党出身の首相は、もう1つ、戦後すぐの片山哲内閣という事例があります)。
ただ、この「自社さきがけ連立政権」で、村山首相は社会党の「党是」だったはずの「自衛隊違憲論」を引っ込めたのに加え、多くの議員が離脱して当時新たに結党された民主党に合流するなどして事実上空中分解し、
1996年の衆院選で壊滅的な惨敗を喫しています。
言い換えれば、当時の民主党は社会党出身者が多く参加しており、事実上、民主党は社会党の後継政党のような位置づけとなってしまったということでもあります(ただし「新党さきがけ」の武村正義代表らは「排除の理論」で民主党への参加を拒まれてしまいましたが…)。
野党議員が政権を握ったらメチャクチャになったという事例は、ほかにもあります。
2009年の衆院選で圧勝した民主党は満を持して政権を握ったものの、鳩山由紀夫政権時代に沖縄県普天間飛行場の移設問題でケチをつけ、鳩山首相が米国のバラク・オバマ大統領に「トラストミー」と言い放って不興を買うなどし、最終的には1年も経たずに鳩山政権は瓦解しています。
また、菅直人政権時代には、菅直人首相(当時)自身に対する外国人献金疑惑が持ち上がるなど、さまざまな不祥事を抱えていた状態で、2011年3月に発生した東日本大震災や福島第一原発事故への対応が強く批判され、政権は事実上瓦解。
最後は野田佳彦首相(当時)が政権を担ったものの、2012年には自民党総裁に安倍晋三総理が再選され、結局は野田首相が解散総選挙を決断し、衆院選で民主党の獲得議席数が2ケタだいと惨敗して政権を失い、以降、自民党は大型国政選挙で8連勝しています。
学習しない人たち
オールドメディア+野党議員のスキャンダル追及
ただし、オールドメディアと野党が結託して自民党を攻撃するという行動は、第二次安倍政権発足以降、酷くなりつつあるように見受けられます。その典型例が「MKS」と「統一教会」でしょう。
「MKS」とは「もりかけ問題」「さくらを見る会問題」のことですが、このうち「もりかけ問題」とは、「安倍晋三総理が内閣総理大臣としての地位を悪用し、個人的な友人が経営する学校法人に対し、何らかの違法な便宜を供与していた疑い」のことです。
ただ、この「もりかけ問題」、オールドメディアは「何がどう問題なのか」を定義せず、ひたすら「ムービング・ゴールポスト」的に、安倍総理を「怪しい」「怪しい」と追及し続けるというかたちで疑惑を引き延ばし、最大野党(当時は民進党)がこれに便乗するかたちで政権攻撃を続けました。
しかし、自分たちがそのスキャンダルを追及するなかで、民進党の村田蓮舫代表(当時)自身が二重国籍だった問題が浮上し、村田氏自身は党代表の辞任に追い込まれたうえ、民進党自体が衆院選に候補を公認しないというメチャクチャな決断を行って空中分解してしまいました。
小池百合子・東京都知事が主体となって結党された「希望の党」に合流するつもりだったのですが、小池氏自身が「排除の理論」を持ち出したことで、民進党は立憲民主党と希望の党に分裂し、その後は立憲民主党が野党第1党になり、希望の党が国民民主党に看板を掛け変えて現在に至ります。
こうした「スキャンダル追及」、「看板の掛け変え」、「集合離散」などを眺めていると、現在の立憲民主党を中心とする野党の行動は、社会党の時代からまったく変わっていません。そして、それらの特定野党を「報道しない自由」で擁護し続ける新聞・テレビを中心とするオールドメディアの行動も、罪深いものです。
自由・民主主義の敵としての「腐敗トライアイングル」、崩壊の兆し
結局のところ、官僚、メディア、野党議員などが持っている政治的権力、社会的影響力は、どれも国民から民主主義の手続、自由経済競争原理などを経て与えられたものを遥かに凌駕しているのであり、その意味で、彼らこそが「自由・民主主義の敵」という言い方もできるのではないでしょうか。
- 官僚機構が記者クラブ制度などを通じて限られたメディアに対してのみ情報を与える
- 情報を得たメディアは官僚機構などの意向に沿った報道をする。また、与党議員の不祥事はことさら大きく取り上げる一方、野党議員の不祥事については「報じない自由」を行使するなどして、野党議員を守る
- 野党議員は国会で政府・与党の足を引っ張るような行動ばかりとり、国民生活を人質に政局を仕掛ける
ただし、この「官僚」→「メディア」→「野党議員」という鉄の腐敗トライアングルは、いつまでも続くものではありません。実際、すでにこの真ん中の「オールドメディア」の部分から崩壊し始めているのです。
そもそも論として、すでに国民の間では、テレビの視聴時間とネットの利用時間で逆転が生じ始めています。
もともとテレビ視聴者は高齢層に偏り、若年層に行くほどテレビを見ないという傾向がみられたのですが、どの年代でもテレビ視聴時間が減り、ネット利用時間が上昇するなかで、2021年にはちょうど全年代でテレビ視聴時間をネット利用時間が上回りました(図表1)。
図表1 全世代・メディアの平均利用時間(平日、単位:分)
(【出所】総務省『令和4年版情報通信白書』図表3-8-1-3のデータを著者が加工)
こうした傾向が今後逆転する可能性は、おそらくはほとんどありません。むしろ、この差は開くばかりでしょう。
また、新聞に関しても、先日の『過去17年分の朝日新聞部数推移とその落ち込みの分析』などでも触れたとおり、部数は近年、絶賛急落中です(図表2)。
図表2 新聞発行部数
(【出所】一般社団法人日本新聞協会『新聞の発行部数と世帯数の推移』をもとに著者作成)
つまり、ネットの普及に伴い、新聞もテレビも、ものすごい勢いで社会的影響力を喪失しているのです。これが、「あと10年も経てば、新聞社のなかには潰れるところも出てくるし、NHKの受信料制度を維持するのも困難になる」と当ウェブサイトで予想している理由のひとつです。
世論操作は無効になる
そして、オールドメディアが社会的影響力を喪失すれば、どうなるか――。
まっさきに考えられるのは、官僚機構によるメディアを利用した世論操作の無効化です。
たとえば消費税などの税率の引き上げは、これまで、いくつかの新聞が中心となって「増税やむなし」の世論を作り上げてきたのですが、その前提となる「日本には国の借金が多すぎる」、「財政再建が必要だ」とする主張が虚偽であることが、徐々に世間にバレ始めているのです。
また、「NHKは公共放送だ」、「NHKの受信料制度は維持しなければならない」といった総務省のプロパガンダについても、すでにこれに納得しない国民が多数を占め始めている状況にあります。
なにより、私たち一般国民は、自民党などの政党に対し、生の声を伝えるすべを持っています。
たとえば官邸への意見や自民党への意見は誰でも提出できますし、もしご地元選出の国会議員の方がツイッターなどのSNSアカウントをお持ちであれば、ダイレクトメッセージなどのかたちで彼らに意見を伝えても良いかもしれないでしょう。
社会を変えるのは「あなた」かも?
著者自身の印象ですが、とくに与党の政治家の皆さんは、ツイッターやフェイスブックなどを通じて有権者の生の声を拾う努力をしています。よって、私たち一般人も、たとえばその政治家のツイッター・アカウントをフォローするなどして、気軽にコミュニケーションをとることができるようになっているのです。
さらに運が良ければ、「新宿会計士」自身のように、自民党の関係者などからフォローしてもらえることもあるでしょう。その意味で、世の中を変えるのは、案外、この文章を読んでいるあなたご自身なのかもしれません。
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先日「日本を売るエリートたち」という煽情的なキーワードが聞こえてきました。
いろいろ思い当たることがある。そうではありませんか。
「日本を売るエリートたち」を検索するとそれらしい
https://gendai.media/articles/-/102502
がヒットしました。
上記記事に関して、確かに”いろいろ思い当たることがある”のですが、
島田さんとは価値観(暗黙知?)が違う様で話が支離滅裂に感じました。
ただ、思考するには忘れてはならない視点だと思います。
もうとっくに問題は次のステージへと移っている。
官僚・メディア・野党の退潮は不可逆的な流れで止めようがない。
ただ彼らは「黒」と認識されているだけまだマシである。
これからは一見は「白」に見える「黒」「灰」が問題となる。
自民党の村上、林、河野、石破、野田…
彼らは典型的な一見は「白」に見える「黒」「灰」。
最近、左派メディアの岸田批判が強まっている。
案の定、セットで次期首相に河野の名前が挙がっている。
かつての石破と同様にこれほどわかりやすい例はない。
腐敗のトライアングルはそこに与党も巻き込んでいく。
我々は選挙で野党を壊滅させることはもちろん、与党からも慎重に選ぶ必要がある。
最近、NHKの女性アナウンサーが大河ドラマの脚本家にインタビューするところを見ました。「視聴者の皆様に何を訴えかけたいですか」に対し、「そんなことは考えたこともない。いつもどうやって笑ってもらうかを考えている(すばらしいご返事です)」。このおねえちゃんだったかおばはんは、人を啓蒙することが仕事だと思っているんでしょうね。
そういえば大昔のハリウッド全盛時、日本の映画は陰気臭くて嫌いだったのですが、「映画はエンターテイメントだ」とおっしゃっていた黒澤監督の作品は好きでした。
人様に自分の主義主張を押し付けようとするあちら系の人は、今やハリウッドもネトフリもぶち壊しつつあるようですが、そういうプロパガンダ映画は見ないだけではなく、積極的に低評価するという、ささやかなアンチノイジーマイノリティー・レジスタンス活動を実施中です。
おはようございます。
早朝からの記事更新をありがとうございます。
マスコミは本質的には営利法人です。何故か、NHKも公共放送と称しながら、民放と視聴率を争うような番組製作をしているのは理解出来ませんが。
発行する媒体は多くの利益を出すのが営利法人の目的なので、媒体が売れる内容に傾いていくのは当然のことと考えます。
その結果が政府、与党批判、閣僚や与党議員のスキャンダル報道、閣僚意向に沿った報道なのだと思います。マスコミが未だに芸能人のスキャンダル報道をするのも、「媒体が売れて、利益が出るから。」と思います。
野党議員のスキャンダルは媒体が売れない、与党議員のスキャンダル追求は媒体が売れる。
政局の偏向報道に依る世論誘導は、マスコミの報道を予言者のように的中させて、マスコミの媒体の価値を上げるためと思います。政治評論家と称する人の発言通りに政局が
進んで行くことは、単なる、政局に利権を持つ議員からのリークと考えられるのに。
ところが、ネット環境の普及でマスコミの発行媒体の「ウソ、大げさ、紛らわしい」裏事情がバレること、若しくは、マーケティングの誤りなのか、マーケティングの決定力を持つ人の思考が時代の流れから外れているのか、発行媒体の内容を変えられないのが、「マスゴミ」と称される原因と考えます。
官僚機構の独走も、若くしての高い地位や待遇によるエリート意識、学閥と称される古い考えの官僚の教育などと考えます。
野党議員も腐敗トライアングルに乗って居れば身分安泰なので、政治的信条は変えること、国民に奉仕するための勉強をしないなど、ある意味、議員としての「売り物」を変えられない。
結論としては、腐敗トライアングルのマーケティングミスが腐敗利権の崩壊の原因と考えます。
国会議員は、公職選挙法改正による選挙区十増十減による選挙区の変更により、議員の地盤崩壊に期待しています。
国勢調査の度に選挙区割りを変えていけば、国会議員の地盤崩壊に繋がり、政策、実行力など、国民の奉仕者としての資質が選挙で評価されることを期待します。
(この考えによる地方の政治的不利は、参議院改革による「一都道府県一議員」等に期待。)
マスゴミは時代の流れに乗ったマーケティング戦略を取った者が生き残ると考えます。時代遅れの頭の固い老害が戦略を決定しているマスゴミは生き残っていけないと考えます。
官僚は、腐敗トライアングルを破壊してからの自己浄化に期待するしかないのか?。申し訳ありませんが、官僚改革の妙案は思い浮かびませんでした。
腐敗トライアングルは、構成する何かが崩壊すれば、全てが崩壊、改革すると考えます。
時代の流れを読めない老兵は静かに利権から去るべきです。
マックス・ウェーバーの「カリスマ的支配」「官僚制支配(合法的支配)」「伝統的支配」という支配の三段階説は比較的当たっている理論だと思います。現在の日本は「伝統的支配」の状態だと考えるほうがよく,官僚組織も前例踏襲に大きく縛られています。会社でも前例に反することをしようとすると,ものすごく抵抗が大きいでしょう。NHKをはじめとするオールドメディアも同じだと思います。みんな多少の文句を言いながらも納得しているんですね。
ネットは本格利用が始まってまだ20年弱なので,microsoftとかgoogleとかappleというカリスマが支配してます。
「腐敗トライアイングル」、崩壊の兆し・・・これを後押ししている一つに 連日報道されている電通・オリンピック疑惑です。検察がどこまで究明できるかによって 崩壊が兆しで終わるか終わりの始まりになるか 大いに興味津々です。
ガス抜き、視線反らしの可能性もあります。
マスコミは(主要なネタ元であるためか)検察の行為の正しさをあまり検証しようとしないです。
どちらかというと、捜査報道には官僚とマスコミの関係の文脈を見出します。
報道される捜査情報は秘密のはずなので、世論誘導のために必要なものだけをリークすることが可能です。
政権がレームダック化したとき、ここぞとばかりにおかしな策動が横行するので、今こそ気を抜かず監視を強めないといけないと思っています。
>世論操作は無効になる
国民生活に目もくれず倒閣に終始したアベノセイダーズと不愉快な仲間たち。
「願わくば夢よもう一度!」の思い空しく、、”もりかけサクラ”も散りました・・。
非、問えぬアベの前の記事に同じ・・。(偏に風の前の塵に同じ?)クルシイデスネ。
*情報化されたこの社会で「立証責任の伴わぬ追及」は無力なのかと。
かつて竹下内閣はある調査で支持率が3%まで落ち込んだことがありました。
岸田内閣は何だかんだで30%程度は維持していますし、自民党の支持率も変わらず堅調です。
90年代以前でしたら、マスメディアに煽られて今頃与野党支持率が拮抗していたでしょうが、これもマスメディアの影響力の低下によるものでしょう。
>官僚機構によるメディアを利用した世論操作の無効化です。
これはこれで望ましい事なのですが、ネットはネットでtwitter等・正体不明の世論操作が横行していると思います。
なので、会計士様持論の
”縦横検証”
”事実と意見の峻別”
”前期を含め、自分の頭で考える事”
”上記を裏打ちする正しい知識”
”その基礎となる国語教育強化”
が非常に重要になってくると思います。
英語教育の早期化等の馬鹿気た亡国政策などサッサと止めて
国語・論理・倫理・情報処理の教育に力を入れて欲しい。
少子高齢化による人口減少を短期で逆転するのは難しいでしょうが、
上記教育改革で一人一人をパワーアップすれば国力は維持増進できると思います。
農家の三男坊 さま
>教育改革で一人一人をパワーアップすれば国力は維持増進できると思います
教える側に回ればいいのです。それで困る人たちがいるはずがないのですが、いるんですね。誰でしょう?
はにわファクトリー 様
レスありがとうございます。
愚民の方が統治しやすいと考える輩が居るのかもしれません。
しかし、それこそ井の中の蛙。
他国との競争に敗れ、国が亡くなれば自分たちもまた藻屑となる事が判っていない。もしかしたら、某国工作員でしょうか。
ところで
>教える側に回ればいいのです。
の文脈が追えません、ご教授いただけると幸甚です。
教育改革というと人任せというか、アベガー的というか、新聞記者的でオールドメディア的と当方には思えます。ところが詳しい人が教える=教え合うという体制は Youtube ではすでに実現ずみです。
これをどうみるかは実は政治思想的な立場のリトマス試験紙なのではと当方には思えるんですよね。ほら、なんとか発見器です。
はにわファクトリー 様
早速のレスありがとうございます。
成る程!Youtubeですか。そういう手もありますね。
ただ、教育品質という意味では品質確保とバラツキをどう抑えるか課題ですね。
会計士様持論は
”縦横検証”
”事実と意見の峻別”
”前期を含め、自分の頭で考える事”
迄です。
その後は”農家の三男坊”の主張です。
失礼しました。
>下手をすると並の国会議員を大きく上回る政治的権力を持っている財務省・財務官僚がその筆頭格でしょう
まさに「何とかに刃物」。