『月刊Hanada』がツイッター上で実施している、故・安倍晋三総理の国葬儀の賛否を問うアンケートでは、現時点では賛成が反対に対して優勢となっています。正直、ツイッター上のアンケートでは複数個のアカウントを持っている人による重複投票が可能ですので、どちらが優勢になったとしても、あまり意味はありません。ただ、それ以上に興味深いのは、「自分たちがやっているならば相手もやっているに違いない」、といった自己投影のようなものを感じ取ることができる、という点なのかもしれません。
本稿は「小ネタ」です。
雑誌『月刊Hanada』の編集部の公式ツイッター・アカウントが8月17日に、こんなアンケート・ツイートを発信しました。
本文で「あなたは安倍元総理の国葬についてどう思いますか?」とあり、選択肢は「賛成」、「反対」、「どちらともいえない」の3択です。
これについては先週時点で確認したところ、「反対」が「賛成」を上回っていたのですが、いつの間にか逆転し、現時点においては「賛成」が51%、「反対」が43.1%(残り5.9%は「どちらともいえない」)と、「賛成」が優勢です。
正直、ツイッター上のアンケート調査については、世論調査的な使い方をすることは難しいでしょう。
複数のアカウント・ホルダーによる不正投票なども発生し得るのに加えて、反対派が「賛成が反対を上回っている、反対に投票を!」などと呼び掛け、あるいは逆に賛成派が「反対が賛成を上回っている、賛成に投票を!」などと呼び掛けることがあるからです。
ただ、今回の投票で個人的に興味深いと感じたのは、日本共産党系と思しきツイッター・ユーザーによる投票者がかなり存在した可能性がある、という点でしょう。『月刊Hanada』編集部が日本共産党千葉県委員会の(安倍晋三総理の国葬に)「反対です」というツイートに返信したものがありました。
また、日本共産党以外にも、このアンケート調査への「反対」への投票を呼び掛けている、いわゆる「左派」的な面々もいらっしゃったようですが、この反対票も、もしかすると彼らの「動員」の結果なのかもしれません。
このあたり、当ウェブサイトとしては「日本国民の多数は安倍総理の国葬儀に賛成しているに違いない」、などと決めつけるつもりはありません。くどいようですが、ツイッターなどのネット・アンケート自体、賛成、反対いずれにもバイアスがかかる可能性があり、信頼できないからです。
ただ、興味深いのは、現時点で「国葬反対」という立場の方々によると思しき、「賛成多数となっているのは賛成派が動員をかけたからに違いない」、といったツイートが多数みられることです。なんだか、自己投影そのものに思えてなりません。
いずれにせよ、安倍総理の国葬儀についても、結局のところ、昨年の「東京五輪反対」と同じようなもので、直前まで「実施反対!」などとノイジー・マイノリティの方々が大騒ぎし、つつがなく終了してみたら「やって良かった」と思う国民が多数を占める、といった結果に終わるような気がします。
実際はどうなのでしょうか。今後に要注目、といったところでしょう。
View Comments (18)
「罵倒の言葉は自己紹介」という言説も聞き及びますが、さて…
…
◆裸猿さん 手露に小躍り ウッキッキ
(選者注:先頭漢字は音読み)
普通の日本人の死生観からすると、死者に鞭打つなど、まともな人間の感覚では無いと思うところなんですが、安倍元総理の国葬への反感は、ちょっと常軌を逸しているかに見えますね。
まあ、分からないではないです。憲法や法律に該当する項目がない(当たり前です)など、理由とも言えない理由で.裁判所に差し止め訴訟を起こす弁護士グループ、国民の心情にそぐわないなど、そう思うのはあなた方の思い込みに過ぎないんじゃないの、と言われても仕方がない言い分で、署名活動を展開すると息巻く、学者、文化人の面々。これらの人たちが、日本が歩むべき道などと喧伝してきた自虐的反日路線を全否定して見せたのが、安倍元総理その人ですから。これが国葬という形で多くの国民に受入れられ、公式に顕彰がなされてしまえば、彼らにとっては、立つ瀬が無いと思うのでしょう。
大半の日本国民にとって、安倍氏の国葬が、氏の事跡を改めて理性的に考える契機となれば、これまでに相当狭められてしまった彼らの棲息区間は、また確実に窒息状態に近づくでしょうから。
伊江太 様
>死者に鞭打つなど、まともな人間の感覚では無いと思うところなんですが、
その死生観はもろに中国や韓国、北朝鮮の死生観です。
>安倍元総理の国葬への反感は、ちょっと常軌を逸しているかに見えますね。
彼らはマスコミや野党が作り上げたアベと言う巨悪が対象なのでしょう。
安倍晋三氏とは別人です。
ところが彼らには見分けがつかないのです。
「国葬中止求めるオンライン署名呼びかけ 上野千鶴子・東大名誉教授ら」というニュースもありましたね。
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%9B%BD%E8%91%AC%E4%B8%AD%E6%AD%A2%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E7%BD%B2%E5%90%8D%E5%91%BC%E3%81%B3%E3%81%8B%E3%81%91-%E4%B8%8A%E9%87%8E%E5%8D%83%E9%B6%B4%E5%AD%90-%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%90%8D%E8%AA%89%E6%95%99%E6%8E%88%E3%82%89/ar-AA10YwPE?ocid=msedgntp&pc=W011&cvid=3e0f7252fabf41c5b5e21824d62e2cc0
(↑リンクってこんなに長かった? なんか間違えたかな)
他の発起人の面々を見ると、将に団塊の世代、全共闘、文系の方々で、こうなると時が経ち絶滅を静かに待つしかなさそうです。別に「〇〇は死ななきゃ治らない」ということではなく、1960年代のまま思考がストップした頭のアップデートは無理そうだし。
>>上野千鶴子・東大名誉教授 (笑)
左翼筋御用達学者の上野千鶴子さんは
長らく女性の人権を標榜する旗手ともてはやされました。
ところが戦後横着左翼の広告塔
鳥越俊太郎氏の東京都知事選で
被害女性の人権より鳥越氏のの下半身を選んでしまって
応援演説壇上に立ち、オール左翼で支持していた
菅直人センセらともに空前の大轟沈劇を演じて
笑いものになりました。
日本の終戦後の、闇市、
そして近いところでは総会屋と
混乱の中でのドサクサゆえの負の存在は
今ではほぼ消滅し乗り越えてきています。
あと未だに残っているのは、
しぶとい戦後横着左翼さんぐらいであり
戦後の総決算も時間の問題なのでしょう。
https://twitter.com/ShinjukuSokai/status/1561324487727104001
最近の左派の出来事と言えばやはりこれ。
平均年齢21歳(自称)による選挙ギャルズw
みずぽ、タムトモ、吉良、山添の4人の国会議員もノリノリで参加。
趣旨はなかなかおもしろい。
「無理サファリパーク」「憲法改悪ムリぽ~ん」もそこそこ味がある。
だがツメが甘いと言わざるをえない。
あやまんジャパンに依頼してギャル動員やギャル語の標榜を掲げるくらいしてほしかった。
https://twitter.com/mizuhofukushima/status/1561213157502496768
福島は極左アイコンへと昇華した。
みずぼっちからみずほっちへ。
ここまでやれれば本望だろう。
タムトモも殊の外うれしそうだ。
左派勢力は正攻法では保守に勝てないと理解している。
今後もこのような非対称戦略を繰り出してくるものと思われる。
朝日新聞同様に左派勢力からも目が離せないと言える。
反対している方々の主張に「自分の納めた税金を使われるのが許せない!」と言うてるのがありますが、それ見る度に、じゃあ申請したら一人分の国葬費の返金してもらえるようにでもすれば?手数料当人持ちで。と思ってしまいますわ。
「もりかけ」、「夫婦別姓」、「同性婚」など、ふだん法的根拠のないことを主張している人達が何を言っているんだか。
反対運動を繰り広げている面々が、集団的自衛権のときの顔ぶれと全く重なっているのが興味深い。落合恵子さんとか、あの人とかこの人とか。そしてこのような面々を日頃から重用している、NHKを含むテレビ・ラジオ各社の動向もまた興味深い。
>自分たちがやっているならば相手もやっているに違いない」、といった自己投影
パヨクの専売特許じゃないですか。
>昨年の「東京五輪反対」と同じようなもので、直前まで「実施反対!」などとノイジー・マイノリティの方々が大騒ぎし、つつがなく終了してみたら「やって良かった」と思う国民が多数を占める、といった結果に終わるような気がします。
わが意を得たりのコメントです。ありがとうございました。