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少数政党の出現:自民党は比例でむしろ議席を減らした

少数政党が議席を得て、政治的に意味はあるのか

「自民党は圧勝」?たしかに議席全体では改選過半数を獲得するなど、自民党が大いに躍進しました。ただ、比例代表だけを眺めてみると、また違った景色が見えてきます。じつは、比例代表では前回と比べ1議席減少しています。そして、立憲民主党、公明党、日本共産党といった古い政党も議席を減らしているのですが、その分、誰が躍進したのかが気になります。詳細を眺めていくと、日本維新の会に加え、れいわ新選組、参政党、N党といった新興勢力が伸びているのです。

新勢力図

参院比例の分析から見えてくる日本の姿
  • 自民党は比例では「躍進」とは言い難い
  • 立憲民主党は事実上の大敗北
  • 日本共産党と公明党は「ジリ貧」
  • 日本維新の会は躍進したが…
  • 社民党は3年後に政党要件消滅?
  • 少数政党は議席を得ても法案提出権はない

昨日行われた参議院議員通常選挙の結果、自民、公明両党の改選後合計議席が過半数に達した、とする話題については、先ほどの『今回の参院選を「改憲派の勝利」とみるべきでない理由』でも詳しく報告したとおりです(改選後勢力図については図表1にて再掲しておきます)。

図表1 2022年7月・参議院議員通常選挙の結果
勢力 今回 非改選 合計(増減)
自民 63 56 119(+8)
公明 13 14 27(▲1)
維新 12 9 21(+6)
国民 5 5 10(▲2)
立憲 17 22 39(▲6)
共産 4 7 11(▲2)
れいわ 3 2 5(+3)
NHK 1 1 2(+1)
社民 1 0 1(±0)
参政 1 0 1(+1)
諸派 5 7 12(▲2)
合計 125 123 248

(【出所】参議院ウェブサイトおよび各種報道をもとに著者作成)

比例で見た「参院選」

比例代表で見ると、自民党は50議席中18議席にとどまる

これで見ると自民党は「危なげなく勝利を収めた」、という評価もできるかもしれませんが、その一方で比例代表に限定してみると、自民党が「圧勝」とはいいがたい状況にあります。自民党が獲得したのは50議席中、18議席にとどまっているからです(図表2)。

図表2 2022年7月・参議院議員通常選挙・比例代表の状況
勢力 獲得議席 得票・得票率
自由民主党 18議席 18,258,791票(34.40%)
立憲民主党 7議席 6,769,854票(12.80%)
公明党 6議席 6,181,431票(11.71%)
日本維新の会 8議席 7,845,985票(14.80%)
日本共産党 3議席 3,618,342票(6.80%)
国民民主党 3議席 3,159,045票(6.00%)
れいわ新選組 2議席 2,319,159票(4.40%)
N党 1議席 1,253,875票(2.40%)
社会民主党 1議席 1,258,621票(2.40%)
参政党 1議席 1,768,349票(3.30%)
合計 50議席 52,433,452票

(【出所】各社報道の速報値より著者作成。なお、合計欄に「100%」と記載していない理由は、上記図表に諸派・無効票などを集計していないため)

得票数でみれば、自民党が獲得したのは全体の約34%で、連立を組む相手である公明党とあわせても50%には達しません。その一方で、議席を獲得した野党は得票率で50%を超えています。仮にすべての野党が単独の政党だったとしたら、自公両党は比例で過半数を失っているという計算でしょう。

自民党は2016年と比べれば200万票近く減らした

これに関しては過去からの動きでもわかります(図表3)。

図表3 自由民主党の過去4年分の議席・得票率
年度 獲得議席 得票総数と得票率
2013年 18議席 18,460,335票(34.68%)
2016年 19議席 20,114,788票(35.91%)
2019年 19議席 17,712,373票(35.37%)
2022年 18議席 18,258,791票(34.40%)

(【出所】2013年から2019年までの数値は総務省『選挙関連資料』の『得票順党派別得票数(比例代表)』【※エクセルファイル】、2020年の数値は各社報道の速報値より著者作成。以下同じ)

これによると自民党はむしろ前回・2019年や前々回・2016年の選挙と比べ、得票では200万票近く減少し、得票率も下がり、獲得議席も1議席減っていることがわかります。2019年以降の選挙では定数が3増えているにもかかわらず、です。

立憲民主党はもっと悲惨な状況に!

では、自民党が減った分はいったいどこに行ったのでしょうか。立憲民主党でしょうか(図表4)?

図表4 民主党・立憲民主党の過去4年分の議席・得票率
年度 獲得議席 得票総数と得票率
2013年 7議席 7,134,215票(13.40%)
2016年 11議席 11,751,015票(20.98%)
2019年 8議席 7,917,721票(15.81%)
2022年 7議席 6,769,854票(12.80%)

(【出所】図表3に同じ。なお、2013年については民主党、2016年については民進党)

現在の立憲民主党は2016年時点では民進党、2013年時点では民主党、といった具合に、集合離散を繰り返しているため、大変にわかり辛いのですが、同じ「立憲民主党」として比較可能な2019年と比べて、得票を100万票以上減らしており、議席も1つ減りました。

立憲民主党は2020年に国民民主党の大部分との再合流を果たしていたことを思い出しておくと、実質的には「ただの1議席」では済まないほどの、勢力の大幅な後退です。

維新は躍進したのだが…

こうしたなか、「維新」(2013年と2019年、2022年は「日本維新の会」、2016年は「おおさか維新の会」)については、今回の選挙では比例代表で過去最多となる785万票を獲得し、立憲民主党を100万票以上上回りました(図表5)。

図表5 日本維新の会の過去4年分の議席・得票率
年度 獲得議席 得票総数と得票率
2013年 6議席 6,355,300票(11.94%)
2016年 4議席 5,153,584票(9.20%)
2019年 5議席 4,907,844票(9.80%)
2022年 8議席 7,845,985票(14.80%)

(【出所】図表3に同じ。なお、2016年についてはおおさか維新の会)

日本維新の会は議席も3議席上積みしており、自民党、立憲民主党の両党への不満を持つ有権者の事実上の受け皿となったという可能性がうかがえます。前回と比べて3議席、前々回と比べて4議席の増加はたしかに「躍進」です。

ただ、事前の予想によれば比例で立憲民主党を「大きく上回る」、といった可能性もあったのですが、現実には1議席上回ったのみだった、というのも興味深い点です(やはり「あの議員」が嫌気されたのでしょうか?)。

社民党はしぶとく残るが、共産・公明は順調に減少

ここで、自民、立憲民主の減少要因についてもう少し見ていく前に、ついでにほかにもいくつかの政党についてみていきましょう。

今回、政党要件の充足が危ぶまれていたとされる社民党に関しては、意外なことに、3年前の2019年と比べて得票率は少しだけ盛り返しています(図表6)。福島瑞穂党首が立候補なさったからでしょうか?

図表6 社民党の過去4年分の議席・得票率
年度 獲得議席 得票総数と得票率
2013年 1議席 1,255,235票(2.36%)
2016年 1議席 1,536,239票(2.74%)
2019年 1議席 1,046,012票(2.09%)
2022年 1議席 1,258,621票(2.40%)

(【出所】図表3に同じ)

ただし、福島党首ご自身が6年に1回立候補されているという事実を踏まえるなら、2022年は2016年と、2019年は2013年と比べるべきかもしれず、そのように考えると、やはりジワジワと得票数が減っている様子がうかがえます。2025年の選挙で「2%」を割り込むかどうかには期待したいところです。

それよりも注目すべきは、日本共産党と公明党でしょう。

まず、日本共産党に関しては、2016年の選挙では600万票以上を獲得し、得票率も10%を超えていたのに、今回の選挙では一気に240万票も減少し、得票率は6.8%にまで下がってしまいました(図表7)。

図表7 日本共産党の過去4年分の議席・得票率
年度 獲得議席 得票総数と得票率
2013年 5議席 5,154,055票(9.68%)
2016年 5議席 6,016,195票(10.74%)
2019年 4議席 4,483,411票(8.95%)
2022年 3議席 3,618,342票(6.80%)

(【出所】図表3に同じ)

獲得議席も少しずつ減ってきており、2022年の3議席は2019年と比べ1議席、2016年と比べれば2議席も少ないものです。やはり、日本共産党の支持層は高齢者に偏っている、という仮説については、正しいのかもしれません。

そして、こうした傾向は、公明党に関しても指摘できます(図表8

図表8 公明党の過去4年分の議席・得票率
年度 獲得議席 得票総数と得票率
2013年 7議席 7,568,082票(14.22%)
2016年 7議席 7,572,960票(13.52%)
2019年 7議席 6,536,336票(13.05%)
2022年 6議席 6,181,431票(11.71%)

(【出所】図表3に同じ。なお、2016年についてはおおさか維新の会)

公明党は得票率だけで見たら3回連続して低下しており、獲得議席も今回は1議席減って6議席にとどまりました。一般に「組織票に強い政党」は、今後、支持層の若替えに失敗していけば、もしかするとジリ貧の未来が待っているのかもしれません。

とくに、日本共産党の3,618,342票(6.80%)という数値は、国民民主党の3,159,045票(6.00%)とほとんど変わりません。日本共産党の場合、放置しておいても、そのうち泡沫政党に転落するという可能性は十分にあります(もちろん、油断は大敵ですが…)。

新興政党が議席を得る

ただし、れいわ新選組が2,319,159票(4.40%)を獲得していることを踏まえると、日本共産党の支持層がれいわ新選組に流れた、といった可能性は否定できません。

また、N党は1,253,875票(2.40%)で1議席を獲得しましたが、前回、「NHKから国民を守る党」が987,885票(1.97%)だったことを考えると、同じ1議席でもいちおうは「躍進」です。また、新興政党である参政党はこれを上回る1,768,349票(3.30%)を獲得しています。

このように考えていくと、既存政党に不満を持つ有権者層の票が、「れいわ」「N党」「参政党」といった新興政党に流れている可能性は十分にあります。この3党だけで得票率は10%を超えており、自民党の3分の1に達しているからです。

すなわち、自民党(や立憲民主党)の議席を奪ったのは、維新に加え、じつはこうした「少数政党」の躍進、という側面が強いのではないでしょうか。

この点、とくに参議院の比例代表の場合、「少数政党にとって議席を得るのが容易である」という特徴があるのかもしれません。

しかし、これらの政党に投票した方には大変申し訳ないのですが、現在のように自公だけで衆参の過半数を押さえている状況が続いている限り、比例代表で1議席や2議席を獲得したところで、政治を変えるだけの推力が生まれるというものでもありません。

だいいち、法案を提出するには、衆議院で20人以上、参議院で10人以上の賛同者が必要であり、「予算を伴う法律案」である場合には、そのハードルは衆議院で50人以上、参議院で20人以上に上がります。しがって、数議席の政党にできることは、事実上、ほとんどありません。

「まじめに国会議員としての仕事に取り組んだとしてもなかなか成果が上がらず、そのうち有権者に飽きられ、仕方がなしに既存の大きな政党に合流する」――。

これまでに何度も何度も見てきた「少数政党」のパターンです。

こうしたパターンが再現されるか、現在の社民党のように「一部のコア層」に訴求するだけの「利権野党」に成り下がるか、それとも大きく飛躍して立派な国政政党として躍進していくか。これらの新興政党が今後、どのような成果を上げるのかは彼ら次第でしょう。

自民党は仕事に取り組め

いずれにせよ、野党の皆さんにはくれぐれも、「週刊誌片手にスキャンダル追及して政府・与党の足を引っ張る」のが国会議員の仕事だと勘違いしないでいただきたいと思いますし、私たち有権者としても、今後の選挙を通じてそのような議員の皆さんを少しずつ退場させていく必要があるでしょう。

そのうえで、自民党の皆さんは、今回の参院選が自民党に対する無条件の信任ではないことを肝に銘じたうえで、安倍総理の遺志を継ぎ、政権公約でもある憲法改正、経済政策、外交・安全保障などに力を入れ、国民からの信頼を得てほしいと願うものです。

新宿会計士:

View Comments (30)

  • 私の選挙区では、脱糞民主党参議院幹事長を務め数々の問題行動を起こして来た人物が落選し、自民党新人が当選し議席奪還を果たしました。

    私は過日新宿会計士殿の提案と、挙げて下さった派閥リストを確認した上で投票したのが、まさにこの結果通りでした。私の一票が死に票にならなくてよかったです。新宿会計士殿にお礼を申し上げます。

  • 私も同じような集計をして確認しました。

    メディアの『自民大勝』は大ウソで、立民と共産がコケただけですね。
    左派で媚中媚韓のメディアはよほど安全保障に触れたくないのだと見ています。

  • 私は自民党が神の如き狡知に長けた最良の選択を続けてきた政党とは思いませんが、一応自民党の現状が全て自民党の合理的な戦略選択の結果と見做して考えれば、弱小政党や公明党、統一協会などはゴマメの歯軋りであって少数党が分立すればするほど政権党には有利な運営が可能と言う戦略に見る事ができると思います。
    ただそうすると改憲の様な大きな事は何も出来ない。またそればかりでなく、ゼレンスキーウクライナに突如襲いかかるロシアの図の様な急迫不正の侵略に直面した時に、なんとも身動き取れないグダグダに陥り大きな被害を被るのでは無いかと感じてしまいます。
    今回の新宿会計士さまの論考の「得票総数で見る」と言う視点は日共の赤旗新聞が毎回念入りにやって居まして、懐かしく読みました

  • 公明が衰退するイコール自民が票をとれなくなる、ということなんですけどね、自民党はすでに宗教組織票の薬漬け状態ですから。

    若者の支持率がどうであれ、あと数十年はシルバー民主主義体制が続く以上、その影響は全体的に受け続けるため、流れとしては今の状態を維持することになると思います。

    そもそも野党共闘政権交代などといっているのはお花畑の左派だけですから、どうあがいても分断状態を維持することになります、ですから自民支持派の方は安泰ですし、よかったじゃないですか。

    このままの状態が続く以上、衰退するルートは確定しているので、富の分配ならぬ、苦しみの分配について永遠と議論することになるだけです。

  • 今回選挙中のツイッターですが、複数の少数政党の支援者が、銃撃事件が起こると大喜びでお祭り騒ぎをしていたのを見ました。それへの批判に対してもとても攻撃的で、外敵に一致団結するカルトっぽい雰囲気すら感じました。
    支援者すべてがそうでは無いと思いますが、そういう人たちの受け皿になっているかも知れません。

    それ系(私の主観です)の政党は、2019参院選と比べて少し得票率が増えているようです。
    2019参院選:5.29%(れいわ、オリーブ、幸福)
    2022参院選:8.56%(れいわ、幸福、参政、ごぼう、第一)

    記事で扱われなかった国民民主は議席減ですが、前回衆院選が5%弱で、今回6%弱なので、支持そのものは増えたようです。
    立憲・共産↓ 維新・国民↑ の傾向は続いているようです。

  • 立・共・公の比例票が減ってるのは、ボリュームゾーンの高齢者層の人口が減ってるからでしょうね
    特に立共の減少率は酷く、上がり目も無いと思われます
    れいわが少し増えましたが「若者はれいわ支持」というのは、いつもの様に左翼プロパガンダで、
    世論調査から支持の分厚い層は40~50代で「左翼だが立共に未来無し」と思ってる、中年左翼の様です

    >「自民党は仕事に取り組め」 とある様に、岸田政権は、普通に経済・安保・外交・内政という、
    主要課題をまともに真っ当に進めて欲しい。財務省一家という尻尾を出さずに。
    普通に平押しすれば、もはや立共などに未来は無い

    立共などはもう敵では無い。敵は自民党内の権力闘争であり、財務省だと思います
    安倍氏という巨人が不在になった今、次に真っ当な保守政策のリーダーシップを握るのは誰なのか?
    高市氏なら良いのですが、彼女にそれができるのか? 安倍氏だって初政権はポシャったし、
    皆が認めるリーダーになるまで10年かかった。今の高市氏にそこまでの求心力があるとは思えない

    あとは麻生は81歳だし安倍氏に能力はだいぶ劣る シェイシェイや世耕は小物過ぎ、
    リンホーセイも論外、河野はそもそも左派、小泉レジブクローはそもそも政治家の資質が無い
    菅氏は番頭タイプだしそんなに熱意も無い。キッシーは宏池会の検討史(しかし使い様はある)

    誰がやるんでしょうね? ほぼ予想通りの結果だった参院選より、今後の方が心配だ
    あの頭の足らないテロ犯は大変な事をしてくれたよ。誇張じゃなく世界の歴史を変えかねない事を・・
    あそこ、奈良県住みの私の散歩場所の一つなんですよね。衝撃映像の場所を右(東)に15分ほど歩けば平城宮跡公園です
    私の歩いた場所の数M先で殉難があり、週末から力抜けて今も鬱ですなあ・・・

  • 野党・少数政党の当選者の中にダァァァ〜
    な方々がちらほら(与党もだけど)いるのが本当に脱力で、単に国会や選挙をお祭り騒ぎだと考えてる有権者がいるのが悲しい。

    基本的な事でずっと疑問に思っている事なんですが、なんで国会での与党への質問時間と配分は野党第一党に裁量権があるんでしょう?
    建前上(当地神奈川選挙区は一票の格差が最大の地で、一番差がある他県の1/3しか票の重さがありません)全国有権者に平等に選ばれた国会議員には政党なんか関係無く平等に議員として活動する権利があるべきだと思うのですが?
    泡沫政党や無所属議員に質問機会は平等ではない不思議。

    国家の答弁って野党第一党になった所の筋書きと演出で猿芝居繰り広げるショーなんですか…あぁもりかけさくらとかはショーだったけど(最悪で無意味な)…

    そんな配分、国会議長がやればいいのに。

    •  返信失礼します。

      >がみ様

       何時から始まったのかは知りませんが、与党と野党第一で話し合い、野党第一が振り分けるのが伝統の様子。

      https://www.jiji.com/jc/v8?id=20220603seikaiweb

       明文化されていない慣習や伝統も大事な決まり事ではありますが、立憲共産党が時間振り分けを権力として悪用する因習と化している以上、桜を見る会のなんとなく毎年予算上昇を食い止めた時の様に、法律で制限した方が良いと思っています。各政党最低質問時間を例えば15分、20分と保証し、後は議席数に応じて+されると決めれば余計な権力は減りますね。それをやるかどうかは正直疑問ですが。

       安倍総理の暗殺でも判る様に、性善説、過度の楽観(そして特定方向への過度の悲観)が好きなのが日本人なので、私達の代表である政治家もその辺考えたり変えたりするのは億劫なのでしょう。

  • 毎日買い物をしている家内に「物価が上がった実感ある?」に対する返事は「パンが値上がりしたけど他はそんなに感じない」
    円安の影響でこれから物価は上がるのだろうけど、選挙期間中は争点とするほどでもなかったということだろう。このあたりに立憲民主党の足腰の弱さ、センスのなさを感じる。
    失うべくして失った票、議席ということか。

  • いつものことですが、選挙結果の
    分析はそれぞれの立ち位置で
    好き勝手言ってます(笑)
    立憲民主党支持者の人たちは
    自民が卑怯な弔い合戦(?)を
    繰り広げた歪んだ結果???
    とかネットに書込みしています。

    私は、
    もっと減ると見られた立憲民主党が
    安倍総理暗殺事件が起こってしまい、
    投票率の伸びで結果的に一番得を
    したのではないか?と感じています。
    その理由は、
    ①事件を受け自民優勢が予想される中
     自民圧勝はいけないと漠然と
     思った人たちが投票所に行った。
    ②いざ自民以外の党名を書こうと思った時
     暗殺事件がなかったら躊躇する
     CLP BJ、脱糞疑惑をわすれてしまって
     野党第一党の名前を書いた。

    こうしたことが立憲民主党の議席減を
    小幅におさえたのでは?と推測しています。

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