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    Categories: 外交

ロシア軍苦戦の一方、双方で停戦に向けた機運も醸成へ

凍結されたロシアの外貨準備を使ってウクライナ復興資金に充てては?

ロシアによるウクライナへの侵攻から20日が経過するなか、双方に停戦への機運が出ているとの報道もあるようです。具体的には、ウクライナ側がある程度、ロシアの要求を呑む形で、「中立化」を宣言し、それと引き換えにロシアがウクライナから撤収する、というシナリオです。そうなった場合には、いったい何が考えられるのでしょうか。

英国情報によれば、「ロシア軍はかなりの苦戦中」

日本から遠く離れたウクライナに関する情勢を巡っては、大変に気になるところでもあります。

こうしたなか、当ウェブサイトでは最近、英国防衛省による『インテリジェンス・アップデート』をときどき紹介しているのですが、これをそのまま信頼するならば、ロシア軍はかなり苦戦を続けているようです。

ツイート内容を文字起こししておくと、こんな具合です。

  • Russian forces are struggling to overcome the challenges posed by Ukraine’s terrain.
  • Russian forces have remained largely tied to Ukraine’s road network and have demonstrated a reluctance to conduct off-road manoeuvre. The destruction of bridges by Ukrainian forces has also played a key role in stalling Russia’s advance.
  • Russia’s continued failure to gain control of the air has drastically limited their ability to effectively use air manoeuvre, further limiting their options.
  • The tactics of the Ukrainian Armed Forces have adeptly exploited Russia’s lack of manoeuvre, frustrating the Russian advance and inflicting heavy losses on the invading forces.

ロシアの戦費問題、そして経済・金融制裁

簡単にいえば、「ロシア軍はウクライナの地形に苦戦している」、「ロシア軍はオフロード作戦に後ろ向きであり、依然としてウクライナの道路網に沿って部隊を展開している」、「制空権も十分に取れていない」、といったものでしょう。

これに加え、ウクライナ側が橋を破壊したり、ロシア軍の機動力を奪ったりする作戦が功を奏しているため、結果的にロシア軍の軍事作戦はかなり制約を受けている、といった指摘です。

もちろん、英国の発表ですので、これを「盲信すべきでない」と考える人がいることは事実でしょうし、発表内容がウクライナ側に有利となるようなバイアスがかかっている可能性があることも否定はできません。

しかし、『ウクライナ戦争が長引くこと自体ロシアへの打撃となる』でも述べたとおり、とある試算によれば、ロシア軍には戦争が1日延びるだけで2.5兆円相当の戦費がかかっているとの報道もあります。

ロシアによるウクライナ侵攻から2週間が過ぎようとしていますが、ロシア軍が苦戦しています。「ロシア軍の戦費は1日あたり2.5兆円に達する」という試算が正しければ、現時点までに35兆円という途方もない戦費がかかった計算ですし、ロシアの社会・経済に対する打撃はそれだけではありません。さまざまなコストを強いているのです。また、今後の展開としては、「セカンダリー・サンクション」も十分視野に入って来るのではないでしょうか。戦況アップデートウクライナ戦勃発から2週間本日で、ロシアによるウクライナ侵攻から2週間が...
ウクライナ戦争が長引くこと自体ロシアへの打撃となる - 新宿会計士の政治経済評論

これに加え、西側諸国の経済・金融制裁は、ロシア経済に少なからぬ打撃を与えているようであり、ロシアとしても戦闘の継続は難しいものとなっている可能性は十分にあるでしょう。

ウクライナ側も抵抗は限界に?

もっとも、ウクライナ側の抵抗も、そろそろ限界を迎えつつある、との指摘が出ています。英メディア・BBCの報道によれば、ロシアのウクライナ侵攻から20日が経過するなかで、食糧不足、医療リソース不足が深刻化している地域もある、とのことです。

ウクライナ大統領がNATO加盟は「できない」と見解、市民は食料不足 ウクライナ侵攻20日目

―――2022/03/16付 BBC NEWS JAPANより

その意味では、ウクライナ側も抵抗が限界を迎えつつあるのかもしれません。

これに加え、BBCによれば、ゼレンスキー大統領が「ウクライナはNATOのメンバーではない」、「NATOへの門戸は開かれていると言いながら、実際には加盟できない。このことは事実」などと述べたのだそうですが、この発言についてBBCは次のような見解を述べています。

ウクライナにある種の中立的地位を求めるロシア側との合意に向け、譲歩を示唆している可能性があるともとれる」。

なんだか、非常に気になる記述です。

双方で停戦への動きも?

こうしたなかで、昨日はロイターも、ロシア、ウクライナ双方が停戦に向けて妥協点を探る動きに出ていると報じています。

Russia and Ukraine looking for compromise in peace talks

―――2022/03/16 22:27 GMT+9付 ロイターより

ロイターによると、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシアとの協議が「より現実的になって来た」と述べる一方、ロシア側もセルゲイ・ラブロフ外相はウクライナ側がロシアの要求する「中立」をある程度受け入れる可能性がある、などと述べたのだそうです。

また、ロシアのタス通信によると、ウラジミル・メディンスキー大統領補佐官は「ウクライナとの交渉は困難を極め、進捗も遅いが、ロシア側はできるだけ早く平和を達成することを心から望んでいる」などとしたうえで、ウクライナを「平和で中立で友好的な国家にすること」が目的だと述べています。

Talks with Ukraine are hard, Russia for peace as soon as possible — chief delegate

―――2022/03/16 18:49付 タス通信英語版より

ロイターにしてもタス通信にしても、ウクライナが「中立化」というロシア側の要求をある程度受け入れることを前提に、停戦が合意される可能性がある、とする共通点があります。

つまり、ウクライナがある程度はロシアの要求を呑み、いったんはロシア軍がウクライナから撤収する、という可能性については、織り込んでおく必要はあるのかもしれません。

仮にウクライナからロシアが撤収したら?

もっとも、仮にロシアがウクライナから撤収した場合であっても、国際社会がロシアに対する制裁をただちに解除するかどうかは微妙でしょう。少なくとも多くの西側諸国は、「ロシアが国際法に違反してウクライナに軍事侵攻した」と考えているからです。

したがって、ロシア側からウクライナ側に対する何らかの補償を求める動きが出てくる可能性もありますし、(法的に可能なのかどうかは別として)西側諸国が差し押さえているロシアの3000億ドルとされる外貨準備を、ウクライナ復興資金に充てる、という構想も出てくるかもしれません。

当初のロシア側の目的に、ゼレンスキー政権の排除が含まれていたと考えられる(※著者私見)なかで、ゼレンスキー政権が退陣せずにロシア軍が退却した場合は、ロシアにとっては「目標を達成せずに撤兵した」ことになりかねません。

一般に、独裁政権は対外戦争の敗北にとても弱く、ロシアにとっては退却が「敗北」を意味するものであっては困るはずです。ウラジミル・プーチン大統領の求心力そのものの問題にも直結するかもしれないからです。

したがって、ロシア側がウクライナからの撤退にどのような理屈をつけるのかについては、見るべきポイントのひとつではないでしょうか。

いずれにせよ、現在のところは、ウクライナの人々の無事を祈らざるを得ないと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (18)

  • 予想が外れて良かったのか悪かったのか、よく判りませんが。
    私は当初、1週間もかからずにキーウ陥落と思っていました。痩せても枯れても大陸軍国のロシアですから。
    しかし、なんですか!あの体たらくは!?
    ww2当時のドイツの電撃作戦はもっと手際が良かったでしょう。アドルフ君が鼻で嗤ってますよ。
    一説ではウクライナ側(と言う事は米)のドローンによる情報収集と攻撃が予想以上に効果があるのだそうです。
    その所為か、ロシアは中国に攻撃用ドローンの供給を依頼したとも言われています。ついでに食料も。
    幾らエンジンを使い捨てなければならない戦闘機でも、短期戦なら有効と思ってましたが、これも対抗策があるようで、制空権も取れていない様です。
    この戦争で対戦車戦や市街戦の在り方が変わるんでしょう。というより、変わった戦争を、米は実地に試しているのかも知れません。
    J隊もじっくり観察してると思います。
    だからと言ってロシアを侮っては行けないのでしょう。なにしろ核保有国ですから。

  • ウクライナが苦しいのは最初から判ってたけど、ロシアがここまで強くないとは思わなかった
    市長誘拐して逮捕監禁罪しておいて、外国人傭兵含む救出部隊に早々に奪還され、指揮する露士官の首(今戦争4人目)まで失うとは、うん映画化決定❗

    • >露士官の首(今戦争4人目)

      これはひょっとして、背中から撃たれてるんじゃないか、と思ってるんです。
      そんなに上手く、ウクライナの流れ弾が指揮官にばかり当たる、ってのも可笑しな話なので・・・

  • 「中立で友好的な」ソレ、当該国が自称するならまだしもそれ以外から観てそう形容できる状態て"中立"でっか?
    ロシアのコレマデもやってきたコトから、連中の「停戦」は信頼感乏しいっすなぁ

  • プーチン氏が中立化・撤退に際しどんな理由を述べようとも、諸国にすれば内政干渉の強行でしかありません。

    きっと、経済制裁で”おどろおどロシア”な未来が待っています・・。

  • 今朝の読売朝刊が1面で報じたところによると、タス通信がロシア高官の話としてウクライナの武装中立化というあたりで合意ができつつあると報じたとのこと。それが事実であるとすると、残るはウクライナ南東部のロシア系住民居住地の取り扱いということになります。ロシアに編入するのか、それとも名目的な自治共和国か何かにするのかはわかりませんが、ロシアが着々と既成事実化を進めている状況なので、全域からロシアを撤退させることは難しいような気がします。
    武装中立化を法的に保証するものとして考えられるのは、以下の一文を含んだ不可侵条約をロシアとウクライナとの間で締結するという方法が考えられます。
    「両締結国は、一方の国が第三国から武力侵攻を受けた際、局外中立を宣言し、かつ中立を維持することとする」
    つまり、仮にNATOとロシアとの間で武力衝突が発生したとしても、ウクライナは双方に対して一切の便宜供与を行ってはならず、もしいずれか一方がウクライナの中立を侵そうとしたら、実力ででもそれを排除しなければならないということです。これにより、ロシアはウクライナを経由したNATO軍侵攻の心配をしなくても済むようになります。
    なお、かつて日ソ中立条約を一方的に破棄した前歴を持つロシアが不可侵条約など守るはずがないという意見もあろうかと思いますが、案外ロシアはそういうことを気にする国でもあるという一面を持っています。実際、1970年代になっても、ロシア(当時はソ連)の学術雑誌には日ソ中立条約を一方的に破棄したことを正当化しようとする論文(関特演を言い訳にしていたとか)が掲載されていたという話もあります。ロシアが信用ならない国であるという見方には基本的に賛成しますが、ロシアが国家間条約など全く気にせず踏みにじる国だという決めつけには必ずしも賛成はしません。条約履行を保証する何らかの仕組みが必要であるかもしれませんが、それ以上のことまでは不要だろうと考えます。

    さて、仮に上記のような形で事態が決着した場合、結局のところ、ロシア軍侵攻前と大きな違いはないということに気が付きます。へルソン州の帰属についても、交渉結果を見なければわかりません。ただし、これまでは潜在的なものであったロシアとウクライナとの間の感情的対立はおそらく修復不能なほどに顕在化したでしょうし、ウクライナの国土と国民は大きく傷つきました。そして、ロシア側にしても、ロシア軍は少なからぬ損害を被り、非常に厳しい経済制裁を食らう羽目になりました。「後始末」に長い時間と多大な費用が必要になるのは明らかですが、誰がどのように負担し、どのように支援していくのか、よくわかりません。ただ、何かが壊れ、修復は不能なんだろうなと感じ、どこまで影響が波及していくのかも見えないという状況にきっとなるんだろうなと思います。

    • >ロシアとウクライナとの間の感情的対立
       これが大きいと思います。ひょっとすると、1世紀かかっても修復不可能かもしれません。ロシアの長期的負債ですね。
       イソップ寓話の「太陽と北風」はロシアでは知られていないのでしょうか。それとも独裁者はこんなものなのでしょうか。

      • あと10年放置したら感情的対立はさらに悪化するので
        今が最後のチャンスとロシアは考えて、ウクライナ侵攻したらしい
        これは、もしかしたら日韓関係を見て判断したかも(笑)

    • > ロシアが国家間条約など全く気にせず踏みにじる国だという決めつけには必ずしも賛成はしません。条約履行を保証する何らかの仕組みが必要であるかもしれませんが、それ以上のことまでは不要だろうと考えます。

       甘いですね。
       ロシアは朝鮮同様、約束を守らない国です。
       ロシアが気にするのは国家間条約ではなく、条約を破った事によって浴びせられる批判、悪評です。それさえ平気で嘘をつき、己の嘘を宣伝してごまかそうとする国です。
       日露間樺太島仮規則、ブレストリトフスク条約、日ソ中立条約、START Ⅱ、全てロシアが破りました。ウクライナに関するものだけでも、ブダペスト覚書、ミンスク議定書、ミンスク2合意はロシアが踏みにじり、今回の侵略に至ってます。
       ロシアと条約結ぶ時は条約履行を保証する仕組みのみならず、ロシアが条約違反をした場合のきつい制裁を含む条項を入れないとダメです。

      > 仮にNATOとロシアとの間で武力衝突が発生したとしても、ウクライナは双方に対して一切の便宜供与を行ってはならず

       ありもしない事をでっち上げ、「ウクライナが中立を破った」として攻め込む事は間違いありません。今の侵略正当化がまさにそうではありませんか。

      > 両締結国は、一方の国が第三国から武力侵攻を受けた際、局外中立を宣言し、かつ中立を維持することとする

       この内容のどこにウクライナの安全を保証する内容があるのですか?
       そもそもこの内容は文章がおかしいです。「もしいずれか一方がウクライナの中立を侵そうとしたら、実力ででもそれを排除しなければならない」というのは「ロシアとウクライナのいずれか一方、つまりロシアがウクライナの中立を犯そうとしたら、実力ででもロシアを排除しなければならない」となってしまいます。では誰が?それが書かれてません。
       ロシアに一方的に有利な内容になってます。これではウクライナの安全を保証する内容になりません。

       ロシアがウクライナを再度侵略した際の防止規定がないのでは欠陥もいいところです。ロシアはウクライナに非武装化、つまり丸腰になれと言ってるのですから。このような内容ではウクライナ側が承服せず、戦いを続ける事になるでしょう。

       というか、なぜ龍様はそこまでロシアの肩を持つのでしょう?
      「NATOの東方拡大で追い込まれたロシアが国防のためにウクライナを攻めた、悪いのはNATOだ」というのはロシアのついた大嘘ですからね。プーチンは2000年頃からウクライナ併合を口にしていたのですから。

    • そもそもの疑問だが
      ウクライナ東部の住民は全員が全員「ロシアは絶対に嫌、死んでもウクライナに留まりたい」と思っているのかな?
      首都キエフの住民は反ロシアが圧倒的に多そうだが
      有名な「最後の授業」の小説でも、割とすんなりフランスからプロシアに編入されていたイメージ。あれは小説だから実際とは違うかもしれんけど

      • ウクライナでは18歳以上の「男子」は出国禁止だそうです。

        フェミはしんじゃったらしくて静かです。
        しんだはずだよおフェミさんです。

      • 最後の授業ねえ、教科書にも載ってました。国定じゃありません。
        いかにもフランスが善玉で、フランス語を禁じるプロシアは悪玉みたいな話でしたね。
        考えてみると、その村では、フランス語は特別に授業枠を設けなければならないほどマイナーな言葉で、主人公の少年は殆ど話せないということを言ってる訳で。
        そんな言葉を押し付けて来るフランスこそ、帝国主義者・侵略者だと思うのです。
        ならプロシアは解放軍ですわ。

        世の中表も有れば裏も有るってことです。

  • 巷では露に停戦させる為に中共が仲立ちさせろという勢力がおります。
    中共が何のメリットも無く停戦の仲立ちする訳があるはずもありません。
    もしかしたら、中共に停戦を求めているというのはお題目で
    本当は中共に露に侵攻しろといっているのかと思いました。
    何せ主張している人が「人」なモノですから、あらぬ考えが浮かぶ訳です、
    あの人はどっちの味方(露か中か、まかり間違っても日本ではない)なのでしょうか?
    中共はどうするのでしょう? 台湾侵攻と違って船はいらないが、軍用機の損失は
    大きいだろうな~(第二次大戦:独の対英航空戦争をみて)
    露は日本に攻めて来れたくなくて日本近海に軍艦を遊弋させていますが、露・中
    国境はガラ空き状態ですからね。 何といっても露の後ろ盾となるのは、中共だけ!!
    銭も統一(銭の裏付けは中共の資産)したいそうだけど、そうなったら中共も一緒に
    金融制裁の対象になると思うのです。 何なら中共に代わって日米で樺太・沿海州
    戦線を開くってのは、どうですか? 露はウクライナと戦争やってる暇がなくなりますし
    軍事的にかなり有利な状況が展開でき、樺太・千島列島の回復、カムチャッカ半島・
    沿海州に拠点が作れます。 オホーツク海を獲ればカニ・鮭、食い放題!!!
    北方領土問題も無くなります。(露には戦争で勝たないと返還されません)
    注:ベラルーシーは後ろ盾にはなれない。

    • 上記過激コメントを投稿したら、ふと1918年からのシベリア出兵を
      思い出してしまった。
      ロシア革命時の赤軍・白軍との戦いで囚われたチェコ軍団を助け出すといって
      各国がロシアに攻め入った事件の事である。
      現代に置き換えて、白軍=ウクライナ。赤軍=露、チェコ軍団はどうするかな~
      キエフにするか? 
      シベリア出兵の時、日本はチョット失敗したんだよね~。
      今回同じ事をするとして、失敗しない方法は何だろうね?

    • だからウクライナも非武装中立と言っておいて、停戦後、電撃的に米と攻守同盟を結んでしまえば良いのです。
      バイデンじゃ無理かなあ・・・

  • ロシアが募集していたシリア人義勇軍志願が4万人を越えたそうです。

    武器弾薬支給で手取り13万円くらいらしいです。

    武器弾薬所持した状態でウクライナが報酬20万円くらいでリクルートしたらどうなるんでしょう?
    瞬時にウクライナ軍4万人増える。

    傭兵は両刃の剣ですね。

    • 平和主義を標榜する日本ですから、シリアに経済援助(工場建設でも良い)をして、義勇兵なんて馬鹿らしいと思わせれば良いのです。
      岸田クンじゃ無理かなあ・・・