ロイターは「キーウ近郊で戦車が次々と破壊される映像」を配信
ウクライナ戦争勃発から2週間以上が経過しましたが、いまだにロシア軍は首都・キーウを制圧していません。英国防衛省のツイートなどから判断するに、その理由は「▼ロシア軍で補給が困難になっていること、▼ウクライナ側の士気が高く、抵抗が強いこと、▼西側諸国の武器供与」――などでしょう。もっとも、もしも開戦後48時間でウクライナが陥落していたならば、ここまで国際社会がロシア非難で一致することはなかったのではないでしょうか。
目次
ウクライナ侵攻から2週間以上が経過したが…
ロシアによるウクライナ侵攻から2週間以上が経過しました。
このあたり、「ウクライナは善戦している」、「いや、ロシア相手に苦戦している」、といった具合に、さまざまな見方があるのですが、確実に言えることがひとつあるとしたら、ウクライナはまだ持ちこたえている、という点です。
当初の大方の予測は、「物量で圧倒するロシア軍がウクライナに侵攻したら、数日のうちに首都・キーウが制圧され、ゼレンスキー政権は排除される」といったものでした。しかし、こうした予測と異なり、実際には首都・キーウは陥落していませんし、ゼレンスキー大統領は(おそらくは)まだキーウにいます。
それに、『ロシアのウクライナ侵攻の目的は「キエフ公国回復」?』などでも取り上げたとおり、ロシアは当初、このウクライナ戦争を48時間以内に終わらせ、ゼレンスキー政権を打倒してウクライナ全土を支配下に収める算段だったという可能性が指摘されています。
「プーチンは独裁者」=一般教書演説「ウクライナ戦争は自由主義国対独裁国家の戦いに」――。バイデン大統領の一般教書演説を眺めていると、米国側のそんな決意が見て取れます。その一方で、『クーリエ・ジャポン』によると、ロシアの国営メディアは誤って2月26日付で「勝利記事」を公表してしまい、あわてて削除したものの、その内容からは今回のウクライナ侵攻におけるロシアの「真の目的」が「キエフ公国の回復」にある、との指摘が出てきました。バイデン大統領の一般教書演説現地時間の3月1日(日本時間の本日)、ジョー・バイ... ロシアのウクライナ侵攻の目的は「キエフ公国回復」? - 新宿会計士の政治経済評論 |
もしこの「48時間作戦」が事実なのだとしたら、少なくともウラジミル・プーチン大統領にとって現在の戦況は完全な誤算であり、「想定外」だったことは間違いありません。
ロシアに「多大なコスト」が発生中!
それどころか、ウクライナ制圧に手間取ることで、ロシアには政治的にも経済的にも多大なコストが発生しています。
国際社会からの厳しい経済・金融制裁が科され、西側諸国の企業が続々とロシアでの事業の一部または全部を停止し、戦費(一説によると「1日3.5兆円」だそうです)がかさみ、ロシア軍の装備、人員にも、大変大きな被害が生じているようです。
さらには、ウクライナの『キーウ・インディペンデント』紙が先月26日から27日にかけて実施した調査によると、ゼレンスキー政権の支持率は91%に達しており、また、ウクライナ国民の70%が「ウクライナが勝利する」と信じている、とする結果が出ているのだとか。
ということは、仮に今後、ロシアがキーウなどの制圧に成功し、ゼレンスキー政権を排除して親ロシア傀儡政権を樹立したとしても、国際社会からの厳しい制裁に加え、多くのウクライナ人に芽生えたであろうロシアに対する敵意とも戦っていかなければなりません。
進退窮まるプーチン
その一方で、ロシア国内では、「ロシアがウクライナ全土に軍事侵攻している」という事実が、ほとんど報じられていないらしく、ラブロフ外相も「ロシアはウクライナを侵略していない」などとする、大変に苦しい主張を行っています(『ラブロフ外相「ロシアはウクライナを侵略していない」』参照)。
「じつは、ロシアはウクライナを侵略していなかった」――。こんな衝撃的な情報が飛び込んできました。これが事実なら、いままでの西側メディアの報道は、すべてウソだったのでしょうか?種明かしをしておくと、じつは、「ロシアがウクライナを侵略していない」という主張の情報源は、ロシアのラブロフ外相です。2022/03/11追記本文中の誤植等を修正しております。GSやディズニーなどがロシア撤退ロシアのウクライナ侵攻を巡っては、連日のように、新たな話題が出て来ます。これについては国際決済銀行(BIS)がロシア中銀の参加資... ラブロフ外相「ロシアはウクライナを侵略していない」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
ただし、見たところ、ロシアも西側諸国のインターネットを切断することはできていないように思えますし、想像するに、ロシアの若者は、いまウクライナで何が生じているのかを理解しているのではないでしょうか。
したがって、ロシア軍がキーウなどの制圧に失敗し、ウクライナから全面撤退する事態が発生した場合には、ロシア国民のプーチン政権に対する不満が爆発する可能性だってあるでしょう。
ロシア軍、再編か?次々撃破される戦車たち
こうしたなか、英国防衛省が昨日の『インテリジェンス・アップデート』で、興味深い内容をツイートしています。
内容としては、「ロシア軍は当初の戦略目標を達成できておらず、地上部隊はほとんど侵攻できていない」、「兵站の問題に加えウクライナ側の抵抗は激しい」、などとするものですが、それだけではありません。
ロシア軍が「キーウに対する作戦」を含め、ここ数日のうちに隊列を変更するだろう、とする見通しも含まれているのです。
これに関し、ロイターが日本時間の昨晩、こんな記事を出しています。
Russian forces regroup near Kyiv after setbacks
―――2022/03/11 21:29 GMT+9付 ロイターより
ロイターによると、米国の民間衛星会社が公表した画像からは、たしかにキーウ北西部でロシア軍が再編成をしている様子が確認できた、というのです。キーウ侵攻のための、態勢の立て直し、ということでしょうか。
ロイターはまた、ウクライナ側の発表によれば、ロシア軍の再編成の理由は、かなり大きな損害が生じたことに対応するものだ、などとしています。これに加え、キーウに向かっていた隊列を、ウクライナ軍がベラルーシ国境付近に押し戻した、などとする記述もあります。
さらには、同じくロイター(日本語版)が昨日、「ウクライナの首都近郊で戦車が次々と破壊される映像」と称する動画を公表しています。
これらの報道ないし動画は基本的にウクライナ側の主張などがベースになっているため、「そのまま信じるのは適切ではない」、といった批判があることも間違いありません。ただ、実際にキーウが陥落していないこと、ロシア側がかなり苦戦を強いられている(らしい)ということを踏まえると、無碍に否定すべきでもないように思えます。
もっとも、戦況を巡って「ウクライナ側に有利だ」と決めつけるべきではありません。いくつかの報道によれば、ロシア軍は民間施設を含め、容赦なく攻撃を加えているとの情報もあるからです。
当然、英国防衛省がツイートし、ロイターなども報じた「部隊再編」が完了すれば、そこからいよいよキーウに対する無差別攻撃が激しさを増す可能性もあるでしょう(※この点に関しては、ウクライナの人々の無事を本当にお祈りしたいと思っています)。
本当の教訓は「自力で国を守ることの重要性」
いずれにせよ、今回のウクライナ戦争の本当の教訓は、「自力で国を守る覚悟がなければ、国際社会も助けてくれない」、というものではないでしょうか。
この点、『憲法第9条では外国からの侵略を防ぐことなどできない』などでも紹介したとおり、「憲法9条信者」の人たちは、「憲法第9条は他国への侵略ができないようにするための条項だ」、などとする、とんでもない詭弁を語っていたも印象的です。
「資産売却に一層近づいた」…はて、そうですかね?先日、韓国の地裁が自称元徴用工側の資産売却を巡る三菱重工の即時抗告を棄却したことを巡って、「現金化に一層近づいた」とする分析がありました。ただ、当ウェブサイトとしては、そのような見方には同意しません。正直、瀬戸際戦略の考え方からは、「売却」をほのめかす以上のことは、自称元徴用工側にはできないと思われるからです。その一方で、本件を巡っては韓国側でまた違う潮流も出てきたようですが、日本はこれに騙されず、毅然と対処することはできるのでしょうか。次期政権... 徴用工判決巡る「瀬戸際戦術」と韓国判決の潮流の変化 - 新宿会計士の政治経済評論 |
しかし、国際社会がロシアへの制裁を加えることを決断した大きな要因は、まさにウクライナがロシアからの侵略に一定期間耐え、その間に国際社会が一致団結することができたことにあるからです。
これに加え、ウクライナに対しては西側諸国から武器も供与されているようですし、その一方でロシアに対しては西側諸国が続々と追加制裁などに踏み切るなど、まさに「兵糧攻め」が行われている格好です。
これが、ウクライナ側があっけなく無条件降伏していたか、もしくは48時間以内であっけなく首都が陥落していたならば、国際社会が制裁を発動する時間的な余裕すらなかったでしょう。
ちなみにロシアは私たち日本にとっては隣国でもありますので、ウクライナ戦争は他人事ではありません。この戦争を契機に、軍法の整備、専守防衛の転換、核シェアリングの議論、さらには憲法改正などを国民的な議論にしていく必要があります。
とりあえず私たち有権者にできることは、今夏の参院選で、「日本を守るのを妨害している政党・政治家」を、1人でも多く、国会から放逐することなのではないかと思う次第です。
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侵略された過去があったにしても時代は変わっている事に気がつかないのでしょうか。
プーチンや近平や正恩のようなモンスターはなぜ生まれてしまうのでしょうか。
とにかく、最小限の被害で戦争が早く終わる事を祈ります。
>プーチンや近平や正恩のようなモンスターはなぜ生まれてしまうのでしょうか。
ヒットラーが出てきたのと同じですよ。
プーチンもヒットラーも選挙で選ばれてる。
ヒットラーはベルサイユ条約の過酷な賠償で腹を立てている国民のナショナリズムに火をつけた。プーチンはソビエト崩壊後の経済の疲弊で腹を立てている国民を煽った。
滞日ロシア人や在ロシア日本人のYouTubeを観るとロシア国内のネットリテラシーの無い中年以上の大人は完全にテレビの報じるロシア政府の言いなりを信じている。だが富裕層や若者の一部はある程度現状がヤバい事をわかっているのだと。
これは普段、新宿会計士様が指摘されているネットvsオールドメディアの構図がロシアでも作用していると言う格好ですね。但しロシアのオールドメディアはほぼ完全な政府の舌唇であり、ネット内には当然ですが正確な情報だけでなくさまざまな意図で流されるプロパガンダも含まれるわけですが。
それで、現状を見る限りロシア政府側はネット内での情報操作に完全に遅れをとっている。それは「真実は勝つ」みたいな生半可な理想論と言うより、当然ですがウクライナ側に肩を持った欧米のプロパガンダなども大いに力を発揮しての事でしょう。だがもう一つのロシアのネット敗北の原因として、ロシア政府側の「そもそも戦争なんて無い」とする公式報道の戦略ミスがあると私は思います。ロシア政府にとってどうやら「これは演習」或いは「演習のついでにテロ組織掃討もした」程度の小事件として扱われている。飽くまでも些事。極小の小国のテロリストに毎年やっているロシア政府の掃討作戦なのだと。
その割に物価上昇の勢いは尋常では無く(まぁ物価上昇自体はこの戦争のせいもあるが全世界的に発生してもいるのでロシアだけでは無い)、伝えられている様に都市の商店街の欧米資本の小売店舗やファストフード店の相次ぐ急な閉店、銀行の取り付け騒ぎ寸前の預金引き出し騒ぎ。富裕層の多くの密かだが慌てた国外脱出。クレカ決済の国外取引の不通。NetflixやDisney、Adobe、Microsoft、任天堂、SONYなどのsubscriptionサービスの一方的で相次ぐ終了(GitHubは継続中)と言う突然の「事実」に直面する。家に引き篭もっていたとしても子供が『どうぶつの森』ぐらいはやっていたりするわけで。SONYや任天堂のゲームコンテンツでロシアは完全な植民地状態で、ただ外国企業の「ロシア語版」を買って使うだけと言う地位になっているのでダイレクトに響く。この政府の言い草と現実との乖離はただ事では無いと知られてしまう訳です。
一方でロシア人はかなりの人が自分の畑を持ち、瓶詰めした保存食や農作物を各自大量に備蓄していたりして、日本の都市住民では考えられないレベルの自給自足のストックを持っていたりします。日本との違いとしてはその上燃料や電力、発電所最寄りでは「お湯」やお湯を元にしたセントラルヒーターの暖房まで変わらず潤沢に供給されている。何と言ってもエネルギー輸出国。
だから家に引き篭もってテレビだけ見て自家製のジャムとか食べるだけの人には「戦争」は影も見えない。そう言う事になっている様です。
お詳しいですね。
なるほどよくわかりました。
ロシアで営業していた1位と2位のプロバイダ(どちらも米国企業)がサービスを停止。
https://gigazine.net/news/20220310-lumen-technologies-shut-internet-in-russia/
表立っての理由はロシアからのサイバー攻撃に使われることを避けるため、だそうですが、
これでロシア国民にはますます真実が伝わらなくなるんでしょうね。
”new iron curtain”
「新しい鉄のカーテン」と言うそうです。
正しい情報が伝わっていたらロシアの庶民が即西側寄りになると考えるのも早計ですけどね
「強い指導者がいないとロシアは西側にされる」と庶民は思うかも
お疲れさまです。
おっしゃっるとうり、時代は変わったとおもいますので、それに対応しなければ危険だとおもいます。
ロシア人ユーチューバー二人が二人ともAbemaTVで「ロシアは民主主義ではないのですか?」と聞かれたら、「プーチンの対抗馬は、暗殺されるから。」と答えておりました。
国内に対して絶大な権力を持つ国家がロシア、中国、北朝鮮と日本の周りにもございます。
「今回の事で核兵器を持った国には、攻撃できない。」とヤフー記事の中にあったのは、一理あると思いました。
赤旗に「戦争反対」とございました。
ロシアが日本に侵攻して「戦争反対」の言葉だけで、暗殺することをいとわないお方がやめてくれるでしょうか?
ヤフー記事にあった「プーチンは人を殺すことをなんとも思わない。」私はその意見に賛成です。
外国人ユーチューバーが言っておりました。「日本は治安が良い。悪い事をしても捕まるから。」
半ぐれ、反社会的、危険な国家、やはり力で対抗しないと、やられてしまうとおもいます。
今回ウクライナがロシアの侵攻を受けるに至ったのには、様々な要因があると思います。
EU参加の意志を表明したこと、なおかつNATOへの加盟をも求めたこと、またロシア側の口実としては、ウクライナ東部地区におけるロシア系住民への差別ないしは弾圧行為があったらしいこと、等々です。
但し、三番目の理由すなわち濾紙系住民への弾圧等は、あくまでもロシア側の言い訳に過ぎず、信憑性は極めて乏しいものと云えるでしょう。先日行われたウクライナ・ロシア外相による侵攻後初の対面協議後の記者会見で、ラブロフロシア外相は「我々はウクライナを攻撃していない」とまで言い切りました。さらに産科小児科病院を爆撃したことについても「あの病院はウクライナの過激派に占拠されていた。患者はいなかった」とまで主張しました。黒いものを白いと言い切るのは”自称”大国がよくやる手口です。
実にむくつけき発言です。さすがはロシアという”自称”大国ならではの醜い主張ではあるなぁ、とある意味「感心」してしまったほどです。
とまれ、全世界が注視しているさなか、ここまでロシアがウクライナに対して強権的且つ恥知らずなほど強引でいられるその源泉はどこにあるかと云えば、それはウクライナが核を放棄してしまったからに他なりません。
旧ソビエト連邦崩壊後に独立したウクライナは、アメリカやEUの「甘言」に誘われてまんまと核を放棄してしまいました。これこそが今日の事態を招いた大本の原因であると私は考えています。
たしかに核軍縮は望ましいことではあります。そしてこれ以上の核の拡大や分散拡散を望んでいないことが世界の趨勢であることも理解してはいます。
その上で敢えて言います。あのときウクライナは核を放棄するべきではなかった、と。
ウクライナが信じたアメリカもEUそしてNATOも、今回の事態に対して有効な対応がとれずにいます。これはまさしく消極的な裏切りにひとしい態度と言えるのではないでしょうか。
我が国も、今回の事態を対岸の火事と考えるべきではありません。この際、安倍元総理が先日唱えた「核共有論」にもきちんと向き合う必要があるとも考えるものです。
九条教信者のように、己の脳内にしか存在しないお花畑で遊んでいる暇は、今の私たちには残されてはいません。今世界で起きているリアルな戦争と、真っ正面から向き直さねばならない、それこそが今の私たちに突きつけられている最大の命題なのです。
九条ではなく9条と記載してほしいですね。
こちら関西で「九条」と聞くと、京都の九条ねぎか今は亡き九条OS劇場を連想します。
九条OS劇場のことはググってみてくださいw
ベル様。
ヘンなコメントになりますが、ご容赦を。
京都の九条…、はコメントするとヘイトや、差別主義者と、批判されてしまうと、(ワタシだけが)感じてしまいますので、コメントはしません。
大阪の九条は…、微妙ですので、こちらもコメントはしません。
蛇足です。
どちらが、...以下省略。
ベル 様
九条、きゅうじょうと入力すると手持ちのATOKではそれが最初に出てくるので、何の違和感なくそのように書き込みました。
くじょう、と入力すると最初にで出てくるのは苦情となります。ただし、くじょうねぎと入力すると九条ネギと普通に変換されます。(笑)
私にとって九条ネギは、新福菜館で食ったラーメンが最初の実体験でした。九条OS劇場のことは『京都の平熱』(鷲田清一著)かなんかで読んだことがあるような記憶があるので、なんとなくわかります。
同感です。
ご指摘の3番めの理由は国外では
子分のならずもの国家ぐらいが
盲目に親分を支持するぐらいだと
思ってました。
ところがところが
やってくれますねえ(笑)
鳩ぽっぽさんは、
この3月1日の自身のツイッターで
「ウクライナのゼレンスキー大統領は
親露派住民を・・虐殺までしてきたことを
悔い改めるべきだ。」
(部分省略。全文は氏のツイッターで確認ください)
と言い放ってしまってます。
その後、原発攻撃の際だけは
さすがにまずいと保身に走って
プーチンに戦争を止めるようちょろっと
言ったものの
ウクライナ大統領への発言を
謝罪も撤回もしていません。
ミスター民主党鳩ポッポさんは
ならずもの国家とはそんな「友愛」を
むすばれてお見えです。
世相マンボウ_ 様
現在ツイッター社はこういったフェイク記事を遮断してないのですか?
私自身ツイッターを始め、この手のSNSにはあまり近寄らないようにしているので、あまり詳しくはないのです。
現時点で明らかなのは、プーチン氏が事前に思い描いていたであろうシナリオの内で、最も楽観的なシナリオにはどうやら沿っていないらしいということだけです。ロシア政府の発表のかなりの部分がプロパガンダであることは間違いないでしょうが、ウクライナ側の発表もどこまでがプロパガンダで、どこまでがそうでないのか、今のところ確かめるすべはありません。
現実問題としては、今なおロシア軍の軍事行動は停止していませんし、ウクライナの国土と人々は傷つき続けています。抵抗を続けるウクライナの人々に、多少は「明るい」話を提供するのは良いでしょうが、外野が希望的観測に縋っても、状況が変わるわけではありません。
戦車が出現して100年。ジャベリンの登場で戦争が大きく変わるかもしれないと思いました。
携行できて1人でも撃てる。射程2500メートル。命中率94%。訓練は実射ではなくシミュレーションでOK。
南侵時に戦車戦を想定している北朝鮮はショック受けてるんじゃないかな?
対戦車兵器 NLAW もお忘れなく。
当方が目にしている youtube 動画では NLAW は頻繁に登場しますが、Javelin が発射されている様子は現れてないですね。
戦場で対戦車ミサイルが猛威を発揮したのは、第4次中東戦争が最初です。スエズ運河を渡河したエジプト軍が、攻撃して来たイスラエル軍戦車部隊に対して、ソ連から供与されたAT-3サガーを大量に発射して、これに大損害を与えました。
対戦車ミサイルへの対策は、実は存在します。対戦車ミサイルが配置されている(と予想される)地域に、戦車部隊等の前進に先立って砲兵射撃を行って制圧することです。従来の対戦車ミサイルは、発射から命中までの間、誘導する必要があったので、発射炎が見えた地点に迅速に砲弾を落とすことは、有効な対策でした。現在のウクライナで使用されているジャベリンは、ファイアーアンドフォゲット式と言って、発射後誘導の必要がなく、射手は直ちに退避すればよいタイプなので、この点は有利になっています。一方で、これまでのロシア軍の行動では戦車と歩兵・砲兵の連携が上手く行っていなかったようですので、この点が改善されると、ジャベリン以外の対戦車火器の発揮は難しくなるでしょう。
その昔、田嶋女子が、9条や軍隊を持たなくてどうして国が守れるかという趣旨の質問をされたときに。
侵攻してきたら国際社会が黙っちゃいないよ!と言ったそうです。
でも実際は国際社会は黙っちゃているんですよね、国際社会に助けてもらわなくてはいけない日本ですら防弾チョッキくらいしか支援できないのですから国際社会に助けてもらおうなんて虫が良すぎます。
武力による解決を図る紛争と国家ぐるみのテロ攻撃を受けてる状況を一緒にし、武器輸出ガ~
といってるようではダメですね、戦車や攻撃機を止める道具を支援しなければ罪もないウクライナの人たちは助けられません、自分たちが助けてほしければ、まず率先して助けるべきです。
匿名さま
>その昔、田嶋女子が、9条や軍隊を持たなくてどうして国が守れるかという趣旨の質問をされたときに
今のウクライナの 現状に、田嶋女史は苛立って、ウクライナのことを見るのも、聞くのも拒否しているのではないでしょうか。
昨晩のBSフジで鈴置氏が述べられたとおり、日本は既にロシアに相対する側で「参戦」していることを再認識すべきでせう
岸田首相の認識が本当に「G7のお付き合いで制裁に参加」レベルなのであれば、当然に準備済みであるロシアからの報復を抑える手立てにも疑問符が…
私はアメリカのシンクタンク IWS Institute of the Study of War を追っていますがロイターの記事もここを参考にしているようです。
3/11は、こんな感じ。ご参考まで。
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-march-11