「エクセル脱マウス」のポイントは「Ctrl+矢印」
『エク達』からの転載コンテンツです。マウスの使い方を詳しく説明した入門書はたくさんありますが、「脱マウス」を解説した入門書は、あまり見当たりません。こうしたなか、本稿では「脱マウス」のごく基本的なテクニックを紹介します。
エク達は、「エクセル評論家」でもある新宿会計士が、エクセルなどの「オフィス系の汎用ソフト」を使い、誰でも気軽に、かつ安価に、とても迅速かつ正確に仕事をこなす、ビジネスマンとしての基本テクニックを研究するサイトである。 |
「脱マウス」は当ウェブサイトの重要なテーマのひとつだが、エクセルを使った実務において重要なのは、とにかく軽快な操作だ。そして、脱マウスの鍵のひとつが「Ctrl」を使いこなすことにあるのだが、なかでも「マスト」は「Ctrl+矢印」だ。
PCの入門書などを見ると、決まって出て来るのが「マウスの使い方」だ。
ただ、エクセルを使う人は、たいていの場合、キーボードを併用する。キーボードは両手を使って操作するものであるため、マウスを使うためには、いったん片手(たいていの場合は右手)をキーボードから離してマウスを手にしなければならない。
しかも、すぐにマウスに手が届けば良いが、たいていの場合、「あれ?マウスってどこにあったっけ?」と手元を探したという経験を持つ方も多いだろう。どうしてもマウス操作をしなければならないことがあったら、著者調べで平均1秒、業務が停滞する。
サクサク仕事をしようと思っている人がマウスを使わなければならないのだとしたら、どうしても時間を取られてしまう、というわけだ。
もちろん、トラックパッドなどが併設されたノートPCやマウスボールが付随した外付けキーボードを使っているのであれば、まだそこまで時間のロスは生じないかもしれない。しかし、押すと確実に反応するキーボードに対し、マウスだとどうしてもポインタを表示させなければならないため、時間がかかってしまうだろう。
さて、エクセルを使った「脱マウス技」で最も基本的な論点のひとつとして押さえておきたいのが、矢印キー(図表1)だ。
図表1 矢印キー
当ウェブサイトの調べによると、この矢印キーを使っているビジネスマンは、全ビジネスマンのだいたい46%程度である。逆に言えば、残り54%の人は、この矢印キーを使っていない、ということでもある。
しかし、以前から当ウェブサイトで積極的に紹介している「Ctrl」キーなどを使えば、エクセルの操作が大変快適になる。つまり、「Ctrl」を押しながら矢印キーを押す、という使い方だ(図表2、なおCtrlは左右どちらでも良い)。
図表2 Ctrl+矢印キー
これの何が凄いかといえば、膨大なデータを扱うときに、一気にデータの端っこまで移動できる、ということにある。
たとえば、図表3の例だとデータ数が、なんと69473行(!)もある。
図表3 膨大なデータもスイスイ
これを、いちいちマウスのホイール等で動かすのではなく、「Ctrl+矢印」で一気に移動してしまうことができる。
ちなみに『オフィス2007』以降のエクセルは1048576行、16384列まで対応している。その気になれば、ちょっとしたデータベースを作ってしまうことだってできる(クエリなどの使い勝手はMicrosoft Accessなどには劣るが…)。
いずれにせよ、「Ctrl」を使った機能は大変便利なので、是非とも実務に活用していただきたい。
エク達は、「エクセル評論家」でもある新宿会計士が、エクセルなどの「オフィス系の汎用ソフト」を使い、誰でも気軽に、かつ安価に、とても迅速かつ正確に仕事をこなす、ビジネスマンとしての基本テクニックを研究するサイトである。 |
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
私は入力漏れのセルを見つけるためによく使っています。
ポツリと空白セルがあるとそこで止まるので。