~「思わず笑ってしまう」のは、岸田首相がチワワに似ているかどうかという点ではなく、それを記事に仕立て上げてしまうニューヨークタイムズの低レベルさ、そしてそれを引用して笑いものにする方ではないか~
今回の選挙で自民党が多少議席を減らしたとはいえ、依然として単独過半数を維持していることは、有権者が岸田文雄首相を信任したという意味でもあるのでしょう。ただ、その岸田首相のことを、ニューヨークタイムズが「チワワ」と呼んだそうです。思わず笑ってしまうのは、こういう下品な記事を平気で配信するニューヨークタイムズの姿勢であり、それを嬉々として紹介するジャーナリストの方の姿勢ではないでしょうか。
2021/11/05 15:00追記
記事URLに誤りがありましたので訂正しています。(記事の内容自体に訂正はありません。)
目次
どこに笑うポイントがあるのでしょうか
自民党が衆院選で議席を多少減らしたとはいえ、定数465議席中の261議席を獲得したことは、日本の民意が自民党・岸田文雄政権を支持した「信任」と受け止めて間違いないでしょう。
ただ、こうしたなか、久しぶりに驚く記事を発見しました。
岸田首相はチワワ!? 米有力紙がこれでもかというほど酷評 衆院選
―――2021/11/03 9:41付 Yahoo!ニュースより
記事を執筆したのは在米ジャーナリストと名乗る女性で、記事ではこう書かれています。
「岸田首相のことをチワワと呼ぶ人がいるとは!/今回の衆院選について書かれている米有力紙ニューヨーク・タイムズの記事を読み、思わず笑ってしまった」。
政治家としての主義、主張、信念、実績ではなく、他人の容姿をけなすかのごときこの表現の、いったい何がおかしいのでしょうか。いったいどこに「思わず笑ってしまう」ポイントがあるのでしょうか。
大変に謎です。
ちなみに岸田氏を「チワワ」呼ばわりして侮辱するということは、その岸田氏を信任した日本の有権者のことを侮辱しているのと同じでもあります。
それなのに、この人物は、ニューヨークタイムズが岸田氏のことを酷評したことなどを紹介し、末尾をこう結んでいます。
「この酷評をバネに岸田首相はドーベルマンに変身できるのか、それとも、自民党の黒幕にお行儀のいいところを見せ続けるチワワのままであり続けるのか」。
チワワがドーベルマンになったとしても、犬は犬です(※それにしてもなんでしょうか、「自民党の黒幕」って…)。
正直、米紙が小渕恵三元首相のことを「冷めたピザ」などと表現し、それを日本のメディアもこぞって嬉しそうに「冷めたピザ」「冷めたピザ」と繰り返していたことを、いまさらのことのように思い出します。
ニューヨークタイムズの記事の原文は冒頭から悪意
こうしたなか、気になってニューヨークタイムズの原文を調べたら、こんな記事が出て来ました。
Japan’s Election Was Closer Than Usual, Even Though Party in Power Has Hit Snooze
―――2021/10/30付 ニューヨークタイムズより
この記事を執筆したのはモトコ・リッチさん、ヒサコ・ウエノさん、マキコ・イノウエさんのお三方だそうです。
記事の冒頭の書き出しからして、これです。
“Japan has had no shortage of faceless prime ministers over the decades, a revolving door of leaders forgotten nearly as soon as they leave office. The most recent to hit the exit, who himself lasted only a year, was faulted for a communication style that often came across like a cure for insomnia”.
“faceless prime ministers” というのも奇妙な表現ですね。日本の歴代首相はのっぺらぼうだとでもいうのでしょうか。あるいは、「日本を代表する顔」という意味でこうおっしゃっているのならば、安倍晋三総理大臣のことを “faceless PM” などとおっしゃるつもりでしょうか。
冒頭から極めて下品であり、また、悪意に満ちた記事であるということが示唆されます。
あれ?中谷氏は本当にチワワと発言したのですか?
ちなみにニューヨークタイムズの記事で問題のチワワは次のくだりで出て来ます。
“Some civil servants in the foreign ministry gave him the nickname “Chihuahua,” referring to him behind his back as a “well-mannered type of dog,” said Gen Nakatani, a former defense minister who has known Mr. Kishida for 30 years”.
意訳すれば、「岸田氏の30年来の知人である中谷元・元防衛相は岸田氏について、外務省の役人が彼のことを背後で『躾けの良い犬』という意味で『チワワ』というあだ名をつけていた」、というニュアンスだと思います。
外国の首相のことを「顔がないチワワ」などと呼んだことについて、ニューヨークタイムズはこれを「表現の自由」の範囲内だと思っているのかもしれませんが、むしろニューヨークタイムズの品位を大きく損ねる記述であると言わざるを得ません。
なお、ただ、ここでもうひとつ気になって、事実関係を調べてみると、不思議なことに、「外務官僚が岸田氏をチワワとあだ名で呼んでいる、と中谷氏がと述べた」、という情報源を探してみたのですが、そんな情報源がちょっと見当たらないのです。
もしかして、探し足りないだけなのでしょうか、それともニューヨークタイムズのお三方が中谷氏に取材をしたのでしょうか、はたまたフェイクニューズでしょうか?
もし万が一、「チワワ発言」がニューヨークタイムズの捏造なのだとしたら、記事自体が下品なだけでなく、他人の発言を捏造してまで外国の政治家を貶めるという意味において、本当に悪質なメディアだと言わざるを得ません。
思わず笑ってしまうのは、ニューヨークタイムズさん、あなたです
いずれにせよ、そんな悪質なメディアの報道を引用して「岸田はチワワだ」「思わず笑ってしまった」などと酷評したジャーナリスト氏に対しては、謹んで、こう申し上げたいと思います。
「『思わず笑ってしまう』のは、岸田首相がチワワに似ているかどうかという点ではなく、それを記事に仕立て上げてしまうニューヨークタイムズの低レベルさ、そしてそれを引用して笑いものにする、このYahoo!ニュースの記事の方ではないか」
――、と。
View Comments (46)
パヨクマスゴミは、世界的なネットワークニダ。
だんな様
自民党安定の大勝で左翼マスコミ火照りかえって牙剥いてるようです。
日刊ゲンダイ デジタルだと2日・紙だと3日の記事
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/296902
真っ当な国民は嘆息らしいですが、まっとうになるために立憲民主党や共産党に投票するのが必須なら…私まっとうじゃなくていいや。
ちなみにチワワは南米アンデスで「食用犬」として種牡改質された犬種です。
言外に犬食民族と混同させる企みもあるのかもしれません。
なにしれポリコレアメリカンは、アフリカ系アメリカ人以外の人種や人間の尊厳よりLGBTQや犬猫鯨イルカの尊厳を尊重するカルトですから。
アジア人なら言い放題。
まぁ岸田も岸田で公明党に騙され、
「18歳以下の子供は10万円もらってそうか学会に入ろう♪ 今なら提携のお店でドーナツや仏具が買えるよ〜♪」
をやろうとしている、頼りなく信じていいのか疑問な奴ですが、今回の衆議院選挙は菅総理の知世・施政への国民の判断と無能野党への審判だったので岸田関係無いんですが…
がみさま
朝鮮人が使うと言葉が汚れますが、マスゴミ、パヨク、特定夜盗も同様。
彼らのせいで「真っ当」という言葉も汚れてしまいました。
がみ様
記事全部読めなかったけど・・・・・
世論調査が捏造されてたとまでいかなくても、前政権の路線を継承するか否かなんて投票行動に関係がないっていう結論にすらならないんですね♪
あたしは、選挙で大切なのは前任の人をどう評価するのかじゃなくて、候補者自身が何をするかなんだと思うのです♪
でも、真っ当な国民はそうじゃないんですね♪
(´Д`)ハァ… 道理でモリカケにこだわる訳なのです♪
なんか野党左翼さんたち、とらえどころが無くて岸田攻撃しにくそうで失笑してしまいます。
岸田攻撃するのを躊躇う何かがあるのではと勘繰りたくもなります。
チワワなんて「お前の母ちゃん臍ピアス〜」
みたいな言い種だし。
「お前の母ちゃん臍ピアス〜」 最近はこう言うのですね。自分の頃は「お前の母ちゃん出べそ」でした。ww
コメント欄を機能させないのもお約束ですよねえ
・批判されるのに、活動家の精神が耐えられない
->言論界に出てきたらダメだわ
・批判/反論に対して適切に反論する能力がない
->言論界に出てきたらダメだわ
・嘘付きとバレると困る
->言論界に出る資格がない
…どう転んでも、言論界にいたらダメなやつでは?
>在米ジャーナリストと名乗る女性
飯塚真紀子ですね。令和に改元された時、アメリカの左翼メディアの偏向記事を持ち出して令和は統制主義的、軍国主義的な意味を含んでいるなどと下らない記事を書いた女性です。
問題の記事を執筆した3人のうち2人は日本人女性と見受けられますが、なぜ欧米在住又は欧米メディアの日本支局に勤務している日本女性はこうも上から目線で日本を批判する困った人が多いのでしょうか。今度新宿会計士様に分析していただきたいです。
どっかの国の雇われでしょう。
この飯塚真紀子氏はyahooのオーサーにも登録されており、反日的な記事を執拗に探し回っている人物です。
https://news.yahoo.co.jp/byline/author/world
NYタイムズの執筆者とも全部グルでしょうね。
それにしても、オーサーには香ばしい人物が結構いるな・・・
五毛党と同類の人物なんでしょう。
日米の相互感情が良好なのは面白くないとすれば、
気分を害させるのに、指導者の容姿をあげつらうってのは、GOOD IDEA。
くまのぷーさんがNGワードって国もあるくらいですからね (笑)。
うんざりするほど行き過ぎたポリコレの国で…
これ訴えたら勝てる案件でしょ?
表現の自由ではない。
みんながみんなそうではありませんが、
在外邦人の中には日本の社会や政治が悪いためしかたなく出国し
自分は海外に滞在せざるを得ないと考えている人もいるようです。
世界中、どこの社会にも問題があるという当たり前のこともわからず、
今となってはかっこ悪くて日本に戻ることもできないのでしょう。
治安が悪く、不便の多い現地で不満を抱えながら生きているのでしょう。
となると、あることないことで日本を批判して生きるしかないのだと思います。
そうして自分が海外にいることを正当化できます。
日本社会に問題があるため自分は海外に滞在せざるを得ないのだと。
普通は、本当に嫌なものや問題のある社会とは縁を切ろうとするはずです。
田舎のしがらみが嫌で都会に出ていくなどがよい例でしょう。
ところが彼らはなぜか、日本が、日本がと日本にいつも関心を寄せています。
名前は忘れてしまいましたが、オーストラリアの大学の日本人教授が
オーストラリアは世界から移民を求め、多様性があるが
日本は排他的だと批判していたことを思い出します。
ちょうどベトナム難民が問題になっていたころだと思います。
過去のこととはいえ、白豪主義を掲げていた国が簡単に西洋以外の異文化を認めるなんて
普通はおかしいと思うはずです。
あれだけ公民権運動が激しかったアメリカでもいまだに黒人差別があるのです。
この大学教授は毎日新聞の記者出身だったはずです。
こういうメンタリティーの人がいる限り今後ともこのようなことが続くと思います。
>世界中、どこの社会にも問題があるという当たり前のこともわからず、
今となってはかっこ悪くて日本に戻ることもできないのでしょう。
飯塚真紀子は数十年もアメリカに住んでるようですが、どうやって生計を立ててるのか不思議です。大した知名度も無いし、テレビ等メディアでも見かけない、Amazonを検索するといくつか著作もありますが大して売れてない。自身のYoutubeチャンネルも無い。
KK問題でもクローズアップされましたが、今のアメリカは日本より物価も家賃も2~3倍も高い。とても作家だけで食べていけるとは思えません。現地の語学学校で日本人留学生相手に講師のバイトをしてるのか、どこかの国の大使館、領事館から工作費でも受領してるんでしょうか。
なぜ日本を見下す記事を書くのか?
答えは単純です。日本を叩く記事を書くと売れるからです。
中韓、そして何より日本のマスコミが喜んで引用し、ページビューが増えます。
アメリカ人にとってはどうでも良いことですが、それでも日本をあげる記事よりは売れますから、日本を見下す記事を書かない理由がないのです。
確か、ニューヨークタイムズ東京支社って朝日新聞東京本社ビルに入居してるんでしたっけ?
ニューヨークタイムズが朝日新聞の下品な記者から下品な記事をもらったのでしょうか?
朝日新聞が炎上怖さに本誌にもAERAにも載せられない記事をニューヨークタイムズに載せてもらったのでしょうか?
自分もそう想像しました。
所詮マスゴミはどこの国でもゴミなんですね。
プライドだけは最高レベルだが、知性は最低レベル。
東京オリンピック組織委員会の方が渡辺直美さんの体型を揶揄してオリンピッグとクローズなSNSで発言して辞任したって言うことがありましたよね
その時人を外見でとやかくいうのは酷いとマスコミは大騒ぎしていたと覚えてます
今回は犬だから大丈夫なのですかね?、欧米の新聞では風刺漫画が有名なので、その延長線上だから問題ないと言われるかもしれませんが、では何故オリンピッグはダメだったんでしょう?外部に公表した訳でも無いのに
マスコミのダブルスタンダード発動ですかね
自分たちの界隈でいじめていい認定した奴だからオッケーということなんでしょうね。
逆に全く同じことでも仲間側がやられたら差別と大騒ぎする。
炎症性腸疾患を患っている身だと、普段は常識人風に振舞っているけど政治の話題になるとゲリ〇ーとか口にする人間が多すぎて、不信で政治の会話などできなくなりますよ。
SNSどころかリアルにも平気でいます。
>この酷評をバネに岸田首相はドーベルマンに変身できるのか、それとも、自民党の黒幕にお行儀のいいところを見せ続けるチワワのままであり続けるのか。
「チワワ」ってのは、岸田総理が従来の主張を変えて、自民党の伝統的な政策を掲げて衆院選を戦ったことを指してるのかな?
で、記事の執筆者はそれが気に入らないから、選挙戦で国民に約束したことを放り投げることを期待して「ドーベルマンに変身できるのか」って言ってるんだろうと思うのです♪
政権運営中に、いろんな理由で当初の主張を引っ込めて方向転換をするのは仕方ないけど、政権取った途端にかなぐり捨てるのは国民をバカにしてると思うのです♪
ようは岸田総理の人柄にかこつけてるけど、自民党が勝ったことが気に入らなくて、外国人の言葉を借りて腐してるだけなんだろうなって思うのです♪
30点
八つ当たりはみっともないですよ♪
NYTと言えば朝日新聞ですが、その朝日新聞が2017年に稲田防衛相の「グッドルッキング(美しい)」発言で記事を出していたのを思い出しました。
稲田氏「グッドルッキング」に反発の声 メディア批判も
https://www.asahi.com/articles/ASK766DD5K76UPQJ00T.html
まぁ、オバマ元大統領を『知性を感じさせる猿』と書いた記事を読んだ時、この在米ジャーナリストがどんな反応をするか、興味深いです。
どうせドーベルマンタイプだったら権威的だの恐いだのって批判して「優等生なレトリーバーになれるか」とか結ぶんでしょ?レトリーバータイプだったら「真面目で面白みがない。愛嬌あるチワワタイプになれるか」とかなるんでしょ?
もういいわかった、ネコを信じよ。
我が家のチワワを馬鹿にするなんて。
ニューヨークタイムスめ、許せん。
我が家のチワワも岸田首相も、賢く勇敢で心根の優しいスーパーワンだ!
チワワの何が悪いのさ!
ドーベルマンだって飼い主を裏切りません。飼い主の為に尽くす物理的な力が強いだけです。
実際に飼い主を裏切るかどうかは知りませんが、イソップ童話などでその様に言われているのはコウモリですけど・・・そう言えばコウモリと呼ばれている方がいらっしゃいますね。
どうせなら本音で、チワワのままなのか、〇大統領の様にコウモリになれるのか、が試されている、と書けば良かったのに、ね。