若い人の挑戦は、素晴らしいと思います。著者自身も若いころ、ずいぶんといろんなことに挑戦したつもりですし、とにかくやりたいことをやりたいようにやるのは後悔しない(かもね)、と言いたい気持ちもあります。ただ、「若さ」にかまけて、あまりにも無計画で無謀なことをやるのはいかがなものかと思ってしまうのも事実です。沖縄の18歳が「今から」真冬の北海道まで徒歩で出掛けると聞くと、どうもおそろしい気持ちになってしまうのです。
旅行の思い出
著者ごときが若い人たちに偉そうに教えを垂れる立場にはないという点は承知しているものの、あえてひとつだけ申し上げることがあるならば、「とにかくやりたいことをやっておくと後悔しない(かもね)」、です。
当ウェブサイトでは何度か報告していますが、著者自身は現在、「金融評論家」、「エクセル評論家」、「ハンバーガー評論家」などとして身を立ててはいますが、昔は旅行が大好きで、ひとつだけ自慢できることがあるとしたら、若いころに「行きたいところ」をひととおり訪れた、という自信があることです。
そのなかでもとくに印象に残っているのは、「世界最小の国」ことバチカン市国です。
小学校のころ、「世界で一番小さな国は?」というなぞなぞに出会い、「答え:バチカン市国」、「イタリアの首都・ローマのなかにある、人口約800人、面積約0.5平方キロメートルくらいのとても小さな国」、という情報に非常に魅かれ、「いつか絶対に行ってみたい」、「自分の足で一周してやれ」、などと思うようになっていたのです。
結局、紆余曲折もあったものの、この夢は大人になってから実現しました。
実際に自分自身の足で、バチカン市国の入口でもあるサンピエトロ広場から国境沿いにヴァチカーノ通り(Viale Vaticano)やスタツィオーネ・ヴァチカーナ通り(Via della Stazione Vaticana)などを歩き、「ある国を徒歩で一周する」という「夢」(?)をかなえたのです。
このイタリア旅行も含め、パスポートを取得したあとで格安航空券を求めてはしょっちゅう外国に出掛けるなどし、また、運転免許を取得したあとでレンタカーをしょっちゅう借りては全国各地を巡るなど、若いころのまとまった休日は、いつもどこかに出掛けていた、という記憶しかありません。
また、偶然でしょうか、その後の仕事では全国各地を巡ることが非常に多く、結果的に仕事では47のすべての都道府県の県庁所在地、プライベートでは世界の5大陸(ユーラシア、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、アフリカ)を「制覇」(?)したのです。
もっとも、全都道府県庁所在地の「制覇」は、仕事上の都合で日帰りで慌ただしく訪問したというケースも含まれていますし、「全大陸制覇」もそれほど大仰なものではなく、たとえばアフリカだったらスペイン旅行のついでにフェリーでモロッコに渡航した、といったレベルの、本当に「ちょっとした上陸」も含めています。
この点、現在は「ひとりで気軽にあちこちいける身分」ではなくなってしまいましたが、もしもまたそのような状況になり、そのときに自分自身の体が自由に動くならば、今度は改めて国内の観光地や暖かい離島を巡ってみたり、あるいはクルーズ船に乗ったりしても良いかな、などと考える今日この頃です。
公認会計士試験の思い出
もっとも、そんな著者ですが、若いころにほぼ1年半、まったく旅行に行かなかった時期もあります。
それは、20歳代で公認会計士第二次試験を受験していたころです。
当時の公認会計士試験といえば、大卒等だと「第一次試験」は免除され、通常は7科目からなる「第二次試験」からスタートし、二次試験に合格すれば会計士補の資格者となり、監査法人などに就職し、実務補助・実務補修などを経て3年後に第三次試験に合格して晴れて公認会計士、という流れでした。
(※現在の公認会計士試験制度についてはあまり詳しくないので、もしも公認会計士試験を受験しようと思う方は、それ専門のサイトなどで調べてください。)
当然、もっともハードルが高いのは「第二次試験」であり、合格率も6~7%くらいという「難関試験」(?)とされていましたが、さすがにこの試験を受験していたころは、とにかく1年半、全力で試験に集中しようと思っていたので、結果的に旅行にはまったく出掛けなかったのです。
資格試験というものは、とにかく勢いをつけて勉強することが大事であり、短期決戦を旨としなければならない、というのが著者自身の持論ですが、これは自分自身の体験談に根差したものでもあります。
60点で良いならさっさと勉強して受かっちゃえ
ついでに述べておくならば、著者自身が持論とするもののなかに、「60点-100点理論」というものがあります。これは、試験の合格点が60点ならば、100点ではなく、まずは60点を目指すべき、とする議論です。
一般に、ある試験分野で60点を取るために必要な勉強時間が60時間だとすると、その試験分野で80点を取るために必要な勉強時間は何時間でしょうか。
その答えは、「80時間」、ではありません。
おそらく100時間以上必要です。
その理由は簡単で、どんな試験でも、「頻出」とされる分野とそうではない分野があり、「頻出」、つまり出題されたら、合格レベルにある受験生ならば必ず正解できるような分野を絶対に落とさないようにすることが、資格試験に受かるための鉄則だからです。
逆に、その「頻出」以外の分野をひとつずつ潰していくのは大変に時間がかかりますし、ましてや旧公認会計士第二次試験のように試験科目が膨大な分野にまたがっているような場合だと、しらみつぶしに勉強するのではなく、まずは基礎的な問題には正答できるようになる方がはるかに効率的です。
そういえば、公認会計士第二次試験時代の思い出がもうひとつあるとすれば、2年経っても3年経っても、あるいは4年経っても5年経っても合格できない人たちがいた、ということでしょう。
彼らがなぜ合格できないのか、当時はそれなりに観察していたのですが、ひとつの特徴があるとしたら、公認会計士試験の特定分野(具体的には財務諸表論など)の勉強にむしろ夢中になり過ぎ、基礎的な論点が完全におろそかになっていた、という点だと思います。
しょせんは試験ですから、自分自身で決めた受験期間中は、1日8時間受験勉強に集中すれば良い、という話ではないかと思うのですが、このあたりはいくらそうだと主張したところで、本人たちがその気にならない限りは、どうしようもない話でもあると思う次第です。
沖縄の18歳が2800キロを徒歩で挑む
さて、どうして旅行の話、試験の話という、取り留めもない話題を思い出したのかといえば、こんな話題を発見したからです。
沖縄の18歳が日本縦断2800キロを徒歩で挑む理由 きょう日本最南端の波照間島を出発
―――2021/10/22 12:39付 Yahoo!ニュースより【琉球新報配信】
沖縄県糸満市に住む18歳の男性が「周りの人に元気と勇気を与えたい」として、今月22日に日本最南端の波照間島を出発し、徒歩で総距離2800キロの日本縦断に挑み、来年1月28日には北海道稚内市にたどり着く予定だ、とする話題です。
詳しく知りたい方はリンク先の記事を読んでいただきたいのですが、やや乱暴ではありますが、当ウェブサイトなりに手短にまとめると、こんなストーリーです。
「この男性は公認会計士を目指し1日8時間勉強していたが、1ヵ月で挫折し、自分と同じ悩みを持つ人に元気と勇気を与えたいと思い、日本縦断を決めた」。
具体的にはクラウドファンディングで10万円の資金を集め、さらに資金集めと体力づくりを兼ねて夏に東京でテイクアウトの配達員の仕事をするなどしたそうであり、日本縦断中はおもに野宿する、などとする計画だそうです。
そもそも、この方は冬の東北、北海道を舐めてかかっているように思えてなりません。
2800キロを100日で走破するには、単純計算で1日28キロを歩けば良い、ということであり、ご本人も18歳と体力はおありかもしれませんが、それでも稚内に1月下旬に到着するというのならば、気候的には野宿など出来っこありません。
1月28日といえば、沖縄県では最高気温が20度前後ですが、北海道だと稚内に向かう途中で、最低気温がマイナス20度を下回ることもあります。いくら若くても準備なしにノコノコ出掛ければ、下手をすると命を落とします。通常、この手の日本縦断は、気候が温暖な時期を選ぶのが鉄則でしょう。
あるいは百歩譲って、今すぐ稚内に飛行機で飛んで、そこから南下していく、といった方法であれば、まだ理解できなくはありませんが、クラウドファンディングで目標額30万円に対し10万円しか集まらなかったなどと記載されているのを見れば、那覇から稚内に飛ぶというのは予算的にも難しいのかもしれません。
(※余談ですが、予算的に航空運賃が捻出できないのだとしたら、うまく稚内までたどり着けたとして、この方はどうやって家に帰るつもりだったのか、という問題もありますね。)
どうして大人が止めたのか
そのうえで、琉球新報の記事を読むと、こんな記述もあります。
「同級生は『頑張ればできるよ』と励ましてくれるが、『知識がある大人ほど止めてくる』。両親にも反対された」。
当たり前です。
受験専門学校が道筋を作ってくれている公認会計士試験ごときで挫折したような方ですから、計画性のなさは仕方がないにせよ、ご本人のことをよく知るであろうご両親が反対されたということは、そういうことなのでしょう。
それなのにご本人は、こう言って日本縦断を敢行すると決断したのだそうです。
「自分のやりたいことを、まだ1回もやったことがないのに止められるのは嫌いだ。やってみて無理ならいい。大人に子どもの夢が止められることが多いが、ちゃんと準備すれば達成できることがあると証明したい」。
「ちゃんと準備すれば達成できる」とおっしゃいますが、文面から拝察するに、「ちゃんと準備できていないから」、ご両親を筆頭に「知識がある大人」が止めているのだと思います。吹雪の中で立ち往生すれば、本人が困るがだけでなく、捜索する周囲の人にも迷惑を掛けるからでしょう。
また、この記事には、コメント欄が設けられているのですが、こんな趣旨のコメントなどもありました。
- 国道でも市街地を外れると歩道がないこともあり、雪が降れば道幅も狭くなるし、運転手もまさか人が歩いてるとは思わないから、対向車との衝突を避けるために極力左端を走るため、大変危険だから冬場の歩行はやめていただきたい
- 公認会計士の勉強はどうなったの?1月の北海道で野宿は無謀。資金集めも自力ではなくクラウドファウンディング頼みと、計画性がなさすぎる
- 雪自体を見たこともないのでは?テントも寝袋もないだろうに、冬の北海道で、どこでどうやって寝るつもりだろう?
- やるのは自由だけど、ニュースにするほどのことはない。無名の若者が日本国内を歩いたところで、元気と勇気はもらえない
- 「ちゃんと準備すれば達成できる」と言うのなら、資金集めなど、計画段階からまず示さないと。気合でどうにかなるようなことではない
- なにごとも経験ですね。成し遂げる可能性ももちろんありますので、若者の挑戦を頭ごなしに否定するのは好きではありません。何はともあれ、気を付けて下さいね。寒いですから暖かくして来てください。
…。
みなさん、正論ばかりですね(笑)
とくに最後のコメント、見かけは温かいけれどもじつは極めて辛辣なコメントで、「大人って怖いな」と思ったのはここだけの話です。
View Comments (49)
立憲民主党の広告はどうかと思います。
ふと10年前の事を思い出しました。宮城の国道4号線沿いに住む者ですが、雪の降り出しそうな時期に自販機コーナーに居たのですが、東京から原付で来たと言う青年がプルプル震えていました。何処まで行くのか聞いたら、さらに北の岩手の盛岡までは行きたいと。(この場所から180kmは北上する必要)
防寒装備ではないし、下手をすると雪が降って路面も凍結する旨を話して止めたのですが、去っていきました......自分にも経験はあるのですが、目的を決めてしまうと呪縛されて止められない姿を見た気がします。無理して行ったとしても、帰りがあることを思いいたせないのか、哀れさえ感じた思い出です。
この若者のことを全く知らないのでこの個人のことは言えないのですが、偏見かもしれませんが、暖かい地域(国)の人は生活環境に対して楽観的な人が多いと思っています。食物は簡単に育ち手に入るし着るものは簡単で済むし、うたた寝していて風邪ひいたり凍死したりすることもないでしょう。昨年来の武漢ウイルス感染症で全国有数の感染状態を示しているのもその表れだと思っています。以上、小生が経験した沖縄や暖かい東南アジア出張生活からの個人的感想です。
冬だからって以前に、10万円で100日って、1日1000円でどうするんだろう??
長距離歩くとお腹も減るだろうし、喉も渇くだろうと思うけど・・・・・ 歩く時間がいるから、「とったど〜っ」てやる訳にはいかないと思うんだけど・・・・・は(⑉˙ᗜ˙⑉)てな??
7〜9月、3ヶ月働きまくって100万円くらいは貯めたのかな?だから、クラウドファンディングは、資金のためよりも話題作りってことかな?
というか、そうあって欲しいのです♪
ただ今は携帯があればイザとなればなんとかなるので、「判断の遅れにだけは注意して頑張ってください」たなのです♪
やらせてあげればいいんじゃないかな
冬の寒さの心配をしている方が多いですが北海道どころか東北までいけないでしょう
親御さんは心配で仕方ないでしょうが
私も、やらせてあげればいい の意見です。
東北とは言いません、関西まで辿り着けばそれは凄いことなのですから。
一日30kmを歩くのは、休憩をいれれば多分6km/hは確保できず5km前半程度になると思います。歩き慣れていないと、毎日5時間から6時間歩くのはだんだん苦行になります。じーさんの私では荷物を持たないで歩いても30kmでは翌日は気持ちが萎えています。
この若者、九州の半ばくらいでリタイアする勇気があれば、それがこれからの人生に生きることは間違いありません。だから、やらせてあげればいいのです。
自分は北海道在住ですが、北海道で野宿できるのは、ほぼ夏だけですよ(苦笑)
お彼岸過ぎたら朝晩日増しに寒くなりますから。
ルートはわかりませんが、内陸部も通るつもりなら山陰や山陽でくじける…いや九州縦断出来れば上出来じゃないかな。
なんにしても、他人様に迷惑をかけないように決断してくれるのを祈るばかりです。
九州横断が関の山かと。会計の勉強で籠るのが嫌になって外に出て来たようですね。何となく気持ちは分かるような気がします。
自然は恰好の先生ですので人様に迷惑をかけない範囲において命を使って勉強をしてくればいいと思います。まことに興味深いことですなぁ。
こんにちは。
九州出身です。本州と比べて南といったって、沖縄に比べたらかなり寒いし、どこを通っても起伏があって幾つもの峠を越えて行かないといけないので楽な旅ではないですよ。峠の上はかなり寒いです。
本当の友達なら全力で止めると思うのですが、そういう友達をうざいって切っちゃったのかな?
なんちゃってギター弾き様
イエスマン以外は認めず否定する幼稚性、杜撰な計画性、無駄に高い行動力の3点揃ったとても香ばしい人。
苦言を受けいれる器は大切ですね。
なーに数日野宿して満足したら寒さに負けて家に帰ってきますよ。
簿記3級様
それから、親が反対したことを腐した文章を堂々と載せるっていう新聞の良識を疑いますね。せめて載せるなら稚内に到達した後「親は反対したけどやり遂げたぞ〜!」だったら、まだわかりますが。
記者諸氏も自分の子どもがこんな時期から徒歩で日本縦断なんて言い出したら絶対賛成しないでしょうに。せめて格安航空券と青春18きっぷでゆいレールの日本最南端駅と、枕崎から稚内まで各駅停車で縦断するっていうなら、これまたまだわかりますよ。記事にならないでしょうけど(汗)
船代があるので、10万なんて九州上陸時点で尽きているような気がします。
うまく上陸できたとしても、西側なら三太郎(津奈木太郎峠、佐敷太郎峠、赤松太郎峠)越えで挫折するかと。
東側なら、なんとか都城に辿り着ければ延岡までは行けるでしょう、たぶん。宗太郎越えはムリゲーかな。
なお北九州は気候的には日本海側です。
しかし、糸満(市役所)~北中城のイオンは28kmほどですが、3kgの荷物は負荷になるんでしょうかね(往復歩くとは書いていないし)。
そのイオンから那覇まで(20km程度)ならたまに徒歩で移動しますが、歩きやすい道ですので荷物が問題になることはあまりないですね。
急傾斜はなく、道中には飲食店が多く休憩場所にも事欠きません。
あえて言うならトンネルの中の歩道が狭いくらいでしょうか。
みったぁ様
お詳しい。ご紹介頂いた三太郎峠は中々凶悪そうですね。近辺では野宿ではなく旅籠が必要ですね。
そう言えばYOUは何しに日本へという番組で家も車も捨て三ヶ月のりょちんを得て自転車で日本横断をしたアルゼンチン人のエーセさんは西上ではなく宮崎、大分経由の東上をしていました。(こっちも厳しそうな峠越え)
携帯がある時代ですから、お金が無くなってもヒッチハイクなどせず親に迎えにきてもらうつもりかもしれませんね。もしくはクラウドファンディングでマネーを再募集するとか。
話をずらします。
若者が、投票に行かない理由に「誰に投票して良いかが分からない」「どの政党に投票して良いかが分からない」が、挙げられます。
そんな物かなと思う一方、yahooなどであなたにマッチする政党、候補者を選択するコーナーが有ります。
自分の理想と政党の公約のマッチ度から、選ばれるようですが、共産党の公約に共産かするためなら暴力革命は、正しい行為とは書いていません。
という事で、公約だけで投票するのは、リスクも有るという事です。
この記事で思ったのは、若者を否定する気は有りませんが、「公約(理想)の実現の可能性と影響までは、頭が回らないんだろうな」という事です。
まあ、昔の若者よりも情報が多くて優秀な若者も多いと思いますが、何時でも半分は平均以下なのは変わりません。
若者の投票率が上がると良い、彼らが自分達で決めれる様になれば良いとも思います。
ぐちゃぐちゃになったから、お終いニダ。
「同級生は『頑張ればできるよ』と励ましてくれるが、『知識がある大人ほど止めてくる』。両親にも反対された」。
うわぁ...。バカなのかな、この子...。
そりゃ同級生は責任取らなくていいからね、頑張れって言うの当たり前じゃん?
「ちゃんと準備すれば達成できることがあると証明したい」。
計画段階から準備できてねぇじゃん!!
勉強を一カ月でとん挫した若者から勇気は得られません。
「1ヶ月で挫折」もツッコミどころでしょう。
1ヶ月で挫折するくらいなら、そもそもそれをやると決めた判断力も疑わしいので、わずか1ヶ月で見切りをつけられる高い判断力とは評価しづらいです。
見通しが甘く努力できないタイプ、ということなのでしょう。
まあそういう人はたくさんいますし私も偉そうなことを言えたもんでも無いですし、特にこの若者を避難しようとは思いません。
こんなツッコミどころ満載の事例を美談として取り上げた琉球新報のセンスがイケてないということでしょう。