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東京で「感染者が爆発的増加」?重症者は増えていない

数字とロジックを軽視する者は数字とロジックに罵詈雑言を浴びせる

「東京都で感染爆発が生じている!」「もう東京五輪はとにかく中止だ!!」。もし本気でそんな言説を信じていらっしゃるのなら、どうか目を覚ましてほしいと思います。たしかに東京都をはじめとする新規陽性者の急拡大は予断を許さない状況であることに間違いはありませんが、それと同時に、「感染」の実態を、データに基づいて冷静に確認しなければならないことも間違いありません。結論的に言えば、少なくとも東京都に限れば、重症者が激増する兆候は(今のところは)見られません。まさに「数字」と「ロジック」の重要性を再認識すべきでしょう。

新規陽性者≠感染者

昨日の『おもてなしとフェアプレイ、五輪大成功こそ最大の反撃』でも取り上げた論点のひとつが、東京都における「感染」の急拡大です。

ただ、この「感染」という用語にも、注意が必要です。

一般に「陽性者」とは、そのウィルスの陽性反応が出た人を意味する一方、「感染者」とは、ウィルスが体内に侵入し、増殖した状態を意味します。

したがって、陽性者のすべてが「感染者」ではありません。

実際、東京都の『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』のページで公表されているオープンデータに収録されているデータは、「検査の結果、新規に陽性であることが判明した者」であり、「新型コロナウィルス感染症を発症した者」ではありません。

また、同じく東京都の『新型コロナウイルス感染症重症患者数』のページで公表されているオープンデータを眺めるだけでも、「陽性者数」のうち全員が入院しているわけでもなく、入院している患者も「軽症・中等症」と「重症」のケースがあることが確認できます。

国や東京都は「新規感染者」ではなく「新規陽性者」として統計を発表しているわけですから、その数値を「感染者」として報じることは、明確な誤報であるだけでなく、「パニックを煽る」など、何らかの悪意を持った捏造報道の一種だと受け取られても仕方がないでしょう。

この点、世間的には「感染」ないし「感染者」などの用語が使われていますが、当ウェブサイトでは国や地方公共団体などのデータを紹介する際に、「感染」ないし「感染者」という表現を極力使わないようにしているのは、できるだけ元データの定義に忠実でありたいと考えているから、というわけです。

(※ただし、文脈によっては、間違っていることを承知のうえで、わざと「感染者」という用語を使うことがあります。たとえば、メディアの報道を引用し、「メディアが『感染者急増』と報じて人々の不安を煽ろうとしている」と述べるときが、その典型例です。)

東京の「感染爆発」の実態

新規陽性者は「東京+2020」を目指す?

さて、昨日の東京都の「感染者数」(※もちろん、正しくは「新規陽性者数」です)を確認しておきましょう。

東京都・7月22日(木)時点の状況
  • 新規陽性者数…1979人(前日比+147人/前週比+671人)
  • 7日間平均値…1373人(前日比+96人/前週比+491人)

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータをもとに著者作成)

たしかにこれで見ると、1979人と「第4波」のピークを大きく超えていることが確認できます。

これで本日の新規陽性者が「2020人」になれば、これが本当の「東京+2020だ」、などとする。まことに下らない冗談を書いているネットユーザーもいるようです。

もちろん、ここで「感染者数」と申し上げたのは、じつはウソで、実際には「新規陽性者数」のことですが、ただ、その「新規陽性者数」にしても、前日比+147人・前週比+671人と、明らかな「急増」ぶりです。これだとさながら「感染爆発」状態、というわけです。

グラフ化すれば一目瞭然

これをグラフにもしておきましょう(図表1)。

図表1 東京都新規陽性者数と7日間平均値

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータをもとに著者作成)

グラフの終端部分、すなわち最新の日付(昨日時点)では、少しわかり辛いのですが(※これについてはのちほど別の図表で示します)、新規陽性者数がニュウっと伸び、7日間平均値(赤線)も急上昇していることが確認できるでしょう。

ただ、ここでふとした疑問が浮かぶとすれば、それだけ「感染者」が激増していて、実際のところ、医療は逼迫しているのか、という点です。

これについて、図表1に別のデータを組み合わせ、少し面白いグラフを作ってみましょう(図表2)。

図表2 東京都新規陽性者数と7日間平均値、重症者数

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』および『新型コロナウイルス感染症重症患者数』のオープンデータをもとに著者作成)

図表1との違いは、黒線で描き込んだ「重症者数」(右軸)です。

左右の軸の単位は違いますが(右軸は左軸の10分の1)、新規陽性者と重症者の山がほぼ一致していることは確認できます(もっとも、年末年始の新規陽性者激増時に関しては、山のピークと形状に微妙な不一致が見られますが…)。

明らかに重症者は増えていない

しかし、この「第5波(?)」の局面においては、どうも両者にあまり関連性が見られないのです。

こうしたなか、図表1、図表2だと期間が長いため、もう少し短い期間で確認したものが、次の図表3です。

図表3 東京都新規陽性者数と7日間平均値、重症者数

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』および『新型コロナウイルス感染症重症患者数』のオープンデータをもとに著者作成)

図表3については、左右の軸の単位が異なっているため、注意が必要である点に関しては、図表2とまったく同じです。

これで確認すると、東京都の新規陽性者数が明らかな増加に転じたのが7月7日前後と考えられますが、重症者数については顕著な増加が見られません。

この点、新規陽性者の増減と比べ、重症者の増減が遅れるのではないか、といった指摘もあるはずですが、過去の実績で見ると、たとえば「第3波」(昨年末から今年初めにかけての新規陽性者急増局面)では、重症者と新規陽性者の山がほぼ重なっていることが確認できます。

危険指数とリンクする重症者数

では、この重症者数、これから増大していく可能性はどのくらい高いのでしょうか。

これについて、当ウェブサイトでもこれまでしばしば用いてきたのが、「危険指数」という考え方です。

これは、30歳代を1倍としたときの「発症した際の重症化倍率」(下記参照)を掛け合わせて求めた指数です。

年代別の重症化倍率:30歳代を1とすると…
  • 若年層:10歳未満…0.5倍/10歳代…0.2倍/20歳代…0.3倍
  • 中年層:30歳代…1倍/40歳代…4倍/50歳代…10倍
  • 高年層:60歳代…25倍/70歳代…47倍/80歳代…71倍/90歳代…78倍

(【出所】厚生労働省『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』P4)

統計的事実に照らして申し上げるなら、若年層ほど重症化率が低く、高年層ほど重症化率が高いことが明白です。

そして、先ほどの図表2(新規陽性者数、7日間平均値、重症者数)から「7日間平均値」を取り除き、かわりに「危険指数」(を10で割ったもの)を重ね合わせて示したものが、図表4です。

図表4 東京都新規陽性者数、重症者数、危険指数÷10

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』および『新型コロナウイルス感染症重症患者数』のオープンデータをもとに著者作成)

こうやって重ねてみたうえで、グラフの形から判断すると、「危険指数」は重症者数の「先行指数」とまではいえませんが、それでも「危険指数」と重症者数の「山」についてはほぼ重なっているか、「危険指数」の「山」が「重症者数」に若干先行している、という傾向があることは否定できないでしょう。

ただ、当ウェブサイトで開発した「危険指数」が、結果として重症者数とうまくリンクしているという事実には、自分でもやや驚いているところでもあります。

高齢層の重症化リスクの激減

危険指数も重症者数も(いまのところは)抑制的

なお、図表4について、最近の部分を見やすくするために、もう少し期間を短くしてグラフ化したものが、図表5です。

図表5 東京都新規陽性者数、重症者数、危険指数÷10

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』および『新型コロナウイルス感染症重症患者数』のオープンデータをもとに著者作成)

新規陽性者数の増大と比べ、危険指数自体は抑制的に推移していることがうかがえます。

もちろん、ここ2~3日の「感染『爆発』」の影響で、危険指数自体も押し上げられている点には注意は必要でしょう。新規陽性者に占める高齢者の割合が減っていたとしても、新規陽性者の絶対数が増えれば、高齢の陽性者の人数も増えるからです。

もっとも、新規陽性者全体に占める高齢者の割合が、今年1~3月頃と比べて顕著に下がっているという事実も重要です(図表6)。

図表6 東京都における新規陽性者全体に占める高齢者の割合

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータをもとに著者作成)

グラフを1年間にすると、じつは新規陽性者に占める高齢者の割合、1年前の夏ごろも非常に低かったのですが、今年1月下旬から4月初旬に、なぜか非常に上昇しているのです。ちなみにこのピークについては、図表2や図表4で示した「重症者」のピークともズレが生じています。

なんだか非常に不思議ですね。

いずれにせよ、現時点において、重症者は急増していないこと、新規陽性者に占める高齢者の割合が顕著に低下しているということは、統計的事実と考えてよさそうです。

「自粛しない若年層」の問題点

その一方で、新規陽性者に占める若年層の割合が、ジリジリと上がり続けているのは、気になるところです(図表7)。

図表7 東京都における新規陽性者全体に占める若年層の割合

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータをもとに著者作成)

統計的事実として、若年層は重症化し辛いことは間違いありませんが、これは「重症化し辛い」という話であって、「重症化しない」という話ではありません。若年層に感染が拡大すれば、当然、重症化する若者も出て来るはずです(といっても、重症化する割合自体は、高年層と比べて桁違いに低いのですが…)。

いずれにせよ、本来、メディアが今すぐやらなければならないのは、緊急事態宣言中にも関わらず外出を自粛しない、若年層を中心とする人たちに自制を促すことでしょう。どうしてオールドメディアはそれをやらず、いたずらに「感染の恐怖」を煽るのでしょうか。

ワクチン接種実績は7500万回を超える!

さて、当ウェブサイトではかなり以前から、「7月に入ってからの『感染者』増大にも変わらず、基本的に東京の医療崩壊リスクは遠のいている」と考えているのですが、そう判断する根拠のひとつが、ワクチン接種の進捗です。

世間では東京五輪直前の「感染爆発」にばかり注目が集まっているきらいがありますが(というよりも、新聞、テレビなどの「オールドメディア」がそう誘導しているからなのかもしれませんが)、「ワクチン接種記録システム(VRS)」などから判断する限り、現実にはワクチンの総接種回数が7500万回を超えています(図表8)。

図表8 ワクチン接種実績と接種率
区分 接種回数 接種率
全体合計 75,326,439
うち1回目 45,245,970 35.59%
うち2回目 30,080,469 23.66%
65歳以上合計 52,336,201
うち1回目 29,709,831 83.72%
うち2回目 22,626,370 63.76%
医療従事者等合計 11,960,605
うち1回目 6,412,533
うち2回目 5,548,072

(【出所】VRSオープンデータおよび首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて』データをもとに著者作成。ただし、VRSデータは7月21日までの接種実績、医療従事者等については7月19日までの接種実績。なお、「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の人口で割った数値。高齢者接種率は累計接種回数を3548万6339人で、全体接種率は累計接種回数を1億2712万8905人で割って求めたもの。「医療従事者等」については算出していない)

VRS生データのダウンロード方法
  • 次の文字列をウェブブラウザのURL欄に打ち込むと、その時点の最新データが取得可能
  • https://vrs-data.cio.go.jp/vaccination/opendata/latest/prefecture.ndjson
  • 上記文字列のうちの「latest」以降の部分を「{dt}/prefecture.ndjson」(※)に変えると過去データの入手が可能(※なお、{dt}は「yyyy-mm-dd」形式で日付を入力。たとえば「2021年7月11日時点のデータ」なら、{dt}の部分を「2021-07-11」に変換)

接種実績、1日当たり150万以上?

65歳以上の、いわゆる「高齢者」に対する一般向け接種に限定すれば、2回目接種率は63.76%だそうですが、これに例の「VRS未入力問題」があるため、現実には2回目接種で7割を超えていることはほぼ間違いないというのが、個人的な見解です。

「医療従事者等」を除外した一般向けに限定すると、1日当たりの接種回数も、データで見れば少なく見積もって120~130万回、下手をすると140~150万回かそれ以上に達していると考えられ、これに「医療従事者等」への接種実績(1日10万回弱)が加わる、というわけです。

VRSのデータ自体、バックデートでの修正があまりにも多く(たとえば昨日時点のデータに関していえば図表9)、現時点での「未入力」(ワクチン接種は終わったけれどもVRSへの入力が終わっていない回数)は、少なく見積もって300万回前後、下手をすると600万回を超えるでしょう。

図表9 VRSデータの「増分」の推移(医療従事者等以外)

(【出所】日付別に取得したVRSデータをもとに著者作成)

このため、高齢者の1回目についてはすでに9割、2回目については7~8割に達していると考えて良いでしょう。

印象操作に騙されるな!

ワクチン接種が「順調ではない」という面妖な調査

さて、先日の『ワクチン接種「順調でない」が7割:不可解な世論調査』でも報告しましたが、産経・FNN合同世論調査(産経ニュース・7月19日付『内閣支持率、今年最低39%、ワクチン接種「順調でない」7割超す』参照)では、こんな記述が含まれていました。

  • 政府の新型コロナウイルス対策を『評価しない』との回答は63・8%で、『評価する』の30・4%を上回った。ワクチン接種や酒類提供をめぐる混乱など、政府の新型コロナ対策への不満が支持率を押し下げた。
  • 首相が感染対策の『切り札』とするものの、供給不足から自治体や職場で遅れの出ているワクチン接種の進捗(しんちょく)状況については、『順調に進んでいない』が70・5%で、『順調に進んでいる』の26・5%を上回った。

何も考えずにこの記事を読んでしまうと、「そうか、政府のコロナ対策はうまく行っていないのか」、と、漠然と刷り込まれてしまう、というわけです。

しかし、実際に生データを入手し、分析してみると、少なくとも政府が当初コミットした、「1日100万回を上回る接種」、「7月末までに希望する高齢者向けの接種を終える」という目標については、ほぼ達成できると考えて良いでしょう(自治体により多少の遅れはあるかもしれませんが)。

くどいようですが、この世論調査で「順調でない」と答えた人は、いったい何を見てそう判断したのでしょうか?

少々厳しいことをいえば、オールドメディアが垂れ流す印象操作に騙されていませんか?

それとも、高齢者以外の層に対する接種や職域接種にうまくいっていない事例がある、という理由で、あるいはお住まいの自治体で接種がうまく進んでいないという理由で、「政府のせいでワクチン接種が順調ではない」、などとお思いなのでしょうか。

政府に責任転嫁する愚

批判を覚悟のうえで申し上げますが、個人的見解に基づけば、ワクチン接種を巡る混乱をもたらした犯人は、結局のところ、「接種を済ませたにもかかわらずVRSに実績を入力していない現場」にあります(『松井一郎大阪市長がVRS未入力の事実を認め開き直り』等参照)。

著者自身、中小企業経営者として役所に出向いて手続をすることが多いのですが、個人的経験に基づけば、役所(とくに新宿区役所と日本年金機構)の事務処理のレベルは低すぎます(※これに対し、税務署の事務処理能力は高いと思いますが…)。

ワクチン接種の混乱を政府の責任にしたい気持ちもよ~くわかりますが、ワクチン接種がなかなか受けられない、という事例に関しては、どちらかといえばお住まいの自治体の問題ではないでしょうか(実際、同じような人口規模、同じような陣容でありながら、ちゃんと入力している自治体もあれば、そうでない自治体もあるようです)。

陽性者を感染と呼ぶNHK:コロナ問題はメディア問題』などでも報告したとおり、新聞、テレビは連日のように、コロナ「新規陽性者」を「感染者」と呼び替えたうえで、「感染者が急増している」などとして東京五輪への恐怖を煽っています。

だいいち、緊急事態宣言中に人出が減らないのは、現行憲法上、強制力を持ったロックダウン措置を講じることが難しいという点にあるのであって、菅義偉総理大臣の責任ではありません。すべては憲法を変えられない国会と、日本共産党をはじめとする政党に議席を与え続けている日本国民の責任です。

そして、オールドメディアの報道姿勢は、おそらく長い目で見ればオールドメディアが自身の首を絞めることにつながりますし、特定野党の「政府の足を引っ張る」という態度も、これらの野党自身の首を絞めることになるのは間違いありません。

しかし、それと同時に日本国がオールドメディアの無責任な報道、特定野党の無責任な行動の道連れになって沈んでしまうようなことは、絶対に避けなければなりません。

いずれにせよ、昨日の『おもてなしとフェアプレイ、五輪大成功こそ最大の反撃』でも指摘しましたが、現在のオールドメディアは、何とかして東京五輪を潰そうとしているように見受けられます。

当ウェブサイトではこれまで、「数字とロジックの重要性」を何度も強調してきましたし、今後もそれをやめるつもりはありません。

ちなみに、「数字とロジックの重要性」を指摘すると、なかには特定メディアや日本共産党の関係者でしょうか、感情的な罵詈雑言を書き込む者も(ごく一部には)存在します。これも、数字とロジックを軽視する者は、数字とロジックの前では、感情的で恥知らずな罵詈雑言でしか対応できない、という証拠でしょう。

いずれにせよ、報道の印象だけで「東京は大変な混乱だ」、「今からでも東京五輪をやめた方が良い」、などとする無責任な主張に乗っかるのは、いい加減、やめませんか?

新宿会計士:

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  • 何度も何度も新宿会計士様が数値とグラフで分かりやすく伝えているのに、マスコミ報道の姿勢が一向に変わらないのは理解できないのではなく、もはや理解しようとせずに自社の方針に従った記事を流すのが務めのようです。マスコミの世論調査と称するやり方をつぶさに見てゆくと、印象操作による誘導はひどいものですが、普通の人はそこまで突っ込んで考える余裕もなく操作されてしまうのでしょう。
    立場の異なる意見を無視・抑圧しない民主主義の原則を利用した印象操作、フェイクニュースによよる世論誘導を防げ得ない民主主義の弱点がよく表れています。この辺が中国共産党などの独裁政権による統制がうまくゆく所以で、時として羨ましく思ってしまいます(独裁政治を支持してはいませんが)
    マスコミによる「第4波」とか「オリンピックにより感染爆発する」だのはほとんどフェイクニュースに近いと思いますが、マスコミは自身が誤報と称するフェイクニュースを流しても責任を問われません。何かよい仕組みはないものかと思いますね。

  • >個人的経験に基づけば、役所(とくに新宿区役所と日本年金機構)の事務処理のレベルは低すぎます

    友人に公務員が二人いますが、彼らの話を総合すると昔は窓口業務をしている間に事務処理をする人が業務をしていたのが財政的問題なのか職員数を大幅に削られて、窓口業務が終わったあとに残業あるいは休日返上で事務処理をしている状況だそうです。
    これに各種「白書」の作成や「選挙」となると3ヶ月ぐらい休みなしは当たり前のようです。そういう状況でVRSの入力は後回しにされるのは容易に想像されます。
    まあ民間でも実態は似たようなものではありますが(かくいう自分もそうです)、自治体によっても相違が有るかも知れませんが日本の労働者の実態は数字に出ている以上に悲惨なものだと思います。
    好き好んでVRS の入力を優先させる人は少ないと思いますよ。

    • 人手の問題なら入力作業の人件費は政府が負担するのではなかったでしょうか?
      入力は支給されたタブレットではなくバーコードリーダーで行えば簡単に入力できるとの事なのでスキルは不要とだと思います。

    • 私も公務員の友人が何人もいますので、予算と人員の削減の話は理解できます。
      しかしながら、河野大臣が「入力のための費用は国でもつ」と明言していますので、
      問題は各自治体での体制確立の遅れか、首長の理解の無さかと思っています。
      いずれにせよ、コンピュータによる在庫管理(いえ、経理でも販売でも同じなのですが)にすこしでも経験があるならば、入出庫の登録をサボるとどうなるか自明のことです。
      先日の松井市長の話では、「いい加減にしろよ、この野郎」と胸がざわついた次第です。

  • 確かに自覚症状もなく陰性確認等のための検査で発見された新規陽性者の中には、人知れず感染し既に免疫を獲得済の者も含まれていそうですね。

    その場合には【新規陽性者=感染者】との定義は、当てはまらないですね。

    メディアの発する世論調査は、設問の定義や聞き方で、実態と乖離した結果に印象操作されてる感が否めないんですよね。

    彼らには、実態に即した是々非々の世論を問う ”フェアプレーの精神” は存在しないのでしょうか?

    *ストライクの政策をボール判定に誘導する【フレーミング左手の法則】にはウンザリしています。

    • マスコミにとってフェアープレイの精神は人に要求するものであって自らが守るべきものでは無いようです。
      アレッ、隣の国とそっくりですね。

  • ワクチン接種が進めば若者だけでなく、すでにワクチン接種した人も自粛する気は無くなりますから、行動制限や営業制限の効果はどんどん薄れるのが当然で、マスコミが新規感染者数をいくら強調しても白ける人も増えているように思います。さらに、マスコミは重症者が大して増えてないことはほとんど触れませんが、リテラシーの高い人は知っていて自粛するつもりもない。それが人々の行動に現れてるのではないでしょうか。
    結局、唯一の解決策はワクチン接種のみ。ワクチン接種の有無で差別してはいけないと政府は言いますが、ワクチン接種した人を優遇しないといずれ接種者数は頭打ちになってしまいます。ワクチン接種を拒否する人はコロナ対策に貢献してないので、接種してないことで不利益な扱いがあっても甘受べきでしょう。

    • >接種してないことで不利益な扱いがあっても甘受べきでしょう。
      当然ですね、但し接種したくても接種出来ない人へのケアは必要です。
      今すぐワクチンパスポートを国内にも適用し、飲食、旅行に活用するべきです。
      後はサベツガーの声に負けずに実行できるかどうかですね、今のオリンピックの腰砕け状態をみると期待薄です。
      マスコミが正気を取り戻し理不尽な声に立ち向かえる雰囲気を誘導しなくては無理でしょう。

    • 働いている20代以上(特に男性)は、業務上の理由や職場の雰囲気から、
      よほど強固な反ワクチンの信念がない限りワクチン接種を受けるような気がしますが、どうでしょうか?(タマホーム除く)。
      ワクチンパスポートは早く導入してほしいですね。

    • ワクチンを2回接種した人を対象としたGo to eatとGo to travelを再開しては如何でしょうか?

      重症化する確率が低い30代、40代のワクチン接種促進には何らかのインセンティブが必要ではないかと思います。

  • 昨日出勤した休日救急センターに県のコロナ調整センターがあるのです。
    休日出勤した職員100人近くが引っ切り無しに電話してました。
    先週フェーズ2から3に変更されたぐらいなので忙しくなってました。
    軽症・中等症の患者さんが増えれば入院調整が難しくなり調整センターは
    多忙になります。
    2週間するとその中から重症へ移行する患者さんがどの位増加するかで
    重症病床の逼迫の問題が起きてきます。
    ワクチンの影響が重症化抑止にどの位有効かに掛かっていると思います。
    2019年頃まで、医師会雑誌で特集されたほど大規模災害医療に注目が
    集まっていましたし、オリンピック・パラリンピックでのテロ発生に
    関しても議論されていました。
    武漢肺炎などというバイオテロが起きている上に爆弾テロなど起きては
    東京が煉獄と化してしまいます。
    その意味でも無観客は正解です。
    昨日サッカーを会場近くでタブレット観戦していた若者をマスコミが撮影して
    次戦ではもっと若者を煽って増やすつもりなのでしょう。
    そこに、自動車テロや爆弾テロが起きたら黒いトリアージカード張られますよ。

    • 地方のコロナ病棟ですが、病棟使用率は確実に上がってます。現場状況も第四波の酷い時と遜色無くなってきています。
      調整センター、保健所の対応能力が限界に来なければいいのですが。
      隔離用施設のキャパシティを超えると中等症での対応が遅れ始めて、重症化率が上がってくるので危険なように感じます。
      ま、それで後遺症が出る・亡くなる方は数字上誤差でしかないと、えらい人も一般人も割り切っているのかもしれません。

  • NHKが運営しているサイトに「世界のワクチン接種状況」というのがあります。最近この数字を追っていますが、日本の接種数は6月27日に37百万回だったのが7月21日に73.9百万回。
    25日間で36.9百万回増えています。1日あたり1.476百万回。ほぼ1.5百万回。河野さんがんばったね。自衛隊えらい。変異株に油断せず接種を増やそう。
    ちなみに韓国はこの25日間で3百万回しか増えていない。一日あたり0.12百万回。

    • 河野さんが頑張ったわけではなく自治体や民間病院の努力ですね。
      その力を引き出すように仕向けたのは誰なのかな?

      • >その力を引き出すように仕向けたのは誰なのかな?
        結局のところ河野さんになるのでは

        • 同意。
          現在のところ日本の対応は国民も含めてまあまあ良くやっていると思う。
          最近は海外のニュースを簡単にみられる(例えばNHKBSのワールドニュース)のでそれは理解されてると思う。メディアは国民のレベルをかなり低いところにおいているので日本は最悪というような報道を繰り返す。

  • ところで三浦瑠璃氏がツイッターで、ウォールストリートジャーナルの記事を引用して、世界の超過死亡と発表されているコロナ死の関係で韓国のデータがおかしいと言っていた。グラフを見ると確かに突出しておかしい。コロナ死をコロナ死として公表していない可能性がある。
    まあ確かにコロナ死の定まった定義はないようですが。
    ちなみに超過死亡がマイナスの国は日本、オーストラリア、ニュージーランド、台湾を含めて9か国でした。

    • 韓国(というか特定アジア三国)の出す統計データは、事実ではなく「あるべき姿」に基づいて「正しく修正」されますので、一々目くじらを立てなくてもよいと思います。

  • 一度偏向報道を始めると止められないんでしょうね。叩かれるから。隣の半島南側ソックリ。おまけに半島南側が大好きで五輪止めろと言っていた朝日は五輪中継するし、支離滅裂ここに極まれりって感じですね。

    • 支離滅裂ぶりも半島そっくりですね。
      同じ民族が経営しているのかも?

  • ワクチンの総接種回数が7,500万回突破とは、まさしく急ピッチで上がってますね。

    東京の新規陽性者数1979人(前日比+147人)を「新規感染者」と詐称し、煽りまくるテレビ、新聞、更に大手のウェブニュース社。しかし、重症者数の減少には言及しません。どうしても政府の無為無策にしたいのです。

    「接種を済ませたにもかかわらずVRSに実績を入力していない現場」は今、どうなっているのか分かりませんが、少しは挽回したのか、知人の20歳代まで接種券が送られて来てます。電話で問い合わせると「9月になりそう」と言われたそうです。

  • 2週のみの比較ですが高齢者の重症化率は減少傾向が見られます。
    7月7~13日
    U10  10s 20s 30s 40s 50s 60s 70s 80s 90-
    陽性者数 662 1387 4243 2648 2521 2003 780 426 211 50
    陽性者比率 4.4% 9.3% 28.4% 17.7% 16.9% 13.4% 5.2% 2.9% 1.4% 0.33%
    重症者数 0 0 0 1 27 63 99 138 71 8
    重症者比率 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00%
    重症化率 0.00% 0.00% 0.00% 0.04% 1.1% 3.2% 12.7% 32.4% 33.7% 16.0%

    7月14~20日
    U10  10s 20s 30s 40s 50s 60s 70s 80s 90-
    陽性者数 1066 2347 6800 4139 3893 2952 1041 459 234 73
    陽性者比率 4.7% 10.2% 29.6% 18.0% 16.9% 12.8% 4.5% 2.0% 1.0% 0.32%
    重症者数 0 0 0 0 27 65 99 137 71 8
    重症者比率 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00%
    重症化率 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.69% 2.2% 9.5% 29.9% 30.3% 11.0%
    ※重症者はその時点での重症者数と思われます。

    下記ホームページより
    https://covid19.mhlw.go.jp/

    • すみません,
      レイアウトがおかしくなり数値も化けてしまいました。

      7月7~13日
      U10 10s 20s 30s 40s 50s 60s 70s 80s 90-
      陽性者数 662 1387 4243 2648 2521 2003 780 426 211 50
      陽性者比率 4.4% 9.3% 28.4% 17.7% 16.9% 13.4% 5.2% 2.9% 1.4% 0.33%
      重症者数 0 0 0 1 27 63 99 138 71 8
      重症者比率 0.00% 0.00% 0.00% 0.25% 6.6% 15.5% 24.3% 33.9%17.4% 1.9%
      重症化率 0.00% 0.00% 0.00% 0.04% 1.1% 3.2% 12.7% 32.4% 33.7% 16.0%

      7月14~20日
      U10  10s 20s 30s 40s 50s 60s 70s 80s 90-
      陽性者数  1066 2347 6800 4139 3893 2952 041 459 234 73
      陽性者比率 4.7% 10.2% 29.6% 18.0% 16.9% 12.8% 4.5% 2.0% 1.0% 0.32%
      重症者数 0 0 0 0 27 65 99 137 71 8
      重症者比率 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 6.6% 16.0% 24.3% 33.7% 17.4% 1.97%
      重症化率 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.69% 2.2% 9.5% 29.9% 30.3% 11.0%

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