一難去らずにまた一難:積み上がる韓国の対日不法行為
最近気づいたのですが、このインターネット時代に出現したのが、メディアの「新しい楽しみ方」です。「ツッコミ読み」とでも言えばよいのでしょうか、いわば、名もなき一般人がメディア報道の間違いにツッコミを入れ、それをSNSなどに投稿しながら読む、という方式です。そして、こうした読み方が確立する契機を作ったのは、韓国メディアではないかと思うのです。
目次
日本で成功しつつある韓国メディア
メディアを盲信しない
昨日の『メディア人ではない一般人こそ、ウェブ評論に参入を!』でも申し上げたとおり、インターネット時代が到来したことで、良かったことがひとつあるとすれば、私たち一般国民であっても、その気になれば、自分自身で不特定多数の相手に対して情報発信ができるようになったことだと思います。
ネット環境が普及する以前であれば、基本的に、一般人はマスメディア(とくに新聞、テレビなど)が流してくる情報を受け取るという「受け身」の立場に置かれていましたし、また、それらの情報に異論ないし不満があったとしても、「情報の受け手」側が不満を表明する手段は非常に限られていました。
しかし、現代社会だと、マスメディアが流す情報に対して違和感を抱いた場合などには、ツイッターなどのSNS、自身のブログ、匿名掲示板などに自由に書き込むことができますし、また、国会中継、政府発表など、「マスメディア以外の情報源」も、ずいぶんと増えて来ました。
もちろん、新聞、テレビを中心とするマスメディアの社会的影響力は依然として強いのですが、その社会的影響力はかつてのような「絶対的なもの」ではなくなり、それどことか、社会のネット化が進むに従い、次第にその力関係には逆転が生じ始めているともいえます。
なにせ、情報発信が一握りのメディア人の特権だった時代では難しかった、「一般人がメディア報道の誤りを検証して指摘する」という作業が、じつに簡単にできるようになってしまったからです。
もちろん、いかにインターネットの時代といえども、ひとりひとりの「名もなき一般人」の社会的影響力など、微々たるものではあります。しかし、こうした「名もなき一般人」は無数に存在しますし、メディア報道に対する異議申し立ても、日々、無数になされています。
不肖ながら、当ウェブサイトもこうした「名もなき一般人」の立場からメディア報道の内容について検証し、世に問うている立場です。先週の『時事通信の「ワクチン不足深刻化」記事を検証してみた』などが、その典型例でしょう。
つまり、現在のインターネット空間では、メディアの虚報を日々監視し、告発する人であふれかえっているようなものでしょう。
ある意味で凄い社会が実現してしまいました。
韓国メディアの「成功事例」
さて、新聞社やテレビ局などがウェブ時代にどうやって生きていくべきかについては、可能ならば近日中に別稿にて詳しく議論したいと考えており、現在、その準備作業を進めているところです。
ただ、新聞社の業績の苦戦が伝えられるなか、日本で「ウェブに特化した戦略」として成功を収めつつある(ように見える)新聞社が、いくつか存在しています。
といっても、日本の新聞社ではありません。
韓国の新聞社です。
想像するに、「ページビュー(PV)」という観点だけで見れば、韓国のメディアはかなり成功している部類ではないかと思います。
これらのメディア、もともと日本国内で韓国語の新聞を広く宅配するというのは非現実的であり、「日々、日本人読者に韓国の話題をお届けする」というのは、ウェブ媒体だからこそ実現できた話であることは間違いありません。
ただ、おそらくは多くの読者が、「読んで勉強になった」、「読んで参考になった」、などと感じているからではありません。実態はおそらくその真逆で、「読者が記事を読みながらツッコミを入れる」というスタイルが受けているのではないでしょうか。
韓国メディアに感謝!
そして、日本人が「メディアを盲信しなくなった」理由として、最近抱いている仮説のひとつが、まさにこの韓国メディアの隆盛にあるのではないか、という点です。
この点、当ウェブサイトを訪れてくださる方は意外と思われるかもしれませんが、ウェブ主「新宿会計士」は、じつは韓国メディアには深く感謝している人間でもあります。その理由は簡単で、興味深いさまざまな話題(それも私たち日本人にとっては「聞き捨てならない」もの)を提供してくれるからです。
ことに、日本語版ウェブサイトを開設してくれている、『朝鮮日報』、『中央日報』、『聯合ニュース』、『ハンギョレ新聞』、『東亜日報』などのメディアは、日々、一般的な韓国メディアに流れていると思われる水準の記事を、わざわざ日本語に翻訳したうえで掲載してくれているのです。
「ツッコミ読み」という新たなジャンルを開拓し、確立したという意味では、これら韓国メディアの功績は大変に大きいと思いますし、韓国メディアの報道を批判的に読むことを通じて「メディアの報道を鵜呑みにしないことの大切さ」を、私たち日本人読者は知らず知らずのうちに体得したのかもしれません。
すなわち、新聞やテレビなどのマスメディアが流す情報を、鵜呑みに信じるのではなく、それらのメディアの情報の意味を深く読み取る能力、と言い換えても良いでしょう(最近流行している「メディア・リテラシー」という表現は、これに近いのかもしれません)。
その意味では、まさに韓国メディアに「御の字」、というわけです。
あまりにもツッコミどころだらけ
さて、「多くの日本人読者がメディア・リテラシーを獲得するうえで韓国メディアもかなりの役割を果たした」というのは、現時点ではあくまでも個人的な仮説のひとつに過ぎず、「定量的な分析の結果、証明された事実」、というわけではありません。
ただ、それと同時にこの仮説に対し、個人的には「当たらずも遠からず」という自信を持っています。というのも、韓国メディアが流してくるさまざまな情報が、私たち日本人読者にとって、あまりにも「ツッコミどころだらけ」だからです。
昨日の『日韓貿易額の増大を「韓日関係改善」と勘違いする韓経』では、中央日報に土曜日に掲載された『韓国経済新聞』(韓経)の『<最悪の韓日関係 突破口は>』のタイトルで始まる2本の配信記事を手掛かりに、韓経の記事を検証してみました。
ことに、昨日も説明したとおり、「日韓貿易額が増えた」という「統計的事実」を「韓日関係改善の兆し」に無理やり結び付けた議論にはかなりの無理があると言わざるを得ませんが、逆にいえば、こうした議論の展開に対し適切なツッコミを入れる能力が、一種の「メディア・リテラシー」なのかもしれません。
韓経シリーズの「続き」
今度は4本の記事(実質的には2本)
こうしたなか、土曜日の2本の記事の「続編」でしょうか、日曜日にも同じく中央日報日本語版に、韓経が配信した『<最悪の韓日関係>』シリーズの記事が4本ほど掲載されていたのを確認しました。
<最悪の韓日関係 突破口は>韓日対立「一難去ってまた一難」…政界が反日・嫌韓あおる(1)
―――2021.07.04 10:03付 中央日報日本語版より【韓国経済新聞配信】
<最悪の韓日関係 突破口は>韓日対立「一難去ってまた一難」…政界が反日・嫌韓あおる(2)
―――2021.07.04 10:03付 中央日報日本語版より【韓国経済新聞配信】
<最悪の韓日関係 突破口は>韓日関係は多国間協力牽引の基盤(1)
―――2021.07.04 11:27付 中央日報日本語版より【韓国経済新聞配信】
<最悪の韓日関係 突破口は>韓日関係は多国間協力牽引の基盤(2)
―――2021.07.04 11:27付 中央日報日本語版より【韓国経済新聞配信】
「4本」、と申し上げましたが、これらの記事は「1本の記事を2つに分ける」という、中央日報にありがちな手法を用いているため、リンクが4つあるというだけのことで、実質的には2本の記事です。文字数もすべてで5000文字に満たないため、1リンクあたりの平均文字数は1000文字少々、という計算です。
(※余談ですが、「1つの記事をわざわざ前後に分ける」という手法を中央日報が多用する理由はよくわかりませんが、そうした方がPVを稼ぐのに都合が良いからでしょうか?)
というわけで、本稿でも前半と後半に分けて、概要を眺めておきたいと思います。
日韓関係は「最悪」…なのか?
まずは、前半の2つのリンク(実質的には1本の記事)です。具体的には、こんな記述で始まります。
「韓日関係が最悪の状況だ。なかなか回復する兆しが見られない。1965年の両国国交正常化以降で最も悪いというのが両国の外交界の共通した診断だ」。
ただ、話の腰を折るようで申し訳ないのですが、日韓間の意思疎通がうまくいっていないという点には同意しますが、それが果たして「最悪の状況」なのかどうかを巡っては、別問題です。
この「最悪の韓日関係」という表現、韓国メディアにはよく出て来るものですが、当ウェブサイトでこうした表現を紹介すると、「韓国のような国との関係が滞ることは、むしろ日本にとっては最高の状態じゃないか」、「好きの反対は『嫌い』ではなく『無関心』だ」、といったコメントも増えてきました。
言い換えれば、「最悪の韓日関係」、「韓日関係の改善」という表現には、すでに「現在の状態が好ましくないもの」、「何らかの好ましい状態に移行しなければならない」という価値判断が含まれてしまっている、ということです。
当ウェブサイトでは最近、「日韓関係が最悪の状態」という表現を可能な限り避け、「日韓関係はギクシャクしている」などと表現するように努めているのですが、これはむしろ現在の日韓関係について「中立的な表現」を心掛けているからだ、と考えていただいた方が正確でしょう。
「日本が韓国に責任押し付け」
それはともかく、このリンク先の記事を読んでいると、日本の韓国に対する信頼を踏みにじるような行動を、韓国が積極的に仕掛けてきたという事実については、あまり触れられておらず、それどころか次のように、「日本が韓国に責任を押し付けている」、といった書き方です。
「日帝強制徴用被害者に対する韓国裁判所の賠償判決に韓国政府が先に解決法を提示すべきといってだ。これに加え2015年の慰安婦合意も守られなければならないと主張している。茂木敏充外相も『韓国政府がゴールポストを動かしている』として韓国に責任を転嫁した」。
「日帝強制徴用被害者に対する韓国裁判所の賠償判決」とは、2018年10月と11月の大法院(※最高裁)の判例を筆頭とした、いわゆる自称元徴用工判決のことでしょう。
この判決自体が日韓請求権協定違反の状態をもたらしているのに加え、韓国政府は2019年、日本政府が同協定第3条に基づいて呼びかけた問題解決プロセスの一切合切を無視したという点を踏まえるなら、「韓国政府が先に解決法を提示する」のは当たり前の話です。
また、「2015年の慰安婦合意も守られなければならないと主張」のくだりについても、文在寅(ぶん・ざいいん)政権自身がこの合意を実質的に破棄したことに関して、韓経自身がどう考えているかの記述はありません。
さらには茂木外相の「ゴールポスト」発言に関しても、韓経は「韓国に責任を転嫁した」と評しており、正直、この地の文の書き方だけとってみても、とうてい公正・中立的とは言えません。
さらには、「東京五輪ホームページの独島(ドクト、日本名・竹島)表記議論」、「福島汚染水放出攻防」などの細かい表現にも、悪意を感じます。
そもそも「独島(どくとう)」なる島は存在しませんし、島根県竹島は韓国が不法占拠しているだけであって、れっきとした日本の固有の領土です。国際司法裁判所(ICJ)への付託から逃げ回っているのは韓国政府の側でしょう。
また、「福島汚染水」という表現は、悪質です。そもそも日本政府が海洋放出すると決定したのは、福島第一原発で発生する「汚染水そのもの」ではなく、その汚染水を多核種除去装置(ALPS)で処理した「処理水」だからです。
しかも、こうした事実を無視したうえで、韓経は次のように述べます。
「外交界では『それでなくとも平行線をたどっている韓日関係に悪材料が幾重にも重なり、『一難去ってまた一難』の局面が長期化しかねない』という懸念の声が高まっている」。
そもそもひとつひとつの「一難」は去っていませんし、それらの「一難」をもたらしているのは日本側ではなくすべて韓国側です。
一事が万事、この調子であり、韓経記事の誤りを指摘し始めたら、それこそ元記事の倍以上の分量が必要となってしまうという代物ですね。
有識者ですらこういう認識だ
一方、もうひとつの韓経の記事については、末尾に「イ・ウォンドク/国民大学日本学科教授」という署名が入っています。おそらく、これは国民大学日本学科の李元徳(り・げんとく)教授のことでしょう。
今回の李元徳氏寄稿の韓経記事で真っ先に目につくのは、次のような記述です。
「韓日関係は強大国対弱小国の垂直的関係から、いまや水平的で対等な2国間関係に変貌している」。
この視点、じつは大変に重要でしょう。といっても、「客観的事実がどうなっているか」ではなく、むしろ「韓国人が日本を見る際の視点」、という意味において、です。
韓国側で日本を不必要に挑発し、侮辱し、さまざまな不法行為を敢えて仕掛け続ける理由の一端が、じつはこうした「相手を下に見る」という認識にあるのではないか、というのは、非常に興味深い仮説でしょう。
これを踏まえたうえで、次の文章を読んでみましょう。
「両国の政治指導者はこうした急激な力の関係変化にまともに適応できずにいる。すなわち勢力均衡の変化にもかかわらず、旧時代の慣性と惰性にとどまっているのが昨今の韓日外交の現実といえる」。
これ、あえて「意訳」すれば、「韓国はもう日本と対等な立場になったのだから、国際法などを持ち出さずに、わが国を敬え」、という要求に見えてしまいませんか?
もしも韓経が主張する「旧時代の感性と惰性」とやらが「国際的なスタンダード」を意味するのだとしたら、そのような主張だと解釈できてしまいます。
もちろん、もしそうなのだとしたら、「日本はそんな要求には従えないし、従ってはならない」、というのが答えです。なぜなら、韓国が行っている不法行為の数々は、国際的な基準に従えばすべて韓国側の行動に問題があるからです(※諸外国が現時点においてそう認識しているかどうかは別として)。
強烈すぎる現状認識
ゼロ対100理論の典型例がここにも!
さて、ここまでは軽い「ジャブ」として、リンク先の論考、さらに凄い記述がたくさんでてきます。
当ウェブサイトでこれまで何度も指摘してきた、「韓国は自分たちに都合が悪いときや、自分たちの側に全面的な過失がある場合には、『韓日双方に問題がある』というロジックを使う」、という特徴を思い出しておきたいと思います。
いわゆる「ゼロ対100」理論です。
ゼロ対100理論とは?
自分たちの側に100%の過失がある場合でも、インチキ外交の数々を駆使し、過失割合を「50対50」、あるいは「ゼロ対100」だと言い募るなど、まるで相手側にも落ち度があるかのように持っていく、韓国や北朝鮮が好んで使う屁理屈のこと。
この「ゼロ対100」理論、2月に発刊した拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』の57ページ目にも転載したのですが、書評などを拝読する限り、かなり多くの方々に「ああ、なるほど」と納得していただけたようです。
そして、この「ゼロ対100」理論、李元徳氏の論考でも随所で顔を出します。
その典型例は、次の記述に見るとおり、「韓国が約束を破り、国際法に違反し、ウソをついている」という問題点がスッポリと抜けている点でしょう。
「関係悪化の直接的な原因は両国のマスメディアを媒介に誤解と偏見、そして無知が最大化しているところに求められる。両国は互いを理解しようとする努力を傾けるよりは単純に相手を『悪魔化』している」。
この手の「日韓どっちもどっち」論は、韓国メディアや韓国の「保守的(?)な知識人」らが好むロジックですが、当然のことながら、このくだり自体がおおきな間違いの塊です。
関係「悪化」(?)の直接的な原因は、「両国のマスメディアを通じて誤解や偏見、無知が蔓延している」からではありません。韓国の常軌を逸した不法行為の実態を、日本国民が正確に理解するようになったからです。
因果関係を正しく把握できていない
また、次の記述については、半分は妥当、半分は不適切です。
「韓国は安倍・菅政権が歴史を美化し、政治的・軍事的に右傾化の道を進む脅威勢力と見なしており、日本は文在寅(ムン・ジェイン)政権が意図的に親北朝鮮・反日路線を追求しているという認識に捕らわれている」。
韓国メディアは実際、安倍晋三総理や菅義偉総理が「歴史を美化し、政治的・軍事的に右傾化の道を進む脅威勢力」と見ているフシがあります。
しかし、文在寅(ぶん・ざいいん)政権が「意図的に新北朝鮮・反日路線を追求している」というのは、「日本の認識」の問題ではなく、なかば国際的にも確立している文在寅政権に対する評価と見た方が良いのではないでしょうか。
さらに、「ゼロ対100」理論は、こんなところでも姿を見せます。
「関係悪化が首脳会談の不在を招いた面もあるが、逆に首脳会談の不在が関係悪化をあおる側面も否定できない。首脳会談が日常化されている現在の国際社会で韓日首脳は顔を合わせることすら負担になっている」。
まったくもって、意味不明です。
日本としては、「韓国が責任をもって問題を解決する案を持ってこない限り、首脳会談に応じる必要はない」とする姿勢を堅持しているように見受けられますが、これも、韓国が一方的に作り出した問題点を、韓国側が放置していることの裏返し、というわけです。
したがって、日韓関係「悪化」の理由は、「首脳会談が開かれていないこと」ではなく、「韓国が問題を放置していること」に尽きるのです。
その意味で、この説明文は、因果関係すら適切に把握することができない韓国側の認識のお粗末さの象徴、というわけでしょう。
韓国は日本人拉致事件解決を助けてくれたのですか?
ただし、日韓関係がギクシャクしていることで、具体的に「不具合」が生じる分野もあります。
それが、安保協力の分野と経済・産業の文やへの影響でしょう。
このうち安保分野に関して、李元徳氏は次のように述べます。
「最悪の韓日関係を放置しておくばかりではいられないのがわれわれが直面する冷厳な現実だ。韓日関係は韓米日安保協力体制の一部で韓米同盟の延長と見なければならない」。
この点は、一面ではそのとおりでしょう。
日韓関係は日米韓3ヵ国協力を円滑に機能させるうえで不可欠だからです。
ただ、ここで問いかけをやめるべきではありません。
そもそも「日米韓3ヵ国協力」が、地域の平和と安定に役立っているのでしょうか。
もっといえば、日本が韓国に譲歩する形で日韓関係を円滑化・正常化したとして、日米韓3ヵ国協力が円滑化し、北朝鮮が核放棄に応じ、拉致されたすべての日本人を返してくれるというものなのでしょうか。
結論的にいえば、この点は極めて疑わしいところです。
「自国民を北朝鮮に拉致されている被害国」という意味では、韓国は日本と同じ立場であるはずなのに、その韓国は日本人拉致事件の解決に積極的に協力してくれたという事実はあるのでしょうか。
文在寅氏自身、北朝鮮の独裁者である金正恩(きん・しょうおん)と数回にわたって南北首脳会談を実施しましたが、その場で「日本人拉致事件」に言及してくれたのでしょうか。
報道や韓国政府の発表などを読み返す限り、文在寅氏が金正恩に「拉致事件の即時解決」に言及したという記録は見当たりません。
日本は「韓国がなくても大丈夫」な状況を作り始めている
ウェブ主自身が日本政府の主張を代弁するという立場にはありませんが、あえて現在の菅義偉政権の立場を推量するに、「日米韓」はあくまでも米国に対するポーズとして提示しているに過ぎず、実質的にこれを積極的に推進するつもりはないのではないでしょうか。
実際、日本政府はとくに昨年秋口以降、さまざまな場で「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を口にするようになりましたし、昨年から今年にかけ、日米豪印4ヵ国(クアッド)の外相会合やテレビ首脳会合を相次いで開催しています。
思うに、日本政府は外交の軸足を「東アジア・日中韓3ヵ国」から「FOIP・クアッド・ASEAN・EU」に移したのではないでしょうか。
そして、李元徳氏(あるいはその他の一連の『最悪の韓日関係』シリーズ)からは、こうした日本側の変化を見落としていると、思わざるを得ないのです。その勘違いが凝縮されているのが、次の一文なのでしょう。
「韓日関係は歴代の多国間協力を牽引する土台であり外交的資源でもある」。
さすがにこれは、自国のことに対し、過大評価のし過ぎでしょう。
日本の譲歩を前提?
さて、李元徳氏の論考も、結語部分は次のとおり、何ともご都合主義的です。
「次第に激化する米中戦略競争の構図の中で韓日両国は戦略的利益を共有する運命共同体といえる。また、市場民主主義という基本価値と規範を共有したアジアの核心国であり同時に少子高齢化の人口問題と財政の崖など共通の社会経済的課題を共有している関係だ」。
これも意訳すれば、「韓国が困ったときには日本は韓国を助ける義務がある」、といったものでしょう。
残念ながら、少なくとも日本政府は、現在の韓国を「戦略的利益を共有する相手国」とはみなしていません。今年の外交青書(『外交青書 令和3年版』【※PDFファイル、大容量注意】)を読むと、韓国については次のように書かれています。
「韓国は重要な隣国であり、北朝鮮への対応を始め、地域の安定には日韓、日米韓の連携が不可欠である。しかしながら、2020年以降も、旧朝鮮半島出身労働者問題や慰安婦問題などにより、日本側にとって受け入れられない状況が続いている(以下略)」(同P21)。
すなわち、李元徳氏の認識にも関わらず、すでに日本政府は韓国を「見限り」始めている、ということでしょう。こうした認識のズレのためでしょうか、李元徳氏の論考で出て来る結論も、次のとおり、ずいぶんと噴飯物です。
「韓日関係の正常化に向けては何より最高指導者のコミュニケーションと対話を再開し、信頼を回復する必要がある。徴用・慰安婦問題と輸出規制、対北朝鮮政策共助、安保協力などの難題は指導者の戦略的決断と大妥協でいくらでも解決できる。いまわれわれに要求されるのは、戦略的思考とそれに基づいた外交的決断だ」。
違います。
自称元徴用工、自称元慰安婦に関しては、「韓国が約束と国際法と条約を守る」ことにつきます。
対北朝鮮政策に関しては、非核化と拉致事件解決に向けて協力すること以外に日本からの信頼を回復する方法はありません。
なにより、韓国側から「戦略的決断と大妥協」という表現が出て来るときは、ほぼ間違いなく、「日本が一方的に韓国に譲歩すること」の要求です。
いま我々に要求されるのは、韓国にとっては「法と条約と約束を守ること」、日本にとっては「韓国が信頼に値する国であるかどうかを見極め、『韓国がなくても大丈夫な国』を作ること」なのだと、改めて主張したいと思う次第です。
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✕課題を共有する
○共通の課題を有する
なぜ突如共有する。世界最高の少子高齢化強国は、足元にも及ばない程度の日本に何か解決策を提示できるのでしょうか。できないから合計特殊出生率1.0割れという快挙を維持しているのでは。
というツッコミ読みができるという事ですね。頭の運動にだけは良いかも。
日韓が対等の国力を持っていると韓国が思っているから「お互いに努力を」となるのです。
マスコミが宣伝しまくって、自分たちの実力を誤認してしまっている例が多いのです。一部に「あれおかしいな」と思う人もいるかも知れないですが、日韓対等が「信じたい嘘」であるためにあえて否定するような発言が出来ないでいるのです。
韓国が日韓関係が上手くいかなくて困っているのだから、日本もそうに違いない。そういう思い込みですね。いやいや日本は困ってないよ。別に今のままでなんの問題もないよ。というのが、対等の立場と誤認している韓国には理解できないのです。
まあ、理解できないなら放置しておけばいいでしょう。日本はこの状態を何十年の単位で放置出来ます。韓国も対等と誤認しながら「お互いに努力を」とか言い続けてればいいのです。いずれ、困った韓国は助けてと言わなきゃいけなくなります。でも絶対に助けてとは言えません。
スワップは麻生総理の一言でなくなりました。ただ一言「助けて」が言えないために、まだ問題がないうちにセイフティネットを構築することに失敗しました。
日韓漁業交渉も、協定がないことで一方的に韓国漁業者が苦しいのに「両国とも苦しい」と誤認して、いつまでも日本から声かけてくれるのを待つ状態です。この間にもどんどん韓国の水産業が衰退していっています。流石に密漁だけじゃ耐えられないですよね。
日本は困るまで何にもしなくていいのです。で、特に韓国じゃなきゃいけない分野というのが一切存在しません。ことごとく代替手段があるのです。それもほとんど追加コストのいらない。
まあ、外交の現場では丁寧な無視。我々は「嫌韓エンターテイメント」でもって楽しみましょう。
真面目な話、嫌韓って楽しくないですか?どうせ、相手はなんの影響力も無いんだから、何書いても問題ない。言葉を選ぶ必要もない。
Gさま
>相手はなんの影響力も無いんだから
日韓関係を2国間関係のみで見ればそうですが、国際社会の中ではそうでもないです。
また、韓国がK何とかで、日本に入り込もうとしてますし、既に日本の多くは汚鮮されています。
私はそれとて韓国が作りだした幻想だと思っています。
G7のオブザーバー参加が一度かなっただけで実質G8とか言えちゃう国ですからね。
欧米の一般庶民に韓国と北朝鮮と区別がつかない人は多いのです。韓国の製品だって日本製か中国製とはっきり区別つかない人も多いでしょう。
まあ、最悪国際的な認識がどうだろうと、「我慢比べ」にはなんの影響もないでしょう。なにもしないのですから、日本のイメージが傷つくこともない。韓国の国際向けネガキャンも、それは日本に見える部分だけ張りぼてのものです。気にすることはありません。
Gさま
> 欧米の一般庶民に韓国と北朝鮮と区別がつかない人は多いのです。韓国の製品だって日本製か中国製とはっきり区別つかない人も多いでしょう。
上記のようにおっしゃるような状況だからこそ、
> >相手はなんの影響力も無いんだから
> 日韓関係を2国間関係のみで見ればそうですが、国際社会の中ではそうでもないです。
という、だんなさまの意見が正しいと感じます。
これまで日本が韓国の戯言にお付き合いしていたから、国際的には「韓国の言い分を日本が認めている様子だから、ある意味正しいのだろう」という現実はありますよね。
そして、日本が韓国の相手にしている限りは、国際社会が韓国の誤りを指摘することなんて有り得ないのだとおもいます。
なので、だんな様がおっしゃるように「韓国がK何とかで、日本に入り込もうとしてますし、既に日本の多くは汚鮮されています」し、G様がおっしゃるように「日本は困るまで何にもしなくていいのです。で、特に韓国じゃなきゃいけない分野というのが一切存在しません。ことごとく代替手段があるのです。それもほとんど追加コストのいらない。」というのは現状としては言い過ぎかとも思いますけど、日本が取るべき認識と行動としては妥当なんだと思います。
アウフヘーベンすると「相手にするな。甘く見るな。準備を怠らず、必要ならしっかりと観察して殴れ」という感じかと思います。
G 様
>理解できないなら放置しておけばいいでしょう。日本はこの状態を何十年の単位で放置出来ます。
この発想は、非常に危険です。
”危害を加える意思の無い、且つ、能力の無い相手”なら、放置しておいても良いですが、
”危害を加える気満々、且つ、能力を身に着けつつある相手=敵”なのですから、
”能力を削ぎ、加えて、その意思もなくなるように”、費用対効果を見ながら、今から対処すべきです。
中共も同様。
「ツッコミ読み」ですか。
韓国さんは、他に例を見ないほどのボケの天才(それも天然)なのですから、
それに合せてツッコんであげたいですね。
大阪人が「ツッコミ読み」すると、こんな風になるという例を、書きたてのうちのブログ記事から、著者の同意を得て転載しておきますね。
===
韓国は、何をやっても支離滅裂で訳のわからないことばかりしていますが、これは酷い。
"デルタ変異の拡散に「ロシアワクチン、スプートニクVも拡大適用して」…国民請願に掲載=韓国" (WoW! Korea 2021/07/04 21:40) (注意:上部におでん型発音記号の写真があります) より
韓国に対しては、先進国はワクチンを供給「できない」のではなく、「しない」だけで、しかも、ちゃんと代金を払って買えば供給されるのですが、まぁ、そんな現実は知りたくないでしょうから、とりあえず許しましょう。
許されないのは、以下の部分。
いくら誓願とは言え、これはダメでしょう。
WHOが既に認可したものが、他にあるじゃないですか。
それも、韓国政府が事実上認可しているものが。
"海外でのワクチン接種完了者 事業・家族訪問目的の入国は7月から隔離免除=韓国" (聯合ニュース 2021.06.13 17:59) に、隔離免除の条件が明記されているでしょ。
宗主国様のシノファームとシノバックが入っているのを、お忘れですか?
そちらを使わないと、叱られますよ。
ねっ シノファーム。
"中国製ワクチンは「水ワクチン」?…シンガポール「シノバック接種した人はコロナ検査もう一度受けて」" (朝鮮日報 2021/07/03 18:01)
なんて報道があったことは知っています。
純正のアストラゼネカが入手できれば、その方がいいのは理解できます。
でもね、SKバイオサイエンスが受託生産したKアストラゼネカ(カストラゼネカ)なんて、どのみち、恐ろしくて接種できないでしょ。既に何人も犠牲者が出ているようですし。
その点、効果も副作用もない水ワクチンなら、安心して接種できるではありませんか。
それに、水ワクチンでも、あなた方には十分な効果があると思いますよ。
ほら、プラセボ効果。
都合の悪いことは無視し、見たいものだけを見て、聞きたいことだけを聞いて、思い込みでホルホルできるあなた方なら大丈夫。
今こそ、他国には真似のできない、誇らしい習性を活用すべきです。
水ワクチンでも、きっと、すごい効果があると思いますよ。
別の話題に関する「ツッコミ読み」なので、雑談部屋の方がよかったかもしれません。
SKバイオサイエンスが受託生産したKアストラゼネカ
だいじょうぶですよ。 受託したのは瓶詰工程と包装工程だけですから。
文大統領がアメリカで「わが国には技術がある」言っていたのはこの2つの重要技術だったのですね。
sqsq 様
ご自慢のK注射器を、繊維片で汚鮮する連中ニダ。
きっと、赤虫がわいている水道水で瓶を鮮浄するニダ。
トイレへ行った後、手も洗わずにあちこち触りまくるニダ。
重要技術は、絶対に任せられないニダ。
それ、AZじゃなくてモデルナ
イーシャ様
水ワクチンでも接種数だけは稼げると思いまーす。
接種率で日本に勝てますよ、きっと!
ちかの 様
そうですね。
ついでに、野党支持者には他のものを接種すれば、分母も小さくなって更に接種率が上がるし、与党優勢が確実になるし、いいことづくめです。
ムンちゃんに教えてあげなきゃ。
イーシャさま
他の物って?
だんな 様
昔、ネタにしたでしょ。
Kイオンを大量に静脈注射するとか・・・
武漢肺炎による死者も患者も増えないからケンチャナヨ。
イーシャさま
何故ロシア製なのかが、わかんないですよね。
あの大統領候補知事が、一時導入を言い出したように思います。大統領選挙絡みですかね?
だんな 様
キムチの起源を奪われる心配のない、ロシアに鞍替えするつもりかも。
イーシャ様
韓国がウォッカの起源を主張し喧嘩になる、に1票
だんな 様
祖国を建国してくれた宗主国です。
今は一寸落ちぶれていますが。
だんな 様
うちのブログに、情報をよせていただきました。
「スプートニクVは韓国でも製造されているので、使用認可されれば、ワクチン不足が改善すると期待しているのではないか」
とのことです。
ロシアにとって需要が増えることになるのか、法則が発動するのか・・・
イーシャさま
「スプートニクVは韓国でも製造されている」は知ってます。
だけど、シナファーマのも作るんですよね。
ちょっと弱い気がします。
だんな 様
やっぱり「中華ワクチン=水ワクチン」という認識じゃないでしょうか。
全然話がそれるんですが、韓国ではCOVIDはコビッドではなくコピッド、コビシールドはコピシールドになるんだろうか?
何となく、いや確信しているだろうが、日韓関係が非常に韓国にとって好ましからざる状況だ、という事は韓国人知識層、政治家、官僚、経営者らには分かっているのでしょう。
しかし、日本は「絶対の悪であり道徳的にも劣る国」、韓国は「被害者で世界一優れた民族」という、生まれた時から教え込まれた嘘教育と、それを見抜いた人も、公共の場では真実は言えないし、まごう事なき真実と思っている愚民は圧倒的に多いです。
この李元徳氏の論考で出て来る結論も噴飯物、いや私なら手も付けずに席を蹴っ飛ばす。
「韓日関係は強大国対弱小国の垂直的関係から、対等な2国間関係に変貌している」NO!何処を見てるねん国際大学日本語科の李教授。水平じゃネーヨ。安普請の建売りと同じでビー玉置いたら一直線に転がるだろ。
「韓日関係の正常化は何より最高指導者の対話を再開し、信頼を回復する必要がある。徴用・慰安婦問題と輸出規制、対北朝鮮政策共助、安保協力などの難題は指導者の戦略的決断と大妥協でいくらでも解決できる」。
そんな指導者、韓国に居ません。第一に、何故話し合う必要があるのか?すべて韓国の乱行だ。もう、韓国は、全然要らないから。サイナラ!
まあ、北朝鮮のこともあるので、何時でも切れるようにしておくのが、正解なのよね。
対馬海峡が、鉄底海峡になるとしても。
前も書いたのですが、韓国メディアのネット対応、日本語対応の進展には危機感を持っています。
日本のメディアのネット化が大幅に遅れている現状、ネット検索では韓国メディアのニュースがヒットする確率が高いのです。
自然と、世論は韓国メディアの主張に近づく傾向になります。
日本のメディアの室質も酷いものですが、韓国メディアのあまりの韓国よりの主張よりはややマシです。
早くまともなニュースを積極的にネット配信してくれるメディアが出てくるのを期待しています。
チキンサラダ さま
>自然と、世論は韓国メディアの主張に近づく傾向になります。
そうなんかな。
韓国メディアの主張がおかしいと思って、嫌韓になる人も多いように思います。
私は、日本メディアが韓国の主張をそのまま垂れ流す方が問題だと思います。
だんな様
同感です、産経系を除く日本メディアのネット配信が増加しても、日本にとって何らプラスは無いです。
韓国メディアよりは悪影響は少なくとも、悪影響であることには違いないでしょうから。
それより、一般人が英語を駆使してツイッター等、世界に自分の意見を配信する方がずっとプラスかと思います、最近の若い人にそういう人も結構でてきており、VANKと対抗し得る勢力になることを期待します。
PONPON 様は、「英語を駆使してツイッター等、世界に自分の意見を配信」されている方でしょうか?
もし実行されているのなら、それが決してハードル低くないこともよく御存知かと思います。私も微々たるものながら、英語でも情報発信してますが、同様のことを一般の日本人ができるようになるには、相当に時間がかかると実感してます。
「個人の発信が意味がない」と言ってるわけではありません。「時間がかかる」と言っているのです。
なお、韓国系ニュースの比率が高くなるのが最大の問題であって、それを「薄めて」くれるのならば、何のメディアでも構わないわけです。
別に私は「朝日や毎日のニュースがオンライン化すれば万事問題ない」と言ってるわけではありません。しかし、韓国の新聞のニュースに比べれば、日経、朝日、毎日の方がまだ「マシ」でしょう。
想像してみてください。一般人が目にするオンラインニュースが
1) 朝日、毎日、日経、産経が10%、韓国系が90%
2) 朝日、毎日、日経、産経が90% 、韓国系が10%
のどちらが「マシ」かといえば、2) の方がマシだと言っているのです。
それ故に、韓国系のネット対応の早さに危惧を抱くのです。
なお、ニュースの多言語化、国内外の世論浸透はパブリック・ディプロマシーの日本でもあり、いわば新しい「戦争」の基本でもあります。(中国共産党は、それを「世論戦」と呼びます)それを軽視する姿勢は、甘すぎると言わざるを得ません。
日本で中韓に媚びる世論が強くなってしまった理由の一つは、そういう世論戦を誰もが軽視してきたからなのですよ。
チキンサラダ様
>それ故に、韓国系のネット対応の早さに危惧を抱くのです。
韓国のIT駆使能力は侮れないですね。
また「スピード」重視の風土も影響しているのでしょう。
但し、やはり朝日のネットニュースが世界に流布されるくらいなら、されない方がまし、というのが私の主観です。
日本の国内外世論戦の弱さはおっしゃるように軽視の結果ですね。
やはり日本にも、CIAのような諜報機関が必要だと思います、募集すればそれなりの人材が集まりそうな気がするのですが。
日露戦争の頃は日本の国際世論工作は上手かったように思います。
潜在能力はあるのでしょうが。。
チキンサラダ様のような弁の立つ方が世界に情報発信、心強いかぎです。私は能力不足ですが。。
お考え、メールで政権に意見されたらいかがでしょうか?、まじです。
だんな様
そうなんかなってこともないだろ。
ソースが韓国系ニュースかどうか、ここに集まるような人なら気にしますが、世の中の大半の人はそこまで気をつかいませんよ。
見たものをそのまま読んで、そのままなんとなく影響されるだけです。
また、人間だけではなく、検索エンジンへの影響度も考えてみましょう。
検索エンジンは、ニュースの内容が右寄りか左寄りかは判断しません。より多くの人に評価されるものが上位になるようにアルゴリズムが組まれています。
つまり、世の中に流れるニュースに韓国の主張が増えれば、検索結果の上位に同様の主張も増えるということです。
自分たちとは違う層や、機械もニュースの消費者であることを忘れるべきではないですね。
何故この時期にまとめて2報の意味は分かりませんが、解説は新宿会計士さんがしてくれました。
鈴置さんが言ってた通り「韓国は支離滅裂」なので、気にしても仕方ないかもしれません。
韓国が「日韓関係は、日本が責任を持って解決すべき」という考えなのは、間違いないでしょう。
韓国が対等の立場になったから日韓協定は無効だという考え方は、力による現状変更を目論んでいる事の裏付けです。
元歯医者さんのブログから
「日本との条約を守ろう。なぜなら力が足りないから」という主張
https://sincereleeblog.com/2021/07/04/konpontekiniokasii/comment-page-1/#comment-302904
今の力では、現状変更に無理があるから、一旦引いて日本の力を利用しようという考え方です。
万が一韓国が、条約を守って、慰安婦や偽徴用工問題を政府が解決したとしても、元に戻すと韓国の思うツボになるという事です。
現在、日本の安全保障上の脅威は中国、北朝鮮ですが、日本を核攻撃する可能性で考えれば、朝鮮半島が一番のリスクだと思います。
日韓関係は、現状維持が当面続くでしょうから、日本における、韓国の価値は低下すると思います。
それだけでは無く、国際的価値の低下を進めて行く事が、日本の安全保障上必要だと思います。
以上から、消極的制裁では駄目で、能動的に変わらないとならないというのが、私の主張です。
だんな様
思うんですけどね、北も南も、中共の百周年式典を見ていろいろと感慨があったんじゃないでしょうか?
北「哀号!(あれこそがウリナラのあるべき姿ニダ)」
南「哀号!(力こそすべてニダ)」
とかとか、?
ちかのさま
その視点は、有りませんでした。
どうなんでしょうね。
韓国紙はネットをうまく使っていますね。ただ読者にとっては自然と韓国の実情が伝わるので狙いとは違った宣伝効果には繋がっていると思います。ウェブ主さんや鈴置さんはじめ韓国ウォッチャーには貴重な資料になっていますし、レビューを見ると反感を感じる人がほとんど。反日は一部ではなく、韓国にとってナチュラルなものということが広がる一助になっているのでは。
「ツッコミ読み」いいですね。ネーミングがいいですよ。韓国メディアは、メディア・リテラシーを養うのに最適の教材です。わざわざ日本語に翻訳してくれているのもありがたい。ただ、本当に都合の悪い記事は、日本語には翻訳せず、英語版まで、とか、ハングルのみとかもあるようですね。
いつだったか、韓国メディアで広報予算が増えたとかいう記事が出て、数日後、日本のメディアで韓国に関する記事が急に増えたことがあって、日本メディアも連動しているんだなあ、と思ったことがあります。
私も韓国メディアの独りよがり報道に接する度、あきれ返っています。
でもかの国の人々はこう考えていて、まったく疑っていないと思います。
国民はメディアの書く事、言う事に疑問を持ったりしないのでしょうか?自分で(相手はどう考えているのだろうか等)調べてみようとは思わないのでしょうか?
韓国民の大学進学率は世界トップクラスなのに、なぜ国民はこうなのでしょうか。国の教育が悪いのでしょうか。
あちらの大学教授の発言も酷いです。普段、大学で何を研究し、学生に教えているのでしょうか。見識を疑うような発言が多いです。
日本人の視点から見るとこうなのですが、彼らは自分たちが絶対的に正しいと思っているのでしょうね。
日本のメディア報道も酷いので、あまり他国の事は言えませんが。
もうすぐ年金受給者 様
”韓国の大学”を貴兄の基準の大学と見做すと、当然の疑問ですが、
実態は、”単なる職業訓練校”です。
そこには、”何故?”も”観察”も”論理”も必要ありません。
必要なのは、”教えられたことをいかに早く(少々劣化しても)コピーできるか”
だと”韓国メディアから”推測します。
日本にも一部ありますが、そこは社会に出てから自然淘汰されていると思います。
>国の教育が悪いのでしょうか。
仰る通りです。
ただ、日本も”全共闘対策”で教育の質が劣化しているのは否めないので
そろそろ、”日本学術会議改革”の後に”大学教育再改革”が必要ではないかと思います。