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ワクチン接種騒動から垣間見えるメディア報道の問題点

本稿は、「議論」というよりは、ちょっとした「気づき」に関するメモです。普段から当ウェブサイトでは、なにか議論をする際に、「客観的な事実」と、そこから導き出される「主観的な意見」については、明確に分けなければならない、と申し上げているつもりです。そして、同じ事実であっても、見方が変われば180度、結論が変わることもあります。

ツイッターで好評:「ワクチン不足深刻化記事の真相」

昨日の『時事通信の「ワクチン不足深刻化」記事を検証してみた』を、ツイッターに「#ワクチン不足深刻化」というハッシュタグで投稿したところ、ちょっとした話題となったようです。

といっても、「バズ」といえるほどのものではなく、あくまでも「ちょっとした話題」、というレベルです。

しかし、コメントをくださった方からは「参考になりました」というありがたいご感想を頂いたほか、とある方から、「メディアははたして情報の事実確認や裏取りをしているのか」、といったコメントも寄せていただきました。

メディアの記事についてのコメント、どう考えれば?

この「メディアの事実確認」という点については、なかなかに考えさせられる論点です。

当ウェブサイトに掲載した議論は、「ワクチン接種記録システム(VRS)」から直接ダウンロードしたデータを加工した情報と、河野太郎大臣の記者会見の内容をもとに、「これが実態に近いのではないか」という主観的意見を述べたものに過ぎません。

ただ、いちおう事実関係については、データは可能な限り正確に加工しようとしたつもりですし、河野大臣の発言についても(どうしても抜粋とならざるを得ないものの)できるだけカギとなる部分を紹介しようと努めたつもりです。

なにより、河野大臣が述べた「VRSへの入力が極めて遅い自治体がある(らしい)」という点については、、当ウェブサイト側における独自の分析でも自然に出てて来た仮説でもあるため、個人的には、当ウェブサイトの議論が間違っていない証拠として、好意的に受け止めている次第です。

当然、こうした考察の結果出て来るのは、「VRSへの入力が贈れれば、政府が自治体ごとのワクチンの接種状況を把握することが困難になる」、「必要な場所にワクチンが届かないリスクが出て来る」、という仮説でしょう。

しかし、昨日も申し上げたとおり、当ウェブサイトの「目の付け所」は、ほかにもあります。

「VRSにワクチン接種実績を可能な限り迅速に登録しなければならないにも関わらず、一部の自治体ではその作業がいちじるしく遅延している」という事実をメディアが無視し、あたかも「政府が無計画にワクチンを配布した結果、全国的にワクチン不足が生じている」かの記事に仕立てた手法です。

実際、この記事を読んだ一部のインターネット・ユーザーは、かなり感情的かつ短絡的に、政府のワクチン対応を批判しており、なかには菅義偉総理大臣に対し、「スガやめろ」、などと口汚く罵るようなものも散見されます。

さらには、「やっぱりワクチン対策は失敗に終わっていたんだね」、「もうこれ以上高齢者へも若者へも接種は行われないのか」、などと決めつけるものもあります。ワクチン接種が急速に進捗しているという「ファクト」があるにも関わらず、です。

いずれにせよ、記事のタイトルや印象操作にコロッと騙される人が、決して少なくないという点には、落胆せざるを得ません(※もっとも、こうしたコメントが、単なる無知によるものなのか、それとも組織的に日本社会を擾乱する目的でなされているものなのかについては、気になるところではありますが…)。

メディア報道の「レベル」

なにより気になるのは、昨日の議論で取り上げた記事を含め、マスメディア(新聞社や通信社、テレビ局など)が配信する記事では、VRSなどで提供される生データを加工したと思しき資料に基づく情報が、さほど出て来ないことです(皆無とまでは言いませんが…)。

なぜ一部のメディアは、客観的なデータやロジックを無視するのでしょうか。

これには、2つの可能性があると考えています。

1つ目は、単なる能力不足。そして2つ目は「確信犯」です。

このうち最初の論点、すなわち「能力不足」については、ウェブ評論を10年以上続けるなかで、なんとなく気付いてきた点ではあります。メディア人の多くが、「初歩的なデータ加工技術」、「基本的な法令の知識・法令を読み込む力」、「ある程度の専門知識」を、そもそも兼ね備えていないかもしれないのです。

普通にビジネスマンとしてのキャリアを積んでいけば、程度にもよりますが、これらの能力の多くは、自然に身につきます。少し厳しい言い方ですが、メディア人の多くは社会人になって以降、こうしたスキルを身に着ける訓練を怠っているのではないかとの疑念も晴れません。

一方で、後者の論点については、あまり言いたくはないのですが、メディア人のなかには「結論ありき」で議論を組み立て、それを読者に押し付けてきている、という事例もあるように思えてなりません。

これを某新聞は、「角度をつける」と称しています。

この場合の「角度」とは、情報に「善悪の判断」を付加する、という意味でしょうか。

ワクチン接種の事例でいえば、「一部の自治体でワクチン供給が止まっていること」は「悪いこと」であり、その「悪いこと」を生じさせている責任は政府にある、というロジックでしょう。昨日紹介した時事通信の記事など、その典型例に見えてならないのです。

メディアの苦境は「コロナ禍」だけじゃない?

さて、数日前の『「売れないから値上げする」、新聞社の斬新な経営手法』では、新聞の部数が減るなどの経営環境悪化を受け、一部の新聞が値上げに踏み切っている、とする話題を取り上げました。

理由はもちろん、新聞社の業績が急激に悪化しているためでしょう。

あるいは、もしかして、コロナ禍などの影響もあるからでしょうか?

もっとも、仮にそうだったとしても、メディアの苦境については、コロナ禍という一過性の要因なのか、それとももう少し別の要因があるのかについては慎重な判断が必要です。

というよりも、敢えて暴論を申し上げるならば、いずれメディアの経営は行き詰まる可能性が非常に高く、その時期がコロナ禍で前倒しになったに過ぎないのではないか、というのが、最近の個人的な感想なのです。

おりしも今年は、東京オリ・パラが終了する前後で、衆院選も行われると思います。

現在、一部のメディアが全力を挙げて、東京五輪潰しを画策しているフシがありますが、国民がこれに乗っかるかどうか、そしてこれに続く総選挙で有権者がどういう投票行動をとるかは、メディア自体の将来性を予言するうえでは非常に重要な視点だと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (54)

  • >メディア人のなかには「結論ありき」で議論を組み立て、

    これは感じるのです♪

    あと、公データから仮説を立てる・検証するって発想自体が無いと思うのです♪

    牽強付会なのは承知なんだけど、侵入記者さんを擁護する言説の中に「重要な情報は取材対象から直接得られる」って思い込みを感じたのです♪

    人は言いたくないことは言わないし、忘れたり間違ったりするのに、そればっかりを情報と思い込んでるような気がするのです♪

  • おまけ。

    岩田健太郎氏「万にひとつでも東京五輪が成功すると日本の感染症対策が死ぬ」
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/291383

    >万にひとつでも東京五輪が成功したら、日本の進歩はありません。長期的にはさらなる手痛いダメージを負う可能性があります。ただでさえ、「安心・安全」「成功だった」と片付けることのできる余地を残した東京五輪です。間違った教訓を植え付けないためにも、私はこの時期の開催には反対です。 

    厨二病ニカ?

    • たしかにこの手の人達は
      もはや 道化の域ですなあ

      頓死なさるとしたら
      感染症対策ではもちろんなく
      おかしな騒ぎ立てをなさってこられた
      なんちゃって専門家と
      他国の捏造加担して
      日本の道を踏み外した場所に
      足場を持つ偏向メディアさんたちの
      ほうでしょうなあ

      • 世相マンボウ様へ
        >たしかにこの手の人達は、もはや 道化の域ですなあ
         この手の人たちにとって、重要なのは仕事が減るかどうか、ではないでしょうか。
         蛇足ですが、マスゴミにとって、(映像がとれて)数字がとれる嘘は、よい嘘なのでしょう。
        駄文にて失礼しました。

        • 引きこもり中年さまご指摘の通りです。
          たしかに町でもチンピラさんは
          汚れた金でも金は金との思いから
          社会や人々になど思いは至らないのと
          おんなじでしょうなあ。
          大切なのは地域社会でも
          チンピラさんはチンピラさんと
          正しく位置づけてあげるのと
          同じように対応することが必要です。

          日本言論立ち位置標準分類では
          寛容な日本の言論を道に例えて
          その立ち位置を分類しています。
          ただ、他国の捏造加担までして
          日本の道を踏み外した方面は
          もはや日本の道とは言えないので
          道の脇のどぶに補助分類しています。

          偏向マスコミと
          韓流政党などの特定野党さんたち
          専従や赤旗配りでおまんまのお方さん
          それにつるむ専門家(?)さんなどの
          そうした方たちの
          正義と学問と多数派騙りには正しく
          「どぶ-サヨ」との分類で位置づけ評価してあげて
          その姿を道化として鑑賞してあげる
          べきと考えます。

    • だんな様

      例によって、五輪に関して日刊ゲンダイが、安倍前首相が「五輪に反対する人は反日的」だと言った、という嘘の見出しをつけて報道しております。

      https://news.yahoo.co.jp/articles/61c68e2a999c9a34a6d52f7e19549470a176736e

      安倍首相が言っているのは、「一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対しています」、つまり一部の反日的な人が反対しているということであり、五輪に反対する人はすべからく反日的、などは言っていません。

      このような嘘を見出しにつけ、事実と異なる印象操作を行う悪辣な方法、もはや犯罪です。

      • すみません、気になって仕方がないのです。

        > すべからく反日的

        「おしなべて」ですね。

        • 阿野煮鱒様

          ご指摘、有難うございます。
          恥ずかしながら、私はずっと「すべからく」の使い方を間違っていました。
          なぜだろうかと調べたところ、日本人の4割が「すべからく」の使い方を誤っているとのこと。。

          https://u-note.me/note/47508355

          言葉は変化し続けるので、私は先端を行っているものと自負しています、、、嘘です。

      • PONPONさま
        私は、特定野党とマスゴミを「中朝工作員」と一括りにしています。
        彼らの目的は、日本人の分断です。
        政権を批判するだけで無く、日本人の愛国を否定する事が、分断の目的に不都合だということが、この記事からも分かると思います。
        しかしながら日本では、表現の自由が存在しますので、これを規制する事は出来ません。
        自由民主主義は、独裁主義と比べて弱点が多いのです。
        とりあえずスパイ防止法は、必要だと思います。

        • だんな様

          特定野党とマスゴミは日本人の愛国心が大嫌いですね、おかしなことに隣国の愛国心はお好きなようです。
          お里が知れますね。。

      • 韓流メディアである
        日韓ヒュンダイさんらしい
        画策記事ですなあ(笑)

        なんせ
        安倍総理の言葉を待たずしても
        コロナの前から日本での五輪を妬んで
        反対する人達が騒いでいることは
        見透かされています。

        人類の敵はコロナなのに
        そのコロナを日本と政権攻撃の
        願ってもない友軍援軍と
        張り切ってしまったことで
        その手の韓流の人達のみならず
        韓流政党である立憲民主党も
        支持率3%を割り込むほどに
        正体がバレてしまっている
        今日この頃と感じます。

        • 世相マンボウ様

          左派メディアの中でも日韓ヒュンダイは特別日本きrしですね。
          韓国に初めてノーといった首相である安倍前総理潰しに必死ですね、脅威なので返り咲きをを阻止したいのでしょう。

    • ご指摘の記事読んでみました。
      途中で気分が悪くなったので、書き出しと結論部分のみ読んだ印象ではありますが、
      岩田さんは関東圏で甚大な被害がでることを望んでいるかのように読めました。
      確かに将来もっと致命的な感染症が発生した場合に今回被害が大きければ教訓になるでしょうが、感染対策の専門家としての規範を疑う記事と感じました。
      専門分野が軽んじられないように願う本音がでたのでしょうか。

      • ミディアムユーザさま
        私も岩田さんの主張は、「オリンピックで感染拡大すれば良い」だと思います。
        専門家だから一方で、感染拡大しない可能性もわかって言っているんでしょう。
        この人には、モラルが無いんですよ。

  • どうやら、一部野党と多くのマスメディアには、「政府のやることなすことにケチを付け、非難することこそが自分たちの使命である」と信じて疑わない人たちが少なくないようです。呑気に過ごしていける平時であれば、それもアリかもしれません(良いとは思わないが)。しかしながら、国難とも呼べるような非常時に至っても、彼らはその姿勢を変えようとはしません。おそらく彼らは、「いや、様々な不備や不都合を洗い出し、社会に対して警鐘を鳴らしているのだ」くらいの言い訳をするでしょうが、具体的で実効性のある解決策を何一つ示そうとはしないのです。
    もちろん、今回のコロナ禍に対する政府の対応は100点満点ではないでしょうし、それは政府の「中の人」はとてもよく分かっていることでしょう。しかし、指弾されるほどの失策があったかというと、そうは思えません。様々な法令的、組織的、システム的な制約の下、できる限りの対応はしてきたと思っています。問題点は多々あるでしょうが、間違いなく状況は前進しているのですから。

    (重要なお断り: 以下、口調がかなり荒っぽくなるのでご注意ください)
    このところ東京では新規感染者数が再び増加傾向にあり、マスメディアでは「感染再拡大の兆しが見られ、憂慮されます」などとしたり顔で報じています。お前らはアホか!憂慮されますじゃないだろ!なぜ30代以下の連中に「外出するな、死にたいのか?」とキャンペーンを打たないんだ?高齢者へのワクチン接種が進んでいる現在、これから感染を広げる主役は間違いなく30代以下の若者だ。「憂慮されます」などとしたり顔で言っているヒマがあるなら、若者に強すぎるくらいの警告を与え、彼らの行動を抑止するようにするくらいのことをしてみろ!
    (乱暴な口調 終わり。失礼しました)

    今回のコロナ禍は、一部の野党や多くのマスメディアが、国民にとってただただ有害な存在でしかないことを広く知らしめたと言えるかもしれません。それがこの災厄の唯一の救いなんてことにならないことを期待します。

    • その通りです、政府の批判をしたところで感染が収まるわけではないのです、彼らが今すべきことは緊急事態宣言に成り代わり、若者への警告をすることです。
      それが社会の公器であり、社会の木鐸の役割です。
      コロナは自然災害と同じです、ワクチンを除き、政府に出来ることは感染拡大につながる行動制限をお願いすることだけです。
      自然災害であれば、土砂崩れがあるから近寄らないでください、堤防の決壊が起こるので非難しなさいと言い続けるしかないのです、それをサポートしているのがいつものマスコミではなかったのではないかと思います。

    • 龍さま
      特定野党とマスゴミは、「政権を批判する事が仕事」だと公言しているんじゃないんですかね。
      国会議員は、法律をつくる事。
      マスコミならば、事実を伝える事。
      だから、選別能力の高い若者に、ウケないんだと思いますけどね。
      話は変わりますが、私は日本の消費者の選別能力は世界一だと思います(韓流を除く)。

    • 政府がそういうアナウンスを始めた途端、マスメディアは「人権の蹂躙だ!独裁だ!憲法違反だ!今すぐ内閣総辞職しろ!」と騒ぐのが見えるようです.....

      マスコミが政府の監視をする機能がないとは言いませんが、まさに龍様の仰るように、国全体が危機に陥ってる時に政府の前向きな施策の足を引っ張るのは、本来の目的の逆なんですよね。

  • 更新ありがとうございます。

    昨日の河野太郎大臣の発言あたりからワクチンの地方自治体の登録作業が遅延している事、また自治体からは逆にワクチンの入荷不足が、かなり大がかりにマスコミ・自治体HPから報道されてます。

    ワクチンで暴言を吐いた明石市の泉市長に対して、私は一応兵庫県民なので、冷ややかに「またか」ぐらいの気持ちで見てました。以下、兵庫県の市町別ワクチン接種データです。

    明石市は、高齢者の1回接種が75%で、神戸市は65%、明石は特段悪い訳では無く、昨日「千葉県在住様」が出していただいた7月1日現在の都府県別データでも、近畿では大阪府が一番低く、兵庫県は特に悪いという訳ではなさそうです。北海道は異常に低いですね。

    https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/documents/20210630sityoubetuitiran.pdf

    あの泉市長は暴言吐きで有名です。以下のURLは2019年に市職員に対して「幹線道路の立ち退き交渉が7年も進んでない。アホか。何をしてたんや。今スグお前らが行って、火をつけてこい!スグ行って来い!」とまくし立てました。

    一部幹部が反旗を翻し、市民も騒然となり、辞任しましたが、選挙に出ないと思っていたのに出馬、ナント当選した(爆笑)。フムフム、民度が分かります。「市民に赦して貰えた」と相変わらずな事やってます。

    https://www.fnn.jp/articles/-/2068?display=full

    泉市長は明石市の市会議員に対しても暴言を吐き、「お前なんか辞めてしまえ」(辞めさすのが好きなようで)と言って、議会と対立しました。とにかく瞬間湯沸器で、スグ切れる。西村大臣は選挙区なので言いたい放題でしょう。

    ただし、他市なので詳細は知りませんが、幼児〜小学生まで医療費を無料にしたり、上下水道を付近の都市より安くしたりで、人口30万人を割っていたのに、いつの間にか底を打ち、中核市になってます。

    市域が狭く、東側も北側も神戸市に覆い被されてる地勢です。かと言って西端の方は都市部とは言えない田舎。それが兵庫県の最西端、岡山県まで続きます。なんとかメッセージを発信して定住者を増やしたい(けど絶対住みたくない)ところなんでしょう(ちなみに私は1年に1度も明石市を通ったことが無い。基本、ヒトの動きは東に向きます)。脱線が過ぎました。

    • めがねのおやじ様
      明石市の高齢者接種率ありがとうございました。
      意外と頑張っていますね! 首長のキャラに負うところおおきそうですが、
      接種率高いので強気発言できるようです。 VRS入力後回しにしなければ良かっただけのようです。 締め切り後の入力率強調しても言い訳にしか見えません。 情弱市民は騙せるとは思いますが、誰かダントツビリの赤い大地の現地情報レポートいただきたいです。 道産子でもないあの親中無能知事についてどう評価されているのか。

      • 埼玉県民様

        ご返信ありがとうございます。
        北海道って若い鈴木知事ですね。夕張市で名を上げた?(分かりません)何か春日部市出身と聞きましたが、親中系ですか。ガッカリ。d( ̄  ̄)

    • 兵庫県は、かなり詳細にデータを出しているので、いろいろ見てみました。

      https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/coronavaccine.html

      の下のほうに、上記の市町村毎のワクチン接種状況や、ワクチン配送状況が出ています。

      https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/documents/kouresiamuke7.pdf

      より、6月22日現在で、明石市には75+40で116箱分(135720回分)のファイザー製ワクチンが供給されていることが見て取れます。
      なお、神戸市は675箱(789750回分)供給されています。

      https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/documents/20210630sityoubetuitiran.pdf

      にあるように、6月30日現在で、明石市は、59416(一回目)+12450(二回目)で、VRSに、高齢者の71866回分の接種が記録されています。
      #神戸市は284101+144060の428161回

      VRSへの記録は、市町村経由のファイザー製ワクチンだけではないはずですが、単純計算では、6月22日までに市町村に配布されたワクチンのうち、おおよそ50%程度しか接種されていないことになります。

      https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000776408.pdf
      のワクチン配送スケジュールからは、おそらく6月28日にもワクチン配送がなされたものと思います。

      なお、神戸市は
      https://www.city.kobe.lg.jp/a00685/kenko/health/infection/vaccination/covid19/20210702information.html

      という発表をしていますが、675箱のワクチン供給(78万回分)を6月22日までに受けているため、高齢者2回接種に対して91%がすでに供給されているようです。

      高齢者以外は市町村毎の接種数が出ていないため不明ですが、

      https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/pref/hyogo/

      で、7月2日現在の結果を見る限り、64歳以下の接種数は県全体で17万回程度なので、あまり議論に変化はなさそうに思います。

  • 何かの分野に精通している人であれば、その分野に関するマスコミの報道がどれ程事実を踏まえていないのか、どれほど見当違いな現実と乖離した論を記事にしているのかをこれまで十分感じてきている筈です。
    所謂ジャーナリストという者は何ら資格も必要なく自称するだけでなれる職業であり、その殆どの人は
    専門的知識を有さず或いは部分的な知見だけがある人々なのです。
    インターネット社会には功罪があるものの、ジャーナリストを自称する中途半端な知識で発言する人では無く、その分野の専門家の文献や意見を直接見聞きできる様になった点は革命的な変化であると思います。

    • ふぐの調理にも資格がいる。ジャーナリストにもなんらかの資格を。

      • その「資格」を付与する基準は、是非ともジャーナリスト様自身から提示して貰いたいものです。出せるものなら。

  • 以前に書いたかもしれませんが、私の親類のマスコミ観を端的に表した出来事がありました。

    彼女は、とある製造業にお勤めの事務方の中堅社員です。その会社は資本提携を模索しておりました。ある時、経済系の某新聞に、「関係者によれば」として、未決定の事案が決定事項であるが如く報道されました。親戚の彼女を始め、多くの事務方がかり出されて火消し広報に奔走しました。彼女は「あの新聞には酷い目に遭わされた」とご立腹でした。結果的に某新聞の報道は実現せず、「事実に反する」「虚報」となりました。

    同じ時期に、その某新聞は、別の企業に関しても不自然な内容の記事を掲載しました。私は親戚の彼女に「これも飛ばし記事だと思いますよ」と言いました。彼女は「え? まさか。だって新聞に書いてあるんですよ!」と応えました。

    自分が、新聞のいい加減さを身をもって体験してすら、新聞への全幅の信頼を持ち続ける人がいるのです。そういう人は彼女一人ではないと思います。いわんや未体験の人においておや。

    俺たちの戦いはこれからだ!(笑)

    • 私の勤める業界でも先日酷い誤報がありました。謝罪なり修正記事なり出るかと思いましたが、そもそも修正記事を載せる決まった場所が新聞には無いことに改めて気づかされました。不良品を垂れ流して知らんぷりしても飯が食えるんだから羨ましい。

      • あのー、そこじゃなくて、酷い目に遭ってすら無邪気に新聞を信じている人が結構いますよー、というのが主眼ですが。

        • そうでしたー。阿野煮鱒さまのご親類は純粋な人なのですねぇ。私はすっかりスレッカラシになってしまいました。。。

    • 自社の良い記事が新聞に載ったみたいで、朝のミーティングで年配の上司が報告。
      その時に、30代?以下はキョトンとしてました。
      (新聞取ってる人が知ってて当たり前な反応、新聞取ってない人が
      わざわざ何言ってんの?興味ないしって状態)

      新聞は世代を超えるコミニケーションツールだったんだ、と感じた瞬間でした。

      話が逸れましたが、TVより新聞が信頼性の高い時代があった以上、
      世代や育った環境により新聞は真実だと盲目的に信頼してる人は一定数いると思います。
      それと、コミニケーションツールで新聞を活用してる方は、自分の信じる情報が
      根本的に崩れてしまうので性格によっては認めたくないでしょうね…。

  • 政府のやる事なす事、職務とばかりに否定続けるのが日本の左派マスメディアですが、世界の左派メディアもそうなんでしょうかね?

    ある程度是々非々の記事&報道のように思うのですが。。

    • 米国の場合は、Fox Newsを除くメディアは反共和党の傾向が顕著でした。Mr. Bush Jr.もけちょんけちょんに貶されまくり、ブッシュはウマシカという虚像を国民に受け付けました。麻生総理大臣みたいな感じでした。トランプ報道も同様でした。民主党政権に対しては、政府に批判的な報道は見られませんね。(全ての報道に目を通しておりませんので、あるのかもしれません。)

      • 阿野煮鱒様

        アメリカのメディアは、各党の思想信条に合うか否かで立ち位置が違うのでしょうね、それなら一応筋は通っているかと思います。

        日本の左派メディアは、思想信条関係なく、やみくもに政府を批判するように思います、それが筋の通らなさを感じさせるのでしょうね。

        アメリカの右派左派メディアと違って、国益を考慮しない、あるいは他国の国益を考慮しているのかもしれません。

        • > 日本の左派メディアは、思想信条関係なく、やみくもに政府を批判するように思います

          え? 民主党政権の時は、政府批判を行わず、政権の不始末を「報道しない自由」を行使して隠蔽し、「責任野党は政府を助けろ」と自民党を批判したではありませんか。

          つまり、日本のマスコミは、「やみくもに政府を批判する」のではなく、「やみくもに自民党を批判する」のではないでしょうか。産経新聞は自民党に好意的ですが、時に社会の木鐸を気取るときがあるので油断なりません。

          • 阿野煮鱒様

            >え? 民主党政権の時は、政府批判を行わず、政権の不始末を「報道しない自由」を行使して隠蔽し、「責任野党は政府を助けろ」と自民党を批判したではありませんか。

            そうでしたっけ?
            原発事故等で結構批判していた記憶がありますが、阿野煮鱒様がおっしゃるのなら全体としてはそうだったのでしょう。

            そもそも、もし左派メディアが反自民ということならば、なぜ反自民なのでしょうかね?

            例えばアメリカの場合、共和党=小さな政府、個人の自由を重視、市場原理を重視するフェアな競争、
            民主党=大きな政府=社会のためには個人の自由を制限、平等を重視する社会主義、

            といった明確な政策的な立ち位置の違いがあり、アメリカメディアはその立ち位置が自社のポリシーにあっているか否かで報道内容が異なっているように思えます。
            しかし自民党は党としてはそのような明確な立ち位置は無いように思います、各派閥によっては立ち位置の違いはあるかと思いますが。。

            左派メディアは、自民党の政策というよりも、自民党の有する何かコアなものが気に入らないのかもしれませんね。

          • >そもそも、もし左派メディアが反自民ということならば、なぜ反自民なのでしょうかね?

            おそらく、政権マスコミの力で政権交代を成し遂げたからかと。
            (以前、新宿会計士さんが言及してました)
            つまり民主党政権はマスコミのトロフィーなわけで、
            自分から傷をつけるわけがない。

          • 名無しのPCパーツ様: > 民主党政権はマスコミのトロフィー

            それは確かな事ですね。それに加えて、

            PONPON: > 自民党の有する何かコアなものが気に入らないのかもしれませんね。

            これもあると思います。

            左翼にとって、日本の伝統的な精神は破壊工作の対象です。天皇家が最たるものです。自民党の中にも色々な思想の多様性はあるものの、多数派は、天皇を敬い、日本の伝統を大切にし、地域社会に根ざした生き方を求めるという、いわゆる保守的思想を持っています。

            伝統を封建的価値観として否定し、個人主義の美名の元に地域社会はおろか家庭までも破壊し(選択的男女別姓など)、人間関係を原子レベルに還元しようとするのが左翼です。

            よって左翼の巣窟であるマスコミにとって、自民党は眼前に立ちはだかる障害物と見えるでしょう。また、保守的価値観を最も鮮烈に放っていた安倍総理は、にっくきラスボスに見えていたことでしょう。何しろ、破壊の対象である日本を、よりよい方向に導いてしまったのですから。

  • 新宿会計士さまにこうして
    まとめていただくと都度都度では
    巧妙な記事や主張(笑)だったのでしょうが、
    今見るとその立ち回りは
    滑稽ですらあります。

    人類の敵はコロナなのに
    そのコロナを社会と政権攻撃の
    願ってもない援軍友軍と喜び勇んだ
    偏向メディアと特定野党さんでしたが
    韓流政党立憲民主党は
    支持率3%割れにまでそっぽを向かれ
    偏向メディアさんはただでさえも
    衰退に向かう速度を上げてしまった
    だけの結末に向かっていると感じます。

    • 敵の敵は味方なり。
      コロナ感染記者を卓球シンガポール代表選手に突撃させたりとか。

  • >現在、一部のメディアが全力を挙げて、東京五輪潰しを画策しているフシがありますが、国民がこれに乗っかるかどうか、そしてこれに続く総選挙で有権者がどういう投票行動をとるかは、メディア自体の将来性を予言するうえでは非常に重要な視点だと思う次第です。

    メディアは中華コロナのパンデミックという全く新たな脅威への日本国民の不安感を奇貨として「2009年の夢よもう一度」とばかりに、欧米に比してのワクチン接種の出遅れなどコロナ関連を煽ることで東京五輪潰しを狙い最終的には政権転覆を実現しようと考えていると私自身は。

    ですから、総選挙で有権者がとる投票行動は単にメディアの将来性どころか、日本という国そのもの、そして我々日本国民自身の将来を大きく左右することになります。

    万が一にも2009年のようにメディアの煽りに乗せられて自民政権にNO!を突きつけて、例えば立憲民主党を主とする左翼政権の誕生を許せば、我が国は次のような事態に見舞われると私は予測しています。

    1.対韓外交の面では、日韓基本条約や慰安婦合意を根底から破棄する自称元慰安婦や自称元徴用工に対する賠償判決を日本が受け入れて日本政府が出捐して基金設立をすることになるでしょう。これによって日本は韓国がかねてから主張している半島併合を違法としてそれに対する慰謝料等の賠償請求権を認めることに道を開いてしまい、際限ない賠償金の支払い義務を負うことになります。

    2.国防に関しては新戦闘機(仮称F-3)開発計画や繋ぎとしてのF-15MSIP機の近代化改修、更にはいずも型護衛艦の軽空母化で未着手の改修作業、北朝鮮弾道ミサイル迎撃用新型イージス艦など、多額の費用を擁する国防投資が全て凍結→キャンセルされることになるでしょう。F-35も当初のA/B型合計147機の導入予定が大幅削減される可能性が大きい。

    3.対米外交では2とも絡みますが、自衛隊と在日米軍との統合運用化に逆行する動きを政権が見せることでかなり強い隙間風が吹くことになります。南シナ海に対する人民解放軍による内海化に対しても日本は抵抗するどころか「南シナ海は他人事」とばかりに抗議の声すら上げなくなる可能性が高い。当然ながらFOIPは瓦解することになります。

    4.対中外交では、まず何よりも共産チャイナが「内政問題だ」と主張する台湾との距離を取る政策へと転換するでしょう。また3によって共産チャイナは東シナ海での膨張政策を推進する良いチャンスと判断して、尖閣諸島への上陸を果たし同諸島は日本でなく共産チャイナによって実効支配されることになります。そして、尖閣が人民解放軍によって支配されることで、自由主義と民主制の友邦である台湾の命運も詰みます。

    5.国内経済に関しては、現在、半島の隣国で行われている経済失政、つまり環境に優しいエネルギーというキャッチフレーズで高コストの電力への転換や所得主導政策による生産性を無視した最低賃金上昇による失業率の悪化を日本で繰り返すことになるでしょう。

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