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李在明氏出馬宣言は「五輪ボイコット・日本は反省を」

程度の差こそあれ、どっちもどっち

昨日の夜、いくつかのメディア記事を眺めていて、思わずビックリしたのが、韓国の次期大統領選の「有力候補」・李在明(り・ざいめい)京畿道(きょうきどう)知事の発言です。李在明氏は日本に「反省の気持ちを持って未来志向的な判断を」、などと述べるとともに、東京五輪ボイコットにも言及しました。ただ、尹錫悦(いん・しゃくえつ)氏が大統領に当選したとしても、日韓関係の先行きが厳しいという点では、状況はあまり変わらないのかもしれません。

2021/07/03 07:30 追記

誤植を修正しています。

文在寅時代の終焉

文在寅政権の「功績」

日韓関係分野における文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領が残したものといえば、私たち日本国民に対し、「日韓友好」が幻想ではないかという感覚を植え付けたことではないかと思います(これを「功績」と見るかどうかについては議論もあるとは思いますが…)。

また、「文在寅氏が残したもの」、と述べてしまうと、多少の語弊があるというお叱りについては、謹んで受けたいと思います。なぜなら、文在寅氏はまだ韓国大統領の地位に留まっているからであり、任期は来年5月まで残っているからです。

ただ、あくまでも韓国メディアの報道を眺めた感覚で申し上げるならば、韓国国内ではすでに、関心が「次期大統領」に移りつつあるように思えてなりません。

ことに、当ウェブサイトでも『ついに口を開いた尹錫悦氏の日韓「ツートラック」宣言』で触れた、尹錫悦(いん・しゃくえつ)前検事総長の出馬会見以降、彼らの関心が「次期大統領」に完全に移ってしまったように見えてしまうのです。

ただし、これはべつに、韓国社会が「おかしい」、という話ではありません。任期満了が近づくにつれ、首脳が求心力や指導力を喪失していくというのは、大統領制をとる国においては、一般によく見られる現象だからです。

この点、個人的主観で恐縮ですが、議院内閣制を採用している日本の場合、総理大臣の出身母体が変わらない限り、総理大臣が交代したとしても、政権が末期に指導力を失うというのは、なかなか想像がつきづらいものです。

例外といえば、2011年9月2日に発足し、12年12月26日に総辞職するまでの482日間存続した野田佳彦内閣が、わずかその482日間で閣僚の不祥事が相次いだためか、3回も内閣改造を実施し、最後は法相などが就任直後に辞任するなどの混乱を極めたことくらいでしょうか。

李明博政権の「あの禁じ手」とその後遺症

ただ、いずれにせよ重要な点は、すでに韓国社会の関心事が「次期政権」に移り始めているらしい、という点であり、こうしたなかで文在寅政権が、いまから何か新しいことを開始し、それを成し遂げようとしても、なかなか難しいのではないか、という気がしてなりません。

韓国の政権末期といえば、個人的には何といっても李明博(り・めいはく)元大統領が任期満了の半年前の2012年8月に行った、日本に対する一連の侮辱行為を思い出してしまいます。

それは、韓国が不法占拠している島根県竹島に、現職大統領として史上初めて上陸したこと、当時の天皇陛下(現在の上皇陛下)に対して暴言を吐いたこと、そして当時の野田首相からの親書を郵便で送り返したことです。

じつは、韓国では政権末期に反日が加速する傾向があることは、以前から知られていましたが、さすがに李明博政権末期の行動は、日韓関係に深刻な後遺症をもたらしました。日本国民に対し、韓国への感情を大きく悪化させたのです。

内閣府がほぼ毎年秋ごろに実施している『外交に関する世論調査』という調査があります。

この調査では、米国、中国、ロシアと並んで韓国に対し、ほぼ毎年、「親しみを感じるかどうか」について質問が行われているのですが、「親しみを感じる」と「どちらかというと親しみを感じる」を合算した数値が2012年にガクンと落ち込んでいることが確認できます(図表)。

図表 韓国に対して親しみを感じるかどうか

(【出所】内閣府『外交に関する世論調査』を参考に著者作成。「親しみを感じる」、「親しみを感じない」は、それぞれ「どちらかというと~」を含めた数値。なお、2020年10月分の調査については、新型コロナウィルス感染症蔓延の影響で調査方式が変更されているため、「単純比較はできない」との注記が付されている)

もう1箇所、韓国に対する親近感が落ち込んでいるのは、2019年10月の調査ですが、おそらく自称元徴用工判決(2018年10月・11月)、火器管制レーダー照射事件(同年12月)、輸出管理適正化(2019年7月)とGSOMIA破棄騒動(同年8月)などが影響しているのでしょう。

ただ、それまでの「韓流ブーム」の影響か、韓国に対する親しみを持つ人が多数派を占めていた日本で、やはり一気にプラスマイナスが逆転したというのは、大変に興味深い現象でもあります。

多くの論者は「(李明博元大統領による)竹島上陸が日本国民の韓国という国自体に対する親近感を損ねたのではないかと」、などと指摘しているのですが、ここはあくまでも当ウェブサイトの(やや決めつけによる)主観に基づけば、やはり天皇陛下云々の発言が響いたのではないかと思う次第です。

文在寅氏はその「禁じ手」を取るのか?

もっとも、文在寅氏が政権末期を迎え、果たして李明博元大統領のような極端な反日行動にでるかどうかは、やや微妙です。

というのも、あえて無礼を承知で申し上げるなら、文在寅氏の思考パターン自体はかなり単線的であり、おそらくは「北朝鮮」にしか関心がないようにも見受けられるからです。その証拠のひとつが、『文在寅氏、米誌インタビューで日本への言及は実質ゼロ』でも触れた、米『タイム』誌へのインタビュー記事でしょう。

文在寅氏は任期満了直前を迎え、同氏へのインタビューで、北朝鮮やその独裁者である金正恩(きん・しょうおん)には、かなりの時間を割いて誉めそやしているのですが、自身の政権下で関係を損ねた日本に関しては、実質的に言及はゼロでした。

もちろん、文在寅氏が「政権支持率を高めるために反日を利用する」という可能性は皆無ではありませんが、ただ、見たところ、文在寅氏からは、「北朝鮮との関係改善につながるもの」であれば、利用できるものは何でも利用する、という雰囲気が漂ってくるのです。

日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏は、「ブラックスワン」(滅多に発生しないが、もしそれが発生したら大変に大きな影響がある出来事)に備えて日本にやってきたがっているのではないか、という仮説を提示しています(『鈴置論考の文在寅氏「ストーカー」説と韓国の「狙い」』参照)。

具体的には、東京五輪で万一にも金正恩が訪日した際、金正恩と会談できないことを、文在寅氏は大変におそれているのではないか、という読みです。

もちろん、情勢は刻々と変化しているため、現時点において文在寅氏が先月時点と同じ判断をしているかどうかについては、さだかではありません。しかし、文在寅氏が政権浮揚のため「だけに」李明博政権末期のような反日に出るのかどうかを巡っては、なかなか読み辛いところではあるのです。

日韓関係の将来にのしかかる「宿題」

もっとも、以前から当ウェブサイトでお伝えしているとおり、文在寅政権下の韓国が日本に対して仕掛けてきたさまざまな不法行為を巡っては、最終的に落としどころはたった3つしか考えられません。

それは、①韓国が約束と国際法と条約を守るか、②日本が韓国のウソや約束破りの数々を赦すか、③日韓が双方いつまでも譲らないか、です。

①や②の場合は、日韓関係はとりあえず修復に向かうことが期待できますが、③の場合は、やがて日韓の外交関係だけでなく、経済的なつながり、金融的なつながりなども、徐々に壊死(えし)していくことにつながりかねません。

とはいっても、現在のところ、経済・産業上はお互いがお互いを必要としているという面がありますので、多少国家間の関係が悪かったとしても、ただちに「日韓断交」などに結び付くものではありません。

ただ、よく「政治的な対立を棚上げして経済的な関係を深めよう」といった意味で、「政経分離」だ、「ツートラック」だという表現が出てきますが、こうした「ツートラック」には、日韓の政治的な対立が将来的に解消される見通しが立って、初めて成り立つものでもあります。

政治的な対決点がいつまで経っても解消しないのに、「ツートラック」もないでしょう。

そのうえで、忘れてはならないのは、現在の韓国の日本に対する不法行為は「政治分野」だけに留まらず、「経済分野」にも及ぶものが数多く含まれている、という点です。

たとえば、2018年10月と11月に「大法院」(※最高裁に相当)が下した自称元徴用工判決を筆頭に、現在、自称元徴用工が日本企業を相次いで提訴しており、一部では原告敗訴の判決もないわけではないものの、地裁、高裁レベルでは原告側が勝利をおさめる事例も大変に多いようです。

これからの日韓関係

日本企業の行動を予測する

これらの自称元徴用工判決で命じられた賠償額は、日本企業にとって、金額的には大したことがないものばかりです。現在のところ、1人あたり1000万円前後か、多くてもせいぜい2000万円弱、といったところでしょう。

しかし、もし日本企業が安易に賠償に応じようものなら、場合によっては数万人、数十万人という自称元徴用工らがあらたに立ち上がり、やはり1000万円以上の損害賠償を求めてくるかもしれません。そうなれば、日本企業には数百億~数千億円、下手をすると兆円単位の損害が生じ得ます。

さらに、損害賠償に応じない日本企業に対しては、資産の差押え(というよりも「売却スルスル詐欺」)などが相次いで実施されています。

いまのところ、具体的な差押えに遭っているのは、日本製鉄や不二越が非上場株式、三菱重工業が商標権や特許権です。そして、差し押さえられているだけの状態だと、正直、日本企業にとっても大した実害は生じません。

ただ、ありもしない「歴史問題」を捏造され、勝手に「戦犯企業」に認定され、ある日突然、韓国に投資した資産が没収される(かもしれない)という事態が相次ぎ、しかもその国の司法が国際法に沿った判決を下すと期待できない状況が長期化すれば、どうなるでしょうか。

日本企業のサラリーマン経営者諸氏にとっても、株主代表訴訟は怖いでしょうから、いずれ日本企業も韓国との付き合い方を再考する方向に舵を切り始める可能性があります。

日本の金融機関、香港と韓国への与信額が減少傾向に』や『深まる日台関係:5月の合計貿易高も「台湾>韓国」に』などでも触れたとおり、その兆候はちょっとずつ出始めている、と見るべきでしょうか。

もうひとりの有力候補

さて、尹錫悦氏の出馬記者会見の様子に関しては、『ついに口を開いた尹錫悦氏の日韓「ツートラック」宣言』でも触れましたし(※もっとも、その一部はのちほど再掲します)、また、長い選挙戦が始まったばかりでもあるため、あまり「こうだ」と断定すべきではないのかもしれません。

ただ、各種世論調査で、尹錫悦氏と並んで高い支持率を誇っている候補者は、もう1人いらっしゃいます。

京畿道(きょうきどう)知事の李在明(り・ざいめい)氏です。

この李在明氏、噂にたがわず、なかなか言動が激しい人物であるらしく、昨日はオンラインで記者会見して出馬を表明した際、日本に対しても、じつに強烈な発言をしたようです。

この点、文字起こしベースでの李在明氏の発言の全文を(韓国語、日本語を問わず)ひととおり探してみたのですが、どうも見当たらなかったので、日韓のメディアから1つずつ記事を選んで、それについて概観してみたいと思います。

まずは、時事通信です。

日本保守政界に「反省」要求 植民地支配の痛み強調―韓国大統領選・与党候補

―――2021年07月02日18時35分付 時事通信より

リンク先記事によると、李在明氏はさっそく、日韓関係を巡ってこんな発言をしたそうです。

日本の(保守)政界に反省の気持ちを持って未来志向的な判断、行動をお願いしたい」。

個人的にこの文章を読んだ瞬間、「『反省しなければならない』のは、文在寅政権下の韓国が日本に対し、自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題などを含め、さまざまな不法行為を働いたことではないか」と感じてしまいましたが、それにしてもなかなか強烈です。

そして、「強烈」という意味では、次の発言にも捨てがたいものがあります。

  • 侵略国家である日本が分断されるべきだったのに、日本の侵略を受けたわれわれがなぜ(南北に)分断させられたのか
  • (日本による植民地支配は)加害者の立場では過ぎたことかもしれないが、被害者の立場では依然として残っている痛みだ
  • 許しは被害者がするもので、加害者がするものではない

個人的に、「被害者」「加害者」という表現は好きではありませんが、あえてこの表現を使うなら、「加害者」は間違いなく韓国であり、日本こそが「被害者」でしょう。

もっとも、時事通信によると、李在明氏は日本について、次のようにも述べたのだそうです。

  • とても近い隣国だし共に進むべき関係だ
  • 私を反日だと評価する人もいるが、日本を憎んでいないし、日本国民に反感はない

「被害者」だ、「加害者」だ、「反省の気持ち」だ、などと言われて、そんな相手と「ともに進む」ほど日本国民も物好きではないと思いますし、李在明氏に「日本への憎しみや反感がない」のだとしても、李在明氏の発言をもとに、日本国民の側にそれが芽生えてしまっては、意味がありません。

朝鮮日報「東京五輪ボイコット」

一方で、韓国メディア『朝鮮日報』には、こんなきじもありました。

イ・ジェミョン「東京オリンピックボイコット検討する必要が… 選手が個別に参加」【※韓国語】

―――2021.07.02 18:20付 朝鮮日報より

記事タイトルにある「イ・ジェミョン」は、おそらく、「り・ざいめい」の韓国語読みのことだと思われます。

ただ、タイトルにもあるとおり、朝鮮日報によれば、李在明氏は「日本が東京五輪の地図に独島を表記したこと」に関連し、「侵略的な主張を貫くことを容認してはならない」、「明らかに歴史的な記録を残すためにも、(五輪)ボイコットを検討しなければならない」、などと述べたのだとか。

もちろん、大統領選における最有力候補と目されているにせよ、李在明氏は現時点ではただの「大統領選に出馬すると表明したに過ぎない人物」であり、具体的に五輪ボイコットを指示することができる立場にはありません。

おそらくこれは、本気でそれを実現させようと思って発言したというよりは、むしろ、日本に対してそこまで強烈な発言をすることで、有権者に対して「反日」を手掛かりに支持を得ようとする魂胆が含まれていると見た方が正確かもしれません。

なお、朝鮮日報の記事にある、「東京五輪の地図に独島を表記した問題」とは、『東京2020オフィシャルサイト』に掲載された聖火リレー地図の画像ファイルを拡大すると、ちょうど竹島があると思しき箇所に白い斑点が確認できる、というものでしょう。

これについてはすでに国際五輪委(IOC)から「問題がない」との回答が韓国側に2回にわたって到達しています(『IOC、韓国に再び「竹島地図に政治意図なし」と回答』等参照)。

それを、あたかも問題であるかのごとく表記する朝鮮日報の記事についても、なんだか感心しません。

いずれにせよ、ここで大事なことがらがあるとしたら、李在明氏は出馬会見の段階で、日本に対する敵意を剥き出しにしたという点です。

ウェブ主自身は長年の「コリアウォッチャー」であり、李在明氏の言動については以前から存じ上げていますが、そうでない大部分の日本人にとっては、「今日初めて李在明氏の発言の詳細を読んでみた」、というパターンも多いでしょう。

当然、こんな発言の数々を読むとギョッとするでしょうし、もし李在明氏が次期韓国大統領に当選すれば、日韓関係はいったいどうなってしまうのだろう、などと楽し心配する人も多いのではないでしょうか。

「尹錫悦氏なら問題ない」、という話ではない

もっとも、次期大統領に当選するのが、李在明氏ではなく尹錫悦氏だったとしたら、それで問題はないと解すべきなのでしょうか。

これについては非常に微妙です。

ついに口を開いた尹錫悦氏の日韓「ツートラック」宣言』でも触れたとおり、29日付の会見では、尹錫悦氏は次のような趣旨の発言をしたからです。

  • (韓日関係は)未来世代のために実用的に協力しなければならない関係だと考える
  • (文在寅政権下で)国交樹立以降最も悪化し、回復不可能な程度まで壊れた。政権末期に収拾をつけようとしているが、うまくいっていないようだ
  • 歴史を正確に記憶するため、その真相を明確にする一方、未来世代のため、実用的に協力しなければならない
  • 慰安婦問題や強制徴用問題、韓日間の安保協力や貿易問題などの懸案をすべて同じテーブルに載せて議論する、グランドバーゲン(一括妥結)をする方式で問題にアプローチしなければならない

正直、「一括妥結方式」のくだりなど、なかなかに意味不明です。要するに、尹錫悦氏の発言は、「今までどおり、韓国の都合に合わせてツートラックを展開する」という宣言のようなものであり、これを「日本との関係改善に意欲を示したもの」と見るべきではありません。

これを踏まえ、先ほど紹介した時事通信の記事に戻りましょう。

時事通信といえば、昨日の『時事通信の「ワクチン不足深刻化」記事を検証してみた』でも触れたとおり、記事を書く人に、少しバイアスがかかり過ぎている場合が見受けられます(といっても、某新聞などと比べれば随分マシなのですが…)。

先ほど紹介した記事もそうです。

具体的には、『日本保守政界に「反省」要求 植民地支配の痛み強調―韓国大統領選・与党候補』では、こんな趣旨の記述が出て来るのです。

保守系最有力候補の尹錫悦前検事総長が日本との関係改善に意欲を示したのとは対照的に、極めて厳しい立場を強調した」。

そもそも尹錫悦氏が「保守系」なのかどうかは微妙ですし、また、尹錫悦氏が「(李在明氏とは)対照的に、日本との関係改善に意欲を示した」とする部分についても、なかなか同意できません。というよりも、尹錫悦氏の出馬会見は、「日本との関係改善に意欲を示したもの」のあらわれとは思えないのです。

米韓関係と日韓関係

さて、あくまでも当ウェブサイトなりの理解に基づけば、鈴置高史氏、あるいは米国の政治学者で米戦略国際問題研究所(CSIS)のシニアアドバイザーでもあるエドワード・ルトワック氏などの共通点は、米韓同盟が徐々に消滅に向かう、とするものです。

その理由はもちろん、韓国にとっては中国の存在感が大きすぎることにありますが、それだけではありません。

韓国の「ツートラック」的な発想は、日本に対する関係だけでなく、さまざまな国との関係においても、顔を出すからです。

そして、韓国のこうした行動は、米国を最大限、いらだたせるのに寄与します。

なにせ、米韓同盟を通じて韓国を守ってあげているにも関わらず、自国のいうことは半分も聞いてくれず、それどころか、米中対立局面において韓国が「米国の側についたうえで、米国とともに中国に立ち向かってくれる」ということすら期待できないからです。

もちろん、韓国・烏山(うざん)にある空軍基地のように、韓国の戦略上の要衝としての地位は、米国にとってはそれなりに高いといえます。その便益が、米国にとって米韓同盟を維持するためのコストを上回っている限りは、米韓同盟は継続します。

ただ、米韓同盟の衰退が徐々に、しかし確実に進むのと同様に、現状の李在明、尹錫悦という両氏の主張を眺めている限りは、日韓関係も徐々に衰退していかざるを得ないのです。

いずれにせよ、くどいようですが、大統領選は始まったばかりですし、両氏以外にも大統領選への出馬を表明している政治家は何人かいます。

これからの約半年間は、文在寅氏の動向のみならず、これら次期大統領と目される有力候補者たちの言動についても、なにかとお騒がせすることになりそうです。

新宿会計士:

View Comments (71)

  • いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    管理人様>韓国が日本に対して仕掛けてきたさまざまな不法行為を巡っては、最終的に落としどころはたった3つしか考えられます。

    それは、①韓国が約束と国際法と条約を守るか、②日本が韓国のウソや約束破りの数々を赦すか、③日韓が双方いつまでも譲らないか、です。

    確かに常識的にはその通りですが、当方は敢えて日本で全員が反対するであろう暴論を俎上に載せたいと思います。

    ④南北の半島国民から主権を取り上げて居住する半島から追い出して代わりの住人を居住させることで「主権国家である日本と韓国」という対立条件を破壊してしまう。

    です。これに伴う事象は必ず以下のことが起こります。

    「朝鮮半島の住人7000~8000万人の人間が破滅的な不幸な状況に追いやられて居住する土地を追い出されて更なる不幸が彼らを襲う」からです。

    死んだ方がましな苦境と救いとしての死が襲いかかるような状況を日本人が導き、事象を奇貨として放置する。

    これをヒューマニストとして赦されないとお考えならば、当方のオススメの日韓関係の解決策は以下です。

    ⑤韓国の奴隷となって韓国のあらゆるわがままを力ずくで実現させて、最終的に民主主義社会や人類の敵と認定される韓国の愚行の責任を取る形で「おそらくアメリカの手で」白人中心とした秩序に刃向かった「再犯罪者」として日本人全員が核兵器の炎で火炙りの刑に処される。

    韓国は日本と対等と考えてない為に本質的には日本が奴隷の立場以外は認めていません。

    不可逆だろうが最終的、決定的だろうが韓国は「上位の存在である当然の権利として決め事を破るのです。」

    日韓関係を破綻させた場合、韓国が日本に流入し、韓国が民族自決の権利として外部から軍隊を引き入れてハワイやテキサス共和国の運命を日本が辿るのではないでしょうか。

    向こうは世界へのアピールに関して日本人よりはるかに上だからです。

    現状の不十分な準備で日韓関係を破綻させても上記の通り良いことはありませんし、難民発生を嫌がって下手に助けると新たに逆恨みを買うだけです。
    日韓関係の破綻は日本人の覚悟無しでは解決策になりません。

    早い話、「日本の隣に序列が日本より上で日本を奴隷扱いする権利を持つと思う人間を居住させることが悪い。」のです(笑)。
    向こうは社会から与えられた教育によって自分たちの思いが心地よいので妄想は「絶対に」捨てないのです。

    故にこっちが奴隷になるか、向こう側に恨みを起こす余地がないまでに叩くかです(笑)。

    前者ならば⑤の選択。後者ならば④の選択が妥当と思います。

    繰り返しですが覚悟無しの関係破綻は解決策になりません。

    以上です。駄文失礼しました。

    • ✖最終的に落としどころはたった3つしか考えられます
      〇最終的に落としどころはたった3つしか考えられません

    • ここまで大掛かりな事なくとも、今のままでも時間の問題で日韓関係は破綻すると見ています。
      日韓は既に国民同士が嫌悪し離反を求めるレベルとなってしまっているからです。
      自由主義社会では政治や政権は国民の総意の元に立脚しているから、国民の総意に反する行為は政権維持を考えれば、そう簡単には出来ませんが、国民の支持のある行為は当然やりやすいのです。
      菅政権が韓国に甘い顔をしないのも、本人の意向もあるだろうが、国民の嫌韓を意識している筈です。
      当然韓国側も親日対応は政権崩壊に繋がるだろうから、とても出来る事では無いのです。
      親韓派にとってはもう既に時遅しとなっているのです。

      • > 日韓は既に国民同士が嫌悪し離反を求めるレベルとなってしまっているからです。

        そんな事はありません。韓国人が存在する限り、韓国は絶対的優位者として、劣位者である日本に、彼らの「正義」に基づく彼らの「真実」を日本に教え導こうとします。これをみずきさんは「近づく反日」と呼びます。また、韓国は彼らの真実を世界に知らしめようとします。それは日本からは「告げ口外交」に見えます。

        どんなに日本が韓国との関わりを避けようとしても、連中は日本にまとわりつき、真正性(真情性)のある謝罪と賠償を永遠に求め続けるのです。

        彼らが生きている限り、日韓断交しようが、彼らが「正義」の拳を降ろすことはありません。

        日本人は韓国人を嫌っているから「嫌韓」なのですが、韓国に「嫌日」はありません。寝ても覚めても毎日「イルボン、イルボン」です。彼らは日本を屈服させ従わせたいのです。嫌いな対象ではないのです。反日は、嫌韓の対概念ではありません。執着、あるいは、ストーカーの愛情のようなものです。

        • 阿野煮鱒 さま
          阿野煮鱒 さんの意見を支持します。
          以前、訪日観光客の一番は韓国人でした。
          今でも、コロナ終息後に日本に行きたい韓国人は、60%も居るというアンケート記事も見ました。
          反日でも日本に来るんです。日本の悪い所を探したり、少しでも韓国の方が良い所を探して、韓国は日本を超えたとか、悪口を言う為に来るんです。

          • なるほど、反日は嫌韓の対概念ではないんですね。民族的・国家的なストーカーのような異常性、そういう見方をすれば、わざわざ日本の悪い所を探したり、悪口を言うために日本に来るのがわかるような気がします。

          • iwamurasta様

            「好きの反対は無関心」ですからね。「嫌い」は、嫌悪する対象に一定の関心を注いでいるのです。我々も韓国に対して屈折した愛情を持っているのかもしれません。少なくとも私は、一定の興味関心を持って韓国を見つめ、朝鮮の歴史や文化を学んで(囓って)きました。

            反日に限らす、反○○/アンチ○○というのは、揺るぎない存在としての○○が必要です。反自民、アンチ巨人、みなそうです。

        • 阿野煮鱒様、

          日本の幻を追い求める韓国の愛が報われる日は来るのでしょうか?

          • 絶対に無いと言い切れないのが恐ろしいところです。

            ついこの前、民主党政権下の日本では、そうなる可能性がありました。
            幸いに民主党が無能の集まりであったため実現しませんでしたが、宇宙人首相が「日本列島、日本人だけの所有物じゃない」とか言って「東アジア共同体と主権を共有」する構想が練られていました。もしこれが実現していたら、日本は中華人民共和国・日本自治区となり、少数派である朝鮮民族を多数派である日本民族の統治者として据える、異民族支配の常道が実施されたでしょう。

            支配階層になった彼らが横暴の限りを尽くすのは間違いありません。

        • > 反日は、嫌韓の対概念ではありません。

          これを書いてから気付いたのですが、「助けるな、教えるな、関わるな」の非韓三原則をひっくり返すと、韓国の対日姿勢になりますね。

          ・日本を助ける
           華夷秩序における日本の序列を理解することを助ける。

          ・日本に教える
           正しい歴史認識を教える。韓国の正義と真実を教える。

          ・日本と関わる
           積極的に日本に接近し、あらゆる機会を捉えて上述の「真実」を日本に伝える。

          この三つは、原則というよりも動機ですね。名付けて「対日三動機」。彼らの反日が、日本に対する「恩恵である」と韓国人が考えていることがおわかり頂けるでしょうか。

          • 阿野煮鱒様

            阿野煮鱒様>日本に対する「恩恵である」と韓国人が考えている

            素晴らしい!慧眼です。
            少し補足すると「恩恵である」ことを行う事で韓国人は正しい事をしたため自らの徳がより大きく偉大なものとなり、韓国の徳を理解できない日本はより下位の存在と化すので上位たる韓国はより一層教え導かねばならないと考えるのです。

            通常は主権国家などの機能集団は関係することで相互作用が発生するのですが、相互に主権国家の建前で序列社会観を押し付ける日韓関係は下位存在として認識される日本が要求しても上位存在様(笑)にはほぼゼロと判定される影響しか与えませんし、日本に悪影響を及ぼす(日本から見て)反日行為を行い日本が韓国の価値を下げて認識しても、上位存在様(笑)からは自己の価値がより一層増加するという自己認識なのです。

            日本から韓国に何をしても「認識に」影響を与えられないという意味でかの国を数字に例えればあらゆる数を加減乗除しても数値が変わらない∞が正しい表記と思いますが、関係を是正させるために戦略を伴って破綻させて、助けるのではなく永遠に返せない負債をまず、押し付ける。
            日本人は問題があると問題を解決しようとする悪癖があるのですが、そこを堪えて、永遠に負債を問題にして、「主権国家に戻りたければ払うもの払ってね(払えないけど)」と嘯く大人の対応(笑)をすべきですよね。

            向こうが社会的に変わらない限り向こうに∞の負債を押し付けて向こうが日本より下の存在であることを魂に刻む。その間は主権は剥奪。
            ヒューマニズムから程遠い解決ですが中国に学ぶべきですね。

            以上です。駄文失礼しました。

          • 阿野煮鱒 様

            >>「助けるな、教えるな、関わるな」の非韓三原則をひっくり返すと、韓国の対日姿勢になりますね。

            凄く腑に落ちました。狂信的宗教団体とその信者が頭に浮かびます。
            これでは「日本は昔よいこともした」「インフラを整備した」なんて言っても響かないどころか火に油...

      • PMB様
        当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        PMB様>時間の問題で日韓関係は破綻する
        そうなった時にどうしますか?

        ・日本が「また」解決して恨みを買いますか?
         IMF事案は日本が解決に走って韓国に恨みを買いましたよね。
        ・アメリカやマスゴミの「キレイゴト」をガン無視して放置できますか
        ・中国が助けた場合どうしますか?
         国内の半島国籍人は助けなかった復讐を実行犯の予備軍になりますよ。
         覚悟をもって処置できますか?

        覚悟がないとその時に適切な対応ができないのではないでしょうか?

  • そもそも植民地支配に対して賠償を行なった国は欧米諸国にはほぼないはずです。もちろん日本も韓国に名目上は賠償を行ったわけではないですが実質的には賠償に相当することをしています。それを未だに蒸し返し続ける根性がすごいです。
    文在寅は北が大好きなだけでしたが、李在明は文在寅以上の真の親日派になりそうですね。

  •  彼らの支離滅裂な発言は、どうしても添削したくなっちゃいます。

    >侵略国家である日本が分断されるべきだったのに、日本の侵略を受けたわれわれがなぜ(南北に)分断させられたのか

     まず、あとで友好とか未来志向とか言うならまず"侵略国家"とか罵倒から始める癖を直しましょう。
     また、ドイツのように末期に各方面から別勢力に武力制圧されたために戦後処理として分断されたのではなく、朝鮮は派閥指導者が自ら俺はこっちだ私はあっちだとばかりに"事大"先に分断「した」のだし、そもそも根本的に侵略をしたかされたかは分断と無関係です。させられた、せざるをえなくされた、と言い訳するのなら、苦情は父祖らの墓にでもどうぞ。
     そもそもが侵略した方が分断するべきって意味不明。そんなやつおる?と思ったけども、朝鮮文化的には勝った方こそが利益争奪に陥って分裂するかも?

     ていうかここ、地味に見えて重要ですね。理屈や筋道で考えればどこをどう間違えても侵略側が分断するべきという謎の結論にはならないはずですが、彼らの「絶対のタダシサに対して間違っている方が罰を受けるべき。そして間違っているのは絶対に日本、正しいのは絶対に韓国であり、それは自明の大前提である。」という思想があればこそだと、ここ最近の議論やご教示でやっとわかってきました。立ち位置が正しいかどうかしかなくて、分断した過程とか理論などの現実は無意味なんですね。

     あとの2項もいい感じに支離滅裂ですが割愛。

    • >>侵略国家である日本が分断されるべきだったのに、日本の侵略を受けたわれわれがなぜ(南北に)分断させられたのか
       文句は、米ロに言ってくれとしか言いようがない。我が国にケツを向けるな。
       もっとも独立しなければ、分断もされなかったのにね。

  • 米韓関係に関する記事もありました。

    ある意味で、李在明京畿道知事は文大統領より有能だと聞いていましたが、本当のようです。
    この方が次期大統領になれば、日米との関係を、完全に破壊してくれるでしょう。
    今更、用日派が勝ったりすると面倒なので、この方を応援しておきますね。

    "丁世均元国務総理、李在明京畿道知事に対し「『米軍は占領軍』との不安な発言…基本的な考えが気になる」=韓国" (WoW! Korea 2021/07/02 22:03) より

    李知事が故郷のアンドン(安東)を訪れ「大韓民国は親日の清算ができず、親日の勢力が米国の占領軍と合わさって、その支配体制をそのまま維持した」と発言した

    その通りです。
    北朝鮮も韓国も、大国の都合で置かれた緩衝地帯に過ぎないのですから。
    直接統治するのも国連管理地域にするのも面倒なので、
    名目上国にして、そこに棲息していた連中に任せているだけです。

    国の成立過程を振り返ればわかるでしょう。
    自力で独立を勝ち取った訳ではなく、第二次世界大戦後に、たなぼたで独立させてもらったでしょう。
    そういうことです。

    証拠も示しておきましょう。
    日本は、文政権誕生以来、韓国に冷たくなったでしょう。
    ワクチンも、韓国には全然恵んでくれませんよね。

    当然です。
    緩衝地帯を維持するために、西側諸国、とりわけ日本は、韓国に多大な無駄なコストをかけてきました。
    しかし、韓国が役割を放棄し、更には北との協力を公言するに至って、
    わざわざ韓国を存続させる理由はなくなりました。
    日本はもう、助けません。

    米国の立場も同じでしょう。
    北朝鮮に媚びへつらい、役割を放棄した韓国には、何も期待しなくなりつつあります。
    見捨てようとしています。
    だから、ワクチンも、韓国にはほんとんど恵んでくれませんよね。

    韓国なんて、所詮は大国の都合で形式的に作られただけの国に過ぎません。
    自力では何一つ成し遂げたことのない韓国は、そのことに感謝すべき立場です。

    だから、李在明氏の認識は正しいと思いますよ。
    現実を受け入れられないなら、信じる道を進めばいいでしょう。
    自力で成し遂げられるならね。
    もう、誰も助けませんから。

    • 私も李在明氏の大統領就任を期待しております。言わばそれこそ歴史の流れに沿っていると思います。

    • 全く同感です。
      ところで、この民族、昔から自助の精神が見事なくらい無い民族ですね。自身をぜったい振り返らず、下は子供から上は大統領まで何か問題が起こるたびに、誰々が悪い・・日本が悪い、親日派が悪い・・のオンパレード。そして結局は自分の力では何もできない。

      それと、朝鮮人カルタってご存じでしょうか。彼の民族性をカルタにした秀逸なものですが、その中で、「〝つ” つまらぬことで仲間割れ。」というのがあります。つまるところ両班の抗争から、南北朝鮮誕生の理由まで、私の中ではすべてこの文言で片付いています。なお、それにつけ足せば、その〝仲間割れ” のゴタゴタに外国勢力を巻き込むことが得意なようです。それって、見方を変えたら、朝鮮半島という地政学的な特権を生かしていると言えるんでしょうかね。

  • 誰が大統領になっても、ますます赤い幼児化が進む予感。国内向けの過激な発言を盲目的に信じるコアなファンと、歴史含めて都合良く塗り替えられる事を大きな違和感なく受け容れ、それに流される国民。文氏が大統領になったのも、結局は国民の多数決ですから、近代国家における衆愚政治の先進的事例として世界に誇れば良いと思います。

    • どの先進国も衆愚政治になるリスクはありますがあの国は衆愚のレベルが他の国と比べて違い過ぎますからね。

      暴力的な資本主義で格差が拡大しているので、韓国民は社会主義政策を取り入れて是正させるつもりですが左派は成長エンジンの財閥を破壊して原始的な社会にまで戻してしまいます。

      結局、民主主義が退行して軍政に戻る可能性も出てきますね、衆愚の韓国人はお気に召さないでしょうけれども。

      • >財閥を破壊して原始的な社会にまで戻してしまいます

        しばらく前ですと、そんなことするはずないよ。とか思っていたのですが、最近は、本当にやりかねないというか、やりたいんだろうな、という考えに変わりました。ある意味、すごい人たちですね。

        • 文在寅政権では李明博憎しでライン河を模範に計画された四大河川事業を凍結させて、せっかく作った堰を壊して原始的な川に戻しているそうです。

          川のお魚にしては良い話ですが川の流量制御が出来ず夏には藻が大量発生し水質を悪化させたり、洪水に対応出来なくなった場合どうするのかなど、課題が山積です。左派の治水の考え方が試されます。

          • 地球環境の悪化を懸念して、長期的な計画に基づいて精密にたてられた、韓国オリジナルの治水計画なのかもしれませんね。仮に大洪水が起きて大災害が発生しても、左派の計画に間違いはなく、やっぱり日本が悪いのでしょう。

  • 李在明氏を応援します!
    文在寅大統領を上回る真の親日大統領になると思います。
    これまでの数々の言動がそれを証明しています。
    李在明氏が大統領となれば、見かけだけ『日韓友好』と言って利権漁りをしていた日韓議連の連中などは出る幕を無くすこととなるでしょう。

    文在寅大統領にも任期終えるまでには竹島に『少女像』『徴用工像』建立し威風堂々と上陸するくらいの真の親日行動を期待します。

  • 李在明氏には頑張っていただきたい文在寅の打ち立てたcool な日韓関係を完成させるのは彼しかいない。
    就任直後からの反日スロットル全開が期待できます。

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (そう自分に言い聞かせないと、素人が舞い上がってしまうので)
     韓国の大統領候補としては、「過激な発言をして支持が集まれば、それでよし」、もし、本当に東京オリンピックをボイコットして、「何か問題が起きれば、それは文大統領の責任」、「それでも問題が起きなければ自分の功績」と考えているのではないか。
     蛇足ですが、(韓国だけではありませんが)まず、当選することが第一で、当選した後のことは、まったく考えていないのではないでしょうか。(もちろん、「当選前の過激発言を実行せざるを得なくなる」ということもあり得ます)
     駄文にて失礼しました。

  • 李在明氏といえば、数々の香ばしい発言でよく知られた人物なので、この程度の発言では何ら驚くには値しません。「対馬奪還」を公に発言しだしたら、「おお、遂にそこまで言っちゃうんだ」くらいの感想は持つかもしれませんが。

    日本としては、韓国なんぞにかまけているヒマはないので、放置しておけばよろしい。「なぜこのような戯けた発言が......」などと考えるだけ時間のムダです。

    • 龍様へ
      (個人的な予感ですが)国際的地殻変動の時代に入り、日韓関係も、その一端で変わりつつあるのではないでしょうか。(つまり、韓国との関係を含めて、すべてが変わる可能性がある時代になりつつある、ということです)
       駄文にて失礼しました。

      • そうですね。お隣やご近所だから仲良くしなければならないなどという、町内会的発想が通用する牧歌的な時代は終わりつつあるのかもしれません。それは国家間の関係だけでなく、いわゆる先進国と呼ばれる国々でも、内情としては殺伐とした方向に向かっているような感じがします。途上国ではなおさらです。このような方向性の先にどのような世界が待ち受けているのか、あまり考えたくはないことになってしまいそうな、嫌~な感じがちらほらと。

      • 引きこもり中年 様
        そういうことなのでしょうねえ。
        中国は韜光養晦をかなぐり捨てて戦狼政策を言い出したし、英がEUを抜けて海洋国家に戻ろうとしてるし、ソ連崩壊後のロシアはかつての帝国を目指してるように見えるし、東南アも本当の意味の独立を求めている。
        要するに、米の主導してきた戦後レジームの箍が外れたという事でしょうね。
        その流れの中で韓国も、もはや日本を越えたのだし(ここ重要)、自分たちの思う方向に動き出したと言う事なんでしょう。日本から見ると先祖返りの様に見えるんですが。
        なので日本も本来の日本を取り戻す、別に米に叛旗を翻す和気家ではありませんが、そういうことを真剣に考える時代なんでしょう。
        何をどうするかは、偉い人に任せますが。

  • 「我が正義に基づく教育的指導は反日行為に非ず」ってのが、彼らの基本認識。
    正当な理由に基づき正当な要求をしているだけで、日本を敵視してる訳ではないってのが彼らの言い分。

    悪気のない相手だからこそ遠慮がなくてタチが悪いんですよね。
    おそらく、他国に対するスタンスもこれに同じなのかと・・。

    世界が韓国から孤立した暁に待ってるのは、米英(債権国)による『グラウンドバーゲン(資本・経済基盤のさらなる買い叩き)』じゃないのかな??

    ↑そうでなければ、グループCと化してるんでしょうね。きっと。

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