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文在寅氏、米誌インタビューで日本への言及は実質ゼロ

文在寅大統領の行動のほとんどは「北朝鮮」で説明できる

あと1年も経たずに、文在寅(ぶん・ざいいん)政権が終わります。彼の功績(?)のひとつは、日韓間になかなか癒えない傷を残したことだと思う反面、彼自身が「反日的」な人物なのかといえば、そこは微妙です。というよりも、彼の行動は、「北朝鮮大好き」のヒトコトで説明できてしまいます。その証拠でしょうか、米『タイム』誌に掲載されたインタビューでは、「日本」に言及されたのは実質ゼロ回で、なんと「北朝鮮」には30回以上言及しているのです。

日韓関係破壊活動

文在寅政権の4年余り

2017年5月に文在寅(ぶん・ざいいん)政権が発足して4年余りが経過しました。その間、韓国が国を挙げて日本に対して行ってきた行動を要約すれば、それは「日韓関係自体を破壊する活動」だった、と考えて良いでしょう。

たとえば、政権発足直後には前任の朴槿恵(ぼく・きんけい)政権が日本政府との間で2015年12月28日に取り交わした、いわゆる「日韓慰安婦合意」を検証するためのタスクフォース(TF)を組織し、2017年12月には、外交機密文書を日本政府の了解なく勝手に公表してしまいました。

(※ちなみに、2017年といえば、ちょうど北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射などを行うなど、朝鮮半島情勢が緊迫の度合いを強めていたタイミングでもあります。)

この「外交機密文書を勝手に公開してしまったこと」は、日本にとっての打撃というよりはむしろ、韓国にとっての大きな打撃だったと思います。なぜなら、今後、少なくとも韓国との「水面下の外交交渉」が成り立たないということを意味するからです。

この点、両国の国民感情を刺激しかねないような交渉については、外交官同士が両国民の目の届かない水面下で行うことが一般的であり、これはべつに日韓関係でなくてもまったく同じことが成り立ちます。当然、両国間にそれなりの信頼関係がなければ成り立たない行動でもあります。

しかし、日本の了解なく、勝手に外交機密文書を韓国が公開してしまったということは、この信頼関係を韓国側がぶち壊したのとまったく同じことであり、だからこそ、この信頼関係の存在を前提とした「水面下の交渉」が、少なくとも文在寅政権下で機能しなかったことは、ある意味で当然のことでもあります。

対日不法行為は2018年以降に暴走し始める

そして、翌・2018年以降は、韓国による対日不法行為の数々が加速・暴走していきます。

同年10月に韓国が主催した国際観艦式に先立ち、韓国政府は日本政府に対し、海自艦に艦旗(いわゆる旭日旗)を形容しないように要求し、日本側が観艦式への参加を見送るという事態が発生しました(いわゆる旭日旗騒動)。

さらには同月、日韓関係を根幹から揺るがすような大事件が発生しました。韓国の最高裁に相当する「大法院」が、「戦時中、強制徴用された」と自称する者たちなどの請求を認め、日本企業に対して損害賠償を命じたのです。

これがいわゆる「自称元徴用工判決」問題です。

この自称元徴用工判決は1965年の日韓請求権協定に反するだけでなく、考えようによってはサンフランシスコ講和条約などをもとに形成されてきた戦後秩序そのものをひっくり返しかねないインパクトを持つ、きわめて非常識な判決でもあります。

しかも、韓国政府は「三権分立」を言い訳に、この自称元徴用工判決がもたらす国際法違反状態を巡り、日本政府から申し入れられた外交協議や国際仲裁手続の一切を無視し、今日に至るまで解消せずに放置しています。

また、同年12月には石川県能登半島沖合の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、韓国海軍駆逐艦「広開土大王」が海自P1哨戒機に対し、火器管制レーダーを照射するという、一種の「準戦闘行為」を仕掛けてきました。

これについては軍事専門家などの間から、「韓国の行動は日本に対する宣戦布告とみなされかねないほど危険なものである」、「実際に外国の事例では、火器管制レーダー照射を契機に交戦状態に突入したケースもあった」、といった指摘もあったほどです。

政策対話断絶と2019年の対韓輸出管理適正化、GSOMIA騒動

その一方で、日韓両国政府の対話が各所で断絶してしまった証拠でしょうか、日本政府・経済産業省が韓国・産業通商資源部に対して開催を求め続けていた輸出管理に関する政策対話が、朴槿恵政権時代の2016年6月に開催されたのを最後に途絶。

この断絶が3年を過ぎた2019年7月には、日本政府は韓国に対する輸出管理の厳格化(ないし適正化)措置を発表しました。

ところが、この輸出管理適正化措置を「強制徴用(※)判決に対する報復としての輸出『規制』だ」とウソをつき、日韓GSOMIA破棄まで持ち出してその「撤回」を求めたのです(※「強制徴用問題」とは自称元徴用工問題に対して韓国側で一般に用いられている誤った呼称)。

こうした韓国の一連の奇行をみるにつけ、文在寅政権の目的が日韓関係の破壊にあったのではないか、と考える人がいても不思議ではないと思う次第です。

文在寅氏の目的は「日韓関係の破壊」にあった…のか?

しかし、個人的に文在寅政権の行動は「結果として」日韓関係を破壊する方向に働いていたとは考えているものの、文在寅氏自身が日韓関係の破壊を目論んでいたかどうかといわれれば、そこは非常に疑問でもあります。

たとえば、自称元徴用工判決が実現したのも、文在寅政権下で大法院長が交代したという事情が大きいという点については、たしかにそのとおりでしょう。

韓国最高裁長官に人権派の金命洙氏 徴用工裁判へ影響も

―――2017年9月21日 23:33付 日本経済新聞電子版より

しかし、どうも文在寅氏の言動を見ていると、自身の行動、あるいは自身が主導した人事のひとつひとつが、結果的に日韓関係にどういう影響を与えるかについても、あまり深い思慮が感じられないのです。

極端な話、日韓関係については積極的に「破壊しよう」と思って破壊したのではなく、あまり関心を払ってこなかった結果、壊れるべくして壊れてきた、という表現の方が正確ではないかとすら思えるのです。

というよりも、当ウェブサイトで2017年5月以降、一貫して報告してきたとおり、なかば個人的主観も踏まえて申し上げるなら、文在寅氏の唯一絶対の政策目標は、「北朝鮮」にあったのではないでしょうか。

きれいな言い方をすれば「南北和解」、少し意地悪な言い方をすれば、「大韓民国を北朝鮮に献上すること」に主眼が置かれていたと感じるのです。

北朝鮮にしか興味がない!

北朝鮮との関係で整理する文在寅氏の言動

前任の朴槿恵前大統領と異なり、文在寅氏の言動は日本に対しさほど敵対的ではなく、また、日本に対して高圧的な言動は北朝鮮との対話がうまくいっている時期と、日本に対して宥和的な発言は北朝鮮の対話がうまくいっていない時期と、それぞれ重なっているのです。

たとえば、2019年1月、新年記者会見で自称元徴用工問題について尋ねられた際、文在寅氏はため息をつきながら、「三権分立だから(日本企業敗訴の判決が出たのも)仕方がないこと」、などと言い放ちました(『正気の沙汰とは思えない、韓国大統領の「年頭会見」』等参照)。

この2019年1月といえば、前年の2018年に金正恩(きん・しょうおん)との南北首脳会談に加え、シンガポールでは6月、当時のドナルド・J・トランプ米大統領と金正恩との史上初の米朝首脳会談が実現した時期でもあります。

当時、韓国側からは「運転席」論なるものも聞こえてきましたが、これは「朝鮮半島問題で外交の天才である文在寅大統領が『運転席』でハンドルを握っている」とする分析――あるいは「幻想」――のことです(ちなみにたいていの場合、「運転席」論は「日本が蚊帳の外」論とセットでした)。

しかし、この「米朝首脳会談」の枠組みは、文在寅氏の年頭記者会見から2ヵ月も経たずに崩壊します。

いうまでもなく、2019年2月28日、ベトナム・ハノイで開かれた第2回目の米朝首脳会談が「決裂」に終わったからです。

また、日本政府が輸出管理適正化措置を発動した直後には、やたら勇ましく日本政府を批判していた文在寅政権率いる韓国政府が、2019年10月後半以降、突如として日本に擦り寄り始めたのも、やはり北朝鮮との対話の成否で、うまく説明がつくのです。

具体的には2019年10月5日、スウェーデンのストックホルムで米朝実務交渉が決裂したのですが、その直後に行われた天皇陛下の即位礼で韓国政府は当時の李洛淵(り・らくえん)首相(図表1)を東京に送り込み、安倍晋三総理大臣との会談が実現しているのです(図表2)。

図表1 李洛淵氏

(【出所】韓国政府)

図表1 安倍総理と李洛淵氏

(【出所】首相官邸)

さらには、翌・11月4日には、安倍総理と文在寅氏が控室のソファで会話を交わし、その様子を(おそらくスマートフォンなどで)「隠し撮り」した写真を、韓国大統領府が公開したからです(図表3)。

図表3 例の隠し撮り写真(※クリックで拡大)

(【出所】韓国大統領府)

ちなみにこの写真を撮影した人物については、当時の鄭義溶(てい・ぎよう)国家安全保障室長(現・外交部長官)だとする報道もありました(2019年11月8日付・産経ニュース『日韓首脳対話 無断で撮影 韓国が周到に準備、不意打ち』参照)。

菅義偉総理の「ストーカー」と化した文在寅氏

さらに、安倍総理が持病である潰瘍性大腸炎の悪化にともない、2020年9月に退任し、菅義偉総理大臣が就任すると、今度は文在寅政権はやたらと菅総理に対し「秋波」を送り始めたのです。

その具体的な動きとしては同年11月、朴智元(ぼく・ちげん)国家情報院長や金振杓(きん・しんひょう)韓日議連会長らが相次いで来日し、さらには「知日派」(?)の姜昌一(きょう・しょういち)氏を次期駐日大使に内定する、といった形で出てきました。

(※余談ですが、「姜昌一氏は知日派である」というのは、韓国メディアの報道などでよく出て来る形容表現に過ぎません。この人物に対する当ウェブサイトとしての評価については、『徴用工・慰安婦問題に「12の解決策」と騙る駐日大使』などで詳しく述べていますので、よろしければご参照ください。)

直近では今月の英・コーンウォールでのG7首脳会合(サミット)の機会をとらえて日韓首脳会談を実現させようと文在寅氏が動き回ったことなども記憶に新しい点です。

もっといえば、これについては「韓日首脳会談開催で両政府が合意していたのに、日本が一方的にキャンセルした!」などと韓国が「逆ギレ」してきた(『鈴置論考の文在寅氏「ストーカー」説と韓国の「狙い」』等参照)という点において、「いかにも韓国だなぁ」と感じてしまうエピソードでもある、というわけです。

日本への言及は「実質ゼロ」=タイムのインタビュー!

さて、この「一見支離滅裂な韓国政府・文在寅政権の動きも、北朝鮮との関係で見たらスッキリと説明できる」とする仮説を裏付ける記事を発見しました。

South Korean President Moon Jae-in Makes One Last Attempt to Heal His Homeland

―――2021/06/23 19:00 EDT付 TIMEより

表紙に「顔」を掲載することなどで知られる米『タイム』誌の最新号に、文在寅氏のインタビュー記事が掲載されていたのです。

(※どうでも良い話ですが、記事タイトルや本文にも “South Korea” という表記が出てきます。これについては本稿では敢えて「韓国」と訳していますが、英語圏や中華圏ではこの手の “South Korea” だ、「南韓」だといった表現が頻繁に出てきます。韓国政府はタイムに抗議しないのでしょうか?)

これはタイムが文在寅氏にインタビューを行ったもので、語数にして3000語を超える長文記事ですが、当ウェブサイトなりに乱暴に要約すれば、「北朝鮮が大好きです」、「金正恩様に忠誠を誓っています」、といったものだと考えて良いでしょう。

というよりも長文記事でありながら、これに「北朝鮮」( “North Korea” ないし “DPRK” )という用語が少なくとも30回出て来るのに対し、「中国」( “China” ないし “Chinese” )は7回、「日本」( ”Japanese” )に至ってはたった1回しか出てきません。

日本に言及される箇所は、次の部分のみです。

“The summit with Moon was Biden’s second, after his meeting with Japanese Prime Minister Yoshihide Suga, spotlighting America’s renewed focus on East Asian alliances.”

これだと、文在寅氏のインタビューでは、実質的に「日本」の存在は完全に無視されたのと同じです。

“Moon” とは文在寅氏の「文」をローマ字で表記したものですが、いわば、「(5月の)米韓首脳会談はジョー・バイデン米大統領にとって、日本の菅義偉総理大臣との会談に続く2回目の外国首脳との会談だった」、という記述です。

あれだけ日本との間で山ほどの問題を抱えておきながら、長文インタビューで北朝鮮のことばかりに言及したというのは、なかなか驚異的です。

文在寅氏の主張は北朝鮮や日本共産党のそれとまったく同じ

インタビューは、2018年9月の南北首脳会談などの南北対話を通じ、「世界を戦争の危機から救った」などとする文在寅氏の認識が示されるとともに、北朝鮮の非核化についても、こんなことを述べている、というのです。

“Moon’s pitch is that a continuous ‘cycle of denuclearization and sanctions relief’ will eventually bring Pyongyang’s most deadly assets, like nuclear warheads and ICBMs, onto the table.”

意訳すれば、「『非核化と制裁緩和のサイクル』がなされることで、核、ミサイルといった北朝鮮の兵器の放棄が実現に向かう」、というものであり、究極的には北朝鮮の「段階的核放棄」や日本共産党の「行動対行動」などとまったく同じです。

北朝鮮によって開城の南北連絡事務所を爆破されるなどしているくせに、ずいぶんと能天気な認識ですね。

いずれにせよ、これを『タイム』という、それなりに影響力のあるメディアが掲載したことは、なかなかインパクトのある出来事です。

しかもタイムのインタビューを読んでいると、文在寅氏の意図とは裏腹に、北朝鮮の非核化が遅々として進まない最大の原因を作っているのが文在寅氏自身ではないか、との疑念を読者が抱いたとしても当然のことではないかと思ってしまうのです。

米韓同盟の本質とは?

さて、タイムの記事の末尾には、こんな記述もあります。

“Certainly there are few original ideas on how to break this cycle: engagement, negotiation, provocation, estrangement, rapprochement. The next attempt, when it comes, will be clouded by the inevitable sigh of ennui.”

原文の “this cycle” とは、北朝鮮の非核化を巡り、この30年間、何度となく繰り返されてきた「核危機の発生、交渉、挑発、制裁、和解」、という循環のことです。結局、北朝鮮の非核化が進まず、無力感が漂う、という流れですね。

こうした流れを断ち切るためには、やはり、北朝鮮制裁だけでは不十分です。

結局、北朝鮮に対しては常に制裁の抜け道が存在していたからであり、とりわけ、現在の北朝鮮に対しては中国、ロシアに加え、韓国もその存続に手を貸しているフシがあるからです。

いずれにせよ、米国が韓国をいまでも「同盟国」に留めている理由は、「韓国が中国からほど近く、とくに烏山(うざん)空軍基地の利用価値が高い」という点だけでなく、韓国を同盟国に留めておくことで、その動向に目を光らせるため、という側面もあるのかもしれないと感じた次第です。

新宿会計士:

View Comments (51)

  • 文在寅政権の発足以来今日までの対外政策を全体をコンパクトにまとめた、堂々としたコラムでした。国内的に何かやったとか、勿論あるのでしょうが、日本国民としてはこの様に概括せざるを得ない。
    また米朝会談の(仲人口を両国に吐いて)取りもった件に自画自賛しながら語る氏の驚くべき心情を「北朝鮮や日本共産党と同じ」と指摘されました。これは本当に重要な着眼点だと思います。
    日本共産党は文在寅氏を絶賛し(自叙伝の邦訳本を二度も書評欄で紹介)、自党機関紙で見開き2頁の特集記事で「これからは南北軍事境界線は観光地に」などと言うお粗末な「観光案内図」を特集して見せました。まさに「行動対行動路線」で北朝鮮に非核化が何も進まないのに北朝鮮が欲しがるものを逐次与える事で核戦争の脅威(一方的な北朝鮮側の恫喝)に応じる手法でしたし、日本共産党は自分で編み出したかの様に描いて居たが文在寅政権のソックリ受け売りであり、文在寅政権が【北朝鮮の事以外何も考えて居ない】中で対北迎合のそのまたコピーをさも自党で検討して編み出した様に言い張って居たのでした。私が個人的に日本共産党党籍を離れたのは主にこの文在寅政権への対外盲従路線に飽き飽きしたからでした。離党した後になって親近感が消えた目で見たら国内的な「モリカケ一辺倒」の姿勢や「問題」の話題逸らしをしながら【疑惑は深まった】式の無限追及路線の無意味さにも気付きましたし、過去には全党を挙げて「北朝鮮の内政干渉の手先」と口を極めて非難し論破して来た「チュチェ思想」研系の勢力と沖縄辺野古基地建設反対運動では野合している事、韓国から来た運動団体に韓国語の横断幕を持ち込ませるなどして来た事、日本共産党地方議員がちょくちょく訪韓しては挺対協などの慰安婦集会に違法建築された「慰安婦像」前で参加させたりして居た事など、日本共産党の異常さにどんどん気づいて来た事でした。
    新宿会計士さまの文在寅政権の概括はそうした文在寅政権に迎合屈従した日本共産党の特異な立場を思い出させてくれました。

    • 元日本共産党員様
      日本の歴史を無視する日本共産党には、辟易しておりましたが、こちらとしては赤旗など読む気もしないので、これからもベールに包まれた日本共産党の実態を挙げて頂ければと思います。

      実体験に沿った考察は、元韓国駐在員様と並んで説得力があります。

    • >私が個人的に日本共産党党籍を離れたのは主にこの文在寅政権への対外盲従路線に飽き飽きしたからでした

      わりと最近の事なのですね。とても良かったです。
      共産党は是非とも解体せねばなりません。良く決断されましたね。貴重な情報ありがとうございます。

    • 元日本共産党員様

      おっしゃるように、日本共産党は文政権、というか韓国内民族左派の同志のように思えます。
      解りやすいのは、最近とみに中国を批判することが多いにも関わらず、韓国の批判は一切しないということです。

      その点が、他の野党とは違うところでしょう。

      • POPNPONさま
        妄想です。
        中朝工作員は、韓国での工作で大統領を産み出す成果を上げました。
        ステージが上がって、工作員の活動方針が「日本国内の分断」に変わり、日本共産党が韓国寄りの発言、行動をし始めたという事だと思います。

        • だんな様

          日本共産党が韓国寄りになった程度で日本国内は分断されないと思います。

          日本共産党は、1922年(大正11年)の創立時から、植民地解放の方針に基づき、朝鮮の独立を綱領に掲げました。
          コミンテルン(共産主義インターナショナル)の方針で、1930年代以降、当時の日本在住の朝鮮半島出身共産主義者は、日本共産党に所属したという経緯があります。
          つまりそもそも日本共産党は朝鮮半島の民族左派の人々と親和性が非常に高い政党であり、中国や北朝鮮の工作で親韓国になったわけではないと思います。

          親韓国になったのは、民族左派の文大統領が政権についたからなのでしょう。

          • POPNPONさま
            共産党だけで無く、私が工作機関認定しているのは、特定野党とマスゴミです。
            皆、裏では繋がっているんですという妄想です。

    • 最近まで、共産党籍だった方の視点は大変興味深いものかあります。
      このところの共産党の中国批判と韓国との蜜月の理由を知りたいと思っていました。
      今後とも是非有用な意見をお聞かせ下さい。

    • 元日本共産党員名無し 様

      マルクスが世に問いかけた暴力革命で理性と計画で統制するシステムに変更することで19世紀当時の世界一の国家大英帝国を初めとする夜警国家に定期的に発生する恐慌を解決できるという仮説は当時はそれなりの価値は有ったと当方は思います。

      しかし、それを「預言者」マルクスの神託として唯一無二の真理と考えたのがそもそもの失敗の原因と思います。

      科学とは仮説→他者からの検証→修正→仮説のPDCAサイクルの繰り返しですが唯一無二の真理認定されると検証することも修正することも無くなるのです。
      そうなると、仮説が「技術の進歩に伴って変化する社会」とどんどん解離するのです。

      韓国の言う歴史問題も同じです。

      検証して事実に基づく修正がないのです。

      自分に都合の良いことを妄想で出して上位の出したモノだから新しい妄想を思い付く迄の間、下賎で「原罪故に」韓国様に「反論、反抗の権利を永遠に持てない」「塵芥にも劣る」(中略※)下位の存在であるクズチョッパリは上位である世界の序列の頂点である韓国様が決めたことを真実として受け入れる「べきだ」というのが向こうの言い分なのです(笑)。

      個々人が対等な立場で社会契約に則り民主主義社会を構成する人間から見ると「一切の反論を聞かない自称真実(笑)の押し売り」は同等のモノであるのです。

      「これって民主主義社会で通用しないでしょう」というものです。

      そういった意味で日本共産党と韓国は同じと気づいたことは、このサイトに来ていただいた価値が有ったのではないでしょうか。

      以上です。駄文失礼しました。

      ※ここには韓国様がマウントを取る為に本来は日本に対する無限個の罵詈雑言、侮蔑の言葉を書く必要があるのですが、読み手書き手双方の時間の無駄ですので省略しています。

    • 新宿会計士さまの明晰な記事とともに
      元日本共産党員名無しさまのコメントで
      新宿会計士さまが重視される
      客観的事実に基づいて
      議論を深める方向性がより
      くっきりとあきらかになったと感じます。

      とても貴重で参考になるコメント
      ありがたく読ませていただきました。

  • このTIMEの記事、鈴置先生の連載やこちらのサイトをご覧になっている方々には、何の新味もない内容のように思えます。敢えて言えば二点:文大統領の肉声での北朝鮮賛美が聞ける(それとても個人的にはそれほど付加価値があるようには思えませんが、それは別として)ということと、それを報じているTIMEのスタンスに、今の米国のSouth Korea及び文大統領への姿勢が伺える思いがする、ということです。
    文大統領の能天気的な北朝鮮礼賛を初っ端に出した後、その考え方がどれだけ現実と乖離しており、実現不可能な夢であるかを一つ一つ実例を持ち出すことで読者に印象付け、最後に、「次に南北朝鮮の和解が試みられることがあれば、それはもううんざりといったため息に包み込まれるであろう」「文大統領でできなければ、今後それは誰も成し遂げられないという、残酷な現実を突きつけたことが、文大統領の遺産となるであろう(これ、そもそも彼にできっこない、ということを踏まえた、強烈なアイロニーだと考えます)」というコメントで締める。これって、やはり二度とSouth Koreaに反米親北政権を誕生させたくない、という米国政府の考えと軌を一にしているように思えます。。。

    • KC 様

      >文大統領でできなければ、今後それは誰も成し遂げられない

      という所だけ読んで、ホルホルしてると思います。

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (そう自分に言い聞かせないと、素人が舞い上がってしまうので)
     素朴な疑問ですけど、米誌とのインタビュー記事ということは、米韓関係、もしくは(アメリカに関連する)韓国国内のことを文大統領が話すと、期待されていたのではないでしょうか。もっとも、北朝鮮問題が、(良い方向か、悪い方向かは別にして)米韓関係に決定的な影響を与えると分かっている米誌の狙い通りという、可能性もありますが。
     蛇足ですが、「文大統領は北朝鮮が好きだ」ということに、タイムズ読者は関心を示すのでしょうか。
     駄文にて失礼しました。

  • 文在寅大統領は出生地の由縁か、または貧乏が過ぎて労働問題専門の弁護士になった為か、「北朝鮮こそ我が命」「朝鮮統一」「韓国を北に贈呈して悲願の一大強国を作る」が生涯の願望です。出来れば大統領在任中に道筋を付けておけば、監獄送りは無いと踏んでいたと思います。

    文氏の本質は、韓国マスコミや大統領府が持ち上げて最近よく言う「G8の韓国大統領」では無く、「北朝鮮担当大統領」だった。他に関心ありません。北朝鮮が国際的な非難を受けないよう、核施設を段階的に廃止するという騙しの手口、あわよくば南北統一で核保持国になるーーそんな腹黒さはプンプン匂います。

    日韓関係については破壊する、断絶狙いでは無く、国民のガス抜きの為に、反日姿勢を見せ、国際法違反の判決、2015年12月の慰安婦問題決定を潰す、蒸し返しによって甘い汁を吸えるのが分かって徴用工問題にエスカレート。

    その他輸出の厳格化も事前協議にまったく応じなかった為であり、日本の報復だと嘘を喧伝し、北との瀬取りに強く関与し、海自機を撃ち落とす寸前まで行ったのに、日本が悪い(嘲笑)と逆ギレ。もうてんこ盛りなんで止めます。

    でも、功績はある。日韓が隣国だから、切っても切れない仲だ、お互いに悪い部分があった、お互いに未来志向で、などと言う「血迷い言」が日本側で通用しなくなった事です。

    「竹島表記なら五輪不参加だ」。数年前なら日本は大騒ぎでしたでしょう。今なら「どうしても我を張るなら仕方ないか」「コロナ禍だから参加者は減ってもいい」という見方もあります。

    また韓国の日本を下に見た外交態度、侮日発言、汚物像設置、、無理して付き合う必要の無い国です。また価値観は違い、共有出来ない。文氏の後も親日派の用日派か「日本の根性を叩き直してやる」の反日派のどちらかです。

    どっちでもええわ。サラバ〜ですね。文氏の日本無関心、逆撫で蒸し返しばかりで関係薄〜くなり、ほぼ断交状態が早くなったわ(爆笑)。

    • 文在寅がやってきた事、その理由についてはある程度理解可能なのですが、なぜ文在寅がその様な考えを持つ様になったのかが謎です。

      文在寅についてはプライドが高い割にコンプレックスの塊と言う性格が透けて見えます。ルーツが北にあるとか、運動圏の活動を学業のため中断したのが理由と聞きますが、それだけではあの異常な行動は説明できない様に思います。

      文在寅は北のスパイだとか言う話にまでなると、トンデモ話になってしまうし、運動圏の権威者に弱みでも握られているのでしょうか?誰かの操り人形で捨て駒に過ぎないくらいしか納得できる理由が無いのですが…

      • 文大統領を見ていて感じるのは、「悪意がないこと」です。
        恐ろしく無礼なことを行っていても、その無礼さに全く気づいてないように見えます。
        その理由はわからないのですが、世界中どこでも人権派を名乗る人たちにはそういう傾向が強いですね。

        コンプレックスに関しては、韓国人一般のそれを忠実に反映しているだけに見えます。

        • チキンサラダ様
          どうも、こちらでも失礼します。
          悪意がないというのは、もしかしたら悪意があることより恐ろしいのではないでしょうか。
          歴史上の虐殺とか残酷な事件の多く(全部とは言わないですが)は、恐らく悪意ではなく、自分たちが正しいことをしているという信念に基づいて行われていると思えるからです。ナチスの蛮行にしたって、末端はともかく支配層は自分たちの信念に基づいてやったわけで、悪意のなさが起こす暴走というのは制御が効かなくなる分本当に怖いと感じます。

          人権派の方々も、ナチスはともかくせめてフランス革命時のロベスピエールあたりのことを少しでも考えたら、悪意の無さが暴走する怖さに気づきそうなんですが、自分が正しいという信念に固まったらそういう柔軟さもなくなるんでしょうか。

          • なんちゃってギター様、

            仰る通りです。悪意がないことは悪意がある以上に始末が悪かったりします。
            文大統領は、少なくとも韓国にとっては、そして恐らく北朝鮮にとっても却って迷惑な存在です。

            なお、新宿会計士様が度々仰るように、文大統領は長期的な視点では日本にとって、良い存在なのかもしれません。

        • 悪意がないのではなく、悪意を自覚していないのではないですかねぇ?
          元ネタが何だったか覚えていないのですが、↓この言葉を思い出しました。

          「無自覚な悪意、それこそが真の邪悪である。」

          自分が絶対的に正しいと信じている人は、他の価値観を認めようとしない。
          そういう人たちは、自分は正しい事をしようとしているのに、うまくいかないのは妨害してるやつがいるからだと考え、仲間の中にスパイの存在を疑ったり、自分に同調しない相手に対して攻撃的になるんだそうです。
          要するに、思考が幼稚なんですよ。
          わがまま、自分勝手、自分の主観でしか物事を判断できない、客観的な視点が欠落している、相手の立場になって考えることができない・・・おや?なんだか韓国人に共通する特徴のような気がしてきたぞ?

      • 文が北のスパイかどうかはともかく、文の少なからぬ人数の親族が現在でも北に居住している以上、文が金氏朝鮮に人質をとられているも同然の立場であるのは確かだと思いますが。

        ついでに言えば、文が北のスパイというよりも文を含めた韓国の従北左派の主要な組織、中でもローソクデモを行って朴槿恵を大統領から引きずり下ろし文を大統領にした原動力であり支持母体でもある民主労組や全教組(韓国の初等中等公教育の現場で実権を握り新しい世代を次々に幼少期から従北左派の価値観やフィクションの歴史で洗脳し続けているトンデモ教師労組…我らが日教組なぞ「まあなんてお行儀が良くて分別を弁えた労組でしょう」と可愛く見えるという恐るべきレベル)などが北の強い影響下にあり(つまりそれら組織に北の工作員が入り込んでおり)北の対南工作の橋頭保の役割を果たしているのは事実でしょう。

        • 迷王星様

          同感です。
          ローソクデモを見たとき、北と連携、あるいは北を礼賛する民族左派によるデモだと感じました。
          その頃日本では裏の動きに気づきもせず、朴槿恵大統領の危機を面白がっていた人が多かったように思いますが、私は今後日韓関係は相当悪化するであろうと危惧感(今となっては逆に良かったですが)を感じたものです。

  •  「北朝鮮が大好き」というよりも「朝鮮民族が大好き」なのだと思います。世界中のいずれの民族・国家も「我が民族・国家は優秀で善良だ」と信じたい気持ちは全く同じだと思います。
     しかし、自らの民族・国家の歴史、行動の内容に「優秀で善良」を強く否定するものがある場合に、劣等感が強い民族・国家ほど、こうした歴史・行動を否定したり改ざんしたりします。
     朝鮮民族がその代表で、韓国も北朝鮮も、歴史書や教科書に止まらず最高法規である憲法にも、改ざんされた嘘の歴史が堂々と描かれています。
     この嘘の歴史が国内に止まっている間は、国際的問題にはならないのですが、嘘の歴史を相手国に認めさせようとして、相手国やその国民に謝罪や賠償を要求すれば、当然、国家の衝突が起きます。
     韓国と日本は、過去にこの「嘘の歴史を巡る国家間の衝突」を経験し、「条約」、「協定」や「合意」という形で「完全かつ最終的」、「最終的かつ不可逆的」な解決を約束したにも関わらず、韓国はその後も約束の蒸し返しを続けています。
     その心は「過去に条約や協定を締結した時は、韓国の国力が弱かったから不利な約束を押し付けられた。しかし、いまや韓国の国力は、日本と対等なレベルまで向上している。今こそ、本来締結されるべきであった条約や協定の内容を実現する時が来たのだ」というところではないかと思います。
     しかし、日本にとっては、元々が「嘘の歴史」に由来する条約や協定で、その内容も日本側が一方的に最大限譲歩したものですから、「いい加減にしろ!」ということにしかなりません。
     また、文在寅政権が北朝鮮に頭が上がらないのは、米中二大国双方に媚びを売りながら「二股をかける妾」のような生き方を選択している韓国に比べ、「主体思想による毅然とした正妻」のような生き方をしている(様に見える)北朝鮮が眩しく見え、理想の朝鮮民族像の様に写るからだと思います。

    • 名無しの権兵衛様

      >「北朝鮮が大好き」というよりも「朝鮮民族が大好き」なのだと思います。

      同感です。
      アメリカの意志で作られた政府が続いた韓国でなく、アメリカと堂々と戦い政府を樹立した北朝鮮を民族の誇りとして崇拝する左派民族主義連中にとって、まさに文大統領は満を持して登場した期待の星だったのでしょう。

      文大統領に課された最大のタスクは、朝鮮民族の誇りを高めるための歴史の塗り替え、慰安婦問題も徴用工問題もそのタスクの中のひとつのステップに過ぎません。
      同様に北朝鮮との融和も、重要なひとつのステップであるものの、それ自体が目的ではないのでしょう。

  • ムンジェインに対する評価は、韓国人がやればよいので、日本人の私がやることはないと、原則的には思っています。ただ、これほど他国の指導者達(習近平もトランプも金正恩も、そして安倍さんも菅さんも)から評価されない大統領も珍しい。そして、彼がタイム誌に語った金正恩への「率直で、熱情的で、意志が強い。世界でどんなことが起きているのかよく知っている」という評価は、いかに彼が現実を見ていないか、妄想やあってほしい現実しか見えていないか、を証明していると思います(人は大なり小なりそういう傾向はありますが、一国の大統領では珍しい)。
    こんな奴を相手にしても仕方ないので、できうる限り避けるのが正解です。日米韓首脳会談やるなら略式日韓ありかもが、前提無くなればスルーは正解です。それをとやかくいう朝日毎日東京+日経はどうかしている。
    ただ、ご批判覚悟で申し上げれば、ムンジェイン無視は良いが、韓国全体の無視は国益に適合しないと考えています。日本の将来にとって最も恐ろしいシナリオは、中国が米国に代わり世界で最も影響力のある国家となり、日本が中国の意向を今以上に忖度しなければならなくなることです。ふらふらする仲間はかえって邪魔という議論もありますが、やはり多数派工作は大事です。
    この要素と、まだまだ日本の一部知識人と言われる人たちに残る韓国への贖罪意識を払拭させ(個人として思うことは良いが公に発信することは日韓の将来に悪影響、サンデーモーニング青木氏の例)、なおかつ言い募れば何でも真実と思い込む(事実に向き合おうとしない)韓国人の考え方に振り返りを促すという難しい作業となるのかな、と思っています。
    本音は面倒くさいから、断交だ!と言えたらすっきりするんでしょうがね。
    現時点での菅政権の対応は正しいと、考えています。

    • パヨチンと韓国人を説得する努力を続けろ、というご主張ですか?

  • 文大統領が平昌五輪の再現(again)で欲した利得(a gain)は、北の領主様からの
    『金(キム)メダル』だったのかな・・?

    *まだワンチャンス! 北京がまってるよ・・!!

  • 文在寅氏が北朝鮮のことしか頭にないというのは、武藤元大使が「韓国人に生まれなくて良かった」で明確に指摘しています。そして文在寅氏が大統領就任後に取るであろう内政や外交の方向性についても示唆していますが、現実には武藤元大使の想定をも遥かに超えた出鱈目さでした。その意味では、「もしかしたら文在寅大統領は北朝鮮のことしか頭にないのではないか?」と言われても、今頃になって何を言っているのだ?という感想を、正直なところ禁じ得ません。

    武藤元大使の著書は、大雑把に言えば、韓国競争社会の異常な厳しさと文在寅氏の危険性について述べたものでしたが、表題のせいか、妙にセンセーショナルに受け止められたり、後者については「そんなバカな......」とまともに受け取ろうとはしなかった人が大勢でした。その後、何人かは「転向」したようですが、文大統領の正体について、一番最初に指摘したのは、私の知る限りではやはり武藤元大使だと思います。ようやく世界も武藤元大使に追いついたということであるのかもしれません。

    • 毎日新聞の澤田克己氏も、文政権当初から、文政権は反日ではなく日本に関心がないだけだと、看破していました。
      澤田克己氏は文政権の北朝鮮への傾倒は軽視していましたが。

      武藤さんの慧眼は流石ですが、最近筆に鋭さがなくなっているように見えるのは、文政権の状況が四年間あまりに代わり映えなく、新しい視点を発揮する余地がないからかもしれませんね。

      • 個人的には「日本に関心無いだけで反日がエスカレートする理由」を執筆すれば
        まだ数年はネタに困らなかったと思う。

        書きたくてもかけなかったのか、そこまでは書きたくなかったのか・・・

    • 龍さま
      文大統領が、北朝鮮にしか興味が無いと言ったのは武藤元大使で間違い無いと思います。
      その見解の理由は、大使時代に文在寅氏と面談した時の感想だと思います。

      チキンサラダさま
      最近の武藤元大使は、韓国が保守政権になって、昔のような日韓関係戻る期待感が、現実味を帯びているからだと思います。
      武藤元大使と黒田さんは、バリバリの親韓派です。

      • ほんの2,3か月前までの武藤元大使のコラムでは、「文在寅政権という異常な政権さえ退けば、韓国は正常な状態に戻れるのに」といったようなことを文末に書いてましたが、最近のコラムではそうは書かなくなりました。それに伴って、筆致もなんだか淡々としたものになっているように感じられます。
        もし、保守政権になりそうだからという期待感によるものであるのならば、もう少し書きようがあるだろうと思います。あくまでも個人的な印象ですが、最近の武藤元大使のコラムからは、僅かながらも諦念と絶望感を感じてしまいます。その理由は不明ですが、穿った見方をすると、元高位外交官の持つ情報ネットワークに、水面下で進行している大きな動きに関する情報が入っているのかもしれません。仮にそうだとすると、それは親韓派である武藤元大使を絶望させるような動きである可能性が高いと思われます。

        • 私も武藤さんの最近の記事からは熱量を感じません。
          単に同じようなことを書き飽きたからかと思ってましたが、龍様の考えるように、何か絶望するような情報を得ているのかもしれませんね。

        • 龍様

          >元高位外交官の持つ情報ネットワークに、水面下で進行している大きな動きに関する情報が入っているのかもしれません。仮にそうだとすると、それは親韓派である武藤元大使を絶望させるような動きである可能性が高いと思われます。

          逆に、保守政権誕生に向けて、韓国のイメージがこれ以上悪化する記事は書くな、というアメリカ国務省筋からの要請(外務省経由)があるのかもしれません。

          • 文大統領の出鱈目さを指摘するという点では何も変わってないのですよ。無くなったのは、「文大統領以後」に期待するような文面だけです。保守政権誕生に期待しているのであれば(武藤元大使は明らかにその立場だったはずです)、なにもその部分を省略する意味はないのです。

            少なくとも、文大統領の「改心」を完全に諦めたということではあるでしょうが、それだけなのかどうかが依然として不明です。

  • 米タイム誌「文大統領の金正恩擁護は妄想」…韓国野党議員「赤面する」
    https://s.japanese.joins.com/JArticle/280119?servcode=200&sectcode=210
    タイム誌の記事に対する野党(保守)側の批判記事です。
    韓国ネット民の反応は、左右でクッキリ分かれて強い反応になっています。
    G7参加の扇動効果も有り、文大統領の支持率は、40%を超える程度まで回復しました。

    文大統領がお務めを逃れるには、親文派の大統領になって院政をできる状況にするのが、条件になります。これから大統領選挙に向けて、候補者絞り込みが左右両陣営で行われて来る中、左派陣営の中で文大統領のポジションは、現時点で改善したと見るべきだと思います。

    • だんな様
      TIME誌がなぜ今頃、文在寅を取り上げたのでしょうか?
      しかも表紙って?
      やっぱり米国は、韓国の次の大統領選挙に注目しているから?
      内容はなんとなくですが、ムンムンをおちょくってる感じ?みたいな感じですけどね。

      • ちかのさま 
        なんででしょうね。
        ・アメリカの政権が変わったから同盟国の代表の一人として
        ・おかしな国のおかしな大統領の紹介
        ・文大統領が、金を払って載せて貰った

        日本には関係無いのは、間違い無さそうですけどね。

      • ちかの様、

        文大統領が表紙に載ったわけではないですよ。

        ちなみに、今年の表紙のリストはこちら。
        https://time.com/vault/year/2021/

        新宿会計士様が書いているのは、
        * タイム誌は、表紙に人の顔を載せることで有名
        * タイム誌に文大統領のインタビュー記事が載っている
        という2つの独立事象です。

        ご参考になれば

        • チキンサラダ様
          じゃあ、中央日報とかレコードチャイナが「タイム誌の表紙に」と報じていますが、なぜですか?
          アメリカ版とアジア版の違い?

          • ちかの様、

            大変失礼しました。タイムアジア版だったんですね。

            https://time.com/6075235/moon-jae-in-south-korea-election/

            アジア版はまあ、アメリカ版と比べたらかなり読者も少ないですし、正直大したことないです。

            ただ、この記事はかなり文大統領の肩を持っている内容ですね。

            アジア版は埋める記事が大してないからというのもあるでしょうし、青瓦台の広報がとてもうまくいってるということかとも思います。記者への説明が相当丁寧にされてると感じます。

            文政権はリソースを北朝鮮だけにかけてますからね。

  • 文在寅が北の事しか考えていないと言うのは武藤さんが就任前から指摘していた事ですよね。日本の事なんか何も考えてないと言うのはまさしくそうで、正直なところ日本人は自意識過剰ではないかと思っています。彼は政権末期とは思えない支持を韓国内で受けていて国民も問題視していない事は明らかです。

    ※こんな文章になってしまいましたが私先祖代々の日本人です

    • 同意です。
      日本人は韓国のことを気にしすぎる(あるいは自意識過剰)な面があるかと思います。
      もちろん、韓国人の多くは異様に日本を意識しているわけですが、少なくとも文政権は日本を殊更に意識しているようには見えません。良くも悪くも関心がないのです。
      せいぜい、都合が良いときに支持率アップさせるための反日ブーストに使える国とくらいにしか思ってないでしょう。
      もっと言えば、韓国国民も本当の日本を見ているのか怪しいものです。彼らが見ているのは日常の鬱憤を晴らすためのサンドバックとしての日本で、それが現実の日本と一致してないことを多くの国民は薄々感じてるのではないでしょうか。
      日本人が水戸黄門に快哉を叫びつつも、江戸時代に本当にあんな典型的な悪者が居たとは信じてないのと同じようなものですかね。

      • 早めに見積もっても、1988年のソウル五輪以前は、良くも悪くも多くの日本人は韓国に関心などなかったと思います。遅めに見積もると、2002年のWCでしょうか。韓国での反日教育は朴正熙政権の頃から本格的に始まってますので、相互の関心の持ち方はだいぶ違いがあるだろうと思います。最近の状況に関して言うと、やはりネットの普及が大きいでしょうね。マスメディアの報道しない自由を潜り抜け、韓国の実情が(だいぶ誇張されて)伝わるようになりましたから。
        でも、韓国では間違いなく「反日」でしょうが、日本ではあくまでも「嫌韓」であって「反韓」ではありません。なので、「嫌韓」はやはり「反日」の反映なのだろうと思います。日本から見てあまりに理不尽な「反日」が展開されたからこそ、「嫌韓」が生まれるという構図です。

        > 韓国国民も本当の日本を見ているのか怪しいもの

        ネット上での反日コメントを見ていると、「一体それはどこの"日本"なんだ?」というのが少なくありません。彼らは"幻のニッポン"を非難してやまないように見受けられます。悪意に満ち溢れた反日教育の産物なんでしょう。

        ふと思いついて......

        ♬Making bad things worse
         いいえ済んでない 時を重ねてても
         疲れ果てたあなた ニホンの幻を憎んだの

              (from 「オリビアを聴きながら」杏里)

      • > 日本人が水戸黄門に快哉を叫びつつも、江戸時代に本当にあんな典型的な悪者が居たとは信じてないのと同じようなものですかね。

        実際にNAVER/EnjoyKoreaで韓国人と議論(?)した経験から言えば、日本はNaziかそれ以上と信じて疑わない韓国人は多数います。韓国社会における幼少時からの反日刷り込みを素直に受け入れ、自分の頭を使って調べたり考えたりしなければそうなるのは自然なことです。私は、彼らを「量産型韓国人」と呼んでいます。あるいはBee-Hive国家における「働き韓国人」です。もちろん背後に女王韓国人がいます。彼女ら(彼ら)ロイヤル階級も一枚岩ではなく、思想のスペクトラムは幅広いのですが、日本に同調的な女王は狭い言論空間しか獲得できません。

        チキンサラダ様が仰るような、日本の実態を「薄々感じて」いるどころか、しっかり認識している韓国人はいるにはいるのですが、少数ですし、表に出られません。限られた情報ルートを通じて韓国人を観察していれば、韓国人=「働き韓国人」にしか見えませんし、数の面から言えば、それは間違いではないと思います。

      • やはり韓国人は実在しない幻の「日本」と闘ってるのですね。
        日本がどんなに謝罪しても無駄な理由はここにもありますね。
        彼らは幻と戦ってるわけなので、現実の日本がどんなに誠実だろうが、謝ろうが関係ないですもんね。

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