コロナ対策の本当のボトルネックは不勉強すぎるマスメディア記者だった
菅義偉総理大臣、「基本的対処方針分科会」の尾身茂会長は昨日、記者会見を行い、沖縄県を除く9都道府県で緊急事態宣言を解除するなどの方針を明らかにしました。この会見を見ていて痛感したのは、科学的な対処の必要性もさることながら、ちゃんと基本的な知識を勉強することです。少し厳しい言い方ですが、基本的な勉強すらせずに質問に立つ日本のマスメディア記者は、いったい何様なのかと思ってしまいます。
2021/06/18 14:00付追記
本文中に誤植がありましたので修正しております。「某都民」様、ご指摘大変ありがとうございました。
目次
菅総理の記者会見
緊急事態宣言、沖縄を除いて解除へ
菅義偉総理大臣は昨日、記者会見を行いました。
菅内閣総理大臣記者会見
―――2021/06/17付 首相官邸ウェブサイトより
菅総理の冒頭発言は、文字にすると3000字を超える長文であり、また、テーマとしてはさまざまなものが含まれています。本稿ではコロナに焦点を絞り、菅総理や「基本的対処方針分科会」の尾身茂会長の発言の概要を紹介していきたいと思います。
まずは、コロナ緊急事態宣言、蔓延防止措置等に関する部分の一部について、当ウェブサイトの文責において内容を要約しておきましょう(※原文について知りたい方は直接首相官邸のウェブサイトの該当ページをご参照ください)。
- 緊急事態宣言は、沖縄県については7月11日まで延長するが、9都道府県については6月20日をもって解除し、10都道府県に対し蔓延防止等重点措置を7月11日まで適用・延長する
- 全国の感染者数は5月中旬以降減少が続いているが、地域によっては感染者数に下げ止まりが見られるほか、変異株により感染の拡大が従来よりも速いスピードで進む可能性が指摘されている
- 今後大きなリバウンドを起こさないために、感染者数の上昇をできるだけ抑え、一日も早く希望する方へのワクチン接種を進め、医療崩壊を起こさないことが大事。飲食の時短営業、スポーツなどの人数制限を継続するとともに、国民の皆さまにもマスク、手洗い、三密回避をお願いしたい
- ワクチン接種はこの1週間で合計730万回、1日平均100万回を超えるペースで増加しており、累計接種回数は2700万回、1回でも接種した人は2000万人を超えた。7月末には希望する高齢者への2回の接種が完了する見込み
- 東京都の事例などで見ても、すでに新規感染者に占める高齢者や医療従事者の割合が低下している
ワクチン接種は急速に進む
このあたり、世間の大方の予想をはるかに上回るスピードでワクチン接種が進んでいること、医療従事者の新規感染数が東京都で激減していることなどについては、いずれも当ウェブサイトでこれまで報告してきた内容でもあります(『接種が先行する医療従事者の新規陽性数が東京都で激減』等参照)。
菅総理を批判する人は、「飲食の時短営業、スポーツなどの人数制限、国民の皆さまへのご協力のお願い」あたりに注目するのだと思いますが、それは決して公正な態度ではありません。わが国の法制上、政府には強制力を伴った外出禁止令、隔離などの措置を講じることができない点を忘れてはなりません。
また、一部では「7月末には高齢者向け接種は終わっていない」という批判も出ていますし、「1日100万回」は過去データの遡及修正も含まれているため、正確な数値ではありません。
しかし、日本全体として見れば、接種実績は間違いなく積み上がっており、このペースで進めば、著者自身の予測では、少なくとも1回目を打ち終わる高齢者は今月中に人口の8割前後には達すると思います。「7月中に希望する高齢者のほぼ全員」というのは、誇張ではありません。
尾身会長の卓見
尾身会長「ワクチン接種が進むことの意味」
次に、記者とのQ&Aです。
何人かの記者が質問に立ったのですが、質問された記者のなかには、大変失礼ながら、正直あまり知的レベルが高いとはいえないようなものも含まれており、正直、読んでいてフラストレーションを感じるものもありました。
こうしたなか、本稿で最初に注目したいのは、文化放送の山本記者の質問に対し、菅総理から話を振られた尾身茂会長が述べた内容です。少し長いので、前半と後半に分けて紹介します。
「ワクチン接種が進むと、私は今、総理がおっしゃったように、重症化する人の数は随分減ると思います。それから、かなりの、希望する人のほとんどが接種をした場合には、今まで我々は去年、当初2月、3月の頃に思っていたこのコロナウイルスに対する人々の意識、不安感というものは、これはかなり私は変わると思います。そういう意味では、さらに、このワクチンがそれだけの数の人が打つと感染対策もしやすくなる、感染対策の効果が出やすくなるということは期待できると思います。」
まず、尾身会長が指摘する内容は、当ウェブサイトでも何度か紹介してきた、「高齢者の重症化率が高い」、「ワクチン接種が進めばそもそも新規陽性者数が減る」という統計的事実とも整合しています。
ただ、「人々の不安感」というものに関しては、ワクチン接種が進んだところで完全に払拭されるものでもないと思います。というのも、メディアや野党などが、統計的事実などを無視し、いたずらに国民の不安を煽るという側面もあるためです(最近だとネット五毛と呼ばれる人たちもそうでしょうか)。
ただ、ワクチン接種が進めば、それだけ感染対策もしやすくなり、かつ、感染対策の効果も出やすくなる、というのは、まさに尾身会長の指摘どおりでしょう。
「ガードを下げるのはまだ早い」
そのうえで、後半部分についても読んでいきましょう。
「そういう中で、ただ、全員が打つわけではないのでということもあるし、ワクチンの効果というのは皆さん御承知のように100パーセントではないので、随分安心感という意味では今までとは違ったレベルに来ると思いますけれども、かなりの多くの人が打ったから、じゃあもうこれでガードを下げていいということには、まだ少し私は早い。これはだから両面あって、恐らく多くの人が打つとコロナウイルスに対する感じ方、安心感というのは、これは随分変わると思いますけれども、だからといって一方、それで全てのガードを下げるというには少しまだ早いので、少し慎重に、マスクなんかもすぐに取るということではなくて、しばらくの間は、しかし、ワクチンが接種がどんどんどんどん加速すれば、随分気持ちの上では変わる。ただし、感染対策を、全くガードを下ろすというのには、少しまだ早いというのが我々の判断です。」
全面的に同意します。
ワクチン接種率が100%に達することはありませんし、ワクチンの効果は100%ではありません。さらには、ワクチンが効かない変異株の存在も指摘されています。逆に、社会全体で気持ちが弛緩することのほうが怖いのかもしれません。
集団免疫、わかりやすくいうと…
次に、テレビ東京の篠原記者が集団免疫について質問をしたのですが、これに対する尾身会長の回答も、大変に参考になります。「専門家が考えている集団免疫を翻訳すると、こういう具合だ」として、集団免疫について、わかりやすく説明したからです。
これも少し長いのですが、文章を小分けにし、整理しながら引用しましょう。
「1つは、自然に感染した人がいますよね。これは欧米なんかでは、ワクチンを接種した人と同様、かなりの数は自然にもう感染をした人、その上にワクチンを打った人がいるわけです。したがって、この自然に感染した人とワクチンを打った人、どちらかで免疫を獲得した人が、その地域の中で何パーセントということはなかなか各国の状況によっても違うからはっきりは言えませんけれども、かなりという言い方しかできませんけれども、そういう人が何らかの形で免疫を獲得し、その結果、特にマスクをしたり注意をしなくても、ふだんの生活ができるような状況を集団免疫というふうに、我々は、一般的な言葉で言うとそういうことになると思います。」
つまり、確たる具体的な割合までは明示できないにせよ、「自然感染ないしワクチン接種など、何らかのかたちで免疫を獲得し、普段どおりの生活ができるようになった人」が集団内に占める割合が高まっている状況、ということですね。
「そういう中で、10月、11月、今かなり政府、自治体の努力のおかげで、かなりワクチンの接種率が上がっていますよね。そういう中で多くの人が、どれだけワクチンの接種をするかは分かりませんけれども、そうすると、先ほど私が申し上げたように、多分3つのことが起こると思います。」
この「3つのこと」とは、①感染しても重症化する症例が以前と比べ少なくなること、②人々に安心感が生じてくること、③クラスターなどに対しても、以前と比べ感染の防御がしやすくなること、です。
英国のようにリバウンドする事例もある
尾身会長は続けます。
「しかし、だからといって一方、そうなると、日本の10月、11月、かなりは行ったとしても、それで小さなクラスターが起きないかというと多分そうではなくて、小さなクラスターは時々起きる可能性がある。それはなぜかというと、特に若い人が、恐らく高齢者ほどワクチンを接種するということは、たくさんの人に打ってもらいたいと私は個人的には思いますけれども、多分、高齢者ほど接種率は上がらないということがあると思いますし、そもそもワクチンは非常に優れたワクチンですけれども、100パーセント、そういう意味では、時々あるいは、そういう意味では感染が完全に下火になってコントロールできるというのは、まだ私は早いと思います。」
この尾身会長の懸念は、おそらくそのとおりでしょう。
そもそもワクチンというものは「100%絶対に効く」という保証があるものではありませんし、また、高齢層もさることながら、おそらく若年層の接種率も100%に達することはないからです。だからこそ、尾身会長は「ガードを完全に下ろすという時期は、もうしばらく先になる」と指摘しているのでしょう。
そのうえで、尾身会長はこう指摘します。
「実は皆さん御承知のようにイギリスはワクチンの接種率が非常に高いですよね。しかし、そこで急にロックダウンなんかを解除すると、あっという間に新規の感染者が増えていますから、あれだけの接種率をやっても、人々の行動次第では、たまたまイギリスはまだ重症者とか死亡者は抑えられていますけれども、ともかく新規の感染者は、あれだけ行っていてもですよね。社会の行動、人々の意識あるいは政府の対応の仕方、自治体の対応の仕方ではすぐに行ってしまうので、私は、そこは、安心はするのだけれども、急に解除みたいなことはしないでやった方がいいと思います。」
非常に科学的で納得のいく説明ではないかと思う次第です。
ワクチンの最新状況
首相官邸データ:もうすぐ3000万回に!
さて、現在のワクチン接種状況について、誰でも気軽に確認できるのが、首相官邸ウェブサイトの『新型コロナワクチンについて』のページで公表されている、ワクチン接種者数に関するデータです。
このページに掲載されているワクチンの総接種回数、現時点では2日前、つまり6月16日時点のものが掲載されており、これによれば「医療従事者等」が9,556,960回で増分は118,735回、「高齢者等」が18,099,427回で増分は1,161,201回です。
これをひとつにまとめておきましょう(図表1)。
図表1 2021年6月16日時点のワクチン総接種回数
区分 | 総接種回数 | 増分 |
---|---|---|
医療従事者等 | 9,556,960 | +118,735 |
高齢者等 | 18,099,427 | +1,161,201 |
合計 | 27,656,387 | +1,279,936 |
(【出所】2021年6月18日午前時点の首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて』より著者作成)
この分だと、来週早々にも3000万回が達成できそうです。いや、入力漏れを勘案すれば、すでに3000万回に達していると見るべきでしょうか。
ちなみにこのデータの「増分」、厳密には「前日比」ではなく「前回公表値との変化」を意味しているのですが、「医療従事者等」の部分は休日分がまとめてカウントされるため、休日明け(今週の事例だと月曜日)に大きく増える傾向にあります。
しかし、6月16日は月曜日ではなく、水曜日であるにも関わらず、総接種回数は1日で128万回も増えているのは、非常に重要な兆候です。菅政権が掲げる「1日100万回」どころではありません。
総接種回数が減っているように見えるが…
実際、「高齢者等」の部分の元データ、「ワクチン接種記録システム(VRS)」オープンデータ(※)で確認すると、先週の時点で、すでに接種実績は1日あたり80万回を超えていた可能性があります。
(※「https://vrs-data.cio.go.jp/vaccination/opendata/latest/prefecture.ndjson」という文字列をウェブブラウザのURL欄に打ち込むと入手可能)
まずは、「1日当たり接種数」です(図表2、図表3)。
図表2 1日当たり接種数(医療従事者等+一般人)
(【出所】『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』オープンデータ、首相官邸『新型コロナワクチンについて』公表データより著者作成)
図表3 1日当たり接種数(1回目+2回目)
(【出所】『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』オープンデータ、首相官邸『新型コロナワクチンについて』公表データより著者作成)
図表2では、ワクチン接種総回数が今週に入って減少しているように見えますが、これはしばしば指摘しているとおり、VRSのデータがリアルタイムで反映されていないためです。過去にさかのぼって訂正されるデータを見ると、「登録漏れ」は1日30万回から40万回分はあります。
「2回目接種」も増えて来た!
それよりも注目したいのは、図表3で、「2回目接種」をした人が徐々に増えて来たことでしょう。
6月17日時点で、65歳以上に限った接種数・接種率(図表4)、これに医療従事者等や64歳以下に対する接種数を合算して接種率を計算したもの(図表5)についても確認しておきましょう。
図表4 累計接種数・接種率(65歳以上)
(『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』オープンデータより著者作成。なお、「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の日本の65歳以上人口3548万6339人で割った数値。図表5の「接種率」とは分母が異なる点に注意)
図表5 累計接種数・接種率(医療従事者等+それ以外の一般国民の合算)
(『新型コロナワクチンの接種状況(高齢者等)』オープンデータ、首相官邸『新型コロナワクチンについて』公表データより著者作成。なお、「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の日本の人口1億2712万8905人で割った数値。図表4の「接種率」とは分母が異なる点に注意)
これらのグラフ、図表1のものとは数値が異なっており、また、「医療従事者等」とそれ以外の一般人に対する接種状況についても、データの取得時点が異なっているため、かなり不正確(というよりも相当の過少計上)となっている点にはご注意ください。
現在、計算上は高齢者への1回目接種率が41.07%ですが、おそらく現時点で半数近くに達していると考えて良さそうですし、高齢者に対する2回目接種率も10%を超えて来ました。
全国民に対しては、分母が大きいため、「接種率」はなかなか上昇していませんが、それでも表示上は16.23%、実質的にはおそらく20%に達していると考えて良いでしょう。2回目接種率も6%を超えています。
低レベルすぎるマスメディア記者
さて、客観的なデータから判断する限り、ワクチン接種は一部メディアなどの予想をはるかに超える速度で進んでおり、大変に好ましいことです。
ただし、尾身会長の発言などからもわかるとおり、決してワクチンは万能の対策ではありません。接種率が100%に達することはないのに加え、ワクチンも100%の効果を発揮するわけでもなく、また、ワクチン接種が進んでもリバウンドした英国のような事例もあるからです。
しかし、逆にいえば、コロナ禍が始まってからの1年あまりで、参考にすべきさまざまな事例も出て来たこともまた事実でしょう。
個人的に菅総理の記者会見録を読んでいて衝撃的だったのは、多くの記者が自分自身の思い込み、決めつけで長々質問をしているということでした。その典型例は、こんな事例でしょう。
「XX新聞のXXです。東京五輪・パラリンピック開催のリスクの認識について伺います。総理は、東京五輪・パラリンピックを安全・安心に開催すると繰り返されていますが、開催に伴い感染リスクがどれだけ増大するかについてはこれまで説明されていません。選手や大会関係者に限らず、国内全体で人の移動が増えるリスクや観客を入れた場合のリスクを、どう考えられますか。安全・安心の根拠を示さずに開催を強調されても、開催に不安を感じる国民は納得できません。国民の命に責任を持つ政府として、安全・安心との言葉を繰り返すのではなくて、総理としてのリスクの認識、評価をお示しください。なお、今回も各社からの再質問があった場合、応じていただけるようお願い申し上げます。」
いったい何様なのでしょうか、この記者は。
「安全・安心の根拠」を示してもあなたが理解できていないだけでしょう、と言いたい気持ちでいっぱいになります。
もちろん、文化放送の山本記者、テレ東の篠原記者などのように、簡潔かつポイントを突いた質問ができる記者もいるのですが、残念ながらそのような記者は少数派であるように思えてなりません。
なお、もうひとつ、非常に噴飯物の質問をしている記者がいたのですが、これについては可能ならば別稿にて紹介したいと思う次第です。
View Comments (56)
あの会見を一番冷静正確に報道しているのがこのサイトだと言うところに
日本のマスコミの問題がありますね。
暫くの間はマスク外せるわけありませんよ。
艦隊防御システムを超える程のミサイルを飽和攻撃として打ち込まれるような状況。
つまりワクチンを打ったが、時間が経過してやや抗体量が低下しているところに
未接種のスーパースプレッダーが登場して濃厚接触して大量のウイルスに曝露する状況。
では感染しますよ。感染防御の手を緩めればイギリスだってあの有様です。
今後ワクチンのインセンティブがないと中々接種率が上がらないようなので
少し考えてみました。
現在、ワクチンは無償でかつコロナ感染症の治療費も無償です。
通常の病気でも高額の医療費がかかった時は、月8から10万以上は支払ずに済むように
制度設計されています。
つまり重症疾患で何か月かICUに入って数百万円かかっても高額療養費制度の恩恵で
毎月8から10万の支払いで済むようになっています。
因みに生保の方は、医療扶助で現物支給されますので負担は一切ありません、念のため。
接種が一周したら、無償のワクチンを医学的理由無く拒否する場合は、
高額療養費制度の分ぐらい払ってもらっても良いのではないかと思います。
またオリンピック・パラリンピックの観客がどうしても欲しいなら
ワクチン接種済みを条件にしてはいかがと思います。
ワクチンにはいささか懐疑的なところがあります。
イスラエルとか英国とか、効果を過大評価し過ぎているよう。
日本では武漢風邪は無視できるかも?
勿論、流行時の対策は準備が必要でしょう。
私は懐疑的、とはいえ、ワクチンに反対ではありません。
経済を回すために、十分な対策済みを訴えるためなら・・・。
今、必要だと思っているのは、病室やベッドの確保です。
流行から1年以上経って、米欧の一桁以下くらいの患者数で医療崩壊とか。
馬鹿じゃないんか知らん。
ベッドの確保とか、医療要員の確保とか、
補正予算で担保されているのでは・・・。
成功できなかった新薬開発経験者 様
御承知と思いますが、ワクチンの効果は完全ではありません、抗体作ってその上で感染予防をするのが重要かと。
コロナを少なくともタミフルのない時代のインフルエンザにする手段と思っています。接種済みの医療者に感染者の減少は確実に出てきていますし。
今は何としても接種率をあげたいのでワクチン万歳!でいようと思っています。
医療従事者のワクチン接種が進行する以前は、「決死隊志願者は一歩前に!」の
世界なので病床の確保以前にスタッフ確保が苦しくなっていました。
また内地から沖縄に派遣された救急医の仕事の一つは、ECMO使用経験の少ない沖縄の医師に代わって、現在人工呼吸器のついている患者をECMOの適応か判断して転送するかどうかを判断することだそうです。コロナによる重症呼吸不全患者発生を抑制できるなら沖縄にいた救急医の数で足りていたはずなのです。
病床数は数字合わせ出来てもスタッフはなかなかそうはいかないのが現実化と思います。
多分、東京新聞、中日新聞の清水、と名乗ってましたよね。全国放送していたので伏せ字にする必要もないかと。
今回の尾身さんの話はよく納得出来ました。首相官邸の発表、そして尾身会長の発表をストレートに聞けて良かったです。
誠に適切なフォローでした。ありがとうございます。 こうした板は 主催者と良質な参加者で 質が担保されていると思います。
来週からは、企業や大学などでの接種も本格化しますね。
現場のある製造業などは、リモート対応など出来ませんから、取引先や納品のための物流会社なども含め、接種を加速化させると思います。
今現在で100万回/日だとすれば、あと数十万回くらいは上乗せできるんじゃないかな。楽しみです。
頼んでもいないのに国民の代表面して、訳の分からない質問をするからメディアの信用が無くなり、結果として自分の首を絞めるって思わないんでしょうかね。某政党みたいにコアなファンは存在するのでしょうが。
地方住みです。先月末に2回目の接種を済ませ、若年層並みの副作用から回復までに2週間を要しましたが、気管支に持病を抱える身としては、コロナに感染することなくワクチンを接種出来たことに感謝しかありません。
来週月曜に3週間が経過し中和抗体でしたか?が出来てる筈ではあるのですが、生活を大きく変えるつもりはありません。
ワクチンは重症化を防いでくれる程度と思い、これまで同様に手洗い、手指消毒、うがい、マスクは継続します。
コロナに感染しにくくなれば、インフルに狙われるかもしれませんし、折角馴染んだ防疫手段を手放す気にはなれません。(真偽のほどは定かではないのですが、人に感染する鳥インフルエンザウィルスが中国で確認された…というニュースをどこぞのサイトで目にしました。)
そういえば、家内が市町村接種か職域接種かで迷っていたのですが、市町村はファイザーで職域はモデルナだそうです。市町村接種は現段階では既往症のある方からだそうで職域接種よりかなり接種タイミングが遅くなりそう…とのことで職域に決めるそうです。
日本国内はファイザーとモデルナのmRNAコンビで全量を賄い、国内生産のAZは後進国や友好国への支援に回すようですね。どこぞの国がところ構わず喚いていたワクチンハブを日本が担うということでしょうか?
今、思うとAZは国内生産といい既定路線だったのでしょうか?
もし、そうなら「やるなぁ、日本政府!」です。
>しかし、6月16日は月曜日ではなく、火曜日であるにも関わらず、
此方の箇所、6月16日は水曜日ですよ!
某都民 様
いつもコメントありがとうございます。また、誤植のご指摘大変ありがとうございました。早速修正いたします。
引き続きのご愛読並びにお気軽なコメントのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
新宿会計士 様
今時、新聞でも誤植はしないと思いますけどねww
www
最新の状況を言うと、職域接種の方針がワクチン接種についてのゲームチェンジャーになってるようですね。
大手企業が、自分たちの子会社含め従業員だけでなく、その家族や取引先委託先、さらには近隣住民にまで拡げて接種しようと取り組んでいます。積極的な姿勢を見せることで企業イメージ向上にもつながります。もう既にワクチンの職域接種分については取り合いになってるみたいです。自治体や医療機関分が横取りされることはないでしょうが。
そういった競争で、他国ではあり得ないレベルで急速に接種が進むと推測されます。既に3000万接種ですか。これが日本の実力ですし、これからもっと凄い実力を日本は見せるでしょう。
G 様
現在の所
職域接種と大規模接種はモデルナ
個別接種は今の所ファイザー
と棲み分けていますが、7月下旬のファイザー最終入荷後は
わかりません。
その通りです。
祝もうすぐ3,000万回接種達成、高齢者接種ほぼ希望者全員に行き渡る。
尾身会長の「ガード下げてはいけない」も仰る通りです。小売業、飲食業、サービス業が悲鳴をあげ、野党がイチャモンつけようと、スケールダウンしてはいけません。
阿呆記者の「東京五輪・パラリンピック開催のリスクの認識について総理は、これまで説明されていません。」笑笑。何を言うか。逝ってヨシ!
「なお、今回も各社からの再質問があった場合、応じていただけるようお願い申し上げます。」命がけでやってんだよ。粗探し、日本の足を引っ張るだけの質問は、やる必要無い。
開催したらどの程度感染リスクが上がるか、など今の時点でわかる人間など誰もいません。前例がないのだから当然です。もし明確に答えたらソイツはただの嘘つきです。と、同じようなテーマにて、峰宗太郎先生が著書で語っていました(あちらはTVなどに出演してベラベラと無責任な情報をばらまく自称専門家への苦言でしたか)。
わかるわけが無い質問をぶつける記者には悪意しか感じられません。(もし本気なら低能さを憐れみますが)国民が知って公益に資する情報を引き出したいのではなく、政治家が解答に困る・回答すると損をするだけの質問をぶつける。そんなメディアなど不要どころか邪魔でしかない。
また、このやりとりや経緯を見ても、"独裁者スガが、都合の悪いことを言う尾身会長を疎んじている"とかいうクソ設定がいかにうすっぺらいかよくわかります。なんで最高責任者が解決策を持っている人間を弾く必要があるやら。
一方、かの国では交雑接種だか交差接種だかとやらの「大規模人体実験?」が始まるらしいですね。
実験結果には興味がありますが、かの国でちゃんとした追跡と検証がができるのかなぁ...