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【資料】文在寅氏「3・1節」演説の日本に関する発言

文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領が昨日の演説で「韓国政府は日本と対話する準備がある」と述べたとする話題は『韓国大統領「日本と対話する準備」という噴飯物の演説』でも触れましたが、その原文と思われるものが韓国大統領府に掲載されていました。そこで、本稿は資料として、その文章をできるだけ原文に忠実に訳したものを掲載しておきます。

文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領が昨日の「3・1独立節」の記念式典で「韓国政府は日本と対話する準備がある」と述べた、とする話題については、『韓国大統領「日本と対話する準備」という噴飯物の演説』でも触れたとおりです。

【参考】文在寅・韓国大統領

(【出所】韓国大統領府)

この「文在寅演説」の全文が、韓国大統領府に掲載されていました。

第102周年3・1節記念辞【韓国語】

尊敬する国民の皆さん、海外同胞の皆さん、3・1独立運動が始まった歴史の現場で、史上初めて、3・1独立運動記念式が開かれました。本当に意味深く、感慨が大きいです。102年前の今日、ここにタプコル公園で民族の回復と飛躍が始まりました。天道教、キリスト教、仏教が宗教の壁を越えて心を一つになり、学生が民族大連合の先頭に立ちました。<<…続きを読む>>
―――2021/03/01付 韓国大統領府HPより

全文は日本語に直訳して6000文字前後という長さですが、このなかで、個人的にとくに気になったのが、「日本との関係」について述べている箇所です。複数の翻訳サイトなどを参考にしつつ、著者自身の文責において翻訳したものを紹介しておきたいと思います。

(※なお、韓国語独特の言い回しと思しき箇所もあり、できるだけ意味が通じるよう意訳したつもりですが、一部、翻訳がこなれていない部分もあります。また、原文では改行が多用されているのですが、参考訳では改行の数を減らしています。)

国民のみなさん、

日本と私たちとの間には、過去、不幸な歴史がありました。今日はその不幸な歴史の中でも最も劇的だった瞬間を記憶する日です。私たちは、その歴史を忘れません。加害者は忘れることができても、被害者が忘れる法はありません。

しかし、100年が過ぎた今、韓日両国は経済、文化、人的交流など、あらゆる分野でお互い大変重要な隣人となりました。過去数十年、韓日両国は一種の分業構造を土台にともに競争力を高めて来ましたし、韓国の成長は日本の発展に役立ち、日本の成長は韓国の発展に役立ちました。

今後もそうでしょう。

私たちが越えなければならない唯一の障害物は、時折過去の問題を将来の問題と分離できずに混乱し、将来の発展に支障を来すことです。私たちは、過去の歴史を直視して教訓を得なければなりません。過去の過ちから教訓を得るのは決して恥ずかしいことではなく、むしろ国際社会で尊重されます。

韓国は過去の植民地の恥ずかしい歴史と同族間の戦争をしたつらい歴史を決して忘れないで、教訓を得ようと努力しています。しかし、過去に足を取られていることはできません。過去の問題は過去の問題として解決しながら、未来志向的な発展により一層力を注がなければなりません。

韓国政府は、いつでも被害者中心主義の立場で賢い解決策を模索するでしょう。被害者の名誉と尊厳の回復のために最善も尽くすでしょう。

しかし、韓日両国の協力と将来の発展のための努力もやめません。両国の協力は、両国みなのために役立ちますし、東北アジアの安定と共同繁栄にも役立ちますし、韓米日3ヵ国の協力にも役立つでしょう。

しかも、今はコロナ危機を一緒に克服し、ポストコロナ時代を共に準備していかねばならないときです。両国間の協力が今ほど重要な時がなかったということを強調したいと思います。

わが政府はいつでも日本政府と向かい合って座り、対話をする準備ができています。相手の立場で考えるという姿勢で額を突き合わせれば過去の問題はいくらでも賢明に解決できると確信します。

韓日両国は、過去と未来を同時に見ながら一緒に歩いています。今年開催される東京オリンピックは韓日、南北、日朝、朝米間の対話の機会になります。韓国は東京オリンピック開催の成功のために協力します。

さらに、韓日両国がコロナに打撃を受けた経済を回復し、より堅固な協力で、ポストコロナ時代の新しい秩序を一緒に作っていくことを願います。

…。

だそうです。

新宿会計士:

View Comments (21)

    • 門外漢様

      >♪お ま え は 阿⤴保⤵か

      端的に言えば、その一言ですね。

      整えてみました。
      裸の王様とかけて、立体駐車場と解きます。
      その心は、どちらも「くるくる〇ー キング」です。
      m(_ _)m

  • 日韓のマスコミ報道では「日本との関係改善の姿勢を示したが、具体案がない。」とされています。
    しかし、全体を読めば具体案がないだけでなく、文在寅が立ち位置を1ミリも変えていないことがわかりますね。

    それにしても、以前のマスコミなら具体案が無いことを指摘するのは産経読売くらいでしたが、今回は各社こぞって指摘していました。
    国際法違反を犯したのが韓国で、韓国が動かない限り解決しないとようやく理解されたのか、明らかすぎて誤魔化せなくなったのか。

  • 中央日報から
    【時視各角】「韓国防波堤論」は日本に通用しない
    https://news.yahoo.co.jp/articles/114382888540298104997b438bfbc0754b5eeeb0
    最後の部分だけ引用します。

    こうした情勢を把握できず米国への圧力という古い手法を使っても通用するはずがない。文大統領が述べたように易地思之の解決策提示が韓日関係改善の第一歩だ。

    引用ここまで。
    「アメリカを通じての圧力が通用しない」までは、良くできたんですけどね。
    文大統領は、易地思之を「日本が韓国の事を考えろ」と言ってるだけで、何の解決策も提示していませんので、赤点ですね。
    正しい第一歩は、「韓国は、国際法違反であるので、それを是正しないといけない」ですが、その文章を見ることは、難しいでしょう。

    • > 赤点ですね。

      御意。

      従来は、韓国から解決策が提示されないことに対して、日本が勝手に「困ったことだ。それならこちらが解決案を考えなければ」と、あれやこれや策を練ってきたのですが、今や日本政府にそういう動きがなくなったことは幸いです。困っているのは韓国なのですから、勝手に困らせておけば良いのです。

      こちらにコメントする方の中には、真面目に解決策を考えてしまう方が希にいらっしゃいますが、0:100理論的には、それはそ韓国の思うつぼです。助けない、教えない、関わらない、です。

  • >私たちは、過去の歴史を直視して教訓を得なければなりません。

    全く、一切、何にも出来てないけどね(。-人-。)

    • クロワッサンさま
      日本は「非韓三原則」を教訓としました。
      さしずめ韓国は「三不の誓い」ですかね。

  • >過去の問題は過去の問題として解決しながら、未来志向的な発展により一層力を注がなければなりません

    だ~か~らこその2015年の慰安婦合意があった訳でしょ?
    不可逆的に解決したのでしょ?
    未来志向もいい加減聞き飽きましたが、「一度合意したからといって解決した訳ではない」といい放ったのは何処の誰でしたっけ?
    未来志向とは誰に向かって言ってるのでしょう?
    一種の催眠術を自分にかけてるのかな?「未来志向、未来志向、未来志向⋅⋅⋅⋅⋅」ってね。

    • きたたろう 様
      百回言えば本当になるニダ。未来志向、未来志向、未来志向⋅⋅⋅⋅⋅

    • だんな様

      (会計士様の意訳から)
      >加害者は忘れることができても、被害者が忘れる法はありません。

      それを地でやってるから、痛い。

      *「赦さないけど謝罪するnida!」は、痛すぎます・・。

  • 相も変わらずキレイな言葉を並べるだけで、具体性は何もありません。

    赦そう、だが忘れまい→これが未来志向
    赦さないし、忘れない→これは痛い思想

    *極論を言えば、赦されることのない謝罪は一度で十分なのだし・・。

  • 更新ありがとうございます。

    いちいち『国民のみなさん、日本と私たちとの間には、過去、不幸な歴史がありました、、、』(文大統領)。

    76年近く経つのに、まだそのフレーズから始まるのでっかぁ〜。身体の細胞、すべて反日なんですネ〜(笑)。私達から言うと、不幸な歴史にされたのは、日本ですよ。

    戦前は統治下で内地以上のインフラ整備をし、衣食足りるようにしてあげ、戦後は賠償金を与えるわ民間交流は盛んだわ。それなのに何ら感謝の気持ちがない。

    文の昨日の演説でも『韓国政府は日本と対話する準備がある』ナニその上から目線!話し合いの前にまずこれまでの所業、一つ一つ謝れ。でも対話はもう無いゾ(笑)。

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