村田蓮舫(別名①・謝蓮舫、別名②齊藤蓮舫)参議院議員といえば、最近、菅総理の演説原稿の一部を事前にツイッターにアップロードしたり、菅総理に対して「あなたには首相としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか!」と暴言を吐いたり、と、なにかと(悪い意味での)話題に事欠かない人物です。そんな村田さんのご長男がYouTubeで語った内容が、皮肉にも、村田議員自身に対する痛烈な批判にも読めてしまうのです。
村田参議院議員の本名は、はて?
村田蓮舫(むらた・れんほう)参議院議員という方がいらっしゃいます。
村田議員を巡っては、昨年、離婚が報じられ、参議院ウェブサイトの議員情報でも本名が「齊藤蓮舫(さいとう・れんほう)」に修正されているのですが、本稿ではあえて旧姓(?)の「村田」で呼称させていただきたいと思います。
ちなみに村田議員は、普段は自身のことを「蓮舫」、酷い場合には「蓮」と「舫」の間にスペースを空け、「蓮 舫」、などと名乗っているようです。もしかして、「蓮」が姓、「舫」が名であるかの誤認を誘うためでしょうか?
また、ツイッター上のアカウント名は「renho_sha」、すなわち「謝蓮舫」ですが、外国人がわが国の国会議員を務めているかの状況を作り出すのがさすがにマズイと本人も認識しているのか、普段は「謝蓮舫」という呼称は使用していないようですが、グレーも良いところです。
いずれにせよ、「村田蓮舫」ではなく「齊藤蓮舫」または「謝蓮舫」と呼称すべきなのかどうかは少し判断に迷うところですが、少なくとも「蓮 舫」という表現については当ウェブサイトでは使用しないつもりですし、メディアもそのような呼称を使うべきではないと思う次第です。
目に余る、村田参議院議員の行動
さて、その村田議員、最近はその行動が若干目に余るようです。
まず、今年1月18日には、菅義偉総理大臣の施政方針演説の原稿をツイッターに投稿するという騒動を起こしています。
蓮舫氏が菅首相演説前に原稿の一部をTwitterに掲載…すでに削除も立憲民主党が謝罪
―――2021年1月18日 19:12付 FNNプライムオンラインより
『FNNプライムオンライン』によると、これについて野党側は、問題の演説原稿は「質問の準備などのために便宜上、野党側に事前に配られていたもの」であり、「公開に関する明確なルールなどはない」ものの、演説前にツイッターなどを通じて勝手に公開すること自体は「信義則違反」なのだそうです。
次に、1月27日の参議院予算委員会では、村田氏が菅総理に対して執拗な追及を行ったところ、菅総理が「色をなして反論」する場面もあったようです。ここでは、1月27日付の産経ニュースの報道を確認してみましょう。
蓮舫氏「言葉伝わらない」 菅首相「失礼ではないか」 コロナで応酬
―――2021.1.27 17:30付 産経ニュースより
産経によると、村田氏は「この29人の命、どれだけ無念だったでしょうか。その重みが分かりますか」などと畳み掛け、菅総理が「大変申し訳ない思いであります」などと頭を下げたにも関わらず、次のように言い放ったのだとか。
「そんな答弁だから言葉が伝わらないんですよ。そんなメッセージだから国民に危機感が伝わらないんですよ。あなたには首相としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか!」
読んでいるだけで、イライラするという人もいらっしゃるかもしれません。
実際、菅総理はこの村田氏の発言に対し、「少々失礼じゃないでしょうか」などと反論したそうですが、このように、相手の怒りを誘うような、まったく生産的ではない質問を投げかけること自体、村田氏が国会議員としての資質を有しているのか、疑問に感じてしまう点でしょう。
外国人かもしれない者が日本の最大野党党首だったという巨悪
村田氏の問題点は、こうした人格的な点のみにあるのではありません。
村田氏は2017年まで、当時の最大野党だった民進党の党首だったという人物でもあります。「最大野党の党首」とは、いわば、現在の与党が選挙で敗北すれば、すぐに次期首相に就任する可能性が最も高い人物だ、ということでもあります。
その村田氏が民進党の党首を辞めた理由は、おそらく自身の二重国籍疑惑について誤魔化し切れなくなったからでしょう。
しかも、日本のマスメディアが野党にやたらと甘いためでしょうか、結局、その後の村田氏の二重国籍問題に関する追及は尻すぼみのようになってしまい、その村田氏は現在でも、のうのうと国会議員を務め続けています。
一歩間違えたら中国人だか台湾人だかよくわからない外国人が日本の首相に就任していたかもしれないというのは、本当に怖い話です。
村田参議院議員の国籍問題という巨悪を放置しておきながら、安倍晋三総理の「もりかけ問題」だの、「桜を見る会」だのを一生懸命に追及しているマスメディア関係者諸氏や検察当局の行動は、本当に理解に苦しむ点でしょう。
なお、2017年9月の衆議院解散の際、民進党は衆議院議員総選挙で候補を1人も公認しない、などと述べて「敵前逃亡」してしまったのは、いかにも彼ららしい末路でしょう。
余談ですが、その民進党の大多数はアメーバのように分裂し、現在は左派色がより色濃く出ている立憲民主党に再合流しているようです。野党の政党名称ロンダリングはいい加減にしてほしいものです。
村田琳さんの正論
こうしたなか、なんと申し上げれば良いのか、昨日、こんな記事を発見しました。
蓮舫氏長男の村田琳、保身優先の議員「辞めるべき」
―――2021年2月4日10時6分付 日刊スポーツより
記事タイトルに「蓮舫」とあるのは、村田蓮舫(または「謝蓮舫」)参議院議員のことです。
それはともかく、日刊スポーツによると、村田参議院議員の長男でアイドルグループに所属する村田琳さん(23)は3日、自身のYouTubeチャンネルの生配信で、問題の27日の参議院予算委員会を見た感想として、次のように述べたのだそうです。
「こんな状況下にもかかわらず、なんで政治家の方々は揚げ足取り大会をやっているのかな。与党も野党も、今のコロナの改善の話ではなく、今年行われる選挙のことで頭がいっぱいなんだなという印象でした」。
「与党も野党も」、とありますが、正確には「揚げ足取り大会」が大好きなのは、ご自身のお母様である村田参議院議員が所属されている立憲民主党ではないでしょうか。
ただ、村田琳さんは次のようにも述べたのだそうです。
「国難という状況においても国民のことより自分のことだったり党のことを優先で考えている人がいるのであれば、国会議員を、政治家を辞めるべき」。
まったくの正論ですね。そして、「どうぞ、お母様にそのようにおっしゃってください」、と言いたいと思います。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ただし、当ウェブサイトとしては、村田参議院議員を含めた国会議員の存在を許しているのは、結局、私たち日本国民・日本の有権者だと考えています。
もちろん、インターネット上では、「マスゴミ(※)が偏向報道をするから、私たち有権者の投票行動が歪められてしまう」という恨み言も聞こえますし、現実にはマスメディアの報道にかなりの歪みがあるかもしれない、という可能性については、当ウェブサイトとしても否定するつもりはありません。
(※個人的な理解に基づけば、「マスゴミ」とは、新聞・テレビを中心とするマスメディアがゴミのように有害な情報ばかりを垂れ流すことに対し、憤りを抱いた人々のあいだで自然発生したネットスラングだと考えています。)
しかし、結局のところ、投票行動を通じて判断を下すのは、マスメディアではなく、私たち一般国民です。
私たちはそろそろ、誰かのせいにするのはやめ、ちゃんと選挙で投票に行くようにしませんか?
日刊スポーツは、村田琳さんが「最近まで政治に関心はなかった」としつつも、コロナ禍で政治判断が若者の生活にも大きく影響を及ぼす状況で「今がまさに若者が政治に興味を持つタイミングなのかなと思う」、「自分がまず勉強して、わかりやすいように皆さんと共有できたら」などと述べた、と締めています。
村田琳さんのお母様のような議員を日本から根絶するためにも、この「自分がちゃんと勉強すること」、「ちゃんと判断して投票すること」は、べつに若者でなくても、日本国民であれば誰であってもやらなければならないことだと申し上げておきたいと思います。
View Comments (45)
謝蓮舫って速射砲のアナグラムですね。
ブーメランの速射砲って、他にあるのかな ?
日本陸軍初の制式小銃が「村田銃」ですね…偶然コワイ……
まず、あのような人物を議員として選出してしまっていることについて、東京都民として、日本国民の皆様に深くお詫びを申し上げます。個人的には、彼女に票を入れるような不徳義な真似はけして行っていませんが、彼女が東京選挙区から選出され続けていることは事実であり、誠に遺憾の極みであります。本当に申し訳ありません
また、かつて民主党代表で会った岡田克也衆院議員に関しても、民主党の面々の中ではまだ比較的マシなほうの人物であると評価していたのですが、蓮舫氏を後継の党代表として据えるなどという、最低最悪の愚行をやらかしてくれたため、それまでのプラス評価は一気にゼロ以下になり、所詮は同じ穴の狢だったという結論に至っていることを申し添えておきます。
#これ以上に申し上げることはありません......
首相としての自覚や責任感がない?
何を根拠に、そう言うのでしょうか?蓮舫氏には野党としての自覚や責任感はお有りかな?
今の若い人はテレビは歌番組しか見なくても、世の中の情報はネットで手に入れてる人が多いです。しっかりしたもんです。
ただ言えるのは、国のトップに立つような人は相手を納得させる話し方や立ち振舞いをプロフェッショナルな人を雇ってでも、身に付けた方がいいでしょうね。その為のお金なら国家予算を使っても別にかまわないと思います。その点は安倍元首相は上手でしたね。
いずれにせよ、蓮舫氏の鼻持ちならない傲慢さには呆れますが。
更新ありがとうございます。
蓮舫は外国人でしょ(爆笑)?詳しい事知らないけど。本人が国民に説明しない(出来ない)から、話にならない。ひょっとして重罪ですネ。何故、誰も言わないか?他にも庇ってやりたい議員が居るから、と思ってしまいます。
また、菅義偉総理の演説前原稿をツイッターなどを通じて勝手に公開すること自体、あり得ない違反です。もう引退して下さい、聞く方が嫌になる。歳いったなぁ〜(冷笑)。
あんな環境で育ったらどうなるか?村田琳さん、「こんな状況下にもかかわらず、なんで政治家の方々は揚げ足取り大会をやっているのかな。今年の選挙で頭がいっぱいなんだなという印象でした」。
それは貴方のお母さんだよ。一番は立憲民主党です。ま、党代表まで務めた方の子弟なら、庶民の声などチッとも分からぬだろうが(嘲笑)。家庭内での様子など、ツイされたらどうですか?内容によっては受けると思うわ(笑)。
蓮舫氏の発言を聞いていると、確かに圧迫的で感情的な、およそ国会議員としては品があるとは言えないと思います。
ただ、彼女も議員である以上、支持者の代弁者でもあるわけで。
ああやって厳しく追及することが良い、と考える人々の代表をしているのではないでしょうか。支持者からの反応が悪ければ止めているでしょう。
また、本来なら与党の問題点を追及すべきなのは彼女だけではなく、代表の枝野氏はじめ他の方々もいるのですが、蓮舫氏(あと安住議員)に汚れ仕事させて陰に隠れているのならば、蓮舫氏の方が表立っているだけ誠実であるとも言えるのではないかと。
逆パターンが今世間で話題の森元総理ですわな。発言の深意は凡才の自分には未だ見えませんが。
ポリコレ棒などを振り回す善意で出来た悪意が蔓延する世の中、叩かれるのを承知で発言していく。ご苦労なことです。
更新ご苦労様です。
蓮舫議員に対する内容に関しては全くの同意見なのですが、
村田琳さんに対する内容に関しては、若干引っ掛かります。
「どうぞ、お母様にそのようにおっしゃってください」
と、管理人様はおっしゃいますが、いつも理性的に記事をお書きになっている管理人様にしては、非のない人に対しての毒がありすぎるかと思います。
村田琳さんは、母親のことを含めて苦言を行っていると考えます。
「もう、今日で母親のことを気にして生きるのはやめたいと思います」
「思ったことを全部発言します」
ともYouTubeで話しておられます。
蓮舫議員より、村田琳さんの方が正論だと言う内容だけならよいのですが、
「YouTubeで配信するなら自分の母親に話せ!」とも取られるような記事、は少々強引で、
成人した個人に対して、親の管理責任をとれと書かれているのと同義ではないでしょうか?。
それは、現在のマスコミが芸能人に対して行っていることと大差なく、私は好きではありません。
「村田琳さんには、蓮舫議員と同じ選挙区で無所属で出馬してもらいたい!」等の
皮肉なら解りますが、正しいことを言った方は称賛するだけでよいのではないでしょうか?
ちなみに、村田琳さんのファンではありませんし、立憲押しではありません。
蓮舫議員は嫌いです(笑)
村田琳氏の発言や、特定の政治家や政党を名指ししたものとは読めませんね。蓮舫氏の支持者なら菅義偉総理に対する苦言と受け取るでしょう。無理矢理蓮舫氏に絡めるのは我田引水でしょう。
蓮舫支持者が勝手に菅義偉総理だけへの苦言と考えるのは構いませんが(笑)、
この場合は、村田琳さん本人の意思がどこにあるかを考えるべきではないでしょうか?
村田琳さんは、
「これからは政治にも向き合おうと思います。」の後に
管理人さんの記事には書かれていませんが、
「仮に母と意見が食い違ったとしても自分の意見は曲げないつもりです」
ともおっしゃっています。
(おそらく管理人さんが見たニュースでは報道されていなかったのでしょう)
このコメントがあるのに、我田引水なのでしょうか?
私の理解力が低いのは認めますが、蓮舫議員を含めた揚げ足取りをしている
与野党のすべての国会議員に対して行った苦言ととれるかと思います。
私はこの意見はこの村田琳さんの意見は正論だと思いますし、概ね賛成です。
もし、与野党どちらがより揚げ足をとっているかという事を問題視するのであれば、
蓮舫議員が母親であってもなくても関係ないんじゃないでしょうか?
野党の方がより揚げ足とってるよ、だけで十分かと。
そういうことを言いたかったのですが(汗)
> 与野党のすべての国会議員に対して行った苦言ととれるかと思います。
仰るとおりです。
言葉足らずでしたが、私は新宿会計士様に
>「どうぞ、お母様にそのようにおっしゃってください」
とまで絡めるのは我田引水ではないかと申し上げました。
阿野煮鱒さんの真意を読み取れず、申し訳ありませんでした。
こちらこそ、言葉足らずで失礼いたしました。
いつも、知的好奇心をくすぐる記事ありがとうございます。
村田琳氏に関して、先日、自分の今までの発言が母蓮舫氏の影響下にあったこと、それと決別するという意思表示を自身のツイッター内で表明されています。
○記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7546154bcd142e5077af074a208ee9667975279
○本人の動画コメント(一次ソース)
https://twitter.com/rinmura0402/status/1354355748893986824?s=21
本人のこの声明の意図をそのまま受け取っていいかは自分にはまだわかりませんが
今回の記事の話はこの前提からきたものと思うので、取り急ぎ紹介だけさせていただきます。
どうでもういいけど、その人が子供の時にR4という任天堂ゲーム機の違法コピーツール使ってた子なのかしらw
りょうちん さん
違法ツールの名称は「マジコン」だった気がします(;^_^A
いやそのマジコンの代表的製品名がR4だったのですよ。ちょうどレンフォーと読めなくもなかったので流行りましたっけ。
3DS以降は対応されましたが・・・。
りょうちん さん
そうだったんですか!
知らなかったです(;^_^A
蓮舫さんと言えばやっぱり二重国籍問題のときの対応が変でしたよね。
日本人であれば戸籍謄本を提出するのにそんなに時間がかかるとは思えません。本籍地が遠くだったとしても郵送の往復で一週間もあれば十分です。あれだけ騒ぎになってるのですから、本籍地に取りに行かせることで2日もあれば提出できます。
また、戸籍の写しの「写し」しか見せなかった対応が不満でした。プライバシー保護のため公開用に黒塗りバージョンを作っておくのはいいでしょう。でも、役所から受け取った真正な戸籍謄本も会見場に持参して、報道陣に写真動画不可で見せて黒塗り写しに改ざんがないかの証人になってもらうとか出来たはずです。
私はあの時の汚い写しを見せられて「怪しい」「疑惑は深まった!」と感じたと同時に、その写しの汚さになんか日本人の誇りである戸籍制度を冒涜された悲しさを感じました。
本籍地を定めて、そこに「戸」つまり家族単位で公的な記録をして大事に大事に保管する。今となっては世界でほかに類を見ない制度です。私は誇りに思う一方、全て記録されてほぼ永久に保管されて誤魔化しが効かないというプレッシャーを感じもします。日々誠実に真面目に、戸籍に傷がつくような行為はできるだけ避ける。それが日本人のメンタリティです。
蓮舫さんは日本国籍を取得していても、日本人の誇り、戸籍制度に対する誇りみたいなものは一切ないんだろうなぁ、そんな人を私たちは国会議員に選んじゃったのだなぁと悲しくなりました。
確かにガースーもしゃべりは下手です。あの件以降若干改善されたようには見えますけど。
芸能人が事務所と喧嘩別れする度に、「己一人の力を過信してるなあ」と思うのです。
勿論本人のスター性に非凡なものがあるから人気もある訳ですが、専属美容師を付けて化粧に磨きをかけ、スタイリストに今風の格好に仕立てて貰い、先生について歌のレッスンを受け、たまには料理も披露しなくてはならないから料理の手ほどきもうけ、ワインの見分け方を習い、スケジュール調整・外交に長けたマネージャーを付け、雑用は付き人いやらせ・・・・
その集大成としてスターが存在するのです。だろうと想像しています。スターになった経験がないもので。
何が言いたいかって?
いやしくも総理になろうという人間は、それくらいの人手と金を掛けるべきだと思うのです。ま、総理になってからでも構いません、適応力があれば。
なので、国民だけでなく世界で通用するような表情を練習し、喋り方を訓練し、外国語の2つや3つは喋れるようになり、気の利いたジョークを手ほどきしてもらい、スタイリストを付け、化粧もして、植毛もして、政策を練るのはシンクタンクかAIにでもやらせ、ゴルフはシングルで・・・一種の帝王学でしょうか。
勿論駆け出しのころからやって、自分でも本来の人格と錯覚するくらいならなお結構です。
党内力学でトップになった人で、たたき上げで朴訥で真面目だけどもう一つ・・・じゃ世界的な政治家にはなれないだろうと思うのです。
勿論与野党を問わずです。
日本の総理大臣にはブレーンがいないのでしょうか。アメリカ大統領は補佐官はじめ様々な分野のブレーンが常に周りにいます。食客千人の孟嘗君も鶏の鳴き声が上手いという一芸ブレーンのおかげで命拾いしました、というのは余計な話で、もし首相の答弁を作成するのが官僚だけだとしたら、乗り切れない時代と思います。
そもそも高級官僚といえどもクイズのような問題を解くのは得意でも、ディベートはからきし駄目な人が多いようです(東大のクイズ王にディベートさせたらどの程度か興味があります)。 日本人相手なら、例えば建設業界のように お上の威光で上意下達で済むでしょうが、交渉事、特に海外との英語交渉は出来る官僚の方が少ないでしょう(外務省外郭団体やNHK職員は英語よりハングルの方がよく読めるんでないかい)
世界中で争奪戦となっているワクチン入手で案の定ずるずると日程が遅れているのも、日本政府関係者の交渉力の弱さを露呈しています。 なりふり構わずのK国に先を越されて 横から攫われる可能性大と予想しています。
高校の授業に英語で行うディベートを必須科目にするくらいのことをしないと、誠実を看板とした訥弁だけでは世界に太刀打ちできなくなります。というか、既にそうなっている結果ばかり見聞きします。
蓮舫氏の無礼を正当化するつもりはありませんが、「全力でやってます」を繰り返すだけでは答えになっていないのも確かで、突っ込まれても切り返す力が不足しているのも確かです。いっそ吉本の芸人を代弁に立たせたほうがましかも、は冗談です。
日本には内閣官房参与というブレーンがいるのですがねえ。上手く活用できていないように見えます。
経済・財政分野には高橋洋一先生が就任と言うことで期待していたのですが、財務省の嘘は暴かれていませんし、増税一辺倒の流れは変わっていません。高橋先生は財務省の役人に丸め込まれるようなヘタレとは思えませんので、財務省による分断・離間工作が行われているか、政治家の方が高橋先生を信頼しきっていないか、どちらかだと思います。麻生さんは高橋先生をどのように見ていらっしゃるのか、憶測の手がかりすら存じません。ともあれ、ホワイトハウスと比較すると、もっと内閣官房参与を活用して貰いたいと思います。
外交担当は、元外務省職員でヘタレの宮家邦彦氏ですから、こちらは期待するだけ無駄と見ておりました。予想どおりと思います。
おっしゃる通りと考えます。
内閣官房参与は現在6人で首相に意見を具申するのみです。第一に少なすぎる(安部内閣時で15人)のと、その分野の権威を選ぶのは結構ですが、もっとバイタリティに富む若い人を増やすのもよいと考えます。 第二に予算がどの程度か探しきれませんでしたが、政策を決定するほどの意見を作成するなら、シンクタンク他の情報収集やら分析にはかなりの人手と金がかかります。 内閣官房参与がまさか個人技でリサーチから何から全てやっているとは思いませんが、下部組織をもっと充実させてすそ野を広げることも必要と感じます。ただし公務員を増やして不毛の集団を増やそうというわけではなく、外力を上手く使うとの意味です。
一国民の実感として、あまり役に立たない日本学術会議に(105-6)人もいて、まだウダウダ繰り言を言う組織に年間30から50億円も税金を使うなら(投資に見合う成果は出とるんかいな)、もっと政策ブレーンの層を厚くするほうが有益でないかと思う次第です。
新宿会計士様の様な、機知にも論考力に富んだ方が内閣官房参与に複数名居られたら…、と思わずにはいられません。
賛成に一票、です。
匿名29号 様
>「全力でやってます」を繰り返すだけでは答えになっていないのも確か
私もそう思います。
昔「反省だけなら猿でも出来る」と言うのがありました。あれと同じ匂いを感じます。
党内抗争が大変で、上がって来るのに精力を使い果たしてしまうのだとしたら、叩き上げより2世議員の方がマシかも知れません。
我が国はなりふり構うのです。憲法に高らかに謳う通り、品の無いお隣と違うのです。
日本におけるディベートとは西欧的概念のそれとは異なり、根回しとか協調といった概念と不可分であり、テーブルの下をも込みで考えれば日本も人後に落ちるものではありません。
また、官僚が夜を徹して書き上げる答弁の屁理屈の入る隙もない理論武装も、能でなく品の問題であろうことを示しています。
実際、交渉術のみで命脈を保つ北朝鮮、国の代表に至るまで誇大妄想狂の韓国、虚言のあまり統計まで信頼のおけない中国など並み居る面々をご覧ください。
ディベートの才なく我が国は技術だけで先進国に至る訳でなく、弁で生きる政治家や弁護士に限らずとも、私の経験上、金のこととなれば経営者、実務者、税理士に会計士、税務署から会計検査院、その能弁勤勉たるや驚くべきものです。かつてエコノミックアニマルとも称された民族の末裔だけはある訳でして、おそらく新宿会計士様が財務省を目の敵にするのも同じ理由と私は見ています。
利と能弁が直結するケースとしてはある種の政治宣伝、かつてのボスニアヘルツェゴビナのような、はあり得るでしょう。しかしながら、能弁とプロパガンダの親和性はともすれば世界各地に銅像を建立する裏で金銭搾取、民族浄化しながら謳う一帯一路といった利益相反を容易に招来します。ディベートにおいては無敵の論理が招くジレンマから欧州北米で生じる衝突もおそらくはそれでしょう。
偶然にも同じ人物ですが、政権奪取時に「2位じゃダメなんですか」と弁舌爽やかにスパコン、宇宙開発、ダム等を仕分けした顛末も、まだ記憶が薄れるものでありません。
「全力でやってます」の答弁はご不満かもしれませんが、無為な質問によらず国会も政策も停滞なく運営されているところです。腕押しされた暖簾の責を問うのは酷というものでしょう。
結局、優先順位の問題で、私としては演出された能弁であるよりは、みずぼらしくとも利に聡くあることが、この日本には望ましいと思うのです。
御説ごもっともです。
しかし日本は古くから能弁=内容が薄いという先入観が染みついているようです。また、能弁=プロパガンダも少し行き過ぎの考えと感じます。
ディベートとは能弁合戦ではありませんし、個人の資質よりも場数を踏むトレーニングを重ねることで、より説得力のある話し方ができるようになります。必ずしも能弁とも思えない外国の首相でも当意即妙の、時にはユーモアで切り返す様をみるにつけ、羨ましいと思います。
誠実・朴訥であってもよいが、更に説得力のある話し方が加わればよいのに、という意見です。また、外交に携わる方々は へちまはたわしのみに非ず様の考え方では全く歯が立たない結果になると思います。
匿名29号様、ご返信ありがとうございます。
日本の政治家でも海外に出ればそれなりに演出は意識するものです。稀にプレスリーガチ勢やパンダ狂のような方もいらっしゃいますが。
下は一例でして、菅総理の場合は出番が少ないので未知数といったところでしょうか。
https://www.sankei.com/politics/news/150429/plt1504290014-n1.html
では、国内における当意即妙の切り返しの思考実験として、国内外の特定思想の方の憎悪を一身に集めた安倍総理が国会の答弁を冗談で切り返したとします。
その場での蓮舫氏並びに左翼諸氏の表情をご想像ください。
おそらく、それが日本における茶目が必ずしも推奨されない理由、とどのつまりは茶目も相手次第といったところです。
そういえば安倍昭恵氏もファーストレディとしてユニーク、ともすればエキセントリックな方でした。こちらも私の見るところ嫌悪感を滲ませた報道が多く、これも上の補強となるでしょうか。
なお、匿名29号様のお考えに立てば、日本の外交が諸外国に歯が立たないのは、現在外交に携わる方々が私のような考えをしているため、と解することができます。
そうすると、クアッドの一国であり、TPPの原加盟国たる我が国の外交は諸外国に歯が立っていないのでしょうか。何をもって外交の指標とするかは困難ですが、一例としてパスポートランキングでも我が国は上位の常連でもあります。昨今の韓国への対応には私も不満を抱くところですが、一事をもって全世界と仲良しこよしの日本外交の失敗とは言い難く。
私としては、私の考えと日本の外交の成否に関連があるとは考えておりませんが、逆説的に真であるかといえば、頷き難いところです。
話があちこちに飛びすぎるので逐一は述べませんが、賛成の部分も反対の箇所もあります。 日本の外交全てが失敗であるとは言っておりません。成功例もあれば失敗例も数多あり、例を並べただけで、やり方が正しかったのだと結論づけるのは飛躍し過ぎと考えます。
これ以上は別の場での方がよさそうです。
ひとつだけ、パスポートランキングが日本の外交力というか、交渉力とどういう関係なのか理解できませんでした。
匿名29号様
ご返信ありがとうございます。
当初のご意見を拝読し、ディベートについて論じられていましたので、私は思うところを述べさせていただきました。
匿名29号様からのご返信では外国の首相の例と、外交に携わる方の考えについてのご意見をいただきましたので、私はそれぞれにお説に否定的見解を例示をもって述べたところです。
しかしながら、私は匿名29号様との意見交換に、当初の意見、返信のいずれにもその旨触れぬままにディベートだと考えてしまい、一方的認識の下意見を述べてしまったこと深くお詫びいたします。
上の通り、私としては匿名29号様のご意見を拝聴できたことに感謝し、事柄について意見または論理を競うものではありません。私の一方的誤認により困惑させてしまったこと重ねてお詫びいたします。
なお、パスポートランキングについては日本の外交力に関して条約締結関係は専ら政治家の力量が占めると考え、極力官僚に拠るところを検討して挙げたものです。
誤解なきように付け加えれば、これも議論でなく末尾のお問い合わせの回答のみとご理解いただければ幸いです。
万事控え目が美徳ナンデショウカネェ…
“健さん”とか、“時代遅れの男になりたい~♪”とか
「運転下手」と指摘されてキレる御仁でも「生きるの下手」だとまんざらでもない表情を浮かべるのはwhy japanese people why?
日本ではよく「沈黙は金 雄弁は銀」などと言って訥弁を正当化する向きがあります。元々は古代ギリシャで流布していた言い回しですが、実は当時、ギリシャでは金よりも銀の方が高価でした。つまり、元々の意味は、雄弁の方が沈黙よりも価値が高いということだったのです。さらにまた、「巧言令色鮮し仁」などという論語の引用が広まっており、ペラペラ喋る奴は信用ならんという価値判断が補強されてしまいました。
幸か不幸か、そもそも日本語は文脈依存性が非常に高い言語であり、多くを語らなくてもお互いに通じてしまうことが多々あります。日本語話者同士であればそれでもあまり問題ないのですが、他言語話者との間ではそれは通用しません。やはり、「言葉」が重要になります。特に、民主主義社会においては、指導者の「言葉」は対外国のみならず、対国内であっても、とても重要なのです。
論理(logic)はギリシャ語のlogosを語源としますが、logosの本来の意味は「言葉」です。日本では、禅宗などで「言葉」の限界、あるいは「言葉」の不可能性という形而上学的な問題は追及されてきましたが、「言葉」を巧みに操ることに関しては、なおざりにされてきた傾向があります。今や日本も孤立を保つことなどできない時代になったので、指導者足らんとする人は「言葉」を磨く必要ができてきました。菅総理を始めとする政治家諸公、外交官、企業経営者の皆さんに置かれては、そういった意識を是非とも持っていただきたいものだと思います。
もはや「男は黙ってサッポロビール」では済まない時代なのです。
自分のあまり上等でもない問題提起に、阿野煮鱒様はじめ、 某都民様、門外漢様、へちまはたわしのみに非ず様、引っ掛かったオタク様、龍様より貴重なご指摘やご意見を頂きありがとうございます。