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鈴置論考「韓国メディアに文在寅=ヒトラー説が登場」

本稿は、ショートメモです。ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に今朝、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏の論考が掲載されています。今回の議論は秋美愛法務部長官と尹錫悦検事総長の対立のさなか、韓国メディアに出てきた「文在寅=ヒトラー」説に関するものです。

鈴置論考に見る、朝鮮半島の悲観的な未来

当ウェブサイトではこれまであまり触れてこなかった話題のひとつが、韓国における「内紛」、とりわけ秋美愛(しゅう・びあい)法務部長官と尹錫悦(いん・しゃくえつ)検事総長の対立です。

12月15日に行われた検察懲戒委員会で、秋美愛氏が懲戒理由として列挙した6件のうちの4件の事案を認めたうえで、尹錫悦氏に対して停職2ヵ月の処分を決定しました。また、翌・16日には秋美愛氏は文在寅(ぶん・ざいいん)大統領に対し、辞意を表明しています。

この問題は、表面上は「法相対検事総長」という対決にも見えますが、『今回の鈴置論考は「先祖返りする韓国からの流れ弾」』などでも紹介したとおり、本質的には文在寅政権が法治を「破壊」するなかで生じる動きのひとつと捉えるべきでしょう。

「公捜処」という秘密兵器で身を守る文在寅 法治破壊の韓国は李朝以来の党争に

これまでも怪しげだった韓国の法治。文在寅(ムン・ジェイン)政権が本格的に壊し始めた。韓国観察者の鈴置高史氏が解説する。<<…続きを読む>>
―――2020年12月14日付 デイリー新潮『
鈴置高史 半島を読む』より

ここでひとつ、忘れてはならないことがあります。

それは、韓国が表面上、「民主主義国」、「法治国家」であるようにも見える反面、遡及(そきゅう)立法、国際法違反の判決が横行するなど、その内情に照らし、事実上の「情治国家」ではないかと疑われる事例がきわめて多い国である、という点です。

実際、韓国の歴代大統領は退任後に本人が逮捕・投獄されたり(朴槿恵=ぼく・きんけい=前大統領や李明博=り・めいはく=元大統領、全斗煥=ぜん・とかん=元大統領など)、家族、親族が逮捕されたり(金大中=きん・だいちゅう=元大統領など)しています。

こうしたなか、先日の鈴置論考では、「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」という組織を手掛かりにして、いわば、この組織が「文在寅のゲシュタポ(秘密警察)」として機能しかねない、といった点が示されていました。

公捜処は大統領や首相を含む上級の国家公務員、国会議員、将官級以上の軍人、地方自治体の首長と、それらの家族に対する捜査権を持ちます。さらに長官、裁判官、検事、警察の上級職員と、家族に対しては捜査権に加え、起訴権も持ちます。

なんだか、めちゃくちゃな話ですね。

韓国紙が「文在寅=ヒトラー」説

こうしたなか、『デイリー新潮』に今朝、同じく鈴置氏の手による、非常に気になる記事が掲載されていました。

ついにヒトラーと言われ始めた文在寅 内部対立激化で「文禄・慶長」が再現

韓国の保守系紙が文在寅(ムン・ジェイン)大統領をヒトラー扱いし始めた。泥沼に陥ったこの国の左右対立を、韓国観察者の鈴置高史氏が読む。<<…続きを読む>>
―――2020年12月21日付 デイリー新潮『
鈴置高史 半島を読む』より

鈴置氏が今回取り上げたのは、韓国メディア『中央日報』(韓国語版)に12月17日付で掲載された、『<チョン・ヨンギのパースペクティヴ>尹錫悦への迫害に加勢…「宗教が権力に仕えてはいけない」』という社説です。

「チョン・ヨンギ」とタイトルにありますが、鈴置氏によるとこの人物は「文在寅氏の危険さをいち早く指摘した記者」です。

2017年の大統領選挙戦の最中、「米国が北朝鮮を先制攻撃する際、どう対応するか」と聞かれた文在寅氏は、「北朝鮮にそれを知らせる」と答えたのだそうですが、鈴置氏によれば、チョン・ヨンギ氏だけが、この文在寅氏の発言を批判的に報じたのだそうです。

それはともかく、鈴置氏はこの中央日報の社説が「権力が無法時代を創り出せば、その被害は権力自身が被る」、「最後に悲惨な横死を遂げるのは支配者だ」、などと述べている点に着目し、「中央日報は政権と全面対決する覚悟を固めた」、と評しています。

記事タイトルにある「ヒトラー」とは、文在寅政権中枢への捜査をやめない尹錫悦総長を文在寅政権が排除しようと検察改革に乗り出したところ、韓国のカトリックの司祭らが一斉に検察改革を叫んだことと重ね合わせています。

要するに、「ヒトラーに忠誠を誓ったドイツのカトリックと、文在寅大統領にゴマをする韓国のカトリック」、というわけですね。

独裁国家というよりも無法国家

もっとも、文在寅氏がヒトラーなのかといえば、それはそれで微妙でしょう。今回の鈴置論考にも出てくるとおり、現在の韓国の状況は、どちらかといえば李朝末期の状況に似ています。その本質は、「独裁」というよりもどちらかといえば「無法」と表現した方が正確ではないでしょうか。

実際、鈴置氏は次のように指摘します。

鈴置:チョン・ヨンギ氏が記事の冒頭で書いたように『無法国家に転落した』のです。検事総長への懲戒処分は『無法』と批判されても弁解できません。

すなわち、鈴置氏に言わせれば、「無法」国家に転落してしまうと、ただでさえ激しい韓国の左右対立に歯止めすら効かなくなります。まさに「指導層の内部抗争で滅んだ李朝の再現」、というわけですね。

しかも、このチョン・ヨンギ氏の警告が韓国人の耳に届くかといえば、鈴置氏は「届かないと思う」と悲観的です。今回の懲戒に関する世論調査では、「軽すぎる」と「適切」を足すと40・9%で、「重すぎる」の49・8%とさほど変わらない結果が出ているからです。

すなわち、

左派の人々には『民衆を弾圧してきた検察のトップ』への懲罰は痛快な出来事と映っている

という状況ですね。

そうこうしている間に、鈴置氏が『蚊帳の外から文在寅が菅首相に揉み手 バイデン登場で“不実外交”のツケを払うはめに』でも指摘したとおり、韓国は現在、国際的に孤立しています。「内輪もめに明け暮れれば、周辺国から手を突っ込まれ、国の自主性を保てなくなる」のです。

日本外交にも「勘が鈍った」とチクリ

こうしたなか、鈴置氏はもうひとつ、非常に鋭い点を指摘します。

それは、豊臣秀吉の朝鮮侵攻(文禄・慶長の役)に関する、次のような史実です。

日本軍の侵攻当初、朝鮮の普通の人々はそれを見守るだけだった。それどころか王が逃げ出した王宮を略奪、放火するなど日ごろのうっぷんを晴らした。派閥争いに血道をあげ、民の安寧を顧みない指導層に多くの国民が愛想を尽かしていたからだ。

もちろん、現在の日本が朝鮮半島に攻めていくという状況にはありませんが、鈴置氏は「外交的には今が『攻め時』」と説きます。その典型例が、韓国政府が駐日大使に内定した姜昌一(きょう・しょういち)氏の問題でしょう。

彼は天皇陛下を「日王」と格下げして呼んだという人物でもありますし、また、日本領である国後島に日本政府の許可なく上陸した人物でもあります。普通に考えて、姜昌一氏にアグレマンを出すことは考えられません。

ただ、現在の日本について、鈴置氏は次のようにチクリと指摘します。

鈴置:日本はカンが鈍い国になりましたから、この『チャンス』を見逃す可能性が高い。

こういうあたりに「韓国観察者」としての鋭さが出て来るのは、さすがです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

さて、普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、ここで重要なことがあるとすれば、「外交で相手を変えることはできない」という点です。外交とは所与の条件で国益を最大化するためのものであり、相手が変わらないという前提でわが国も動かねばなりません。

日韓関係が将来どのような姿になるのかはわかりませんが、今朝の『対韓制裁論⑧韓国に鉄槌を加えるものは国際法か仏罰か』でも報告したとおり、少なくとも韓国の不法行為に対しては、泣き寝入りするのではなく、粛々と「不法行為の効果」を韓国に帰属させるような布石を打っていくべきでしょう。

現在の日本政府にそれができるかどうかはわかりませんが…。

新宿会計士:

View Comments (32)

  • ハイル、ムン・ザイトラー!ですねw
    今夜のBSフジプライムニュースは、鈴置さんと真田教授です。

    • 文政権の親日派への弾圧はナチス政権のユダヤ人へのそれに近いです。

      「親日思考」を犯罪化して、違反者を犯罪人にするというのはユダヤ人を強制収容所に収監するのと大差ありません。

      日本政府は韓国政府の政策の扱いに関してイスラエル政府との話し合いにより、イスラエル企業による韓国戦闘機の技術的開発支援を打ち切るように要請するのもアリだと思います。

  • 勝手に滅んで貰いたい。日本は火の粉を振り払うと共に、ガソリンをぶち込んで焦土化するチャンスな気がします。ガソリンの蒔き方は丁寧に無視で良いかと思いますが、問題は火の粉。周囲に毒をまき散らすプロなので。

    • >勝手に滅んで貰いたい。

      火の粉が困るというのならば、こういう他力本願は論外です。即ち、火の粉が飛んでこないようにさせねばならない、ということです。

      日本にとって最善な形で韓国が自分で滅びるように、上手に煽り誘導するのが日本が今なすべきことです。つまり韓国が自分で自分を焼き滅ぼすように、そしてその時の火の粉が日本に極力飛んでこないように、日本は韓国自身に上手にガソリンを撒かせて着火させねばなりません。

      それには火病などに典型的に見られるような簡単に燃え上がりやすい朝鮮民族の気質を活用して韓国民を煽り、彼ら自身に韓国政府を追い詰めさせて日本に火の粉が降り注ぎ難い形で自爆させる必要があります。

      もう少し具体的に考えると、例えば韓国に充満する反日エネルギーを活用して更なる反米へと向かわせるのです。つまり文政権だけでなく韓国民も反日から反米へと走らせることです。

      文大統領の民主制や自由主義や法治主義を軽視する点を上手に利用するのです。即ち、日韓対立を民主制・自由主義・法治主義の問題として捉えられるポイントへと日本が誘導するのです。

      そうなれば日韓対立に対してアメリカ政府は日本の肩を持たざるを得ません。しかしその時、自己評価が異常に高い韓国民、そして反日に血道を上げる韓国民はどう思うでしょうか? アメリカは敵国の肩ばかり持つと反米感情を募らせるのは間違いない。

      その結果、韓国民の凄まじく燃え上がった反米意識をテコとして、アメリカ政府やアメリカ軍に韓国を切り捨てる覚悟をさせること(もちろん日本政府がアメリカ政府や軍に対して「日本としては我が国防衛に韓国は必要ないと判断しているから韓国防衛のための部隊の駐留経費は負担できない」などとアメリカ側を突っつくのも忘れないこと)です。

      最終的にはアメリカ政府や経済界を韓国の経済焦土化の決断へと導き、そして共産中華王朝の属領へと韓国に自分で向かわせ、逆に北朝鮮との統合は米中密約によって阻止しておく。当然ながら日本企業にも韓国からいち早く足抜けさせておく。つまり半島は中華圏に戻し、その代わりとして半島の核は完全撤去が望ましいがそれが実現できないならば最悪でも実質的に人民解放軍の管理下に置く。

      これが恐らくは日本にとって降り注ぐ火の粉が最も小さい形での韓国消滅だと思います。

      韓国があそこまで長年の反日教育で反日が着実に世代を超えて強化・再生産されるようになってしまった以上、(1) 今後、韓国の政体がどのように変わろうと韓国と言う国が存続し現在の韓国民やその子孫が生存する限りは日本と同盟できる国に戻ることは有り得ません。

      同時に日本の国防を日本単独で完結させることは経済的にも技術的にも不可能であり何れかの軍事大国(つまり米中露)と軍事同盟を結ばねばならない以上、(2) 同盟相手としては自由主義と民主制という最も基本的な価値観を共有できるアメリカが最もマシで今後も日米同盟は日本の国防の根幹とせざるを得ない。

      従って、(1)と(2)とから次が必然的に導かれます。百余年に亘る日米による金銭・技術・人材(朝鮮防衛に喪われた日米の兵士の命も含め)など様々な形での韓国への「投資」を、日米は失敗と認め、今までの投資をサンク・コストとして諦め、韓国を日米とのリンクから切り離して韓国民の意識の根底にある「価値観」に相応しい体制へと送り返さねばならない。その際に、我々の敵側に返す韓国は焦土化して敵側が得られる価値を最小限にせねばならない。

      • 迷王星様 私もそう思います。

        が、国内の深部に至るまで半島人の影響を許してしまっている現状では、事を行うのに細心の注意が必要です。日本が事を起こしていることを毛ほども悟らせてはならない。あくまでK国のセルフ行動にしか見えないように誘導することが必至なのです。

        その点、安倍前政権の『丁寧な無視』は最高とは言わないまでも、国内の半島勢力にも有無を言わせないものでした。意外なことに、コロナも加勢してくれていますよね。

        ただ、不安なのは、安倍前政権では2F氏を始めとする大陸、半島勢力を押さえ込んでおりましたのに、菅政権になってから、彼らが息を吹き返そうとしていることです。

        私は菅総理に国内改革を期待しておりますが、外交となると心許ない。最悪(石破、岸田)を避けることができましたが、菅政権にはやはり荷が重いのでしょうかしら?

        • そもそも菅首相が外交で何をなしたいのか不明、というか流れに任せてるように感じます。
          安倍首相のときは東南アジア諸国を軸とした同盟という明確な意志がありました。そこに中国、韓国はいません。

  • 更新ありがとうございます。

    「高位公職者犯罪捜査処」。 韓国の保守派は「文在寅のゲシュタポ」と呼んでいるらしい。さすがに文大統領をヒットラーまで言うのは言い過ぎです。あの貫禄は無いでしょう。ちょっと韓国人を買い被り過ぎでは?(笑)と思います。そんな人心を掴む事に長けた方が、朝鮮半島に居た事は無いと思います。

    文大統領のやってる事は、李氏朝鮮時代に先祖返りをしているだけ。どいつもこいつも烏合の衆ばかりで、権力を握っても憎さだけで反対勢力を潰しにかかる。

    愚民はヤレーヤレーと物見して、日頃の鬱憤を晴らすだけです。誰が倒されてもいいんですヨ、ギャラリーは。とにかく鬱積した不満を解消して、爆弾酒でも呑んでりゃプチ幸せなんです。

    こういう時に、従来の朝鮮はスグ外国勢力に頼って来たものですが、今や一応先進国の最後尾には居ます。誰も手を貸してくれんでしょう。北朝鮮ぐらいかな?

    日本にも何か言って来たら無視でOK!ただ駐日韓国大使は姜昌一氏はあり得ない。朝鮮潰しのグッドタイミングです。プライドも折れますしネ。アグレマンを出すナ!

    何時ものことです、朝鮮は(笑)。文明開化してないですね。法治主義が理解出来てない。民主主義のルールも分からない。国際法よりも国内の道徳、人情が上(笑)。コレは絶対に動かせない。阿呆やん(爆笑)。

  • >>懲罰は痛快な出来事と映っている
    これは日本でも言えることやね。

  • 朝鮮日報に以下の記事が出ていますね。
    「米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ韓国部長は「ジェイク・サリバン国家安保補佐官内定者がすでに言及したウイグルのイスラム教徒弾圧や香港問題に対し、韓国政府は完璧に沈黙している」「バイデンが選択を強要した場合、韓国はD10(民主主義国家協議体)のような多国間連合体から疎外される可能性があり、これは韓国にとって損害だ」との見方を示した。チャ氏は韓国が「クアッド(米国が主導する米国、日本、インド、オーストラリアによる地域安保協力体)」や中国のIT企業を排除するクリーンネットワークへの立場を留保していることにも言及した。」

  • 駐日大使一方的内定者に対するアグレマンをひたすら出さないことを望みます。理由はなるべく言わないように、一応、「事務処理の遅れ」といった形式的な言い逃れは認めます。とにかく日本側から一切アクションしないこと。1年でも2年でも拒否も受け入れもせずひたすらノーアクション。

    難しいミッションとは思いますが日本の国益のため頑張ってほしいです。

    • G様へ
       1年半で十分です。その時点で文在寅大統領の任期は終了です。

    • アグレマン出さないことに同意です。
      ず~~っと引き延ばすだけで、我慢できなくなったK国が勝手に墓穴を掘り出すと予想いたします。

      小中華が蕃夷に無視されるなどあってはならない
      K国大統領の思し召しは最大限に尊重され、直ちに実行されること
      K国は世界に冠たる最先進国

      これらの思いが狂育によりすり込まれ、自ら考えない国民として育っている国には耐えられないこと
      とロウソクに灯が点ることでしょうから

  • 歪んだ民族主義と特定民族憎悪政策,この点もナチス的と感じています。当時,英仏の宥和政策によってヨーロッパが悲惨なことになってしまった歴史を踏まえて周辺国日本は毅然とした対応を期待したいです。そんな大袈裟な,と思われるかも知れませんが日本を(軍事的にも)主敵認定する勢力が少なからずいるようですし。

  • 国家はある日突然に無法国家になるわけじゃないんですよね
    小さな無法の積み重ねによってなるわけです
    そしてそれを助長してきたのが韓国マスコミでしょう

    特に反日無罪という無法を長年にわたり煽ってきたのは、中央日報をはじめとする韓国の新聞テレビであろう

    無法を育ててきたのは韓国マスコミである

    文大統領がナチスならそれを産み育てたのは韓国マスコミである

    文大統領をナチスと批判するなら、自分たちの言動も顧みなければ、今後もナチスは産まれ続ける

    • 匿名様、

      >無法を育ててきたのは韓国マスコミである。

      同意です。

      同時に、韓国マスコミを育ててきたのは、韓国の反日教育と劣化版朱子学であり、反日教育を政策として助長してきたのは韓国政府であり、その政府をサポートしてきた韓国国民であり、その韓国国民の意識を形成してきたオピニオンリーダーは韓国マスコミです。

      周りに回るという状況ですな。

      韓国の問題は、国民ひとり一人のプログラミングの全ての根幹となる大前提として「私は優秀で「上下関係」があり、次に「上の者は下に対して約束を破っても嘘を吐いても物を取り上げても正当化出来る」、続いて「他人の悪い行いは全身全霊をもって糾弾するが身内の悪行は見逃す」という「法則・思考回路」が設定されている事です。

      このような「韓国式(K)ディープ・マイクロ・プログラミング」がなされている人々が集まると『目先の利害が一致する同志が結束し』、『身内同士では結束を守る為に規則を歪めても悪行を許し』、しかも『利益が離反する集団に対しては「正義」を旗印にして容赦なく攻撃し』全体が激しく敵対する幾つかの『目先の利益を共有する部族』に分かれ、そしてその『部族』内部でも熾烈で執拗な『マウンティング儀式』が行われますので、文明社会の形成に必須である「信義・信頼」、「相互尊重」、「立場の違う者への理解と受容」が成り立ちません。

      このような「根本的な分裂症・(K)ディープ・マイクロ・プログラミングを持っている烏合の衆」が団結するのは「利益を全く共有しない外敵をでっち上げて、それに敵対するという共通目的を捏造する」時だけです。

      世界史を眺めると、「ディープ・マイクロ・プログラミング」を持った民族はアルメニア人やユダヤ人のように世界各国に移住してもそれを何世紀・何十世紀も持ち続けるので、韓国国家が滅びた後も「(K)ディープ・マイクロ・プログラミング」は生き永らえるのではないかと危惧しています。

  •  武漢コロナ禍対応を見ているとムッソリーニも彷彿とさせますが。
     韓国民は様々な国家間問題で「大統領が首脳会談さえすれば解決できる」と思い込んでいるあたり、独裁者が出現しやすい、というか独裁者を求めているようにすら見えます。それが有能であれば良いですが、まぁ、うん。
     韓国人には優秀な個人も居ると思いますが(どの国にもそりゃ優秀な人はいる。韓国人に有能など居ないとか韓国人は皆優秀、などという論は差別主義で無意味)、「真に優秀で国を思う人間はトップまで出世できない構造と文化」はあると感じています。

     ヒトラーというと無条件にカッカするでしょうから、(晩年の)ナポレオンとか言っとけば喜びそうですね。時代は下るけどマジノ線大好きなことだし。

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