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習近平氏は「来なくて良い」=王毅氏の尖閣発言の波紋

当ウェブサイトでは、王毅(おう・き)中国外交部長(※外相に相当)の訪日について、『菅政権、来日した中国外相に要求ばかりの「塩対応」』でも取り上げたとおり、基本的には日中双方の立場の違いを確認してお終いだった、と考えています。ただ、共同記者発表時のふるまいを理由に、茂木外相が「炎上」しているようです。これについて、どう考えるべきでしょうか。

茂木氏が「炎上中」

ニコニコ聞いているだけだった?

当ウェブサイトでは『菅政権、来日した中国外相に要求ばかりの「塩対応」』で、24日に来日した王毅(おう・き)中国外交部長(※外相に相当)を巡り、日本政府の発表を読む限り、茂木敏充外相が王毅氏にかなり厳しく注文を付けた、と報告しています。

ただ、それとはまったく別のところで、茂木外相が「炎上」しています。24日の外相会談直後に行われた共同記者発表で、尖閣諸島を巡る王毅氏の発言に対し、茂木外相がその場で反論しなかったからです。

その「事件」の概要について、ここでは時事通信の記事を紹介しましょう。

「尖閣」スルー、茂木氏に批判 日中外相共同発表、大人の対応?

―――2020年11月26日20時34分付 時事通信より

これによると問題視されているのは王毅氏が「日本漁船が釣魚島(魚釣島の中国名)周辺の敏感な水域に入る事態が発生し(中国海警局が)やむを得ず反応しなければならない」などと述べた際、茂木外相が反論しなかったことです。

時事通信は王毅氏の発言を受け流したことに関連し、26日の自民党の外交部会で茂木外相に対し、「その場で反論すべきだった」と批判する声も上がったそうであり、また、外交部会は近日中にも、尖閣に関する日本の立場を明確に発信するよう、外務省に申し入れるのだとか。

(※わりとどうでも良い話ですが、時事通信の記事では「インターネット上で『情けない』『失望した』などと批判が広がった」と書かれているのですが、ここでいう「インターネット上」には、もしかすると当ウェブサイトの読者コメント欄も含まれているのかもしれませんね。)

重視すべきは外交プロトコル?それとも国益?

ではなぜ、茂木氏は反論しなかったのでしょうか。

時事通信によると、この共同記者発表自体、「日中双方が順に発言して終了する段取りだった」ためだそうです。つまり、王毅氏の発言の最中に茂木外相が口をさしはさむのは外交上も欠礼に該当するため、茂木氏が反論しなかったのも止むを得ない、という理屈ですね。

ただ、そもそも中国という国が、ときとして国際法や国際儀礼を平気で無視するという点に加え、王毅氏自身「外相」という立場にありながらも、事実上の中国の外交トップではないという点を踏まえるならば、茂木外相が王毅氏に対し、そこまで配慮する必要はあったのか、という疑問も浮かびます。

というよりも、国益の根幹部分に関しては、外交上の欠礼云々よりも、その場で言うべきことをピシャっと言うべきだ、という考え方も成り立ちます。

実際、2019年7月19日、外務省に呼ばれた韓国の南官杓(なん・かんしゃく)駐日大使が報道陣のまえで河野太郎外相(当時)と話している際、河野氏が南官杓氏の話を遮って突然「キレ」たという事例もあります(『「河野太郎、キレる!」新たな河野談話と日韓関係』等参照)。

逆に言えば、「とっさの判断で、相手に果敢に反論できるかどうか」、「外交プロトコルよりも国益や国内の反応を重視することができるか・リスクを取ることができるか」という視点も、政治家の資質を読むうえでは、ひとつのチェックポイントなのかもしれません。

茂木氏の反論、意訳すれば「時間と段取りの都合」

では、この点に関し、茂木外相本人はどう発言しているのでしょうか。

茂木外務大臣会見記録

―――2020/11/27付 外務省HPより

外務省のウェブサイトに昨日掲載された「会見記録」によれば、共同通信の中田記者が本件について尋ねたところ、茂木氏は次のように答えました。

まず、事実認識から申し上げますと、あれはですね、日中外相会談、これは完全に終わっていない、ワーキング・ディナーもありますから、その途中で皆さんのご都合もあったと思います。いろいろな形の報道のご都合もあったと思いますので、あの時間帯で、共同の記者発表と、これを入れさせていただきました。

つまり、端的に言えば、「時間がなかったのと、その後の段取りの都合もあったから、敢えて反論しなかった」、というニュアンスでしょう。

実際、先日当ウェブサイトでも紹介した外務省の公式の報道発表にもあるとおり、茂木氏は東シナ海情勢、日本産食品の輸入規制、邦人拘束、南シナ海情勢、香港情勢、ウイグルなど、幅広い分野で日本の立場について王毅氏にくぎを刺しています。

そのうえで、茂木外相は次のように続けます。

ご指摘の王毅国務委員の発言、当然ながら、尖閣諸島についての中国独自の立場に基づくものでありまして、全く受け入れることはできません。尖閣諸島については、歴史的にも、また国際法上も、疑いのない我が国の固有の領土でありまして、現に我が国はこれを有効に支配しております。同諸島をめぐり、解決すべき領有権の問題、そもそも存在しないと、このように考えているところであります」。

この茂木氏の発言を信じるならば、王毅氏に対して日本政府としては一歩も立場を譲らなかった、というわけです。

王毅氏に外交センスなし

茂木氏の判断は吉と出るか、凶と出るか

後講釈も含めて個人的感想を申し上げるならば、結論的にはやっぱり「その場で反論すべきだった」と思います。中国人というのはメンツをつぶされることを極端に嫌いますが、逆に、王毅氏くらいの人物に対しては、公衆の面前で堂々とメンツを潰すくらいのことをやってもよかったのではないかとすら思うのです。

あるいは、茂木氏がその場で反論しなかったことに関しては、王毅氏に対して「貸しを作った」と認識させることができていたならば、それはそれで有意義かもしれません。しかし、それと同時に王毅氏はべつに中国共産党の党内の序列は高くないため、王毅氏に「貸し」を作ったところで意味はありません。

そして、そうすることで、中国の訪日はまったくの不発だったどころか、領土問題において日本は一歩も引かないという姿勢を示した、という意味で、中国政府、中国人民、そして全世界に対しても、極めて強いメッセージを発信することができたかもしれません。

ただし、もしも自分自身が茂木外相の立場にあったとしたら、そこまでのことができていたという自信はありませんし、その後のフォローも含めて考えるならば、トータルとしてみて茂木氏の行動が日本の国益を決定的に傷つけたとまで考えるのは行き過ぎでしょう。

以上より、個人的希望を申し上げるなら、茂木氏には今回の「尖閣スルー事件」を教訓に、外相として、あるいは日本の政治家として、今後は「日本の国益最大化」を今以上に強く意識していただき、職務に打ち込んでいただきたいと思う次第です。

私たち有権者が茂木氏の政治家の資質を判断するには、この一件だけでなく、これまでの茂木氏の仕事と、これからどんな活躍をなさるのか(あるいは活躍なさらないのか)を見てからでも遅くないでしょう。

王毅氏の発言が「結果的に良かった」といえる理由

ところで、茂木氏のこの態度とはまったく別次元で、この王毅氏の発言を巡っては、「結果的に良かった」と言ってよさそうです。というのも、この発言が契機となり、思わぬ作用を生んでいるからです。ここでは(なぜか日中関係と無関係な)韓国メディア『中央日報』(日本語版)の記事を紹介しておきましょう。

中国外交部長の「尖閣は中国の領地」に猛反発の日本「習氏、来なくていい」

―――2020.11.27 15:15付 中央日報日本語版より

なぜ日中関係について、無関係なはずの韓国のメディアが関心を持っているのか、という疑問点は、ここではひとまず無視することにしましょう。

中央日報は27日付の読売新聞の報道を引用するかたちで、王毅氏が共同記者会見で尖閣諸島の領有権を主張したことを巡り、すぐに反論しなかった茂木氏への批判もさることながら、習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席の国賓訪問を延期すべきだとする主張まで出ている、と報じています。

(※なお、中央日報によると、王毅氏は25日、菅義偉総理と会談したあとも、記者団に対して同じような趣旨の発言をしたそうです。)

つまり、王毅氏の訪日当時は静かだった日本の政界が、「一歩遅れてこの発言を問題視し始め」、茂木外相への批判もさることながら、それ以上に(いったんは武漢コロナ問題で無期限延期とされた)習近平氏の国賓訪問に対しても、かなり抵抗が強まっているのだとか。

結果として、王毅氏の発言は日本国内で、習近平氏に対して「日本に来るな」という感情を招き起こしたということなのだとしたら、王毅氏もずいぶんと外交がへたくそな人物だな、という気がしてならないのですが、いかがでしょうか。

この点、ついでに個人的な気持ちを述べさせていただくならば、ウイグル、チベット、香港などで人権弾圧を加速している中国共産党のトップである習近平氏を、国賓として招くこと自体、おかしな話です。

国賓とは天皇陛下のお客さまであり、お招きするならば、始まったばかりの令和時代の今上陛下にふさわしい賓客を選ぶべきでしょう。だからこそ、最初の賓客が日本にとって最も重要な同盟国のドナルド・J・トランプ米大統領だったのも、ある意味では当然の判断です。

皇室外交では序列をハッキリさせるべき

また、皇室外交という意味では、優先すべき相手国は中国ではありません。

今年は武漢コロナのために延期となってしまった、天皇・皇后両陛下のご訪英こそ、優先的に実現すべきでしょう。実際、これについては英国もエリザベス・トラス国際貿易相が先月、日英経済連携協定(EPA)締結式で両陛下のご訪英を「切望」する発言を行っています。

両陛下の訪英、来年で再調整 英閣僚が「切望」

―――2020年10月23日16時34分付 時事通信より

それに、英国といえばエリザベスⅡ世女王の即位60周年記念式典(ダイヤモンド・ジュビリー)に、現在の上皇・上皇后両陛下がご訪英された際、エリザベスⅡ世女王がたいそうお喜びになった、という逸話もあります。

皇室と特別な関係にある英王室こそ、中国共産党ごときのトップよりも重視すべきであることは間違いないでしょう。

皇室の権威

ついでに個人的な持論を述べておきましょう。

私たち日本人が気付いていない「日本の凄さ」のひとつが、皇室にあります。現存する世界最古の君主であるとともに、英訳すれば地球上、唯一の「エンペラー」が天皇陛下です(※ただし、天皇陛下を「エンペラー」と訳すことに違和感がないではありませんが、それについてはいずれどこかで議論したいと思います)。

また、日本国憲法上、「天皇」には政治的権力がいっさい付与されていませんし、皇室には大した財産もありません。そんな権力も財力も持たない存在でありながら、皇室には強力な武器があります。それが、「権威」です。

考えてみれば、皇室は平安時代にはすでに政治的な権能を失っていましたし、明治憲法では「天皇主権」が規定されていたものの、大日本帝国の規定上、「天皇独裁」はほとんど不可能でした(※これについても機会があれば別稿で説明したいと思います)。

しかし、それでも昭和天皇が終戦のご聖断をなさった際、玉音放送が流れた1945年8月15日を境に、日本軍が一斉に武器を置いたというのも、すごい話でしょう(※例外的に、ソ連が軍事侵攻した千島列島、樺太などでは戦闘が続いていました)。

日本共産党あたりが皇室を「天皇『制』」などと呼んで忌み嫌っている理由は、まさに皇室こそが日本の存在の柱だからでしょう。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ところで、王室という意味では英国もかなりの権威を持っていますが、英王室の女王の正式な名前が長い、というのも興味深いところです。現在の英王室は「ウィンザー朝」と呼ばれており、エリザベス女王も正式には「エリザベス・アレクサンドラ・メアリー・ウィンザー」という名前なのだそうです。

また、タイの現在の王室は「チャクリー朝」で、正式名称も非常に長いのだそうです。さらに、サウジアラビアの場合は国号の「サウジ」の名のとおり、「サウード朝」などと呼ばれており、国王も「サルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アル=サウード」、などと称するのだとか。

では、日本の皇室の場合、どういう朝名がついているのでしょうか。

じつは、これについてはよくわかりません。皇室は少なくともわが国が「日本」と名乗りだしたときには存在していて、一貫して存在し続けているからです(あえていえば、「日本朝」、でしょうか)。また、天皇陛下の正式なお名前(御名)も、「徳仁(なるひと)」、ただこれだけです。

つまり、あくまでも個人的な見解ですが、日本の天皇陛下の場合、御名がきわめて短い理由は、唯一無二の存在であり、「どこそこの国の出身の何某とかいう由来のある国王であるぞ」、などと名乗る必要がないからです。

わざわざ長ったらしい(?)名前で権威を箔付けしなくても、自然に湧き出る権威が存在しているということ自体、日本の皇室が世界に稀有な存在であるという証拠ではないか、などと思う次第です。

新宿会計士:

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  • 双方の見解に相違があることが予めわかっていることについて、共同会見で双方がそれぞれの視点から語ることを妨げないのは自分には当然のことに思えるんですが。日本の外相が中国で同様の発言をすることも、サハフ情報相がパウエルとの会談後の共同会見でイラクの見方を話しても妨げられることは無いというのが外交だと思うんですよ。河野外相が韓国大使の発言を妨げたのは、事前の合意とは違うことを話したからと言うのでなければ、自分的にはかなりなんだかなあという感じ。

  • 外交部長の訪日はネガティブ効果満点だったということで、意味も功績もあったのでしょう。

  • 新宿会計士様、

    >そんな権力も財力も持たない存在でありながら、皇室には強力な武器があります。
    >それが、「権威」です。

    それだからこそ、皇室の権威と尊厳を損なう言動を続けるあの一家は、一家全員が皇室を離脱して欲しいです。皇室を離脱さえすれば、民間人として何をしようと構わないですが、「万系一世」を標榜する「日本の象徴たる権威ある家系」を国民の血税で維持しているのですから、その重責に値しない方々には可及的速やかに退去する事を望みます。

    • 昨今、国民主権の影響からか血税、血税とまるで天皇を国民が養っているかのような主張をする人が多い気がします。もっと、こう神社にお賽銭を払うような気持ちで温かく見守れないものだろうかと思ったりします。愛ゆえにといったところなのでしょうか。

      • 簿記3級 様、

        >もっと、こう神社にお賽銭を払うような気持ちで温かく見守れない
        >ものだろうかと思ったりします。

        仰っているお気持ちは良く分かります。

        しかし「お賽銭」ならば個人の自発的裁量の範囲であり任意の行動ですが、発言権の無い、一般の市井の民である私にとって皇室某家の「日本の象徴たる品位・節度・知性・聡明さのあるとは言えない言動」を眺めていると、いたく失望します。

        私は今生天皇陛下を敬愛しているので猶更です。

        私が皇室の某家を見る視点は、サイト主様が傍若無人面があるNHKを批判する視点と一脈相通ずるところがあるかもしれません。

        • お金を払う以上は口も出す。動機さえ正しければ健全だと思います(それでも血税うんぬんは8割方、中韓の工作だと私は見做していますが)
          NHKも天皇制も集金方法を考える時かもしれませんね。問題はお金か人か両方でしょうか、ポッポさんのように色の付いた人物が今後、皇族から出ないとも限りませんがだからと言って日本の総理大臣が決して軽い存在でないように、ましてや天皇家のように数千年、日本の安寧のため祈り続けて延々と受け継がれてきた存在がたかだか一代の愚行で、血を絶やすこと、そんなバランスの悪いことなどあってはいけないと思います。私は大衆の気分による政治で希少性のある文化に手を加えることに反対に一票を投じます。

    • 簿記3級さま

      ご意見に賛意も非難もするつもりではありませんけれど、当方は皇室はスーパー神主のような存在であると外国人に説明したことがあります。Supreme Puja Master とインド人にいったところ先方にはあっさり通じました。神道と「いわゆる」ヒンズー教は存在と機能において共通点が多いのです。いつか説明します。

      • はにわファクトリー 様

        スーパー神主の意見に賛同です。

        卑弥呼も巫女でしたね。女性ですしね。

        日本は自然を敬い、祖先を敬う文化なんでしょうね。

      • 私は常々外国人に「神道」を説明するときに、「神道とはsophisticated animismである」としています。
        シャーマニズム的要素が皆無ではないものの、けして中核的要素ではなく、また、古代インドのヴェーダ哲学や、その遠く流れを汲むスピノザ的な近代汎神論とも異なり、神道思想自体はもっとプリミティブなものに発しています。そして、現代に至るまで日本人の精神世界に強く影響を及ぼし続けています。
        天皇が神道における最高神官であるというのは概ねその通りだと思いますが、それだけでは説明しきれない部分もあります。

        この辺は説明しだすととーっても長い話になってしまうので、いつか機会がありましたら、ということで。

    • 令和二年度の宮内庁関係の予算
      https://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/kunaicho/yosan.html

      皇室に関わる費用、合計115億7,339万円

      内廷費: 3億2,400万円
      皇族費: 2億6,932万円
      宮廷費: 109億8,007万円

      政府機関である宮内庁に関わる費用
      宮内庁費: 122億4,877万円

      総合計:: 238億2,216万円

      仮に「天皇を国民が養っている」として、その費用は国民一人当たり年間100円に満たない金額です。役人である宮内庁の経費を含めても国民一人当たり年間200円程度です。ドトールのコーヒーSサイズ一杯程度で、国民があれ程有り難い存在を持つことができるのですから、安すぎると思いませんか。

      • 阿野煮鱒 様

        >ドトールのコーヒーSサイズ一杯程度で、国民があれ程有り難い存在を
        >持つことができるのですから、安すぎると思いませんか。

        コーヒー一杯を2百円で買っても、それに品質の問題や不具合があれば返品して交換或いは払い戻しが可能です。

        対して、皇族の例の御一家については返品も払い戻しも出来ません。

        ここ二年間程、見苦しい件の御家庭の内情と共に、品性と素行と人間性に問題のある母子家庭との婚姻問題がいやでもメディアの目についてきました。(嫌なら見なきゃ好いのですがね…)

        「日本国の象徴たる一族」の「恥辱と醜聞」は定義により日本の全国民に投影されます。

        この御一家については返品も払い戻しも出来ません。

        一寸誤解が無いように繰り返しますが、私は今生陛下の御一家を敬愛・尊敬しており、私が皇族内で問題視をするのは婚姻問題で揉めている例の御一家だけです。

        因みに日本国憲法の抜粋です:

        第1章 第一条
        天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

        • 各人の主観は各人の自由です。しかし、

          > 品性と素行と人間性に問題のある母子家庭との婚姻問題

          読みようによっては母子家庭全般が人間性に問題があるように受け取れますので、この表現はご再考ください。私見では「母子」を入れる必要はないかと存じます。

          • >阿野煮鱒 様

            「母子家庭」と入れたのは問題のある件の一家を特定するためです。

            >読みようによっては母子家庭全般が人間性に問題があるように
            >受け取れます

            それこそ各人の主観は各人の自由です。
            不快に思われたのならごめんなさい。

            以後はそういう見方をする方もいらっしゃると言う事を心に留めておきます。

          • > それこそ各人の主観は各人の自由です。

            それでは、私は私の自由意志によって、あなたを母子家庭全般を貶める、差別意識丸出しの人間だと判断いたします。

          • 阿野煮鱒 様、

            >それでは、私は私の自由意志によって、あなたを母子家庭全般を
            >貶める、差別意識丸出しの人間だと判断いたします。

            私は「特定の母子家庭」についての論評をしましたが、貴殿の指摘された「一般の母子家庭」との誤読・誤解・曲解の可能性については既に了承し謝罪をしています。

            実際に書かれている事を無視し、さらに貴殿の持っていらっしゃる予断を優先的、そして感情的に私の内面に投影する事は貴殿の自由ですが、貴殿の予断に歪められた現状認識能力と予断に歪められた読解能力が向上する事を切に願っています。

            それとも貴殿は私に「誠実で心の底からの永遠の謝罪と賠償」を要求されているのでしょうか?

          • はい、それでは貴殿の予断に歪められた現状認識能力と予断に歪められた読解能力が向上する事を謹んで祈願させて頂きます。

  • 書き足りなくてすみません。英国訪問すばらしいことです。
    計画の存在には気が付いてなかったです。見つかりました。

    Japan Times 2020-1-14
    Emperor Naruhito and Empress Masako have accepted an invite from Queen Elizabeth II for a state visit to the United Kingdom this spring.

    https://www.japantimes.co.jp/news/2020/01/14/national/emperor-naruhito-empress-masako-state-visit-united-kingdom/

    可及的速やかに実現するといいですね。合衆国新政権誕生があるならなおさら。

    • 追伸です。
      ごくたまにですが、ブログ主様とやや異なる私見があった時でもそれを自由に書かせていただける「新宿会計士様の知的好奇心を刺激する言論空間」に感謝しております。

    • 理系初老 様、

      同意です。
      私の考えは政治よりはビジネス寄りなので、弱いリーダーは要らない。と考えるタイプの人間です。
      逆に強いリーダーより強かなリーダーの方が良いとも思っています。敢えて泥を被る強かさは、上に立つ人間に必要だと考えています。
      今回の茂木外相の対応は強かでは無く、弱い様に個人的には見られます。そして一番の問題は国内だけではなく、国外からそう見られた場合だと思われます。(特に中韓以外から)
      外交はビジネス上のやり取りと違って、目の前の相手の目だけ気にして良いものだとは思いません。各国日本の感触を見ていると考えています。
      そう言った意味でも、今回の弱い対応は批判されるべきだと考えています。

      因みに個人的に今回炎上している理由は、外相が外国人参政権に肯定的な発言をした事からの副次的な炎上の様に私は思っています。

    • イーシャさま

      間違っていません。
      中国発の世界疫病を2021年にこそ封じ込め殲滅に導くのにちょうどです(なんとかにバルサン)

  • 言葉を遮って「無礼だ」までは行かずとも、たとえ先日本後中共でターン終了のルールにせよ、一言「勝手な理屈であり受け入れられない」と記者会見中にコメントし、写真や食事会や握手その他の他の予定されていた儀礼は全部すっ飛ばして帰国時間まで放置、中共側で勝手に帰国(見送りなし)ぐらいしても良かったかも知れません。

      • 中共自身が尖閣周辺で漁民を日本側が救助した時に感謝状の様なモノで尖閣は日本の領土と認めた公文書を戦後に発行して居ます。(中共は参加しておりませんが)サンブランシスコ条約でも、ポツダム宣言でも、日中国交正常化時の交渉でも尖閣は当然日本領となっております。
        1970年頃、文革中の中共が突然言い出した事であり、「中共の主張」の持ち出し方としてもルール違反。戦後世界の平和秩序の力による変更の表明であり、許されません。

      •  共産中国は、”日本の言っていることが勝手な理屈とは思っていない。”と思います。
         共産党ですから”嘘でも何でも言ったもの勝ち。”、もっと言えば ”俺のものは俺のもの、人のものも俺のもの”まさに盗人の考えです。
         この盗人のオコボレに預かろうとする国内政治家の卑しい面々を駆逐したいものです。併せて孔子学院を設置している大学への助成金の廃止も進めて欲しい。大学を名乗るに値しない。(銭ゲバ大学なら許せるか?)
         王毅さんの発言をトリガー(良い口実を与えてくれた)に習近平の訪日無期延期で良いと思います。取り消しではまた餌をぶら下げる手間が居る。
         米中デカップリングは売電の大統領就任となれば怪しくなりますが、思い上がった共産中国を叩くことの必要性は理解していると思います。その意味で、訪日無期延期に対する邦人への嫌がらせはこれを奇貨として、銭ゲバ邦人(法人)を強制撤退に導くものと期待しています。
         会計士様には、日本にとっての中国だけでなく、世界にとっての中国の貿易状況、金融状況の分析を期待しています。共産中国の息の根の止め方が見えてくると思います。世界にとって共産中国は無くても良い国。代わりをアセアンにするかインドにするか、はたまたブラジルにするか(ポイントは治安と腐敗度)。

  • 茂木外相は、相手の発言を途中でさえぎる必要はありませんが、やはりその場で反論すべきだったと思います。海外を含めたメディアもいるし、相手に対する日本の態度や考えをその場で即はっきりさせるために。段取りは関係ないし、相手が習近平だったとしてもです。(習近平の場合は首相が相手かもしれませんが)。
    仮にですが、習近平が国賓として来日し天皇陛下の晩餐会か何かの席であっても、こういう発言をした場合、即反論すべきです。
    日本の場合、変な人たちにより軍事的に専守防衛を強いられているのでなおさらです。中国や韓国・朝鮮が相手の場合更にそうするべきです。(その場で即)強くはっきり言わなければ分からない人々ですから。

    >英訳すれば地球上、唯一の「エンペラー」が天皇陛下です。
    天皇陛下は敢えて西洋の誰かに例えていうと「ローマ法王」ではないかと思っています。

  • 外交は駆け引きですから、毎回100点取るのは難しいと思いますが、肝心な部分は外してほしくないな、と思いますし、日本政府は中国とは顔は笑顔で、実は腹にパンチをいれるやり方をしているのだと思いますが、分かり難くいですね。

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