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コロナウィルスよりも桜を見る会の方が大事な特定野党

中国・武漢市を中心に、新型のコロナウィルスの感染が拡大しているなか、中国からたくさんの観光客が日本にやって来ているという状況については、『訪日中国人一千万人時代と新型コロナウィルスのリスク』や『コロナウィルスは入国管理の在り方を見直すチャンス』で相次いで触れたとおりです。中国という国が不都合な情報をわざと隠蔽する体質を抱えていることに加え、わが国では昨日、初めて「ヒト・ヒト感染」の実例も確認されたという状況を踏まえると、やはり「不安を感じない」という人は少数派でしょう。

美談も良いですが…

日中両国といえば、何かと対立する関係ですし、また、正直、中国に対して良い印象を抱いていない日本国民は多いでしょう。しかし、非常事態となれば話は別です。中国で新型コロナウィルスの感染が拡大していることを受け、日本の民間がマスクを100万枚寄付したそうです。

日本と豪州がマスク100万枚超を寄付、新型ウイルス感染拡大

―――2020年1月27日 14:37付 AFPBBニュースより

こうした美談は、一般論としては、非常に良いことです。

東日本大震災で傷ついた日本に対し、中国から日本に対してさまざまな支援が寄せられたことは事実ですし、非常事態であればこそ、普段のわだかまりをいったん脇に置き、友好、協力関係に立つことは非常に大切です。

ただ、それはあくまでも一般論に過ぎません。

コロナウィルスは入国管理の在り方を見直すチャンス』でも報告しましたが、中国の情報隠蔽体質は、2003年のSARS騒動の頃から改まっていません。中国当局の発表によれば、昨日正午時点で感染者は4515人、死亡者は106人だそうですが、どうもまだ中国当局が情報を隠している疑いもあります。

ヒト・ヒト感染の事例

そして、昨日はついに、恐れられていた、国内初の「ヒト・ヒト感染」の事例が発見されました。

新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(6例目)

―――2020/01/28付 厚生労働省HPより

厚労省のウェブサイトによると、該当する肺炎患者は、バス運転手として、複数回、中国・武漢からのツアー客をバスに乗せた奈良県在住の男性であり、ご本人に武漢市への滞在歴がなかったことから、初のいわゆる「ヒト・ヒト感染」の事例となりました。

また、昨日時点でこの男性を含め、日本国内におけるコロナウィルス関連の肺炎の発症事例は7例に達しています(うち6例はいずれも中国人)。

新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(7例目)

―――2020/01/28付 厚生労働省HPより

厚労省HPより、昨日時点の感染者をリストアップしておきましょう。

日本は法治国家ですから…

こうしたなか、昨日はこんな報道もありました。

「指定感染症」閣議決定 新型肺炎、強制入院可能に

―――2020年01月28日12時04分付 時事通信より

これは、『感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律』(いわゆる「感染症法」)第6条第8項に基づく「指定感染症」と、『検疫法』第2条に基づく「検疫感染症」に、今回のコロナウィルスに関連する肺炎を指定するための政令を閣議決定した、とする報道です。

時事通信によると、新しい政令の施行日は2月7日で、これ以降は患者の強制入院や就業制限、入国者への検査指示などができるようになる、ということですが、検疫法上は、「感染の疑いがある人を丸ごと強制送還して良い」という条項はありません。

もちろん、「ヒト・ヒト感染」の事例が確認されたからといって、過剰に大騒ぎすべきものではありません。

ただ、わが国は法治国家であり、行政機関は法律に書かれていないことなどできませんので、法律に基づかずに「武漢から来た人たちは何となく怖いから一律に入国を禁止する」「すでに入国した人を特定して強制送還する」、といった対応は不可能です。

しかし、前回・2003年のSARS騒動のときと比べ、中国人入国者数は通年で20倍以上に増えています。中国が肝心な情報を隠蔽しているという疑いがある国であることを踏まえるならば、これはまさに、「外国人観光客2020年4000万人目標」の思わぬ落とし穴だという言い方もできるでしょう。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ただし、今回のコロナウィルス騒動については、リスク管理体制構築の良いチャンスでもあります。

カルロス・ゴーンの国外逃亡の際にも指摘されたことは、日本の出入国管理が、外務省、法務省、財務省、厚労省など、たくさんの省庁にまたがる「縦割り行政」であるという弊害です。

犯罪者・容疑者・被告の国外逃亡、リスト規制品の密輸出、麻薬・覚醒剤・偽ブランド品などの密輸入、限度額を超えた現金や金地金の持ち出し・持ち込みなどについては、結局のところ、出入国管理に関わる行政がたくさんの省庁にまたがっていることの穴を突くことが多いのです。

せっかくなので、もし日本が本気で「2030年6000万人観光客目標」を実現しようと思うなら、まずはこうした穴をできるだけ塞ぐだけの立法措置を講じることが必要でしょう。

(余談)習近平来日、「桜騒動」の特定野党

さて、余談です。

①習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席は、果たして来日するのでしょうか。

日本国内では青山繁晴参議院議員らを含めた保守系の国会議員を中心に、習近平氏の国賓としての来日に強く反対する意見が増えて来ました。

これについては『中国が日本の世論に対し「圧力」のナンセンス』でも触れたとおり、中国にとっては日本国内で「習近平訪日反対」の世論が蔓延することをかなり嫌がっているようですが、いっそのこと、日程も決まっていない習近平氏の訪日は流れてしまうのかもしれません。

②野党議員の皆さんは、この期に及んで「桜を見る会」の追及を続けるつもりでしょうか。

ある方がツイッター上で、野党議員の1月27日における衆院予算委員会の質問時間で、野党側が「桜を見る会」に2時間近く質問時間を割く一方、コロナウィルスに割いた時間がわずか1分30秒だった、と指摘されています。

このツイート自体、個人的に信憑性を確認したわけではありませんが、実際に野党議員の皆さんの質疑を眺めていると、「桜を見る会」ばかり、という印象です(『「桜を見る会」野党とメディアが一生懸命追及した結果』参照)。

現在の日本に「最も要らないもの」とは、特定野党と特定メディアなのかもしれませんね。

新宿会計士:

View Comments (52)

  • 未来予測が見事に当たったね。思った通りテドロス事務局長はChinaポチ犬に成り下がった。
    「WHO事務局長が在中外国人に中国から退避しないよう呼びかけ 中国には力があり退避は推奨しない」
    (再掲)
    賄賂で腹一杯のおっさん(WHO)は駄目だ、救い様が無い。
    こいつらの本来の役目は、村に火事が発生し大火事になろうかと言う時に、いち早く火の見櫓に上って状況を確認し、カンカンカンと半鐘を鳴らし各消防団や村人に危険を知らせる事で有る。
    肝心の役目は放棄して、火の向きや勢い 対処の仕方の判断を各消防団長に丸投げして、自分は手をこまねいて見ていた。一向に火の勢いが収まらず、此のままでは村が全焼しかねない。自分の足元に火が付くと怯えて、中国へ行って目先のパフォーマンスを始めた。
    初期火事報告を怠り、詳しい状況も隠蔽している失火元の家主の所に今さら行って何をするのか、出来るのか。この腰抜けに中国を詰問出来る訳も無く、丸め込まれるのが落ち。本当に役立たずの穀潰し。もうWTOは不要。百害有って一利無し。

  • 会計士様

    全く、国会たるもの国益に関わる事項を論ずべき所、今の野党は我国の選良とはとても言えないと存じます。世界への恥さらしとも言え、こんな奴ら当選させたのは何処のどいつでしょうか。次の選挙では肝に命じて、投票に行く必要があります。

  • 武感肺炎を、よく問題を起こす一部の国々に対するビザ復活のきっかけにして欲しいですね。

    • ビザ復活、いいね。賛成アル!
      by習隠蔽

  • 事実は小説より奇なりと言いますが、よく小説やドラマ、漫画などで見る国会空転シーンより酷い状況ですね。そしてその酷さを報じないマスコミ。
    私が野党であったら、ウィルス対策の不備や、この期に及んで習近平を国賓待遇するのかとか、カジノもパチスロにも反対だとか、いろいろ追求するでしょう。そのほうが絶対的に野党の支持率は上がります。
    安倍政権には上述の通り落ち度はいくらでもあり、野党はその埃を叩けばいくらでも政権交代のチャンスはあろうはずです。
    まぁ今の野党は(与党同様)中韓にもパチスロにもズブズブだろうと思うので全てのチャンスを生かせないでしょうが。

  • 新型コロナウィルスについて、ぶっちゃけて言えば何が正しい対応なのか良くわからないです。

    しかし、この件がネット上で話題になった時、最初に思い出したのが小池東京都知事の「安全だが安心ではない」という言葉です。科学的に安全だが安心ではないという、人々の気持ちを無視するべきでないと言いながら、既得権益側の発言でしかないと思ってます。

    情報が十分でないなら安心できないのは当然で、安心したいのも当然の心理です。
    国会では政府の対応が十分なのか、改善の余地は無いのか、こんな時こそ野党の底力(笑)を発揮して根掘り葉掘り質問すればいいのに。

    邪推ですが、「安心できない」という心理は政治的に利用されがちです。野党としては国民に安心してもらっては困るんじゃないでしょうか(棒)

    • 「安全は定量化できるが、安心はできない」という言葉もあります。

    • はっきりとした全容は見えていませんが、少なくとも確実に言えるのは
      中国の虚偽の発表を鵜呑みにしたWHOの発表を鵜呑みにした日本が、ガバガバな体制で武漢からの帰国者を日本に入れているということですかね。
      これだけでも不安になるのは当然であり、かつ批判の矛先が政府に向くのは仕方ないと思います。

      • 匿名 様

        素朴な疑問として、一般的なインフルエンザ(コロナウィルスじゃないですが)と比較して、驚異的な感染症なんでしょうか? 身近な状況としてはインフルエンザの方が猛威を振るっています。陽性反応が出たら一週間近く自宅待機です。

        また、帰国者に関しては医療スタッフが同行して機内含めて検査をしています。疑いがあれば状況に応じて対応するでしょう。危険性と言う意味では検査しないで春節期間中に渡航してくる中国人の方が人数比から言ってもよっぽど危ないだろうと思います。その結果が出るのは潜伏期間から言って来週か再来週になるでしょう。何事も無ければいいと切に願いますが。

        • ピークを過ぎたソフトエンジニア 様

          今回のウィルスの危険性についてはまだ不確実な内容なので断定的な言及はしません。
          一応SARSの死亡率10%弱と比べると、現段階で3%程度であり客観的にみて危険だとは思いません。
          が、そもそも最初に隠蔽を行なっていただけに中国の死者数が本当かどうかも全く疑わしいですしウィルスは感染を重ねる間に変異もしますから、今後どうなるかは不透明です。
          私が不安を覚えるのは、正体がわからないウィルスよりも意図がわからない日本政府の対応ですね。
          水際作戦とやらも、本当に防疫を目的に行なっているのか甚だ疑問です。
          今回のウィルスの危険性如何に関わらず、ここが大きな問題だと思います。

        • >ピークを過ぎたソフトエンジニア様

          日本では感染症に対する水際作戦は豚フル・SARSで行われましたが、まったくの無意味であったという医学的結論が出ています。
          多額の対策費を費やし、医療関係者を疲弊させ、その実、まったく効果が無かったのです。

          海外でも空気感染する疾患の水際作戦の有効性を主張するまともな疫学者は、もはやいません。
          私は感染症は専門外ですが、当時の勤務先から、感染症の専門医がぶっこ抜かれて、代わりの当直などその穴を埋める二次被害には遭いましたが、決してその私怨で言っているわけではありませんw

        • りょうちん様

          私もそう思います。そもそも水際作戦って難しいんですよね。空港に来た人全員を検査しても実際の感染者は全体から見れば非常に少ないですし、検査機器の特性上、100%発見できるわけではありませんから、時間と労力に見合わないでしょう。それなのに、見逃した人が1人でも出てしまえば「大失敗だ!責任を取れ!」と叩かれるので、初めから負け戦ですね。

          物資と人員は限りがありますから、水際作戦に無駄なエネルギーを割くよりは、「感染者はいつ、どこで、理由もわからずに発生するもの」という前提で事前準備をしておき、発症した人がでたら本人と周囲の濃厚接触者に個別対応するのが現実的ですね。
          インドで天然痘を根絶するとき、初めは片っ端からワクチン接種したそうですが効果がなかったため、天然痘発症者と濃厚接種があった人全員に絞って接種を行なったところ、根絶に成功した、と聞いた事があります。

          発症者がまた一人、また一人と出たくらいの事でぎゃーぎゃー騒ぐのではなく、感染対策の目的は一人の感染者も出さない事ではなく、感染を適切にコントロールする事だという認識が広がって欲しいです。

        • 匿名 様

          端的なコメントをありがとうございます。わからないと言いつつ、ついつい尋ねてしまいました。私も中国に対しては懸念しかありません。
          ただ、ウィルスって非常に身近なものだと思います。コントロール不能になる危険が無い限り、普通の対応じゃだめなのか? と疑問がわくんです。中国がコントロールできてない理由がわからないので何とも言えませんが。
          今現在は警戒しつつも普通の対応の範囲ですね。指定感染症にして非常時の対応ができるようにした、と理解してますが、それでいいような気がしてしまいます。
          安心できないという意味では大地震や火山の危険を身近に感じながら暮らしているわけですので。

          りょうちん 様
          とある福岡市民 様

          一連のコメント、ためになりました。
          政府は特別なことをしないと駄目だ、という空気がすごいなと思っていました。結局、素人には何が効果的なのか判断付きません。水際作戦が無意味、というのは覚えておきます。
          当方、かなりの花粉症で、マスクが無くなったら困る、などと思ってました。

        • 冷静で、こちららしいコメントになってきましたね。
          今野党が新型肺炎に関して煽情的な質問されると
          政権打倒もあり得るのに未だにサクラなんですね。
          少し安心しています。
          国内のヒト・ヒト感染でフェーズが一つ上がったと思います。
          何が起こるかわからないけど引きこもりの娘と留学中の息子以外は
          医師2名、看護師1名全員戦死する覚悟だけは持って気楽に行こうと
          昨晩、家族のラインに流しました。

      • だから野党はソコを突くべきナノに、返答に困った首相に桜を叩き続ける、命が掛かって居る穴に野党が蓋をしに行ったら土下座をして感謝するのだがな。

    • 日本がマスクを100万個なら、ウリ達は200万個ニダ。
      過去の義援金の流れと同じです。
      現実にどうなるかは、分からないですね。
      これで日本が、もっとマスクを送ると、韓国も増やすでしょう。

      • あと出しジャンケンですね。日本の手を見て、その後からそれより強い手を出す。
        アホですか。ガキですか。
        本当にショボくて情けない。

      • で、実際には10万個くらいしか送らない、もしくは200万個送ると言うだけで1つも送らずにみんなが忘れるのを待つのですね。

  • 大筋で、新宿会計士さんの意見に賛成です。
    入国管理について課題(問題)が、有る事が確認されましたので、ルールを変えるか作るかをしなければなりません。
    いつまでも桜の話をしているのは、お花畑さんの証拠でしょう。

  • この間のアンケートに続き、厚労省措置には本当に呆れ、憤っています。
    一般人が考え得る措置ですら、思いつかないらしい。今朝、政府のホームページに以下を投稿しました。

    ≫本日、武漢から200人の日本人が帰国するそうですが、その後の対策について苦言を呈します。
    ≫今回の新型肺炎については、無発症の潜伏期間が長いと聞いています。
    ≫2週間ほどの隔離、経過観察は最低限の措置と考えます。
    ≫にもかかわらず、自宅待機とは!感染拡大について厚労省はどうお考えですか?
    ≫アンケートに引き続き、心の底から呆れています。

    WHOはともかく(どうせ他人です。彼らは何の保証もいたしません。)、日本国民の健康安全、財産を保護しなくてはならない政府が厚労省については思考停止状態です。
    私は、これまでの厚労省の失策については、昨日一旦呑み込むことにいたしました。
    が、引き続いて、武漢からの帰国者に対して、この無責任!
    厚労省の方々は最低限、給料分の仕事をして下さい。

    • 心配性のおばさん様
      心配性でなくともこの件に関する日本政府の対応には
      甚だ疑問を感じますね。
      即座に対応したのならともかく、この体たらくで死者が出ようものなら政権には致命的なダメージでしょう。

      • 匿名様 

        >この体たらくで死者が出ようものなら政権には致命的なダメージでしょう。

        まともな野党の存在があれば、この失態は政権にとって恐怖しなくてはならないダメージでしょうね。
        ただ、政権にとってラッキー、国民にとってアンラッキーなことですが、現在の桜野党には代わって政権を担えません。

        であれば、この情けない野党に代わって、私たちがまともな意見を挙げなくてはならないのではないかと思うに至っております。

    • 心配性のおばさん様

      別スレでは中途半端に反応してすみませんでした。

      今回のチャーター機で帰国した人々を強制隔離するとした場合(物理的に可能かどうかは別として)、発病もしていない、感染しているかどうかも分からない人々の人権を制限することになります。

      たまたまこの期間に国内にい続けていた人々を保護するために、武漢から来た人々の権利を制限するわけです。
      その人々を選別する基準はどうあるべきで、誰が判断すべきなんでしょうか。
      そしてそれは、どの程度有効な対策なんでしょうか。

      それを実施する根拠の法令が無ければ超法規的措置となりますが、それは正しいことなんでしょうか。

      私にはそこがわかりません。
      なので、武漢から戻った人々を政府が放置はせずウォッチする、としたようですが、これ以外に何ができるのか、思いつきません。

  • 政治に混乱と停滞をもたらし、国力を低下させて、日本という国を破壊する事が彼らの目的なのでしょう。
    国会内に留まらず、国会外での行動も含めて、彼らの行動自体がそれを示していると感じます。
    隣国と全く一緒の構図ですね。

    問題に対する捜査を監視するのなら理解できますが、彼らは貴重な税金を使って警察ゴッコをしています。
    根本的な問題として、そもそも国会議員は警察権、又は捜査権などを持っているのでしょうか?

    国会議員であるならば、国会議員としての仕事で国民の支持を得るべき。
    まぁ、国民の中でも極めて一部の人(特定国民?)しか、特定野党に票を入れませんから、そんなのカンケーネーといった所なのでしょう。

  • >これはまさに、「外国人観光客2020年4000万人目標」の思わぬ落とし穴だという言い方もできるでしょう。

    IRにせよ、外国人労働者の受入れにせよ、この外国人観光客目的にせよ、安倍内閣には、外交はともかく、内政?に限れば、碌な準備もなく、見切り発車する傾向があるようです。

    しかし、これらの内政については、日本国内でコントロールしきれるものではなく、非常に危険な行為でもあります。

    安倍総理自身にそこまでの準備がむりであるなら、担当大臣がそれを担うべき立場ですが、残念なことに今回の厚労大臣にその力量が無いようです。というか、大臣拝命の際、加藤氏に日本の厚労政策についてどこまでのビジョンがあったか、怪しいとさえ思うに至っております。

    Web主様からは、省庁にまたがる「縦割り行政」の弊害を挙げられましたが、たしかにそれも大きな問題ですが、内閣閣僚レベルでは緊密な連絡相談は可能ではないでしょうか?

    各大臣が発生した問題を自分の担当領域から考え、他大臣への連絡相談を行えば、大きなところではミスは発生しないと考えています。「縦割り行政」もそうですが、各大臣の担当領域政策へのビジョンが問われるのではないでしょうか。

    さて、余談と断れた桜野党ですが、コメントする気にもなれません(笑)。
    追及されている内容の是非はともかく、彼らには、国家の優先順位という概念が存在しないらしい。
    民間企業であっても、仕事の優先順位をコントロールできない人間は、この時代生き残れません。

    誰ですか彼らに票を入れたのは!と言いたいところですが。先の民主党政権に無責任な票を入れてしまった私には言う資格はありませんね。

    • >先の民主党政権に無責任な票を入れてしまった私

      ご自身でも理解されてると思われますが、《感情的になり過ぎ》かと。
      厚生労働省は冷静に真面目に対応していると思いますデスよ。

      • 匿名様 ???

        >厚生労働省は冷静に真面目に対応していると思いますデスよ。

        どこがでしょうか?私には分かりません。
        WHO指針に従ってとか、TVで言っておりましたが、それ以前に日本国民の命を守るという基本の基の指針が欠けている気がいたしております。

        さて、ちょっと話を変えますが、軽佻浮薄が是であるTVのバラエティー番組ですが、今回の新型肺炎感染拡大について、中国春節を当てにしていた観光地の景気を心配していました。

        たしかに、現地業者にとって歓迎とはいえない事態です。
        でもね、これは既に命の問題です。経済でいえば、感染の拡大によっては、日本経済全体にどれほどの影響があるか、いえ世界経済にどれほどの影響があるかを論じる段階でもあると思うのですよ。
        日本の水際作戦が失敗している今、私たち個々人がどこまで何ができるか。そして、後手に回った厚労政策をどう修正していくかを論じる段階です。

        桜野党に票を入れてしまった国民としては(今回、私は彼らに票を入れていませんが・・笑)、その尻拭いとして、彼らに代わって、まともな提言意見を挙げなくてはならないかと思ってしまっています。

        • しつこいですが、

          中国以外のどこに2019-nCoVに対してエボラ出血熱に対する戦時下のような対応をしている国が存在するのですか?
          アメリカですらこれですよ。

          https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/guidance-prevent-spread.html?CDC_AA_refVal=https%3A%2F%2Fwww.cdc.gov%2Fcoronavirus%2F2019-ncov%2Fguidance-prevent-spread.html

          プロが考えるのは、常に費用対効果、冷たい方程式のリスク分析です。
          一部の帰国者の隔離など全くと言っていいほどの効果が無いので、行わないのです。
          ほどほどの効果・コストの低さからの最適解が「自宅待機」なんです。

        • 心配性のおばさん 様

          心配したり怒りたくなる気持ちはわかりますが、落ち着きましょう。いつものおばさまらしくありませんよ。
          隔離、隔離、と安易に叫ぶ人がいますが、疑いのある人全員を隔離していたらきりがないし、人員、費用の上でも不可能です。何より有効ではありません。隔離を嫌がって逃げ回られたらより感染が拡大しますし、隔離した結果「何もありませんでした」では本人が納得しないので賠償請求をされます。
          それに、伝染病持ちだの不衛生だとスパイ容疑だのと非科学的な理由をつけて人々を強制収容所に隔離して来た、ナチスドイツのホロコーストとアメリカの日系人への人権侵害を忘れてはいけません。

          隔離は人権侵害である事は間違いないのです。ですから、その運用には慎重に、厳格な基準を設けて厳格に運用し、科学的根拠に基づいて有効な治療を行うためだけに限るべきです。根拠が不明確なのに隔離拘束するようではおばさまのお嫌いな中韓と同じですよ。
          今年1月6日に発表して以降、厚生労働省の対応は冷静沈着であり、医学的にも妥当です(完璧とは言いませんが)。
          感染対策は一人の感染者も出さないようにするのではなく、感染を適切にコントロールする事です。「日本国民の命を守るという基本の基」を行うため、感染症法に基づく医療インフラを整えてきました。日本と同レベルに整備できてる国は少ないです。そして、「今のところは」上手に運用できてます。もう少し迅速さが欲しいですけど。
          厚生労働省を批判する前に、厚生労働省がやってきた感染対策の努力も調べて理解していただけますと幸いです。

          湖北省を封鎖するという愚行を犯した共産党の対応の方が間違ってるのです。あれは過程から実行、運用に至るまででたらめですし、事態収束に無効であるばかりか、いたずらに不安とパニックを煽るだけです。事態推測の役にも立ちません。

        • 皆様 ご心配をおかけしているようで、申し訳ありません。

          前回、WHOの指針のみにすがって、教科書通り事態を見送っってしまった今回の日本政府の対策に、私すごく失望し、恐怖致しました。疾病対策は安全保障にも通じるところがあると思っておりますので、他国に侵略されていても、日本政府は国連決議を待つのでしょうか?

          日本政府が私たちの政府である以上、その基本は、自国民の安全と財産を守ることではありません?
          であれば、WHOの指針を参考にすることはあってもよろしいですが、その事前に多方面から情報を集め、自国民を守る基本で行動するものだと思っておりました。
          アンケートではおまじないにもなりませんのよ。

          が起きてしまったことは(水際作戦の失敗)、騒いでも意味がない。日本人の2次感染が出てしまいましたものね。施政者に期待するところは、次善の策をどうするかです。

          「指定感染症」の閣議決定の報を聞いた時、私は政府がその次善の策に動いたと期待いたしました。
          そして、武漢在住の日本人の救出の報には、その期待が膨らみました。今度こそ、日本国民を守る行動に出たと。

          がしかし、ふたたび、がっかり致しました。日本政府は中国で野火のように広がっている感染についてどこまで認識しているのかしら?いまだに具体的な策が取れていない中国の個人旅行者に対する検疫もそうですが、今回の救出に対する厚労省の詰めの甘さは怒りの次に恐怖が来ます。

          とある福岡市民様は、隔離による救出された方々のメンタルを心配しておいででしたが、彼らが心ならず近親者に二次感染させてしまう危険と悲劇についてはどうお考えでしょう。
          TVでは方々にも隔離を希望される方が多くいると報じていました。私が彼らでもそう考えます。
          彼らが勤務する企業で隔離場所を提供するとの報道もありましたが、個人事業主ではそこまではできないかと考えます。アンケートの次は自宅待機ですかと怒りに再び火が付いた次第です。

          知人の中には、「日本の医療施設は、中国と違って整っているから、日本国内の感染拡大は大丈夫、食い止められるわよ。」とおっしゃる方もいるのですが、未知の敵(ウイルス)に私はそこまで楽天的にはなりません。前回の水際で食い止められなかったとしたら、今回の水際で食い止めて欲しいと思っていたのです。

          お見苦しいところをお見せして、恥ずかしい限りですが、この水際で失敗してしまったら、どうします?

        • 医療知識ゼロの思いです。(相すみませんが、閲覧情報多く情報源不明です)
          不確かな情報が多いのですが、『失われるかもしれない人命を少しでも減らす目的の対応vs 人権、法遵守対応、費用対効果』と言った議論には、やはり納得がいきません。
          情報の中には、隔離迄は不要との根拠になりそうな、感染度は高い?(4人程度/感染者)ものの、致死率は数%程度で低く死者には高齢者で死に至る持病を有した人の割合が高いとの情報があります。しかしながらこれは不確かな結果論です。
          また、帰還者の中には隔離を希望する人はいないのでしょうか。
          理由:該当しそうな家族構成の人、更には、小さな子供持ちの人で移す危険性を覚悟
          している人もいるであろう。

          よって、私は、隔離の様な処置を基本とすべきと考えます。

          追:政府の対応は、人命第一の視点に乏しかったのでは!
          ・政府の初期対応に問題あり→現時点での致死率が高くは無さそうなのは幸いですが、かなり高かったとしたと仮定した場合は恐ろしい事態になっていました。
          ・指示命令第一の、情報精度に大きな問題を有する中共の発信情報のみに頼り、
          経済的損失を考慮し、武漢や河北省からの入国制限など考慮しなかった(していない)。
          ・朝鮮騒乱ではどう対応するのだろう?救出行動よりも法律、人権、国会対応なのか?

        • テレ朝news
          @tv_asahi_news
          【速報】武漢からチャーター機帰国の日本人のうち約140人が自宅に戻らず経過観察希望

          >ほどほどの効果・コストの低さからの最適解が「自宅待機」なんです。

          医者や厚労省の役人より、「普通の日本人」の方がよっぽどまともなんで少し安心

        • 過去の感染症、特にSARSやMERSのようなコロナウイルスは、「感染力が強いものは毒性が低く、毒性が高いものは感染力が低い」という傾向にあります。武漢肺炎ウイルスが指定感染症となっても隔離の強制ができないのは、SARSとMERSによるコロナウイルスに対する知見を踏まえた上での対応となっているのです。
          今のところ武漢肺炎ウイルスは、感染力がインフルエンザとほぼ同等、致死率は2%で、SARSの約10%、MERSの約30%に比べるとずっと低いです。そして武漢肺炎で亡くなった方は高齢者か基礎疾患や合併症のある方です。健康な人が感染しても対症療法と本人の免疫力で軽快、または治癒しています。
          近親者の警戒は必要ですが、今のところはインフルエンザと同じ対応で良さそうです。
          うがい、流水と石けんか高濃度エタノールによる手洗い、マスク(感染者の飛沫から守るため)着用と頻回の交換という、インフルエンザと同じ対応で良さそうです。感染者が触れたところ、ドアノブや窓の鍵をエタノールで消毒するのもいいでしょう。
          そして症状が出れば保健所に相談し、指定された医療機関を受診して下さい。

          隔離は一見、有効そうに見えますが、利点は「濃厚接触者ごく一部の追跡調査がやりやすくなる」という点だけです。むしろ以下のデメリットが目立ちます。
          「感染疑い全員の隔離をしなければ意味がないが、全員の協力が得られるかどうかわからない」
          →今回も2名、隔離どころか検査すら拒否する人が出ました。検査も100%確実に診断できるキットはありません。
          「隔離期間がいつ終わるかわからない」
          →今回は2週間と言われてますが、後日、それでは不十分と判明すれば長期化します。
          「隔離が長期化すれば、隔離された人のストレスが抑えきれなくなり、脱走や暴行などを起こしかねない」
          →初めは協力的な人でも長期化によるストレスで突発的な行動に出る事もあります。封鎖された武漢では市民のストレスが限界に達しつつあるのではないか、と思われるニュースがありました。

          また、日本固有の理由として「実は隔離が不当であったと判明した場合、その人の人生に取り返しがつかない傷痕を残す」。
          ここで思い出していただきたいのはハンセン氏病です。感染力の強い不治の病と思われ、感染防止のための隔離を安易に選択して強制収容しました。しかし後になって感染力は弱いと判明し、治療法も見つかったのです。強制収容された方々の人権はまるっきり無視され、人生において取り返しのつかない傷痕を残してしまいました。この人権侵害の片棒を担いだのが医師です。このような事は二度と、絶対に起こしてならないのです。

          武漢肺炎がインフルエンザと同様の対応で良いのであれば過剰に心配する必要はありませんし、インフルエンザを移された近親者を悲劇という人はいないでしょう。怖がるのは構いませんが、怖がる必要のない事柄まで怖がるのは無意味ですし、それが偏見や差別につながる事も防がなければなりません。
          感染者でもないのに隔離を行うのであれば本人の同意が欠かせませんし、拒否した方の人権も守られるべきです。

          ついでに、皆さんに考えていただきたいのは、メアリー・マローンの例です。Wikipedia で探して下さい。そして、自分がメアリーの立場だったらどう行動するか、自分の意思に反して長期間隔離された時に冷静に受け入れられるものか、隔離された側に立ってよく考えていただきたいのです。

          そしてコロナウイルス固有の特徴による理由として、「1ヶ所に集まるとアウトブレイクを起こしやすい」というものがあります。これは私もつい最近知ったばかりです。
          今のように各地で分散して発症しているのであればさほど増殖せず、個別対応で封じ込める事ができますが、病院やホテルのように1ヶ所に集まるとウイルスが集積し、爆発的な増加を起こすリスクが高まります。
          「1人から14人にうつる」といった中国人医師の情報が拡散してますが、実はそう見えただけで、収容力を上回る程に患者が集まり過ぎてウイルスがアウトブレイクを起こした結果であると説明する事もできます。
          武漢から帰国された方の大半は感染してませんが、全員同じホテルに泊まってしまった事でアウトブレイクを起こさないか危惧してます。
          隔離、隔離、と主張する方は「閉じ込めさえすれば起こらない」とお思いでしょうが、実は病原体や方法によっては隔離が逆効果になる事もあり得るのです。もちろん、そうならないよう現場の医師が努力しているはずですし、杞憂に終わる事を祈るばかりです。

          結局、感染症対策はどの国であっても「いつどこで起きてもおかしくないので、普段から衛生状態を良くするよう医療機関も一般市民も努力する」「発症者、または発症疑いの人の診療・搬送体制を整備する」「感染者が爆発的に増えないよう、適切にコントロールする」「濃厚接触者には十分追跡調査を行う」という方法しか取れないのが現状です。厚生労働省の対応は、完璧ではないにせよ、不適切でもなく、また法律や人権の問題からできる事に限界があるのです。

          ただ、今回の対応で「濃厚接触者には十分追跡調査を行う」の面に課題がありそうですね。実は、中国共産党は湖北省は別として、濃厚接触者に対しては隔離・封鎖よりは追跡調査に力を入れているのです。しかも支付宝と微信支付のこうにゅうりれきを全て把握しているため、追跡調査が容易です。
          日本の場合は人権に十分配慮した上で行う必要がありますが、途中で消息がつかめなくなる事もないとは言えません。今後、確実に追跡調査を行うための手法について検討が必要となるでしょう。

        • >とある福岡市民さま

          上から物言うようで恐縮ですが、現時点でほぼ完璧なまとめで「拡散希望」のハッシュタグを付けたいくらいです。

          腸チフスのメアリーに関しては、荒木飛呂彦の短編が強烈でした。
          収録されている変人偏屈列伝に関しては電子書籍はありませんが、紙の本がまだ普通に買えるようです。

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