私自身、普段はまったくテレビを見ない人間ですが、最近、動画はやたらと視聴するようになりました。とくに面白いのが、小型のカメラと自撮り棒を片手に動画を撮影してユーチューブに投稿する、「ユーチューバー」と呼ばれる人たちの制作した動画です。ハッキリ言って、そこらの地上波の番組よりもはるかに面白くてためになる動画も多く、また、チャンネル登録者が30万人を超えている日本のユーチューブチャンネルは、現時点で1000弱にも達しているそうです。5Gの普及を前に、いまや地上波テレビのビジネスモデルは、根底から崩壊しつつあると断言して間違いないでしょう。
目次
陰鬱な正月特番
長い正月休みが始まりました
気が付いたら、今年もあと数日でお終いです。
今年は日並びもよく、いくつかの会社はすでに12月27日(金)で仕事納めを迎えているそうですが、土日が休みの会社の場合だと、
12月28日(土)~1月5日(日)
と、ほぼ1週間の休みがもらえる計算ですね。
世間が年末年始休みモードに入り、街も正月商戦で華やかですし、福袋など、毎年定番の商品には相変わらず高い人気があるようです。また、子供の頃だと、もらったばかりのお年玉を握りしめて近所のおもちゃ屋さんに向かったという記憶を持つ方も多いのではないでしょうか。
いずれにせよ、「正月」と聞けば、私たち日本人にとっては、あの独特の年末年始の雰囲気を共有しているのではないかと思う次第です。
ただ、海外の事情に詳しい人の説明によれば、年末年始に、こんなに長い休みを取る国は、あまり例がないのだそうです。
たとえば、私たちの国に最も近い隣国である韓国や中国、台湾などの場合、年末年始の休日は1月1日だけであり、むしろ本格的な連休は旧正月なのだそうです(※2020年の場合は1月24日以降で、いつまで休むかは国により異なるようです)。
各国の年末年始休暇
- 日本…12月30日(月)~1月3日(金)(※金融機関の場合は12月31日~1月3日)
- 韓国…1月24日(金)~27日(月)
- 中国…1月24日(金)~30日(木)
- 台湾…1月23日(木)~29日(水)
- 香港…1月25日(土)~28日(火)
- マカオ…1月24日(金)~29日(水)
(【出所】著者調べ)
同じ東アジア諸国であっても、旧正月とまったく関係がない日本と、旧正月を大事にする中華圏(+韓国)、という構図がくっきりとしている格好です。
一方で、欧米諸国はクリスマスシーズンに長期休暇を取ったばかりだからでしょうか、新年に長期休むという風習はあまりなく、これと比べても、日本がG7諸国のなかでも非常に特徴的な国だ、という言い方をしても良いでしょう。
正月番組の思い出
さて、ひと昔前だと娯楽が少なく、長い期間休みをもらっても暇を持て余す、という人もいたのではないでしょうか。
こうしたなか、テレビ番組は格好の「暇つぶしの道具」だったのではないかと思います。
あくまでも個人的な思い出に基づく印象ですが、どの局にチャンネルを回しても、地上波各局は正月の特番を組み、着物などで着飾った芸能人たちが画面上で大騒ぎする、といった番組が多かったような気がします(※現在でもそうなのでしょうか)。
先日、動画サイト『ユーチューブ』に発見した映像が、なかなか酷い代物です(※あえて局名と番組名については伏せておきたいと思います。また、著作権侵害がなされている可能性があるため、リンクについても紹介しません)。
この映像は2007年1月3日に放送された正月番組のものだそうですが、芸能人が2人、音楽に合わせて踊りながらしりとりをするもので、たとえば「おせち」という単語であれば、「ち」で終わるため、「ち」で始まる単語(たとえば「チーズ」)を続けて「おせチーズ」と発音するという、非常に単純なものです。
「ミュージック・スタート!」
(音楽が流れる)
芸能人A「おせち、おせち、おせチーズ」
芸能人B「おせち、おせち、おせ●●●」
(●●●には非常に低俗な単語が入ります。)
なお、動画のリンクについてはお示ししません。検索サイトで「おせち、おせち テレビ番組」などと入力していただければ出て来ると思いますので、ご興味があればご自身で検索してください。
2007年頃の地上波テレビでは、正月早々、こんな低俗な番組を垂れ流していたのです。呆れて物も言えませんね。
正直、正月早々こんな番組を見ていたら、頭が悪くなります。
いや、頭が悪い人が、正月早々、こんな番組を見るとでもいうのでしょうか。
テレビのレベル
受動視聴の被害
もちろん、地上波テレビ放送のすべてが「低俗だ」と決めつけるつもりはありません。というよりも、「低俗かどうか」という判断は、視聴する人の主観に依存するので、なんとも判断が下しづらいポイントでもあります。
ただし、ここで少し、個人的な経験をお話ししておきたいと思います。
私自身はかれこれ四半世紀、テレビは自宅にも職場にも設置しておらず、普段、テレビをまったく見ない生活を続けています。そのきっかけは、転職に伴って東京で独り暮らしを始めた際、うっかりテレビを買うのを忘れていたのですが、今日に至るまですっかり買いそびれた、という単純なものです。
ただ、いったんテレビを見ない生活に慣れてしまうと、不思議なもので、テレビが点いていると落ち着かなくなってしまいます。たとえば、レストランや居酒屋などに入ったときに、自分の席から見える場所にテレビが点いていたら、気が散って、目の前の人との対話に集中できなくなってしまうのです。
やはり、タバコを吸わない人が「受動喫煙」の被害を感じる人がいるのと同じで、普段テレビをまったく見ない人間にとっては、地上波の放送を無理やり視聴させられるのを不快に感じる人がいても不思議ではありません。
(※もっとも、レストランや居酒屋でテレビを点けるかどうかはその店の判断であり、客としては「テレビを消してくれ」と店に依頼するわけにもいかず、我慢するしかありませんが…。)
こうした「受動視聴」をせざるを得ないケースとしては、レストラン、居酒屋以外にも、たとえば出張先のホテルの朝食会場や空港・病院の待合室などで四六時中、テレビが点けっぱなしになっているというパターンがあります。
ちなみに、こういうシチュエーションでは、どんな内容が放送されているのかという点に加え、周囲の人がテレビを見ているかどうかを簡単にチェックしてみるのですが、あくまでも個人的印象ですが、テレビを見ている人はほとんどいない気がします。
とくに最近だとスマートフォンが普及しているためでしょうか、ホテルの朝食会場や空港・病院の待合室では、大音量で点けっぱなしのテレビを視聴している人は、とくにビジネスマン世代ではほぼ皆無ではないかと思う次第です。
「びみしい」「いわくらぐし」
さて、そういう事情もあるため、私自身は自宅にも職場にもテレビを置いていないため、能動的にテレビを「観る」ことはしませんが、外出をする機会が増えれば増えるほど、受動的にテレビを「見る」ことはあるのです。
とくに、個人的には10年ほど前、地方出張をする機会が非常に多かったのですが、とくに印象に残っているのが、2013年3月ごろに某地方空港で見た、次のような番組です。
- 芸能人と思しき複数の男女が出演している
- 出演者はCGのゲーム画面を操りながら、簡単なクイズ(例:漢字の読み方など)に答えていく
- 答えを間違えるとCGのゲーム画面で「爆発」が生じる
- そこでスタジオは爆笑に包まれる
…。
ちなみに、驚くべきポイントは2つあります。
1つ目は、この番組のクイズで出てきた問題は、「美味しい(おいしい)」だの、「岩倉具視(いわくら・ともみ)」だのといった、ちょっと一般常識があれば誰でも非常に簡単な漢字の読み方ばかりである、ということで、2つ目は、この番組に出ていた出演者らが、ことごとく答えを間違っていたことです。
たとえば、ゲーム画面を操った出演者らは、「美味しい」を「びあじ?しい?」「びみ?しい?」、「岩倉具視」を「いわくら?ぐみ?ぐし?」などと叫んで、ゲーム画面で「不正解!」という表示とともに大爆発が生じ、そこでスタジオは大爆笑に包まれる、というわけです。
大変申し訳ないのですが、この番組を見た瞬間、次の2つの仮説が浮かびました。
- バカ騒ぎするしか能がない芸能人らが、教養のなさを露呈しながら笑いを取る番組である。
- 番組製作者や出演者らは、本気でこれらの問題が「難問だ」と思っている。
前者が真相ならば、出演者らは自分たちのバカさ加減を、テレビ放送という公共の電波を使って全国に届けることで笑いを取るという、相当に自虐的な人たちですし、後者が真相ならば、思わず「視聴者をバカにしているのかな?」と思ってしまったほどです。
低レベルのスパイラル
くどいようですが、私自身がすべての地上波テレビの番組を視聴しているわけではないのにくわえ、「テレビ番組が低俗かどうか」というのは、見る人の主観にも依存するため、「テレビは低レベルだ」と決めつけるつもりはありません。
ただ、インターネット上のさまざまなつぶやきなどを眺めていると、一般的に「地上波テレビ番組のレベルは高くない」と感じている人がそれなりに多いことは事実ですし、ここでは「地上波テレビ番組のレべルは総じて低い」という命題が正しかったとすれば、その原因は何かと考えてみる必要があるでしょう。
わかりやすい説明は、次のような「低レベルのスパイラル」です。
- 番組のレベルが落ちる
- 教養のある人々がテレビを視聴しなくなる
- 番組のレベルを落とさざるを得なくなる
- ますます視聴者のレベルが落ちる
ちなみに、NHK以外の地上波テレビ局は、収入源の大部分をスポンサーからの広告に依存しており、スポンサーはテレビで広告を出稿するに当たり、その番組を見ている(観ている)人々の性別、年齢、学歴、年収水準、嗜好などを意識するはずです。
個人的には、テレビを日常的に視聴する人たちの特性(とくに年齢と学歴、年収など)には非常に高い関心があるのですが、もしかするとここ10年、あるいは20年で、テレビの視聴者層自体が変質して来ている可能性はあると思います。
そもそも「視聴率」って…
ただ、ここで根源的にもうひとつ、重要な疑念があります。
そもそも「視聴率」とは、いったい何でしょうか?
以前、『「27時間テレビ」から漂う、テレビ業界自体の問題点』でも報告したとおり、この「視聴率」という代物は、非常に怪しいと言わざるを得ません。
『日テレ広告ガイド』というウェブサイトによれば、視聴率の調査はビデオリサーチという会社が独占していて、関東地区、関西地区、名古屋地区、北部九州地区、その他の地区によって調査方法が異なっており、
- 「ピープルメータ(PM)という機械を使って世帯/個人のリアルタイム/タイムシフトの視聴率を同時に調査する」(関東・関西・名古屋地区)
- 「PMでリアルタイムの個人と世帯の視聴率を同時に調査する」(北部九州地区)
- 「オンラインメータという機会を使って世帯視聴率を調査し、日記式アンケートで個人視聴率を調査する」(上記以外の地区)
という区分だそうです。
しかも、調査自体も「視聴開始時と視聴終了時に視聴者がボタン入力する」などのきわめてアナログ的な手法で計測されていて、あくまでもサンプル調査に過ぎず、正直、視聴率自体を信頼して良いのかどうかという疑問は残ります。
広告を出稿する側から見て、「どんな階層の人が・いつ・どのコンテンツを見たのか」、あるいは「どの層にどのCMを流すか」という点が選べるのと選べないのとでは、広告の効果はまったく異なります。
企業の広告出稿担当者であれば、「自社が払った広告料がどれだけの売上をもたらしたか」を統計的・科学的に検証したいと思うはずですが、こうしたことがテレビ広告だとまったくできなくなっているのではないか、という気がしてなりません。
テレビを捨てて…
地上波テレビを「観る」、は、成り立たない?
さて、当ウェブサイトでは先日の『「報道機関」を個人が経営できる時代がやってきた!』のなかで、インターネット環境とウェブ技術の発展にともない、これまで「報道機関」と呼ばれる組織が担ってきた機能の一部または全部を、個人が代替できる時代が到来しつつある、と報告しました。
要するに、テレビ局や新聞社などでなくても、その気になれば、インターネットを使って情報発信をすることができてしまう、というわけです。
私自身がテレビを「観」ない最大の理由は、テレビを通じて自分が知りたい情報を適時に得ることが難しいからです。
そもそも論ですが、先ほど、「『観る』は能動的な行為」で、「『見る』は受動的な行為だ」と申し上げましたが、よく考えてみると、「地上波テレビの視聴」とは、最大でもわずか8局という限られたチャンネルで流れてくる情報を視聴者が受け取るだけのものです。
したがって、そもそも「地上波テレビ」を「観る」という「能動的行為」が成り立つとしたら、それは、たまたま「①目当ての番組があって」、かつ、「②その時間にテレビの前に座っていることができる」という幸運に恵まれたときに限られているはずです。
(地上波ではありませんが)BSフジの『プライムニュース』で鈴置高史先生や真田幸光先生が出演されるときには、メモを片手にテレビの前に座るという人がいるかもしれませんが、そのような番組がそこまで多いとも思えません。
したがって、「地上波テレビを観る」という能動的行為自体、そもそもほとんど成り立たないものなのかもしれませんね。
インターネットを覗いてみよう!
さて、公共の地上波を低俗な番組が占領している間に、インターネット空間ではおもしろいコンテンツがどんどんと生まれています。そして、最近の動画サイトだと、非常に画質や音質の高い動画を再生することができるようになりました。
地上波テレビと異なり、動画サイトで配信されている動画には、製作費は決して高くないと思しき、しかし、工夫や発想が素晴らしく、とても面白いと感じてしまう動画がたくさんあります。
個人的に注目するユーチューバーのひとりが、「ジブリおじさん」という名前で活動する、シンガポール在住の男性(チャンネル登録者数10.7万人)です。
「ジブリおじさん」さん、「おじさん」と名乗ってはいますが、おそらくは20代後半から、せいぜい30代前半くらいの方で、以前は路上ライブ(※彼は演奏がとても上手です)の動画も多数配信されていたのですが、最近は旅動画や「食べる動画」などを積極的に制作・配信されているようです。
そのなかでもとくに面白いのが、次の動画です。
シンガポールで最も危険な場所『イーシュン』に潜入🇸🇬|そこで見たものとは
個人的に、シンガポールには仕事で行ったこともあるのですが、失礼ながら「イーシュン」という地名は初めて聞きました。動画の趣旨についてはリンク先で直接ご確認いただければと思うのですが、この動画を巡って、シンガポールのローカルメディアが記事にしているのです。
S’pore-based Japanese vlogger scores surprise hits with videos on Yishun, HDB flats(2019/12/27付 TODAYより)
たしかに、日本人ユーチューバーが地元を詳しく取り上げてくれているとなれば、シンガポール人としても面白いと思うようです。実際、「ジブリおじさん」さんは英語に堪能で、動画でも英語の字幕が付いているため、シンガポール人も多数視聴したらしく、ある動画が日本とシンガポールで同時に話題になったわけです。
ちなみにこの人物の他の動画も、ほとんどは個人で(あるいは協力者と2人で)撮影・編集したものばかりで、等身大の目線から作成されていて親しみやすいだけでなく、クオリティ自体も非常に高く、「自分自身がそこに旅をしている」かのような体験ができてしまうという優れものです。
(なお、旅行動画というジャンルでは、チャンネル登録者35.5万人の「スーツ」さんや、チャンネル登録者数16.5万人の「おのだ」さんの動画も面白いので、是非、覗いてみてください。)。
発想が面白すぎる!
発想が面白いという意味では、こんな動画も紹介しておきましょう。
【手作り】太鼓の達人作ったったwwww
これは、チャンネル登録者数67.8万人を誇る「よみぃ」さんというピアニスト・作曲家・ユーチューバーの方が投稿したもので、ゲームセンターなどにある「太鼓の達人」というゲームを手作りしてしまおう(!)という、とても奇抜な(というか凄い)企画です。
ご存知の方も多いと思いますが、「太鼓の達人」とは、バンダイナムコが開発した音楽ゲームで、画面に表示される「ドン」「カッ」などの符合に合わせ、タイコをバチで叩いて楽しむゲームです。
これがゲームセンターに登場したのは2001年頃だそうですが、大ヒットを繰り返し、現在ではどのゲームセンターに行ってもこの筐体が設置されていて、日々、さまざまな曲が配信されているのだそうです。
リンク先の動画では、「よみぃ」さんやその友人らが、模造紙を細長く切ったものに手書きで「ドン」「カッ」を書き、それをグルグルと巻き取って、手でそれを引っ張り、プレイヤーが「タタコン」を使ってプレイする、という面白いことをやっています。
ただ、単なる「オモシロ動画」ではなく、実際に「よみぃ」さんがピアノを弾きながら、音楽を流すという趣向のものです。「よみぃ」さんの他の動画を視聴していただければわかりますが、「よみぃ」さんのピアノの腕は超一流であり、また、絶対音感を持っている人物でもあります。
ちなみに、次の動画では「よみぃ」さんの凄さがわかると思います。
「ピアノの音が1音だけ違うドッキリ」を違わなくするドッキリ仕掛けたったwww
ネタバレを防ぐため、内容については視聴してみてのお楽しみ、としましょう。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、チャンネル登録者数30万人以上の日本のユーチューブチャンネルは、現時点で1000近く存在しているようです。途方もない数ですね(笑)
ちなみに当ウェブサイトで言及することがあるスーツさんはランキングで650位くらい、よみぃさんは300位くらいだそうですが、逆にいえば、誰でも自分に合ったユーチューブチャンネルを1つや2つは見つけられるのではないか、ということでしょう。
ユーチューブの場合だと「視聴率」ではなく「再生回数」が厳密にカウントされますし、コメント機能や「高評価」「低評価」機能もありますので、地上波テレビと比べると視聴者数、視聴者属性などの透明性は非常に高いといえます。
結局のところ、ユーチューブで儲けるためにはチャンネル登録者数が必要ですが、チャンネル登録してもらうためにはそれなりのクオリティの動画を配信しなければなりません。このため、下手をすると、すでに地上波よりもはるかに高いレベルの動画も出現し始めているのです。つまり、
- 広告収入が得られるため、優秀なクリエイターが自然と集まる
- 面白い動画がたくさんあるので、視聴者も集まる
- 動画の視聴回数、評価、視聴者属性に関する透明性も高いので、広告主も集まる
- 広告主としては、地上波テレビではなく、ますますネット広告に力を入れる
- ますます広告収入を目当てに優秀なクリエイターが集まる
という、良い意味でのスパイラルが生じているようです。
地上波テレビの経営は、5Gの登場を待たずに、意外と早く崩壊するのかもしれませんね。
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今秋にテレビ東京の社長がスポット広告収入がガタ落ちしたと嘆いていましたね
テレビ東京は低予算のインディーズ的な番組が多いのですが、今や有名youtuberの金をかけたコンテンツよりも安っぽく見えてしまう始末
他のテレビ局も不動産などで本業を補い、利益を出している状態のようです
来年の東京五輪が地上派テレビの最後の花火になるかもしれません
tk様
そういえば、東京五輪がテレビ普及の契機でしたね。🐧
ハゲ親父様
突然失礼します。テレビ普及は1959年4月の「皇太子殿下美智子妃殿下ご成婚」だったと思います。この直前に家庭用テレビが爆発的に売れました。
我が家は1958年です。私は覚えてませんが、長姉が「テレビで読売巨人の川上が打っていた。監督ではない」と言ってましたから(笑)。毎夜近くの人らが見に来てましたっけ。
1964年東京五輪時は、白黒14〜16インチ程度の手でガチャガチャチャンネルを回す「ロータリー式チャンネル」のテレビ。
ほとんどの家庭に既にあったと思います(大概の家庭は月賦です)。カラーは給料の10か月とか。とても庶民は買えませんでした(笑)。
そういえば、カラーテレビに変わった頃はテレビの画面に総天然色とかいうテロップが流されていました。🐧
当方もYoutube視聴に時間をずいぶん使っているタイプです。TVは電源をまったく入れていません。近頃気に入っている動画とは、旅行したい先の「旅モノ・地史モノ」を地元に住んでいるひとが語ってくれるというものです。スマホ動画の画質向上はすばらしい。Youtubeコメントにどんなことが書かれているかに注目していいでしょう。書籍やTVラジオではまるで得ることができない遠く離れたひとたちの「歴史認識・史観」に触れることができるのです。好事家のみならず研究者さんたちは真剣に取り組むべき豊穣な情報源と思います。
自分が単に嫌いというだけで相手を低俗と罵ってマウントするような人だったんですね、悲しいです。
どれだけ論理的に説明してもだめです。答えを決めてからその答えに合わせた論理を作って正当化しているだけですよ。
嫌いなら嫌いと言ってください、子供のわがままのように。そして好きなものを理由をつけずに好きと言ってください。
私はむしろそういう人の方がリスペクトできます。
嫌いだニダ。🐧
大嫌いだ
匿名様
論理的な説明は後付けだからダメだとおっしゃいますが、その「嫌いだから貶している」という決めつけがあなた自身の「答えを決めてからの正当化」ではありませんか?
新宿会計士様は、報道が嫌いだから非難しているのではなく、報道が非難されるようなことばかりしているから嫌いになったのだと私は思いますが、その辺りの因果関係をどうして前者だと判定できたのか、教えていただけば幸いです。
匿名様
連投失礼。
好きなら好き、嫌いなら嫌いというのは率直で人間として好ましいですが、こういう評論系サイトにそれを投稿することはあまり有意義だとは思いません。
「私は花より団子が好きだ」
「ああ、そう。個人の勝手だものね」
話が転がらないじゃないですか。新宿会計士様が方針として掲げておられる「討論を通じての考えの深化」には繋がらないと思います。論を交わすためにはパトスだけでなくロゴスが必要です。その辺りは日韓の噛み合わない議論を見ていればよくわかると思います。
科学的論理を否定するのは朝日新聞ぐらいで十分です。
同感です。
子供のわがままのように好き嫌いを放言するだけのサイトに、知的好奇心を刺激されることはありません。
ここは一つ一つ調査し分析され、客観的な事実を基に考察されているから大変面白いのです(これだけの量を頻繁に更新されるのは、本当に大変だろうなといつも感じています)。
こういう頼んでいないのに後頭部を殴られた的なコメントは好きです。
低俗なものは嫌いです。
人格攻撃は、もーっと嫌いです。
マスゴミ・オールドメディア批判的な記事にはすぐこういう脊髄反射のような反応が起きますね
>・バカ騒ぎするしか能がない芸能人らが、教養のなさを露呈しながら笑いを取る番組である。
受けるために、計算尽くで低能を装う芸能人もいる気がします。
それが透けて見えると、見ていられない番組になりますが。
ボケるにも、芸が必要です。
老害様
受けるためにボケを装うのは芸人根性としてありそうだと感じます。
それよりウソ寒いのは、実は全部台本があって、この人はおバカ役、あの人はお利口役というふうに割り振られているのじゃないか、番組として成立させるためのすべてお芝居なのではないかという考えです。
我々はTVの中のおバカを笑っていますが、番組制作者はそれに騙される視聴者を更に上から笑っているのかもしれません。
その通りだと思います。
確信ではありませんが「驚きの映像」など各番組で使い回しているのですが出演者は異常な驚きを見せます。
笑点でも台本がある!との話も聞きますので。
それを分って楽しむかですが私はノーサンキュ ですね
日本人で良かった(銀河英雄伝説を無視できない大人)様
うろ覚えなのですが、何かのドキュメンタリー「風」番組で、終了時のテロップに放送作家の名前が挙げられていて「?」となった覚えがあります。
まあ、あまりに全てを疑いだすと「カプリコン・1」になってしまうのですが。
自覚しながら計算づくでやっている人間もいると思います
ただそれは芸ではなくテレビ局・芸能事務所に対する忖度(彼ら自身が広めた意味合いで)の技だと感じますね
我が家では、Netflixなどの動画配信中心ですね。
テレビで見るのはドキュメンタリーばかりです。最近、気に入ってるのは、トウェルブTVのchina hourで、中国中央電視台(CCTV)が作ってるんですが、あまりのクオリティの高さにびっくりしてます。中国人スタッフの皆さん、根性あります。
最近同居してる80過ぎの親が生きてる間に東京オリンピック見たいだろうなぁと思って4Kテレビを購入しましたが、
仕事が休みの日の朝に(平日です)リビングに入るとテレ朝の玉川の見たくもない顔がアップで映ってて閉口します。
私も私室にテレビはありますが、数分文字放送のニュースを見たら後はアマプラとYouTube専用モニターに変貌します。
見てる内容は「番組」として構成されているものが多いですね。高画質の定点ライブカメラをボケーっと見続けてることもありますが。
たまに遊びに来る甥は来るなりスマホを繋いでゲーム実況動画ばかり見ています。
世代によってテレビから「受け取りたい情報」が全く異なってるんですが、放送業界の人やスポンサーは今のままの体制で進んでいったら
世代が代わったタイミングで自分らのお仕事が消滅してしまうと考えた事も無いんでしょうか?
まぁ、NHKを筆頭に組織が肥大化しすぎてしまって考えたとしても身動き取れないんでしょうが。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
地上波テレビにしても、ユーチューブにしても、番組が面白いかどうか
は作り手の発想次第だと思います。(だから、ユーチューブにしてもピン
キリなのです)
しかし、この2つで大きく違うところは制作に関わる人の人数ではない
でしょうか。人数が多い程、全員が(ある程度)納得させるためには、あ
るいは何処かも文句が出ないようにするためには、無難な番組にする、あ
るいは最低レベルの人に合わせる必要があるのではないでしょうか。
トップが覚悟を決めて冒険できないという点では、テレビ局だけでなく
日本企業全般の言えることなのかも、しれません。
駄文にて失礼しました。
地上波はやはり、チャンネルが限られていることがネックですね。前述のクイズ番組も、そもそも会計士さんの言う「教養の高い人」はそもそもその番組を見ないかもしれないし、恐らく学生のいるファミリー層を狙っているのではないでしょうか。とすれば、難しい漢字過ぎても子どもが離れるし、かといって簡単すぎるとそれはそれで親も子も離れますよね。絶対にクリアできないゲームや誰でも簡単にクリアできるゲームが売れないのと同じでしょうか。「岩倉具視」「美味しい」くらいであれば、一般教養のある大人であれば分かって当たり前で幼い子どもからすごいと思ってもらえるかもしれないし、勉強して知識のついた子供であれば親からすごいねと褒めてもらえるかもしれない。解答者はあくまでキャラクターであり、「おバカキャラ」と「物知りキャラ」のバランスを大事にしなければ、見ている方も飽きてしまう。おバカな解答をしていた芸能人が実は実は頭が回る賢い人だった、ということもありますよね。なにはともあれ広い層を狙った結果、そのコンテンツが物足りない人も多々出てくるでしょう。それはYouTubeも同じだとは思いますし、YouTubeにも「低俗」なものはあると思いますが、それらは淘汰され、良いチャンネルが残っていくのでしょう。それでも、地上波よりも圧倒的なチャンネルが存在します。長々と私見を書き連ねてしまいましたが、やがてテレビ業界は立ち行かなくなっていくのだろうと私も思います。
youtubeで中国製の某三国志ドラマが視聴できてしまうのですが、驚きなのは全96話で総製作費が35億円程度だということです。
大河ドラマの1年の予算がこれと同程度らしいのですが、悲しいかな、スケールや物語の質において向こうのほうが遥かに優ります
何よりも、戦国時代なのにお花畑な平和主義を押し付けがちな大河ドラマと違って、ちゃんと血沸肉踊る合戦を正当化している(戦いの時代だから当たり前の話ですが)
点も評価できます。
さて、来年の大河ドラマも、明智光秀が「虐殺は嫌でござりまする」と苦悩する平和主義者と画かれそうでゲンナリしそうです。