X

GSOMIAからTHAADへ?米韓「ドミノ倒し」論

昨日の『GSOMIA巡る米韓の激しい葛藤から距離を置く日本』で取り上げたとおり、いわゆる日韓GSOMIAを巡り、現在は「日韓間」ではなく「米韓間」で激しいつばぜり合いが繰り広げられている模様です。こうしたなか、昨日の夕方、韓国の大統領府側からの報道発表があったらしいのですが、これに関する報道を読んでみると、「成果を誇大表示する」ことで知られている韓国政府にしては控えめな報道発表であり、裏返して言えば、やはり日韓GSOMIAに関し、米国からのかなりの圧力があったのではないかと思わざるを得ません。

日韓GSOMIA、日本にとっては「どうでも良い」

秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』(いわゆる日韓GSOMIA)の破棄を巡る米韓のつばぜりあいが激しくなっているという話題については、昨日の『GSOMIA巡る米韓の激しい葛藤から距離を置く日本』でも取り上げたとおりです。

繰り返しで恐縮ですが、現時点までの菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官らの発言から判断する限り、韓国には「賢明な行動を」と呼び掛けてはいるものの、いまのところ日本政府としてはあえて積極的に日韓GSOMIAへの復帰を韓国側に勧奨するつもりはなさそうだと考えて良いでしょう。

そして、韓国に対して日韓GSOMIAの破棄撤回を強く求めているのは、日本ではなく米国です。昨日も、訪韓中のデビッド・スティルウェル米国務次官補が韓国政府関係者らと面談したとする報道を紹介したばかりですが、おそらくスティルウェル氏も日韓GSOMIA破棄に懸念を示したのではないでしょうか。

米国務次官補の訪韓に関する韓国側発表

これに関連して、昨日は韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に、こんな記事が掲載されていました。

韓国大統領府高官と米国務次官補が面談 GSOMIAなど協議(2019.11.06 18:19付 聯合ニュース日本語版より)

要約すると、次のとおりです(※日本語表現は適宜整えています)。

  • 韓国大統領府報道官は6日、韓国政府高官がスティルウェル米国務次官補やエイブラムス米韓連合司令官兼在韓米軍司令官と面談し、韓日GSOMIAや米軍駐留経費負担などについて議論したと述べた
  • 報道官は「今回の面談で両者はGSOMIA、在韓米軍の駐留経費負担の交渉など韓米同盟の懸案について具体的かつ建設的に、未来志向的な協議を行った」とし、また、これらの懸案に対する韓国政府の立場を詳細に説明した

…。

正直、これだけだと、韓国政府側の発表しか含まれておらず、全幅の信頼を置くことはできません。なぜなら、韓国政府は非常に頻繁にウソをつくからです。おそらく米国側から「日韓GSOMIAを破棄するな」と強く牽制されたのではないかという気がしてなりません。

交換条件になりません

それはさておき、少なくとも現時点で表に出て来ている情報をつなぎ合わせていくと、韓国政府としては、「日韓GSOMIA破棄を撤回しても良いが、それは日本の輸出『規制』(※)措置の撤回と引き換えだ」などとする条件を出しているようです。

(※輸出『規制』とは輸出管理適正化措置の間違いですが、韓国側や日本の一部メディアはしつこくこの「輸出規制」という誤用を続けています。おそらく「確信犯」でしょう。)

しかし、米国の側から「輸出管理適正化措置を日本に撤回させる」ということはできません。

なぜならば、日本の輸出管理適正化措置自体、「ワッセナーアレンジメントなどの国際的な輸出管理体制の要請に基づく措置だ」、などと言われてきたからであり、もし米国が日本に圧力を掛けて輸出管理適正化措置を撤回させてしまえば、米国がワッセナーアレンジメントなどを踏みにじることになるからです。

ただ、個人的には最近、もうひとつの仮説を抱いています。

それは、日本の輸出管理適正化措置を巡っては、そもそも「米国が日本政府に対して要請したものである」、という可能性です。この仮説が正しければ、ますます米国が日本に対して輸出管理適正化措置の撤廃を要求することなどできません。

この仮説が正しいかどうかは別として、韓国政府高官が「諸懸案について具体的かつ建設的に、未来志向的な協議を行った」などと発表する場合には、協議自体、中身がスッカスカでこれといった成果がなかったことの間接的な証拠であることは間違いありません。

GSOMIA消滅は「既定路線」も、最大のリスクとは?

いずれにせよ、昨日までの時点で日韓GSOMIA破棄を撤回させるための具体的な条件闘争に入れているわけではなさそうです。

韓国政府が日韓GSOMIA破棄決定の撤回をするためには、日本から「何らかの譲歩」がなければなりませんが、今回に関しては日本側は「何らかの譲歩」をするそぶりすら見せていないため、現時点では日韓GSOMIAの消滅は既定路線だと考えて良いでしょう。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ただし、数日前からときどき申し上げているとおり、ひとつのリスクがあるとすれば、日本政府の「何らかの譲歩」がないにも関わらず、韓国政府が土壇場で日韓GSOMIA破棄決定を撤回する、ということです。

当然、こんなことをすれば、韓国の政権は国民から突き上げを喰らうはずです。なにせ、文在寅(ぶん・ざいいん)政権は、反日感情を散々、あんなに煽ってきたのですから。

しかし、日韓GSOMIAが消滅した場合、米国政府がその次に恐れるのは、朝鮮半島に配備された高高度ミサイル防衛システム(THAAD)廃棄、さらには在韓米軍撤収、という論点ではないかと思います。

もちろん、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏が著書『米韓同盟消滅』のなかで説明しているとおり、米韓同盟の消滅は事実上の既定路線といえますが、それと同時に、米国にとっても「今すぐ米韓同盟が消滅しては困る」というのが実情でしょう。

したがって、これからの2週間で、まだ韓国政府が土壇場で日韓GSOMIA破棄撤回を表明する可能性は残されていると見るべきでしょう。まだまだ安心できない局面が続きそうです。

新宿会計士:

View Comments (54)

  • 新宿会計士さまもどこかで言われてた、GSOMIAと通貨スワップの共通の問題について考えさせられます。
    この2つとも条文上は両国対等です。どちらがどちらに頼ると言った仕組みではありません。これをもって韓国は実質的にも対等で、よって日本もこれがないと困るという勘違い、多分意図的勘違いをしているようです。

    ここは通貨スワップにおける麻生さんのひと言をGSOMIAでも総理、官房長官といった最高位の方々が、なんら勘違いの出来ない直接的表現でする必要があります。

    「日本の立場ではGSOMIAは全く必要ない。韓国が必要ということならば、米国の強いおすすめもありますし、再締結なり復帰を検討しましょう」これでスワップ同様完全に終わるはずです。もちろんカードでもなくなります。

    • ご意見が「韓国政府に何かを理解させる」という意図であれば、全く無駄です。彼らには理屈を理解する能力と意思がありません。

      問題があれば解決すべき、と考えるのは日本人の悪癖です。問題は放置するという選択肢も考慮すべきです。さもないと、嘘つきや瀬戸際を繰り返す相手の術中にはまります。

      日本政府の努力は、日本国民と米国政府に理解を求めることに費やすべきです。韓国人には何を言っても無駄です。勝手に暴走させておきましょう。

    • Gさま
      日本の立場では、日米同盟と、日米韓連携を維持してます。
      GSOMIAが、必要ないとは言えないと思います。

    • Gさん、そういう目先の気分良さで言葉を吐いてもロクな事がありません。率直に申し上げて、後先の損得を冷静に熟慮せず目先の快感で発言するのは、失礼ですが韓国人と大差ない知能レベルです。短気は損気ですよ。それに加え、発言する毎に自分自身の今後の行動の自由度が少しずつ減る事もお忘れなく。

      そもそも日韓間の問題として、通貨スワップとGSOMIAとでは決定的に違う点があるのという事を理解出来ませんか?

      通貨スワップは基本的には日韓の二国間だけの問題ですが、GSOMIAはアメリカが深く絡んでいるのです。否、日韓双方と軍事同盟を結んでいるアメリカこそが日韓GSOMIAを最も必要としており、だからこそ今現在、アメリカは韓国の破棄の意志を翻意させようと何人もの高官を韓国に送り込んでいるのです。

      そんな時に、日本政府の閣僚が貴兄の主張する類の発言をして韓国を刺激しアメリカの必死の努力に冷水を浴びせれば、アメリカの不興を買うのは韓国でなく日本となり、それこそGSOMIA破棄を宣言した際に韓国が目論んでいた通り、アメリカは日韓に介入して仲介する事態になりかねない。

      アメリカによる仲介の方法は基本的に折れやすい方を折れさせるですから、具体的には例えば従軍慰安婦合意と同様に徴用工基金を作り日本政府が出金して徴用工に賠償する形で韓国と合意しろと迫る、等です。

      目先だけでなく将来や周囲を考慮した戦略的な思考をする習慣を身に付けましょう。

      • みなさまのご指摘感謝です。ただ、韓国がGSOMIA復帰をカードに使ってる件には釘を刺さねばと思っております。そこを曖昧にするといつの間にか本当にカードとみなされてしまうという危惧です
        勇ましい言葉は抑えるにしても、特にGSOMIA破棄には形式的な発言しかせず、もし無条件復帰を韓国が申し出ても協定にない事柄ですから受けず、再交渉によるGSOMIA再締結を目指すべきです。

        みなさまはアメリカからの不興を心配していますが、だからこそ機械的形式的な対応を心掛けるべきです。機械的な対応こそが唯一万一のアメリカからの圧力にも対抗出来る手段と思います。

        • カードとして何を使おうと当人の勝手で、その事そのものに他人がとやかく言うのは全くの無意味です。咎めた側は一時的に気分がスッキリするかも知れませんがね。そんなのは、単なるお節介かお人好しな親切過剰にすぎません。

          単に、今回のGSOMIAのように、カードにならないものをカードとして使ったら今の韓国の様に窮地に陥るだけの話で、それをわざわざ、それも交渉相手(今の場合は日本政府)が言葉で咎めて注意して差し上げるのは単なるお人好しの馬鹿ですよ。

          外交は素人の喧嘩では無いのです。自分の得にならない言葉は発しない、これが基本中の基本です。

    • 迷王星様へ

      やはり日本人の中には、日本人的枠組みの中でしか外国の事を考えられない方がいらっしゃいますね。日本の外交下手の原因はこういう所にあると思われます。

  • GSOMIA、スーパーのお惣菜と似てきましたね。

    閉店時間が近づくにつれ、20%引きとか半額とか
    シールが貼られていきそう。

    日本はただなら引き取るけど、金出してまで買う気
    はない。いやなら自分で廃棄処分しなさい。(笑)

    • ベン・トーという名作を思い出しました。

      スーパーの半額弁当をめぐって格闘バトルが発生するという世界観のライトノベル・アニメでした。
      スーパー(すごくパー)な半額半島は、今や誰も欲しがらないでしょうね。

    • >当時、青瓦台国家安保会議で国防・外交部の長官はGSOMIA維持の立場だったが、金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長らは破棄を主張したという。
      >文大統領は今からでも、韓米同盟の混乱をあおった人々を排除し、GSOMIA破棄を撤回する果敢な決断を下さなければならない時だ。

      面白い記事ですね。
      謝ったら死ぬ病系の人々特有の行動様式の中に、「内ゲバ」があります。

      今の文在寅は八方塞がりで、GSOMIA破棄を撤回したいのでしょうが、そのための名目を一生懸命探しているように見えます。
      歓談の画像などが日本が譲歩したアピールとして不十分だと考えるなら、金鉉宗切りは魅力的なカードに見えてくるんじゃないかと思いました。

      「GSOMIAを破棄したのは金鉉宗のせいだ。金鉉宗が全部悪い。」

      ま、これで難局が乗り切れるとは思いませんが、彼らの行動パターンからすると、選択はするかもしれないなと少しだけ思いました。

  • GSOMIA破棄に関しては、新宿会計士さんの予言通り「地雷」でした。破棄をすればアメリカからのお仕置きが有るし、撤回すれば韓国国民の不満が政権に向かうでしょう。
    韓国人の60%は、GSOMIA破棄を支持しているそうです。
    韓国政府は、自分で自分の首を絞めた結果となりました。
    破棄撤回をするかどうかは、今朝の中央日報での社説で撤回すべきと有り、可能性は出てきた程度だと思います。
    まだ二週間ありますので、流動的だと思います。
    ここで、殆どの人が忘れていると思いますが、韓国は日本をホワイト国から外して、日本に対してWTOに提訴しています。韓国がGSOMIA破棄と日本の輸出を元に戻す事ばかりに気を取られていますが、韓国がGSOMIA破棄を撤回しても、その2点が無くならない限り、日本のマイナスになります。
    日本が韓国のGSOMIA破棄を受け入れるにしろ、その分の回復を条件としないと、割に合いません。
    日本政府は、安全保障と輸出管理は、別次元の話としていますので、GSOMIA破棄を撤回しても、合わせて交渉する事は、無いと思います。
    GSOMIA破棄撤回が有っても、日本として現状回復では無く、韓国の譲歩では無いと考えておかないと、いけないと思います、

    • だんな さま

      >GSOMIA破棄に関しては、破棄をすればアメリカからのお仕置きが有るし、撤回すれば韓国国民の不満が政権に向かうでしょう。
      韓国人の60%は、GSOMIA破棄を支持しているそうです。韓国政府は、自分で自分の首を絞めた結果となりました。

      私も同感です。GSOMIA破棄の場合、アメリカからのきついお仕置きがあるのでしょう。文在寅が焦っているところを見ますと、格付けの引き下げなのか、在韓米軍の駐留費なのか、関税なのか、厳しいものになるのでしょう。

      GSOMIAの破棄を60%が支持しているというのは、自分たちを守っているのにGSOMIAと在韓米軍の重要性が分からないのでしょうか。バカなのでしょうか。愚かな国民ですね。

      • ハリーさま
        韓国人は、GSOMIAは日本との取り決めだと考えていると思います。
        米韓同盟は、血盟だと言い張ってますので、日韓GSOMIAとは、リンクして考えていないと思います。
        彼らの考え方は、そうなのでしょう。

        • 日本にも「最低でも県外」とか言って、日米安保の価値を知らない(もしくは敢えて見ない)人たちに扇動されている国民が多くいます。愚かな隣国だろうと、そこまでバカにできない状況にあるような気がします。

        • たんたん様 深く同意いたします。

          >日本にも「最低でも県外」とか言って、日米安保の価値を知らない(もしくは敢えて見ない)人たちに扇動されている国民が多くいます。

          私自身は、日米安保が万全とは考えておりませんが(だって、所詮、他国の軍隊です。)、自力で立つことができないのであれば、偉そうに基地反対を言う権利はないと考えております。反対以前に、自主防衛の方法を論じるべきでしょう。

        • 心配性のおばさま

          レスありがとうございます。わたしも日米安保は完璧ではないと思ってますが、無いよりは有るほうが、ずっといいと思います。

          でも、基地反対の人たちは、たぶん集団的自衛権にも反対の人たちなんでしょうね。いつぞやの頭の悪い学生運動の子供たちは、「他国の軍隊が責めてきたら、戦争なんかしなくても酒を酌み交わして帰ってもらう」とかなんとか言ってましたが。それができるなら、今頃世界は平和でしょう。

  • GSOMIAは破棄について規定はあるが、延長については自動延長以外に規定はないのではないか?
    韓国はいかなる論理で、破棄宣言したものを延長に切り替えるつもりなのか。
    本来であれば、再度締結ということで再交渉になるのでは。

    • 延長は自動で1年、停止する場合は90日前の通告、第21条の記載ですね。
      停止することを取り消す場合のことは書いてありませんが、普通に考えると停止の破棄を宣言すれば自動に更新されるかと思いますが。
      まぁこの件に関して最も困るのは米国ですが、失効したらしたで日米韓の新たな枠組みを作るでしょう。
      韓はTISAで十分だとかほざいてるようですが、中国を念頭に置いたらそれもないでしょう。

      • ありがとうございます。
        仮に今回破棄撤回したとしても、今後更新の都度、同じような自作自演の大騒ぎを繰り返しそうですね。
        その点から見ても、やはりまともには取り合えないですね。

        • 別にそれで構わないと思います。
          日韓GSOMIAはあくまで米国の極東戦略における情報展開の円滑化のためのものであり、向こうが望むなら切るでも延ばすでも好きにすれば良いという静観の姿勢を決め込むことが重要であると思います。
          軍事的な面倒は米国が見れば良い、これに尽きます。
          下手にあれこれ動くことや、逆に昨今の外交問題に結びつけて厳しい対応を取ることはナンセンスであるように思います。

    • ---
      秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定
      https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000205832.pdf

      第21条4
      延長に関しての条文は、
      この協定は、一年間効力を有し、一方の締約国政府が他方の締約国政府に対しこの協定を終了させる意思を九十日前に外交上の経路を通じて書面により通告しない限り、その効力は、毎年自動的に延長される。
      ---
      延長に関してはこの一文しかありません。それ以外の場合(通告の撤回を含め)については一切書かれていないので、両国協議になると思います。
      破棄撤回を通告された場合に、日本が断れるか、という話だと思います。断れないでしょう。

      期限切れで再度締結なら同じ条文だとしても協定締結のプロセスをやり直さないとダメでしょう。
      不要だから破棄したわけで、同じ条文で再締結なら、また必要になった言い訳がいるでしょう。
      長い道のりになるんじゃないですかね。
      交渉まとまるより、日米韓関係の破綻が先に来るんじゃないですかね。

      • >第21条4
        >延長に関しての条文は、
        >この協定は、・・・

        真ん中の行は間違いです。削除で。

      • >延長に関してはこの一文しかありません。それ以外の場合(通告の撤回を含め)については一切書かれていないので、両国協議になると思います。
        >破棄撤回を通告された場合に、日本が断れるか、という話だと思います。断れないでしょう。
        >期限切れで再度締結なら同じ条文だとしても協定締結のプロセスをやり直さないとダメでしょう。
        >不要だから破棄したわけで、同じ条文で再締結なら、また必要になった言い訳がいるでしょう。

        条文がザルだからという理由で通告(8月23日:韓国外務省→在韓日本大使)を無効にするのであれば、

        2 この協定は、両締約国政府の書面による同意によりいつでも改正することができる。

        条文の改正を協議すべきです。

        • 11/22までに改正は間に合わないんじゃないですかね・・・
          改正のためには協議して、「双方が合意」して国内手続きしなきゃならないです。日本側は閣議決定かな?(確認してません)

          韓国側は協定を延長しない決定をしているステータスですから、合意どころか協定改正協議に応じられないと思います。

          仮に将来、新協定を締結するとして、そこに「延長しない通告の破棄は許さん」と条文を加えたとしても、ゴネるときにはどんな手を使ってもゴネるでしょうから、モグラ叩きだと思います。

      • 日韓GSOMIAを作りルールを決めたのがアメさんなら、ルール変更もアメさんの一存で出来ちゃうんじゃないですかね? 本来のルール通りなら破棄撤回なぞ出来ない。でもアメさんなら「破棄撤回を要請する」というルールが追加出来るのでは。その要請を無視(スルー)した場合のペナルティ含めて。

        自分の勝手な憶測ですが、今の韓国は米国の撤回要請をスルーし続けるペナルティがどんどん積み上がってる状態だと思います。韓国は単に圧力だと思ってるようですが、米国がその程度で済ますとは思えない。日本にも極秘情報として周知徹底されてるから、韓国と仲が良い筈の各種団体とかも静かなのか?とか思ってます。
        (裏じゃ何してるか判らないが)

      • 皆さま
        多分ですが、普通GSOMIAは、関係が続く限り、破棄なんかしないんじゃないんですかね、
        考え方では、再締結になるはずだと思います。

      • なんか、協定破棄と通告破棄は、意味するところが違うのに言葉が似ていて混乱しますね。(笑)

        ・現協定の末日までに通告破棄すれば、条文に明記がないので1年延長が濃厚でしょう。
        ・現協定の末日までに通告破棄が無ければ、協定は終了して協定なし状態になるでしょう(=協定破棄)。延長したくても延長する元のモノが存在しません。
        ・協定がなくなった後は、再締結するにしても、新たな協定を結ぶ協議と国内プロセスは必要でしょう。

        アメリカは再締結しろって言うでしょうが、再締結の場合は紆余曲折があろうと思います。
        アメリカの日韓GSOMIA締結の方針があったにもかかわらず、今でも協定破棄の話が持ち上がったり、締結に至るまでも紆余曲折があったくらいですから。ドタキャンとか。

        だいたい、「アメリカが再締結しろ」、と命じて、すんなり再締結するくらいならこんな状況にならんでしょう。(笑)
        紆余曲折がある可能性が高いと思います。どんだけ時間がかかるかわかりませんが。

  • GSOMIA 破棄 38度線が対馬海峡に近づく 憲法改正に意味不明に反対するATM,パヨク。最終的には、国民投票やから、国民を信用してないのかないと理解してます。どちらの結果がでようが、上程さえ反対なのは、改正を望む国民の声を無視してると思います。少数意見?を大事にと言ってなかったけ。ダブルスタンダードは嫌い。スレ違いかも、すいません

  • いつも拝見しておりますが、初めてコメントさせて頂きます。
    輸出管理をアメリカから依頼されたとの、新宿会計士様の仮説に、同意する者です。
    以下の報道から、韓国-イランの貿易に絡み、物々交換の為、フッ化水素を横流し、イスラエルからは日本が疑われ、調べた結果韓国が犯人だったと言うストーリーを想像してます。

    イラン核兵器開発の新「証拠」 イスラエル首相が発表
    2018年5月1日

    トランプ大統領、イラン核合意からの離脱を発表 欧州説得実らず
    2018年05月9日

    韓国とイラン「ウォン」建て貿易を継続へ
    2018年11月8日

    韓国企業の対イラン輸出、ウォン口座凍結で閉ざされる
    2019年5月7日

    韓国から日本へ2019年1月に30kg、5月に39620kgのフッ化水素を輸出
    日本が韓国から輸入したのは120kg
    2019年5月

    イラン 核合意を一部停止 米国は経済制裁を拡大
    2019年5月9日

    安倍首相に夕食会で「靴のデザート」で物議、困惑するイスラエル大使館「靴に悪意はない」
    2019年5月9日

    トランプ大統領 来日
    2019年5月25-28日

    安倍首相 イラン訪問
    2019年6月12-14日

    G20大阪サミット
    2019年6月28-29日

    イラン、核合意制限破る 低濃縮ウラン貯蔵上限を超過
    2019年7月1日

    対韓輸出管理 4日発動
    2019年7月1日

    韓国とイスラエル「水素経済など先端産業協力拡大」で合意
    (ババ カンマを贈答)
    2019年07月16日

    • 自己レスです。
      2019/7/16のイスラエルから韓国への唐突な訪問、脈略の無い“水素”経済、火の元が責任を取れと言う ババ カンマで、犯人の公表がされているのでは、密かに楽しんでいました。

  • >ただ、個人的には最近、もうひとつの仮説を抱いています。
    それは、日本の輸出管理適正化措置を巡っては、そもそも「米国が日本政府に対して要請したものである」、という可能性です。この仮説が正しければ、ますます米国が日本に対して輸出管理適正化措置の撤廃を要求することなどできません。

    これにつきましては
    http://agora-web.jp/archives/2040525.html
    でしょうか。

    GSOMIA破棄につきましては、ギリギリになって、
    1年間だけ延長してやる (謎の上から目線)が飛び出したら嫌ですね。

  • 更新ありがとうございます。

    会計士さんコメントより『日本の輸出管理適正化措置を巡っては、そもそも「米国が日本政府に対して要請したものである」という可能性です。』なるほど。

    日本に吹き込んで、やらせたと。あり得ます。韓国でホワイト国から外される、という第一報が出た時、異常な反応でしたね。プライドに傷だけじゃなく、やましいところが色々あったんでしょう。もちろん日米はすべて把握済み。

    韓国民はいまだにGSOMIA撤廃を過半数が支持している。コレを韓国マスコミの言う通り、ひっくり返したら、或いは軍部関係者、大学教授の意見の通り締結したら、文大統領は空中分解です。

    あと2週間。まだヤマは先のようですが、本当は既に破棄確定です。往生際悪いのも韓国人、日米を我が意のまま動かしてるとか、そこまで余裕無いでしょうが、悔いを残さず悪い例を残さない為にも、何となく私はこのまま無くなれば良いと思います。

    日韓GSOMIAが消滅した場合、米国政府が恐れるのは、高高度ミサイル防衛システム(THAAD)廃棄、さらには在韓米軍撤収でしょうが、コレはもう繋がってますよ。行きつくところは決まってる。

    ただ、米国は今すぐ米韓同盟が消滅しては困るんでしょうが、来年度には無いと思いますが。

  • 日本から譲歩を引き出せないまま、韓国が GSOMIA 破棄を撤回する可能性は高いと思っています。
    その場合は「韓国が大人の態度で先に譲ってやったのだ。日本は非礼の国だ。日本は韓国に倍以上の譲歩せよ」と迫るのでしょうね。

1 2