先週の経産省に続き、またしても、閣僚が辞任しました。本日、閣僚辞任したのは、安倍総理にも近く、初入閣ながら法相という要職を引き受けた河井克行氏です。安倍政権の規律の緩みは否定できないでしょう。ただ、河井氏や菅原氏を「討ち取った」のは、新聞ではなく、『週刊文春』という雑誌です。今回の一件を巡っては、安倍政権の規律の緩み以上に、むしろ新聞や野党があまりにも国民から信頼されていなさすぎるという事情に助けられているように思えてなりません。
安倍政権、たるんでる!
いったいどうなっているのでしょうか。
先週、経産相を辞任した菅原一秀氏に続き、今度は河井克行法相が、安倍晋三総理大臣に辞表を提出しました。
「妻と相談し決断」「説明責任果たす」 法相辞任の河井氏(2019.10.31 08:46付 産経ニュースより)
非常に唐突感がありますが、産経ニュースなどによると、河井氏は妻の河井案里参議院議員(広島選挙区)が7月の参院選で運動員に法定上限額を超える報酬を渡していたとされる公選法違反が報じられたため、などとしています。
おそらくこれに該当する記事は、次の『週刊文春』の報道です。
河井克行法相 妻の参院選に公選法違反の疑い(『週刊文春』2019年11月7日号より)
次々と安倍政権の閣僚を辞任に追い込んでいる週刊文春の取材力(?)も大したものですが、なにより、「第4次安倍第2次改造内閣」、閣僚が短期間で辞めすぎでしょう。
しかも、以前の『閣僚人事、日本共産党が批判している時点で大成功?』で報告したとおり、河井氏は「12人の初入閣者」のうち、安倍総理にも近く、総裁外交特別補佐などを経験してきた人物であり、初入閣でありながら法相という要職を任された人物です。
人気取りなどだけを目的に入閣した例のセクシー大臣とは、意味がまったく異なります。
安倍晋三氏は、内閣総理大臣としての通算在任日数が来月20日には桂太郎を抜き、戦前・戦後を通じて歴代最長となる見通しです。憲法改正を筆頭に、さまざまな政策課題に取り組んでいくつもりのようですが、あまりにも短期間で不祥事が露呈し過ぎでしょう。
菅原氏の辞任のわりに支持率は…
もっとも、消費税の税率の6.3%から7.8%への引き上げに加え、小泉進次郎環境相の相次ぐ失言や、先週の菅原氏の辞任など、通常の内閣であれば政権の屋台骨にヒビが入るほどの打撃が続いているわりには、安倍政権の支持率は安定しています。
ためしに、主要メディアが実施した2019年10月の内閣支持率をざっと確認すると、次のとおり、軒並み「支持」が「不支持」を上回っている状況にあります。
図表 各メディアの2019年10月の内閣支持率調査
メディアと調査実施日 | 支持率 | 不支持率 |
---|---|---|
毎日新聞(26~27日) | 48% | 30% |
読売新聞(18~20日) | 55% | 34% |
日経新聞(調査日不明) | 57% | 36% |
朝日新聞(19~20日) | 45% | 32% |
産経・FNN(14~15日) | 51.7% | 33.3% |
時事通信(11~14日) | 44.2% | 33.0% |
共同通信(調査日不明) | 54.1% | 34.5% |
(【出所】各メディアウェブサイト)
「反アベ」の急先鋒であるはずの毎日新聞ですら、菅原氏の辞任直後の26日から27日というタイミングで実施した世論調査で、支持率が48%と不支持率(30%)を大きく上回っている状況にあるのです。
そういえば、当ウェブサイトでも各種メディアで騒がれる話題をウォッチしているつもりですが、菅原氏の辞任を巡っては、野党が菅原氏を追及する構えを見せているものの、いまひとつ、話題的には盛り上がりに欠ける気がしてなりません。
オールドメディアと野党のグダグダに助けられる安倍政権
もちろん、短期間で閣僚の辞任が相次いだこと自体、安倍政権の規律の緩み、緊張感の欠如を象徴しているように思えてなりませんが、こうした安倍政権の緩みの背景にあるのは、ひと昔前と比べて閣僚不祥事に対する追及の手が甘くなっているからではないかと思います。
いや、「追及の手が甘くなっている」というよりも、「スキャンダル報道」に国民が辟易しているからだ、と表現した方が正確かもしれません。最近の新聞は科学を否定するトンチンカンな論説を掲載するほどですので、取材力も論説力も相当に落ちているのでしょう。
なにより、先週の菅原氏の件と、今回の河井氏の件については、どちらも不祥事を暴いたのは野党議員でも新聞でもなく、『週刊文春』という雑誌です。やはり「宅配利権」に守られた新聞と異なり、週刊誌の場合、毎週「売れるネタ」を発掘してくる能力が高いのかもしれませんね。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、当ウェブサイトとしては安倍政権が掲げる政策のすべてに無条件に賛同しているわけではなく、それどころか、最近だと、明らかにおかしな動き(消費税などの増税、IFRSというインチキ会計基準の推進、緊縮財政など)の弊害が目立ってきたと考えています。
ただ、「安倍政権を今すぐ辞めさせて野党が組閣すべきだ」とは、まったく思いません。「枝野幸男政権」「志位和夫政権」が発足するくらいだったら、安倍政権があと20年続いた方がはるかにマシだと思います。
その意味で、すべての問題は、オールドメディア(とくに新聞とテレビ)が「もりかけ問題」などの虚報を続けるなかで、国民の信頼をすっかり失ったこと、主要野党が2009年以降の民主党政権の反省も総括もせず、国会をスキャンダル追及の場にしてしまっていることに帰結するのではないかと思います。
この点、ウェブ評論サイトなどがオールドメディアを駆逐するのは時間の問題だと思いますが、国会の浄化にはまだ時間が必要です。なぜなら、野党議員のなかには、村田蓮舫(本名:謝蓮舫?)氏などのように、異常に選挙に強い議員も残っているからです。
安倍総理には「揚げ足を取られないように、閣僚の規律を締め直す」ことを強く求めたいと思う反面、立憲民主党や日本共産党などの政党を国会から放逐し、少しでもマシな候補者を国会に送り込むためには、私たち有権者の側の意識改革が必要であることは間違いないでしょう。
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自民党内の事情があるのかもしれないが、「大臣の順番待ち」などという理由で要職を与えるのは
この大事な時期の政治判断としては下の下
本気で憲法改正や悪質な隣国との関係是正を考えるなら、足元を強固にしないと支持はついてこないでしょう。
どうしても「大臣の順番待ち」をどうにかしたいなら、大業を成し遂げた後で安倍さんの後継者が
ゆっくりやれば良いのです。
匿名さま
私もまさにそれを思いましたし、それを許してしまうのは安倍総理の責任であり、怠慢だと思います。
とはいえ、それ以上に自民党は伏魔殿で、また官僚の力が働いていることも想像できます。
こういうものも誰か「ぶっ壊」してくれないかと思う今日この頃。
これ自体は日本という国の宿痾じゃないかという気もしますが。
私から見ればここで野党が支持を獲得できないことなどどうでもいいです。今の野党には期待すべくもないので。それよりも、与党側がこういったことをきちんと対処できていない、こんなことをやっている人を大臣に任命せざるを得ない仕組みが問題じゃないかと。
日本は首相の権限が弱いんだなあと、つくづく思いました。
この法相については、なんか知っててやったような感じの行為ですね。ひょっとしたら自分の選挙の時にもやっていたのかも?と思ってしまいます。
私の感覚では正直大した問題ではないですが、とはいえ法相が法を堂々と踏みにじったなんてのは話になりません。今の時代、ばれないなんて思わないほうがいいのにね。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
匿名様へ
>「大臣の順番待ち」などという理由で要職を与えるのは
自民党の中にも、人間関係がある以上、仲間うちに気を配らなければな
いのは、しかたがないのかも、しれません。
蛇足ですが、(特に根拠はないのですが)もしかしたら、「安倍内閣へ
の支持率」と「安倍総理への支持率」を分けて考えるべきかも、しれませ
ん。
駄文にて失礼しました。
在庫一斉セールのパターンですかしら?なんて言っている場合ですか!(怒)
今どんな時期か、よっくご存知でしょう!安倍総理!菅官房長官!東アジアは一触即発、日本も関与を余儀なくさせられるかもしれない状況なのですよ。
菅原さんといい、河井さんといい、小泉さんといい(あら、こっちはまだでした)、今回の内閣人事は日本の運命を決定するかもしれないのですよ!党内に人材がいないのであれば、民間から抜擢する手もございますでしょう!
特に菅官房長官!密かに応援しておりましたのにガッカリです。この人事はなんですの!(怒)
たしかに、この不祥事続きにもかかわらず、内閣支持率は高いです。がその支持には、野党に支持すべき政党が見当たらないといった人々が少なからずいることを忘れないでいただきたいわ。そして、この東アジア情勢の緊迫に、このような不祥事なぞに係り合っている余裕はないと感じている人々(私もそれです。)もいるのです。
心配性のおばさん さま
私はチャイナの古代(春秋・戦国時代:秦帝国成立前、2000年以上前)のお話を読むのが好きなのですが、そのころから大臣の任命というのは、このように順番待ちで決めるようなことがあったようです。
そのころは今以上に民間人から大臣に登用するのは難しかったであろうと想像できますが、とある宰相がそれをやったのです。当然反発もありましたが、主君(王様みたいなものだと思ってください)が反発を抑え、結果的に成果を上げました。
現代の民主主義制度下では難しいことではありますが、こういうのもありなのかと思ってしまいました。
ばんきり様 激高している年寄りには、このような穏やかな語り口は効果的でございますわね(笑)。感謝いたします。
民間からの閣僚登用は現代でも事例はあるかと存じます。お名前がすぐには出てこないーぃ(本当にこの頃、頻繁にありますの。)防衛相や法相に例があったかと記憶がうっすら(笑)。
心配性のおばさん さま
民間登用しても、成果さえ挙げてくれれば我々有権者から見れば結構なこと、だと思うんです。
しかしながら、それを許さない勢力というのがほかでもない自民党内に大勢いるわけでして。
人事が論功行賞の性質を持つのは大昔からのことなので。
先の話の言いたいところがわかりにくかったようで申し訳ありません。私が言いたかったのは、(国民から選ばれた)宰相が「能力で」人事を決めて、「主君」がそれを支持して反対意見を退け押し通す体制のことです。もちろん責任は宰相が取らなければなりません。
現行憲法下、民主主義体制下では無理な話ですし、こんなことを言うと一部の方々からお叱りを受けそうですが、今のような状況ではそういうのを望んでいる自分がいるという話でした。
あらまあ、ばんきり様。そうでしたの!
人材がないのであれは、民間から登用せよ。と決断できる宰相とそれを支持する君主というシステムが王朝ではない民主主義政治では難しい。という理解でよろしいかしら?
私、それを安倍総理に期待していたのですわ。だから、腹が立つ。
たしかに、政策をスムーズに行うためには派閥の協力が要る。でも、菅原さんや小泉さんは派閥に属しておりませんでしたよね。小泉さんの場合は党内野党の口を塞いでおく人事。でも、経産相は韓国とのやりとりに気が抜けない状況が続いています。それこそ、党内に人材がいなければ民間から登用すればよかった。
河井さんは本人ではなく夫人のスキャンダルと聞いています。日本の社会ではこういってはなんですが管理能力が問われます。夫婦で一体、身を正さなくてはならない。今回のことは、残念でしたが、早期の辞職表明で国会の空転を防ぎたかったのでしょうね。
ですから、私が本当に腹を立てている人事は菅原さんの人事です。就任前からいろいろ噂のあるかたでしたし、安倍総理や菅官房長官がしらないはずがないのです。
現代社会の仕組みで言うのであれば、国民が積極的に支持していることをもっと伝えられればいいんでしょうけれど…。
でも、本当に英断できる宰相というのは何より国民を味方に付けられる人だと思うんですよ。国民は国会議員や官僚より圧倒的多数だし、国家にとって様々な活動原資の供給源なのですから。
先の例とは別に、そういう宰相もいました。国民・国家のことばかり考えるので他の大臣や政敵、しまいには主君にまで殺されかけたけど、「あいつを殺したら国民に見捨てられる」ことになるからと結局は殺されることもなく全うした人です。
まぁいずれの例にしても、他人に「こうしてほしい」などと期待するべき例えではないのでしょう。安倍総理は戦後の総理の中で見ればうまく党内や官僚を御している方かもしれませんが、もうちょっと思い切ったことをしてほしいと期待はしてしまいます。
閣僚辞任でも支持率に影響ないのは
「違法だけど、それが選挙の当選落選に影響あるほどの不祥事じゃないでしょ。民意を国政に届ける役割に支障が出てる話じゃない」と報道をみて判断出来るからだと。野党が考えるほど国民はバカじゃない。
もりかけにしたってそれがすべて最初に報じられたとおりの事実だったとしても、それが政権を変えるべき話までにはいかないと国民が達観してたわけです。もりかけ的な話が半ば常識であるお隣の国みたいなら話は別ですが。(かつもりかけは共に朝日の扇動で事実じゃないっぽいですしね)
すべてについて思うのですが、特に野党は国民の理解力をとんでもなく低く評価してる。こちとら民主党政権を経験してとんでもなく賢くなってるんだと。
すごく逆説的ですが、あの民主党政権が日本国民の政治に関する態度を飛躍的に高めたのかもなと。案外将来的にも日本は安泰かも。
こういう与党から出てくる最近の選挙絡みの不祥事は大半は大したことない金額のちゃっちい奴ばっかりという印象です。
正直こういうちゃっちい不正が出てくる原因はホワイトリスト方式の公職選挙法の融通の利かなさのせいな気がしてきます。
選挙活動の幅を狭めて有権者への判断材料の提供を妨げる現在の方式を考え方の根本から変えた新しい選挙法に作り直して欲しいもんですが、政治家からは出にくい(現在のルールで勝ってる人間に変える動機が薄い)し、出しにくい(自分達を選ぶルールを変える提案はしにくい)から難しいんでしょうかねぇ。
内閣支持率は紙飛行機のように時間とともに落ちていく傾向が強いと思うのですが
https://honkawa2.sakura.ne.jp/5236a.html
現在の場合、野党と一部オールドメディアが、安倍政権にエンジンと燃料を提供している感じ。
失礼しました。
失言大臣こと桜田さんの時も思ったのですが、大臣の一言一言について厳しすぎるような気がします。
公選法違反は弁護の余地はありませんが、少々の放言は良しとしたいです。
「身の丈に合わせて頑張ってもらいたい」ダメですかね?受験生は経済的学力的能力内で頑張るしかないんじゃないんですか。
「雨男なので大臣になってから台風が3つ」ダメですかね?人が死ぬと面白いセリフは全て自粛しなくちゃならないんですか。
こういった些細な発言(と私は思う)を針小棒大に取り上げるマスコミは、いざという時に大臣が黙秘したらそれはそれで非難するのでしょう。
政府高官の不用意な発言に顔は顰めたくなりますが、マスコミの偏向した非難には腹が煮えます。
全く同感です。
こんなくだらない揚げ足とりの記事を読んで喜ぶ人が
いるんだろうか? と思うんですが…
やっぱ、いるからこその記事なんでしょうか。
だとしたら、悲しい話です。
私も全く同感です。
更に加えて、河井法相の場合は、自民党以外の内閣なら、「本人と家族は別人格」と居直っていた事でしょう。家族が何をしようと、共犯とかでない限り、連帯責任を負わされるのはオカシイ。現状、共犯等を示唆する情報は、表には出ていない様に思うが。
閣僚辞任でも支持率に影響ないのは、野党がそんな自民党よりも信任されていない事の証しでしょ。
せめて自民党程度に信任されておれば、自民党支持率が下がって、その分が、支持政党無しに向かう。
それすら起らないという事は、余程野党が信任されていないという事。
1年以上前に、在留外国人の割合が2%を超えた。(参政権が無くても世論調査には参加できる)
サヨク系の野党支持率は、全党合計しても9%位。
もはやサヨク系野党を支持しているのは、在留外国人・帰化人・工作員・鉄板信者・他若干、位しか居ないのでは?
内閣支持する人の選択肢に、もう野党は含まれていないのでは無いでしょうか。
何だかんだ言っても、自民党の大臣は、辞任して、安倍首相がお詫びをして、形式的なけじめはつけています。
一方で野党は、責任逃れが目に付き、自民党議員と同じことをしても、追求せずに擁護するダブスタです。
内閣支持派は、どちらも悪いなら、自民党の方がマシだと考えやすいですよね。
消費税が上がって、支持率が下がらないなんて、よっぽど野党が酷いと思われてると思います。
大臣の失言や公職選挙法違反のような事例に国民が慣れてしまったのではないでしょうか。
資質に欠ける大臣や国会議員が少なからず存在することはもう織り込み済みでしょう。
それよりも大事なことがある、という達観や諦めもあるのでしょうし…
任命責任は必ずついて回りますが、こればかりはしょうがないと思いますし、多くの国民も淘汰されればそれでよい、位に考えているのだと思いますが。
更新ありがとうございます。
河井氏は妻の河井案里参議院議員(広島選挙区)が7月の参院選で運動員に法定上限額を超える報酬を渡していたとされる。
だから〜夫婦で国会議員仮面夫婦なんてヤメロ。
夫妻どちらかが議員なら、もう片方は裏方に徹してガードすべきだろう。最高顧問、代表秘書です。
過去にも田中直紀、田中眞紀子始め議員夫妻は存在したが、ロクな業績を上げていない。ま、直紀なんかお飾りでしたが(笑)。
しかし、自民党の議員は緩みきってます(他の党もだが)タガが外れた感じ。それを大臣副大臣の椅子、順番待ちの「議員で居たいだけ」のアホ議員が、身綺麗にせずに、過去をほじくられてアウト(笑)!自業自得だ。
それでもこの河井氏も大怪我せずに済んで、また支持率も下がらなかったら、日本国民は政治家をアテにしてない、という事ですヨ。今回はお灸の為、少しは支持率は下がった方がいい。
安倍政権の身体検査がユルユルなのは昔からですね。困ったものです。自己申告すればいいのに本人も秘書も自己管理出来ていないのか・・大臣になれるので舞い上がっているのでしょう。
ともあれ この種のスキャンダルは本番の国会ではなく どっか別のそれ専門の委員会で気が済むまでやって欲しいです。
人を見る目は安倍さんの弱点の一つです。安倍さん一人に人事を任せたら、とてもこれだけの長期政権にはならなかったでしょう。
恐らく、これまでは菅昌義官房長官の「助言」によって悲惨な事態を回避できていたのだと思います。そして恐らく、今回の組閣には安倍総理の意向が若干強かったのではないかと。
また恐らく、党内で改憲の議論を加速するためには、論功行賞人事を餌とした取引もあったのではないかと。二階のような食わせ物が幹事長にいるのも、異論百出の党内をまとめるための方便ではないかと思います。
今の所そうした戦略は裏目に出ていますが、膿はさっさと出し尽くして憲法改正に取り組んで頂きたいと思います。