昨日の『ネット「無能な岩屋はさっさと辞めろ」 常軌逸した岩屋叩き』でも紹介したとおり、どうもネット上では「岩屋叩き」が蔓延しています。当ウェブサイトとしては、岩屋氏がそこまで叩かれる必要はないと考えているのですが、それでも現実にネット上で大バッシングを受けているという事実を認める必要はありますし、「安倍政権の岩盤の支持層」が「反安倍」に転じることは避けなければなりません。こうしたなか、少し早いのですが、本稿では「今月末のG20で韓国が外国と首脳会談を持てるかどうか」という点からも、考察してみたいと思います。
ネット上の岩屋批判
先ほどの『経済制裁論は経済戦争なのか 何より大事なのは日本の国益』では、最新の韓国メディアの報道をベースに「経済制裁論」について考えてみましたが、本稿の方では、日韓首脳会談についても考えてみたいと思います(その意味で、前稿と本稿は、セットのようなものです)。
岩屋毅防衛大臣が先週末、シンガポールを訪問して「シャングリラ会合」に参加したという話題については、『岩屋氏、シャングリラ会合で「開かれたインド太平洋」を強調』、『ネット「無能な岩屋はさっさと辞めろ」 常軌逸した岩屋叩き』という2つの記事で取り上げました。
私自身、岩屋氏が万能の人物だとは思いませんが、少なくともシャングリラ会合で中国と北朝鮮に対して「言うべきことを言った」ということはきちんと評価すべきだと思いますし、また、米豪との関係を深めて来たのは非常に大きな成果だったと考えています。
ただ、それなのに岩屋氏は日韓防衛相会談の直後から、SNSなどで叩かれまくっていました。
その理由は、昨年12月のレーダー照射事件を巡り、韓国側が謝罪も責任者の処分も行っていないにもかかわらず、岩屋氏が非公式とはいえ日韓防衛相会談に応じたことと、会談の冒頭、笑顔で鄭景斗(てい・けいと)韓国国防長官と笑顔で握手を交わしたことでしょう。
もっとも、「韓国側が日韓の懸案に何ら解決策を示していないのに、日本の閣僚が韓国の閣僚と会談をしている」「会談の冒頭、笑顔で握手をしている」という事例は、岩屋氏以外にもあります。
ほかでもない、河野太郎外相です。
河野外相は5月23日、フランス・パリで康京和(こう・きょうわ)外交部長との会談を行い、ぎこちないなりにも笑顔で康氏と握手を交わしています。
5月23日の日韓外相会談の様子
(【出所】外務省『日韓外相会談』)
このように考えると、「敵対している相手国の担当閣僚との会談を持ち、冒頭で相手と笑顔で握手を交わした」という意味では、河野外相も岩屋防衛相もまったく同じなのに、岩屋氏があそこまで叩かれるという理由については、正直よくわかりません。
その意味で岩屋氏とは、何かと不器用で損な役回りを持っている人物なのかもしれません。
(ただし、くどいようですが、当ウェブサイトとしては岩屋氏のシャングリラ会合での功績を否定するつもりはありませんし、冒頭に挙げた2つの記事を撤回する意図もまったくありません。ましてや、自分で納得がいかないのに、無理やり岩屋氏を叩くつもりもありません。)
叩かれているのは事実です
ところで、私が何を言おうが、岩屋氏が非公式の日韓防衛相会談を持ち、韓国国防部長と笑顔で握手をしたことなどによって、ネット上で大バッシングを受けたというのも事実です。
もちろん、当初はSNS上でも「岩屋バッシング」一色でしたが、一昼夜経過するとツイッターなども落ち着いてきて、一歩引いた冷静な意見が出て来ているのは心強いところではあります。
ただ、仮に――あくまでも「仮に」、ですが――、安倍総理が今月末の大阪G20サミットの場で、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領と首脳会談を持つと言い出したら、おそらくネット上のバッシングは今回の比ではないでしょう。
安倍総理といえば、2015年12月に日韓慰安婦合意を締結し、当時の岸田文雄外相とともに、ネット上の保守派から大きなバッシングを受けたこともありますし、2018年2月の平昌(へいしょう)冬季五輪でマイク・ペンス米副大統領とともに訪韓したときも、同様にバッシングが生じています。
その意味で、今回の岩屋氏の行動は、結果として安倍総理の「露払い」(?)のような役割を果たした、という言い方ができなくもありません(最初から意図していたかどうかは別として)。
その意味では、岩屋氏には大変失礼なのですが、安倍総理が岩屋氏を「使い捨てる」つもりで入閣させたのではないか、といった「読み」も、解釈としては整合性が出て来るのです。
日韓首脳会談の有無
では、実際のところ、安倍総理は文在寅氏との日韓首脳会談に応じるのでしょうか?
この点については、私自身は安倍総理と知り合いでも何でもなく、また、官邸に勤務する知り合いもいませんので、直接確かめることはできません。
私の主観ですが、安倍総理には、「相手国と困難な課題を抱えているときほど、直接会って話したがる」という性格がありますし、実際、前任の朴槿恵(ぼく・きんけい)氏に対しては「前提条件なしに日韓首脳会談をやろう」と呼びかけ続けていました。
ですが、現在の文在寅政権では、安倍総理は昨年9月25日にニューヨークで文在寅氏と会ったのを最後に、もう1年近く首脳会談を行っていないというのも、また事実です。
昨年11月のAPEC/ASEM、12月のアルゼンチンのG20サミットなどでは、両氏が立ち話でちょっとした言葉を交わす機会もあったようですが、結局、両氏の会談は開かれていないのです。
これについて予想する前に、私の持論を申し上げておきたいと思います。
外交もしょせんは人間関係の延長上ですから、人間同士の駆け引きとまったく同じです。基本的に、相手と何らかの約束事が成立する(かもしれない)という確信と、相手が約束事をきちんと守ってくれるという信頼感がなければ、一般には相手と会うのは難しいでしょう。
この点、韓国という国は、過去に何度も何度も日本との約束を破り続けてきたという「輝かしい実績」(?)を持っている国でもあります。2015年の慰安婦合意を2018年にひっくり返されたという意味では、安倍総理こそ、韓国に直接、煮え湯を飲まされた経験の持ち主でもあります。
だからこそ、韓国に「手土産を持ってこい」という意味で、5月20日に「日韓請求権協定第3条第2項の仲裁手続の付託」を実行に移したのでしょう(韓国側の仲裁委員選任期限は6月19日)。
その意味で、日韓首脳会談が実現するかどうかの「最初のハードル」は、韓国側が6月19日までに仲裁委員を選任するかどうか、という点に尽きます。
相手国の弱みに付け込むのが安倍流?
一方、ここでもう1つ、別の視点があります。
昨日の『北朝鮮の強がりは想定内 相手を弱らせるのが敵対外交の鉄則』でも申し上げたとおり、敵対国との外交では、相手を徹底的に弱らせる(あるいは相手の弱みに付け込む)のが鉄則です。
昨年の自称元徴用工判決事件とレーダー照射事件以降、韓国はすでに日本にとっては仮想敵国のようなものですが、そうであるならば、一度徹底的に弱らせるのもひとつの妙手です。
実は、日韓首脳会談もそうですが、大阪G20では韓国は日米中露という「周辺4大国」からそろってむしられるリスクに直面しています(このあたりについては韓国観察者の鈴置高史氏が日曜日に『デイリー新潮』に寄稿された次の記事に詳しく触れられています)。
日米中ロの首脳をストーカーする文在寅、韓国国民の前で虚妄の“外交大国”を演出(2019年6月2日付 デイリー新潮より)
逆にいえば、文在寅氏が日韓首脳会談をやりたがっているというのならば、安倍総理としては最後の最後まで「日韓首脳会談に応じる」とも「応じない」とも明言せず、文在寅氏に期待だけさせておく、というのはなかなか面白い追い込み方でもあります。
その意味で、G20後にドナルド・J・トランプ米大統領が韓国を訪問するのには、安倍総理に代わって適度に文在寅政権を存続させるという役割が期待されているのかもしれません。
文在寅政権は決して有能ではない
ただ、文在寅政権を追い込み過ぎて、政権が崩壊でもすれば、また朝鮮半島に混乱が生じなど厄介なことになりかねません。その意味で心配なのは、現在の文在寅政権が決して優秀ではないことです。
いや、もっといえば、文在寅氏が考えていることは「大韓民国」という国を北朝鮮に献上することであり、それ以外のことは(日本との外交関係も含め)ほぼ何も考えていない、とすら信じています。
実際、日本以外との外交関係に目を転じてみると、韓国は現在、米国と中国の両国から再び「踏み絵」をいくつか突き付けられている状態です。
その1つが、「高高度ミサイル防衛システム(THAAD)配備問題」です。
【社説】THAAD問題、韓中間で「良い方向」とはどんな意味なのか(2019/06/03 09:44付 朝鮮日報日本語版より)
韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に昨日掲載された社説によれば、在韓米軍に配備されたTHAADはいまだに臨時配備状態であり、本格配備されておらず、かつ、THAAD配備に反対する活動家らの妨害活動により、資材搬入すら難しい状態です。
業を煮やした米国から、いつ、THAAD問題の抜本解決を求められても不思議ではありませんし、トランプ氏の訪韓でもこの話題が出て来る可能性は十分にあるでしょう。
ですが、THAAD配備は中国にとっても「譲れない問題」となっており、もし米韓がTHAADの本格配備で合意でもしようものなら、再び中国からTHAAD制裁を喰らうことは間違いありません。
問題は、それだけではありません。
米中貿易戦争の一環として浮上した「華為(ファーウェイ)排除問題」でも、韓国は米中両国の板挟み状態となっており、これなども「米中双方に良い顔をするコウモリ外交」という積弊がいっきに押し寄せている事例の1つといえるでしょう。
焦点:窮地の韓国、ファーウェイ排除で再び「米中の板挟み」(2019年5月31日 11:52付 ロイターより)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
先ほどの『経済制裁論は経済戦争なのか 何より大事なのは日本の国益』でも報告しましたが、結局、日本はすべての判断基準を「日本の国益の最大化」に置くべきです。
感情的に韓国を叩いて喜ぶ人がネット上に多いのは事実ですが、下手に韓国と関わり、下手に韓国に経済制裁を適用し、下手に文在寅政権が倒れるようなことがあっては困ります(これがいわゆる「用日派」の議論です)。
もちろん、必要なときに経済制裁を加えることをためらってはなりませんが、「伝家の宝刀」の抜き時を間違えてはなりませんし、いったん刀を抜くと決めたならば、それは「日韓関係を元に戻すための経済制裁」ではなく、「韓国を経済的に焦土化する」くらいの覚悟が必要です。
しかし、それと同時に、私の見立てでは、米韓同盟解除まであまり時間がありません。その短い時間を使って、自衛隊の最前線を対馬にも持ってくるという配置転換に加え、戦力の増強も必要でしょう。
いずれにせよ、対韓経済制裁とは、口で言うほどは容易ではない、と改めて強調しておきたいと思います。
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G20での首脳会談の条件が「日韓請求権協定第3条第2項の仲裁手続の付託」だとは思いません。仲裁手続きは「やって当たり前」だからです。
ホンットこいつの書き込み頭悪いよな。
初めてお返事させていただきます。何か変なコメントついてますがあんなのは無視しましょう。ですが、保守太郎さんの意見には賛成出来ません。請求権協定の日程考えたら分かりますが安倍の戦略はちょうどG20直前に締め切りを持ってくる戦略でしょう?前々から思ってましたが(ROM専)保守太郎さんは気持ち熱い愛国者ですが読みが浅すぎませんか?せめてこのブログ本文くらいは正しく読みませんか?
G20の日程との関連記事は私も読んで覚えています。
私の言いたいのは 「たとえ文大統領がG20開催前に 仲裁手続きに応じても それは韓国が「当然応じるべきこと」であって「譲歩したことにならない」し ましてや これまでの無礼な言動をあらためることでもないのです。それ(理不尽な言動のことですよ)がない限り首脳会談には応じるべきではありません。」という意味です。
1)首脳会談に応じるには あくまでこれまでの韓国の行動を改めるのが条件です。
2)韓国が仲裁手続きの負託に応じるのは当然のことです。
3)よって 仮にG20前に 調停の負託に応じても 首脳会談はすべきではない。
なお 安倍首相が 2 だけで 応じる「つもり」かどうかは 知りません。
わたしの言葉足らずでしたね。
なお 他人のコメントに対しては 具体的な点について反論するのはいいのですが
あほ ばか 軽率 (読みが甘い)などの評価は控えた方がいいのでは? 私は(アホな)コメントは無視することにしています。
自分を基準にして コメのレベルが低いとか 逆に高いなと「感じる」のは当然ですからしょうがないです。世の中はいろんなレベルの人間の寄せ集めですから。
通りすがりの さんにお願いがあります。
私へのアドバイス 感謝します。お願いなのですが
私の最初のコメントはつぎの通りでした。
G20での首脳会談の条件が「日韓請求権協定第3条第2項の仲裁手続の付託」だとは思いません。仲裁手続きは「やって当たり前」だからです。
これに対して
>読みが浅すぎませんか?せめてこのブログ本文くらいは正しく読みませんか?
との返信をいただきました。具体的に何が間違っているか かんちがいしているか 知りたいです。
誤解していただきたくないのですが 本当に知りたいのです。
ご返事が頂けないようなので 以後この欄のフォローは致しません。
「棚上げ」については、本人が発言を認めているようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000013-jct-soci
レーダー照射事案が「一定の区切り」を迎えたのか、という記者の質問には、
「本当は、真実は一つしかないということだと思うが、話し合っていれば、どちらかが譲って答えが出てくるのかというと、そういう状況ではないと私は判断している。私どもの見解に変わりはないが、未来志向の日韓防衛当局間の関係を作っていくために、一歩前に踏み出したいと思っている」
と答え、事実上棚上げする考えだ。
この件で問題となっているのは、「笑顔で握手」ではなく、「棚上げ」ではないでしょうか。
レーダー照射事案を「棚上げ」して作られた未来志向の日韓防衛当局間の関係の自衛官の生命が心配されているのだと思います。
また、他国から見たら、韓国の主張を認めたと見れないこともありません。この影響も心配です。
うん。
その事実上棚上げって岩谷の発言やない。フェイクニュースやな。
「未来志向の日韓防衛当局間の関係を作っていく」と複数のマスコミで報じられたら、フェイクであろうとなかろうと関係なく、影響は広がっていく。
?
意味わからん
匿名(7:55) 様
恐らくここでの「未来志向」という言葉への拒否感は、前回の岩屋防衛相関連記事のコメント欄に出ていた
https://ameblo.jp/edamamemame/entry-12465890333.html
ここの『日本での意味』云々を踏まえたものでしょう。
ただし、いま日本の閣僚が外交の場でこの「未来志向」という言葉を使う場合は
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken4_000823.html&ved=2ahUKEwjD9te0xc7iAhUJULwKHfRrCmkQFjAAegQIBhAC&usg=AOvVaw1l6Z1BSQK7GJvdu_KFw5sH
東亜日報記者とのやり取りに見られる、河野外相の回答を念頭に置くべきですし、防衛相の発言も全くこの回答からはみ出るものではありません。
このタイミングで岩屋氏の件が日韓首脳会談見送り要因のひとつになるとはおもえません。
ただ、岩屋氏を捨てゴマにして国民の反応を確かめた可能性は捨てきれませんね。
私も岩屋氏の使い捨て説を支持します。
韓国との対話は高い透明性の下で行うべきで、閣僚級が非公式会談を行うなどもってのほかです。
それだけでアウト。閣僚としては失格です。
じゃ河野もアウトなの?
初めてコメントさせていただきます。
その点は確かに私も思いましたね。よく、透明性の高い環境確保しないと日韓対話すべきじゃないといいますがブログ主さんも、書いておられるとうり、岩屋を批判するなら河野も批判しないと矛盾します。でも岩屋批判するのは河野批判しないんですね。
河野大臣の件とは、パリでの会談を指してますか?
あれはG20に先駆けての予備会談で、いわば首脳会談を回避するためのプロトコルですよ。非公式だとしても完全にコントロールされていて、会談直後に日本側から内容をリークして変に言葉を切り取られないように対策できていましたよね。
非公式な会談は原則として避けるというのは、やむを得ない場合にはこういう対策をとるというのとセットになっているのですよ。
そういうところを考慮せずに「河野も…」などというのは、どこぞの国が大好きな両非論と同じですよ。
河野のあれはクシャおじさんの顔真似だろ
初会談近辺の写真はともかく、最近は失礼にならない程度に作り笑いに失敗しました〜という表情ですよね。もちろん韓国外相も同様の表情で、政治家ならこの程度の芝居は出来て当然ということなのでしょう。
くろ様へ
細かい観察で恐れ入りますww
使い捨てというか、岩屋防衛大臣はIT用語でいうところのハニーポットに見えます。
相手にわざと攻撃させて、情報収集するための。
結局、口では韓国に優しいこと言っても、実益は与えていませんからね。
今回の件も、本当に彼のスタンドプレーかというと、別のブログサイトでは日米韓の共同合意を引き出すために、裏で言われてやった可能性を示唆した人いましたし。
まあ、あくまで可能性に過ぎませんし「本当にここから攻撃が広がったらどうするんだ」と、リスキーなやり方でかつ真意不明な状態に、ストレスが爆発する人達の気持ちも分かりますが。
参院選控えて内閣改造は既定路線ですから、ワタミ議員の様に、既に使い捨て状態の可能性も微レ存w
与党の大臣適齢期は衆議院議員で改選五期なので、八期の岩屋毅議員は相当遅いですよね。
自民党を裏切った過去があるので(まあ親分が裏切ったのに付いていっただけなので情状酌量の余地有りとされたのでしょうね)遅かったのかもしれませんが、大臣待ち行列の相当後ろに回されたのが第四次安倍内閣が選挙対策内閣だというのが明白な時期に、まあたった9ヶ月だから、そろそろ回してやるかと就任した途端、あんな事件を起こされて馬脚がwという悲劇なのでは。
まあ次回はねえなと言うのは同意です。
URC様
ハニーポットに笑いました。
罠ですか。
でもそう考えると、なんとなく納得できる気がします。
まだこちらのコメントを読まれている方がおられるか分かりませんが、ちょっと自分の考えを整理してみたくてコメントします。
まず、韓国との付き合い方ですが、今後は「価値観を共有出来ないこと」を理由に、どこまでも疎遠になるという形で断絶していこうとしているのではないかと考えています。
そして、その実現方法として、大きく分けて二つの戦法と、それぞれのメリット、デメリットがあると思います。
ちなみに、ハニーポットはカウンター戦法となります。
あくまでも、以下のメリット、デメリットは、自分が思い付いた限りであり、漏れも当然あると思います。
1:韓国を積極的に叩く(冷遇する)積極戦法
・メリット
韓国が捏造を既成事実化、芽を潰せる可能性がある
政権の支持者から理解を得やすい
攻撃方法を日本側が選択出来る
スピーディに離間を進めることが出来る
・デメリット
事情を知らない第三者が、日本の自重を求めてくる可能性がある
政権の支持者以外から、反発を買いやすい
韓国に弱者アピールをさせる名分を与える可能性がある
「共有出来ない価値観」が何か、理解が浸透しないまま離間が進むこと
※つまりは、離間しても、あっさりと忘れて近付こうという輩が出る可能性があるかも?
韓国が擦り寄りモード(大人しく)になったとき、叩きにくい
2:韓国が何かしでかす度に、それを理由に離れるカウンター戦法
・メリット
都度、責任を韓国のせいに出来るので、日本に対する(消極的)支持を得やすい
「共有出来ない価値観」のストックを積み増し出来る
離間するための体制を築く時間を稼げる ※在韓米軍の撤退までなど
韓国が擦り寄りモードになっても、「共有出来ない価値観」を確認することで、何度も繰り返し攻撃出来る
※実際、今回の一件で韓国に対する国民からのヘイトも大分稼げたようですし。離間への世論も風が吹いたかと
・デメリット
政権の支持者から理解を得にくい。※実際、今のように非難囂々になるリスクがある
韓国の出方を見る必要があり、きちんと対策を取っていないとそこから攻撃が浸透するリスクがある
完全に離間するまでの時間が掛かる
日本の国益を守る(セキュリティ)という観点で見て、積極策、隙の無い万全な防御体制を作ろうというのは、決して間違いではないと思います。これもまた、正解の一つの姿だと思っています。
ただし、これにもデメリットはあり、状況によってはハニーポットのようなカウンター戦法を採るのもありかと思います。
なお、自分が岩屋防衛大臣がハニーポットである可能性を疑っているのは、彼が口先では韓国に甘いことを行っても、レーダー射撃で動画を公開させたり、日本の主張を後退させなかったり、行動が伴わないのでこういう役割を果たしていると説明が付きそうだと考えたまでです。
勿論、この戦法でも、デメリットに書いていますが対策が万全でないと、リスキーではあるし、そこに不安を持たれるのもある意味で無理の無いことだと考えています。
韓国は経済の失速、外交の孤立と、擦り寄りモードに傾きつつあったので、この際、岩屋防衛大臣に口先で甘いことを言わせたのではないか?
そんな可能性を考えました。
参院選のみならず、衆参同時選挙も取りざたされる中、安倍首相の喫緊の政治課題は選挙での勝利と推察いたします。トランプ訪日成功で調子に乗ってしまわれたのか、軽々しい「風」発言もありました。
今回の非公式日韓防衛相会談は、G20での日韓首脳会談を日本国民がどう捉えるかを測る、観測気球だったのかもしれません。問題解決の糸口さえ提供しない隣国に対し、自ら譲歩(Concession)する事は支持層である保守の猛反発を招くと判断されたのではないでしょうか。
日韓首脳会談は遠のいたと感じます。
韓国の態度を改めて確認しました、この様な態度では誰も助けてくれませんし軍事訓練も危なっかしくて遣ってられません、以下のような話しも早々と纏まってアメリカは北に南進OKサインを出してるとしか思えません。
>>有事作戦統制権 韓国軍大将が行使へ=韓米国防相会談で合意
政治 2019.06.03 17:46 https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190603003200882?section=politics/index
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の国防部は3日、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に伴い、作戦統制権を行使する「未来連合軍司令官」に韓国軍大将を任命することを決めた。
内乱が起これば企業も金融も撤退します罠。
トランプさんが、ハノイの前にツイッターで北朝鮮持ち上げてノーディールにしたように、表面上はゴタゴタ言わない方が良いとおもいます。
実質的な部分が大事。
あまり細かいことまでいうのは、韓国みたいでプラスにはならないとおもいます。
オミット食らったのかな?
韓国の態度を改めて確認しました、この様な態度では誰も助けてくれませんし軍事訓練も危なっかしくて遣ってられません、以下のような話しも早々と纏まってアメリカは北に南進OKサインを出してるとしか思えません。
>>有事作戦統制権 韓国軍大将が行使へ=韓米国防相会談で合意
政治 2019.06.03 17:46 https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190603003200882?section=politics/index
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の国防部は3日、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に伴い、作戦統制権を行使する「未来連合軍司令官」に韓国軍大将を任命することを決めた。
内乱が起これば企業も金融も撤退します罠。