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外務省が旭日旗説明資料を掲載したことの本質的な意味とは?

外務省はホームページに旭日旗についての説明資料を掲載しました。この行動、本質的にはどんな意味があるのでしょうか?

すでにいくつかのメディアが報じているとおり、外務省が27日、ホームページ上で旭日旗に関する説明資料を掲載しました。該当するリンクは、次のとおりです。

旭日旗(令和元年5月27日付 外務省HPより)
旭日旗について(日本語)※PDFファイル
The Rising Sum Flag(英語)※PDFファイル

韓国が日本の大切な伝統である旭日旗に「戦犯旗」という蔑称を勝手に付していることは、以前から大きな問題となっていました。その意味で、正直、外務省がこの説明資料を作成して掲載したのは、遅きに失したという気がします。

また、資料も実にあっさりしたものであり、韓国が旭日旗を敵視するようになった直接のきっかけ(※)についても言及されていないうえ、現時点で公表されているのは日本語版と英語版のみであり、韓国語版などは準備されていませんし、外務省のホームページでも記載箇所が分かり辛いのも大きな問題です。

韓国が旭日旗を敵視するようになった直接のきっかけ

2011年1月25日のAFCアジアカップの日韓戦において、韓国の奇誠庸(き・せいよう)選手が日本を侮辱する猿真似パフォーマンスを行った際、同選手が「応援席の旭日旗を見てカッとなった」などと言い訳をしたこと。

ただし、それと同時に、「外務省が」これを公表した、という事実については、評価しても良いと思います。というのも、従来の日本の外務省だと、「韓国を無用に刺激すると、日韓関係が悪化する」といった無用の心配から、外交事なかれ主義が蔓延していたからです。

しかし、相手が嫌がることをするのは敵対国との外交の基本でもあります。それを踏まえるならば、韓国とのハレーションを覚悟したうえで、稚拙ながらもこの手の資料を作成して公表したこと自体は、従来の日本外交から一歩踏み出したものとして、高く評価して良いでしょう。

実際、旭日旗騒動や慰安婦像問題などで日本の名誉と尊厳を傷つける活動の急先鋒を担っている、韓国・誠信(せいしん)女子大学校の徐敬徳(じょ・けいとく)教授は、この外務省の文書に「抗議のメール」を送ったのだそうです。

徐敬徳教授、日本外務省に「旭日旗の歴史的事実知らせよ」と抗議(2019年05月27日10時54分付 中央日報日本語版より)

逆に言えば、それだけ韓国が今回の活動を嫌がっているということでもあります。

日韓関係が悪化する中であるにも関わらず、外務省が韓国とのいさかいを恐れず、この旭日旗説明文を掲載したことが、日本政府の対韓外交が少しずつ変化していることを意味するならば、私はこの動きを素直に歓迎したいと思います。

新宿会計士:

View Comments (33)

  • 毎日の更新ありがとうございます。
    かの国とは、戦争はしていませんし、むしろ彼らは捕虜虐待のC級戦犯の共同正犯です。
    連合国捕虜は、甲乙関係の乙中の乙ですから、甲となった彼らの所業は想像することをはばかれます。ベトナムでの鬼畜ぶりの通りでしょう。
    明日は、トランプ大統領が加賀を訪問されます。 青天の下、自衛艦旗が翩々と出迎えてくれるでしょう。

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     日本の外務省も、総理官邸から(外務省の)省益を守るために、(国際
    的な)宣伝戦に参戦したということでしょうか。

     駄文にて失礼しました。

  • 更新ありがとうございます。

    外務省のHP、たったの3枚ですか。昔から日本国で使用されてきたと言いながら、太平洋戦争時の海軍艦艇の勇姿が無いのは、もうひと押し弱いよ。軍事艦艇写真は海自のみ。 戦艦、重巡、空母、或いは海軍陸戦隊とかの画像はあるでしょうが。大漁旗もいいけど(笑)。

    また、二重遭難を恐れたのか、内容もソフトだ。別に文句を言って来るのは韓国の徐敬徳教授と韓国人ぐらいでしょ。そんなアホは相手にしなくていい。ほっとけば良い。

    旭日旗の何処が「好戦的」なのか。済州島も釜山も仁川も入港出来ないなら、コトあらば「人道的な行動」として、邦人保護しなければならない。全く韓国は理解出来ません。

  • 河野太郎外相、本当にお疲れ様です。

    あの国の外相(子供の使い)の相手もさることながら、このような形ではありますが、外務省の改革も少しずつされているご様子ですね。それも、お父上の負の遺産を乗り越えながら。
    かつて、同じく2世議員で、外相をされた田中真紀子氏は、この外務省を伏魔殿とののしりながら、結局、なにもできませんでした。
    過日のコメントでも、申し上げたことがあるのですが、東アジア大難の局面で、日本の内閣にあなたがたのような政治家がいて下さることは幸運以外の何物でもありません。
    くれぐれもお体にお気を付けて、お仕事をお願いします。どんな小さな一歩でも、応援しております。

  • 韓国には、まさにこの言葉を贈りたいですね。
    「謙虚になり、歴史を直視して謝罪と賠償をしなさい」

  • 外務省も、とうとう日本の風向きを読みはじめたのかな。ポイントは1つ。韓国人の主張の矛盾のみ徹底的に外国の皆様にお伝えすること。韓国に遠慮など一切不要。旭日旗の詳しい説明も不要。どうせ揚げ足取りの材料に利用されるだけ。

  • コメントさせて頂きます。
    外務省のホームページを見たのですが、98年に韓国国内に入港する時も掲げてる写真を載せてる時点で、旭日旗自体を外交問題化するな!と遠回しの抗議だと思ってます。
    中華人民共和国に入港する時も掲げてましたが、中華人民共和国側からは何の抗議も無し。
    それにしても、韓国国民は何とも思ってないのでしょうか?アメリカと日本側の協力無しではこれから先、経済的に先細りする一方なのに。

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