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内閣官房長官、「パチンコのギャンブル性をなくす」と明言

BSフジの番組に出演した菅義偉官房長官が、パチンコについて「ギャンブルである」と認めたうえで、ギャンブル性をなくすための対策を取っていきたいという意思を表明しました。

「カジノ法」の狙いはパチンコ潰し

菅官房長官、BSフジに出演して衝撃発言

今国会で成立した「特定複合観光施設区域整備法」(いわゆるIR法)を巡っては、朝日新聞や立憲民主党、日本共産党などが勝手に「カジノ法」と呼びかえたうえで、「ギャンブル依存症が酷くなる」などと批判しています。

このうち、「安倍1強が民主主義を根腐れさせる」とする朝日新聞の社説については『【朝日新聞批評】民主主義を根腐れさせるのはむしろ朝日新聞』でも触れたとおりですが、私に言わせれば、印象操作で政権批判を行い、民主主義を破壊しているのはむしろ朝日新聞の側ではないかと思います。

ただ、IR法が成立したことで、カジノができ、ギャンブル依存症患者が今よりも酷くなるのではないかとの懸念があることは事実でしょう。

これについて、菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官は7月23日にBSフジの番組『プライムニュース』に出演し、「特定複合観光施設区域整備法」(いわゆるIR法)に関連して「ギャンブル依存症対策を盛り込んだこと」の意義を強調しました。

そのハイライトムービーが、BSフジ『PRIME NEWS オフィシャルHP』にアップロードされています。

菅義偉官房長官に問う 安倍政権と日本の課題(2018/07/23付 BSフジ『プライムニュース』より)

パチンコにギャンブル性があると認めた

このなかで、番組に出演した時事通信社解説委員長の山田惠資氏の質問に対し、菅官房長官は「パチンコ、競馬、競輪など、ギャンブルと呼ばれるものに対する依存症対策をまったくしていなかった」と述べたうえで、パチンコを巡っては次のように発言しました(動画の12:30~)。

パチンコですけど、いま、全部で23兆円ですよ。これ、すぐ近く、どこに行ってもあるじゃないですか。これに対しての対応策を取っていきます。ギャンブル性がないような形にするとか。

これは、非常に重要な発言です。なぜなら、菅官房長官は、パチンコに事実上、ギャンブル性があると認めたからです。

もちろん、菅官房長官が発言した、「ギャンブル性がないような形にする」という構想の具体的な方策については、ハイライトムービーを視聴しただけでは、よくわかりません。ただ、ギャンブル性があるという事実を、まずは認めることが重要です。

菅官房長官は、IR法の整備を1つの機会として、ギャンブル依存症対策を義務付けたとして意義を強調しているのですが、パチンコ規制に本腰を入れるのはこれからの話でしょう。

パチンコ換金非合法化への道

菅官房長官の発言は、「市場規模は23兆円、すぐ近く・どこに行ってもある」という状態について、対応を取っていくと明言した格好ですが、やはり現状のように「事実上、換金が可能なギャンブルである」、「誰でも出入りできて、いくら使ったか分からない」という状況を放置しておくべきではありません。

ところで、奇しくもパチンコについては、当ウェブサイトでも先週、『ギャンブル依存症とパチンコ問題の「現実的な」解決策とは?』のなかで、パチンコの問題について議論するならば、まずはパチンコがギャンブルであるという事実を認めることが必要だと主張しました。

そのうえで、パチンコについてはいきなり非合法化するのがもし難しいとでもいうのならば、期間を区切ってパチンコの換金を合法化し、そのあいだに

  • 出玉規制の厳格化
  • パチンコ店に出入りする客には「マイナンバーカード」に記載された個人IDの登録を義務付ける
  • パチンコ中毒者の特定と集中的な治療の義務付け
  • パチンコ店にはゲームセンターなど、ギャンブル性がない業態への転換を促す
  • 経過期間の終了後、事実上、ギャンブル性がない形であれば存続を容認

などの対策を取るべきではないかと申し上げたばかりです。

「三店方式」については今すぐにでも廃止すべき

とくに、現在の「三店方式」には、きわめて大きな問題があります。

この「三店方式」とは、客が獲得したパチンコ玉と引き換えに、パチンコ店が客に「特殊景品」を渡し、客がその「特殊景品」を換金所に持ち込む、という仕組みです。その際、どの人物がどれだけの玉を獲得したのか、といった情報は、パチンコ店にも一切残りません。

極端な話、銀行強盗などを行い、盗んだ紙幣を後日、パチンコ店に持ち込み、パチンコ玉と交換し、それをそのままカウンターに持ち込んで「特殊景品」と交換し、それを換金所に持ち込めば、「きれいな紙幣」(?)を入手することができます。

要するに、原始的な資金洗浄ですね。今の時代にこんなことができてしまうこと自体、大きな問題ですが、「三店方式」とは、究極的にはパチンコ店を通じて資金を洗浄することができてしまうという仕組みのことです。私が犯罪者なら、犯罪資金の隠蔽をするなら、まっさきにパチンコ屋を使うと思います。

「三店方式」は、可能な限り、できれば今すぐにでも廃止すべきではないでしょうか?

安倍政権の強さの秘訣

BSフジのハイライトムービーを視聴すれば、ほかにも、興味深い下りはたくさんありますが、それをここで紹介するのは控えます。ご興味があれば、ぜひ、直接、公式HPから動画を視聴してください。

ところで、「安倍政権」といえば、どうしても「世界を股に掛ける有能宰相・安倍晋三」というイメージが強いのですが、一見すると地味な菅義偉氏が、一貫して官房長官として内閣を土台から支え続けていることも、政権が長続きしている理由ではないでしょうか?

ほかにも、総理経験者である麻生太郎氏も副総理兼財相として入閣し、重鎮として政権をしっかりと支えていることや、閣僚も小野寺五典防衛相、河野太郎外相、上川陽子法相など、適材適所でしっかりと仕事をこなしていることは評価に値すると思います。

(※もっとも、野田聖子総務相のように、政治家としての資質に疑問符が付く人物が重要な職務を分担しているという事例もありますが、この点については今年9月に予定されている自民党総裁選後の内閣改造でどうなるか、見守りたいと思います。)

おそらく、自民党総裁選が終了し、衆院の解散総選挙が行われなければ、今年秋に早い段階で臨時国会が召集されるでしょう。ただ、安倍政権と言えども、のんびり構えて欲しくはありません。憲法改正、消費税の税率変更など、国政のさまざまな課題が山積みだからです。

IR法という観点からは、パチンコ非合法化、換金禁止に向けての具体的な方策をどう打ち出してくるのか、私としても見守りたいと思います。

新宿会計士:

View Comments (14)

  • 官房長官はパチンコ業界をつぶすということだね。IRができればパチンコは不要。ましてパチンコ業界は悪い筋とつながっているしね。
    女性は男からは優しくされる。野田総務大臣もやはり大事にされている。一担当大臣だったらそれでもよいだろうが、総理大臣となったら話は変わってくる。もう容赦ないからね。女性の場合親切にされたり気遣われたりするとかえって試練を受けることがなく、自分の力を過信しがち。今までレディーファーストだったのが組織のトップにたった途端、外野から容赦なく攻撃される。すると、いたたまれなくなってくる。野田氏が総理になっても長期政権は無理だろう。女性に優しくが返って女性をつぶすことになりがち。国会答弁をみていても総理大臣のつらさがみえる。ま、安倍総理も時々感情的になって言わなくていいことを言うことがあるけど、それがみんな自分に跳ね返ってくるからね。昭和天皇の言葉だけど「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」だね、総理大臣は。

  • < 更新ありがとうございます。

    < 菅義偉官房長官がテレビに出演、それも俗物なフジ系列のBSとは少し驚きましたが、安倍首相も前日枝会長と懇意だし、サンケイグループだからかな、とみています。『パチンコはギャンブル性がある』と認め、『23兆円、どこにでもある』とも。これはもう、安倍首相の意であり、【パチンコ潰し=IR法案の成立】ですね。もう70年ぐらい君臨してた、街の鉄火場が無くなると思うと素直に嬉しいです。ずっと昔はホール係に女子中学生がアルバイトしていたんですよ。勿論違反です。

    < つい先週、ここで議論したばかりですが、パチンコを潰しにかかるとは快哉を叫びたいです。『やっと、北朝鮮の資金源で、在日、韓国も絡み~のの、ややこしいダークな賭博場が消えます。ついでに公営ギャンブルも廃止にして欲しい。あの小○臭いにおいの場所も、元から絶たないとダメだ。老人の行き場所が無くなる?そんな不健全な所より、孫の相手でもしてなさいッ。どうせ死ぬとき金持って行けないんだから、嫁と散財するのもアリだ。しかし金を賭ける博打打ちは病気ですよ。更生施設へどうぞ。

    < 「三店方式」について。30年ほど前、兵庫県明石市の景品交換所にピストル(おもちゃかも)を構えた犯人が乱入し、現金すべて、2千万円取られた事件があります。でも、その店はアガリが無くなったのに、平気で営業を続けられました。要は、1日分など大した痛手では無かったんです。

    < 今なら閉店かな。また「三店方式」というマネロン場所は即刻廃止。換金不可の菓子・果物・嗜好品の景品のみとの交換にするべし。「ゼニ」との交換など、ホントに昭和20~40年代を彷彿させるよ(笑)。

    < ラクしてパチンコで稼ごうなどと夢の夢。汗水たらして働け。IRのカジノは、一応日本人客は日数制限やドレスコードもあるでしょうし、マイナンバーも掲示を求められる(外国人は制限無しでしょう)。歯止めは一応掛かっているから、小汚い爺さん婆さん、遊び人のヤンチャらは適度に締め出されると思います。
      以上。

     

  • コメントさせて頂きます。
    パチンコ利権が果たして黙っているでしょうか?
    23兆円。莫大な利益とそれに群がる奴ら。

    あと、博打はどう考えても勝つのは胴元。歴史が証明してます。
    地方のテレビ局のCMはパチンコばかりです。これだけのCMを流し、派手なネオンを光らせ、同じ店が何店舗も開店して、莫大な利益を上げる。

    パチンコ屋を見て、こんな事する暇があるなら、国家資格の勉強をすれば良いのにと思う今日この頃。タバコ臭いし。ストレス発散?運動すれば、メタボ対策になるし、健康になる。そうなれば医療費も少しは減るだろう。

    テレビを見たりや博打を打つ暇があるなら、自分を高めようと思う。

    長文失礼しました。

  • 田舎のパチ屋の駐車場。
    車1台1万円つぎ込んでるとして、地域商店街で使われるべきお金が、
    幾らドブに消えていったのだろうか…。

    確かに!!

    地域経済で見た場合の…といった切り口のBlogをシェアです!!
    https://samurai20.jp/2018/07/pachinko-8/

    パチ屋マジでいらん。
    減らして減らして減らしていって欲しい。

  • いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    パチンコ屋潰すならスタートチャッカー、アタッカーに玉が入る度に返球の数に関わらず1個又は1円で高い方の課税をすれば良いです。パチンコ台と税務署のコンピュータを繋いでマイナンバーで紐付ければ、確定申告の時に税務署から通知してマイナンバーの申告した本人に請求が可能です。

    仮に貸玉一球4円で1万円の遊戯で200回回して当たりがなかった場合は800円の税収にしかなりませんが、大当たりがトータルで5回来てそれを得るために200回回し、大当たり終了後100回回すなら1200円にアタッカーに入る玉の数×4円の税収が得られます。当然、この税金は出玉が全て飲まれても掛かるお金ですので。
    博打で浮いていると幻想する人は確定申告の時に辛すぎる現実を知るでしょう(笑)。
    その代わりいわゆる射幸心を煽る大当たり間隔が長く、大当たり時に高確率モードの継続率が高い台を自由化して良いのではないでしょうか(笑) 。
    きっと初年度は税収増えますよ(笑)。

    最初から誤っているか今は正しく見えるが将来誤る事になる虚言若しくは狂言は以上です。
    駄文失礼しました。

  • 三店方式の記事巡ってたら頭悪いブログ見つけて草
    資金の洗浄?盗んだ金そのまま球に替えてそれを換金する?
    アホすぎやろw
    1000円程度なら何も無いだろうけど1万、5万、10万
    洗浄wするならこのくらいの金額は最低でもやるよな?
    それをポチポチ玉貸し押して払い出してたらホルコンでエラー出るんだよ
    なんも考えずに夢見たいなことのたまってるブログの記事なんかなんも役に立たんし偏った見方しか出来てないのがよくわかるわ

    • ブログ全体に対する一般化はともかく、パチンコでマネロンはそういわれればあり得ないですな。
      どのみちパチンコで勝ったお金は申告なんかできないのですから、そもそも「洗浄」になっていないわけで。
      闇のお金が闇のままです。

    • 無 様

      コメントありがとうございます。
      普段であればこの手の煽りコメントに私自身が反応することはないのですが、少し思うところがありますので、早ければ明日にでも、頂いたコメントを「ネタ」として使わせていただきたいと思います。
      どうかお楽しみにお待ちください。

      • そもそもマネーロンダリングというのは、

        ”規制薬物取引、盗品などの贓物(ぞうぶつ)取引、身代金、詐欺、違法賭博、脱税、粉飾決算、裏金、偽札などの犯罪行為によって得た現金(=汚い資金)から、出所を消し(=汚れを洗い流し)、正当な手段で得た資金と見せかける(=綺麗に見せかける)ことを比喩的に、資金を「洗浄」すると呼ぶ。 ”

        ですから、そもそもパチンコで得た景品はともかく、金品は「正当な手段で得た資金」ではありませんから三店方式で資金洗浄ができるというロジックは間違いであったと思います。
        また、銀行強盗が景品交換所で、番号を控えられた札を使用したところで、それは別に他の職種の店で使用したのとなんの変わりもありません。
        顧客の身元を確認して紙幣を受け取る職種の方が、金融機関など少数派でしょう。
        それに、三店方式は警察の「お墨付き」の業種ですから、もしそんな事件があったら、諸手を挙げて捜査協力しますね。景品交換所への強盗事件は多発していますが、ふつうに捜査しています。
        例えば賭場が襲われたら、ヤクザが警察に被害届を出すなんてあり得ないでしょうw

        • >銀行強盗が景品交換所で、番号を控えられた札を使用したところ

          書いた後に間違いに気がつきましたが、紙幣を使用するのはパチンコ屋でしたね。
          ただパチンコ屋のホールには確実に監視カメラが存在するので、これも非現実的な理由です。

        • >そもそもマネーロンダリングというのは、
          >”規制薬物取引、盗品などの贓物(ぞうぶつ)取引、身代金、詐欺、違法賭博、脱税、粉飾決算、裏金、偽札などの犯罪行為によって得た現金(=汚い資金)から、出所を消し(=汚れを洗い流し)、正当な手段で得た資金と見せかける(=綺麗に見せかける)ことを比喩的に、資金を「洗浄」すると呼ぶ。 ”

          ???
          意味が分からん
          パチンコ業界で撃たずに換金ってのがマネロンの基本なんだがね
          AMLとかパチンコマネロンとかでググってみたら?

        • ブログ主さん、返信しづらいよ!改善して〜!

          >AML担当者
          >パチンコ業界で撃たずに換金ってのがマネロンの基本なんだがね

          え?そんなことして怪しまれない?りょうちゃんさんが書いてるが監視カメラあるわけじゃん?

        • >パチンコ業界で撃たずに換金ってのがマネロンの基本なんだがね
          >AMLとかパチンコマネロンとかでググってみたら?

          おっしゃるとおり、ググってみましたが、5ちゃんねるのまとめサイトとかヤフー質問箱とかろくでもないしかヒットしませんw
          でも引用されているスレでも

          「そもそもパチンコ換金が非合法なんだから洗浄になっていないでしょ」

          とふつうの知能があったら当然の指摘があったのですが。

          http://suzusoku.blog.jp/archives/11070886.html
          >81: 膝靭帯固め(庭)@\(^o^)/ [US] 2016/12/27(火) 12:28:19.64 ID:szHiPXob0
          >>>1
          >それ資金洗浄出来て無いじゃ…

          マネロンに使われるとすればパチンコを含めたカジノが合法化されてからでしょう。

  • 長くなってきたので、一回まとめてみましょう。まず本文中の

    >極端な話、銀行強盗などを行い、盗んだ紙幣を後日、パチンコ店に持ち込み、パチンコ玉と交換し、それをそのままカウンターに持ち込んで「特殊景品」と交換し、それを換金所に持ち込めば、「きれいな紙幣」(?)を入手することができます。
    >要するに、原始的な資金洗浄ですね。
    >今の時代にこんなことができてしまうこと自体、大きな問題ですが、「三店方式」とは、究極的にはパチンコ店を通じて資金を洗浄することができてしまうという仕組みのことです。
    >私が犯罪者なら、犯罪資金の隠蔽をするなら、まっさきにパチンコ屋を使うと思います。

    これに対して「謎」さんが、煽りを含んだ文体は気になるものの、

    >それをポチポチ玉貸し押して払い出してたらホルコンでエラー出るんだよ

    おそらくパチンコ業界に対して悪印象を持っている方とお見受けしますが、それなりに業界の実態を理解していると思われ。

    「現金を玉にして、打たずに持ち出せば、出玉管理しているホールコンピューターが異常を検出する。そんなシステムでマネロンができるほどの換金は非現実的である」

    という主張なのでしょう。合理的な指摘だと思います。

    もう一つ、私が気にしたのは、現在の三店方式による換金は、警察権力がバックにいるため、厳密には違法なものがあたかも合法の様にまかり通ってはいるものの、やっぱり違法なものであるのは間違いが無いところなのです。
    ですから、「違法に入手したお金を合法的なお金に換える」という資金洗浄の本質にはまったく合わない話だということ。
    また、具体例に挙げた銀行強盗の例は、厳密に言えば資金洗浄とは関係のない話です。
    番号の控えられた紙幣を手配されていない紙幣に換えるという意味(概念的には資金洗浄ではないですね)では、別段、パチンコ屋でなくても顧客の身元をしっかり確認しない業態であれば、同じ事です。
    かえってパチンコ屋なんてイカサマ対策にガチガチにセキュリティを固めている上、バックが警察なので事件性があれば、警察に進んで協力するでしょう。
    頭のいい犯罪者はそんなのは絶対に使いません。

    「AML担当者」さんはハンドルからアンチマネーロンダリングの専門家という意味なのでしょうか?
    以上の理由で、パチンコでマネロンというのは、非現実的だと思うのですが、それでも現場では問題化しているのでしょうか。ググってもわからなかったので具体的に御教示願いたいのですが。