「日本国民はバカじゃない」。そのこと、自信を持ってお示しする根拠ができました。
目次
中間期末
早いもので、今日で9月もお終いです。今年も残すところあと3ヵ月となりました。
3月末決算の企業にお勤めの方からすれば、今日は中間決算期末です(ただし、土曜日に当たるため、金融機関などの場合は昨日が中間期末でした)。ということは、1年の折り返し点でもあります。
加齢のせいか、年々、時が経過するのが早くなっているような気がしますが、現在の私にとっては、娘が少しずつ、しかし着実に成長しつつあることが、無上の喜びです。
昨日の続き:前原さん、正気ですか!?
「政策はこれから」という、信じられない倒錯ぶり
さて、当ウェブサイトのポリシーとして、同じ話題については、できるだけ2日連続して掲載しないようにしています。しかし、本日に関しては昨日に続いて、やっぱり選挙の話題を取り上げたいと思います。
昨日私は当ウェブサイトで、前原誠司・民進党代表が実質的な解党を決断したとする話題を紹介しましたが、その際、「前原氏は小池百合子氏との間で、合流について何も合意していないのではないか?」と申し上げました。
実際には、全くその通りだったようです。
小池氏「全員受け入れの考えない」 前原氏と調整確認(2017/9/29 9:06付 日本経済新聞電子版より)
日本経済新聞電子版によれば、29日午前に会談した小池氏と前原氏は、「次期衆院選での政権交代をめざし連携する方針」を確認するとともに、「政策や候補者の調整を急ぐこと」で一致したのだそうです。
ということは、肝心の政策については、これから調整をするということであり、全く呆れ果てて物も言えません。
現代の日本は「政党政治」が基本にあります。そして、衆議院議員総選挙には、議員個人を選ぶ選挙であるという側面だけでなく、国民が「政党」を選ぶ、という側面があるのです。
そして、政党が国民から政権与党として選ばれるための「最大の要素」とは、政策にほかなりません。
国民の関心が高い事項といえば、最近だと憲法改正や北朝鮮情勢、さらには景気対策・消費税などです。
憲法1つとってみても、小池氏は現在のところ、「憲法改正」を公約に掲げるようですが、民進党には「何が何でも護憲」という勢力が多数、在籍しています。憲法という重要な問題を巡り、小池氏と考え方が異なる議員は、いったいどうなるのでしょうか?まさか、「希望の党」から公認をもらうために、「護憲派」が「思想転向」でもするというのでしょうか?
もちろん、現在の与党である自民党内にも、さまざまな思想を持つ政治家が所属しており、中には限りなく護憲派に近い主張をする政治家もいます。ただ、自民党の場合は「党として」の大綱を設けており、憲法についての統一的な考え方を持たない民進党とは、そもそも立ち位置が大きく異なります。
いずれにせよ、「いっしょにやりましょう」、「だけども政策はこれから擦り合わせましょう」、だと有権者をバカにし過ぎています。
前原氏「もう身内」小池氏「全員受け入れる気はない」
こうした中、さらに呆れ果てるやり取りがあります。
希望、維新と連携調整 小池氏が大阪知事と(2017/9/29 13:32付 日本経済新聞電子版より)
前原氏は小池氏との会談後に、記者団に対して「お互いに身内となった」と発言したそうですが、先ほども指摘したとおり、小池氏は記者団に「全員受け入れる気はない」と述べるなど、両者のすれ違いが目立つ格好です。
前原氏がここまで調整能力のない人物だとは、正直、私も想定外でした。
今月初頭の民進党代表選で、中国人の謝蓮舫(しゃ・れんほう)こと村田蓮舫(むらた・れんほう)氏が退任したことを、私は歓迎しました。というのも、このまま「謝蓮舫体制」が続けば、民進党は沈む船からネズミが逃げ出すかのごとく自壊してしまうので、そうならないように「ゴキブリの巣」は「ゴキブリの巣」らしく、しばらく存続すべきだと考えていたからです(これについては、民進党代表選の直後に上梓した『ゴキブリの巣はすぐ壊滅しては困る』あたりもご参照ください)。
しかし、謝蓮舫ショックが大きすぎたのでしょうか、それとも前原氏が無能すぎたのでしょうか、民進党という泥船の崩壊は予想よりも早かったらしく、前原氏の力量では、党の崩壊を食い止めることができなかったのかもしれません。
私は前原氏について、「実務家としての能力は、少なくとも謝蓮舫氏よりはマシだ」と思っていたのですが、実際にはそうではなかったようです。しかも、肝心な小池氏との調整もなしに、民進党の全候補者を「希望の党」に合流させるという一方的な表明…。
これに加えて、昨日、埼玉県民様から頂いたコメントによれば、「リベラル派」については「排除する」と言い切ったのだそうです。
「リベラル派は排除する」 希望・小池百合子代表が明言(2017.9.29 15:24付 産経ニュースより)
とはいえ、民進党に所属するような議員さんは、「筋金入りの反日主義者」である辻元清美氏など、一部の勢力を除けば、「リベラル派は排除する」といわれれば、即日、「保守派」に転向するような人たちですから、それほど影響はないのかもしれませんが…。
いずれにせよ、これから総選挙の公示日(10月10日)までの期間で、小池百合子氏が誰を公認し、誰を切り捨てるのかが気になるところです。あるいは、昨日も申しあげたとおり、小池百合子氏が都知事職を投げ出して、唐突に衆院選に出馬を決断するかもしれません。
(ちなみに小池さん、あなたが私の在住する新宿区を含む東京1区から出馬するつもりなら、私は公選法に反しない限りで、あらんかぎりの力を使い、あなたの当選を全力で阻止したいと思います。)
「大義」がないのはむしろ野党
こうした中、私が昨日、目にした記事の中で、最も秀逸だと感じたのが、東京新聞・中日新聞論説主幹の長谷川幸洋氏が執筆した、次の考察です。
「希望の党」の中身がカラッポすぎて、笑いが止まらない(2017/09/29付 現代ビジネスより)
私は東京新聞のことは大嫌いですが、長谷川幸洋氏のことは、信頼し、尊敬できるジャーナリストだと考えています。その長谷川氏が、私が言いたかった内容を、簡潔にして明瞭な言葉で綴っているのが、リンク先の記事です。
この中で特に秀逸なくだりは、昨日、私自身が自己コメントの中でも引用したとおり、
「国民が実際に投票する前に、民進党は国民の声におののいて、解党せざるを得なくなった。自分たちの主張がいかに国民の支持を得ていないか、自ら認めた格好だ。主権者たる国民が政治を動かしたのである。これこそ「解散の大義」を如実に証明している。」
という部分です。
言い換えれば、「大義」がないのはむしろ野党の方だった、というわけですね。
また、長谷川氏は希望の党の綱領については中身がスカスカだと酷評。これについては
「まるで高校生でも書けそうな、中身のないスカスカの文章である」
と容赦なく切り捨てていますが、この下りについてだけ、同意できません。というのも、最近の若者は、中高年よりもよっぽど勉強していて、知識もあるからです。
長谷川さん、高校生に謝って下さい(笑)
YouTubeにこそ「希望」を見た
苦笑するしかない、このクソ動画
その長谷川氏の記事で紹介されていた動画が、こちらです。
小池百合子氏がヒールの足音を響かせながら、逆光の光に向かって歩いていく動画で、1分4秒のあたりで
「さらば、しがらみ政治」
というメッセージが表示され、一般人が何人か映ったあとで、最後に
「希望の党」
という文字が浮かび上がる、という代物です。
正直、長谷川氏が「思わず笑っちゃいました」とおっしゃる気持ちがよくわかります。私だって、この動画を見て、思わず苦笑したからです。もし、実際にそれを追体験してみたいという物好きな方がいらっしゃれば、どうぞリンク先の動画をクリックしてください(ただし「時間を無駄にした!」という苦情は受け付けません)。
ところが、実は皮肉なことに、ここには「真の希望」があります。
それは、この動画の再生回数と評価です。
まず、再生回数については、昨日夕方5時時点で30,464回に過ぎませんでした。ということは、少なくとも有権者の圧倒的多数がこの動画を見ている訳ではなさそうだ、ということがわかります。
次に、評価については、「良い」が206件に対し、「悪い」が717件で、低評価が圧倒しています。
私はここに、日本国民の見識を見る思いがします。
この動画を見た圧倒的多数(7割超)の人々がまともな判断を下した、ということではないかと思います。
面白いコメントの数々!
ちなみに昨日夕方5時時点におけるコメントは121件あります。
このうち2件は新宿会計士によるものですが、残り119件から「返信」を除く88件について調べたところ
- 小池氏に好意的なコメント…12件(13.6%)
- 小池氏に否定的なコメント…62件(70.5%)
- 適否が判断できないコメント…14件(15.9%)
となっており、全体のざっと7割が小池新党に対して否定的なものです。
このうち小池氏に好意的なコメントは、大部分が
「小池さんがんばれ!」
というシンプルなワンライン・メッセージであり、もしかして「工作員かな?」と思ってしまいますが、それ以外のコメントは辛辣です。たとえば:
「当選した都議に緘口令敷くとか、前代未聞なんですけど、希望の党の国会議員にも緘口令敷くんですか? ナメ過ぎですよね。民主主義を。」
※都民ファーストの会で当選した議員らに緘口令を敷いたことを意味しているのでしょうか?
「政権を取っても「誰が総理になるかわからない」政党に、政治をまかせるわけにいきません」
小池さんご自身が出馬するのかどうかわかりませんものね…(笑)
「合流する民進党議員は全員、組合組織や会社団体、宗教団体の支援や援助を受けているしがらみ議員ばかりじゃねえか。」
「しがらみからの脱却」そのものが態度でウソだとわかる、というものですね。説得力があります。
「豊洲問題ごちゃごちゃにしてまともに解決も出来て無いのに、何も無かった事にしてる。目立ちたがりで、問題解決能力が無いこの人がトップになったらまた何かを破壊して、解決しないで混乱させるでしょう。この人に踊らされないように気を付けないといけませんね。」
やはりどれだけマス「ゴミ」が隠しても、一般人からはそう見えますよねぇ…(笑)
「一応このおばちゃんって政治信念としては「保守」を謳ってるわけだよね?/幾ら打倒安倍政権を掲げたとしてもリベラルの民進党と組むって矛盾してない?」
いちおう「リベラルを排除する」と明言していますが、それだって怪しいものですからね。
「まず党の名前に「希望」って…w/嘘はいかんよ、嘘は。/「絶望」とか「欲望」とかの方が正しいよ。」
この手のコメント、よく見掛けます。私には「欲望の党」が一番実態を表しているようにも思えますが…。
「都民は国政に出られることを支持されているのでしょうか?/まだ問題は山積みのはずです/オリンピックを控えた今、なぜ?国政に手を出したのか」
といった具合です。
マスゴミが隠しても情報は広まるよ!
いかがでしょうか?私の目にはいずれのコメントも正論ばかりであり、こうしたYouTubeに掲載された希望の党の動画に対する一般国民の反応を見て、私は「とりあえずは」ホッとしました。
日本国民もまだまだ捨てたもんじゃない、ということですね。
もちろん、YouTubeを見ないでテレビばかり見ている人たちも多く、実際にことし7月2日の都議選でも多くの都民が騙されて都民Fに投票したのですから、まだまだ油断はできませんが…。
それよりも、私の予想では、新聞・テレビを中心とするマス・メディアは、「反安倍」のあまり、これから選挙の投票日に掛けて、小池氏を全力で擁護しようとするのではないかと見ています。しかし、上でも見たYouTubeのコメントから見る限りは、小池氏が「東京大改革」を掲げて東京都知事に当選してからの1年あまり、何ら具体的な成果を上げていないだけでなく、東京都政を停滞させまくっていること、これまでの言動に様々な矛盾が生じていることなどを、実によく見ています。
マス・メディアは気付いていないのかもしれませんが、マス・メディアがいくら取り繕ったところで、小池百合子氏のこれまでの言動については、有権者は意外としっかりと見ているものです。
昨日も『小選挙区制度の欠陥:「最悪のシナリオ」も夢物語ではない』の節で触れましたが、民進党の「基礎票」(小選挙区で民進党の候補者に投票するとコミットしている人数)は、およそ1200~1400万人です。これらの方々は、あれだけ酷い民主党政権にも懲りることなく、ある意味で「確信犯的に」民主党・民進党に投票して来た人たちです。しかし、2012年以降剥落した1000~1300万票は、私の希望的観測によれば、「その後選挙に行かなくなった人たち」や、維新などの第三勢力に投票した人たちです。
つまり、いくらマス「ゴミ」が民進党やその後継政党である「小池ファースト党」を持ち上げたとしても、有権者はそれに騙されなくなっているのです。
民進党支持者集団は帰ってこない!
小池ファースト党が狙っているのは、間違いなく、2009年8月の再来(つまり3300~3400万票程度)でしょう。
まず、過去の客観的データから導き出される前提として知っておかねばらない点が2つあります。
1つ目は、日本の衆議院議員選挙は小選挙区・比例代表並立制であり、このうち、小選挙区では当選者が1名であるため、第1党と第2党の得票差が僅差であっても、議席数に大きな差が生じること。
2つ目は、少なくとも過去6回の総選挙で、自民党は小選挙区において2500万票以上の票を安定して獲得していること。
この2つの事実に加え、自民党が圧勝した2005年においても、民主党は2500万票を獲得していたという事実に着目するならば、私の仮説としては、2005年の時点ですでに、民主党は自民党と並ぶ大政党に成長していたのです。
2005年は「たまたま」小泉郵政解散という「テレビ受けするネタ」があったので、自民党に浮動票が600~700万票程度流れ込み、自民党が圧勝したのですが、仮に「テレビ受けするネタ」がないときに解散総選挙が行われていれば、自民、民主の議席数が均衡していた可能性はあります。
同様に、2009年はマス「ゴミ」が勝手に「政権交代」というキーワードをでっち上げ、バカな浮動票(恐らくは小泉郵政解散で自民党に投票した600~700万人)が民主党に流れたことが、2009年8月に民主党が圧勝した原因です。
ただ、民主党政権があまりに酷かったためでしょうか、2500万人の「固定票」のうち、半数近い1000~1300万人程度は、民主党に「幻滅し」、「大阪維新の会」などの第三勢力に投票したのではないかと見ています。
つまり、内訳を整理すると、
- 民進党のコアな支持者…1200~1400万人(2012年、2014年の総選挙の際も民進党に投票した人たち)
- 第三勢力に流れた支持者…1000~1300万人(2012年、2014年の総選挙では維新などの勢力に投票した人たち)
- マス「ゴミ」に騙される「バカ」…600~700万人(2012年、2014年の総選挙では棄権した人たち)
です。この3つの最大値を単純に合算すれば、最大で3400万人になります。仮に自民党の獲得票数が2012年、2014年なみの2500万票少々であれば、「小池ファースト党」こと「希望の党」は、衆議院の小選挙区で自民党の4倍もの議席を獲得して圧勝することになります(ただし比例区もあるため、小選挙区と比例区を合算した実際の議席数は4倍にはなりません)。
しかし、私の見立てでは、希望の党の小選挙区における獲得票数は、1400万票から、多くてもせいぜい1700万票が良いところだと考えています。
そのざっくりとした論拠は、次の通りです。
- 民進党のコアな支持者(1200~1400万人)のうち、半数(600~700万人)は「しかたなしに」小池ファースト党に投票するものの、もう半数は、彼らからは「極右」(?)に見える小池ファースト党には投票せず、他政党(共産党なや社民党?)に流れる
- 2012年、2014年の2つの選挙で第三勢力に流れた支持者(1000~1300万人)は、半数(500~700万人)が小池ファースト党に投票するが、のこり半分は引続き、日本維新の会などに投票する
- テレビに騙されて素直に「小池ファースト」に投票するような「バカ」な浮動票(600~700万人)は、2009年当時と比べて半減している(つまり300万人程度)
以上の積上げから、最小値としては1400万人、最大値としては1700万人であり、結論的には、現在の民進党の議席数にプラスアルファが狙える程度の議席に留まると考えています。
マスゴミへ:国民を舐めるなよ!
最後に、「マスゴミ」産業の諸君が当ウェブサイトを読んでいらっしゃるかどうかは分かりませんが、謹んでヒトコト申し上げたいと思います。
「これ以上国民を舐めるなよ」、と。
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yahooで意識調査が行われています。
https://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/30923/result
この結果からも皆さん学習されていると思います。有権者はきっと賢い選択をすると確信します。
中国では、今回の解散総選挙が安倍政権の命運にどう影響を及ぼすのかが最大の関心事だ。
国営中国中央テレビは、特派員が東京から報告。安倍晋三首相の狙いについて「北朝鮮情勢の緊迫で回復した支持率と野党の準備不足を利用して、自らの政権基盤を固め直して憲法改正の主導権を回復すると同時に、森友学園と加計学園のスキャンダルの追及から逃れようとした」と紹介した。
だが小池百合子東京都知事が率いる「希望の党」の登場で状況が一変したと指摘。「安倍政権に不満を持ちながら、力のある野党がないと考えていた中間層に新たな選択肢を与えた」と述べ、安倍首相の狙い通りにはいかない可能性が高いと分析している。
また「世論調査で安倍首相への… 残り:190文字/全文:483文字
配信2017年9月28日23時37分
朝日新聞デジタル 全文は会員登録をしてお読みいただけます
http://www.asahi.com/articles/ASK9X5TCWK9XUHBI02G.html
ちゅ、中国から歓迎されてやがる...
希望オワタwww
youtubeはそれでもテレビばっか見てる人達はコロッと騙されるんだから
更新お疲れ様です。
百も承知の事とは思いますが、甘くみてはいけないと思います。
ネット内で自民党、というより安部総理の人気は高く、磐石に見えますが、依然としてテレビや新聞の影響力は侮れません。先日もNHKのニュースウォッチ9が〆の言葉にお定まりの「大義なき解散」を口にして印象操作を図っていました。
韓国の反日カルトも、北朝鮮の邪悪さも、中国の陰謀家体質も、我々には自明の理ですが、普通の人にとってはそうではありません。
テレビで総理を叩けば、深く考える事なく一緒に総理を叩き、暫くすれば忘れ。小池都知事を持ち上げれば一緒に持ち上げて、暫くすれば忘れる。
普通の人は、そんなものです。そんな人のためにも民主主義はあります。政治に興味を持たない権利を彼らは行使しているに過ぎません。
政治意識を高めるのは大事ですが、それでは限界があると思います。世の中の殆どの人は誰が何を言おうと絶対に政治に興味を持ちません。
そういう層へのアピール力では、インターネットは劣ります。何せつけてれば勝手に流れるテレビと違って自分の好む情報に主体的にアクセスする必要がありますから。
無党派層の浮動票。政治に興味を持たない権利を行使する普通の人達にアピールする能力では、依然として保守はサヨクに劣っていると言わざるを得ないでしょう。産経新聞は他の新聞と比べるとローカルですし、主要放送局で保守寄りなところはありませんから。
ネットを気にしなければ足下をすくわれますが、ネットだけを見ていても足下をすくわれそうです。残念ながら私には無党派層へのアピールの方法がわかりませんが……
もう一点。
会計士様のように政治意識が高い方からすれば、どう見ても怪しい小池新党に票を入れる人は「バカ」に見えるでしょうし、過去に民主失政を経験してなおわからないのか!と怒る気持ちもわかります。
ですが、彼らを批判しないで頂きたいのです。論争すれば勝てるでしょう。しかし論破の末に和解はないのです。論破された側は感情の面で二度と保守の味方につかないかもしれません。
自分なりの信念を持ってこれまで民進党に投票した人もいますし、なんとなく投票しただけの人もいます。そう言った方々に、ちゃんと考えれば我々と同じ考えになるはずだ、と言えば逆効果です。批判され人格まで否定されたと感じた人達は最も強固な敵になるでしょう。
保守は保守で戦闘的になるべきではなく、ただ事実を、聞きたい人にだけ、淡々と説明し。喧嘩を売られたなら相応の値段で買い、反論する。
無党派層や、信念を持つ左翼にまでこちらから攻撃を仕掛けるべきではないと思います。
私は前原さんは正気だと思いますし、全面的に支持します。半分嫌みですが。
前原さんは自分のやりたいことを「自称リベラル」の人たちに阻害されてきましたから、「自称リベラル」を潰すいいチャンスと判断したのでは?希望の党とも当然自称リベラルを外す密約があったと思いますよ。
なぜなら、前原さん自身は無所属で出馬。そうなんですよ、憲法改正を認めない、安保認めないなら無所属で出れば良いのです。結局は組織に頼ることしかしない、つまらない自称リベラルへの当てこすり、と見るのは行き過ぎかな。
日本に必要なのは、妥協できる、現実感覚を持った、そして個々の違いを大切にするまっとうなリベラルです。今回の前原さんの決断は、旧社会党の流れを汲む、名ばかりの、自分たちの意見に従わない人たちを非難するばかり、妥協して落とし所を探ることのできない、名ばかりで役立たずの「自称リベラル」を潰す、本当にすばらしいチャンスです。
私は小池さんは出馬しないと思っています。この混乱する民進党からの離脱者を受け入れていけば、さすがに思ったほど支持が伸びないでしょうし、流れを感じるのには敏感な人ですから、まだタイミングではない、という判断が働くと思います。そして、1年後くらいには投げ出しておしまい。
都知事になって1年、結局改革らしい改革はできず、政治家としての能力は如何なものかと思いますし、リーダーシップもとてもあるとは思えません。都知事選は単に自民都連の裏のドンの問題が出て自民が自滅しただけでは? 国政で、特に地方で勝てるとは思えないし、都市部でもリベラル票がない民進党はあまり集票力ないと思うのですが。
まあ、選挙が楽しみです。
いつも楽しみに拝読しております。
会計士様のツイートにて長谷川幸洋氏の記事を知りました。ツイッターでの情報発信、ありがとうございます。同氏の論調は軽快で核心を突く興味深い内容でした。あらためて「希望の党に政権を担う能力は皆無である」と実感しました。
国防・改憲が急務の中、嫌なニュースが目立ちがちですが、会計士様の「国民まだまだ捨てたものじゃない」とのメッセージを目にすると大変心強く感じますし、私の考え方の軌道にいつもアプローチを与えて下さっています。
私自身、自宅は都内ですが長期出張で愛媛との二重生活です。現在は愛媛に滞在する時間の方が圧倒的に長くなっていますが、衆院選はしっかり期日前投票へ参ります。
余談ですが本日は愛媛国体の開会式です。社屋前を天皇皇后両陛下が通過されるとの事で、仕事を放り出し、沿道からご拝謁に参りました。感無量です。
お嬢様の健やかな成長をお祈り申し上げます。
今回の選挙ではどちらが勝とうが改憲勢力の台頭言う前代未聞の選挙なので個人的には面白いことになってきたと思います。改憲と言う意見に対して大多数の国民が頭から否定しているわけでもないですので改憲勢力がようやく市民権を得たと言う感じでしょうか?
それだけ北朝鮮情勢が怪しく国民が危機感を身近な物として認識してくれた証拠ではあるのでしょうがどこの党を選ぶかによって匿名さんのご指摘の通り周辺国に与える影響は増減するので考え所です。
安全保障は既に成果を出している自民党がリードしているので野党は財政・経済政策で違いを出す以外に方法がないので希望の党(ゴキブリホイホイ)が成功するかはともかく減税を主張するのは必然でしょう。
新宿会計士様
私はもう年をとりすぎたせいか、貴殿が仰るような極(ごく)真っ当な正論が素直に受け取れなく
なっております。己の政治理念を翳して議論を戦わす政党政治など、どこにもありません。
中山恭子議員が小池氏のグループに合流したとのニュースで日本の政治の限界を知らされました。
小池氏にても前原氏にしても政治家ではありません。政治屋です。貴殿の引用された長谷川氏の評論が
今回のどたばた劇を喝破しており間然するところがありません。小池氏はもう知事の仕事に
行きづまっています。これ以上続ければ更にメッキが剥がれるだけです。
然し、ここに国政に乗り換える千載一遇のチャンスが到来したのです。
政治理念などはかけらもありませんが、功名心と政治屋の本能は抜群、と言うかそれしかありません。
民進党の政党助成金と国政のトップを狙って必死に策を練っていると思います。
民進党の助成金が手に入るなら、もはや中山氏との共闘すら足枷くらいにしか思ってないでしょう。
前原氏など子ども扱いです。(評論家の佐藤優氏が影で操っているのは前原氏などといってましたが、
情けないほどの皮相的な見方だと思います。民主党時代のメール事件でも分かるように政治戦略が全く
稚拙です) 彼女は自分が出れば勝てると思っているし、公示直前まで手を替え品を替えて己の登場を
欲する空気を醸成するし屹度出てくると思います。
小沢氏の弟子が彼と同じ運命を辿るのか、はたまたトップ(日本にとっては悪夢ですが)になれるのか
ブログ主さんから怒られそうですが、私のようなジジイはただ見ているだけです。
いつも拝読させていただいています。
昔々新進党という政党があった頃、兵庫のとある区割りで小池氏のお手伝いをしていたことがあります。
当時はハキハキキビキビと仕事されていたし、地元の復興の為酒類の規制を緩和して地ビールがどこでも作れるようになりました。元地元民としては自民に行って防衛大臣になった時も喜んだものです。人事問題でクビになりしばらく腐っていたと聞いて、ブレーンがいないのかな?と思っていました。で、知事選を経て以前のように頑張れるかと思いきや、五輪、豊洲、そして希望と暴走してる姿は見ていて悲しくなります。
ここの方達は間違っても希望に入れたりはしないでしょうが、どうか引導を渡してあげてほしいと切に思います。
駄文失礼しました。
ここ1両日の政界の激変には目を白黒するばかりで耄碌頭にはついていくことが出来ません。
中山恭子、渡辺喜美、細野豪志が集まり、前原民進が解散して合流し、小沢一郎まで参加が見込まれる。辻本清美は参加希望もハードルが高く拒否されて、枝野は諦めて無所属宣言という。どこまで情報を信じてよいのか確信持てないが、大義を振りかざしながら変節をむき出しにする大根役者の猿芝居と見ればよいのでしょう。一方、マスコミは相変わらずの安倍批判を繰り返してますが、思わぬ選挙特需ににんまりだと言う。多くのマスコミが希望を持ち上げている中で、毎日は中身がないと珍しく希望を批判した記事を出した。改憲安保を口にされてはヨイショできないと考えてのことなのだろう。
この騒ぎにやり切れぬ思いでしたが、杉田水脈氏だけは希望からの誘いを振り切って、自民党からの立候補する。一服の清涼飲料水を得た気持ちです。